JP2001088629A - 自動車用電装部品、自動車用内装ユニット及びその組立方法 - Google Patents

自動車用電装部品、自動車用内装ユニット及びその組立方法

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JP2001088629A
JP2001088629A JP27041699A JP27041699A JP2001088629A JP 2001088629 A JP2001088629 A JP 2001088629A JP 27041699 A JP27041699 A JP 27041699A JP 27041699 A JP27041699 A JP 27041699A JP 2001088629 A JP2001088629 A JP 2001088629A
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Hiroyuki Hayashi
弘幸 林
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のモジュール化に適した自動車用内装
ユニットを提供する。 【解決手段】 内装部材120の非車室側(内側)か
ら、電装部品130を取り付ける開口121を跨ぐよう
に電線110を配設し、車室側(外側)から電装部品1
30を開口121に嵌装すると共に、電装部品130の
電線接続部134と電線110とを係合させ、蓋部13
4bを閉じることにより電線110を接点部材に圧入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の内装部材
等に設けられる電装部品の取付構造及び電装部品にワイ
ヤーハーネスを接続する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車の車室天井部には
ルームランプやマップランプなどの電装部品が取り付け
られている。また、ドアトリムにはパワーウインドーの
スイッチやフットランプなどの電装部品が取り付けられ
ている。
【0003】従来の内装部材や電装部品の組み付け構造
の一例について説明する。図5に示すように、溶接によ
り組み立てられ塗装された車体(図示せず)の内側にあ
らかじめワイヤーハーネス10を配設しておき、内装部
材(ライニング)20に設けられた電装部品を取り付け
るための開口21を貫通するように、ワイヤーハーネス
10の先端部11及びコネクタ12を内装部材のボディ
側(非車室側:内側)から車室側(外側)に貫通させ、
その状態で内装部材を車体のフレームに固定する。さら
に、コネクタ11を電装部品30に接続した後、ワイヤ
ーハーネス10の内装部材の表側にはみ出ている部分1
1を内装部材20と車体の間に押し込み、電装部品30
を内装部材20の開口21に嵌合させ、最後にねじ22
などで電装部品を車体のフレームに固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内装部材2
0や電装部品30の組み付け構造は、自動車メーカーに
おける自動車組立のメインラインにおいて作業を行うこ
とを前提としており、作業者が狭い車室内に入って作業
を行うため、非常に作業性が悪いという問題を有してい
た。
【0005】近年、自動車開発に要する期間短縮やコス
トの低減、自動車用部品のコスト低減や組み立て工程の
簡略化などを目的として、自動車のモジュール化が進め
られている。自動車のモジュール化とは、従来単一の部
品ごとに開発、生産、検査、納入を行ってきたものを、
関連する複数の部品単位(モジュール)で行うと共に、
それらの工程を部品メーカーにアウトソーシングするこ
とを意味する。
【0006】モジュール化された自動車の組立工程で
は、モジュールの組立作業とモジュールの車体への組み
付け作業とが、それぞれ別のラインで行われるため、従
来の内装部材や電装部品の組み付け構造をそのまま踏襲
することはできず、新たな構造が必要である。
【0007】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、自動車のモジュール化に適
した自動車用電装部品、自動車用内装ユニット及びその
組立方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動車用電装部品は、自動車用内装部材に
設けられた開口に車室側から取り付けられる基体部と、
前記基体部が前記開口に嵌装された状態で前記開口から
前記内装部材の非車室側に突出するように前記基体部に
設けられ、前記内装部材の非車室側に配設される電線と
接続可能な電線接続部と、前記基体部に設けられ、前記
電線接続部に導体を介して接続され、所定の機能を行う
機能部とを具備する。
【0009】上記構成において、前記電線接続部は前記
電線の途中部分に接続されることが好ましい。
【0010】また、前記内装部材の非車室側に配設され
る電線は絶縁被覆電線であり、前記電線接続部は、前記
電線の配列方向に略直交するように設けられ、前記電線
の絶縁被覆を破断すると共に前記電線の導体部分と接触
する接点部材を具備することが好ましい。
【0011】さらに、前記電線接続部は、前記電線を前
記接点部材側に押しつけると共に前記接点部材と前記導
体との接触状態を保持するためのロック機構を有するこ
とが好ましい。
【0012】または、前記内装部材の非車室側に配設さ
れる電線には第1接点部材が取り付けられており、前記
電線接続部に前記第1接点部材と接続される第2接点部
材を設けたことが好ましい。
【0013】さらに、前記電線接続部は、前記第1接点
部材を前記第2接点部材側に押しつけると共に、前記第
1接点部材と前記第2接点部材との接触状態を保持する
ためのロック機構を有することが好ましい。
【0014】さらに、上記各構成において、前記基体部
に前記内装部材と係合する係合部を設けたことが好まし
い。
【0015】また、本発明の自動車用内装ユニットは、
電装部品を嵌装するための開口を有し自動車のフレーム
に固定される内装部材と、少なくとも一部分が車室側か
ら前記開口に嵌装され、前記開口を跨ぐように前記内装
部材の非車室側に配設される電線と電気的に接続可能な
電線接続部を有する電装部品とを具備する。
【0016】上記構成において、前記内装部材の非車室
側に配設される電線は絶縁被覆電線であり、前記電線接
続部は、前記電線の配列方向に略直交するように設けら
れ、前記電線の絶縁被覆を破断すると共に前記電線の導
体部分と接触する接点部材を具備することが好ましい。
【0017】また、前記電線接続部は、前記電線を前記
接点部材側に押しつけると共に、前記接点部材と前記導
体との接触状態を保持するためのロック機構を有するこ
とが好ましい。
【0018】または、前記内装部材の非車室側に配設さ
れる電線に第1接点部材を取り付け、前記電線接続部に
前記第1接点部材と接続された第2接点部材を設けるこ
とが好ましい。
【0019】さらに、前記電線接続部は、前記第1接点
部材を前記第2接点部材側に押しつけると共に、前記第
1接点部材と前記第2接点部材との接触状態を保持する
ためのロック機構を有することが好ましい。
【0020】一方、本発明の自動車用内装ユニットの組
立方法によれば、電装部品を嵌装するための開口を有し
自動車のフレームに固定される内装部材に対して、前記
内装部材の非車室側でかつ前記開口を跨ぐように電線を
配設し、車室側から前記電装部品の少なくとも電線接続
部を含む部分を前記開口に嵌装し、前記電線接続部と前
記電線の前記開口を跨ぐ部分とを電気的に接続すること
を特徴とする。
【0021】また、本発明の別の自動車用内装ユニット
の組立方法によれば、電装部品を嵌装するための開口を
有し自動車のフレームに固定される内装部材に対して、
前記内装部材の車室側から前記電装部品の少なくとも電
線接続部を含む部分を前記開口に嵌装し、非車室側から
電線を前記電線接続部と電気的に接続されるように配設
することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の自動車用電装部品、自動
車用内装ユニット及びその組立方法の一実施形態につい
て説明する。本実施形態の自動車用電装部品及びそれを
用いた自動車用内装ユニットの構成を図1に示す。内装
ユニットの一例として、ルームランプやマップランプな
どの電装部品が取り付けられた自動車の車室天井部用内
装ユニットについて説明する。
【0023】内装部材120には、ルームランプやマッ
プランプなどの電装部品130の一部を嵌装するための
開口121と、電装部品130に設けられた爪131と
係合し電装部品130を仮止めするための係合穴122
とが設けられている。また、内装部材120の非車室側
(内側)120aには、あらかじめ電線110が開口1
21を跨ぐように配設されている。電線110として
は、電装部品130に対してのみ電力や所定の信号を伝
送する専用のものであってもよいし、複数の電装部品が
並列に接続されるバスラインであってもよい。後者の場
合、電装部品130は電線110の途中部分に接続され
る。
【0024】電装部品130は、上記爪131と、内装
部材120に対して車室側120bから当接するフラン
ジ部(基体部)132と、電球やスイッチなどの機能部
133と、電線110と電気的に接続される電線接続部
134と、機能部133と電線接続部134を接続する
導体135等で構成されている。本実施形態の場合、機
能部133及び電線接続部134等が内装部材120の
開口121に嵌装され、内装部材120の非車室側に突
出する。
【0025】電線接続部134は、例えば図2に示すよ
うな形状の接点部材(圧接端子)136を収納保持する
ための接点収納部134aと、接点収納部134aと係
合することにより接点部材136と電線110との接触
状態を保持するためのロック機構として機能する蓋部1
34bと、蓋部134bに設けられ、蓋部134bを閉
じる際に電線110を接点部材136側に押しつけるた
めの突起134cと、接点収納部134aと蓋部134
bとを繋ぐ蝶番134d等で構成されている。
【0026】図2において、(a)は電線110を接点
部材136に圧入する前の状態を示し、(b)は圧入後
の状態を示す。図2に示すように、接点部材136は、
電線110の長手方向に対して略直交する方向におい
て、互いに対向するように突出した複数組(例えば2
組)の圧接刃136aを有している。また、電線110
は絶縁性樹脂などで被覆された絶縁被覆電線を用いてい
る。電線110を突起134cで圧入すると、圧接刃1
36aにより表面の絶縁被覆110bが破断され、同時
に心線(導体)110aが圧接刃136aで挟持され
る。これにより電線110と接点部材136とが電気的
に接続される。また、接点部材136は、導体135を
介して機能部133に接続されているので、機能部13
3が電線110と電気的に接続される。
【0027】次に、本実施形態における電線110と電
線接続部134との接続工程を図3に示す。なお、図3
中、内装部材120の図示を省略する。まず、(a)に
示すように、内装部材120の車室側(外側)から、電
装部品130の機能部133及び電線接続部134を開
口121に嵌装すると共に、爪131を係合穴122に
係合させる。(b)に示すように、電装部品130が内
装部材120に仮止めされるとほぼ同時に、内装部材1
20の非車室側(内側)に設けられた電線110が電線
接続部134の接点収納部134a上に位置決めされ
る。さらに、(c)に示すように、蝶番134dを逆方
向に曲げて接点収納部134aと蓋部134bとを係合
させると、(b)から(c)に移行する間に、図2に示
すように電線110の絶縁被覆110bが破断され、心
線110aが接点部材136と接触し、電気的に接続さ
れる。
【0028】すなわち、本実施形態によれば、電装部品
130を内装部材120に取り付け、電線接続部134
の蓋部134bを閉じるという簡単な動作で、内装ユニ
ットの組立及び電線110と電装部品130の電気的な
接続を行うことができる。また、電装部品130は内装
部材120の車室側(外側)から嵌装され、爪131と
係合穴122とが係合すると共に、内装部材120の非
車室側(内側)に設けられた電線110と電線接続部1
34とが強固に固着されているので、例えば完成した内
装ユニットを自動車の組立工場に搬送する場合であって
も、電装部品130が内装部材120から脱落する可能
性は非常に低くなる。その結果、電装部品130を内装
部材120に固定するためのねじや接着剤は不要とな
る。
【0029】なお、上記実施形態では、電線110とし
て絶縁被覆電線を用い、接点部材136に押しつける際
に絶縁被覆を破断するように構成したが、これに限定さ
れるものではない。例えば図4に示すように、電線11
0のうち、内装部材120の開口121を跨ぐ部分に接
点部材(第1接点部材)111を圧着や加締めにより取
り付けるように構成してもよい。この場合、電装部品1
30の電線接続部134に設ける接点部材(第2接点部
材)137としては、平板状のものや板ばね状のものを
用いる。
【0030】この変形例の構成によれば、あらかじめ電
線110に接点部材111を取り付けておく必要がある
ものの、電装部品130側の接点部材137の形状が簡
単になると共に、電線110を電線接続部134側に押
しつけるときに絶縁被覆を破断する必要がなく、小さな
押し圧力で電線110と電装部品130との接続が可能
となる。また、蓋部134bを接点収納部134aに係
合させることにより、電線110と電装部品130の電
気的な接続状態を安定した状態で保持することができ
る。
【0031】また、上記実施形態では、自動車用内装ユ
ニットとして車室天井部用内装ユニットについて説明し
たが、これに限定されるものではなく、パワーウインド
ウスイッチやフットランプなどの電装部品が取り付けら
れたドアトリム部、オーディオ装置やエアコンのスイッ
チなどの電装部品が取り付けられたインスツルメントパ
ネル部などであってもよい。さらに、電装部品130と
しては、ルームランプやマップランプなどの車室側から
操作されるものに限定されず、エアコンの温度センサな
どの搭乗者によって操作されないものであってもよい。
【0032】さらに、上記実施形態では、電線110を
あらかじめ内装部材120の非車室側(内側)に配設
し、その後車室側(外側)から電装部品130を開口1
21に嵌装するように説明したが、これに限定されるも
のではなく、先に電装部品130を開口121に嵌装し
ておき、後から電線110を配設してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
電装部材は、自動車用内装部材に設けられた開口に車室
側から取り付けられる基体部と、前記基体部が前記開口
に嵌装された状態で前記開口から前記内装部材の非車室
側に突出するように前記基体部に設けられ、前記内装部
材の非車室側に配設される電線と接続可能な電線接続部
と、前記基体部に設けられ、前記電線接続部に導体を介
して接続され、所定の機能を行う機能部とを具備するの
で、この電装部品を用いることにより、内装部材に電装
部品を取り付け、その配線処理を施した内装ユニットの
組み立てが容易になる。
【0034】また、前記電線接続部を前記電線の途中部
分に接続することにより、複数の電装部品を電源供給ラ
インに並列接続する場合の組立が容易になる。
【0035】さらに、前記内装部材の非車室側に配設さ
れる電線は絶縁被覆電線であり、前記電線接続部を、前
記電線の配列方向に略直交するように設けられ、前記電
線の絶縁被覆を破断すると共に前記電線の導体部分と接
触する接点部材を具備するように構成することにより、
電線の被覆を剥がすことなく、容易に電線と電装部品と
を接続することが可能となる。
【0036】さらに、前記電線接続部を、前記電線を前
記接点部材側に押しつけると共に前記接点部材と前記導
体との接触状態を保持するためのロック機構を有するよ
うに構成することにより、一旦電線と電装部品とを接続
すると、容易には接続が離れなくなり、接続不良の発生
の可能性を小さくすることが可能となる。
【0037】または、前記内装部材の非車室側に配設さ
れる電線には第1接点部材が取り付けられており、前記
電線接続部に前記第1接点部材と接続される第2接点部
材を設けることにより、比較的小さい力で電線と電装部
品とを接続することが可能となる。
【0038】また、前記電線接続部を、前記第1接点部
材を前記第2接点部材側に押しつけると共に、前記第1
接点部材と前記第2接点部材との接触状態を保持するた
めのロック機構を有するように構成することにより、一
旦電線と電装部品とを接続すると、容易には接続が離れ
なくなり、接続不良の発生の可能性を小さくすることが
可能となる。
【0039】さらに、前記基体部に前記内装部材と係合
する係合部を設けることにより、電線と電装部品とを接
続する際に、電装部品を内装部材に仮固定することがで
き、電線と電装部品との接続作業が容易になる。
【0040】また、本発明の自動車用内装ユニットは、
電装部品を嵌装するための開口を有し自動車のフレーム
に固定される内装部材と、少なくとも一部分が車室側か
ら前記開口に嵌装され、前記開口を跨ぐように配設され
る電線と電気的に接続可能な電線接続部を有する電装部
品とを具備するので、自動車組立のメインライン以外の
場所で内装ユニットの組立及び検査を行うことが可能と
なる。
【0041】また、電線があらかじめ電装部品を嵌装す
るための開口を跨ぐように設けられているので、電装部
品を開口に嵌装するとほぼ同時に電線が電装部品上の所
定の位置に位置決めされ、電線と電装部品との接続作業
が容易になる。
【0042】さらに、電装部品を内装部材の車室側から
引っ張っても、非車室側に設けられ開口を跨ぐ電線が抜
け止めとして機能し、電装部品は内装部材から脱落する
ことはない。そのため、電装部品が装着された内装ユニ
ットを単体の内装部材と同様に比較的ラフに取り扱うこ
とができる。
【0043】また、前記内装部材の非車室側に配設され
る電線は絶縁被覆電線であり、前記電線接続部を、前記
電線の配列方向に略直交するように設けられ、前記電線
の絶縁被覆を破断すると共に前記電線の導体部分と接触
する接点部材を具備するように構成することにより、電
線を電線接続部側に押しつけるだけで、電線の絶縁被覆
の破断と導体部分と接点部材との電気的な接続を同時に
行うことが可能となる。その結果、電線の絶縁被覆を剥
がす作業が不要となり、内装ユニットの組み立て工程の
簡略化及びコストダウンをはかることができる。
【0044】さらに、前記電線接続部を、前記電線を前
記接点部材側に押しつけると共に、前記接点部材と前記
導体との接触状態を保持するためのロック機構を有する
ように構成することにより、電装部品を内装部材に取り
付け、電線接続部の一部の部品を動作させる(例えば蓋
を閉じる)という簡単な動作で、内装ユニットの組立及
び電線と電装部品の電気的な接続を行うと共に、電線と
電装部品との電気的な接続の安定をはかることができ
る。
【0045】または、前記内装部材の非車室側に配設さ
れる電線に第1接点部材を取り付け、前記電線接続部に
前記第1接点部材と接続される第2接点部材を設けるこ
とにより、電線の絶縁被覆を剥がすことなく、比較的小
さい力で電線と電装部品とを電気的に接続することがで
きる。
【0046】さらに、前記電線接続部を、前記第1接点
部材を前記第2接点部材側に押しつけると共に、前記第
1接点部材と前記第2接点部材との接触状態を保持する
ためのロック機構を有するように構成することにより、
電線と電装部品との電気的な接続の安定をはかることが
できる。
【0047】一方、本発明の自動車用内装ユニットの組
立方法によれば、電装部品を嵌装するための開口を有し
自動車のフレームに固定される内装部材に対して、前記
内装部材の非車室側でかつ前記開口を跨ぐように電線を
配設し、車室側から前記電装部品の少なくとも電線接続
部を含む部分を前記開口に嵌装し、前記電線接続部と前
記電線の前記開口を跨ぐ部分とを電気的に接続するか、
あるいは、電装部品を嵌装するための開口を有し自動車
のフレームに固定される内装部材に対して、前記内装部
材の車室側から前記電装部品の少なくとも電線接続部を
含む部分を前記開口に嵌装し、非車室側から電線を前記
電線接続部と電気的に接続されるように配設するので、
きわめて容易に、かつねじや接着剤などを用いることな
く、内装ユニットを組み立てることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車用内装ユニットの一実施形態
の構成を示す図である。
【図2】 上記実施形態における接点部材の形状及び電
線を接点部材に圧入する工程を示す図である。
【図3】 上記実施形態における電線と電装部品の電線
接続部との接続工程を示す図である。
【図4】 上記実施形態の変形例の構成を示す図であ
る。
【図5】 従来の自動車の内装部材や電装部品の組み付
け構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
110 :電線 110a:心線(導体) 110b:絶縁被覆 111 :接点部材(第1接点部材) 120 :内装部材 121 :開口 122 :係合穴 130 :電装部品 131 :爪(係合部) 132 :フランジ部(基体部) 133 :機能部 134 :電線接続部 134a:接点収納部 134b:蓋部 134c:突起 134d:蝶番 135 :導体 136 :接点部材 137 :接点部材(第2接点部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 弘幸 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3K040 FB01 GC01 5E012 AA23 AA39 5G363 AA16 BA02 DC02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用内装部材に設けられた開口に車
    室側から取り付けられる基体部と、前記基体部が前記開
    口に嵌装された状態で前記開口から前記内装部材の非車
    室側に突出するように前記基体部に設けられ、前記内装
    部材の非車室側に配設される電線と接続可能な電線接続
    部と、前記基体部に設けられ、前記電線接続部に導体を
    介して接続され、所定の機能を行う機能部とを具備する
    自動車用電装部品。
  2. 【請求項2】 前記電線接続部は前記電線の途中部分に
    接続されることを特徴とする請求項1記載の自動車用電
    装部品。
  3. 【請求項3】 前記内装部材の非車室側に配設される電
    線は絶縁被覆電線であり、前記電線接続部は、前記電線
    の配列方向に略直交するように設けられ、前記電線の絶
    縁被覆を破断すると共に前記電線の導体部分と接触する
    接点部材を具備することを特徴とする請求項1又は2記
    載の自動車用電装部品。
  4. 【請求項4】 前記電線接続部は、前記電線を前記接点
    部材側に押しつけると共に前記接点部材と前記導体との
    接触状態を保持するためのロック機構を有することを特
    徴とする請求項3記載の自動車用電装部品。
  5. 【請求項5】 前記内装部材の非車室側に配設される電
    線には第1接点部材が取り付けられており、前記電線接
    続部に前記第1接点部材と接続される第2接点部材を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用電
    装部品。
  6. 【請求項6】 前記電線接続部は、前記第1接点部材を
    前記第2接点部材側に押しつけると共に前記第1接点部
    材と前記第2接点部材との接触状態を保持するためのロ
    ック機構を有することを特徴とする請求項5記載の自動
    車用電装部品。
  7. 【請求項7】 前記基体部に前記内装部材と係合する係
    合部を設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれ
    かに記載の自動車用電装部品。
  8. 【請求項8】 電装部品を嵌装するための開口を有し自
    動車のフレームに固定される内装部材と、少なくとも一
    部分が車室側から前記開口に嵌装され、前記開口を跨ぐ
    ように前記内装部材の非車室側に配設される電線と電気
    的に接続可能な電線接続部を有する電装部品とを具備す
    る自動車用内装ユニット。
  9. 【請求項9】 前記内装部材の非車室側に配設される電
    線は絶縁被覆電線であり、前記電線接続部は、前記電線
    の配列方向に略直交するように設けられ、前記電線の絶
    縁被覆を破断すると共に前記電線の導体部分と接触する
    接点部材を具備することを特徴とする請求項8記載の自
    動車用内装ユニット。
  10. 【請求項10】 前記電線接続部は、前記電線を前記接
    点部材側に押しつけると共に前記接点部材と前記導体と
    の接触状態を保持するためのロック機構を有することを
    特徴とする請求項9記載の自動車用内装ユニット。
  11. 【請求項11】 前記内装部材の非車室側に配設される
    電線に第1接点部材を取り付け、前記電線接続部に前記
    第1接点部材と接続される第2接点部材を設けたことを
    特徴とする請求項8記載の自動車用内装ユニット。
  12. 【請求項12】 前記電線接続部は、前記第1接点部材
    を前記第2接点部材側に押しつけると共に前記第1接点
    部材と前記第2接点部材との接触状態を保持するための
    ロック機構を有することを特徴とする請求項11記載の
    自動車用内装ユニット。
  13. 【請求項13】 電装部品を嵌装するための開口を有し
    自動車のフレームに固定される内装部材に対して、前記
    内装部材の非車室側でかつ前記開口を跨ぐように電線を
    配設し、車室側から前記電装部品の少なくとも電線接続
    部を含む部分を前記開口に嵌装し、前記電線接続部と前
    記電線の前記開口を跨ぐ部分とを電気的に接続すること
    を特徴とする自動車用内装ユニットの組立方法。
  14. 【請求項14】 電装部品を嵌装するための開口を有し
    自動車のフレームに固定される内装部材に対して、前記
    内装部材の車室側から前記電装部品の少なくとも電線接
    続部を含む部分を前記開口に嵌装し、非車室側から電線
    を前記電線接続部と電気的に接続されるように配設する
    ことを特徴とする自動車用内装ユニットの組立方法。
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