JP2001088319A - インクジェットプリンタ用インクタンクと該インクタンクを装備した印刷装置 - Google Patents

インクジェットプリンタ用インクタンクと該インクタンクを装備した印刷装置

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JP2001088319A JP26725699A JP26725699A JP2001088319A JP 2001088319 A JP2001088319 A JP 2001088319A JP 26725699 A JP26725699 A JP 26725699A JP 26725699 A JP26725699 A JP 26725699A JP 2001088319 A JP2001088319 A JP 2001088319A
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ink tank
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタ用インクタンクと該
インクタンクを装備した印刷装置を提供する。 【解決手段】 記録ヘッド部2にインクを供給するイン
ク供給口が、第一収納室4および第二収納室3に設けら
れている。高速印字を行う際にも安定してインクを供給
でき、温度変化や圧力変化などによる環境変動に対して
もインク漏れを起こすことがない。さらに、第二収納室
3のインク13を使い切った後も、インク漏れを起こさ
ず最後までインクを消費することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体の記録面に
対してインクを吐出し記録画像を得るインクジェットプ
リンタの記録ヘッドにインクを供給するインクジェット
用インクタンクと該インクタンクを装備した印刷装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最初に第1の従来例を説明する。
【0003】図12は、第1の従来例の構成を示す断面
図である。
【0004】図12に示すように、第1の従来例は、第
一収納室51と第二収納室50とに分割されている。第
一収納室51と第二収納室50との間には開口部63が
設けられ、この開口部63により第一収納室51は第二
収納室50に連通している。
【0005】第一収納室51には負圧発生部材56とし
てウレタンスポンジ等からなる多孔質部材が収納されて
いる。負圧発生部材56はインクを吸収した状態で保持
され、負圧発生部材56の下部のインク満部58にはイ
ンクが収納されている。負圧発生部材56の中には、そ
の中にインクの通り道(以下、インクパスと称す)が形
成され、ここを通って記録ヘッド61にインクが供給さ
れる。また、第二収納室50にはインク53が収納され
ている。
【0006】負圧発生部材56の下部には繊維を熱等で
固めた圧接体59が挿入されており、記録ヘッド61に
インクを供給するインク供給管62がフィルタ60を介
して圧接体59に圧接されている。
【0007】第一収納室51の上部には大気連通孔55
が設けられ、ここを通して第二収納室50に大気55A
が流入する。また、第一収納室51と第二収納室50を
分割する側壁には、大気連通孔55から入った大気55
Aを気泡54として第二収納室50に流入させるための
大気導入溝62が設けられている。
【0008】以下、本従来例の動作を図12を参照して
説明する。
【0009】印刷装置の印字動作が開始されると、ま
ず、負圧発生部材56に吸収されているインクが消費さ
れ、第一収納室51のインク界面57が低下する。イン
クの消費が進んで第一収納室51のインク界面57の高
さが図中AからBに下がり、大気導入溝62の上端に達
すると、大気連通孔55より入った大気55Aが負圧発
生部材56および大気導入溝62を通り気泡54となっ
て第二収納室50に導入される。第二収納室50に気泡
54が入ると、第二収納室50内の空気の量が多くなっ
て、第二収納室50のインク界面52が押し下げられ
る。
【0010】こうして、押し下げられた分のインクが開
口部63を通って第一収納室51に流入する。第一収納
室51に流入したインク53は、いったん負圧発生部材
56に吸収されてそのインクパス(図示せず)を通り、
圧接体59、フィルタ60、インク供給管62を経て記
録ヘッド61に供給され、第二収納室50のインク53
が消費される。この後は、第二収納室50のインク53
がなくなるまで第二収納室50のインク53が消費され
る。第二収納室50のインク53がなくなった後は、負
圧発生部材56に残っているインクが消費され、これが
なくなるとインクタンクは使い切りとなって空になる。
【0011】次に、第2の従来例を説明する。
【0012】図13は、第2の従来例の構成を示す断面
図である。
【0013】本従来例は図12に示した第1の従来例と
構成はほぼ同じであるが、大気と直接連通しない第二収
納室50の下部に記録ヘッド73の接続部(ゴム栓7
0)が設けられた点が異なっている。記録ヘッド73と
第二収納室50との結合は、記録ヘッド73のジョイン
ト針71を第二収納室50の底面に設けられたゴム栓7
0に刺すことによって行われる。
【0014】以下、本従来例の動作を図13を参照して
説明する。
【0015】印刷装置の印字動作が開始されると、第1
の従来例と同様に、まず、負圧発生部材56に吸収され
ているインクが消費され、第一収納室51のインク界面
が低下する。インクの消費が進んで第一収納室51のイ
ンク界面57の高さが図中のAからBに下がり、大気導
入溝62の上端に達すると、大気導入溝62を通り気泡
54となって第二収納室50に大気55Aが導入され
る。
【0016】こうして、押し下げられた分のインク53
が開口部63を通って第二収納室50から第一収納室5
1に流入して、第二収納室50のインク53が消費され
始める。この後は、第二収納室50のインク53がなく
なるまで第二収納室50のインク53が消費される。第
二収納室50のインク53がなくなっても、負圧発生部
材56にはまだインクが残っているがこれは消費される
ことなくインクタンクは使い切りとなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図12に示した第1の
従来例では、第二収納室50のインク53を消費すると
きに負圧発生部材56を通って記録ヘッド61にインク
が供給されるが、負圧発生部材56は多孔質部材から構
成されているため、流抵抗が大きく負圧発生部材56内
のインクパスをインクが通るときに圧力損失が発生す
る。そのため、負圧発生部材56中のインクパスの圧力
はインク消費時に低くなる。
【0018】ところが、インクパスの圧力が低くなって
も負圧発生部材56の毛管力がこれを上回ればインクパ
スは消失することなく維持され、記録ヘッド61に安定
にインクを供給し続けることができる。しかし圧力損失
が大きく、インクパスの圧力が負圧発生部材56の毛管
力より下がった場合は、負圧発生部材56の毛管力では
インク界面を支えることができず、負圧発生部材56に
吸収されているインクが消費され始める。この状態が続
くと、インクパス部のインクが全て消費されてしまい、
第二収納室50と記録ヘッド61の間のインクパスが消
滅してしまう。その結果、負圧発生部材56中のインク
だけが消費されて、第二収納室50のインク53は使わ
れないまま残ってしまう。
【0019】このように第1の従来例では、負圧発生部
材56内の圧力損失がインク流量の増大に伴って大きく
なるので、高速印字のためにノズル数を増やしたり、駆
動周波数を高くすると圧力損失が発生しやすく、安定に
インクを供給し続けるのが困難になるという問題点があ
った。
【0020】図13に示した第2の従来例では、第二収
納室50のインク53を消費した後、第二収納室50内
の負圧が消滅し正圧となる。そのため。負圧発生部材5
6内の残りインクは使われずにそのまま残る。また、フ
ィルタ72上部に溜まったインクが記録ヘッド73から
漏れてしまうという問題点があった。
【0021】さらに、上述した第1の従来例と第2の従
来例の双方について言えることであるが、第二収納室5
0のインク53を消費すると第二収納室50内には空気
が溜まる。ところが、空気の温度や圧力は常に一定とい
うわけではなく、季節や地域によって絶えず変動する。
このような温度変化や圧力変化などの環境変動があると
第二収納室50内の空気は膨張したり収縮したりする。
すると、その度ごとに第二収納室50内のインクは第一
収納室51の負圧発生部材56に流入したり戻ってきた
りする。これが繰り返されると次第に負圧発生部材56
に溜まるインク量が増え、ついにはあふれて記録ヘッド
73から漏れてしまうことがあるという問題点があっ
た。
【0022】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みなされたものであって、ノズル数を増や
したり、駆動周波数を上げることによって、高速印字を
行う際にも安定してインクを供給でき、温度変化、圧力
変化等の環境変動に対してもインク漏れを起こすことの
ない信頼性の高いインクジェット用インクタンクと該イ
ンクタンクを装備した印刷装置を提供することを目的と
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明によれば、大気連通孔が形成されるとともに
インクを吸収する負圧発生部材が収納されている第一収
納室と、第一収納室と連通する第二収納室と、を有し、
第一収納室および第二収納室に収容されているインクを
記録ヘッドに供給するインクジェットプリンタ用インク
タンクにおいて、記録ヘッドにインクを供給するインク
供給口が、第一収納室および第二収納室に設けられてい
ることを特徴とする。
【0024】上記のように構成される本発明において
は、記録ヘッドにインクを供給するインク供給口が、第
一収納室および第二収納室に連通する形態で設けられて
いる。
【0025】記録ヘッドへのインクの供給が開始される
と、従来の技術と同様にして、インクが供給される。イ
ンクの消費が進み、インク界面が大気導入溝に達した後
には第二収納室のインクが消費され、これがなくなる
と、インク供給口が第一収納室および第二収納室に連通
する形態で設けられていることから、負圧発生部材に残
っているインクが消費される。
【0026】これにより、第二収納室のインクの消費を
安定して続けることができるだけでなく、従来のよう
に、負圧発生部材中のインクだけ消費され、第二収納室
のインクは使われないまま残ってしまうということがな
く、第二収納室のインクを使い切った後も、第一収納室
のインクを最後まで使い切ることができる。
【0027】また、本発明のインク供給口は、第一収納
室および第二収納室の両方に連通する形態で設けられて
いることを特徴とする。
【0028】また、本発明は第一収納室に収納されてい
る負圧発生部材は、記録ヘッドに設けられたフィルタを
介して記録ヘッドにインクを供給することを特徴とす
る。
【0029】また、本発明はインク供給時に記録ヘッド
に設けられたフィルタの上部となる位置に、第一収納室
に収納された負圧発生部材を受ける負圧発生部材受け部
材を設けたことを特徴とする。
【0030】これにより、負圧発生部材を負圧発生部材
受け部材の開口部からフィルタに部分的に接触させてい
るので、フィルタの変形を回避できる。
【0031】また、本発明のインク供給口は、第一収納
室および第二収納室のそれぞれに第1のインク供給口お
よび第2のインク供給口が設けられていることを特徴と
する。
【0032】これにより、インクタンクを記録ヘッド部
から分離できる。
【0033】また、本発明の第2のインク供給口には、
インクを移送するために記録ヘッドに設けられているジ
ョイント針が挿通されるゴム栓を有し、第1のインク供
給口は、ジョイント針の径よりも大きな開口面を有する
ことを特徴とする。
【0034】第二収納室から記録ヘッドへのインク供給
は負圧発生部材が設けられる第一収納室からのインク供
給よりも良好となるが、上記のように第1のインク供給
口の開口面を第二収納室からのインク供給を実行するジ
ョイント針の径よりも大きくすることにより、各収納室
から記録ヘッドへのインク供給をほぼ等しいものとする
ことが可能となり、各収納室からのインクを均等に記録
ヘッドへ供給することができる。
【0035】また、本発明の第二収納室は、第二収納室
内に溜まった空気を排気する空気抜き手段と、第二収納
室にインクを供給するインク供給手段と、を備えること
を特徴とする。
【0036】また、本発明での空気抜き手段は、第二収
納室中に溜まった空気を排気する排気ポンプおよび第二
収納室と連通可能な排気管であることを特徴とする。
【0037】また、本発明での空気抜き手段は、第二収
納室の上部に設けられ、第二収納室中に溜まった空気を
排気するとき以外は排気管との連通を遮断する第1の密
閉手段を備えることを特徴とする。
【0038】上記の空気抜き手段とインク供給手段の使
用方法としては以下が考えられる。
【0039】第二収納室中に空気が溜まると、排気ポン
プが動作を開始して第二収納室内の空気が排気される。
このとき、インク供給管から第二収納室にインクが供給
される。その後、第二収納室内の空気を排気し終わる
と、排気ポンプの動作とインクの供給が停止する。
【0040】このような使用を行うことにより、温度変
化や圧力変化などの第二収納室中に溜まった空気の膨張
収縮によって生じる第二収納室から第一収納室へのイン
ク移動を抑制し、インク漏れを防ぐことができる。ま
た、第二収納室のインクがなくなってくると、インク供
給管から第二収納室にインクが供給されるので、インク
タンクを煩雑に交換する必要がない。その上、排気管お
よびインク供給管は第二収納室から分離可能であるの
で、装置構成が簡単になり、装置の小型化、低コスト化
が可能となる。
【0041】また、本発明での排気管は第二収納室と分
離可能に構成されており、排気管が第二収納室に連通さ
れたときの密閉性を向上させるための第2の密閉手段を
備えることを特徴とする。
【0042】また、本発明でのインク供給手段は、第二
収納室にインクを供給するインク供給管と、インク供給
管に設けられ、インク供給管中を流れるインクの供給ま
たは遮断をする開閉コックと、を備えることを特徴とす
る。
【0043】また、本発明でのインク供給管は第二収納
室と分離可能なように構成されており、インク供給管に
は、第二収納室と接合するためのインク注入針が設けら
れ、第二収納室には、インク注入針が差し込まれる孔を
備えたゴム栓が設けられていることを特徴とする。
【0044】また、本発明の印刷装置は上記のインクジ
ェットプリンタ用インクタンクを装備したことを特徴と
する。
【0045】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0046】図1は、本発明の第1の実施例の構成を示
す断面図である。
【0047】本実施例は、図1に示すように、記録ヘッ
ド部2にインクを供給するインク供給口か、第一収納室
4および第二収納室3に連通するように設けられている
点に特徴がある。
【0048】上記において、インクタンク部1は第一収
納室4と第二収納室3とからなり、フィルタ9を介して
記録ヘッド部2と結合されている。インクを供給する第
1のインク供給口および第2のインク供給口となるフィ
ルタ9は、記録ヘッド部2に第一収納室4および第二収
納室3の両方に連通する形態で設けられている。第一収
納室4の上部には大気と連通する大気連通孔5が設けら
れ、負圧発生部材6としてスポンジ等の多孔質部材が収
納されている。この負圧発生部材6にはインクが吸収さ
れている。また、第二収納室3にはインク13が収容さ
れている。
【0049】第一収納室4と第二収納室3の間には開口
部12が設けられ、第二収納室3はこの開口部12によ
り第一収納室4と連通している。第一収納室4の負圧発
生部材6の下部はフィルタ9に直接接しており、第二収
納室3の底面はそのままフィルタ9となっている。この
フィルタ9を通してインクタンク部1のインク13が、
記録ヘッド部2に供給される構成になっている。記録ヘ
ッド部2はフィルタ9と共通液室10とヘッドチップ1
1とからなり、共通液室10にはインクが満たされ、ヘ
ッドチップ11からインクを記録媒体に吐出して記録画
像を得る。
【0050】次に、ヘッドチップ11からのインク液滴
の吐出方法を説明する。
【0051】図2(a)は、ヘッドチップ11を吐出口
側の表面(以下、フェイスと称す)から見た図である。
図2(a)に示されるように、フェイス111の表面に
は複数の吐出口112が、位置が異なる平行な2列を形
成するように設けられている。
【0052】図2(b)は、図2(a)を一点鎖線A−
A’に沿って切った断面図であり、特に共通液室10か
ら吐出口112までを拡大して示した図である。
【0053】インク供給開口部118から供給されたイ
ンク13は流路113を経由して吐出口112から吐出
される。これらの間はインク13が満たされている。各
吐出口112のそれぞれの上部には薄膜形成プロセスに
より形成されたヒータ114が配置されている。駆動回
路(図示せず)から電力が供給されるとヒータ114が
発熱し、ヒータ114からの熱によりインク13中に気
泡115が発生し、そのときの圧力でインク液滴117
が吐出口112から吐出される。
【0054】図2(c)は、ヘッドチップ11を共通液
室10側の裏面から見た図で中央に異方性エッチング等
で形成したインク供給開口部118が設けられている。
共通液室10からはインク供給開口部118を通して吐
出口112までインクが供給される。
【0055】図2(d)は、図2(c)を一点鎖線B−
B’に沿って切った断面図を示す図であり、インク供給
開口部118の断面形状を示している。ヘッドチップ1
1のフェイス111側にはノズル構成膜119が形成さ
れている。
【0056】以下に本発明の第1の実施例の動作を図3
(a)から3(c)を参照して説明する。
【0057】図3(a)は、第一収納室4の負圧発生部
材6のインクが消費され始めた状態を示す図であり、図
3(b)は、インクの消費が進んでインク界面の高さが
大気導入溝8の上端に達し、第二収納室3のインクが消
費され始めた状態を示す図であり、図3(c)は、さら
にインクの消費が進み、第二収納室3のインクがなくな
って、負圧発生部材6に残っているインクが消費され始
めた状態を示す図である。
【0058】印刷装置の印字動作が開始されると、図3
(a)に示すように、まず負圧発生部材6に吸収されて
いるインクが消費され始め、第一収納室4のインク界面
14が低下する。このとき記録ヘッド部2には負圧発生
部材6の底面からインクが供給される。
【0059】インクの消費が進んで第一収納室4のイン
ク界面14の高さが図中AからBに下がり、大気導入溝
8の上端に達すると、図3(b)に示すように、大気導
入溝8を通して第二収納室3に大気5Aが流入し、気泡
121となって第二収納室3に導入される。第二収納室
3に大気5Aが入ると第二収納室3の空気がそれだけ多
くなって、第二収納室3のインク界面15が押し下げら
れる。こうして、第二収納室3のインクが消費され始め
る。第二収納室3のインク13は、開口部12を通って
第一収納室4に流入する。流入したインク13はいった
ん負圧発生部材6に吸収されインクパスを通り、フィル
タ9を介して負圧発生部材6の底面から直接記録ヘッド
部2へ供給される。このとき共通液室10の上端圧力
は、第二収納室3の下も負圧発生部材6の下もほぼ等し
くなるため、負圧発生部材6の下部圧力が大きく下がる
ことはない。従って、第二収納室3のインク13の消費
中も第一収納室4中のインク界面15は安定に維持され
る。
【0060】さらに、インクの消費が進み、図3(c)
に示すように、第二収納室3のインク13がなくなる
と、次に負圧発生部材6に残っているインクが消費され
始める。このとき共通液室10のインクは負圧発生部材
6とフィルタ9とが連通しているために負圧発生部材6
による負圧が保たれるため共通液室10のインクが漏れ
ることはない。そして、さらにインクの消費が進むと負
圧発生部材6に吸収されているインクが最後まで使い切
られる。これでインクタンクは使い切って空となる。
【0061】以上のように、本実施例によれば、負圧発
生部材6底面の圧力を大きく低下させないで第二収納室
3のインク13を消費することができる。その結果、高
速印字のためにノズル数を増やしたり、駆動周波数を上
げてインク流量が増大した場合でも、第一収納室4内の
インク界面14を安定に保つことができるので、第二収
納室3内のインクの消費を安定して続けることが可能と
なる。
【0062】また、第二収納室3のインクを使い切った
後も安定して負圧を維持することができるので、インク
漏れを起こさずに最後までインクを使い切ることが可能
となる。
【0063】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0064】図4は、本発明の第2の実施例の構成を示
す断面図である。
【0065】本実施例は、第二収納室3Aに空気抜きチ
ューブ20とインク供給チューブ22とを設けた点に特
徴がある。
【0066】空気抜きチューブ20は第二収納室3Aの
上部に設けられ、排気ポンプ23に接続されている。こ
うして空気抜きチューブ20を通して第二収納室3A内
に溜まった空気が排気される。また、インク供給チュー
ブ22は大容量インクタンク24に接続されている。イ
ンク供給チューブ22は開閉コック21によって開閉さ
れ、開閉コック21は印字動作中に閉じ、インク供給動
作時に開く。
【0067】これ以外の構成は図1に示した第1の実施
例と同様であるため、同一の構成要素は同一の符号を付
して示す。
【0068】以下に本実施例の動作を図4を参照して説
明する。
【0069】印刷装置の印字動作が開始され、第二収納
室3Aのインク消費が進み、第二収納室3A内に空気が
溜まると、排気ポンプ23が動作を開始し、第二収納室
3A内の空気を排気し始める。このときインク供給チュ
ーブ22を閉じている開閉コック21が開けられ、大容
量インクタンク24から第二収納室3A内にインクが供
給される。第二収納室3A内の空気をほぼ排気し終わっ
たとき排気ポンプ23の動作が停止し、インク供給チュ
ーブ22の開閉コック21も閉じられる。
【0070】本実施例では、印字中インク消費が多くな
ったときのみならず、印字動作終了時に上記の動作を行
うことにより印字待機時の第二収納室3A内の空気量を
きわめて低いレベルに保つことができるので、印字待機
中の温度変化、気圧変化などの環境変化があっても第二
収納室3Aから第一収納室4Aへのインク移動がほとん
どなく、インク移動によるインク漏れを回避することが
できる。
【0071】なお、空気抜きチューブ20にも開閉コッ
クを設けても良い。こうすると、開閉コックにより空気
抜きチューブ20内の空気の膨張収縮からも第二収納室
3Aは独立になるのでインク漏れに対して一層安定性が
増す。
【0072】また、空気の排気時は大気連通孔5に開閉
可能な弁または蓋を設けてもよい。こうすると、弁また
は蓋を閉じた状態で排気すると、空気の吸引力が強くな
り排気およびインク供給時間を短縮することができる。
【0073】以上のように、本実施例によれば、第二収
納室3Aに溜まった空気が温度変化や圧力変化などの環
境変動による膨張収縮によって生じる第二収納室3Aか
ら第一収納室4Aへのインク移動を抑制することがで
き、これにより、インク漏れを防ぐことが可能となる。
【0074】さらに、本発明の第3の実施例を説明す
る。
【0075】図5は、本発明の第3の実施例の構成を示
す断面図である。
【0076】本実施例は、第二収納室3Bの排気を行う
排気管25をインクタンクから独立させた点に特徴があ
る。
【0077】本実施例は、第二収納室3Bの上部に排気
管25への排気を調節する第1の密閉手段である逆止弁
26を設け、外側に開く構造になっている。逆止弁26
は排気管25の装着後、排気ポンプ23が動作を開始
し、第二収納室3Bの圧力より排気管25の圧力が下が
ったときに開く。インクタンクの外側と排気管25の接
触部分には第2の密閉手段であるOリング27を設け、
排気管25を連通可能に装着したときの密閉性を向上さ
せている。
【0078】これ以外の構成は図4に示した第2の実施
例と同様であるため、同一の構成要素は同一の符号を付
して示す。
【0079】以下に本実施例の動作を図6を参照して説
明する。
【0080】図6は、第二収納室3B内の空気を排気管
25を通して外部へ排気している状態を示す図である。
【0081】印刷装置の印字動作が開始され、第二収納
室3Bのインク消費が進み、第二収納室3B内に空気が
溜まると、排気管25がOリング27を介してインクタ
ンクの外側に連通可能に装着される。次に、排気ポンプ
23が動作を開始し、第二収納室3B内の圧力より排気
管25の圧力が下がったときに逆止弁26が外側に開
き、第二収納室3B内の空気を排気し始める。このとき
インク供給チューブ22を閉じている開閉コック21が
開けられ、大容量インクタンク24から第二収納室3B
内にインクが供給される。第二収納室3B内の空気をほ
ぼ排気し終わったとき排気ポンプ23の動作が停止し、
インク供給チューブ22の開閉コック21も閉じられ
る。その後、排気管25は分離されて大気圧に開放さ
れ、逆止弁26が閉じられる。
【0082】以上のように、本実施例によれば、排気管
25を、第二収納室3Bから分離可能であるので、印字
中に引き回すチューブ量を減らすことができ、装置構成
が簡単になり、装置の小型化、低コスト化が可能とな
る。
【0083】続いて、本発明の第4の実施例を説明す
る。
【0084】図7は、本発明の第4の実施例の構成を示
す断面図である。
【0085】本実施例は、第二収納室3Cにインクを供
給するインク供給管32をインクタンクから独立させた
点に特徴がある。
【0086】インク供給管32の先端には、第二収納室
3Cの下部に設けられたゴム栓30に刺して接合するイ
ンク注入針31が取り付けられている。
【0087】これ以外の構成は図5に示した第3の実施
例と同様であるため、同一の構成要素は同一の符号を付
して示す。
【0088】以下に本実施例の動作を図8を参照して説
明する。
【0089】図8は、第二収納室3C内の空気を排気管
25を通して外部へ排気している状態を示す図である。
【0090】印刷装置の印字動作が開始され、第二収納
室3Cのインク消費が進み、第二収納室3C内に空気が
溜まると、排気管25がOリング27を介してインクタ
ンクの外側に連通可能に装着されると同時にインク供給
管32のインク注入針31が第二収納室3Cの下部のゴ
ム栓30に刺さる。次に、排気ポンプ23が動作を開始
し、第二収納室3C内の圧力より排気管25の圧力が下
がったときに逆止弁26が外側に開き、第二収納室3C
内の空気を排気し始める。このときインク供給管32を
閉じている開閉コック21が開けられ、大容量インクタ
ンク24から第二収納室3C内にインクが供給される。
第二収納室3C内の空気をほぼ排気し終わったとき排気
ポンプ23の動作が停止し、インク供給管32の開閉コ
ック21も閉じられる。
【0091】その後、排気管25内は分離されて大気圧
に開放され、逆止弁26が閉じる。排気管25が分離さ
れると同時にインク供給管32のインク注入針31も抜
け、インクタンクは独立の状態となる。
【0092】以上のように、本実施例によれば、インク
供給管32を第二収納室3Cから分離可能であるので、
装置構成をより簡単にすることができ、一層の装置の小
型化、低コスト化が可能となる。
【0093】続いて、本発明の第5の実施例を説明す
る。
【0094】図9(a)は、本発明の第5の実施例の構
成を示す断面図である。
【0095】本実施例は、記録ヘッド部2の上部に開口
部を有する負圧発生部材受け部材35を設け、負圧発生
部材6が部分的にフィルタ9と接触するようにした点に
特徴がある。
【0096】これ以外は図1に示した第1の実施例と同
様であるため、同一の構成要素は同一の符号を付して示
す。
【0097】図9(b)は、負圧発生部材受け部材35
の形状を示す上面図であり、図9(c)は、図9(b)
を一点鎖線C−C’に沿って切った断面図である。
【0098】負圧発生部材受け部材35は中央に枠状の
開口部37を有している。これを図9(a)に示すよう
にフィルタ9の上に設け、その上に負圧発生部材6を受
ける。
【0099】負圧発生部材6は耐落下性、インク供給安
定性等の要件を備えるため第一収納室4Eに圧縮して収
納する必要がある。しかし、負圧発生部材6を圧縮した
状態でフィルタ9に接触させると負圧発生部材6の反発
力でフィルタ9が変形し適正な接触状態が保てなくなる
場合がある。
【0100】このような状態を避けるため、本実施例で
は、フィルタ9に接触する負圧発生部材受け部材35を
設けることによって、負圧発生部材6の強い反発力を負
圧発生部材受け部材35の枠部36で受け、負圧発生部
材6を少し緩和させた状態で開口部から部分的にフィル
タ9に接触させている。
【0101】本実施例の詳しい動作の説明は省略する。
【0102】以上のように、本実施例によれば、負圧発
生部材6を少し緩和させた状態で負圧発生部材受け部材
35の開口部37から部分的にフィルタ9に接触させて
いるので、フィルタ9の変形を回避できる。
【0103】次に、本発明の第6の実施例を説明する。
【0104】図10および図11は、本発明の第6の実
施例の構成を示す断面図であり、特に、図11は記録ヘ
ッド部2のジョイント針42をゴム栓40に刺し込み、
フィルタ44を圧接体41に圧接した状態を示す図であ
る。
【0105】本実施例は、第一収納室4Fの底面に記録
ヘッド部2のフィルタ44と圧接するための圧接体41
を設け、第二収納室3Fの底面に記録ヘッド部2のジョ
イント針42と接続するためのゴム栓40を設けた点に
特徴がある。
【0106】本実施例の詳しい動作の説明は省略する。
【0107】以上のように、本実施例によれば、第1の
インク供給口の開口面をジョイント針42の径よりも大
きくしているため、第一収納室3Fおよび第二収納室4
Fから記憶ヘッド部2へのインク供給をほぼ等しいもと
することができる。また、インクタンクを記録ヘッド部
2から分離することが可能となる。
【0108】以上本発明の各実施例を説明してきたが、
本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術思想の範囲内において、各実施例を任意に組み
合わせても、あるいは適宣変更してよいことは明らかで
ある。
【0109】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下のような顕著な効果を奏する。
【0110】(1)負圧発生部材の圧力を大きく低下さ
せないで第二収納室のインクを消費することができる。
その結果、ノズル数を増やしたり、駆動周波数を上げて
高速印字を行う際にも安定してインクを供給でき、かつ
また、温度変化、圧力変化等の環境変動に対してもイン
ク漏れを起こすことがない。
【0111】(2)第二収納室に溜まった空気が、温度
変化や圧力変化などの環境変動による膨張収縮によって
生じる第二収納室から第一収納室へのインク移動を抑制
することができ、これにより、インク漏れを防ぐことが
可能となる。
【0112】(3)排気管を第二収納室から分離可能で
あるので、印字中に引き回すチューブ量を減らすことが
でき、これにより、装置構成が簡単になり、装置の小型
化、低コスト化が可能となる。
【0113】(4)第二収納室のインクがなくなると、
大容量インクタンクからインクが供給されるため、イン
クタンクを煩雑に交換する必要がない。
【0114】(5)インク供給管を第二収納室から分離
可能であるので、装置を簡単にでき、装置の小型化、低
コスト化が可能となる。
【0115】(6)第二収納室の上部に逆止弁とOリン
グを設けたため、密封性を一層向上させることができ
る。
【0116】(7)負圧発生部材を少し緩和させた状態
で開口部から部分的にフィルタに接触させているので、
フィルタの変形を回避できる。
【0117】(8)インクタンクを記録ヘッド部から分
離することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図2】(a)はヘッドチップを吐出口側の表面から見
た図であり、(b)は(a)を一点鎖線A−A’に沿っ
て切った断面図であり、特に共通液室から吐出口までを
拡大して示した図であり、(c)はヘッドチップを共通
液室側の裏面から見た図であり、(d)は(c)を一点
鎖線B−B’に沿って切った断面図を示す図であり、イ
ンク供給開口部の断面形状を示している。
【図3】(a)は第一収納室の負圧発生部材のインクが
消費され始めた状態を示す図であり、(b)はインクの
消費が進んでインク界面の高さが大気導入溝の上端に達
し、第二収納室のインクが消費され始めた状態を示す図
であり、(c)はさらにインクの消費が進み、第二収納
室のインクがなくなって、負圧発生部材に残っているイ
ンクが消費され始めた状態を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図6】第二収納室内の空気を排気管を通して外部へ排
気している状態を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図8】第二収納室内の空気を排気管を通して外部へ排
気している状態を示す図である。
【図9】(a)は本発明の第5の実施例の構成を示す断
面図であり、(b)は負圧発生部材受け部材の形状を示
す上面図であり、(c)は(b)を一点鎖線C−C’に
沿って切った断面である。
【図10】本発明の第6の実施例の構成を示す断面図で
ある。
【図11】記録ヘッド部のジョイント針をゴム栓に刺し
込み、フィルタを圧接体に圧接した状態を示す図であ
る。
【図12】第1の従来例の構成を示す断面図である。
【図13】第2の従来例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インクタンク部 2 記録ヘッド部 3,3A,3B,3C,3E,3F 第二収納室 4,4A,4B,4C,4E,4F 第一収納室 5 大気連通孔 6 負圧発生部材 7 インク満部 8 大気導入溝 9,43,44,60 フィルタ 10 共通液室 11 ヘッドチップ 12 開口部 13 インク 14 第一収納室のインク界面 15 第二収納室のインク界面 20 空気抜きチューブ 21 開閉コック 22 インク供給チューブ 23 排気ポンプ 24 大容量インクタンク 25 排気管 26 逆止弁 27 Oリング 30,40,70 ゴム栓 31 インク注入針 32 インク供給管 36 枠部 37 開口部 41,59 圧接体 42 ジョント針 115,112,121 気泡 61 記録ヘッド 111 フェイス 112 吐出口 113 流路 114 ヒータ 115,121 気泡 117 インク液滴 118 インク供給開口部 119 ノズル構成膜

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気連通孔が形成されるとともにインク
    を吸収する負圧発生部材が収納されている第一収納室
    と、該第一収納室と連通する第二収納室と、を有し、前
    記第一収納室および第二収納室に収容されているインク
    を記録ヘッドに供給するインクジェットプリンタ用イン
    クタンクにおいて、 記録ヘッドにインクを供給するインク供給口が、前記第
    一収納室および第二収納室に設けられていることを特徴
    とするインクジェットプリンタ用インクタンク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェットプリンタ
    用インクタンクにおいて、 前記インク供給口は、前記
    第一収納室および第二収納室の両方に連通する形態で設
    けられていることを特徴とするインクジェットプリンタ
    用インクタンク。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2記載のインクジェッ
    トプリンタ用インクタンクにおいて、 前記第一収納室に収納されている前記負圧発生部材は、
    前記記録ヘッドに設けられたフィルタを介して前記記録
    ヘッドにインクを供給することを特徴とするインクジェ
    ットプリンタ用インクタンク。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のインクジェットプリンタ
    用インクタンクにおいて、 インク供給時に前記記録ヘッドに設けられたフィルタの
    上部となる位置に、前記第一収納室に収納された前記負
    圧発生部材を受ける負圧発生部材受け部材を設けたこと
    を特徴とするインクジェットプリンタ用インクタンク。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のインクジェットプリンタ
    用インクタンクにおいて、 前記インク供給口は、前記第一収納室および第二収納室
    のそれぞれに第1のインク供給口および第2のインク供
    給口が設けられていることを特徴とするインクジェット
    プリンタ用インクタンク。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のインクジェットプリンタ
    用インクタンクにおいて、 前記第2のインク供給口には、インクを移送するために
    記録ヘッドに設けられているジョイント針が挿通される
    ゴム栓を有し、前記第1のインク供給口は、前記ジョイ
    ント針の径よりも大きな開口面を有することを特徴とす
    るインクジェットプリンタ用インクタンク。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項記載の
    インクジェットプリンタ用インクタンクにおいて、 前記第二収納室は、該第二収納室内に溜まった空気を排
    気する空気抜き手段と、 前記第二収納室にインクを供
    給するインク供給手段と、を備えることを特徴とするイ
    ンクジェットプリンタ用インクタンク。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のインクジェットプリンタ
    用インクタンクにおいて、 前記空気抜き手段は、前記第二収納室中に溜まった空気
    を排気する排気ポンプおよび前記第二収納室と連通可能
    な排気管であることを特徴とするインクジェットプリン
    タ用インクタンク。
  9. 【請求項9】 請求項7もしくは8記載のインクジェッ
    トプリンタ用インクタンクにおいて、 前記空気抜き手段は、前記第二収納室の上部に設けら
    れ、前記第二収納室中に溜まった空気を排気するとき以
    外は前記排気管との連通を遮断する第1の密閉手段を備
    えることを特徴とするインクジェットプリンタ用インク
    タンク。
  10. 【請求項10】 請求項8もしくは9記載のインクジェ
    ットプリンタ用インクタンクにおいて、 前記排気管は前記第二収納室と分離可能に構成されてお
    り、前記排気管が前記第二収納室に連通されたときの密
    閉性を向上させるための第2の密閉手段を備えることを
    特徴とするインクジェットプリンタ用インクタンク。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし10のいずれか1項記
    載のインクジェットプリンタ用インクタンクにおいて、 前記インク供給手段は、前記第二収納室にインクを供給
    するインク供給管と、 前記インク供給管に設けられ、該インク供給管中を流れ
    るインクの供給または遮断をする開閉コックと、を備え
    ることを特徴とするインクジェットプリンタ用インクタ
    ンク。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のインクジェットプリ
    ンタ用インクタンクにおいて、 前記インク供給管は前記第二収納室と分離可能なように
    構成されており、前記インク供給管には、前記第二収納
    室と接合するためのインク注入針が設けられ、 前記第二収納室には、前記インク注入針が差し込まれる
    孔を備えたゴム栓が設けられていることを特徴とするイ
    ンクジェットプリンタ用インクタンク。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれか1項記
    載のインクジェットプリンタ用インクタンクを装備した
    ことを特徴とする印刷装置。
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