JPH08153954A - セラミックプリント配線板の製造方法 - Google Patents
セラミックプリント配線板の製造方法Info
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- JPH08153954A JPH08153954A JP29619194A JP29619194A JPH08153954A JP H08153954 A JPH08153954 A JP H08153954A JP 29619194 A JP29619194 A JP 29619194A JP 29619194 A JP29619194 A JP 29619194A JP H08153954 A JPH08153954 A JP H08153954A
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- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
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- H05K3/10—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
- H05K3/18—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material
- H05K3/181—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using precipitation techniques to apply the conductive material by electroless plating
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- H05K3/24—Reinforcing the conductive pattern
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- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 無電解銅メッキの際に発生するスキップ現象
を防止して、導体回路層の断線不良を低減するセラミッ
ク配線板の製造方法を提供する。 【構成】 セラミック基板1の少なくとも一方の面上に
端子層3を設け、この端子層3に、その両端部が接続す
る厚膜抵抗体層2を形成し、前記端子層3に露出部3r
を残して、前記端子層3と厚膜抵抗体層2との表面を被
覆する絶縁体層4を設け、この絶縁体層4と前記露出部
3rとを含むセラミック基板1上に無電解メッキ層6を
形成し、前記露出部3r上の無電解メッキ層6を介して
前記端子層3と接続する電気メッキ層8を電気メッキ法
により形成するセラミック配線板の製造方法において、
前記厚膜抵抗体層2、端子層3及び絶縁体層4を形成し
た後で、かつ、無電解メッキ層6を形成する前に、加熱
処理を施す。
を防止して、導体回路層の断線不良を低減するセラミッ
ク配線板の製造方法を提供する。 【構成】 セラミック基板1の少なくとも一方の面上に
端子層3を設け、この端子層3に、その両端部が接続す
る厚膜抵抗体層2を形成し、前記端子層3に露出部3r
を残して、前記端子層3と厚膜抵抗体層2との表面を被
覆する絶縁体層4を設け、この絶縁体層4と前記露出部
3rとを含むセラミック基板1上に無電解メッキ層6を
形成し、前記露出部3r上の無電解メッキ層6を介して
前記端子層3と接続する電気メッキ層8を電気メッキ法
により形成するセラミック配線板の製造方法において、
前記厚膜抵抗体層2、端子層3及び絶縁体層4を形成し
た後で、かつ、無電解メッキ層6を形成する前に、加熱
処理を施す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、携帯電話やテ
ープレコーダー等の電子機器等に用いられるセラミック
プリント配線板の製造方法に関する。
ープレコーダー等の電子機器等に用いられるセラミック
プリント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化、軽量化、高密
度実装化の傾向がめざましく、それに伴いセラミック基
板でも、基板上に焼成タイプの厚膜抵抗体と、湿式メッ
キ法による導体回路層が形成され、これらを端子層で接
続するセラミック配線板が知られている。
度実装化の傾向がめざましく、それに伴いセラミック基
板でも、基板上に焼成タイプの厚膜抵抗体と、湿式メッ
キ法による導体回路層が形成され、これらを端子層で接
続するセラミック配線板が知られている。
【0003】前記セラミック配線板の製造法の一例を、
サブトラクティブ法のパターンメッキ法により形成され
るプロセスを、図2に基づいて説明する。図2(a)に
示すにように、セラミック基板10の面上に端子層30
を形成する。銀、パラジウムを含むペーストを印刷、焼
成してその両端部が端子層30と接続するように厚膜抵
抗体層20を設ける。前記端子層30に露出部30rを
残して、前記端子層30と厚膜抵抗体層20との表面を
被覆する絶縁体層40を設けて保護する。次に、図2
(b)に示すように、この絶縁体層40と露出部30r
とを含むセラミック基板10の全面上に無電解メッキ層
60を形成する。続いて図2(c)に示すように、導体
回路層50が形成される部分のみが露出するように、メ
ッキレジスト70でマスクする。その後湿式の電気メッ
キで図2(d)に示すように、電気メッキ層80を形成
する。電気メッキ終了後、図2(e)に示すように、メ
ッキレジスト70を剥離し、露出した無電解メッキ層6
0をエッチングにより除去すると、図2(f)に示す、
無電解メッキ層60と電気メッキ層80とからなる導体
回路層50が形成され、電気メッキ層80は、露出部3
0r上の無電解メッキ層60を介して前記端子層30と
接続される。
サブトラクティブ法のパターンメッキ法により形成され
るプロセスを、図2に基づいて説明する。図2(a)に
示すにように、セラミック基板10の面上に端子層30
を形成する。銀、パラジウムを含むペーストを印刷、焼
成してその両端部が端子層30と接続するように厚膜抵
抗体層20を設ける。前記端子層30に露出部30rを
残して、前記端子層30と厚膜抵抗体層20との表面を
被覆する絶縁体層40を設けて保護する。次に、図2
(b)に示すように、この絶縁体層40と露出部30r
とを含むセラミック基板10の全面上に無電解メッキ層
60を形成する。続いて図2(c)に示すように、導体
回路層50が形成される部分のみが露出するように、メ
ッキレジスト70でマスクする。その後湿式の電気メッ
キで図2(d)に示すように、電気メッキ層80を形成
する。電気メッキ終了後、図2(e)に示すように、メ
ッキレジスト70を剥離し、露出した無電解メッキ層6
0をエッチングにより除去すると、図2(f)に示す、
無電解メッキ層60と電気メッキ層80とからなる導体
回路層50が形成され、電気メッキ層80は、露出部3
0r上の無電解メッキ層60を介して前記端子層30と
接続される。
【0004】前記の方法で導体回路層50を形成する
際、図3(b)に示すように、無電解メッキ層60が例
えば、端子層30の露出部30rやセラミック基板10
の面上で部分的に欠落して形成された場合には、次工程
の電気メッキの際に通電されず結果的に、図3(f)に
示すように導体回路層50に断線不良が発生することに
なる。特に、セラミック基板10の面上に、厚膜抵抗体
層20、端子層30、絶縁体層40が形成され、長期的
に放置されていた場合に、導体回路層50に断線不良が
多く発生する傾向にある。すなわち、放置している間に
端子層30の露出部30rの表面の活性度が低下し、無
電解メッキが析出しにくくなる。その傾向が大きくなる
と端子層30の露出部30r上に全く銅が析出せず、し
かも端子層30のの露出部30r周辺のセラミック基板
10の面上にも無電解メッキ層60が形成されなくなる
場合もあり(以下、スキップ現象と称する)これらは断
線不良の直接的な原因となる。
際、図3(b)に示すように、無電解メッキ層60が例
えば、端子層30の露出部30rやセラミック基板10
の面上で部分的に欠落して形成された場合には、次工程
の電気メッキの際に通電されず結果的に、図3(f)に
示すように導体回路層50に断線不良が発生することに
なる。特に、セラミック基板10の面上に、厚膜抵抗体
層20、端子層30、絶縁体層40が形成され、長期的
に放置されていた場合に、導体回路層50に断線不良が
多く発生する傾向にある。すなわち、放置している間に
端子層30の露出部30rの表面の活性度が低下し、無
電解メッキが析出しにくくなる。その傾向が大きくなる
と端子層30の露出部30r上に全く銅が析出せず、し
かも端子層30のの露出部30r周辺のセラミック基板
10の面上にも無電解メッキ層60が形成されなくなる
場合もあり(以下、スキップ現象と称する)これらは断
線不良の直接的な原因となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の事実
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、無
電解銅メッキの際に発生するスキップ現象を防止して、
導体回路層の断線不良を低減するセラミック配線板の製
造方法を提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、無
電解銅メッキの際に発生するスキップ現象を防止して、
導体回路層の断線不良を低減するセラミック配線板の製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
セラミック配線板の製造方法は、セラミック基板1の少
なくとも一方の面上に端子層3を設け、この端子層3
に、その両端部が接続する厚膜抵抗体層2を形成し、前
記端子層3に露出部3rを残して、前記端子層3と厚膜
抵抗体層2との表面を被覆する絶縁体層4を設け、この
絶縁体層4と前記露出部3rとを含むセラミック基板1
上に無電解メッキ層6を形成し、前記露出部3r上の無
電解メッキ層6を介して前記端子層3と接続する電気メ
ッキ層8を電気メッキ法により形成するセラミック配線
板の製造方法において、前記厚膜抵抗体層2、端子層3
及び絶縁体層4を形成した後で、かつ、無電解メッキ層
6を形成する前に、温度を150℃以上、処理時間を3
時間以上にして加熱処理を施すことを特徴とするセラミ
ックプリント配線板の製造方法。
セラミック配線板の製造方法は、セラミック基板1の少
なくとも一方の面上に端子層3を設け、この端子層3
に、その両端部が接続する厚膜抵抗体層2を形成し、前
記端子層3に露出部3rを残して、前記端子層3と厚膜
抵抗体層2との表面を被覆する絶縁体層4を設け、この
絶縁体層4と前記露出部3rとを含むセラミック基板1
上に無電解メッキ層6を形成し、前記露出部3r上の無
電解メッキ層6を介して前記端子層3と接続する電気メ
ッキ層8を電気メッキ法により形成するセラミック配線
板の製造方法において、前記厚膜抵抗体層2、端子層3
及び絶縁体層4を形成した後で、かつ、無電解メッキ層
6を形成する前に、温度を150℃以上、処理時間を3
時間以上にして加熱処理を施すことを特徴とするセラミ
ックプリント配線板の製造方法。
【0007】本発明の請求項2に係るセラミック配線板
の製造方法は、前記の加熱処理の温度が200℃〜40
0℃であり、その処理時間が200℃の場合は2時間以
上、400℃の場合は1時間以上であることを特徴とす
る。
の製造方法は、前記の加熱処理の温度が200℃〜40
0℃であり、その処理時間が200℃の場合は2時間以
上、400℃の場合は1時間以上であることを特徴とす
る。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いる図1に示すセラミック基板1としては、アルミナ
系基板、窒化アルミニウム系基板、炭化ケイ素系基板、
ガラス系基板等が用いられる。これらのセラミック基板
1上には、そのまま導体回路層5の形成を行うことも可
能ではあるが、好ましくはメッキ導体の密着力を上げる
ために、セラミック基板1の表面を粗面化したセラミッ
ク基板1が適しており、アルミナ系基板をリン酸処理に
よって化学的に粗化したセラミック基板1を用いるのが
好ましい。
用いる図1に示すセラミック基板1としては、アルミナ
系基板、窒化アルミニウム系基板、炭化ケイ素系基板、
ガラス系基板等が用いられる。これらのセラミック基板
1上には、そのまま導体回路層5の形成を行うことも可
能ではあるが、好ましくはメッキ導体の密着力を上げる
ために、セラミック基板1の表面を粗面化したセラミッ
ク基板1が適しており、アルミナ系基板をリン酸処理に
よって化学的に粗化したセラミック基板1を用いるのが
好ましい。
【0009】図1(a)に示すにように、セラミック基
板1の面上に端子層3を設ける。この端子層3は後述の
厚膜抵抗体層2と導体回路層5とを接続するもので、例
えば、銀、パラジウム、白金、金等の導電性微粉末とガ
ラス質フリットを含有するペーストを印刷、焼成して形
成される。前記厚膜抵抗体層2は、例えば、ルテニウ
ム、パラジウム、銀、タリウム、スズ、インジウム、こ
れらの酸化物や化合物、LaB6 等の導電性微粉末、ガ
ラスフリット、有機ビヒクル等を含有するペーストを印
刷、焼成して、その両端部が前記端子層3に接続するよ
うに形成される。前記セラミック基板1上に厚膜抵抗体
層2の全体を覆うように絶縁体層4が形成される。この
絶縁体層4は、前記端子層3の一部を覆い、一部を露出
させた形状で形成する。すなわち、この端子層3に露出
部3rを残して、前記端子層3と厚膜抵抗体層2との表
面を被覆する絶縁体層4を設けて、厚膜抵抗体層2が後
述の導体回路層5を形成する化学処理で悪影響を受けな
いように保護する。前記絶縁体層4は、例えば、ガラス
フリット、金属酸化物及び有機ビヒクル等を含有するペ
ーストを印刷、焼成して形成される。
板1の面上に端子層3を設ける。この端子層3は後述の
厚膜抵抗体層2と導体回路層5とを接続するもので、例
えば、銀、パラジウム、白金、金等の導電性微粉末とガ
ラス質フリットを含有するペーストを印刷、焼成して形
成される。前記厚膜抵抗体層2は、例えば、ルテニウ
ム、パラジウム、銀、タリウム、スズ、インジウム、こ
れらの酸化物や化合物、LaB6 等の導電性微粉末、ガ
ラスフリット、有機ビヒクル等を含有するペーストを印
刷、焼成して、その両端部が前記端子層3に接続するよ
うに形成される。前記セラミック基板1上に厚膜抵抗体
層2の全体を覆うように絶縁体層4が形成される。この
絶縁体層4は、前記端子層3の一部を覆い、一部を露出
させた形状で形成する。すなわち、この端子層3に露出
部3rを残して、前記端子層3と厚膜抵抗体層2との表
面を被覆する絶縁体層4を設けて、厚膜抵抗体層2が後
述の導体回路層5を形成する化学処理で悪影響を受けな
いように保護する。前記絶縁体層4は、例えば、ガラス
フリット、金属酸化物及び有機ビヒクル等を含有するペ
ーストを印刷、焼成して形成される。
【0010】通常、セラミック基板1の面上に厚膜抵抗
体層2、端子層3、絶縁体層4を形成した後、例えば、
一次銅皮膜等の無電解メッキ層6を形成するまでの間、
セラミック基板1はデシケーター等の温度、湿度が管理
された状態で保管されることになるが、状況によって
は、特に端子層3の露出部3rの表面が酸化され、次工
程の無電解メッキに対する活性度が低下する。特に銀を
含んだペーストを用いて端子層3を形成した場合に、こ
の傾向が著しく、無電解銅メッキをおこなって一次銅皮
膜を形成してもスキップ現象が発生する。そこで、図1
(a−2)に示すように、セラミック基板1の面上に厚
膜抵抗体層2、端子層3及び絶縁体層4を形成した後、
例えば、85℃、85%状態で200時間放置したセラ
ミック基板1を用いて、温度が150℃以上、処理時間
が3時間以上の加熱処理(焼成)を行うことにより、端
子層3の露出部3rの表面が還元され、次工程の無電解
メッキに対する活性度が向上する。さらに好ましくは、
加熱処理の温度が200℃〜400℃であり、その処理
時間が200℃の場合は2時間以上、400℃の場合は
1時間以上にするのがよい。すなわち、絶縁体層4は、
400℃を越える温度で加熱処理を行う場合には、絶縁
体層4が再溶融する傾向になり、絶縁体層4中のガラス
成分と端子層3中のガラス成分とが化学反応を起こし、
端子層3中のガラス層が絶縁体層4中にとりこまれ、結
果的に端子層3がポーラスになり断線不良等を発生させ
るブリードアウト現象を引き起こす危険性が高くなる。
したがって、端子層3を活性化するための加熱処理は、
150℃以上の温度であれば何度でもよいが、前記の理
由により、400℃以下の温度で焼成することが好まし
い。また、200℃未満の温度で加熱処理を行う場合に
は、酸化銀が空気中で、酸素と銀とに分解され難い。こ
の酸化銀が酸素と銀とに分解される分解温度は焼成中の
雰囲気によって多少異なり、例えば水素中では100℃
であるが、200℃で焼成しても問題がなく、端子層3
の活性化が行われる。
体層2、端子層3、絶縁体層4を形成した後、例えば、
一次銅皮膜等の無電解メッキ層6を形成するまでの間、
セラミック基板1はデシケーター等の温度、湿度が管理
された状態で保管されることになるが、状況によって
は、特に端子層3の露出部3rの表面が酸化され、次工
程の無電解メッキに対する活性度が低下する。特に銀を
含んだペーストを用いて端子層3を形成した場合に、こ
の傾向が著しく、無電解銅メッキをおこなって一次銅皮
膜を形成してもスキップ現象が発生する。そこで、図1
(a−2)に示すように、セラミック基板1の面上に厚
膜抵抗体層2、端子層3及び絶縁体層4を形成した後、
例えば、85℃、85%状態で200時間放置したセラ
ミック基板1を用いて、温度が150℃以上、処理時間
が3時間以上の加熱処理(焼成)を行うことにより、端
子層3の露出部3rの表面が還元され、次工程の無電解
メッキに対する活性度が向上する。さらに好ましくは、
加熱処理の温度が200℃〜400℃であり、その処理
時間が200℃の場合は2時間以上、400℃の場合は
1時間以上にするのがよい。すなわち、絶縁体層4は、
400℃を越える温度で加熱処理を行う場合には、絶縁
体層4が再溶融する傾向になり、絶縁体層4中のガラス
成分と端子層3中のガラス成分とが化学反応を起こし、
端子層3中のガラス層が絶縁体層4中にとりこまれ、結
果的に端子層3がポーラスになり断線不良等を発生させ
るブリードアウト現象を引き起こす危険性が高くなる。
したがって、端子層3を活性化するための加熱処理は、
150℃以上の温度であれば何度でもよいが、前記の理
由により、400℃以下の温度で焼成することが好まし
い。また、200℃未満の温度で加熱処理を行う場合に
は、酸化銀が空気中で、酸素と銀とに分解され難い。こ
の酸化銀が酸素と銀とに分解される分解温度は焼成中の
雰囲気によって多少異なり、例えば水素中では100℃
であるが、200℃で焼成しても問題がなく、端子層3
の活性化が行われる。
【0011】次に、主に端子層3の露出部3rの表面の
活性化が行われた直後に図1(b)に示すように、前記
絶縁体層4と端子層3の露出部3rとを含むセラミック
基板1の全面上に銅皮膜等の無電解メッキ層6を形成す
る。ここでいう銅皮膜の作成とは、パラジウムによる核
付けを施した後にアルカリ性の溶液中で硫酸銅とホリマ
リンの酸化還元反応により形成された皮膜である。続い
て図1(c)に示すように、導体回路層5が形成される
部分のみが露出するように、メッキレジスト7でマスク
する。その後、湿式の電気メッキで図1(d)に示すよ
うに、電気メッキ層8を形成する。この電気メッキ層8
としては、例えば、銅、ニッケル、金、白金、パラジウ
ムの群から選択される少なくとも1種を用いる。電気メ
ッキ終了後、図1(e)に示すように、メッキレジスト
7を剥離し、露出した無電解メッキ層6をエッチングに
より除去することにより、図1(f)に示すように、無
電解メッキ層6と電気メッキ層8とからなる導体回路層
5が形成され、この導体回路層5はスキップによる断線
がなく、端子層3を介して、厚膜抵抗体2と接続されて
いる。
活性化が行われた直後に図1(b)に示すように、前記
絶縁体層4と端子層3の露出部3rとを含むセラミック
基板1の全面上に銅皮膜等の無電解メッキ層6を形成す
る。ここでいう銅皮膜の作成とは、パラジウムによる核
付けを施した後にアルカリ性の溶液中で硫酸銅とホリマ
リンの酸化還元反応により形成された皮膜である。続い
て図1(c)に示すように、導体回路層5が形成される
部分のみが露出するように、メッキレジスト7でマスク
する。その後、湿式の電気メッキで図1(d)に示すよ
うに、電気メッキ層8を形成する。この電気メッキ層8
としては、例えば、銅、ニッケル、金、白金、パラジウ
ムの群から選択される少なくとも1種を用いる。電気メ
ッキ終了後、図1(e)に示すように、メッキレジスト
7を剥離し、露出した無電解メッキ層6をエッチングに
より除去することにより、図1(f)に示すように、無
電解メッキ層6と電気メッキ層8とからなる導体回路層
5が形成され、この導体回路層5はスキップによる断線
がなく、端子層3を介して、厚膜抵抗体2と接続されて
いる。
【0012】なお、本発明に係るセラミックプリント配
線板の製造方法によると、前記のようなパターンメッキ
法に基づく導体回路層5の形成であっても、その他の工
法であっても導体回路層5の断線不良防止という意味で
は同様の効果があるといえる。
線板の製造方法によると、前記のようなパターンメッキ
法に基づく導体回路層5の形成であっても、その他の工
法であっても導体回路層5の断線不良防止という意味で
は同様の効果があるといえる。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に係るセラミック配線板の製
造方法では、厚膜抵抗体層2、端子層3及び絶縁体層4
を形成した後で、かつ、無電解メッキ層6を形成する前
に、温度を150℃以上、処理時間を3時間以上にして
加熱処理を施すので、端子層3の露出部3rの表面が還
元され、次工程の無電解メッキに対する活性度が向上す
る。
造方法では、厚膜抵抗体層2、端子層3及び絶縁体層4
を形成した後で、かつ、無電解メッキ層6を形成する前
に、温度を150℃以上、処理時間を3時間以上にして
加熱処理を施すので、端子層3の露出部3rの表面が還
元され、次工程の無電解メッキに対する活性度が向上す
る。
【0014】本発明の請求項2に係るセラミック配線板
の製造方法では、加熱処理の温度が200℃〜400℃
であり、その処理時間が200℃の場合は2時間以上、
400℃の場合は1時間以上であるので、端子層3の露
出部3rの表面が、さらに還元され易く、前記端子層3
の露出部3rが、さらに活性化する。
の製造方法では、加熱処理の温度が200℃〜400℃
であり、その処理時間が200℃の場合は2時間以上、
400℃の場合は1時間以上であるので、端子層3の露
出部3rの表面が、さらに還元され易く、前記端子層3
の露出部3rが、さらに活性化する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって、
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0016】(実施例1〜実施例5)及び(比較例1〜
比較例7) 300℃に加熱した、リン酸に浸漬することにより、図
1(a)に示すように、表面を粗化した96%アルミナ
白色のセラミック基板1(100mm×100mm×
0.635mm:松下電工社製)の面上に、市販の銀/
パラジウム系導体ペースト(ノリタケカンパニーリミテ
ド社製:商品名NP−3410)をスクリーン印刷法に
より所望の膜厚で印刷して、850℃で10分間、空気
中で焼成することにより、端子層3を形成した。次い
で、酸化ルテニウムを主成分とする抵抗体のペースト
(住友金属鉱山社製:商品名RU−40)を端子層3間
にスクリーン印刷し、空気中で850℃で10分間焼成
して、厚膜抵抗体層2を形成した。この上に、オーバー
コートガラス(ヘレウス社製:商品名IP9029)を
スクリーン印刷した後、空気中で650℃で10分間焼
成して、絶縁体層4を形成し、次いで85℃、85%状
態で200時間放置したセラミック基板1を用いて、表
1に示した焼成温度と焼成時間でそれぞれ、加熱処理
(焼成)を行った。
比較例7) 300℃に加熱した、リン酸に浸漬することにより、図
1(a)に示すように、表面を粗化した96%アルミナ
白色のセラミック基板1(100mm×100mm×
0.635mm:松下電工社製)の面上に、市販の銀/
パラジウム系導体ペースト(ノリタケカンパニーリミテ
ド社製:商品名NP−3410)をスクリーン印刷法に
より所望の膜厚で印刷して、850℃で10分間、空気
中で焼成することにより、端子層3を形成した。次い
で、酸化ルテニウムを主成分とする抵抗体のペースト
(住友金属鉱山社製:商品名RU−40)を端子層3間
にスクリーン印刷し、空気中で850℃で10分間焼成
して、厚膜抵抗体層2を形成した。この上に、オーバー
コートガラス(ヘレウス社製:商品名IP9029)を
スクリーン印刷した後、空気中で650℃で10分間焼
成して、絶縁体層4を形成し、次いで85℃、85%状
態で200時間放置したセラミック基板1を用いて、表
1に示した焼成温度と焼成時間でそれぞれ、加熱処理
(焼成)を行った。
【0017】
【表1】
【0018】その後、アルカリキャタリスト法による核
付け工程(奥野製薬工業社製:商品名OPCプロセスA
C)を経た後、無電解銅メッキによりセラミック基板1
の全面に無電解メッキ層6である銅皮膜を形成した。た
だし、無電解銅メッキ浴組成は、CuSO4 ・5H
2 O;10g/リットル、EDTA・2Na;30g/
リットル、ホルマリン;0.3g/リットル、ポリエチ
レングリコール(ナカライテスク社製:商品名PEG#
1000);5ミリリットル/リットルであり、NaO
HによりpH調整をしてpH12.4で温度60℃の条
件で無電解銅メッキを行った。
付け工程(奥野製薬工業社製:商品名OPCプロセスA
C)を経た後、無電解銅メッキによりセラミック基板1
の全面に無電解メッキ層6である銅皮膜を形成した。た
だし、無電解銅メッキ浴組成は、CuSO4 ・5H
2 O;10g/リットル、EDTA・2Na;30g/
リットル、ホルマリン;0.3g/リットル、ポリエチ
レングリコール(ナカライテスク社製:商品名PEG#
1000);5ミリリットル/リットルであり、NaO
HによりpH調整をしてpH12.4で温度60℃の条
件で無電解銅メッキを行った。
【0019】次いで、ドライフィルム(デュポンジャパ
ンリミテッド社製:商品名リストン4620)をラミネ
ートし、非導体回路部が透光するマスクを用いて、レジ
ストパタ−ンの形成を行い、市販の電気金メッキ浴(E
EJA社製:商品名オ−ロボンドTN)、及び二次電気
金メッキ浴(EEJA社製:商品名テンペレックス40
1)により電気メッキを行うことにより電気メッキ層8
である金層を形成した。その後、3%水酸化ナトリウム
の水溶液に浸漬することにより、レジスト剥離した後、
銅メッキ部分を過硫酸ナトリウム、硫酸(125g、4
0ミリリットル/リットル)の水溶液でエッチングを行
い、非導体回路部の銅を除去し、水洗、乾燥を行い、導
体回路層5が形成されたセラミックプリント配線板を得
た。
ンリミテッド社製:商品名リストン4620)をラミネ
ートし、非導体回路部が透光するマスクを用いて、レジ
ストパタ−ンの形成を行い、市販の電気金メッキ浴(E
EJA社製:商品名オ−ロボンドTN)、及び二次電気
金メッキ浴(EEJA社製:商品名テンペレックス40
1)により電気メッキを行うことにより電気メッキ層8
である金層を形成した。その後、3%水酸化ナトリウム
の水溶液に浸漬することにより、レジスト剥離した後、
銅メッキ部分を過硫酸ナトリウム、硫酸(125g、4
0ミリリットル/リットル)の水溶液でエッチングを行
い、非導体回路部の銅を除去し、水洗、乾燥を行い、導
体回路層5が形成されたセラミックプリント配線板を得
た。
【0020】以上の結果、実施例1〜実施例5では、ス
キップの発生がなく、比較例1〜比較例7では、スキッ
プの発生があり、導体回路層5の断線不良を起こすこと
が確認できた。なお、スキップの発生の発生の有無は、
15倍ルーペを用いて目視により確認した。
キップの発生がなく、比較例1〜比較例7では、スキッ
プの発生があり、導体回路層5の断線不良を起こすこと
が確認できた。なお、スキップの発生の発生の有無は、
15倍ルーペを用いて目視により確認した。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1及び請求項2に係るセ
ラミックプリント配線板の製造方法によると、厚膜抵抗
体層、端子層及び絶縁体層を形成した後で、かつ、無電
解メッキ層を形成する前に、加熱処理を施すので、端子
層の露出部の表面が還元され、無電解メッキに対する活
性度が向上するため、無電解メッキにおけるスキップ現
象の発生を抑制し、導体回路層の断線不良を低減したセ
ラミックプリント配線板が得られる。
ラミックプリント配線板の製造方法によると、厚膜抵抗
体層、端子層及び絶縁体層を形成した後で、かつ、無電
解メッキ層を形成する前に、加熱処理を施すので、端子
層の露出部の表面が還元され、無電解メッキに対する活
性度が向上するため、無電解メッキにおけるスキップ現
象の発生を抑制し、導体回路層の断線不良を低減したセ
ラミックプリント配線板が得られる。
【図1】本発明の実施例に係るセラミックプリント配線
板の製造方法の説明断面図である。
板の製造方法の説明断面図である。
【図2】従来例に係るセラミックプリント配線板の製造
方法の説明断面図である。
方法の説明断面図である。
【図3】スキップ現象及び断線不良が発生した従来例に
係るセラミックプリント配線板の製造方法の説明断面図
である。
係るセラミックプリント配線板の製造方法の説明断面図
である。
1 セラミック基板 2 厚膜抵抗体層 3 端子層 3r 露出部 4 絶縁体層 6 無電解メッキ層 8 電気メッキ層
Claims (2)
- 【請求項1】 セラミック基板(1)の少なくとも一方
の面上に端子層(3)を設け、この端子層(3)に、そ
の両端部が接続する厚膜抵抗体層(2)を形成し、前記
端子層(3)に露出部(3r)を残して、前記端子層
(3)と厚膜抵抗体層(2)との表面を被覆する絶縁体
層(4)を設け、この絶縁体層(4)と前記露出部(3
r)とを含むセラミック基板(1)上に無電解メッキ層
(6)を形成し、前記露出部(3r)上の無電解メッキ
層(6)を介して前記端子層(3)と接続する電気メッ
キ層(8)を電気メッキ法により形成するセラミック配
線板の製造方法において、前記厚膜抵抗体層(2)、端
子層(3)及び絶縁体層(4)を形成した後で、かつ、
無電解メッキ層(6)を形成する前に、温度を150℃
以上、処理時間を3時間以上にして加熱処理を施すこと
を特徴とするセラミックプリント配線板の製造方法。 - 【請求項2】 前記の加熱処理の温度が200℃〜40
0℃であり、その処理時間が200℃の場合は2時間以
上、400℃の場合は1時間以上であることを特徴とす
る請求項1記載のセラミックプリント配線板の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29619194A JPH08153954A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | セラミックプリント配線板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29619194A JPH08153954A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | セラミックプリント配線板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08153954A true JPH08153954A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17830355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29619194A Withdrawn JPH08153954A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | セラミックプリント配線板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08153954A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003046029A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-14 | Sony Corp | 電子部品実装基板及びその製造方法 |
CN106961803A (zh) * | 2017-04-07 | 2017-07-18 | 安捷利电子科技(苏州)有限公司 | 一种提升pcb线路高宽比的制作方法 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29619194A patent/JPH08153954A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003046029A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-14 | Sony Corp | 電子部品実装基板及びその製造方法 |
JP4682477B2 (ja) * | 2001-08-01 | 2011-05-11 | ソニー株式会社 | 電子部品実装基板及びその製造方法 |
CN106961803A (zh) * | 2017-04-07 | 2017-07-18 | 安捷利电子科技(苏州)有限公司 | 一种提升pcb线路高宽比的制作方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020205 |