JP2001086146A - Fc_alシステムの制御方法 - Google Patents

Fc_alシステムの制御方法

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JP2001086146A
JP2001086146A JP26218599A JP26218599A JP2001086146A JP 2001086146 A JP2001086146 A JP 2001086146A JP 26218599 A JP26218599 A JP 26218599A JP 26218599 A JP26218599 A JP 26218599A JP 2001086146 A JP2001086146 A JP 2001086146A
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timer
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JP26218599A
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Satoru Igawa
悟 井川
Osamu Kunisaki
修 国崎
Shuji Inoue
修二 井上
Naoto Shiino
直人 椎野
Hisatoshi Iwata
尚敏 岩田
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Telecommunication Engineering Ltd
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Hitachi Computer Peripherals Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FC_ALシステムにおいて、任意契機で発
生した障害のノード装置の確実なバイパスにより、シス
テムダウンを回避する。 【解決手段】 FC_ALに接続されるノード装置のポ
ート3を構成するマイクロプロセッサ50およひIハー
ド60において、ループステートマシン67およびこれ
を制御するマイクロプロセッサ50の動作を監視するハ
ードN秒タイマ62およびハードN秒タイマ監視回路6
3を設け、ループ初期化処理時のステート遷移の遅延監
視によるループステートマシン67およびマイクロプロ
セッサ50のマイクロプログラムの異常や、ループ初期
化処理完了後のマイクロプログラムの異常を検出し、異
常検出を契機として、検出契機等に対応した障害通知用
プリミティブBYP1/BYP2の送出後、自ノード装
置をバイパスし障害のノード装置をシステムから切り離
すことにより、システムダウンを回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FC_AL(Fi
bre Channel ArbitratedLoo
p)技術に関し、特にFC_ALシステムにおけるシス
テムダウンを引き起こすような装置障害発生時、障害装
置自らポートバイパスすることによりシステムダウンを
回避する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置
と入出力処理を行うホスト装置のシステムインタフェー
スの高速化に伴い、FC_AL(Fibre Chan
nelArbitrated Loop)という技術が
使われるようになってきた。FC_AL技術とは、従来
パラレルに転送していたデータを、シリアルに転送し、
データ間のスキューをなくすことでホストとのデータ転
送を最大で100MB/秒で行うことができる技術であ
る。またFC_ALでは同一のループ上にホストと磁気
ディスク装置を合わせて最大126台接続することが可
能であり、接続されるデバイスはループ初期化処理によ
りループ内で一意に決定されるアドレス情報(AL_P
A)を獲得する。
【0003】図5は、FC_ALのループ初期化処理に
おけるステート遷移の様子を示している。この図5に示
されるようにループ初期化はOPEN−INIT−ST
ART Stateから開始されMONITORING
Stateに遷移した時点で終了する。
【0004】またFC_ALシステムにおいては、障害
発生等を考慮しポートA,Bの2つを持ち、それぞれの
ポートでループを構成することにより一方のポートが接
続しているループがダウンした場合でも、他方のループ
を使用することにより信頼性の向上を図ることができ
る。
【0005】図6は、ポートA,Bそれぞれでループを
持つFC_ALシステム構成例のブロック図である。ポ
ートA、B共にホスト装置200−1〜200−Mと磁
気ディスク装置100−1〜100−Nが接続され、そ
れぞれでループ700(ループA)およびループ800
(ループB)を構成している例である。この例のように
ループを構成し、ループが機能するためにはすべてのポ
ート(ポート300、ポート400、トランスミッタ部
500、レシーバ部600)が機能している必要があ
る。もしループ上に機能しないポートがある場合、ルー
プ全体が機能しなくなる可能性がある。
【0006】そこで、図7に示す様なポートバイパス回
路を介して磁気ディスクをループに接続する。このポー
トバイパス回路900を用いて、障害発生ポートをバイ
パスすることによりループ上から切り離し、システムダ
ウンを回避する。図7に示すポートバイパス回路900
は、Receiverが前ノードからの入力信号900
aを磁気ディスク装置100のレシーバ部600と、C
ontrollerの両方に分岐して送信する。磁気デ
ィスク装置100は、入力信号900aを入力信号とし
て受信し、出力信号900bを出力する。Contro
llerはポートバイパス回路駆動制御信号900cに
より、磁気ディスク装置100からの出力信号900b
と、前ノード(ポート)からの入力信号900aのどち
らかの信号を選択して次のノード(ポート)に送信す
る。Controllerが入力信号900aを選択
し、出力する場合はポートがバイパスされており、その
ポートはループに影響を及ぼさない。
【0007】FC−ALシステムにおいては、障害が発
生したノード装置をループから切り離し、かつループを
再構成するために、図7に示す様なポートバイパス回路
900を使用するのが一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】FC_ALシステムを
構成するにおいて、図6に示すようにループ状に磁気デ
ィスク装置とホスト装置を接続した場合を例にとり説明
する。このように複数台の装置が接続されている場合、
特定の磁気ディスク装置の障害によりそれ以降の磁気デ
ィスク装置に信号が伝達されないケースが生じる。そこ
で前述のように図7に示す様なバイパス回路により、障
害装置をループ上から切り離す必要がある。通常、バイ
パスするためにはホスト装置からのバイパスプリミティ
ブにより磁気ディスク装置はバイパスする。
【0009】しかし、ループ初期化が終了する以前に装
置に障害が生じた場合や、障害装置の特定ができない場
合などには、ホスト装置からバイパスプリミティブを送
信できないため、障害装置のバイパスはできない、とい
う技術的課題がある。
【0010】更にホストからのバイパスプリミティブに
障害装置が応答できない状態にある場合やホスト装置の
問題でバイパスプリミティブを送信できない場合も同様
である。
【0011】このように、従来のFC−ALシステムで
は単一装置の障害によりシステムダウンを引き起こすと
いう技術的課題がある。
【0012】本発明の目的は、任意のノード装置の故障
によるシステムダウンを確実に回避することが可能な障
害耐性の高いFC_ALシステムの制御技術を提供する
ことにある。
【0013】本発明の他の目的は、故障したノード装置
の的確な特定による迅速な障害回復処理が可能なFC_
ALシステムの制御技術を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、任意のノード装置で
のループ初期化処理を含む任意のタイミングでの障害に
影響されることなく、障害のノード装置のバイパスが可
能なFC_ALシステムの制御技術を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ループ状の伝
送路と、ノードループポートを介して伝送路に接続され
る複数のノード装置とを含むFC_ALシステムの制御
方法において、少なくとも一つのノード装置には、自律
的に自ノード装置を伝送路から論理的に切り離すポート
バイパス機能を設け、個々のノード装置のノードループ
ポートにおいて、少なくともFC_ALのプロトコル制
御を行うステートマシーン制御手段のステート遷移をタ
イマで監視することにより、当該ノード装置の異常の有
無を検出し、異常が検出された時は、ポートバイパス機
能にて自ノード装置を伝送路から論理的に切り離すもの
である。
【0016】より具体的には、ノード装置がホスト装置
および磁気ディスク装置からなるFC_ALシステムに
おいて、ノード装置を構成する磁気ディスク装置におけ
るFC_ALプロトコルの制御を行うステートマシーン
の制御や全体の制御を行うマイクロプログラムの異常検
出時に、自ポートをバイパスする機能を持つハードウェ
アを新設する。このハードウェアにより障害装置自身が
バイパスするためシステムダウンを回避できる。
【0017】本発明では、タイマ及びステート情報をも
とにマイクロプログラムを監視できるハードウェアを新
設する。このハードウェアはステート遷移を行う際に、
自動的に一意のタイマ値をセットしそのタイマのタイム
アウト時にステート遷移を行ってない場合は、マイクロ
プログラムに異常が生じたとしポートバイパスする機能
を持つ。
【0018】また正常動作時でステート遷移を起こさな
い場合などは、マイクロプログラムからハードウェアに
通知しハードウェアはステート情報を考慮せず、タイマ
のみによるマイクロプログラムの監視を続ける。このケ
ースはウォッチドックタイマと同様に、正常状態ではマ
イクロプログラムが絶えずハードウェアのタイマをリセ
ットしており、マイクロプログラムの異常時にタイマが
タイムアウトしポートをバイパスする。
【0019】さらにこのハードウェアには、障害装置を
特定するために、後述の図3に示すプリミティブBYP
1,BYP2を送信する機能を持たせる。前者のBYP
1はループ初期化処理が終了する以前に装置に障害が発
生した場合に送信する。BYP1送信時はAL_PAが
確定していないため、ハードアドレス(AL_PS)を
プリミティブにセットすることにより障害装置を特定す
る。後者のBYP2はループ初期化終了後に装置に障害
が発生した際に、障害装置のAL_PAをセットしプリ
ミティブを送信する。
【0020】障害装置はポートバイパスする直前に前述
のプリミティブを送信し、このプリミティブをホストが
受信すると、そのホストはループ構成に変更があったこ
とを認識し、ループ初期化処理を実行する。またこのハ
ードウェアは磁気ディスク装置だけでなくホスト装置も
備えることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施の形態であるFC
_ALシステムの制御方法に用いられるノード装置に備
えられるノードループポート(以下、単にポートと記
す)のハードウェアの一例を示す概念図、図2は、本実
施の形態のFC_ALシステムの全体構成の一例を示す
ブロック図、図3は、本実施の形態のFC_ALシステ
ムの制御方法にて用いられる情報の一例を示す概念図で
ある。
【0023】図2は、各ノード装置が、ポートAでルー
プ7を持つFC_ALシステム構成例のブロック図であ
る。簡単のため、図2では、一つのループのみを示して
いるが、個々のノード装置に、ポートB(ポート4)と
対応するループ8を設けることで、FC_ALを多重ル
ープ構成としてもよい。
【0024】すなわち、同一のループ7上にホスト装置
2−1〜2−mと磁気ディスク装置1−1〜1−nがポ
ートA(ポート3)を介してFC_AL接続されている
例である。複数の磁気ディスク装置1−1〜1−nは、
たとえば、RAID技術によるディスクアレイを構成す
る。
【0025】各ホスト装置2−1〜2−mと磁気ディス
ク装置1−1〜1−nのポートA(ポート3)は、トラ
ンスミッタ部5およびレシーバ部6を介してループ7に
接続されている。
【0026】また、磁気ディスク装置1−1〜1−nの
各々には、ポートバイパス回路9−1〜9−nが設けら
れている。このポートバイパス回路9−1〜9−nの各
々は、前のノード装置から到来する入力信号21と、自
ノード装置からの出力信号22のいずれを選択して、次
のノード装置の入力信号21として出力する動作を行
う。信号の選択切換え動作は、自ノード装置から出力さ
れるポートバイパス回路駆動制御信号23にて制御され
る。
【0027】この図2において、磁気ディスク装置1−
2に障害が発生した場合、この装置は障害通知用プリミ
ティブを送信後バイパスする。障害装置がバイパスする
ことによりシステムダウンを回避し、この障害通知用プ
リミティブを受信したホスト装置2−mはループ7上か
ら磁気ディスク装置1−2がいなくなったことを他のノ
ード装置に知らせるため、ループ初期化処理を開始す
る。
【0028】障害の磁気ディスク装置1−2をバイパス
し障害通知用プリミティブを送信するため、図1に示す
マイクロプログラム監視用のハードウェア(Iハード)
を、ポート3およびトランスミッタ部5、レシーバ部6
の構成部分に新しく設ける。
【0029】このIハードには障害通知用プリミティブ
送信と自ポートバイパスを行える機能を持たせる。更に
Iハードにはマイクロプログラムからセット、リセット
を行えるタイマを持たせる。
【0030】すなわち、図1において、50はマイクロ
プロセッサ、60はIハード、61はマイクロプロセッ
サインタフェース回路、62はハードN秒タイマ、63
はハードN秒タイマ監視回路、64はバイパス制御、6
5はプリミティブ・フレーム受信回路、66はS/P変
換回路、67はループステートマシン、68はプリミテ
ィブ・フレーム送信回路、69はP/S変換回路、70
はハードアドレス(AL_PS)を外部から任意に設定
するためのハードアドレスジャンパである。
【0031】プリミティブ・フレーム受信回路65およ
びS/P変換回路66は、レシーバ部6を構成し、プリ
ミティブ・フレーム送信回路68およびP/S変換回路
69はトランスミッタ部5を構成する。
【0032】バイパス制御64は、ハードN秒タイマ監
視回路63の指令を契機に、自ノード装置対応のポート
バイパス回路9−1〜9−nに対して、上述のポートバ
イパス回路駆動制御信号23を出力する動作を行う。
【0033】プリミティブ・フレーム送信回路68は、
ハードアドレスジャンパ70から設定されるハードアド
レス(AL_PS)、またはループ初期化処理にて確定
したアドレス情報(AL_PA)をそれぞれ用いて、図
3に例示したフォーマットの、障害通知用プリミティブ
BYP1、障害通知用プリミティブBYP2を生成して
送出する動作を行う。すなわち、BYP1/BYP2
は、それぞれ40ビットで構成され、先頭側24ビット
の“K28.5 D15.4”/“K28.5D15.
5”が障害通知用プリミティブを示す識別子であり、後
続の16ビットが、ハードアドレス(AL_PS)/ア
ドレス情報(AL_PA)となっている。
【0034】また、FC_AL内でMASTERとなる
ホスト装置2−1〜2−mは、この障害通知用プリミテ
ィブBYP1/BYP2を認識して、当該障害ノード装
置をバイパスしたループ初期化処理を開始して回復処理
を行う機能を備えている。
【0035】また、マイクロプロセッサ50はマイクロ
プログラムにて動作することにより、マイクロプロセッ
サインタフェース回路61および図示しないインタフェ
ースを介して、ループステートマシン67を制御するこ
とで、ループ初期化処理や、ループ初期化処理完了後の
データ通信の制御等を行う。
【0036】また、マイクロプロセッサ50はマイクロ
プログラムにて動作することにより、ハードN秒タイマ
62のセット/リセット等の動作を行う。
【0037】以下、本実施の形態のFC_ALシステム
の作用の一例を説明する。
【0038】先にも述べた様にFC_ALシステムを構
成するには、ループ7上のノード装置はループ初期化処
理によりアドレス情報(AL_PA)を取得しなければ
ならない。このループ初期化中にノード装置に障害が生
じた場合と、ループ初期化後にノード装置に障害が生じ
た場合のそれぞれの対処法について以下に述べる。
【0039】図4はループ初期化中に磁気ディスク装置
に障害が生じた場合に、自ポートをバイパスする手順の
一例を示したものである。この図に示すように、ループ
初期化処理に入る直前に(ステップ101、ステップ1
02)、マイクロプロセッサ50のマイクロプログラム
は、Iハード60のハードN秒タイマ62にループ初期
化用で1秒程度のタイマ(LPT1)をセットする(ス
テップ103)。タイマ値を1秒程度と設定したのは、
通常ループ初期化は1秒以内で終了するためである。つ
まり図5に示すループ初期化処理の最初のステートであ
るOPEN−INIT−START Stateから最
後のステートであるMONITORING State
に遷移するまでに1秒以内ということである。
【0040】そのためLPT1がタイムアウトした際
に、Iハード60のステートがOPEN−INIT−S
TART Stateにいる場合(ステップ104)、
Iハード60のハードN秒タイマ監視回路63はマイク
ロプログラムに異常が生じたと判断し、障害通知用プリ
ミティブBYP1の送信要求をプリミティブ・フレーム
送信回路68に指示して障害通知用プリミティブBYP
1をループ7に送出した後に、バイパス制御64を介し
て自ノード装置のポートバイパス回路9−2に対して、
上述のポートバイパス回路駆動制御信号23を出力する
ことでバイパスする(ステップ117)。この時、ルー
プ初期化処理は未完のため、当該ループ初期化処理にて
ループ7内で動的に決定されるアドレス情報(AL_P
A)は未定であるため、ハードアドレスジャンパ70で
設定されているハードアドレス(AL_PS)を障害通
知用プリミティブBYP1にセットして送出する。これ
により、ホスト装置側でこの障害通知用プリミティブB
YP1を検出することで、ループ初期化処理の完了前で
あっても、障害が発生した磁気ディスク装置を特定する
ことが可能になる。
【0041】一方、LPT1がタイムアウトした際、す
でにループ初期化が終了している場合は(ステップ10
5)、Iハード60のハードN秒タイマ62に5秒用の
タイマ(NST5)をセットしループ初期化終了をIハ
ード60に通知する(ステップ115)。
【0042】また、LPT1がタイムアウト後、OPE
N−INIT−START State以外のステート
でループ初期化が終了していない時は更に1秒程度のタ
イマ(LPT2)をセットする(ステップ106)。
【0043】以下、同様にLPT2がタイムアウトした
際に、OPEN−INIT−SELECT−MASTE
R Stateではなく、またこのステートを通過して
いない場合(ステップ107)、そのノード装置は障害
通知用プリミティブBYP1を送信後バイパスする(ス
テップ118)。
【0044】一方、LPT2がタイムアウトした際、す
でにループ初期化が終了している場合は(ステップ10
8)、Iハード60にNST5をセットする(ステップ
115)。
【0045】また、LPT2がタイムアウト後、OPE
N−INIT−SELECT−MASTER Stat
eにいるかまたはこのステートを通過している場合で、
ループ初期化が終了していない時は、更に2秒間のタイ
マ(LPT3)をセットする(ステップ109)。ここ
で、2秒間のタイマをセットするのはOPEN−INI
T−SELECT−MASTER StateでLIS
M(Loop Initialization Sel
ect Master)フレーム送信後、マイクロプロ
グラムが2秒間のタイマをセットし、このタイマがタイ
ムアウト後にINITIALIZING Stateを
要求するためである。
【0046】このためLPT3がタイムアウトした際
に、OPEN−INIT−SELECT−MASTER
Stateにいる場合(ステップ110)、そのノー
ド装置は障害通知用プリミティブBYP1を送信後、バ
イパスする(ステップ119)。
【0047】LPT3がタイムアウトした際、ループ初
期化が終了しているかINITIALIZING St
ateにいる場合は(ステップ111)、Iハード60
のハードN秒タイマ62にNST5をセットする(ステ
ップ115)。
【0048】またLPT3がタイムアウト後、OPEN
−INIT−SELECT−MASTER State
以外のステートでループ初期化が終了していない時は更
に2秒程度のタイマ(LPT4)をセットする(ステッ
プ112)。LPT4のタイマ値も前記述と同様にマイ
クロプログラムのタイマを考慮する必要がある。
【0049】LPT4がタイムアウトした際に、ループ
初期化が終了していない場合は(ステップ113)、バ
イパスする(ステップ120)。
【0050】一方、LPT4がタイムアウトした際、す
でにループ初期化が終了しているかINITIALIZ
ING Stateにいる場合はIハード60のハード
N秒タイマ62にNST5をセットする(ステップ11
5)。
【0051】但し、ループ初期化中でもOLD−POR
T StateやError Initの状態に遷移し
た場合やループ障害発生時等はNST5のタイマをセッ
トする。またループ初期化中のタイマ(LPT1〜LP
T4)とNST5は同時に動作しないものとする。
【0052】次にループ初期化終了後の処理について以
下に述べる。ループ初期化終了後は、Iハード60はハ
ードN秒タイマ62に5秒間のタイマNST5をセット
する(ステップ115)。マイクロプログラムはNST
5がタイムアウトしない時間内(本実施の形態では4秒
とした)でIハード60のタイマNST5をリセットす
る(ステップ114)。Iハード60はNST5がタイ
ムアウトした時点でマイクロプログラムに異常が生じた
と判断し、障害通知用プリミティブBYP2を送信後バ
イパスする(ステップ116)。このとき、ループ初期
化終了後であるため、各ノード装置にアドレス情報(A
L_PA)が確定しており、このアドレス情報(AL_
PA)を障害通知用プリミティブBYP2にのせて送出
する。これにより、ホスト装置の側にて、この障害通知
用プリミティブBYP2を検出することで、どのノード
装置に障害が発生したかを特定することが可能になる。
【0053】以上説明したように、本実施の形態のFC
_ALシステムおよびその制御方法によれば、Iハード
60に設けられたハードN秒タイマ62にて、ループス
テートマシン67およびこれを制御するマイクロプロセ
ッサ50のマイクロプログラム等のステートマシーン制
御手段のステート遷移を監視することにより障害の検出
を行うので、ループ初期化処理の完了の前後等に関係な
く、任意の契機で任意のノード装置に障害が発生した場
合でも、障害が発生したノード装置の自律的なバイパス
動作による、当該ノード装置のループ7からの論理的な
切り離し処理が確実に実行される。
【0054】これにより、FC−ALシステムにおいて
システムダウンを引き起こすといった重大な装置障害発
生時に、障害のノード装置が自らポートバイパスしてル
ープ7から切り離すことができ、残りのノード装置でル
ープを構成することによりシステムダウンを回避でき
る。
【0055】また、障害時の切り離しに先立って、障害
の状態や発生契機に応じて異なる障害通知用プリミティ
ブBYP1/BYP2をループ7に送出することで、ど
のノード装置に障害が発生したかが、障害通知用プリミ
ティブBYP1/BYP2に含まれるアドレス情報(A
L_PA)や、ハードアドレス(AL_PS)に基づい
て正確に特定でき、障害の回復処理の迅速化、等を実現
できる。
【0056】特に、たとえば多数の磁気ディスク装置等
のノード装置をループ7に接続した構成を採るディスク
アレイシステム等に適用した場合に、より効果が大き
い。
【0057】本願発明のうち、特許請求の範囲に記載さ
れた以外の発明を列挙すれば以下の通りである。
【0058】<1> FC_ALのループに接続されて
いる磁気ディスク装置の内、特定の1つ以上の磁気ディ
スク装置に障害が発生しループ全体に影響を及ぼす際、
障害装置自らがバイパスしシステムダウンを回避する方
式。
【0059】<2> ステートマシーン制御手段を備え
た装置において、ステート遷移をタイマで監視すること
により、装置を制御するマイクロプログラムの異常を検
出する機能を持つハードウェア。
【0060】<3> 項目<2>記載のハードウェアに
おいて、FC_AL対応の磁気ディスク装置におけるマ
イクロプログラムの異常をステート情報及びタイマを用
いて検出し、異常が生じた場合に自身が接続しているル
ープから自身を切り離す自ポートバイパス機能を持つハ
ードウェア。
【0061】<4> 項目<3>記載のハードウェアを
備えるFC_AL対応の磁気ディスク装置。
【0062】<5> FC_AL対応の磁気ディスク装
置においてマイクロプログラムの異常を検出した際に、
自身が接続しているループから自身を切り離す際に、障
害を検出した磁気ディスク装置を識別する識別子を有す
るファイバチャネルのプリミティブ。
【0063】<6> 項目<3>記載のハードウェアに
おいて、装置障害検出時に前記プリミティブを送信でき
る機能を持ち、プリミティブ送信後に自ポートバイパス
を行えるハードウェア。
【0064】<7> 項目<6>記載のハードウェアを
備えるFC_AL対応の磁気ディスク装置。
【0065】<8> 少なくとも1つのFC_ALのル
ープに接続するために、少なくとも1つのポートを備え
たFC_AL対応のホスト装置であって、項目<5>記
載の装置障害通知手段によって送信されるファイバチャ
ネルのプリミティブを少なくとも1つは必ず受信する装
置障害通知受信手段と、前記装置障害通知受信手段によ
り受信したプリミティブの内容を解釈し、当該装置を特
定する手段を備えるホスト装置。
【0066】<9> 項目<8>記載のホスト装置にお
いて、項目<5>記載の装置障害通知手段によって送信
されるファイバチャネルのプリミティブを受信した場
合、ループ初期化処理を実施できる機能を有するホスト
装置。
【0067】<10> 項目<6>記載のハードウェア
を備えるFC_AL対応のホスト装置。
【0068】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0069】たとえば、FC_ALに接続されるノード
装置としては、ホスト装置や磁気ディスク装置等に限ら
ず、一般の情報処理装置や機器等を広く接続できる。
【0070】
【発明の効果】本発明のFC_ALシステムの制御方法
によれば、任意のノード装置の故障によるシステムダウ
ンを確実に回避することができる、という効果が得られ
る。
【0071】本発明のFC_ALシステムの制御方法に
よれば、故障したノード装置の的確な特定による迅速な
障害回復処理ができる、という効果が得られる。
【0072】本発明のFC_ALシステムの制御方法に
よれば、任意のノード装置でのループ初期化処理を含む
任意のタイミングでの障害に影響されることなく、障害
のノード装置のバイパスができる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるFC_ALシステ
ムの制御方法を実施するFC_ALシステムを構成する
ノード装置に備えられるノードループポートのハードウ
ェアの一例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるFC_ALシステ
ムの全体構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態のFC_ALシステムの
制御方法にて用いられる情報の一例を示す概念図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態であるFC_ALシステ
ムの制御方法の作用の一例を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明のFC_ALシステムおよび参考技術の
FC_ALシステムにおけるループ初期化時のステート
マシーンのステート遷移の一例を示す概念図である。
【図6】本発明の参考技術であるFC_ALシステムの
構成の一例を示す概念図である。
【図7】本発明の参考技術であるFC_ALシステムに
おけるポートバイパス回路の構成の一例を示す概念図で
ある。
【符号の説明】
1−1〜1−n…磁気ディスク装置、2−1〜2−m…
ホスト装置、3…ポート(ノードループポート)、4…
ポート(ノードループポート)、5…トランスミッタ
部、6…レシーバ部、7…ループ(伝送路)、8…ルー
プ(伝送路)、9−1〜9−n…ポートバイパス回路
(ポートバイパス機能)、21…入力信号、22…出力
信号、23…ポートバイパス回路駆動制御信号(ポート
バイパス機能)、50…マイクロプロセッサ(ステート
マシーン制御手段)、60…Iハード、61…マイクロ
プロセッサインタフェース回路、62…ハードN秒タイ
マ、63…ハードN秒タイマ監視回路、64…バイパス
制御、65…プリミティブ・フレーム受信回路、66…
S/P変換回路、67…ループステートマシン(ステー
トマシーン制御手段)、68…プリミティブ・フレーム
送信回路、69…P/S変換回路、70…ハードアドレ
スジャンパ、BYP1…障害通知用プリミティブ(第1
のプリミティブ)、BYP2…障害通知用プリミティブ
(第2のプリミティブ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国崎 修 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 井上 修二 神奈川県小田原市国府津2880番地 日立コ ンピュータ機器株式会社内 (72)発明者 椎野 直人 神奈川県小田原市国府津2880番地 日立コ ンピュータ機器株式会社内 (72)発明者 岩田 尚敏 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 Fターム(参考) 5K031 AA04 BA01 DA19 DB02 DB10 EA01 EA09 EA12 EB03 EB08 EC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ状の伝送路と、ノードループポー
    トを介して前記伝送路に接続される複数のノード装置と
    を含むFC_AL(Fibre Channel Ar
    bitrated Loop)システムの制御方法であ
    って、 少なくとも一つの前記ノード装置には、自律的に自ノー
    ド装置を前記伝送路から論理的に切り離すポートバイパ
    ス機能を設け、 個々の前記ノード装置の前記ノードループポートにおい
    て、少なくともFC_ALのプロトコル制御を行うステ
    ートマシーン制御手段のステート遷移をタイマで監視す
    ることにより、当該ノード装置の異常の有無を検出し、
    前記異常が検出された時は、前記ポートバイパス機能に
    て自ノード装置を前記伝送路から論理的に切り離すこと
    を特徴とするFC_ALシステムの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のFC_ALシステムの制
    御方法において、 前記ノード装置の異常により前記ポートバイパス機能に
    て自ノード装置を前記伝送路から切り離す時、前記ステ
    ート遷移の状態に応じて、 前記伝送路のループ初期化処理が完了する以前に前記異
    常が発生した場合には、切り離しに先立って、当該ノー
    ド装置に予め設定されているハードアドレス(AL_P
    S)を含む第1のプリミティブを前記伝送路に送出し、 前記伝送路のループ初期化処理が完了した後に前記異常
    が発生した場合には、切り離しに動作に先立って、前記
    ループ初期化処理にて動的に当該ノード装置に割り当て
    られたアドレス情報(AL_PA)を含む第2のプリミ
    ティブを前記伝送路に送出することを特徴とするFC_
    ALシステムの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のFC_ALシス
    テムの制御方法において、前記ノード装置は、少なくと
    も一つのホスト装置、および前記伝送路を介して前記ホ
    スト装置に接続される複数の外部記憶装置で構成され、
    個々の前記外部記憶装置の各々に、前記ポートバイパス
    機能を設け、前記ホスト装置は、前記第1および第2の
    プリミティブに基づいて、故障した前記外部記憶装置を
    特定する機能を備えたことを特徴とするFC_ALシス
    テムの制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7412628B2 (en) 2002-12-20 2008-08-12 Fujitsu Limited Storage system and disconnecting method of a faulty storage device
US8234472B2 (en) 2008-12-15 2012-07-31 Fujitsu Limited Storage system, storage managing device and storage managing method
CN101753208B (zh) * 2008-11-29 2013-07-10 华为数字技术(成都)有限公司 一种节点异常检测方法、装置及存储设备
CN114828135A (zh) * 2022-07-04 2022-07-29 北京安华金和科技有限公司 一种网络旁路功能控制处理方法和装置

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CN114828135B (zh) * 2022-07-04 2022-09-23 北京安华金和科技有限公司 一种网络旁路功能控制处理方法和装置

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