JP2001084757A - Mram装置およびmram装置への書き込み方法 - Google Patents

Mram装置およびmram装置への書き込み方法

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JP2001084757A
JP2001084757A JP2000235407A JP2000235407A JP2001084757A JP 2001084757 A JP2001084757 A JP 2001084757A JP 2000235407 A JP2000235407 A JP 2000235407A JP 2000235407 A JP2000235407 A JP 2000235407A JP 2001084757 A JP2001084757 A JP 2001084757A
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switching
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  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】MRAM装置のメモリセルのスイッチングの再
現性または信頼性をスイッチング電流を増加させること
なく改善することのできる方法および装置を提供する。 【解決手段】本発明の一実施例によれば、書き込み動作
中、磁界バイアスがMRAM装置のメモリセルに印加さ
れる。磁界バイアスは永久磁石または電磁石によって印
加することができ、磁界バイアスにより、メモリセルの
スイッチングの再現性を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記憶のため
のランダムアクセスメモリに関する。より具体的には、
本発明は、メモリセルアレイを含む磁気ランダムアクセ
スメモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ランダムアクセスメモリ(「MRA
M」)は、長期間にわたるデータ記憶のために検討され
ている不揮発性メモリである。MRAM装置に対する読
み出しおよび書き込み動作は、ハードドライブのような
従来の長期間記憶装置に対する読み出しおよび書き込み
動作よりも高速に実行される。加えて、MRAM装置
は、ハードドライブやその他の従来の長期間記憶装置よ
りもコンパクトであり、また消費電力が少ない。
【0003】典型的なMRAM装置は、メモリセルのア
レイを含む。ワード線がこれらのメモリセルの行に沿っ
て延び、ビット線がメモリセルの列に沿って延びてい
る。各メモリセルは、1本のワード線と1本のビット線
との交点に位置している。一つのメモリセルは、1ビッ
トの情報を磁化の方向として記憶する。各メモリセルの
磁化方向は、任意の時点で、2つの安定方向の一方をと
る。これらの2つの安定方向、すなわち平行または逆平
行は、論理値「1」および「0」をそれぞれ示す。選択
されたメモリセルの磁化方向は、その選択されたメモリ
セルを横切るワード線およびビット線に電流を供給する
ことによって、変えることができる。この電流が2方向
の直交磁界を形成し、これらが合成されて、選択された
メモリセルの磁化方向を平行から逆平行またはその反対
向きにスイッチングする。
【0004】しかし、このようなメモリセルのスイッチ
ングは、常に信頼性があるものではない。ときには、合
成磁界がメモリセルを、平行から逆平行へまたはその反
対向きに信頼性よくスイッチングさせないことがある。
この問題は、典型的には、メモリセルの結晶異方性、飽
和保磁力、またはアスペクト比を増やすことで解決され
る。
【0005】しかし、結晶異方性、飽和保磁力、または
アスペクト比の増加は、メモリセルをスイッチングさせ
るための電流量の増加という新たな問題を生じさせる。
この電流量の増加によって、MRAM装置によって消費
される電力量が増加する。電流量の増加はさらに、より
大きな電流を扱うために、より大きなビット線およびワ
ード線並びに書き込み回路も必要とする。これらの結
果、より大きく、かつより高価なMRAM装置となる。
したがって、スイッチング電流を増加させることなく、
MRAM装置のスイッチングの再現性または信頼性を改
善させる必要が存在している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、MR
AM装置のメモリセルのスイッチングの再現性または信
頼性を改善することのできる方法および装置を提供する
ことにある。本発明の別の課題は、MRAM装置のメモ
リセルのスイッチングの再現性または信頼性をスイッチ
ング電流を増加させることなく改善することのできる方
法および装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この必要性は、本発明に
よるMRAM装置によって満足される。本発明の一態様
によれば、第1の磁界が選択されたメモリセルに印加さ
れ、その選択されたメモリセルを横切る第1および第2
のトレースに電流が供給される。この電流が、第2およ
び第3の直交磁界を生成する。第1の磁界は、第2の磁
界と同じ極性および同じ方向を有している。第1、第
2、および第3の磁界の合成により、選択されたメモリ
セルがスイッチングされる。第1の磁界の印加により、
選択されたメモリセルのスイッチングの再現性が改善さ
れる。第1の磁界の印加はまた、スイッチング電流の減
少ももたらす。
【0008】本発明のその他の態様および効果は、本発
明の原理を例によって示す以下の詳細な説明を添付の図
面と共に参照することによって、明らかになるであろ
う。
【0009】
【発明の実施の形態】図示の目的で図面に描かれている
ように、本発明は、磁気ランダムアクセスメモリ装置と
して具体化されている。磁界バイアスが、書き込み動作
中にメモリセルに印加される。磁界バイアスの印加によ
り、メモリセルのスイッチングの再現性が改善する。磁
界バイアスの印加は、メモリセルをスイッチングするた
めのパワーの必要量の減少ももたらす。
【0010】次に図1を参照すると、図1には、メモリ
セル12のアレイ10を含むMRAM装置8が描かれて
いる。メモリセル12は行および列に配列されており、
行がx方向に、および列がy方向に延びている。本発明
の説明を簡単にするために、比較的少数のメモリセル1
2のみが描かれている。実際には、1024×1024
個またはそれより大きいメモリセルのアレイが使用され
ることがある。
【0011】ワード線14として機能するトレースは、
メモリセルアレイ10の片側で一平面内をx方向に延び
ている。ビット線16として機能するトレースは、メモ
リセルアレイ10の反対側で一平面内をy方向に延びて
いる。メモリセルアレイ10の各行ごとに1本のワード
線14を設け、アレイ10の各列ごとに1本のビット線
16を設けることができる。各メモリセル12は、対応
するワード線14とビット線16との交点に位置してい
る。
【0012】MRAM装置8はさらに、書き込み動作中
にワード線14およびビット線16に電流IxおよびI
yを供給する書き込み回路18を含む。書き込み回路1
8は、ワード線電流源20と、各ワード線14に対する
第1および第2の行選択トランジスタ22および24と
を含む。各々の第1の行選択トランジスタ22は、対応
するワード線14とワード線電流源20との間に結合さ
れている。各々の第2の行選択トランジスタ24は、対
応するワード線14と基準電位(たとえば接地電位)2
6との間に結合されている。
【0013】書き込み回路18はさらに、ビット線電流
源28と、各ビット線に対する第1および第2の列選択
トランジスタ30および32とを含む。各々の第1の列
選択トランジスタ30は、対応するビット線16とビッ
ト線電流源28との間に結合されている。各々の第2の
列選択トランジスタ32は、対応するビット線16と基
準電位26との間に結合されている。
【0014】データは、mビットのワードとして書き込
むことができる。データがmビットのワードとして書き
込まれると、デコード回路34がアドレスAxをデコー
ドし、適切な行選択トランジスタおよび列選択トランジ
スタ22、24、30、および32をオンさせる(デコ
ード回路34から選択トランジスタ22、24、30、
および32のゲートまでのトレースは図示されていな
い)。
【0015】MRAM装置8はまた、各々の選択された
メモリセル12の抵抗を検出する読み出し回路も含む。
この読み出し回路は、本発明の説明を簡単にするために
図示されていない。加えて、書き込み回路18は、本発
明の説明を簡単にするために簡略化されている。全ての
ワード線14に対して単一のワード線電流源20しか描
かれていないが、書き込み回路18は複数のワード線電
流源20を含むことができる。全てのビット線16に対
して単一のビット線電流源28しか描かれていないが、
書き込み回路18は複数のビット線電流源28を含むこ
とができる。スイッチおよび電流源とワード線14およ
びビット線16との接続に関しては、多くの異なる方法
が使用可能である。
【0016】メモリセル12は、特定のタイプの装置に
限られるものではない。たとえば、メモリセル12は、
スピン依存型トンネル(「SDT」)デバイスであって
もよい。典型的なSDTデバイスは、「ピン留め(pinn
ed)」層と「フリー(free)」層とを含む。ピン留め層
は面内方向の磁化を有しているが、その磁化は固定され
ており、対象とする範囲の印加磁界の存在下で回転しな
い。フリー層の磁化方向はピン留めされていない。むし
ろ、その磁化は、ある平面内に位置する軸(「容易」
軸)に沿った2方向の何れかを向くことができる。フリ
ー層36およびピン留め層38の磁化が(図2Aに矢印
によって示されているように)同じ方向であれば、その
方向は「平行」であるといわれる。フリー層36および
ピン留め層38の磁化が(図2Bに矢印によって示され
ているように)逆方向であれば、その方向は「逆平行」
であるといわれる。
【0017】フリー層36およびピン留め層38は、絶
縁性トンネルバリアによって分離されている。この絶縁
性トンネルバリアは、フリー層とピン留め層との間で量
子力学的なトンネリングを生じさせる。このトンネリン
グ現象は電子スピンに依存しており、SDTデバイスの
抵抗を、フリー層36およびピン留め層38の磁化の相
対方向の関数としている。
【0018】たとえば、フリー層36およびピン留め層
38の磁化方向が平行であれば(図2A参照)、メモリ
セル12の抵抗は第1の値Rである。磁化方向が平行か
ら逆平行に変化すると(図2B参照)、メモリセル12
の抵抗は第2の値R+ΔRに増加する。
【0019】データは、磁化をフリー層36の容易軸に
沿った向きにすることによって、メモリセル12に記憶
される。フリー層36の磁化を磁化方向が平行になるよ
うな向きに向けることによってメモリセル12に論理値
「0」を記憶し、フリー層36の磁化を磁化方向が逆平
行になるような向きに向けることによって論理値「1」
を記憶することができる。
【0020】選択されたメモリセル12に記憶された論
理値は、選択されたメモリセル12の抵抗を検出するこ
とによって読み出すことができる。たとえば、選択され
たメモリセル12を横切るワード線14とビット線16
との間に電圧を印加して、これにより電流を発生させる
ことができる。この電流を測定することで、そのメモリ
セルが、一方の論理値に対応する抵抗値Rを有している
か、あるいは他方の論理値に対応する値R+ΔRを有し
ているかを決定することができる。
【0021】各メモリセル12は、外部パワーが存在し
なくても、その磁化方向を保持する。したがって、メモ
リセル12は不揮発性である。
【0022】ここでさらに図3を参照すると、図3には
書き込み動作中の選択されたメモリセル12が描かれて
いる。メモリセル12が選択されると、電流Ixおよび
Iyが、そのメモリセル12を横切るワード線14およ
びビット線16に供給される。電流Ixのワード線14
への供給により、磁界Hyがワード線14の周囲に形成
される。電流Iyのビット線16への供給により、磁界
Hxがビット線16の周囲に形成される。
【0023】次に図4を参照すると、図4には、メモリ
セル12に対するスイッチング曲線40が示されてい
る。スイッチング曲線40の右側に位置する点が、メモ
リセル12をスイッチングさせる。第1および第2の破
線42および44は、等しい大きさの電流(すなわちI
x=Iy)をワード線14およびビット線16に供給す
ることによって生成される磁界を示している。メモリセ
ル12のスイッチングは、第1の破線42に沿った第1
の点46にて発生し得る。
【0024】しかし、メモリセル12は、第1の点46
でスイッチングしないことがある。これは、スイッチン
グ曲線40が不確定性領域(クロスハッチングにより示
されている領域)を有しているからである。電流Ixお
よびIyがワード線14に加えられると、その結果とし
て生じる磁界Hは、2つの経路(図5参照)の一方に沿
って回転することができる。磁界Hが、象限の一つにお
いて、その経路に沿って回転すると、スイッチングが発
生する。しかし、磁界Hが、他の象限において、ある経
路に沿って回転しても、スイッチングが発生しないこと
がある。これが不確定性である。不確定性領域は裾が広
がっており、スイッチング曲線40の底部に向かって広
くなっている。第1のスイッチング点46のように、こ
の不確定性領域の中または近傍に位置する点は、メモリ
セル12のスイッチングを信頼性よく生じさせないこと
がある。
【0025】スイッチング電流IxおよびIyを増加さ
せて、スイッチングの信頼性を改善させることができ
る。しかし、スイッチング電流IxおよびIyの増加
は、MRAM装置の電力消費を増加させる。また、より
大きい電流を取り扱うために、より大きいビット線およ
びワード線並びに書き込み回路も必要とする。これらの
結果、より大きく且つより高価なMRAM装置となる。
【0026】代りに、磁界バイアスHbをメモリセル1
2に印加することができる。この磁界バイアスHbは、
それ単独ではメモリセル12をスイッチングさせること
はない。しかし、磁界バイアスHbは、磁界Hを常に同
じ象限内で単一の経路に沿って回転させる。これによ
り、磁界バイアスHbの印加により、スイッチングの再
現性が増加する。
【0027】磁界バイアスHbはまた、メモリセル12
をスイッチングするために必要とされる電流量Ixおよ
びIyを減少させる。第1のスイッチング点46を、磁
界バイアスHbが印加されるときに使用され得る第2の
スイッチング点48と比較する。第2のスイッチング点
48は、第1のスイッチング点46よりも低いワード線
電流Ixにて発生する。加えて、第2のスイッチング点
48は、第1のスイッチング点46よりも低いビット線
電流Iyにて発生する。さらに、第2のスイッチング点
48は、スイッチング曲線40に沿ってより高くより信
頼性のある位置にあり、ここでは、不確定性領域がそれ
ほど大きくない。これにより、磁界バイアスHbの印加
は、メモリセル12のスイッチングの再現性を改善する
と共に、電力消費を低減させる。
【0028】磁界バイアスHbは、スイッチング磁界H
yより小さくすることができる。たとえば、磁界バイア
スHbは、ワード線14の周囲のスイッチング磁界Hy
の約0.25であってもよい。加えて、スイッチング電
流IxおよびIyは等しくなくてもよい。しかし、スイ
ッチング電流IxおよびIy、並びに実際にMRAM装
置に印加される磁界HyおよびHbは、装置に依存する
(デバイス・ディペンデントである)。
【0029】磁界バイアスHbのメモリセル12への印
加方法には、様々な方法がある。図3は、磁界バイアス
Hbをメモリセル12に印加する独立した磁性膜13を
示している。膜13の磁化は、ワード線14の周囲のス
イッチング磁界Hyと同じ方向である。フリー層36の
近傍での合成磁界Hx+Hy+Hbが、第2のスイッチ
ング点48にてメモリセル12のスイッチングを生じさ
せる。
【0030】磁性膜13は、硬磁性膜であっても軟磁性
膜であってもよい。磁性膜13が軟磁性膜であるときに
は、電流Ixをワード線14に印加して、膜13を磁化
すると共に磁界バイアスHbを生成することができる。
【0031】磁性膜13は、様々な磁性材料で形成する
ことができる。たとえば、磁性膜13は、コバルト・ク
ロム合金でできていてもよく、この合金は、フリー膜3
6の厚さに匹敵する厚さを有している。MRAM装置の
製造中に、磁性膜13を堆積してワード線14と共にパ
ターニングすることができる。あるいは、磁性膜13を
メモリセル12に一体化して形成することができる。
【0032】図6は、磁界バイアスHbをメモリセル1
2に印加する他の方法を示している。固定層38の磁化
48は、フリー層36の磁化50に対して角度Aだけ角
度方向に回転することができる。その結果として、y方
向の磁化成分と磁界バイアスHbとが装置に印加される
ことになる。固定層38のフリー層36に対するこの回
転は、固定層38を角度Aの磁界中でアニーリングする
ことによって実現することができる。
【0033】図7は、磁界バイアスHbをメモリセル1
2に印加するさらに他の方法を示している。磁界バイア
スHbは、大半または全てのMRAM装置100の上方
に位置する電磁石102によって印加することができ
る。この電磁石102は、膜104とこの膜104の周
囲に巻かれたコイル106とを含む。膜104は、パー
マロイ(たとえばNiFe)のような材料から形成する
ことができる。コイル106は、銅のような材料から形
成することができる。コイル106は、書き込みヘッド
の製造で使用されている技術に類似した技術を使用して
巻くことができる。コイル106の巻数の増加により、
MRAM装置100のメモリセル12に印加される磁界
バイアスHbが増える。
【0034】次に図8を参照すると、MRAM装置11
0は、メモリセルのアレイ112、ワード線デコーダ1
14、ビット線デコーダ116、書き込み動作中にアド
レスAxに応答してワード線電流Ixを供給する電源1
18、および、書き込み動作中にアドレスAxに応答し
てビット線電流Iyを供給する電源120を含む。
【0035】ワード線デコーダ114は、書き込み動作
中にコイル106への電流Icも供給する。この電流I
cはコイル106を励磁して、磁界バイアスHbを生成
させる。これにより、書き込み動作中に、アレイ112
の中の全てのメモリセルが磁界バイアスHbを感じるこ
とになる。
【0036】次に図9を参照すると、図9は、多層MR
AMチップ200を描いている。このMRAMチップ2
00はN個のメモリセルレベル202を含んでおり、こ
れらは基板204の上にz方向に積層されている。数N
は正の整数であって、N≧1である。メモリセルレベル
202は、二酸化シリコンのような絶縁性材料(図示せ
ず)によって絶縁することができる。読み出しおよび書
き込み回路は基板204上に形成することができる。こ
の読み出しおよび書き込み回路は、読み出しや書き込み
の対象となるレベルを選択するための付加的なマルチプ
レクサを含むことができる。
【0037】電磁石102(破線で示されている)を、
磁界バイアスHbを印加するために使用する場合、電磁
石102は、チップ200の上方に配置することができ
る。チップ200の全レベルが磁界バイアスを感じる。
電磁石102は、軟鉄またはフェライト片104の周囲
にワイヤ106を巻いて形成することができ、MRAM
チップのプラスチックケースの頂部に搭載することがで
きる。
【0038】このように、開示されたMRAM装置で
は、磁界バイアスが、フリー層の中で磁化の回転を単一
の経路に制限する。これにより、磁界バイアスは、低ア
スペクト比を有するメモリセル(たとえば、正方形状の
メモリセル)、および結晶異方性が低く且つ飽和保持力
が低い材料(たとえば、NiFe)でできたフリー層を
有するメモリセルのスイッチング信頼性を増加させる。
【0039】メモリセルのアスペクト比を低くすれば、
これによってメモリセルの面積が小さくなる。これによ
り、正方形状のメモリセルを最小限のリソグラフ形状サ
イズにて製造することが可能になる。この結果として、
メモリ密度をより高くすると共に、装置コストをより低
くすることができる。
【0040】磁界バイアスにより、より少ない電流を使
用してメモリセルをスイッチングさせることも可能にな
る。この結果として、電力消費が低減され得る。加え
て、電流の減少により、より小さなワード線、ビット
線、および書き込み回路を使用することができる。これ
により、メモリ密度および装置コストをさらに削減する
ことができる。
【0041】あるいは、磁界バイアスにより、電力消費
を増加することなく、より安定したメモリセルを使用す
ることもできる。装置は、より高いアスペクト比を有す
るメモリセル(たとえば、長方形状のメモリセル)、並
びに結晶異方性および飽和保持力が高いメモリセルを含
むことができる。そのようなメモリセルは、単一のドメ
インを有する傾向が強くなる。この結果として、電力消
費を増やすこと無く、メモリセルの信頼性が増加し得
る。
【0042】本発明にしたがったMRAM装置は、広範
囲なアプリケーションで使用することができる。図10
は、一つまたはそれ以上のMRAMチップ200に対す
る例示的で一般的なアプリケーションを示している。こ
の一般的なアプリケーションは、MRAM記憶モジュー
ル302、インターフェースモジュール304、および
プロセッサ306を含むマシン300により具体化され
ている。MRAM記憶モジュール302は、長期間記憶
のために一つまたはそれ以上のMRAMチップ200を
含んでいる。インターフェースモジュール304は、プ
ロセッサ306とMRAM記憶モジュール302との間
のインターフェースを提供する。このマシン300は、
短期間記憶のために高速の揮発性メモリ(たとえばSR
AM)も含むことができる。
【0043】ノートブックコンピュータまたはパーソナ
ルコンピュータのようなマシン300に対しては、MR
AM記憶モジュール302は数多くのMRAMチップ2
00を含むことができ、インターフェースモジュール3
04はEIDEまたはSCSIインターフェースを含む
ことができる。サーバのようなマシン300に対して
は、MRAM記憶モジュール302はさらに多くのMR
AMチップ200を含むことができ、インターフェース
モジュール304はファイバチャネルまたはSCSIイ
ンターフェースを含むことができる。そのようなMRA
M記憶モジュール302は、ハードドライブのような従
来の長期間記憶装置を置換したり補完したりすることが
できる。
【0044】デジタルカメラのようなマシン300に対
しては、MRAM記憶モジュール302はより少数のM
RAMチップ200を含むことができ、インターフェー
スモジュール304はカメラインターフェースを含むこ
とができる。そのようなMRAM記憶モジュール302
は、デジタルカメラに搭載されて(オン・ボードで)、
デジタル画像の長期間記憶を可能にする。
【0045】本発明にしたがったMRAM装置は、ハー
ドドライブのような従来の長期間データ記憶装置に対し
て、多くの効果を提供する。MRAM装置からのデータ
のアクセスは、ハードドライブのような従来の長期間デ
ータ記憶装置からのデータアクセスよりも高速である。
加えて、MRAM装置は、ハードドライブよりもコンパ
クトである。
【0046】本発明は、上記で説明され且つ描かれた特
定の実施形態に限られるものではない。たとえば、本発
明は、スピン依存型トンネルデバイスの使用に限られる
ものではない。使用可能な他のタイプの装置には巨大磁
気抵抗(「GMR」)装置が含まれるが、これに限られ
るものではない。
【0047】行が容易軸に沿った向きを向いている場合
について本発明を説明してきたが、行および列は入れ替
え可能であり、その場合には列が容易軸に沿った向きを
向き、磁界バイアスはワード線の周囲に生成される。
【0048】したがって、本発明は、上記で説明され且
つ描かれた特定の実施形態に限られるものではない。そ
の代わりに、本発明は、特許請求の範囲にしたがって解
釈される。
【0049】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
【0050】[実施態様1]MRAM装置において、第1
および第2のトレースが交差する位置にある選択された
メモリセルへの書き込み方法であって、前記選択された
メモリセルに第1の磁界を印加するステップと、前記第
1および第2のトレースに電流を供給して第2および第
3の直交磁界を生成するステップと、を備えて成り、前
記第1、第2、および第3の磁界は合成されて、前記選
択されたメモリセルをスイッチングさせ、前記第1の磁
界は、前記第2の磁界と同じ極性および同じ向きを有し
ており、これにより、前記第1の磁界の印加が、前記選
択されたメモリセルのスイッチングの再現性を改善する
ことを特徴とする方法。
【0051】[実施態様2]永久磁気バイアスを前記メモ
リセルに印加することによって、前記第1の磁界が印加
されることを特徴とする、実施態様1に記載の方法。
【0052】[実施態様3]前記永久磁気バイアスが、独
立した磁性膜を前記メモリセルに追加することによって
印加されることを特徴とする、実施態様2に記載の方
法。
【0053】[実施態様4]前記メモリセルがフリー層と
ピン留め層とを有し、前記永久磁気バイアスが、前記フ
リー層の磁化に対する前記ピン留め層の磁化の角度方向
の回転によって印加されることを特徴とする、実施態様
2に記載の方法。
【0054】[実施態様5]スイッチング中に、前記第1
の磁界が前記メモリセルに選択的に印加されることを特
徴とする、実施態様1に記載の方法。
【0055】[実施態様6]スイッチング中に、前記第1
の磁界が前記メモリセルに電磁的に印加されることを特
徴とする、実施態様1に記載の方法。
【0056】[実施態様7]前記第1の磁界が、前記第2
の磁界の約1/4の強度を有していることを特徴とす
る、実施態様1に記載の方法。
【0057】[実施態様8]メモリセルのアレイと、前記
メモリセルを横切る第1のトレースの行と、前記メモリ
セルを横切り、前記第1のトレースにほぼ直交する第2
のトレースの列と、選択されたメモリセルに第1の磁界
を印加する手段と、前記選択された第1および第2のト
レースに電流を供給して第2および第3の直交磁界を生
成する手段と、を備えて成り、前記第1、第2、および
第3の磁界は合成されて、前記選択されたトレースが横
切るメモリセルをスイッチングさせ、前記第1の磁界
は、前記第2の磁界と同じ極性および同じ向きを有して
おり、これにより、前記第1の磁界の印加が、前記選択
されたメモリセルのスイッチングの再現性を改善するこ
とを特徴とするMRAM装置。
【0058】[実施態様9]前記第1の磁界を印加する手
段が、各メモリセルに連続磁界バイアスを印加する手段
を備えていることを特徴とする、実施態様8に記載の装
置。
【0059】[実施態様10]前記第1の磁界を印加する
手段が、前記メモリセルのアレイ全体に前記第1の磁界
を印加する電磁石を備えていることを特徴とする、実施
態様8に記載の装置。
【0060】[実施態様11]メモリセルのアレイと、x
方向に延び、各々がメモリセルの行を横切っている複数
のワード線と、前記x方向とほぼ直交しているy方向に
延び、各々がメモリセルの列を横切っている複数のビッ
ト線と、を備えて成り、各メモリセルが、前記y方向の
周囲に固定磁界バイアスを提供することを特徴とするM
RAM装置。
【0061】[実施態様12]各メモリセルが、前記磁界
バイアスを提供する独立した磁性膜を備えていることを
特徴とする、実施態様11に記載の装置。
【0062】[実施態様13]各メモリセルの前記独立し
た磁性膜が、横切っているワード線の上に堆積されてい
ることを特徴とする、実施態様12に記載の装置。
【0063】[実施態様14]各メモリセルがピン留め層
とフリー層とを有し、前記ピン留め層の磁化が、前記フ
リー層の磁化に対して角度方向に回転されて、前記磁界
バイアスを印加することを特徴とする、実施態様11に
記載の装置。
【0064】[実施態様15]メモリセルのアレイと、第
1の方向に延び、各々が対応するメモリセルを横切って
いる複数の第1のトレースと、前記第1の方向とほぼ直
交している第2の方向に延び、各々が対応するメモリセ
ルを横切っている複数の第2のトレースと、前記アレイ
に近接した電磁石と、前記電磁石と前記第1および第2
のトレースとに結合されて、書き込み動作中、選択され
たメモリセルを横切るトレースに第1および第2の電流
を供給し、且つ前記書き込み動作中、前記電磁石に第3
の電流を供給する、書き込み回路と、を備えて成り、前
記電流が第1、第2、および第3の磁界を生成し、これ
らの磁界が、合成されると、前記選択されたメモリセル
をスイッチングさせることを特徴とするMRAM装置。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、MRAM装置のメモリセルのスイッチングの
再現性または信頼性をスイッチング電流を増加させるこ
となく改善することができる。これにより、MRAM装
置による消費電力が抑えられ、より大きなビット線およ
びワード線並びに書き込み回路を必要とすることもな
い。さらに、コンパクトで廉価なMRAM装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メモリセルのアレイを含むMRAM装置の図で
ある。
【図2A】メモリセルの平行な磁化の図である。
【図2B】メモリセルの逆平行な磁化の図である。
【図3】書き込み動作の間に選択された、磁界バイアス
を印加するための磁性膜を含むMRAMメモリセルの図
である。
【図4】MRAMメモリセルに対するスイッチング曲線
の図である。
【図5】メモリセル内の複数のスイッチングドメインの
図である。
【図6】磁化が磁界バイアスを提供する方向に向けられ
ている、他のMRAMメモリセルの図である。
【図7】磁界バイアスを印加するための電磁石を含むM
RAM装置の図である。
【図8】図7のMRAM装置のためのメモリセルのアレ
イおよび書き込み回路の図である。
【図9】複数のレベルを含むMRAMチップの図であ
る。
【図10】一つまたはそれ以上のMRAMチップを含む
マシンの図である。
【符号の説明】
12:メモリセル 13:磁性膜 14:ワード線 16:ビット線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MRAM装置において、第1および第2の
    トレースが交差する位置にある選択されたメモリセルへ
    の書き込み方法であって、 前記選択されたメモリセルに第1の磁界を印加するステ
    ップと、 前記第1および第2のトレースに電流を供給して第2お
    よび第3の直交磁界を生成するステップと、 を備えて成り、 前記第1、第2、および第3の磁界は合成されて、前記
    選択されたメモリセルをスイッチングさせ、 前記第1の磁界は、前記第2の磁界と同じ極性および同
    じ向きを有しており、これにより、前記第1の磁界の印
    加が、前記選択されたメモリセルのスイッチングの再現
    性を改善することを特徴とする方法。
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