JP2001087205A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JP2001087205A
JP2001087205A JP26849899A JP26849899A JP2001087205A JP 2001087205 A JP2001087205 A JP 2001087205A JP 26849899 A JP26849899 A JP 26849899A JP 26849899 A JP26849899 A JP 26849899A JP 2001087205 A JP2001087205 A JP 2001087205A
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Japan
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water
washing
cleaning
course
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JP26849899A
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Inventor
Shizunao Hatsutori
静尚 服部
Toshiya Kanbe
俊哉 神戸
Shinji Iritani
真司 入谷
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Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常発生による動作停止後に、停止した工程
から洗浄コースを再開可能な食器洗い乾燥機を提供す
る。 【解決手段】 食器洗い乾燥機は、洗浄コースの選択ス
イッチ30と、洗浄開始命令を出力するためのスタート
スイッチ29とを備える操作手段27と、操作手段27
から洗浄開始命令が入力されると選択された洗浄コース
に応じた工程を順に実行し、異常を検出すると動作を停
止する制御手段26とを備える。制御手段26は、異常
検出による動作停止後にスタートスイッチ29から洗浄
開始命令が入力されると、異常検出により停止した工程
から選択された洗浄コースを再開可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器類の洗浄及び
乾燥を自動的に行う食器洗い乾燥機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の食器洗い乾燥機では、洗浄漕内
に食器類を配置して蓋体を閉鎖した後、操作パネルで洗
浄コースを選択してスタートスイッチを操作すると、選
択された洗浄コースに応じて洗浄工程、水すすぎ工程、
加熱すすぎ工程及び乾燥工程が実行される。また、洗浄
漕内の水位を検出する水位センサ等の各種のセンサが設
けられており、センサの出力等に基づいて異常が検出さ
れると動作が停止する。異常検出による動作停止後に再
度スタートスイッチを操作した場合には、異常検出によ
り停止した時点の工程から洗浄コースが再開されるので
はなく、その洗浄コースの最初の工程から再度実行され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、異常検出によ
り動作が停止した場合でも、その異常が故障ではなく使
用者の誤操作等の故障以外の原因により発生した場合が
ある。この場合、動作停止後に使用者が故障でないこと
を確認して異常を解消すれば、停止された時点の工程か
ら洗浄コースを再開することが可能である。従って、異
常の内容にかかわらず一律に洗浄コースの最初から工程
を繰り返すのでは、停止前の工程が繰り返され無駄にな
る場合がある。
【0004】例えば、ある洗浄コースで水すすぎ工程に
おける給水動作を実行中に、使用者が食器洗い乾燥機に
給水している蛇口の水栓を誤って閉栓すると、給水異常
が検出されて動作が停止する。この場合、水栓を開栓す
れば上記水すすぎ工程における給水動作からその洗浄コ
ースを再開することが可能である。従って、その洗浄コ
ースを最初の工程である洗浄工程から再度繰り返すので
は、異常検出による動作停止前の洗浄工程で費やされた
時間、水、洗剤及び電力が無駄になる。
【0005】本発明は、かかる従来の食器洗い乾燥機に
おける問題を解決するためになされたものであり、異常
検出による動作停止後に、停止した工程から洗浄コース
を再開可能な食器洗い乾燥機を提供することを課題とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、少な
くとも洗浄コースの選択スイッチと、洗浄開始命令を出
力するためのスタートスイッチとを備える操作手段と、
該操作手段から洗浄開始命令が入力されると選択された
洗浄コースに応じた工程を順に実行し、異常を検出する
と動作を停止する制御手段とを備える食器洗い乾燥機に
おいて、上記制御手段は、上記異常検出による動作停止
後に上記スタートスイッチから洗浄開始命令が入力され
ると、異常検出により停止した工程から上記選択された
洗浄コースを再開可能であることを特徴とする食器洗い
乾燥機を提供するものである。
【0007】本発明の食器洗い乾燥機では、異常検出に
よる動作停止後、スタートスイッチを操作することによ
り停止した工程から洗浄コースを再開可能であるので、
停止前の工程に費やされた時間、水、洗剤及び電力が無
駄になるを防止することができる。
【0008】具体的には、上記制御手段は、上記異常の
内容に応じて、異常検出による停止後に洗浄コースを再
開可能か否かを判断する。
【0009】さらに具体的には、上記制御手段は、上記
異常が故障以外の原因で発生した可能性がある場合に、
洗浄コースを再開可能であると判断する。
【0010】例えば、制御手段は、給水異常や排水異常
の検出による動作停止の場合には、洗浄コースを再開可
能と判断し、熱水異常、サーミスタ断線、湯沸し異常、
オーバーフロー異常及びタイマー異常の検出による動作
停止の場合には洗浄コースを再開不可と判断する。
【0011】上記制御手段は、上記異常検出による動作
停止後に上記スタートスイッチから洗浄開始命令が入力
されると、異常の内容に応じた所定動作を実行後に、洗
浄コースを再開するものであってもよい。
【0012】例えば、給水動作の実行中に、給水が早す
ぎるために動作が停止された場合には、制御手段は排水
動作を実行した後に、給水動作を開始して選択された洗
浄コースを再開する。
【0013】洗浄漕を閉鎖する蓋体の開閉状態を検出す
る蓋体開閉検出手段を備え、上記制御手段は、上記蓋体
開閉検出手段からの入力に基づいて、上記異常検出によ
る動作停止後に蓋体がいったん開放されて再度閉鎖され
たことを検出すると、上記スタートスイッチから洗浄開
始命令を受け付け可能となるものであることが好まし
い。
【0014】この場合、異常検出による動作停止後に使
用者が蓋体を開閉した場合にのみ洗浄コースを再開する
ことができるため、使用者が異常の内容を確認すること
なく洗浄コースが再開されることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図1から図3は、本発明
の実施形態である食器洗い乾燥機1を示している。食器
洗い乾燥機1は、蓋体2aを備えたケーシング2内に収
容された洗浄漕3を備えている。洗浄漕3内には図示し
ないカゴが収容され、このカゴに洗浄する食器類を配置
するようになっている。また、蓋体2aの先端には蓋体
2aが閉鎖されていることを検出する蓋体スイッチ(蓋
体開閉検出手段)4が設けられている。
【0016】上記洗浄漕3には給水用電磁弁6が介設さ
れた給水管7の一端が開口しており、この給水管7の他
端側は図示しない水道の蛇口に接続されている。
【0017】また、上記洗浄漕3には多孔残滓フィルタ
8を取付けた水溜り凹部3aが設けられており、この水
溜り凹部3aに加熱ヒータ9とサーミスタ11が配設さ
れている。また、洗浄漕3内にはノズル12A,12B
が配設されている。
【0018】上記水溜り凹部3aとノズル12A,12
Bはそれぞれ接続パイプ13A,13Bを介して循環及
び排水用のポンプ14に接続されている。また、ポンプ
14には排水パイプ16が接続されている。ポンプ14
は図示しない流路切換弁を備えており、ポンプ14の正
転時には洗浄漕3内の水が水溜り凹部3aから接続パイ
プ13A、ポンプ14、接続パイプ13Bを経て、ノズ
ル12A,12Bより食器類に噴射され、水溜り凹部3
aに回収されるようになっている。また、ポンプ14の
逆転時には洗浄漕3内の水が水溜り凹部3aから排水パ
イプ16及び排水ホース17を経て図示しない流しに排
水されるようなっている。
【0019】上記排水パイプ16の一部が連通パイプ1
8により洗浄漕3に接続され、この部分に水位センサ1
9が設けられている。この水位センサ19は磁石を内蔵
したフロート19aと、所定位置(洗浄漕3に所定量の
水が給水されたことを示す位置)まで上昇したフロート
19aを検出する磁気センサ19bとにより構成されて
いる。
【0020】送風ファン21から洗浄漕3内に延びる通
風路22が設けられており、この通風路22内に乾燥ヒ
ータ23が配設されている。
【0021】上記洗浄漕3の前方側とケーシング2の間
に形成された空間に、制御基板24が配設されており、
この制御基板24に制御装置(制御手段)26を含む電
子部品が実装されている。また、この制御基板24と対
向してケーシング2の正面側に図4に詳細に示す操作パ
ネル(操作手段)27が配設されている。
【0022】上記操作パネル27には、電源の入/切ス
イッチキー28、洗浄開始命令及び一時停止命令を出力
するためのスタート/一時停止スイッチキー(スタート
スイッチ)29及び洗浄コースを選択するためのコース
スイッチキー(選択スイッチ)30が設けられている。
また、標準洗浄、強力洗浄、簡単洗浄、予洗洗浄及び乾
燥のみのいずれの洗浄コースが選択されているかを表示
するLED32a〜32eが設けられている。さらに、
選択された洗浄コースの全ての工程が終了するまでの残
り時間を表示する表示部33が設けられている。さらに
また、洗い工程、すすぎ工程(水すすぎ工程と加熱すす
ぎ工程を含む。)及び乾燥工程のいずれの工程を実行中
であるかを表示するためのLED34a〜34cが設け
られている。
【0023】図4に示すように、上記制御装置26は、
マイクロコンピュータからなる中央処理装置(CPU)
36、RAM37及びROM38を備えている。CPU
36は、上記操作パネル27の入/切スイッチキー2
8、スタート/一時停止スイッチキー29及びコースス
イッチキー30からの入力のほか、サーミスタ11、水
位センサ19、蓋体スイッチ4及びタイマ39からの入
力に応じて、ROM38に記憶されたプログラムをRA
M37と協働して実行し、上記給水用電磁弁6、加熱ヒ
ータ9、ポンプ14、送風ファン21、乾燥ヒータ23
及び警報ブザー41を駆動制御する。
【0024】次に、上記構成の食器洗い乾燥機の動作に
ついて説明する。まず、使用者が食器類を洗浄漕3内の
カゴに配置すると共に、洗浄漕3内に洗剤を投入し、蓋
体2aを閉じる。その後、操作パネル27のコーススイ
ッチキー30で洗浄コースを選択し、スタート/一時停
止スイッチキー29を操作する。スタート/一時停止ス
イッチキー29が操作されると、制御装置26は選択さ
れた洗浄コースに応じて洗浄工程、水すすぎ工程、加熱
すすぎ工程及び乾燥工程を実行する。
【0025】上記洗浄工程では、給水動作、循環供給動
作及び排水動作が順に実行される。上記給水動作では、
給水用電磁弁6が開弁され、給水管7から洗浄漕3内に
水が供給される。水位センサ19により所定量の水が洗
浄漕3内に給水されたことが検出されると、給水用電磁
弁6が閉弁される。上記循環供給動作では、ポンプ14
が正転駆動され、ノズル12A,12Bから食器類へ水
が噴射され、水溜り凹部3aに回収される。循環供給動
作が所定時間実行された後にポンプ14が停止される。
上記排水動作では、ポンプ14が逆転駆動され、洗浄漕
3内の水が排水パイプ16及び排水ホース17を経て図
示しない流しに排水される。水位センサ19により洗浄
漕3の水が所定水位以下に低下したことが検出されると
ポンプ14が停止される。
【0026】上記水すすぎ工程及び加熱すすぎ工程も、
上記洗浄工程と同様に、給水動作、循環供給動作及び排
水動作が順に実行される。なお、水すすぎ工程では加熱
ヒータ9はオフであり非加熱の水によりすすぎが行われ
るが、加熱すすぎ工程では加熱ヒータ9がオンされ所定
温度(本実施形態では63℃又は80℃)に加熱された
温水によりすすぎが行われる。
【0027】上記乾燥工程では、上記乾燥ヒータ23が
オンされると共に、送風ファン21が駆動され、上記通
風路22を介して洗浄漕3内に乾燥用の温風が供給され
る。
【0028】上記各工程の実行中、制御装置26は異常
発生の有無を監視している。まず、上記洗浄工程、水す
すぎ工程及び加熱すすぎ工程における給水動作中、制御
装置26は水位センサ19からの出力とタイマ39によ
り計時した給水動作開始からの経過時間(給水時間)に
基づいて給水異常を監視する。
【0029】制御装置26は、洗浄漕3内に所定量の水
が給水されたことが水位センサ19からの出力により検
出された時点での給水時間が所定値よりも短い場合に
は、給水が早過ぎる(給水過剰異常)と判断する。一
方、上記給水時間が所定値に達しても水位センサ19か
ら信号が出力されない場合には、制御装置26は給水が
遅すぎる(給水遅延異常)と判断する。
【0030】また、制御装置26は、上記洗浄工程、水
すすぎ工程及び加熱すすぎ工程における排水動作中、水
位センサ19からの出力とタイマ39により計時した排
水動作開始からの経過時間(排水時間)に基づいて給水
異常を監視し、排水時間が所定値に達しても水位センサ
19からの出力がオフとならない場合には排水異常であ
ると判断する。
【0031】さらに、制御装置26は加熱すすぎ工程に
おける循環供給動作中、サーミスタ11からの出力に基
づいて洗浄漕3中の水温を監視し、水温が上記した所定
値(63℃又は80℃)よりも高すぎる場合(例えば水
温が90℃以上である場合)には、熱水異常であると判
断する。一方、水温が上記した所定値よりも低すぎる場
合(例えば水温が57℃以下である場合)には、湯沸し
異常であると判断する。
【0032】さらにまた、制御装置26は上記洗浄工
程、水すすぎ工程及び加熱すすぎ工程中、サーミスタ1
1の断線、オーバーフロー異常等を常時監視する。
【0033】乾燥工程中、制御装置26は、サーミスタ
11からの入力信号に基づいて洗浄漕3内の温度を監視
し、この洗浄漕内の温度か゛所定値より高すぎる場合又
は低すぎる場合にはヒータ異常であると判断する。
【0034】制御装置26は選択した洗浄コースが終了
してもタイマ39がクリアされない場合には、タイマ異
常であると判断する。
【0035】次に、図5に示すフローチャートに基づい
て、異常検出時の制御装置26の動作について説明す
る。まず、ステップS1で異常発生を検出すると、ステ
ップS2で食器洗い乾燥機1の動作を停止すると共に、
警報ブザー41を駆動して使用者に異常発生を知らせ
る。
【0036】次に、ステップS3において異常の内容を
判断し、検出した異常が給水過剰異常であればステップ
S4に移行する。ステップS4で給水過剰異常の検出が
1回目であれば、ステップS5に移行する。ステップS
5では、蓋体スイッチ4がいったんオフになった後に再
度オンとなったか否かを判断し、この条件が満たされる
場合には、ステップ6に移行する。ステップ6でスター
ト/一時停止スイッチキー29がオンされた場合には、
ステップS7で排出動作を実行した後、ステップS8で
給水動作をリセットして開始し、停止した工程から選択
された洗浄コースを再開する。一方、上記ステップS4
で給水過剰異常の発生回数が1回目でない場合にステッ
プS9に移行し、動作停止を維持する。
【0037】給水過剰異常は、給水用電磁弁6が故障し
て開弁状態のままである場合に発生する。しかし、給水
用電磁弁6が故障していなくても、傾斜した台の上に食
器洗い乾燥機1が載置されていた場合や、食器洗い洗浄
機1の近くで運転中の洗濯機等の振動が影響した場合に
も、洗浄漕3に所定量の水が供給される前に水位センサ
19がオン状態となり給水過剰異常が検出されることが
ある。本実施形態では、使用者が蓋体2aを開放して給
水管7から洗浄漕3内への水の供給が停止しているこ
と、すなわち給水用電磁弁6が故障していないことを確
認した後に再度蓋体2aを閉じてスタート/一時停止ス
イッチキー29をオンすれば排水動作実行後に給水動作
が実行されて洗浄コースが再開される。よって、給水用
電磁弁6の故障以外の原因による給水過剰異常で動作が
停止された場合には、停止前にその洗浄コースで実行さ
れた工程が無駄にならない。
【0038】例えば、ある洗浄コースの水すすぎ工程に
おける給水動作中に、上記のような故障以外の原因によ
る給水過剰異常が発生した場合、スタート/一時停止ス
イッチキー29をオンして水すすぎ工程からその洗浄コ
ースを再開すれば、停止前の洗浄工程で費やされた時
間、水、洗剤及び電力が無駄にならない。
【0039】また、上記ステップS5で蓋体2aが開閉
されたことが検出されない限り、スタート/一時停止ス
イッチキー29をオンしても給水動作は再開されないた
め、使用者が給水過剰異常が故障によるものなのか、そ
れ以外の原因によるものなのかを確認することなく、洗
浄コースを再開させてしまうのを防止することができ
る。
【0040】なお、ステップS4で示すように、給水過
剰異常の発生が1回目でない場合、すなわち2回目以降
である場合に、スタート/一時停止スイッチキー29を
オンしても給水動作が再開されないのは、2回続けて給
水過剰異常が発生した場合は故障である可能性が高いか
らである。
【0041】上記ステップS3において、発生した異常
が給水遅延異常であればステップS14に移行する。ス
テップS14で給水遅延異常の発生が1回目であれば、
ステップS15に移行する。ステップS15では、蓋体
スイッチ4がいったんオフになった後に再度オンとなっ
たか否かを判断し、この条件が満たされる場合には、ス
テップS16に移行する。ステップS16でスタート/
一時停止スイッチキー29がオンされた場合には、ステ
ップS17で給水動作をリセットして開始し、洗浄コー
スを再開する。一方、上記ステップS14で給水過剰異
常の発生回数が1回目でない場合にはステップS18に
移行し、動作停止を維持する。
【0042】給水遅延異常は、水位センサ19が故障し
ているために洗浄漕3内に所定量の水が給水されてもオ
ン状態とならない場合に発生する。しかし、給水遅延異
常は、水位センサ19が故障していなくても、水道水圧
が極端に低い場合(例えば、食器洗い洗浄機1と同じ配
管の別の蛇口で多量に水を使用している場合や、元水栓
が閉栓されている場合)や、使用者が誤って給水管7に
接続された蛇口の水栓を閉栓した場合にも生じる。本実
施形態の食器洗い洗浄1では、使用者が蓋体2aを開放
して洗浄漕3内に多量の水が入っていないこと、すなわ
ち水位センサ19の故障でないことを確認し、元水栓の
開放、給水管7に接続された蛇口の水栓の開栓等の必要
な措置を行った後に再度蓋体2aを閉じてスタート/一
時停止スイッチキー29をオンすれば、給水動作が再度
実行されて洗浄コースが再開される。よって、水位セン
サ19の故障以外の原因による給水遅延異常で動作が停
止された場合には、停止前にその洗浄コースで実行され
た実行された工程が無駄にならない
【0043】例えば、ある洗浄コースにおける水すすぎ
工程での給水動作中に、上記のような故障以外の原因に
よる給水遅延異常が発生した場合、スタート/一時停止
スイッチキー29をオンしてその洗浄コースを再開すれ
ば、停止前の洗浄工程で費やされた時間、水、洗剤及び
電力が無駄にならない。
【0044】また、上記ステップS15で蓋体2aが開
閉されたことが検出されない限り、スタート/一時停止
スイッチキー29をオンしても給水動作は再開されない
ため、使用者が給水遅延異常が故障によるものなのか、
それ以外の原因によるものなのかを確認することなく、
洗浄コースを再開させてしまうのを防止することができ
る。
【0045】なお、ステップS14に示すように、給水
過剰異常の発生が1回目でない場合、すなわち2回目で
ある場合には、スタート/一時停止スイッチキー29を
オンしても給水動作が再開されないのは、2回続けて給
水遅延異常が発生した場合は故障である可能性が高いか
らである。
【0046】上記ステップS3において、発生した異常
が上記排水異常であればステップS24に移行する。ス
テップS24ではスタート/一時停止スイッチキー29
がオンされた否かを判断し、オンされた場合には、ステ
ップS25で排水動作をリセットして開始し、洗浄コー
スを再開する。従って、排水異常発生後、使用者が排水
ホース17の屈曲部分を延ばしたり、排水ホース17の
上に載せられている物品の除去等の必要な措置を取った
後にスタート/一時停止スイッチキー29をオンすれ
ば、排水動作から洗浄コースが再開されるため、停止前
の工程で費やされた時間、水、洗剤及び電力が無駄にな
らない。
【0047】上記ステップS3において、発生した異常
が上記給水過剰異常、給水遅延異常及び排水異常以外の
異常、すなわち熱水異常、サーミスタ断線、湯沸し異
常、オーバーフロー異常、ヒータ異常及びタイマ異常で
ある場合には、ステップS34に移行して動作停止を維
持する。これらの異常はいずれも故障以外の原因により
生じる可能がないので、制御装置26は上記給水過剰異
常、給水遅延異常及び排水異常の場合のようなスタート
/一時停止スイッチキー29の操作による洗浄コースの
再開を受け付けない。言い換えれば、制御装置26は故
障以外の原因により発生した可能性のある給水過剰異
常、給水遅延異常及び排水異常の検出による動作停止の
場合にのみ、スタート/一時停止スイッチキー29の操
作により洗浄コースの再開が可能であると判断する。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の食器洗い乾燥機では、異常検出による動作停止後、ス
タートスイッチを操作することにより停止した工程から
洗浄コースを再開可能であるので、停止前の工程に費や
された時間、水、洗剤及び電力が無駄になるのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 食器洗い乾燥機を示す縦断面図である。
【図2】 食器洗い乾燥機を示す他の断面での縦断面図
である。
【図3】 蓋体を開放した状態での食器洗い乾燥機の概
略平面図である。
【図4】 操作パネル及び制御装置を示す概略構成図で
ある。
【図5】 制御装置の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 食器洗い乾燥機 2 ケーシング 2a 蓋体 3 洗浄漕 3a 水溜り凹部 4 蓋体スイッチ(蓋体開閉検出手段) 6 給水用電磁弁 7 給水管 8 多孔残滓フィルタ 9 加熱ヒータ 11 サーミスタ 12A,12B ノズル 13A,13B 接続パイプ 14 ポンプ 16 排水パイプ 17 排水ホース 18 連通パイプ 19 水位センサ 19a フロート 19b 磁気センサ 21 送風ファン 22 通風路 23 乾燥ヒータ 24 制御基板 26 制御装置(制御手段) 27 操作パネル(操作手段) 28 入/切スイッチキー 29 スタート/一時停止スイッチキー(スタートスイ
ッチ) 30 コーススイッチキー(選択スイッチ) 32a,32b,32c,32d,32e LED 33 表示部 34a,34b,234c LED 36 CPU 37 RAM 38 ROM 39 タイマ 41 警報ブザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入谷 真司 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 Fターム(参考) 3B082 EE01 EE02 EE05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも洗浄コースの選択スイッチ
    と、洗浄開始命令を出力するためのスタートスイッチと
    を備える操作手段と、 該操作手段から洗浄開始命令が入力されると選択された
    洗浄コースに応じた工程を順に実行し、異常を検出する
    と動作を停止する制御手段とを備える食器洗い乾燥機に
    おいて、 上記制御手段は、上記異常検出による動作停止後に上記
    スタートスイッチから洗浄開始命令が入力されると、異
    常検出により停止した工程から上記選択された洗浄コー
    スを再開可能であることを特徴とする食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記異常の内容に応じ
    て、異常検出による停止後に洗浄コースを再開可能か否
    かを判断する請求項1に記載の食器洗い乾燥機。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記異常が故障以外の
    原因で発生した可能性がある場合に、洗浄コースを再開
    可能であると判断する請求項2に記載の食器洗い乾燥
    機。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記異常検出による動
    作停止後に上記スタートスイッチから洗浄開始命令が入
    力されると、異常の内容に応じた所定動作を実行後に、
    洗浄コースを再開するものである請求項1から請求項3
    のいずれか1項に記載の食器洗い乾燥機。
  5. 【請求項5】 洗浄漕を閉鎖する蓋体の開閉状態を検出
    する蓋体開閉検出手段を備え、 上記制御手段は、上記蓋体開閉検出手段からの入力に基
    づいて、上記異常検出による動作停止後に蓋体がいった
    ん開放されて再度閉鎖されたことを検出すると、上記ス
    タートスイッチから洗浄開始命令を受け付け可能となる
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の食器洗い
    乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8025743B2 (en) * 2009-01-05 2011-09-27 Electrolux Home Products, Inc. Safety arrangement for a dishwasher, and associated apparatus

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