JP2001085514A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2001085514A JP25621899A JP25621899A JP2001085514A JP 2001085514 A JP2001085514 A JP 2001085514A JP 25621899 A JP25621899 A JP 25621899A JP 25621899 A JP25621899 A JP 25621899A JP 2001085514 A JP2001085514 A JP 2001085514A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】SOI型素子分離構造を有する半導体装置につ
いて、素子面積はそのままで、動作信頼性を損なうこと
なく、若干のプロセス変更のみで全体の高速性能を高め
る。 【解決手段】基板2上に埋込絶縁層3を介して形成され
た半導体層4内に、それぞれ素子分離絶縁層により周囲
を囲まれ形成され、かつ、半導体層4の一部に空乏化さ
れない中性領域4cを備える複数の絶縁ゲート電界効果
トランジスタを有する。素子分離絶縁層は、半導体層4
の表面から埋込絶縁層3に達した第1領域(高速回路ブ
ロックの素子分離絶縁層5)と、埋込絶縁層3に達して
いない第2領域(低速回路ブロックの素子分離絶縁層
6)とに区分されている。素子分離絶縁層6に周囲を囲
まれてコンタクト6aが形成され、コンタクト6aを介
して近隣の中性領域4cと電気的に接続する電極14が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PD SOI M
OSFET (Partially Depleted Silicon On Insulato
r Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transisto
r)など、基板と埋込絶縁層を介して絶縁分離された半導
体層に形成され、半導体層の一部に空乏化されない中性
領域を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイスの高速化、低消費
電力化は、主にデバイスの微細化と、微細化にともなう
高集積化および低電圧化とより達成されてきた。しか
し、最小線幅がサブクォータミクロン領域に達した現在
では、単にデバイスを微細化し電源電圧を低くしても、
思うように高速化、低消費電力化が進まない現状に直面
している。これは、信号伝搬のためにトランジスタ素子
が充放電している負荷容量のうち特にソース・ドレイン
拡散層の容量や配線容量が微細化しても余り減らず、ま
た配線抵抗が微細化および多層化によりむしろ増大する
傾向にあるからである。
【0003】SOI型トランジスタは、バルク型に比べ
負荷容量が格段に小さく、また低電圧化に必要な閾値の
低減がしやすいため、高速化と低消費電力化という二つ
の課題を一挙に解決できる優れた性能のデバイスとして
注目を集めている。SOI型トランジスタは、このよう
に近年の技術要求を満たし期待されているが、動作原理
から部分空乏(PD:Partially Depleted)型と完全空
乏(FD:Fully Depleted)型があり、両者は実現のし
やすさ或いは特性においてトレードオフの関係にある。
【0004】PD型は、必要とされる埋込絶縁層上の半
導体層(SOI層)の厚さはたとえば100〜200n
m程度と現実的であり実現しやすいが、キンク現象と称
される、電流−電圧特性の乱れが生じやすい。すなわ
ち、インパクトイオン化で発生したホールが電位固定さ
れていない中性領域(ボディ領域の一部)に蓄積されて
ボディ電位を上昇させる。この結果、トランジスタチャ
ネルがバイアスされて閾値が低下し、駆動電流が異常に
増大する。
【0005】一方、FD型は、サブシュレシュホールド
領域におけるゲートスイングの急峻性(S値)が理想値
に近く、閾値の温度依存性も小さい。また、ボディ領域
が完全空乏化されてソース端でのホールに対する電位障
壁がPD型より低められているため、キンク現象がない
という利点がある。しかし、ゲート長が短くなるにつれ
てSOI層の厚さを、たとえば50nm以下で均一に形
成する必要があり、実現が非常に難しい。また、ドレイ
ン近傍で発生したエレクトロンがベース電流となって、
ソース、ボディ、ドレインをそれぞれエミッタ、ベー
ス、コレクタとする寄生バイポーラトランジスタをオン
させ、これがMOSトランジスタのソース・ドレイン間
耐圧を低下させるという短所がある。
【0006】これらPD型、FD型におけるキンク現象
や寄生バイポーラトランジスタをオンさせる現象は、F
BE(Floating Body Effect)と総称され、SOIトラン
ジスタ構造に特有な現象である。しかも、ボディ領域に
発生するホールの電荷量が、その発生および消滅の時定
数に依存するためダイナミック動作時には複雑に変化
し、その制御が難しいことから、FBEはSOIトラン
ジスタにとって動作上、厄介な問題とされてきた。
【0007】FBEを抑止するには、ボディ領域からホ
ールを排除することが有効であり、たとえば“SOI FLOA
TING-BODY,DEVICE AND CIRCUIT ISSUES, IEDM 97-407”
に総括されているように、種々の方法が提案されてい
る。ボディ領域のホール量を減らすには、この文献にも
多く列挙されているように、ソースのホールに対する障
壁を低める、ソース付近にホールの再結合中心を導入す
る、シールド電極を設けるなどの方法もあるが、ボディ
領域からホールを抜き出すためのボディコンタクトを設
ける方法が最も一般的で、有効である。
【0008】図12(A)〜(C)は、周囲を素子分離
絶縁層で囲まれた半導体層部分(ボディ領域)の一部
に、電位固定用のボディコンタクトを形成した場合のパ
ターン例を示す平面図である。図12(A)〜(C)の
何れのパターンにおいても、素子分離絶縁層のパターン
により規定されるボディ領域形状が一方に拡大され、そ
の拡大部分100bにボディコンタクトBCが形成され
ている。ゲート電極101は、そのゲートフィンガー部
101aの一方端にゲートコンタクトGC用のパッド部
101bを備える。また、ゲートフィンガー部101a
の他方端に、ボディ領域100のトランジスタ形成部分
100aと拡大部分100bの境界付近を遮る矩形状の
遮蔽部101cを備える。ボディ領域100は、ゲート
電極101および素子分離絶縁層を自己整合マスクとし
て表面に不純物が導入されている。すなわち、ボディ領
域100のトランジスタ形成部分100aにおいては、
ゲートフィンガー部101aを挟んだ両側にソース・ド
レイン不純物領域形成のためにn型不純物が導入され、
ボディコンタクト領域(拡大部分)100bの遮蔽部1
01cより外側の部分には、コンタクト不純物領域形成
のためにp型不純物が導入されている。
【0009】ところが、このボディコンタクト方法で
は、ボディ領域100が外側に拡大されていることから
トランジスタサイズが大きくなり、高集積化に不利であ
る。ボディ領域100の面積を出来るだけ小さくするに
は、ゲート電極の遮蔽部101cの幅を必要最小限にす
ることが要求される。その場合、狭いゲート電極部分
(遮蔽部101c)を境にp型とn型の異なる不純物を
打ち分けることが難しく、製造工程が煩雑化する。ま
た、ゲート電極面積が大きくなるため負荷容量のゲート
容量成分が増大し、高速性が低下する。さらに、ボディ
コンタクトBCを設ける位置がゲートフィンガー101
aの長さ方向(ゲート幅方向)に限定されるため、ゲー
ト幅が大きいとパッド101b側のトランジスタ端部か
らボディコンタクトBCまでが遠く、その結果としてボ
ディ領域100の電位固定が部分的にできなくなる。
【0010】そこで、このような不利益を解消できるボ
ディコンタクト構造が、“Body-Contacted SOI MOSFET
Structure with Fully Bulk CMOS Compatible Layout a
nd Process, IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS. VOL.18,
NO.3, MARCH 1997, PP102-104 ”に提案されている。図
13は、このボディコンタクト構造を示す断面図であ
る。
【0011】このボディコンタクト構造において、基板
110上に埋込絶縁層111を介して形成された半導体
層112を平面方向に分離する素子分離絶縁層113
が、埋込絶縁層111にまで到達していない。したがっ
て、素子分離絶縁層113と埋込絶縁層111との間
に、半導体層112がフィルム状に残されている。この
フィルム状の半導体層部分112aは、半導体層112
の他の部分よりp型不純物濃度を高くして、素子間分離
特性が高められている。素子分離絶縁層113の一方側
にLDD構造のSOIトランジスタ114が形成され、
その反対側の半導体層112表面に、ボディコンタクト
用のp+ 不純物領域115が形成されている。
【0012】SOIトランジスタ114は、そのチャネ
ルが形成される半導体層部分(ボディ領域)が、p+
純物領域115、ボディコンタクト側の半導体層11
2、シリコンフィルム112a、およびソース・ドレイ
ン不純物領域から埋込不純物領域111に達する空乏層
を介して電位固定される。この結果、ボディ領域で発生
したホールが除去され、上記したFBEを抑制すること
ができる。
【0013】ところで、このような方法により従来では
FBEを出来るだけ抑制することが望ましいとされてき
たが、最近では、FBEがトランジスタ閾値を低下させ
駆動電流を増大させることに着目して、この駆動電流の
増大を動作速度を高めるために積極的に利用しようとす
る試みがなされるようになってきた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このFBEを
敢えて抑止しない用い方では、そのことを前提に半導体
回路設計を行う際、プロセスばらつきも考慮に入れた各
機能ブロックごとの最大および最小の遅延時間を調べ、
信号の印加パターンに応じたトランジスタの特性変化が
信号遅延にどのように影響するかを予め分析しておく。
そのうえで、回路上で誤動作の原因となるクリティカル
パスで信号変化のタイミング検証を十分に行う必要があ
る。また、製造プロセスにおいても、トランジスタの閾
値やゲート長といった従来からのプロセスデータに加え
て、シリコンの結晶性に依存したpn接合の逆方向リー
ク電流、キャリアライフタイムなどの大小および動的変
化データ(たとえばヒステリシス性)など、従来より格
段に木目の細かい項目の管理が必要になる。さらに、こ
れらのデータを回路およびデバイス設計に十分、かつ有
効に反映させることも、従来より重要になってくる。
【0015】このような数々の分析、検証、管理を行っ
ても、たとえばCPUなどの大規模なLSI全体を信頼
性よく動作させるのは極めて難しい。
【0016】ところが、実際のLSIでは要求される動
作速度について回路機能ブロックごとに軽重があるのが
一般的である。とくに近年、盛んに開発が推進されてい
るシステムLSIのように、要求される高速動作性が回
路機能ブロック間で全く異なるため従来では専用LSI
化していたものを、1つのIC内に集積化して機能性を
高めたものも多くなってきた。そのような情況下で、部
分的に回路ブロックの動作速度を上げてやると、IC全
体の高速性能が高まることも多い。にもかかわらず、プ
ロセス、素子パターンおよび素子面積を従来とほぼ同じ
にしたままでIC全体の高速性能を高めるための提案は
殆どなされていないのが実情である。
【0017】本発明の目的は、素子のパターンおよび面
積は従来のままで若干のプロセス変更を加えることによ
り、動作信頼性を損なうことなく全体の高速性能を高め
ることができるSOI型素子分離構造を有する半導体装
置と、その製造方法を新たに提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、基板上に埋込絶縁層を介して形成された半導体層
と、当該半導体層内に、それぞれ素子分離絶縁層により
周囲を囲まれて形成され、かつ、半導体層の一部に空乏
化されない中性領域を備える複数の絶縁ゲート電界効果
トランジスタとを有し、上記素子分離絶縁層は、近接す
る上記半導体層の中性領域を電位固定するか否かに応じ
て、上記半導体層の表面から上記埋込絶縁層に達した第
1領域と、上記半導体層の表面から上記埋込絶縁層に達
していない第2領域とに区分されている。また、上記第
2領域における素子分離絶縁層に周囲を囲まれて形成さ
れたコンタクトと、当該コンタクトを介して、近隣の絶
縁ゲート電界効果トランジスタの上記中性領域と電気的
に接続する電極とを有する。
【0019】好適に、上記コンタクトの半導体層部分
に、上記近隣の絶縁ゲート電界効果トランジスタの中性
領域と同じ導電型で、より高い濃度のコンタクト不純物
領域が形成されている。好適に、上記素子分離絶縁層
は、上記半導体層に形成した溝内に絶縁物を埋め込んで
なる。
【0020】好適に、動作速度が比較的速い高速回路ブ
ロックと、動作速度が比較的遅い低速回路ブロックとを
有し、上記高速回路ブロック内の絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタに隣接して上記素子分離絶縁層の第1領域が
設けられ、上記低速回路ブロック内の絶縁ゲート電界効
果トランジスタに隣接して上記素子分離絶縁層の第2領
域が設けられている。
【0021】このような構成の半導体装置では、その高
速回路ブロックにおいて、当該ブロックを構成する絶縁
ゲート電界効果トランジスタの半導体層が埋込絶縁層お
よび素子分離絶縁層により周囲を完全に囲まれている。
このため、ダイナミック動作時に半導体層に発生したホ
ールが中性領域に溜まり或いは消滅してトランジスタ閾
値を変化させる。しかし、回路規模が比較的に小さい場
合は、この特性変化がブロック内の信号遅延に如何なる
影響を及ぼすかを予め分析でき、この影響を考慮して回
路設計を行うことは可能である。加えて、ホールの発生
および消滅を制御するためのプロセスパラメータの制御
を十分に行うことで、誤動作なく回路を動作させること
ができる。このように閾値をダイナミックに変えて回路
動作させる場合、その変化の方向が閾値を低くする方向
であることから動作電流が大きくとれ、信号の伝搬遅延
速度が高められる。
【0022】一方、低速回路ブロックでは、素子分離絶
縁層と埋込絶縁層との間に残された薄い半導体層部分を
介して、トランジスタ直下の半導体層部分(ボディ領
域)が、素子分離絶縁層の外側または途中に設けられた
電位固定用の電極と電気的に接続される。このため、ホ
ールが発生しても直ぐに電位固定用の電極から外部に抜
き取られるため、ボディ領域の電位は殆ど変動しない。
したがって、ダイナミック動作時でもトランジスタの閾
値は殆ど変動しない。このように、低速回路ブロックで
は、閾値低下による動作速度の向上はないが、特別に遅
延時間の検証などを行わなくてもラフな設計でも確実に
動作するように動作信頼性を優先させている。
【0023】本発明に係る半導体装置の製造方法は、基
板上に、埋込絶縁層、および、一部が空乏化されない中
性領域となる厚さの半導体層を形成する工程と、表面か
ら上記埋込絶縁層に達した第1領域と、表面から上記埋
込絶縁層に達していない第2領域とに区分して、上記半
導体層に素子分離絶縁層を形成する工程と、上記素子分
離絶縁層により周囲を囲まれた複数の半導体層部分それ
ぞれに絶縁ゲート電界効果トランジスタを形成する工程
と、上記絶縁ゲート電界効果トランジスタのソースまた
はドレインに接続するソース・ドレイン電極を形成する
工程とを有する。好適に、上記素子分離絶縁層の形成工
程において、上記第2領域における素子分離絶縁層に周
囲を囲まれてコンタクトが形成され、上記ソース・ドレ
イン電極の形成工程において、上記コンタクトを介し
て、近隣の絶縁ゲート電界効果トランジスタの上記中性
領域に対し電気的に接続する電極が形成される。
【0024】好適に、上記素子分離絶縁層を形成する工
程では、上記半導体層に上記埋込絶縁層に達しない深さ
の溝をエッチングにより形成し、上記第2領域の溝をマ
スク層で覆って、上記第1領域の溝を上記埋込絶縁層が
露出するまで追加エッチングにより深くし、上記マスク
層を除去後に、上記第1および第2領域の溝を絶縁物で
埋め込む。好適に、上記コンタクトの形成後、上記電極
の形成前に、コンタクトの半導体層部分に、上記近隣の
絶縁ゲート電界効果トランジスタの中性領域と同じ導電
型で、より高い濃度のコンタクト不純物領域を形成する
工程をさらに有する。
【0025】好適に、上記素子分離絶縁層を形成する工
程では、動作速度が比較的速い高速回路ブロック内が上
記第1領域、動作速度が比較的遅い低速回路ブロック内
が上記第2領域となるように素子分離絶縁層を形成す
る。
【0026】このような半導体装置の製造方法を用いれ
ば、従来の製造方法に対しマスク層の形成と追加エッチ
ングを付加するだけで、動作信頼性を損なうことなく高
速性を高めた半導体装置を製造できる。マスク層の形成
と追加エッチングを付加すること以外は、他の工程にお
ける処理および素子パターンに変更がなく、素子面積は
バルク型あるいは従来のSOI型の半導体装置と同じで
ある。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
半導体装置の要部構成を示す平面図と断面図である。図
1においては、左半分に低速回路ブロックにおけるSO
I MOSFETを、右半部に高速回路ブロックにおけ
るSOI MOSFETを示す。
【0028】この半導体装置1では、基板2の上に、た
とえば、酸化シリコンからなる埋込絶縁層3を介して単
結晶シリコンからなる半導体層4が形成され、これによ
りSOI基板が構成されている。半導体層4に、所定の
パターンで表面から厚さ全域をほぼ貫いて素子分離絶縁
層5,6が設けられ、これにより、素子分離絶縁層5,
6が設けられたフィールド領域と、それ以外のボディ領
域とに区分されている。高速回路ブロックにおける素子
分離絶縁層5は、半導体層4の表面から埋込絶縁層3に
到達することにより隣り合うボディ領域4a同士を完全
に絶縁分離している。これに対し、低速回路ブロックに
おける素子分離絶縁層6は半導体層4の表面から埋込絶
縁層3に到達しておらず、素子分離絶縁層6と埋込絶縁
層3との間に半導体層4が薄いフィルム状に残されてい
る。以下、この薄いフィルム状の半導体層部分4bをリ
ンク領域という。
【0029】ボディ領域4a上に、たとえば、酸化シリ
コンからなるゲート絶縁膜7、およびポリシリコンから
なるゲート電極8が積層されている。ゲート電極8の幅
方向両側にサイドウォール絶縁層9が形成されている。
ゲート電極8より外側のボディ領域4a内表面に、ボデ
ィ領域4aと逆導電型の不純物が導入されてLDD構造
を有するソース・ドレイン不純物領域10が形成されて
いる。なお、動作時に、このソース・ドレイン不純物領
域10と半導体層4との間のpn接合から、そのビルト
インポテンシャルに応じて空乏層が延びる。本実施形態
では、その空乏層がpn接合直下で埋込絶縁層3に到達
しているが、ゲート電極8の下方ではソース側とドレイ
ン側から延びた空乏層により半導体層4が完全に空乏化
されていない。これは、本実施形態に係るPD型半導体
装置1では、その半導体層4が、図示のように空乏され
ない中性領域4cが残るような厚さ、たとえば100〜
200nm程度の厚さに設定されているからである。
【0030】このような構造のPD−MOSトランジス
タ上は、第1層間絶縁膜11で覆われ、この第1層間絶
縁膜11が、それぞれソース・ドレイン不純物領域10
上で開口されている。第1層間絶縁膜11の開口部を介
してソース・ドレイン不純物領域10に接続するよう
に、ソース・ドレイン電極12が形成され、その上に第
2層間絶縁膜13が堆積されている。
【0031】この半導体装置1を平面パターンでみる
と、図1(A)に示すように、低速回路ブロックのみ、
PD−MOSトランジスタの周囲のフィールド領域に、
電位固定電極が設けられている。つまり、低速回路ブロ
ックのフィールド領域に、適宜、素子分離絶縁層6に周
囲を囲まれてボディコンタクト6aが形成され、そのボ
ディコンタクト6aを介して、前記リンク領域4bに接
続する電極14が設けられている。なお、とくに図示し
ないが、リンク領域4bと電極14との接続部分に、リ
ンク領域表面を高濃度化してできたコンタクト不純物領
域を形成してもよい。このような構成では、電極14か
ら固定電位、たとえば接地電位が中性領域4cに直接伝
達される。インパクトイオン化でホールが発生しても、
これが直ぐに電極14から排除されるため、ボディ領域
4aは電位上昇しない。結果として、低速回路ブロック
においては、トランジスタ閾値の変動、および駆動電流
の増大、寄生バイポーラトランジスタの導通によるソー
ス・ドレイン間耐圧の低下など、FBEによるトランジ
スタ特性変動が有効に防止される。また、リンク領域4
bおよび電極14は、ボディ領域4aの放熱を促進する
働きも併せもつ。
【0032】その一方、ボディ領域4aが完全に絶縁分
離された高速回路ブロックでは、中性領域4cにホール
が溜まりトランジスタ閾値が低下する。しかも、その蓄
積量が信号印加のパターンに応じて時々刻々と変化す
る。しかし、本実施形態では、そのような完全絶縁分離
型FETの使用を一部の回路ブロック(高速回路ブロッ
ク)に限定している。このような限定が小規模回路に対
してなされている場合、トランジスタ特性変化が信号遅
延に如何に影響するかを予め分析し、その分析結果を回
路のタイミング設計に反映させることは比較的容易であ
る。したがって、トランジスタ特性変化の再現性をプロ
セスデータ管理で高めることを前提に、高速回路ブロッ
クの動作信頼性を高いレベルで十分維持できる。このよ
うな高速化手法を上手に用いた場合、必要な動作信頼性
を確保したうえで一部の回路の高速性を高めることによ
り、全体の動作速度を向上させることが可能となる。
【0033】つぎに、図1に示す半導体装置の製造方法
例を、図2〜図11を参照しながら説明する。まず、図
2に示すSOI基板を用意する。SOI基板は、基板1
上に埋込絶縁層3を介して150nm程度の半導体層4
が積層された構造を有し、SIMOX(Separation by I
mplanted Oxygen)法または基板張り合わせ法により形成
される。
【0034】図3に示すように、半導体層4上に、たと
えば、半導体素子の能動領域を保護するパターンにて、
10nm程度の酸化シリコンからなる薄いパッド層20
と150nm程度の窒化シリコンからなるマスク層21
の積層パターンを形成する。
【0035】図4に示すように、積層パターンをマスク
としたドライエッチングにより、半導体層4にトレンチ
4dを形成する。この最初のドライエッチングでは、半
導体層4を埋込絶縁層3が露出するまでエッチングを行
わずに、トレンチ底部に、半導体層4を10〜50nm
程度残しておく。トレンチ4d間の半導体層部分が後で
形成されるトランジスタのボディ領域4aとなり、トレ
ンチ底部でボディ領域4a同士をつなぐ薄い半導体層部
分がリンク領域4bとなる。なお、上述した積層パター
ン、および、これをマスクとしたトレンチ4dの形成で
は、とくに図示しないが、電位固定用の表面引き出し領
域として、後で低速回路ブロックとなる側のトレンチ4
d内に適宜、半導体層4を島状に残しておく。
【0036】図5に示すように、高速回路ブロックを開
口させ低速回路ブロックを保護するようにレジスト22
を形成する。この状態で、2回目のドライエッチングを
行う。これにより、高速回路ブロックのみ半導体層4の
トレンチ4dが埋込絶縁層3に達する。
【0037】レジスト22を除去後、2回のドライエッ
チングにより形成したトレンチ4dの内壁および底面を
酸化し、図6に示すように、10nm程度の薄い酸化膜
23を形成する。
【0038】トレンチ4dを完全に埋め込むように、た
とえば酸化シリコン系の絶縁膜を厚く堆積し、たとえば
CMP(Chemical Mechanical Polishing) により絶縁膜
の表面から研磨を行う。これにより、図7に示すよう
に、マスク層21の上部が削られ50nm程度の厚さに
なるとともに、絶縁膜がそれぞれトレンチ4d内を埋め
込むようにして分離され、素子分離絶縁層5,6が形成
される。
【0039】マスク層21およびパッド層20を除去す
ると、図8に示すように、低速回路ブロックではリンク
領域4bを介してつながり、高速回路ブロックでは素子
分離絶縁層5により完全に絶縁分離されたボディ領域4
aが形成される。なお、ボディ領域4aにもっと早い段
階でp型不純物を導入してもよいが、ここでは図8の状
態でp型不純物を導入する。また、素子分離絶縁層5,
6の形成前または形成後に、必要に応じてリンク領域4
bにチャネルストッパ用の不純物を導入して、このリン
ク領域4bの不純物濃度をボディ領域4aより高濃度化
する。
【0040】ボディ領域4aの表面を熱酸化し、たとえ
ば4nm程度のゲート絶縁膜を形成し、続いて多結晶シ
リコン膜を堆積し、この積層膜をパターンニングする。
この多結晶シリコン膜の堆積時、または堆積後のイオン
注入により、多結晶シリコン膜を導電化する。これによ
り、図9に示すように、ゲート電極8がボディ領域4a
上にゲート絶縁膜7を介して形成される。なお、この図
9のゲート電極8の形成前に、ボディ領域4aのゲート
電極8より下方の部分に、所望のトランジスタ閾値を得
るために、或いは短チャネル効果を抑制するために不純
物をイオン注入することがある。
【0041】形成したゲート電極8および素子分離絶縁
層5,6を自己整合マスクとして、ボディ領域4aの表
面に逆導電型の不純物をイオン注入し、LDD不純物領
域を形成する。絶縁膜の堆積と全面異方性エッチング
(エッチバック)とを行い、ゲート電極8の側壁に、サ
イドウォール絶縁層9を形成する。サイドウォール絶縁
層9、ゲート電極8および素子分離絶縁層5,6を自己
整合マスクとして、ボディ領域4aの表面に逆導電型の
不純物をイオン注入する。これにより、図10に示すよ
うに、LDD構造のソース・ドレイン不純物領域10が
形成される。なお、とくに図示しないが、低速回路ブロ
ック側の素子分離絶縁層6に島状に残された電位固定用
の領域(表面引き出し領域)に、必要に応じて、ボディ
領域4aと同じ導電型でより高い濃度で不純物を導入し
て、コンタクト不純物領域を形成する。
【0042】図11に示すように、第1層間絶縁膜11
を堆積し、第1層間絶縁膜11にソース・ドレイン不純
物領域10に達する開口部を形成する。このとき、図示
しない電位固定用の表面引き出し領域上またはコンタク
ト不純物領域上にも開口部を形成する。形成した全ての
開口部を埋め込むように、金属膜をたとえばスパッタリ
ングにより成膜し、パターンニングする。これにより、
トランジスタのソース・ドレイン電極12が形成される
ともに、電位固定用の電極14(図1(A))が形成さ
れる。全面に第2層間絶縁膜13を堆積すると、図1に
示す半導体装置1が完成する。
【0043】本実施形態に係る半導体装置1の製造方法
では、従来のSOI型トランジスタの製造プロセスに、
リンク領域4bとなる半導体層4の残し部分を一部除去
してボディ領域4aを完全絶縁分離型とするために、図
5の工程において、マスク層(レジスト22)の形成と
追加エッチングが必要であるが、それ以外、何ら付加的
な工程増がない。したがって、比較的簡単に、チップ内
の一部の領域(高速回路ブロック)でFBEを用いたト
ランジスタの速度向上が達成される。なお、本実施形態
では、電位固定用の表面引き出し領域を設けるようにし
たが、この表面引き出し領域は、トレンチ形成時のパタ
ーン設計で低速回路ブロック側の一部のトレンチ内に島
状の残しパターンを予め形成しておくと、トレンチ形成
時に一括して形成できる。また、表面引き出し領域に形
成するコンタクト不純物領域はコンタクト抵抗を下げる
意味で設けるのが望ましいが、必須ではない。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
半導体装置によれば、浮遊ボディ効果(FBE)による
トランジスタ閾値の低下を積極的に利用して動作速度を
高めることを一部の回路ブロック(高速回路ブロック)
に限定している。一部の小規模な回路ブロックがLSI
全体の高速性を律束する場合も多い。また、FBEは動
作の不安定さをもたらすが、FBEの利用を小規模な高
速回路ブロックに限った場合、その回路ブロックにおけ
る遅延時間等の分析、信号のタイミング検証、およびプ
ロセスデータを含めた木目細かなデータ管理を十分行う
ことで、必要な動作信頼性を確保できる。したがって、
たとえば高速回路ブロックが比較的に小規模な場合など
においては、本発明の適用によって動作信頼性を損なう
ことなく全体の動作速度を高めることが可能である。
【0045】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
では、レジストなどのマスク層の形成と僅かな追加エッ
チングを付加するだけでよく、大幅なコスト増となるよ
うな工程追加はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体装置の要部構成
を、左半分に低速回路ブロックにおけるSOI MOS
FETを、右半部に高速回路ブロックにおけるSOIM
OSFETを対比させて示す平面図と断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造に用
いるSOI基板の断面図である。
【図3】図2に続く、トレンチのエッチングマスク層の
形成後の断面図である。
【図4】図3に続く、トレンチ形成のための第1回目の
エッチング後の断面図である。
【図5】図4に続く、トレンチ形成のための第2回目の
エッチング後の断面図である。
【図6】図5に続く、トレンチ内に薄い酸化膜を形成し
た後の断面図である。
【図7】図6に続く、トレンチ内に埋め込んだ絶縁膜の
平坦化後の断面図である。
【図8】図7に続く、トレンチのエッチングマスク層除
去後の断面図である。
【図9】図8に続く、ゲート電極形成後の断面図であ
る。
【図10】図9に続く、ソース・ドレイン不純物領域形
成後の断面図である。
【図11】図10に続く、ソース・ドレイン電極形成後
の断面図である。
【図12】電位固定用のボディコンタクトを有する従来
の半導体装置のパターンを3例示す平面図である。
【図13】従来の他のボディコンタクト構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
1…半導体装置、2…基板、3…埋込絶縁層、4…半導
体層、4a…ボディ領域、4b…リンク領域、4c…中
性領域、4d…コンタクト領域、5,6…素子分離絶縁
層、6a…ボディコンタクト、7…ゲート絶縁膜、8…
ゲート電極、9…サイドウォール絶縁層、10…ソース
・ドレイン不純物領域、11…第1層間絶縁膜、12…
ソース・ドレイン電極、13…第2層間絶縁膜、14…
ボディコンタクト用電極、20…パッド層、21…マス
ク層、22…レジスト、23…酸化膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F032 AA06 AA07 AA44 AA45 AA67 AC01 BA03 CA17 DA23 DA30 DA33 DA43 DA60 DA71 5F048 AA00 AA04 AA07 AC01 BA09 BA16 BB05 BB14 BC06 BF17 BG07 BG14 BH07 5F110 AA01 AA15 CC02 DD05 DD22 DD24 EE09 EE32 FF02 FF23 GG02 GG12 HM15 QQ04 QQ11 QQ17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に埋込絶縁層を介して形成された半
    導体層と、 当該半導体層内に、それぞれ素子分離絶縁層により周囲
    を囲まれて形成され、かつ、半導体層の一部に空乏化さ
    れない中性領域を備える複数の絶縁ゲート電界効果トラ
    ンジスタとを有し、 上記素子分離絶縁層は、近接する上記半導体層の中性領
    域を電位固定するか否かに応じて、上記半導体層の表面
    から上記埋込絶縁層に達した第1領域と、上記半導体層
    の表面から上記埋込絶縁層に達していない第2領域とに
    区分されている半導体装置。
  2. 【請求項2】上記第2領域における素子分離絶縁層に周
    囲を囲まれて形成されたコンタクトと、 当該コンタクトを介して、近隣の絶縁ゲート電界効果ト
    ランジスタの上記中性領域と電気的に接続する電極とを
    有する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】上記コンタクトの半導体層部分に、上記近
    隣の絶縁ゲート電界効果トランジスタの中性領域と同じ
    導電型で、より高い濃度のコンタクト不純物領域が形成
    されている請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】上記素子分離絶縁層は、上記半導体層に形
    成した溝内に絶縁物を埋め込んでなる請求項1に記載の
    半導体装置。
  5. 【請求項5】動作速度が比較的速い高速回路ブロック
    と、動作速度が比較的遅い低速回路ブロックとを有し、 上記高速回路ブロック内の絶縁ゲート電界効果トランジ
    スタに隣接して上記素子分離絶縁層の第1領域が設けら
    れ、 上記低速回路ブロック内の絶縁ゲート電界効果トランジ
    スタに隣接して上記素子分離絶縁層の第2領域が設けら
    れている請求項1に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】基板上に、埋込絶縁層、および、一部が空
    乏化されない中性領域となる厚さの半導体層を形成する
    工程と、 表面から上記埋込絶縁層に達した第1領域と、表面から
    上記埋込絶縁層に達していない第2領域とに区分して、
    上記半導体層に素子分離絶縁層を形成する工程と、 上記素子分離絶縁層により周囲を囲まれた複数の半導体
    層部分それぞれに絶縁ゲート電界効果トランジスタを形
    成する工程と、 上記絶縁ゲート電界効果トランジスタのソースまたはド
    レインに接続するソース・ドレイン電極を形成する工程
    とを有する半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】上記素子分離絶縁層の形成工程において、
    上記第2領域における素子分離絶縁層に周囲を囲まれて
    コンタクトが形成され、 上記ソース・ドレイン電極の形成工程において、上記コ
    ンタクトを介して、近隣の絶縁ゲート電界効果トランジ
    スタの上記中性領域に対し電気的に接続する電極が形成
    される請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】上記素子分離絶縁層を形成する工程では、
    上記半導体層に上記埋込絶縁層に達しない深さの溝をエ
    ッチングにより形成し、 上記第2領域の溝をマスク層で覆って、上記第1領域の
    溝を上記埋込絶縁層が露出するまで追加エッチングによ
    り深くし、 上記マスク層を除去後に、上記第1および第2領域の溝
    を絶縁物で埋め込む請求項6に記載の半導体装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】上記コンタクトの形成後、上記電極の形成
    前に、コンタクトの半導体層部分に、上記近隣の絶縁ゲ
    ート電界効果トランジスタの中性領域と同じ導電型で、
    より高い濃度のコンタクト不純物領域を形成する工程を
    さらに有する請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】上記素子分離絶縁層を形成する工程で
    は、動作速度が比較的速い高速回路ブロック内が上記第
    1領域、動作速度が比較的遅い低速回路ブロック内が上
    記第2領域となるように素子分離絶縁層を形成する請求
    項6に記載の半導体装置の製造方法。
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