JP2001083676A - 廃液監視装置 - Google Patents

廃液監視装置

Info

Publication number
JP2001083676A
JP2001083676A JP25562699A JP25562699A JP2001083676A JP 2001083676 A JP2001083676 A JP 2001083676A JP 25562699 A JP25562699 A JP 25562699A JP 25562699 A JP25562699 A JP 25562699A JP 2001083676 A JP2001083676 A JP 2001083676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste liquid
container
liquid
tank
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25562699A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshie Nozawa
良衛 野沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP25562699A priority Critical patent/JP2001083676A/ja
Publication of JP2001083676A publication Critical patent/JP2001083676A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃液タンクへの着脱を容易にし、かつ、写真
処理剤等の廃液に対して耐蝕性に優れ、長期に亘り信頼
性を維持する。 【解決手段】 アラームの第1段階ではポリタンク内の
廃液の処理の速やかな実行を予測して比較的穏やかな報
知とし、第2の段階では、ポリタンクから廃液が漏出防
止のために予備タンクへ切り換えてさらに比較的強力な
報知とし、予備タンク内の廃液が満杯になり得る予想時
間の猶予を与え、最終手段として自動現像機自体の処理
を中止させるようにしたため、オペレータは他の作業等
に気をとられ、最初の段階でポリタンクの廃液の処理を
怠ったとしても、第2の段階では緊急事態であることで
最優先に作業を行うため、最終手段である自動現像機の
処理中止を可能なかぎり回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料を処
理する写真感光材料処理装置において、処理液の廃液を
回収する際に、当該廃液量を監視するための廃液監視装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】写真感
光材料を現像処理する処理装置では、現像液や定着液等
の処理液を使用する。この処理液は、写真感光材料の処
理量に応じた処理劣化、経時的に酸化する経時劣化があ
るため、補充液を補充したり、定期的に交換したりして
いる。
【0003】処理液を交換する場合には、全ての処理液
を処理槽から排出し、新たな処理液(母液)を各処理槽
へ供給する。排出された処理液は廃液として廃液容器に
収容される。専用の廃液容器が決まっていない場合に
は、予め準備したポリエチレン製のタンク、以下、ポリ
タンクという)が廃液容器として利用されることが多
い。
【0004】また、処理液の廃液は、各処理槽内の処理
液の交換時に発生するだけでなく、例えば、補充液を処
理槽へ補充する場合、液面位の上昇によりオーバーフロ
ーすることによって発生する。このオーバーフローした
処理液は一般的には廃液として扱われ、廃液容器に収容
される。
【0005】ここで、廃液容器内の廃液が満杯になる
と、廃液を集中管理する廃液貯留槽へ移し、廃液容器を
空にした後、その廃液容器を現像装置の廃液排出口へ再
セットする。或いは、予備の廃液容器を準備しておき、
満杯の廃液容器に代えてセットする。
【0006】いずれにしても、オペレータは廃液容器内
の廃液量を監視し、その量が満杯になると廃液を集中管
理用貯留槽へ移す等の廃液が溢れるのを防止する対策が
必要となる。
【0007】しかしながら、廃液容器に流入する廃液の
量は、写真感光材料の処理量によって変動するための、
廃液容器の交換時期が不定期になり易く、廃液の処理を
怠ると、廃液が溢れて床を汚す事故が発生する。
【0008】これを解消するためには、廃液容器中の廃
液が満杯になったことを検出し、かつこれを報知するよ
うにすればよいが、廃液容器が廃液の廃棄のために現像
装置から分離できるものであり、また他の容器が代わり
に利用されることもあることから、上記センサを容器に
対して永続的に固定して取り付けるより、任意の容器に
着脱して使用することができるのが好ましい。
【0009】さらに、写真処理剤の廃液が対象であるた
め、センサを設ける場合には、耐蝕性、長期信頼性が必
要となる。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、廃液タンクへ
の着脱が容易にできる廃液監視装置を得ることが目的で
ある。
【0011】また、上記目的に加え、写真処理剤等の廃
液に対して耐蝕性に優れ、長期に亘り信頼性を維持でき
る廃液監視装置を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、写真感光材料処理装置の処理液の廃液を回収する市
販の容器に着脱するための着脱手段、該容器内に設定し
たレベルに廃液の液面が達したことを検出するセンサ及
び該センサが廃液の液面がこの設定レベル達したことを
検出すると検出信号を出力する制御手段を一体に組み、
容器内の廃液の液面を監視するように構成したことを特
徴としている。
【0013】請求項1に記載の発明によれば、着脱手段
及び制御手段を一体に組み込んでいる。すなわちこれら
(着脱手段及び制御手段)を個別に容器に対して着脱す
るのではなく、ユニット化したため、一体的に着脱が可
能となり、着脱操作性が向上する。
【0014】また、このセンサの検出結果は、オペレー
タに報知するための手段、例えば、警報や音声、あるい
は視覚表示を起動することに使用することができ、オペ
レータは迅速に廃液を処理することができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、廃液を供給される一つの廃液供給
口と、該廃液供給口へ供給される廃液を該容器内へ排出
する第一排出口と、該容器外へ排出する第二排出口と、
該制御手段からの信号により廃液の排出方向を該第一排
出口から該第二排出口へ切替える切替え手段と、をさら
に有することを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、容器内の
廃液の液面が所定レベルになると、廃液供給口から供給
される廃液の排出口が、第一排出口から第二排出口へ切
替わるため、第一排出口から排出される廃液を受ける容
器から廃液が溢れることがなく、第二排出口から排出さ
れる廃液を収納する他の容器で受けることができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、該センサが廃液の液面を検出した
ときと同等の信号を該制御手段にダミー出力させるため
の入力手段を有することを特徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、センサが
廃液の液面を検出したときと同等のダミー信号を出力さ
せることで、写真感光材料の処理液という化学的に腐蝕
性の高い廃液に接するセンサを含む廃液監視装置が正常
に作動するか否かの動作チェックを行うことができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3の何れか1項記載の発明において、該容器内
の設定レベルに配置された該センサの検出端子が、5m
m以上の間隔をもつ一対の金属製又は導電性樹脂製の電
極であることを特徴としている。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、センサの
一対の電極は、それらの間に廃液が存在すると、廃液を
会して短絡するので、その状態になったとき廃液の液面
が設定レベルにあることを検出する構成となっている
が、これらの電極には、廃液に含まれる写真処理液成分
等が析出しやすいため、それらの間隔を維持するための
工夫が必要である。発明者等は実験の結果、間隔を5m
m以上に設定しておけば、析出物による誤動作は発生し
ないことを見出した。
【0021】請求項5に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、該検出信号を受けて作動する報知
手段と、該報知手段の作動を手動停止させる報知停止入
力手段とを有し、該制御手段は、該容器内の廃液の液面
の検出を再開させるための再開入力手段へ入力があると
廃液の液面の監視を再開し、設定時間内に入力がないと
緊急信号を発する、ことを特徴としている。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、容器内の
廃液の表面が所定の設定レベルになったとき制御手段か
ら発せられる検知信号により音声や視覚表示灯の報知手
段が作動すると、オペレータはそれを認識して報知停止
入力手段へ手動入力することにより報知手段の作動を停
止させることができる。しかし、この状態のまま何らか
の理由で放置する(廃液の処理を怠る)と、廃液は容器
の容量を超えて溢れ出すことになる。
【0023】そこで、放置停止入力手段へ手動入力後、
廃液容器を空の容器に交換するか、容器内から廃液を排
出させるのに要する時間と、報知手段が作動してから廃
液が溢れるまでの時間の関係で設定される時間内に再開
入力(リセットスタート)手段へ入力した場合には、容
器内の廃液の処理が正常に終了したと判断して、廃液監
視装置は廃液の監視を再開する。
【0024】設定時間内に再開入力手段への入力がない
場合には廃液が容器から溢れるおそれが大きいので、緊
急信号を発生して対策をとらせるようにする。
【0025】請求項6に記載の発明は、前記請求項5に
記載の発明において、該緊急信号によって、該報知手段
または該廃液監視装置は該検出信号に基づく作動とは異
なる報知を実行し、および/または該写真感光材料処理
装置の作動を停止させる緊急制御手段を備えていること
を特徴としている。
【0026】廃液が容器から溢れるおそれが大きいこと
を示す緊急信号が発せられると、緊急制御手段は、報知
手段自体または写真感光材料処理装置に、センサが廃液
液面が設定レベルに達したことを検出した際とは明確に
異なる報知(例えば、音の大きさや音色等あるいは表示
の色で緊急であることを表示する)を実行させて再度注
意を喚起する。あるいは、該写真感光材料処理装置の作
動を停止させることにより、廃液が容器に供給されて溢
れ出るようなことがないように緊急処置をとらせるよう
にする。
【0027】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る自
動現像機100の処理液処理部102が示されている。
【0028】処理液処理部102には、現像槽104、
定着槽106、水洗槽108の各処理槽がそれぞれ併設
された、一体成形の処理槽110が設けられている。
【0029】各処理槽110には、処理液の所定量以上
となったときにオーバーフローさせるオーバーフロー槽
112がそれぞれ設けられている。
【0030】処理槽110の最上流に設けられた現像槽
104には、潜像画像が記録(露光)された写真感光材
料114が図面の左方より図示しないガイドローラ又は
ガイド板に案内されて供給され、現像槽104の現像液
に浸漬されるようになっている。
【0031】写真感光材料114は、現像槽104内に
おいて、図示しないガイドローラとガイド板との組み合
わせで構成された処理ラックに案内され、略U字状に搬
送された後、現像液から排出される。なお、このような
処理ラックは定着槽106及び水洗槽108内にも配設
されており、それぞれの槽において、ひき続き略U字状
に搬送されそれぞれの処理液に浸漬されるようになって
いる。
【0032】現像槽104と定着槽106との間、並び
に定着槽106と水洗槽108との間は、それぞれ写真
感光材料114を180°方向転換するためのガイド
(図示省略)が配設されており、このガイドによって写
真感光材料114は、現像槽104から定着槽106
へ、定着槽106か水洗槽108へと受け渡される。
【0033】水洗槽108から排出された写真感光材料
114は、図示しないガイドローラ及びガイド板によ
り、略垂直状態から水平状態に方向転換され、後工程の
乾燥部へと送られる。
【0034】各処理槽110及びオーバーフロー槽11
2の底部には、それぞれパイプ116、118の一端が
接続され、処理液の排出口となっている。このパイプ1
16、118の中間には、バルブ120、122が存在
されており、その下流側において2本のパイプ116、
118は合流している。バルブ120、122の開放時
には、処理槽110又はオーバーフロー槽112から排
出される処理液(廃液)が流出することになる。
【0035】なお、通常は処理槽110側のバルブ12
0は常時閉じ状態であり、オーバーフロー槽112側の
バルブ122は常時開き状態であるが、処理槽110の
母液の交換時には、バルブ120を開放し、後述するポ
リタンク124の交換時には、バルブ122を閉止する
ようになっている。
【0036】合流後のパイプ126の端部には、ホース
128の一端が接続されている。このホース128の他
端部は、廃液タンクとしてポレチレン製のタンク(以
下、ポリタンクという)124の注ぎ口への螺合によっ
て着脱可能な、廃液監視装置としての蓋ユニット130
に接続されている。
【0037】ポリタンク124は、通常灯油等の運搬に
仕様される一般的な20リットル容量のタンクであり、
把手部132が一体成形されているため持ち運びに便利
であり、開口が上向き及び斜め上方向きの2個の注ぎ口
が設けられており、給液及び排液時の使い勝手がよい。
なお、本実施の形態では、上向きの注ぎ口に蓋ユニット
130が装着されており、斜め上方向きの注ぎ口には既
存の蓋134が取り付けられている。
【0038】図2には、蓋ユニット130の詳細な構成
が示されている。
【0039】蓋ユニット130は、注ぎ口と螺合可能な
蓋部材136と、本実施の形態に係る電気的、機械的な
装備品が埋設されたセンサ・アクチュエータユニット1
38と、で構成されている。
【0040】蓋部材136は、軸芯部に両端面を貫通す
る貫通孔140が設けられ、その下半分の内周面に前記
注ぎ口の雄ねじと螺合可能な雌ねじ部142が形成され
ている。また、この雌ねじ部142が形成された下半分
に対応する外周の下半分は既存の蓋部材と同様の把持部
144とされ、周方向に連続した凹凸形状とされてお
り、オペレータが把持して螺合作業するときに適度の摩
擦力が生じ、螺合性を向上している。
【0041】一方、蓋部材136の上半分は、把持部1
44の外径よりも小径とされた円筒部146となってい
る。この円筒部146の外周の一部(上端寄り)には、
リング状の溝部148が形成されている。この溝部14
8の断面は半円形状である。この円筒部146が、以下
に説明するセンサ・アクチュエータユニット138との
連結部として役目を有する。
【0042】センサ・アクチュエータユニット138
は、外径が前記把持部144とほぼ同一の円筒体であ
り、上端面の軸芯部には前記ホース128が接続可能な
小径のパイプ部150が一体形成されている。また、セ
ンサ・アクチュエータユニット138の下端面には、前
記蓋部材136の円筒部146が遊嵌可能な大径の円溝
部152が形成されている。この円溝部152の底部1
52Aは、センサ・アクチュエータユニット138の軸
線方向寸法の略1/2位置に設けられている。この底部
152Aの軸芯には、前記パイプ128と同軸的に連通
する開口部152Bが設けられている。
【0043】円溝152の内周面の一部(底部152A
寄り)には、リング状の突起部154が形成されてい
る。この突起部154の断面形状は半円形とされてい
る。
【0044】ここで、この円溝152に前記蓋部材13
6の円筒部146が収容されると、円筒部146の先端
部が突起部154と干渉することになるが、さらに押し
込むことにより、この先端部が弾性変形し、突起部15
4が円筒部146に設けられた溝部148まで至ると、
突起部154が溝部148に入り込み弾性変形が解除さ
れる。これにより、蓋部材136は、突起部154によ
って保持されると共に、センサ・アクチュエータユニッ
ト138に対して相対回転可能な状態で連結される。す
なわち、蓋部材136による注ぎ口への螺合時に回転さ
せても、センサ・アクチュエータユニット138は回転
しない構造となっている。
【0045】センサ・アクチュエータユニット138の
外周には、半径方向に延びるパイプ部156が一体形成
されている。このパイプ部156の内方空間は前記パイ
プ部150と円溝152とを連通する空洞部と連通して
いる。また、パイプ部156には、ホース158の一端
が接続されており、このホース158の他端部は予備タ
ンク160(図1参照)の内部に位置している。
【0046】ここで、パイプ部150のとパイプ部15
6との内部での合流部分にはバルブ162が設けられて
いる。
【0047】図3(A)に示される如く、バルブ162
は円柱形状とされその軸線はセンサアクチュエータユニ
ット138の軸線と直交する方向とされている。バルブ
162の外周(図3(A)の上端位置)には、軸線方向
に沿って2個の円孔164、166が設けられている。
一方の円孔164はバルブ162内を直進して貫通する
第1の貫通孔168(図3(B)参照)の開口端であ
り、他方の円孔166はバルブ162内で略90°方向
転換されて貫通する(図3(C)参照)第2の貫通孔1
70の開口端である図2に示される如く、バルブ162
は、センサアクチュエータユニット138に埋設された
ソレノイド172の通電状態で軸線方向に移動され、非
通電時には図3(B)に示される第1の貫通孔168の
開口端である円孔164が前記パイプ部150の軸線と
同軸となり、通電時には図3(C)に示される第2の貫
通孔170の開口端である円孔166が前記パイプ部1
50の軸線と同軸となる。
【0048】上記構成により、ホース128を通って流
れてくる処理液(廃液)をバルブ162の位置に応じて
(ソレノイド172への通電状態に応じて)、ポリタン
ク124へ案内するか、予備タンク160へ案内するか
を選択することができるようになっている。
【0049】センサ・アクチュエータユニット138に
は、液面検出センサ174が埋設されている。この液面
検出センサ174にはプラス側及びマイナス側の一対の
電極176、178が設けられている。この一対の電極
176、178は金属製でもよいが、処理液(廃液)に
よる耐蝕性を考慮して、導電性の樹脂製で形成すること
が好ましい。
【0050】一対の電極176、178は蓋部材136
の方向に延設され、前記円筒部140の内方を通過して
いる。ここで、図4に示される如く、一対の電極17
6、178は、蓋ユニット130がポリタンク124の
注ぎ口に装着(蓋部材136による螺合)した状態で
は、その先端部がポリタンク124の液面位の満杯位置
となる。これにより、ポリタンク124内に処理液(廃
液)が満杯となると、一対の電極176、178間の抵
抗値が変化し、液面検出センサ174からの出力値が変
化することになる。なお、一対の電極176、178間
の間隔は5mm以上とられており、処理液(廃液)が付
着して析出し、電極176、178がショートすること
を防止している。
【0051】この液面検出センサ174の出力信号線と
前記ソレノイド172を通電するための信号線が束ねら
れたハーネス180は、図1に示すコントローラ182
に接続されている。コントローラ182は、商用電源
(交流電源)が直流電源で作動する構成となっており、
自動現像機100の全体の制御系とは分離されている。
【0052】このコントローラ182では、液面検出セ
ンサ174からの信号に基づいてポリタンク124内が
満杯となったか否かの判断、ソレノイド172への通電
の制御を行う。また、コントローラ182には、操作盤
184が接続されている。操作盤184には、ポリタン
ク124内が満杯になったことを報知するためのアラー
ム186と、オペレータが報知を確認したことを意思表
示するための確認ボタン188及びポリタンク124内
の廃液処理(ポリタンク124自体の交換又は廃液の廃
棄)が終了したことを意思表示するためのリセット・ス
タートボタン190が設けられている。なお、アラーム
186では2種類の音質が出力可能であり、それぞれ第
1次アラーム及び第2次アラームとして、必要に応じて
使い分けることができる。なお、報知手段としてはアラ
ーム186の他、LEDやランプ等、視覚に訴える形態
であってもよく、この場合には、色を変えることによっ
て2種類の報知形態を持てばよい(例えば、黄色と赤色
等)。また、様々な報知手段を併用してもよい。
【0053】操作盤184には、チェックボタン192
が設けられており、液面検出センサ174でポリタンク
124内に処理液(廃液)が満杯になったときと同等の
ダミー信号を発生させることができるようになってい
る。このダミー信号により、廃液の管理が正常になされ
ているか否かを確認することができる。
【0054】また、操作版184には、電池残量チェッ
ク用のインジケータ194が設けられている。このイン
ジケータ194は、本廃液監視装置が2電源方式であれ
ば電源が電池の場合にのみ作動し、適宜電池電圧値を指
標するようになっている。なお、許容の電圧値を下回っ
た場合には、インジケータ194に付属している警告灯
(LED等)196が表示されるようになっている。
【0055】以下に本実施の形態の作用を図5のフロー
チャートに従い説明する。
【0056】ステップ200では、初期設定を行うと共
にフラグFをリセット(0)し、次いでステップ202
へ移行してフラグFがセット(1)されているか否かを
判断する。このステップ202で否定判定(フラグF=
0)された場合には、ステップ204へ移行してソレノ
イド172への通電状態を非通電(オフ)とし、次いで
ステップ206でフラグFをセット(1)した後、ステ
ップ208へ移行する。また、ステップ202で肯定判
定(F=1)された場合には、ステップ208へ移行す
る。
【0057】この状態が通常の状態であり、自動現像機
100では現像、定着、水洗の各処理がなされ、必要に
応じて補充液が補充され、オーバーフロー分はオーバー
フロー槽112を介してポリタンク124へと流出す
る。また、処理液自体を交換する場合には、処理槽11
0側のバルブ120が開かれることにより、廃液となる
処理液がポリタンク124へと流出する。
【0058】ステップ208では、ポリタンク124内
の廃液が満杯となったか否かが判断される。すなわち、
液面検出センサ174の一対の電極176、178間の
抵抗値が変化したか否かによって廃液の液面位の所定の
位置(電極176、178の先端位置)への到達を確認
することができる。
【0059】このステップ208において、否定判定の
場合には、ポリタンク124内はまだ満杯ではないと判
断され、ステップ202へ戻る。以下、ステップ208
において肯定判定、すなわちポリタンク124内が満杯
となるまで、ステップ202とステップ208を繰り返
す。
【0060】ステップ208で肯定判定されると、ステ
ップ210へ移行してアラーム186を制御して第1次
アラームを報知する。この場合、チャイム等、一般的に
緊急を要しない程度の音質が好ましい。ランプであれ
ば、注意を示す黄色がよい。
【0061】次のステップ212では、オペレータが確
認ボタン188を操作したか否かが判断される。ここ
で、所定時間この確認ボタン188が操作されない場合
には、オペレータが第1次アラームに気がつかないと判
断し、ステップ214において肯定判定され、ステップ
216へ移行する。
【0062】ところで、前記第1次アラームによってオ
ペレータはポリタンク124内が満杯であることに気づ
いた場合は、まず、第1次アラームを解除するために確
認ボタン188を操作し、直ちにポリタンク124の満
杯時の処理を行うことをマニュアル化しておけば、第1
次アラームによる騒音を低減することができる。従っ
て、ステップ212で肯定判定されると、ステップ21
8へ移行して第1次アラームの解除を実行し、ステップ
220へ移行する。
【0063】しかし、確認ボタン188を操作したにも
拘らず、他の作業に気をとられ、ポリタンク124の満
杯時の処理を怠る可能性もある。そこで、ステップ22
0において、オペレータがポリタンク124の満杯時の
処理が終了したときに操作するリセット・スタートボタ
ン190が操作されたか否かを判断し、否定判定の場合
には、ステップ222へ移行して所定時間、このリセッ
ト・スタートボタン190の操作を待つ。
【0064】この所定時間の間にリセット・スタートボ
タン190が操作された場合には、ステップ202へ戻
り、通常の監視作業が再開される。一方、所定時間経過
してもリセット・スタートボタン190が操作されなか
った場合には、ステップ222からステップ216へ移
行する。
【0065】ステップ216では、ソレノイド172へ
の通電状態を通電とし、センサ・アクチュエータユニッ
ト138のバルブ162が図3(A)の状態から図3
(B)の状態へ移動し、廃液は予備タンク160へと案
内される。これにより、ポリタンク124から廃液が溢
れ出すことを防止することができる。
【0066】ここで、予備タンク160への廃液の案内
は、非常事態であるため、次のステップ224でフラグ
Fをリセット(0)した後、次のステップ226におい
て、第1次アラームを解除すると共に第2次アラームを
作動させる。この第2次アラームでは、第1次アラーム
よりも強力な音質であることが好ましく、例えばブザー
やサイレン等の音質が好ましい。また、ランプであれば
緊急であることをを示す赤色がよい。
【0067】次のステップ228では、再度確認ボタン
188の操作状態を判断し、否定判定され、ステップ2
30で所定時間経過したと判断された場合には、予備タ
ンク160も満杯となって廃液が溢れ出す可能性がある
ため、ステップ232へ移行して現像処理自体を中止す
る。
【0068】一方、ステップ228で肯定判定、すなわ
ち確認ボタン188が操作されたと判断した場合には、
ステップ234へ移行して第2次アラームを解除し、次
いでステップ236へ移行してリセット・スタートボタ
ン190の操作を待つ。すなわち、ポリタンク124内
の廃液の処理が完了したか否かを判断する。このステッ
プ236で否定判定された場合には、ステップ238へ
移行して所定時間経過したか否かが判断され、否定判定
の場合にはステップ236へ戻る。すなわち、リセット
・スタートボタン190の操作を所定時間待つことにな
る。しかし、廃液の流出をポリタンク124側から予備
タンク160側に切り換えても、リセット・スタートボ
タン190の操作がなされない場合には、ステップ23
23へ移行して自動現像機の処理を中止する。
【0069】このように、アラーム186を2段階と
し、第1段階ではポリタンク124内の廃液の処理が速
やかに実行されることを予測し、比較的穏やかな報知と
し、第2の段階では、ポリタンク124から廃液が溢れ
出ることを防止するために予備タンク160へ切り換
え、さらに比較的強力な報知とし、予備タンク160内
の廃液が満杯になり得る予想時間の猶予を与え、さら
に、この猶予時間を経過してもポリタンク124内の廃
液が処理されない場合に、最終手段として自動現像機1
00自体の処理を中止させるようにしたため、オペレー
タは他の作業等に気をとられ、最初の段階でポリタンク
124の廃液の処理を怠ったとしても、第2の段階では
緊急事態であることで最優先に作業を行うため、最終手
段である自動現像機100の処理中止を可能なかぎり回
避することができる。
【0070】次に、チェックボタン192が操作された
ときには、液面検出センサ174からの出力信号に拘ら
ず、上記図5のフローチャートのステップ208が肯定
判定するように制御される。これにより、疑似的にポリ
タンク124内の液面が満杯状態となった場合の管理
(アラーム186の作動状態、ソレノイド172の通電
状態等)が正常に行われているかを判断することができ
る。
【0071】なお、本実施の形態の廃液管理装置の電源
(すなわちコントローラ182の電源)は電池で作動す
るようにすれば、自動現像機100と制御形態とは別に
管理することができ、交換作業も簡便となる。
【0072】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る廃液監視
装置は、廃液タンクへの着脱が容易にできるという優れ
た効果を有する。
【0073】また、上記効果に加え、写真処理剤等の廃
液に対して耐蝕性に優れ、長期に亘り信頼性を維持でき
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る自動現像機の概略構成図で
ある。
【図2】本実施の形態に係る蓋ユニットの軸方向断面図
である。
【図3】(A)はセンサ・アクチュエータユニットに埋
設されたバルブの斜視図、(B)は図3(A)のB−B
線断面図、(C)は図3(A)のC−C線断面図であ
る。
【図4】本実施の形態に係る蓋ユニットの外観正面図で
ある。
【図5】本実施の形態に係る廃液監視制御ルーチンを示
す制御フローチャートである。
【符号の説明】
100 自動現像機(写真感光材料処理装置) 102 処理液処理部 110 処理槽 112 オーバーフロー槽 124 ポリタンク(廃液タンク) 130 蓋ユニット 136 蓋部材 138 センサ・アクチュエータユニット 160 予備タンク 162 バルブ(弁体) 172 ソレノイド 174 液面検出センサ 176、178 電極 182 コントローラ 186 アラーム(報知手段) 188 確認ボタン 190 リセット・スタートボタン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真感光材料処理装置の処理液の廃液を
    回収する市販の容器に着脱するための着脱手段、該容器
    内に設定したレベルに廃液の液面が達したことを検出す
    るセンサ及び該センサが廃液の液面がこの設定レベル達
    したことを検出すると検出信号を出力する制御手段を一
    体に組み、容器内の廃液の液面を監視するように構成し
    たことを特徴とする廃液監視装置。
  2. 【請求項2】 廃液を供給される一つの廃液供給口と、
    該廃液供給口へ供給される廃液を該容器内へ排出する第
    一排出口と、該容器外へ排出する第二排出口と、該制御
    手段からの信号により廃液の排出方向を該第一排出口か
    ら該第二排出口へ切替える切替え手段と、をさらに有す
    ることを特徴とする請求項1記載の廃液監視装置。
  3. 【請求項3】 該センサが廃液の液面を検出したときと
    同等の信号を該制御手段にダミー出力させるための入力
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の廃液監視
    装置。
  4. 【請求項4】 該容器内の設定レベルに配置された該セ
    ンサの検出端子が、5mm以上の間隔をもつ一対の金属
    製又は導電性樹脂製の電極であることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3の何れか1項記載の廃液監視装置。
  5. 【請求項5】 該検出信号を受けて作動する報知手段
    と、該報知手段の作動を手動停止させる報知停止入力手
    段とを有し、該制御手段は、該容器内の廃液の液面の検
    出を再開させるための再開入力手段へ入力があると廃液
    の液面の監視を再開し、設定時間内に入力がないと緊急
    信号を発する、ことを特徴とする請求項1記載の廃液監
    視装置。
  6. 【請求項6】 該緊急信号によって、該報知手段または
    該廃液監視装置は該検出信号に基づく作動とは異なる報
    知を実行し、および/または該写真感光材料処理装置の
    作動を停止させる緊急制御手段を備えていることを特徴
    とする請求項5記載の廃液監視装置。
JP25562699A 1999-09-09 1999-09-09 廃液監視装置 Pending JP2001083676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25562699A JP2001083676A (ja) 1999-09-09 1999-09-09 廃液監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25562699A JP2001083676A (ja) 1999-09-09 1999-09-09 廃液監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001083676A true JP2001083676A (ja) 2001-03-30

Family

ID=17281373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25562699A Pending JP2001083676A (ja) 1999-09-09 1999-09-09 廃液監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001083676A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018088158A1 (ja) * 2016-11-14 2018-05-17 株式会社プラザクリエイト 写真プリント装置
WO2021154256A1 (en) * 2020-01-30 2021-08-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Liquid waste container
CN113540707A (zh) * 2021-07-09 2021-10-22 深圳市精实机电科技有限公司 一种锂电池化成过程中的自动排液装置
WO2022113451A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02 株式会社日立ハイテク 自動分析装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018088158A1 (ja) * 2016-11-14 2018-05-17 株式会社プラザクリエイト 写真プリント装置
WO2021154256A1 (en) * 2020-01-30 2021-08-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Liquid waste container
CN114981088A (zh) * 2020-01-30 2022-08-30 惠普发展公司,有限责任合伙企业 液体废物容器
WO2022113451A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02 株式会社日立ハイテク 自動分析装置
CN113540707A (zh) * 2021-07-09 2021-10-22 深圳市精实机电科技有限公司 一种锂电池化成过程中的自动排液装置
CN113540707B (zh) * 2021-07-09 2023-04-18 深圳市精实机电科技有限公司 一种锂电池化成过程中的自动排液装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008154470A (ja) 洗剤供給装置
JP2019107309A (ja) 洗濯機
JP2001083676A (ja) 廃液監視装置
JP7049191B2 (ja) 飲料サーバーの洗浄装置
JP2006271891A (ja) 洗濯機
JP5721047B2 (ja) 水栓装置
JP2006240727A (ja) 液体供給装置
JP2019042183A (ja) 洗濯機
JP3569822B2 (ja) 浄水器フィルターの交換時期を表示する浄水器用水栓の表示ハンドル
JP2013170413A (ja) 圧送式トイレ装置
JPH02146282A (ja) 液体供給装置の空運転防止装置
JP2008029433A (ja) 洗剤検知システム
JP4334998B2 (ja) 感光性平版印刷版処理装置用の処理液補充装置及び処理液補充方法
JP3823171B2 (ja) 内視鏡洗滌装置
JP2005173362A (ja) 画像形成装置
JP2002066561A (ja) イオン水生成器
JP2000274813A (ja) 浴水循環濾過装置及びその配管洗浄時期検知方法
JP2001099693A (ja) 液面検出装置
JP4632163B2 (ja) 浄水装置およびイオン水生成装置
JP2002273426A (ja) イオン水生成器
JPWO2022113451A5 (ja)
JPH1133047A (ja) 歯科用蒸気洗浄装置
JP3229603B2 (ja) カートリッジ型純水製造装置
JPH035490Y2 (ja)
JPH067773A (ja) 浄水器