JP2001085573A - 導体パタ−ンの形成方法及び電子部品 - Google Patents

導体パタ−ンの形成方法及び電子部品

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JP2001085573A JP25827699A JP25827699A JP2001085573A JP 2001085573 A JP2001085573 A JP 2001085573A JP 25827699 A JP25827699 A JP 25827699A JP 25827699 A JP25827699 A JP 25827699A JP 2001085573 A JP2001085573 A JP 2001085573A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導体パタ−ンのライン/スペ−スが小さくな
ってもライン間に絶縁不良を発生することがなく、また
セラミック基板の表面にたとえ欠陥(窪み)が存在して
いたとしても、導体パタ−ンに欠陥を生じさせない導体
パタ−ンの形成方法を提供すること。 【解決手段】 セラミック基板1上にセミアディティブ
法により、微細な導体パタ−ン5を形成する導体パタ−
ンの形成方法において、セラミック基板1上であって導
体パタ−ン5の下層にガラスセラミック層4を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導体パタ−ンの形成
方法及び電子部品に関し、より詳細にはセラミック基板
上にセミアディティブ法により、微細な導体パタ−ンを
形成する導体パタ−ンの形成方法、及びセラミック基板
上に微細な導体パタ−ンが形成された電子部品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、LSIチップ等のチップ部品は、
該チップ部品を外部環境から保護し、かつ配線基板への
実装を容易にする等の目的のため、種々の材料を用いて
構成されたパッケージに収納される。
【0003】このパッケージには、LSIチップ上に形
成されたパッドと配線基板に形成された端子とを接続す
るために多数の配線が形成されている。近年、LSIの
高集積化に伴い、パッケージにおいて必要とされる外部
接続端子の数も急激に増加してきており、それに伴い5
00個以上の外部接続端子が形成されたパッケージも現
われてきている。
【0004】また、電子機器は小型化の傾向にあり、配
線基板も小型のものが求められているため、配線基板に
形成する配線の高密度化も進んできており、これに対処
するため配線の幅は次第に狭くなってきている。また、
セラミック製の配線基板は耐熱性、耐久性、信頼性等に
優れるという特徴を有しており、セラミック配線基板、
特に比較的安価なアルミナ製のセラミック配線基板は現
在盛んに使用されている。
【0005】図3はセラミック配線基板を製造する際、
セラミック基板上にセミアディティブ法により、微細な
銅の導体パタ−ンを形成する場合の概略工程を示したフ
ロ−チャ−トである。セラミック基板への無電解銅めっ
きの付着力をアンカ−効果により高めるために、まず、
第1工程では、セラミック基板表面にフッ化水素アンモ
ニウムを用いた粗化処理を施す。次にセラミック基板表
面の全面に無電解銅めっき処理を施し、さらにこの処理
により形成された無電解銅めっき層の上からフォトレジ
ストを塗布し、次いでフォトレジストのネガパタ−ンを
形成すべく露光・現像処理を施す。次に露光・現像処理
により形成されたフォトレジストのネガパタ−ンをめっ
きマスクとして電解銅めっき処理を施し、フォトレジス
トで覆われていない前記無電解銅めっき層上に電解銅め
っき層を形成する。次いで前記フォトレジストを除去し
た後、前記電解銅めっき層で覆われていない部分に形成
されている前記無電解銅めっき層を除去するために過硫
酸ソ−ダ系エッチング液を用いたソフトエッチング処理
を施す。以上の工程によりセミアディティブ法による微
細な導体パタ−ンがセラミック基板上に形成される。
【0006】上記工程によりセラミック基板上に銅の導
体パタ−ンが形成された状態を図4に示す。セラミック
基板11の表面には粗化領域11aが形成され、この粗
化領域11aを介して、無電解銅めっき層13aと電解
銅めっき層13bとからなる導体パタ−ン13が形成さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したセミアディテ
ィブ法により、セラミック基板11上に微細な導体パタ
−ン13を形成する場合、セラミック基板11への無電
解銅めっきの付着力をアンカ−効果により高めるため
に、セラミック基板11表面には粗化処理を施して粗化
領域11aを形成しており、この粗化領域11aには無
電解銅めっき処理の際、無電解銅めっきが入り込んでお
り、後の無電解銅めっき除去のためのソフトエッチング
処理によっても前記無電解銅めっきを導体パタ−ン13
の形成部分以外において完全に除去するといったことは
かなり困難であった。このため、特に導体パタ−ン13
が微細化され、ライン/スペ−スが小さくなるほど、導
体パタ−ン13のライン間に絶縁不良が発生し易くなっ
てきている。
【0008】また、セラミック基板11の表面には図5
に示したように、欠陥(窪み)11bが存在しているこ
とがあり、この欠陥11bに導体パタ−ン13がかかる
と図5に示したようにフォトレジスト14の型崩れを介
して導体パタ−ン13の一部に欠陥13dが形成されて
しまうことがあり、パタ−ンの欠けや断線等を引き起こ
し、不良品発生の一因になっていた。
【0009】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、セラミック基板上に形成される導体パタ−ンのラ
イン/スペ−スが小さくなってもライン間に絶縁不良を
生じることがなく、またセラミック基板の表面に欠陥
(窪み)が存在していたとしても、導体パタ−ンに欠陥
を生じさせない導体パタ−ンの形成方法、及び導体パタ
−ンのライン間に絶縁不良がなく導体パタ−ンに欠陥が
生じていない電子部品を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために、本発明に係る導体パタ−ンの形成方法
(1)は、セラミック基板上にセミアディティブ法によ
り、微細な導体パタ−ンを形成する導体パタ−ンの形成
方法において、前記セラミック基板上であって前記導体
パタ−ンの下層にガラスセラミック層を形成する工程を
含んでいることを特徴としている。
【0011】上記導体パタ−ンの形成方法(1)によれ
ば、前記セラミック基板上であって前記導体パタ−ンの
下層に前記ガラスセラミック層を形成する工程を含んで
いるので、このガラスセラミック層に粗化処理が施さ
れ、この粗化処理部分に無電解めっき成分が入り込んで
いたとしても、この無電解めっき成分は後のソフトエッ
チング処理工程において、前記ガラスセラミック層の粗
化処理部分から根刮ぎ除去されることとなる。従って、
粗化処理部分に無電解めっき成分が残り、前記導体パタ
−ンのライン間に絶縁不良が生じるといったことは発生
しなくなり、また、前記セラミック基板の表面にたとえ
欠陥(窪み)が存在していたとしても、この欠陥は前記
ガラスセラミック層により埋め込まれ、該ガラスセラミ
ック層表面の平坦性は容易に確保されるため、前記セラ
ミック基板の表面に存在する欠陥(窪み)が前記導体パ
タ−ンの形状に反映されることがなくなり、前記導体パ
タ−ンに前記セラミック基板の表面に存在する欠陥に起
因した欠陥が生じることを阻止することができる。
【0012】また、本発明に係る導体パタ−ンの形成方
法(2)は、上記導体パタ−ンの形成方法(1)におい
て、無電解めっき層及び前記ガラスセラミック層の粗化
領域の不要部分を過硫酸ソ−ダ系エッチング液を用いた
ソフトエッチング処理により除去することを特徴として
いる。上記導体パタ−ンの形成方法(2)によれば、前
記無電解めっき層及び前記ガラスセラミック層の粗化領
域の不要部分を過硫酸ソ−ダ系エッチング液を用いてエ
ッチング・除去するので、前記無電解めっき層及び前記
ガラスセラミック層の粗化領域の不要部分を確実に短時
間で除去することができ、導体パタ−ン形成の製造プロ
セスを簡略化することができる。
【0013】また、本発明に係る電子部品(1)は、セ
ラミック基板上に微細な導体パタ−ンが形成された電子
部品において、前記セラミック基板と前記導体パタ−ン
との間にガラスセラミック層が介装されていることを特
徴としている。上記電子部品(1)によれば、前記セラ
ミック基板と前記導体パタ−ンとの間にガラスセラミッ
ク層が介装されているので、このガラスセラミック層に
めっきの付きをよくするための粗化処理が施され、この
粗化処理部分に前記導体パタ−ンを構成する無電解めっ
き成分が入り込んでいたとしても、この無電解めっき成
分は後の無電解めっきの不要部分を除去するためのソフ
トエッチング処理工程において、前記ガラスセラミック
層の粗化処理部分から根刮ぎ除去されることとなる。従
って、該粗化処理部分に無電解銅めっき成分が残り、前
記導体パタ−ンのライン間に絶縁不良が発生するといっ
た事態は生ぜず、また、前記セラミック基板の表面にた
とえ欠陥(窪み)が存在していたとしても、この欠陥は
前記ガラスセラミック層により埋め込まれ、該ガラスセ
ラミック層表面の平坦性は容易に確保されるため、前記
セラミック基板の表面に存在する欠陥(窪み)が前記導
体パタ−ンに反映されることがなくなり、前記導体パタ
−ンに前記セラミック基板の表面に存在する欠陥に起因
した欠陥が生じることを阻止することができる。
【0014】また、本発明に係る電子部品(2)は、上
記電子部品(1)において、前記ガラスセラミック層
が、LFC(低温焼成セラミック)からなることを特徴
としている。上記電子部品(2)によれば、前記ガラス
セラミック層が、LFC(低温焼成セラミック)からな
るので、前記ガラスセラミック層を低温焼成で形成する
ことができ、前記ガラスセラミック層の焼成形成が容易
となり、電子部品製造プロセスの簡略化を図ることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る導体パタ−ン
の形成方法及び電子部品の実施の形態を図面に基づいて
説明する。図1は実施の形態に係る電子部品の要部を示
す断面図であり、図中1は積層タイプのセラミック基板
を示しており、このセラミック基板1の各層1a、1
b、…には導体パタ−ン2やビアホ−ル3等が形成され
ている。このセラミック基板1の構成材料は特に限定さ
れるものではなく、セラミック基板1の構成材料として
は、例えばアルミナ等の酸化物系セラミック、窒化アル
ミニウム等の非酸化物系セラミック、ガラスセラミック
等を挙げることができる。また導体パタ−ン2の構成材
料も特に限定されるものではないが、セラミック基板1
と同時焼成により形成する場合にはセラミック基板1の
焼成温度を考慮して決定する必要があり、セラミック基
板1の構成材料が例えばアルミナ等の酸化物系セラミッ
クである場合には、タングステン、モリブデン等の金属
材料を挙げることができ、セラミック基板1の構成材料
が例えば窒化アルミニウム等の非酸化物系セラミックで
高温焼成を必要とするものの場合には、タングステン、
モリブデン等の金属材料を挙げることができ、またセラ
ミック基板1の構成材料がガラスセラミック等の比較的
低温焼成可能な材料からなる場合には、銀、銅、金、白
金等の金属材料を挙げることができる。
【0016】セラミック基板1上にはガラスセラミック
層4が形成されており、このガラスセラミック層4の表
面側にはフッ化水素アンモニウムを用いた粗化処理が施
されて形成された粗化領域4aが存在している。この、
ガラスセラミック層4に形成された粗化領域4aを介し
て、無電解めっき層5aと電解めっき層5bとの2層構
造からなる導体パタ−ン5が形成されている。
【0017】このガラスセラミック層4の構成材料とし
ては、SiO2 、CaO、MgO、B23 、Al2
3 、PbO、K2 O系のガラスセラミック等を挙げるこ
とができるが、製造プロセスの簡略化の観点からは、後
の導体パタ−ン5形成部分以外の無電解めっき層5aの
除去工程であるソフトエッチング処理工程における溶解
除去が容易で、かつ低温焼成可能な材料であることが望
ましい。ソフトエッチング処理工程における溶解除去が
容易で、かつ低温焼成可能なガラスセラミック材料とし
ては、SiO2 、Al23 、CaO、PbO、B2
3 系のガラスセラミック等を挙げることができる。
【0018】ガラスセラミック層4の表面側には、上記
したように、無電解めっき層5aと電解めっき層5bと
の2層構造からなる導体パタ−ン5が形成されており、
導体パタ−ン5間のスペ−ス部分のガラスセラミック層
4表面の粗化領域はソフトエッチング処理工程により根
刮ぎ除去されており、導体パタ−ン5間のスペ−ス部分
のガラスセラミック層4表面の粗化領域に無電解めっき
層5aが残存する余地はないように構成されている。
【0019】図2は、電子部品としてのセラミック配線
基板を製造する際、セラミック基板上にセミアディティ
ブ法により、微細な導体パタ−ンを形成する場合の、実
施の形態に係る概略工程を示すフロ−チャ−トである。
まず、第1工程では、導体パタ−ン2やビアホ−ル3が
形成されて焼成されたセラミック基板1の表面全面に、
SiO2 、Al23 、CaO、PbO、B23 系の
ガラスセラミックからなるガラスセラミック層4を形成
するための感光性の絶縁性ガラスペ−ストを塗布する。
70〜90℃の温度範囲で20分程度乾燥させた後、ビ
アホ−ル4b形成のための露光・現像処理を施し、その
後、大気雰囲気下、800〜900℃の温度範囲で10
分程度焼成する。
【0020】次に、ガラスセラミック層4に対する無電
解めっき層5aの付着力をアンカ−効果により高めるた
めに、ガラスセラミック層4の表面にフッ化水素アンモ
ニウムによる粗化処理を20〜30℃の温度範囲で施
し、粗化領域4aを形成する。次に、ガラスセラミック
層4表面の全面に無電解めっき処理を施し、さらにこの
無電解めっき層5aの上からフォトレジストを塗布し、
次いでフォトレジストのネガパタ−ンを形成すべく露光
・現像処理を施す。次に前記露光・現像処理により形成
されたフォトレジストのネガパタ−ンをめっきマスクと
して電解めっき処理を施し、フォトレジストで覆われて
いない無電解めっき層5a上に電解めっき層5bを形成
する。
【0021】次いでNaOH液を用いて前記フォトレジ
ストを溶解・除去した後、電解めっき層5bで覆われて
いない部分に形成されている無電解めっき層5aを除去
するために過硫酸ソ−ダ系エッチング液を用いて、20
〜30℃の温度範囲で10分程度、の条件下でソフトエ
ッチング処理を施す。以上の工程により、図1に示した
セミアディティブ法による微細な導体パタ−ン5がガラ
スセラミック層4上に形成された電子部品としてのセラ
ミック配線基板が製造される。
【0022】上記電子部品によれば、セラミック基板1
と導体パタ−ン5との間にガラスセラミック層4が介装
され、このガラスセラミック層4にめっきの付きをよく
するための粗化処理が施され、粗化領域4aが形成され
ている。この粗化領域4a部分は後のソフトエッチング
処理工程において使用される過硫酸ソ−ダ系エッチング
液に容易に溶解し、除去されるため、粗化領域4a部分
に導体パタ−ン5を構成する無電解めっき成分が入り込
んでいたとしても、この無電解めっき成分は後の無電解
めっき層5aの不要部分を除去するための前記ソフトエ
ッチング処理工程において、ガラスセラミック層4の粗
化領域4a部分から根刮ぎ除去されることとなる。従っ
て、粗化領域4aに無電解銅めっき成分が残り、導体パ
タ−ン5のライン間に絶縁不良が発生するといった事態
は生じない。
【0023】また、セラミック基板1の表面に欠陥(窪
み)1dがたとえ存在していたとしても、この欠陥1d
は流動性が高いガラスセラミックペ−スト層により埋め
込まれ、ガラスセラミックペ−スト層表面の平坦性は容
易に確保されるため、焼成・形成されたガラスセラミッ
ク層4表面の平坦性も容易に確保され、セラミック基板
1の表面に存在する欠陥1dが導体パタ−ン5形状に反
映されることがなくなり、導体パタ−ン5にセラミック
基板1の表面に存在する欠陥1dに起因した欠陥が生じ
ることを阻止することができる。
【0024】また、実施の形態に係る電子部品は、ガラ
スセラミック層4が、LFCであるSiO2 、Al2
3 、CaO、PbO、B23 系のガラスセラミックか
らなるので、ガラスセラミック層4の焼成形成が容易で
あり、電子部品製造プロセスの簡略化を図ることができ
る。
【0025】
【実施例及び比較例】以下、本発明に係る導体パタ−ン
の形成方法を実施して電子部品を作製し、ライン間の絶
縁不良の発生状況、及び導体パタ−ン不良の発生状況を
調査した。また併せて従来の方法による比較例に係る導
体パタ−ンの形成方法を実施して電子部品を作製し、同
様にライン間の絶縁不良の発生状況、及び導体パタ−ン
不良の発生状況を調査した。
【0026】<実施例> (i) セラミック基板1の作製 スラリ−の構成材料: アルミナ粉末、樹脂(アクリル
樹脂)、溶剤(キシレン)、可塑剤(ジブチルフタレー
ト(DBP)) 成形方法: ドクタブレード法 外形: 100mm×100mmの正方形 厚さ: 250μm (ii) ガラスセラミック層4の形成 ガラスセラミック層の組成:SiO2 、Al23 、C
aO、PbO、B23 系のガラスセラミック ガラスセラミック層の焼成温度:800〜 900℃ (iii) 導体パタ−ン5の形成 導体の組成: Cu 導体パタ−ンの形状: 種々の間隔を有するライン/ス
ペ−ス ソフトエッチング処理液:過硫酸ソ−ダ系エッチング液 ソフトエッチング処理温度: 25℃ ソフトエッチング処理時間: 1分 (iv) 絶縁不良発生状況のテスト: ライン間の絶縁抵
抗値を測定 パタ−ン不良発生状況の観察: ライン/スペ−スが5
0/50μmのパタ−ンにおいて光学顕微鏡を用いた目
視観察 断線の発生状況: テスタ−を用いた抵抗値の測定
【0027】<比較例> (i) セラミック基板11の作製 スラリ−の構成材料: アルミナ粉末、樹脂(アクリル
樹脂)、溶剤(キシレン)、可塑剤(ジブチルフタレー
ト(DBP)) 成形方法: ドクタブレード法 外形: 100mm×100mmの正方形 厚さ: 250μm (ii) 導体パタ−ン13の形成 導体の組成: Cu 導体パタ−ン13の形状: 種々の間隔を有するライン
/スペ−ス ソフトエッチング処理液: 過硫酸ソ−ダ系エッチング
液 ソフトエッチング処理温度: 25℃ ソフトエッチング処理時間: 1分 (iii) 絶縁不良発生状況のテスト: ライン間の絶縁
抵抗値を測定 パタ−ン不良発生状況の観察: ライン/スペ−スが5
0/50μmのパタ−ンにおいて光学顕微鏡を用いた目
視観察 断線の発生状況: テスタ−を用いた抵抗値の測定 <評価結果> 実施例及び比較例に係るそれぞれ10枚
及び12枚のセラミック基板1、11における、絶縁不
良発生状況、パタ−ン不良発生状況の結果を下記の表1
及び表2に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】 上記表1に示した結果より明らかなように、実施例の場
合には、ライン/スペ−スが50/50μmの場合に
も、絶縁抵抗値は1010オ−ム以上と極めて高い値を確
保することができ、比較例の場合における絶縁抵抗値1
オ−ムに比べて、絶縁抵抗値を格段に改善することがで
きた。
【0030】上記表2に示した結果より明らかなよう
に、実施例においては、ライン/スペ−スが50/50
μmの場合にも導体パタ−ン5の欠け及び断線は発生し
ておらず、これに対し比較例の場合には導体パタ−ン1
3の欠けが12個のうち7個に生じ、また断線は12個
のうち3個に生じてしまっていた。このように、実施例
に係る電子部品では、高密度の導体パタ−ン5を形成し
ても、絶縁不良、及びパタ−ン不良の発生をほとんどな
くすことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子部品の要部を模
式的に示した断面図である。
【図2】実施の形態に係る導体パタ−ンの形成方法にお
ける工程の概略を示したフロ−チャ−トである。
【図3】従来の導体パタ−ンの形成方法における工程の
概略を示したフロ−チャ−トである。
【図4】従来の電子部品の要部を模式的に示した断面図
である。
【図5】導体パタ−ンに欠陥を生じる場合の態様を模式
的に示した断面図である。
【符号の説明】
1 セラミック基板 4 ガラスセラミック層 4a 粗化領域 5 導体パタ−ン 5a 無電解めっき層 5b 電解めっき層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板上にセミアディティブ法
    により、微細な導体パタ−ンを形成する導体パタ−ンの
    形成方法において、前記セラミック基板上であって前記
    導体パタ−ンの下層にガラスセラミック層を形成する工
    程を含んでいることを特徴とする導体パタ−ンの形成方
    法。
  2. 【請求項2】 無電解めっき層及び前記ガラスセラミッ
    ク層の粗化領域の不要部分を過硫酸ソ−ダ系エッチング
    液を用いたソフトエッチング処理により除去することを
    特徴とする請求項1記載の導体パタ−ンの形成方法。
  3. 【請求項3】 セラミック基板上に微細な導体パタ−ン
    が形成された電子部品において、前記セラミック基板と
    前記導体パタ−ンとの間にガラスセラミック層が介装さ
    れていることを特徴とする電子部品。
  4. 【請求項4】 前記ガラスセラミック層が、LFC(低
    温焼成セラミック)からなることを特徴とする請求項3
    記載の電子部品。
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