JP2001087699A - 塗装装置用塗料供給システム - Google Patents
塗装装置用塗料供給システムInfo
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Abstract
よりこの塗料供給手段をロボットアームに搭載可能とす
る塗料供給システムを提供すること。 【解決手段】 ダイヤフラム(501)により分割され
た塗料室(502)と液体室(503)を備える一対の
ダイヤフラムポンプ(5)と該一対のダイヤフラムポン
プ(5)のそれぞれの前記塗料室(502)に備えられ
た塗料吐出手段(505)、塗料注入手段(504)、
及び塗料循環手段(506)とを備える塗料供給部
(2)と、前記一対のダイヤフラムポンプ(5)の液体
室(503)に否圧縮性液体を供給することにより前記
ダイヤフラム(5)を作動するための液体供給手段と該
液体供給手段を駆動するための駆動手段(13)と前記
塗料吐出手段(505)、塗料注入手段(504)、塗
料循環手段(506)、駆動手段(12)を制御するた
めの制御手段(14)とを備えた駆動制御部(3)と、
を有することを特徴とする。
Description
給システムに係り、より詳しくは、被塗装物に向けて塗
料を噴射するためのスプレーガンに塗料を供給するため
の塗料供給部とこの塗料供給部を駆動するための駆動制
御部とを分離するとともに、前記塗料供給部内に塗料を
循環させるための循環手段を備えたことを特徴とする塗
装装置用塗料供給システムに関する。
合には、塗料の噴射作業が自動化された塗装装置が用い
られている。そして、この塗装装置においては、塗装装
置に備えられた塗装室内を移動可能なロボットアームの
先端部に備えられたスプレーガンより、ワーク供給テー
ブル上に載置された被塗装物へ向けて塗料が噴射され、
これにより被塗装物の塗装が行われる。
スプレーガンより塗料を均等に噴射して、いわゆる塗料
むらを無くす必要があるが、従来から用いられている塗
装装置においては、このスプレーガンに塗料を供給する
ための塗料供給装置とスプレーガンとが離れた箇所に位
置しており、この塗料供給装置とスプレーガンとをホー
スにより連結していた。そして、塗料供給装置から吐出
される塗料は、このポンプを通ってスプレーガンまで搬
送されていた。
料を噴射している過程において、ロボットアームの移動
等に伴ってこの塗料を搬送するホースが揺れ動いてしま
い、これにより、スプレーガンから噴射される塗料の噴
射圧力が変動し、均一に塗料を噴射することが困難であ
るという問題点が生じていた。
等のいわゆる骨材を含んだものが存在するが、この骨材
を含んだ塗料を用いて塗装を行う場合には、特にホース
内において骨材が沈降してしまうことを防止するため
に、ホース内で塗料を搬送する際に、一定の流速を確保
しなければならない。
装置では、スプレーガンに塗料を供給するための塗料供
給装置とスプレーガンとが離れた箇所に位置し、この塗
料供給装置とスプレーガンとはホースにより連結されて
いるために、スプレーガンまで塗料を搬送するためのホ
ースを長くせざるを得なく、また、スプレーガンより噴
射する塗料の早さと骨材の沈降を防止するために必要な
流速とが一致しないために、スプレーガンにより塗料を
噴射しているときにはホース内の一定の流速を確保する
ことができず、その結果、ホース内において骨材が沈降
してしまうという問題点があった。
は、スプレーガンと塗料供給装置とを連結しているホー
スを短くしてホースの揺れ動きによる影響を最小限にす
るとともに、ホース内における骨材の沈降をも最小限に
する必要があり、そのためには、ロボットアームに塗料
供給装置を搭載する方法が望ましい。
動制御手段を一体として備えていたため、塗料供給装置
全体が大型化し、全体の重量が大きくなってしまい、こ
れをロボットアームに搭載した場合にはロボットアーム
にかかる負荷が大きくなりすぎるという問題点があっ
た。
リンジを用いて塗料を吐出する方法も採用されている
が、このシリンジを用いた方法では、特に骨材を含んだ
塗料を吐出する場合には、この骨材によりシリンジ及び
シリンジ内を摺動するピストンの傷みが大きく、装置の
寿命が短いという問題点もあった。
料供給装置から駆動制御部を分離することにより、塗料
供給装置全体の小型化、軽量化を図り、これにより塗料
供給装置をロボットアームに搭載可能として、スプレー
ガンまで塗料を搬送する連結ホースを短くし、スプレー
ガンから噴射される塗料の量を均一にするとともに、塗
料に含まれる骨材の沈降を有効に防止することができ、
更に装置寿命も長くすることが可能な塗装装置用塗料供
給システムを提供することを課題としている。
供給システムは、塗装装置において被塗装物へ向けて塗
料を噴射するスプレーガンに塗料を供給するための塗装
装置用塗料供給システムであって、ダイヤフラムにより
分割された塗料室と液体室を備える一対のダイヤフラム
ポンプと該一対のダイヤフラムポンプのそれぞれの前記
塗料室に備えられた塗料吐出手段、塗料注入手段、及び
塗料循環手段とを備える塗料供給部と、前記一対のダイ
ヤフラムポンプの液体室に否圧縮性液体を供給すること
により前記ダイヤフラムを作動するための液体供給手段
と該液体供給手段を駆動するための駆動手段と前記塗料
吐出手段、塗料注入手段、塗料循環手段、駆動手段を制
御するための制御手段とを備えた駆動制御部と、を有す
ることを特徴とする。
は、塗料を吐出してこれをスプレーガンへ供給するため
の塗料供給部と、この塗料供給部を駆動させるとともに
システム全体の制御を司る駆動制御部とにより構成され
ている。
システムでは、従来駆動制御手段と一体的に構成されて
いた塗料供給装置を、塗料供給部、駆動制御部とに分離
するとともに、前記塗料供給部に備えたダイヤフラムポ
ンプへ否圧縮性液体を供給することにより塗料供給部か
ら塗料を吐出可能としている。そのために、スプレーガ
ンへ塗料を供給するための塗料供給部の重量を軽量化、
小型化することができ、その結果、この塗料供給部をロ
ボットアームに搭載するが可能となり、それにより、塗
料を搬送するためのホースを短くすることができ、ホー
スの揺れ動きによる塗料の供給量の不均等を最小限度に
することができるとともに、ホース内における骨材の沈
降をも最小限にすることができるようになった。
用いて塗料を吐出する構成としているために、骨材を含
んだ塗料を吐出する場合等においてもダイヤフラムポン
プの損傷は発生せず、装置寿命を長くすることが可能と
なった。
塗料室に塗料循環手段を備え、ダイヤフラムポンプの塗
料室内の塗料を循環可能としている。そのため、骨材を
用いて塗装を行う場合に、塗料室内において骨材が沈降
することをも有効に防止することができる。
単に「塗料供給システム」という。)の実施例について
図面を参照して説明すると、図1は、本実施例の塗装装
置用塗料供給システムの構成を示した図であり、図にお
いて1が本実施例の塗料供給システムである。
は、塗料を搬送するための搬送用ホース601を介して
スプレーガン602へ塗料を供給するための塗料供給部
2と、この塗料供給部2を作動させるとともにシステム
全体の制御を司る駆動制御部3と、前記塗料供給部2に
塗料を供給するとともにこの供給した塗料を循環させる
ための塗料供給循環手段4とにより構成されている。
ると、塗料供給部2には一対のダイヤフラムポンプ5を
備えており、この一対のダイヤフラムポンプ5を交互に
作用させることにより、とぎれることなく、前記搬送用
ホース601を介してスプレーガン602から塗料を吐
出可能としている。
プであり、このダイヤフラムポンプ5はそれぞれ、ダイ
ヤフラム501により、塗料が注入される塗料室502
と、ダイヤフラム501を作動させるための否圧縮液体
を注入するための液体室503とに分割されている。
2内に塗料を注入するための塗料注入手段504と、塗
料室502内の塗料を吐出するための塗料吐出手段50
5と、塗料室502内の塗料を循環させるための塗料循
環手段506が備えられており、また、前記塗料注入手
段504には注入弁が、前記塗料吐出手段505には吐
出弁が、そして、前記塗料循環手段506には循環弁
が、それぞれ備えられている(いずれも図示せず。)。
が塗料供給循環手段4を介して塗料タンク9に連結され
ている注入用ホース7が連結され、前記塗料吐出手段5
05には、スプレーガン602まで塗料を搬送するため
の搬送用ホース602が連結され、更に前記塗料循環手
段506には、他端が塗料タンク9に連結された循環用
ホース8の一端が連結されている。そして一方、前記ダ
イヤフラムポンプ5の液体室503には、否圧縮性液体
を液体室503に供給するための液体供給用ホース10
が連結されている。
した状態において、前記塗料吐出手段505に備えた吐
出弁を開放するとともに、前記塗料注入手段504に備
えた注入弁、及び塗料循環手段506に備えた循環弁を
閉じ、液体室503内に否圧縮性液体を注入することに
より、ダイヤフラム501が塗料室502側へ押し出さ
れ、これにより、塗料室502内の塗料を塗料吐出手段
505に備えた吐出弁より吐出可能となる。
で、前記塗料吐出手段505の吐出弁を閉じるととも
に、前記塗料注入手段504の注入弁、及び前記塗料循
環手段506の循環弁を開放することにより、塗料供給
循環手段4、注入ホース7、循環用ホース8、及び塗料
タンク9を介して、塗料室502内の塗料を循環させる
ことが可能である。
5の構成を示した図であり、図にも示されているよう
に、本実施例における前記ダイヤフラム501は、その
両端部近傍部分に肉厚部507を備えており、これによ
り、塗料の注入等によるダイヤフラム501の損傷等を
防止し、ダイヤフラム501の製品寿命を長くしてい
る。
ポンプは、ポンプ固定用のケース510に固定されてい
るとともに、このケース510は、駆動側ケース50
8、及び吐出側ケース509とに分割可能としている。
そのため、このケース510を分割することにより、ダ
イヤフラムポンプ5内の清掃等を容易に行うことができ
る。
504、塗料吐出手段505、及び塗料循環手段506
にはそれぞれ、注入弁、吐出弁、及び循環弁が備えられ
ており、これらの弁を開閉することにより塗料の注入、
吐出、循環を行うが、これらの弁の構造等は特に限定は
されず、開閉自在であればいずれを用いても良い。
ム501を作動させるとともにシステム全体の制御を司
る駆動制御部であり、この駆動制御部3には、その先端
部に前記液体供給用ホース10が連結された、前記ダイ
ヤフラムポンプ5の液体室503に否圧縮性液体を供給
するための液体供給手段であるシリンダー11が一対備
えられており、更に、これらのシリンダー11内には、
それぞれ、液体供給用のピストン12が摺動自在に挿入
されている。
ダー11、液体供給用ホース10、及びダイヤフラムポ
ンプ5の液体室503内に否圧縮性液体としてオイルを
注入し、このオイルの移動に伴って前記ダイヤフラム5
01を作動させることとしている。但し、必ずしもオイ
ルを用いる必要はなく、否圧縮性の液体であればいずれ
を用いてもよい。
それぞれ、駆動部13が連結されており、この駆動部1
3を駆動させることにより、前記ピストン12を可動可
能としている。
した図であり、図において1304はサーボモーターで
あり、また、図において1303は、このサーボモータ
ー1304の回転を制御するためのギヤである。
モータ1304に連結されたスクリューネジであり、こ
のスクリューネジ1302には可動板1301が螺着さ
れるとともに、この可動板1301には、前記ピストン
12が連結されている。そのために、本実施例において
は、サーボモータ1304を駆動することにより、スク
リューネジ1302が回転するとともに、可動板130
1がスクリューネジ1302上を移動し、それととも
に、可動板1301に連結しているピストン12がシリ
ンダー11内を移動することとしている。
ポンプ5の液体室503内にオイルを供給する液体供給
手段としてシリンダー11を用いた場合について説明し
たが、必ずしもシリンダーを用いる必要は無く、オイル
を供給可能な手段であればいずれでもよく、例えばオイ
ルポンプを用いてもよい。そしてこの場合には、オイル
ポンプとサーボモーター1304を接続することによ
り、サーボモーター1104によりオイルポンプを駆動
可能とするとよい。
あり、本実施例ではエアー駆動ポンプを使用するととも
に、このポンプを塗料タンク9に連結している。但し必
ずしもポンプを用いる必要はなく、塗料タンク9内の塗
料をダイヤフラムポンプ5の塗料室502内に供給可能
なものであれば、いずれを用いてもよい。
プ5から塗料を吐出する場合には、まず、ポンプ4を駆
動した状態で、ダイヤフラムポンプ5の塗料吐出手段5
05の吐出弁を閉じるとともに、塗料循環手段506の
循環弁、及び塗料注入手段504の注入弁を開放する。
そうすると、注入用ホース7、注入弁を介して塗料室5
02内に塗料が注入されるとともに、この注入された塗
料は、循環弁及び前記循環用ホース8を介して循環され
る。
及び塗料注入手段504の注入弁を閉鎖するとともに塗
料吐出手段505の吐出弁を開放し、予め設定した回転
数でサーボモーター1304を回転させる。そうする
と、まずピストン12がその非挿入側へ移動し、これに
より、液体供給用ホース10を介してダイヤフラム5の
液体室503にオイルが供給されるとともに、ダイヤフ
ラム501が塗料室502側へ押し出され、これによ
り、塗料室502内の塗料が塗料吐出手段505から吐
出される。
吐出が終了した後は、吐出弁を閉じるとともに、サーボ
モーター1304を前記と反対方向へ予め設定した回数
だけ回転させる。そうすると、ピストン12がその挿入
側へ移動し、これにより、供給用ホース10を介して液
体室503内のオイルがシリンダー11内に移動すると
ともに、ダイヤフラム501が元の位置に戻る。そし
て、この状態において、前述した方法と同様に、塗料循
環手段506の循環弁及塗料注入手段の注入弁504を
開放し、注入用ホース7、注入弁を介して塗料室5内に
塗料を注入するとともに、この塗料室内に注入された塗
料を循環させる。
1では、塗料を吐出してこの吐出した塗料をスプレーガ
ンに供給するための塗料供給部とこれを駆動するための
駆動制御部とを分離し、この塗料供給部2と駆動制御部
4間にオイルを移動させることにより塗料供給部2内の
ダイヤフラムポンプ5内のダイヤフラム501を塗料室
502側に押し出し、これにより塗料供給部からの塗料
の吐出を可能としている。そのために、塗料供給部2を
小型化、軽量化することができ、これをロボットアーム
に搭載することにより塗料搬送用のホースを短くするこ
とが可能となった。そして、この塗料供給部をロボット
アームに搭載して塗料搬送用のホースを短くすることに
より、塗料搬送用ホースの揺れ動きによる塗料噴射量の
不均等、及び塗料搬送用ホース内における骨材の沈降等
を防止することが可能である。
ダイヤフラムポンプ内の塗料を循環させることを可能と
しているため、塗料を吐出していない場合であっても、
シリンジ内において骨材が沈降してしまうことをも防止
することができる。
用いて塗料を吐出するように構成しているために、装置
全体の寿命を長くすることが可能である。
内の塗料を吐出する場合には、シリンジ内に挿入されて
いるピストンがシリンジ内を摺動するために、ピストン
の外周とシリンジ内周との摩擦により、ピストン外周の
摩耗が激しく、ピストンの寿命が短くなるとともに、塗
料漏れ、オイル漏れ等のおそれがある。特にメタリック
やパール等の骨材を混入した塗料を用いている場合には
この問題は大きくなる。しかしながら、本実施例ではダ
イヤフラムポンプを用いて塗料の吐出を行うようにして
いるため、シリンジを用いた場合のこのような問題は発
生せず、システム全体の寿命を長くすることが可能であ
る。
ポンプ5を固定しているケース510を分割可能として
いるために、塗料室の清掃等を容易に行うことができる
という利点もある。
い、交互に作用させる構造としているために、塗料をと
ぎらすことなく吐出可能であるとともに、特に静電塗装
を行った場合にも安全性を確保することができる。即
ち、一般的に静電塗装とは塗料に電圧を加えながら塗装
を行う手法を言うが、この場合、塗料を介して塗料タン
ク側にマイナス電気又はプラス電気が流れてきてしまう
ために危険が伴う。その点、本実施例においては、一対
のダイヤフラムポンプを交互に用いて塗料の吐出を行っ
ているために、塗料吐出手段及び塗料循環手段に絶縁手
段を備えることにより、一方のダイヤフラムポンプから
塗料を吐出している際にはこの塗料を吐出しているダイ
ヤフラムポンプと塗料タンクとを絶縁することができ
て、マイナス電気又はプラス電気が塗料タンク側へ流れ
ることを有効に防止することができる。
と、図1において14は制御部であり、この制御部14
には、図4に示すように、一対のダイヤフラムポンプ5
のそれぞれから塗料を吐出するために用いられる前記一
対のサーボモータA、Bが接続され、これにより、制御
部14によりサーボモーターA、Bの駆動を制御して、
一対のダイヤフラムポンプ5から交互に塗料を吐出可能
とするとともに、所望する量の塗料を正確にダイヤフラ
ムポンプ5より吐出可能としている。
及び一対のダイヤフラムポンプ5のそれぞれに備えた注
入弁A、B、吐出弁A、B及び循環弁A、Bもまた制御
部14に接続されており、これにより、前記一対のサー
ボモータA、Bの作動に連動してこれらの注入弁、吐出
弁、循環弁及びポンプ部を制御し、ダイヤフラムポンプ
5の塗料室内への塗料の注入、及び塗料室内の塗料の吐
出あるいは循環を自動的に行っている。
び電源(いずれも図示せず)が制御部に接続され、これ
により、制御部14において本実施例の塗料供給システ
ム1の全体の作動を制御可能としている。
の塗料供給システムを使用して塗料の吐出を行う場合の
方法について、図5のフローチャートを参照して説明す
るが、以下の説明においては、ダイヤフラムポンプの一
方をダイヤフラムポンプA、他方をダイヤフラムポンプ
Bという。また、ダイヤフラムポンプAから塗料を吐出
するために用いられるサーボモーターをサーボモーター
Aといい、ダイヤフラムポンプBから塗料を吐出するた
めに用いられるサーボモーターをサーボモーターBとい
う。
より塗料の吐出を行う場合には、まず、初期設定の段階
において、ダイヤフラムポンプより吐出する塗料の量に
基づいて、サーボモーターA,Bの回転数等を設定して
メモリーしておく(初期設定)。
は、まず、ダイヤフラムポンプA内に塗料を注入した後
に、ダイヤフラムポンプAより塗料の吐出を開始し、こ
のダイヤフラムポンプAよりの塗料の吐出を行っている
間に、ダイヤフラムポンプBへ塗料を注入するととも
に、このダイヤフラムポンプB内の塗料を循環させてお
く。
回数だけ回転し、これにより予め設定した量の塗料がダ
イヤフラムポンプAから吐出された後に、サーボモータ
ーAの駆動を停止してダイヤフラムポンプAからの塗料
の吐出を停止する。そしてそれとともに、ダイヤフラム
ポンプB内における塗料の循環を停止してダイヤフラム
ポンプBからの塗料の吐出を開始し、ダイヤフラムポン
プBから塗料を吐出している間に、サーボモーターAを
前記と逆に回転させてダイヤフラムポンプAのダイヤフ
ラムを元の位置に戻すととも、ダイヤフラムポンプA内
に塗料を注入し更にこの塗料を循環しておく。
回数だけ回転し、これにより予め設定した量の塗料をダ
イヤフラムポンプBから吐出した後に、サーボモーター
Bの駆動を停止してダイヤフラムポンプBからの塗料の
吐出を停止するとともに、ダイヤフラムポンプA内にお
ける塗料の循環を停止して、更にダイヤフラムポンプA
からの塗料の吐出を開始する。そして、ダイヤフラムポ
ンプAから塗料を吐出している間に、ダイヤフラムポン
プB内に塗料を注入するとともにこの注入した塗料を循
環しておく。そして、以後は、予め設定した量の塗料の
供給が終了するまでこの動作を繰り返す。なお、この塗
料吐出循環工程においては、ポンプ4を常時運転中にし
ておくと良い。
以上説明したような形態で実施され、以下に記載するよ
うな効果を奏する。
は、従来一体的に構成されていた塗料供給装置を、塗料
供給部、駆動制御部とに分離するとともに、駆動制御部
に備えた液体供給手段から塗料供給部に備えたダイヤフ
ラムポンプへ否圧縮性液体を供給することによって、ダ
イヤフラムポンプ内の塗料を吐出可能としている。その
ため、スプレーガンへ塗料を供給するための塗料供給部
の重量を軽量化、小型化することができ、その結果、こ
の塗料供給部をロボットアームに搭載するが可能とな
り、それにより、塗料を搬送するためのホースを短くす
ることができ、ホースの揺れ動きによる塗料の供給量の
不均等を最小限度にすることができるとともに、ホース
内における骨材の沈降をも最小限にすることができるよ
うになった。
用いて塗料を吐出する構成としているために、骨材を含
んだ塗料を吐出する場合等においてもダイヤフラムポン
プの損傷は発生せず、装置寿命を長くすることが可能と
なった。
塗料室に塗料循環手段を備え、ダイヤフラムポンプの塗
料室内の塗料を循環可能としている。そのため、骨材を
用いて塗装を行う場合に、塗料室内において骨材が沈降
することをも有効に防止することができる。
の構成を示す図である
に用いられるダイヤフラムポンプの構成を示す図であ
る。
における駆動手段の構成を示すブロック図である。
の制御系を示すブロック図である。
塗料供給方法を説明するためのフローチャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】塗装装置において被塗装物へ向けて塗料を
噴射するスプレーガンに塗料を供給するための塗装装置
用塗料供給システムであって、 ダイヤフラム(501)により分割された塗料室(50
2)と液体室(503)を備える一対のダイヤフラムポ
ンプ(5)と、該一対のダイヤフラムポンプ(5)のそ
れぞれの前記塗料室(502)に備えられた塗料吐出手
段(505)、塗料注入手段(504)、及び塗料循環
手段(506)とを備える塗料供給部(2)と、 前記一対のダイヤフラムポンプ(5)の液体室(50
3)に否圧縮性液体を供給することにより前記ダイヤフ
ラム(5)を作動するための液体供給手段と、該液体供
給手段を駆動するための駆動手段(13)と、前記塗料
吐出手段(505)、塗料注入手段(504)、塗料循
環手段(506)、駆動手段(13)を制御するための
制御手段(14)とを備えた駆動制御部(3)とを有す
ることを特徴とする塗装装置用塗料供給システム。 - 【請求項2】塗装装置において被塗装物へ向けて塗料を
噴射するスプレーガンに塗料を供給するための塗装装置
用塗料供給システムであって、 ダイヤフラム(501)により分割された塗料室(50
2)と液体室(503)を備える一対のダイヤフラムポ
ンプ(5)と、該一対のダイヤフラムポンプ(5)のそ
れぞれの前記塗料室(502)に備えられた塗料吐出手
段(505)、塗料注入手段(504)、及び塗料循環
手段(506)とを備える塗料供給部(2)と、 前記一対のダイヤフラムポンプ(5)の液体室(50
3)に否圧縮性液体を供給することにより前記ダイヤフ
ラム(5)を作動するための液体供給手段と、該液体供
給手段を駆動するための駆動手段(13)と、前記塗料
吐出手段(505)、塗料注入手段(504)、塗料循
環手段(506)、駆動手段(13)を制御するための
制御手段(14)とを備えた駆動制御部(3)と、 前記塗料注入手段(504)を介して前記一対のダイヤ
フラムポンプ(5)の塗料室(502)内に塗料を供給
するための塗料供給循環手段(4)とを有することを特
徴とする塗装装置用塗料供給システム。 - 【請求項3】前記塗料供給循環手段(4)がポンプであ
ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗装
装置用塗料供給システム。 - 【請求項4】前記否圧縮性液体がオイルであることを特
徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の塗装
装置用塗料供給システム。 - 【請求項5】前記液体供給手段が、シリンダー(11)
とこのシリンダー(11)内に可動自在に挿入されたピ
ストン(12)であるとともに、この液体供給手段を駆
動させるための駆動手段(13)がサーボモーターであ
ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに
記載の塗装装置用塗料供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27157899A JP2001087699A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 塗装装置用塗料供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27157899A JP2001087699A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 塗装装置用塗料供給システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001087699A true JP2001087699A (ja) | 2001-04-03 |
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ID=17502040
Family Applications (1)
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JP27157899A Pending JP2001087699A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 塗装装置用塗料供給システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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