JP2001083622A - 原稿露光走査装置 - Google Patents

原稿露光走査装置

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JP2001083622A
JP2001083622A JP25835099A JP25835099A JP2001083622A JP 2001083622 A JP2001083622 A JP 2001083622A JP 25835099 A JP25835099 A JP 25835099A JP 25835099 A JP25835099 A JP 25835099A JP 2001083622 A JP2001083622 A JP 2001083622A
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rod
carriage
shaped light
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JP25835099A
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Takashi Watanabe
隆 渡邉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源部での塵等の堆積による読取画像の不具
合の発生を防止することができる原稿露光走査装置を得
る。 【解決手段】 棒状光源11と、棒状光源11をその軸
心周りに囲む反射部材12とにより光源部3を形成し、
反射部材12の棒状光源11より復動側に、棒状光源1
1の軸方向に沿ったスリット状のスリット開口部14を
形成し、反射部材12の棒状光源11より往動側に、棒
状光源11の軸方向にそって開口する開口部15を形成
した。これによって、キャリッジを往復動させることに
よりスリット開口部14と開口部15との間に流れる空
気によって、反射部材12の内側の塵等を反射部材12
の外側へ排出することが可能になり、光源部3に塵等が
堆積することにより、読取画像が不鮮明になったり、読
取画像が欠落したりする等の不具合の発生を防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やイメージ
スキャナ等に用いられる原稿固定型の原稿露光走査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンタクトガラスの下方で所定方
向に往復動自在に設けられたキャリッジに、光源部、第
1ミラー、第2ミラー、第3ミラーにより形成される光
学系を搭載した原稿露光走査装置がある。光学系は、光
源部からコンタクトガラス上に載置された原稿に向けて
光を照射し、原稿からの反射光を第1ミラー、第2ミラ
ー、第3ミラーにより順次反射することで原稿の読み取
りを行う。光学系により読み取った読取画像は、例え
ば、CCD等に結像させる。
【0003】光学系における光源部は、ハロゲンランプ
等の棒状光源と、棒状光源の軸方向に沿って棒状光源の
周囲をその軸心周りに囲む略円筒状の反射部材とから形
成されている。反射部材には、棒状光源の軸方向を長手
方向として、棒状光源で発光した光をコンタクトガラス
上の原稿に向けて照射するためのスリットが形成されて
いる。反射部材は、棒状光源から四方に発光した光を集
光してスリットから原稿に向けて照射するために、棒状
光源に対峙する面が光を反射する反射面となっている。
【0004】しかし、上述のような光学系では各反射面
に塵等が堆積し易い。反射面に塵等が堆積すると、塵等
が堆積した個所では光を反射することができなくなる。
この結果として、読取画像が不鮮明であったり、読取画
像が欠落したりする等の不具合が生じてしまう。
【0005】このような不具合を解消するために、特開
平5−11362号公報には、光学系部品の反射面を覆
うカバーを設けた原稿露光走査装置(公報中:画像形成
装置)が開示されている。この技術によれば、原稿露光
走査時以外には、このカバーにより光学系部品の反射面
を覆うことによって、光学系部品に塵等が堆積して読取
画像の不具合の発生防止を可能にしている。
【0006】特開平5−88275号公報には、光を反
射する反射材により形成された平面状の反射小片の反射
面を棒状光源の軸方向に沿って複数配列することで反射
部材を形成し、各々の反射小片を水平面内で回動自在と
した原稿露光走査装置(公報中:スリット露光装置)が開
示されている。この技術によれば、各々の反射小片を水
平面内で回動させて棒状光源に対する各々の反射小片の
反射面の角度を調整することで、反射部材の各部位にお
いて、原稿に向けて照射する光量が等しくなるように調
整することを可能にしている。
【0007】特開平8−160547号公報には、光学
系のうちで原稿露光時に反射面が上向きとなる光学系部
品を、棒状光源に平行な軸を回動中心として垂直面内で
回動自在に支持するようにした原稿露光走査装置(公報
中:画像形成装置)が開示されている。この技術によれ
ば、原稿露光走査時以外には、当該光学系部品を棒状光
源に平行な軸を回動中心として垂直面内で回動させて反
射面を横向きあるいは下向きにする。これによって、当
該光学系部品の反射面に塵等が堆積することにより読取
画像が不鮮明であったり、読取画像が欠落したりする等
の不具合の発生防止を可能にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平5−
11362号公報に開示された技術では、原稿露光走査
時以外に光学系部品の反射面を覆うカバーを設けるため
に、部品点数が増加し、装置が大型化してしまうという
問題がある。
【0009】また、特開平5−88275号公報に開示
された技術では、複数の反射小片によって反射部材を形
成するために、部品点数が増加してしまうという問題が
ある。また、反射小片の反射面に塵等が堆積した場合
に、堆積した塵等を排除する手段を備えていないという
問題もある。このため、一度、反射小片に塵等が堆積す
ると、光源部から原稿に向けて照射する光量が低下し、
読取画像が不鮮明であったり、読取画像が欠落したりす
る等の不具合が発生してしまうという不都合が生じる。
【0010】さらに、特開平8−160547号公報に
開示された技術では、光学系部品を垂直面内で回動自在
に支持する構造を設けるため、キャリッジに搭載される
部品点数が増加してキャリッジ駆動系にかかる負担が大
きくなり、キャリッジ駆動系の駆動力を大きくしなけれ
ばならないという問題がある。また、光学系部品を垂直
面内で回動させるスペースを装置内に確保しなければな
らないため、装置が大型化してしまうという問題もあ
る。
【0011】またさらに、特開平10−111592号
公報には、一部平面状に形成された平面部を、上面が平
面状に形成された支持体に密着させた反射部材の一部
に、棒状光源に対向して開口する開口部を形成した原稿
露光走査装置(公報中:画像読取装置)が開示されてい
る。この技術によれば、光源部で発生した熱を反射部材
の平面部から支持部材に伝えることで効率よく放熱し、
キャリッジが往復動することにより開口部を介して反射
部材内に入り込む空気によって光源部を冷却することを
可能にしている。
【0012】そこで、本発明は、光源部での塵等の堆積
により、読取画像が不鮮明になったり、読取画像が欠落
したりする等の不具合の発生を防止することができる原
稿露光走査装置を得ることを第1の目的とする。
【0013】また、本発明は、装置を大型化せずに、光
源部での塵等の堆積により、読取画像が不鮮明になった
り、読取画像が欠落したりする等の不具合の発生を防止
することができる原稿露光走査装置を得ることを第2の
目的とする。
【0014】さらに、本発明は、部品点数やキャリッジ
駆動系への負担を増加せずに、光源部での塵等の堆積を
予め防止することができる原稿露光走査装置を得ること
を第3の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿に向けて光を照射する光源部を含む光学系を備える
キャリッジを副走査方向に往復動させることによって原
稿を露光走査するようにした原稿露光走査装置におい
て、前記光源部を、主走査方向を長手方向として配設さ
れて光を発光する棒状光源と、前記棒状光源で発光した
光を反射する反射面を内側にして前記棒状光源をその軸
心周りに囲む反射部材とにより形成し、前記反射部材の
前記棒状光源より復動側に、前記棒状光源の軸方向に沿
ったスリット状のスリット開口部を形成し、前記反射部
材の前記棒状光源より往動側に、前記棒状光源の軸方向
に沿って開口する開口部を形成した。
【0016】ここで、往動側とは、原稿露光走査時にキ
ャリッジが進行する方向、復動側とは、原稿露光走査後
にキャリッジが原稿露光走査開始位置に戻る方向を意味
する。
【0017】したがって、光源部を、主走査方向を長手
方向として配設されて光を発光する棒状光源と、棒状光
源で発光した光を反射する反射面を内側にして棒状光源
をその軸心周りに囲む反射部材とにより形成し、反射部
材の棒状光源より復動側に、棒状光源の軸方向に沿った
スリット状のスリット開口部を形成し、反射部材の棒状
光源より往動側に、棒状光源の軸方向に沿って開口する
開口部を形成したため、キャリッジを往復動させること
によって、スリット開口部と開口部との間に空気が流れ
る。この空気の流れによって、反射部材の内側の塵等を
反射部材の外側へ排出することが可能になる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の原
稿露光走査装置において、前記開口部は、前記反射部材
の下端部に形成されている。
【0019】したがって、開口部は、反射部材の下端部
に形成されているため、キャリッジを復動側へ移動させ
ることによってスリット開口部から開口部へ流れる空気
により、反射部材の内側の塵等を反射部材の外側に排出
することがより容易になる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の原稿露光走査装置において、前記開口部は、前記
キャリッジが往復動する際の風圧により前記開口部を閉
塞する閉塞位置と前記開口部を開放する開放位置とに変
位自在な遮蔽体により覆われている。
【0021】したがって、開口部は、キャリッジを往復
動させる際の風圧により開口部を閉塞する閉塞位置と開
口部を開放する開放位置とに変位自在な遮蔽体により覆
われているため、原稿露光走査時には、キャリッジを往
動側に移動させる際の風圧により遮蔽体を閉塞位置に変
位させて開口部を閉塞し、キャリッジを復動側へ復帰さ
せる際には、キャリッジを復動側に移動させる際の風圧
により遮蔽体を開放位置に変位させて開口部を開放する
ことが可能になる。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3記載の原
稿露光走査装置において、前記遮蔽体は、上端部が前記
反射部材の外周側に固定され、前記キャリッジが往復動
する際の風圧により変形する弾性力を有する弾性体であ
る。
【0023】したがって、遮蔽体は、上端部が反射部材
の外周側に固定され、キャリッジが往復動する際の風圧
により変形する弾性力を有する弾性体であるため、キャ
リッジを往動側に移動させる際の風圧により、弾性体の
固定されている部分以外が変形することで開口部を閉塞
し、キャリッジを復動側に移動させる際の風圧により、
弾性体の固定されている部分以外が変形することで開口
部を開放することが可能になる。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載の原稿露光走査装置において、少なくとも前記遮蔽
体の前記開口部に対峙する面は、前記棒状光源で発光し
た光を反射する反射面である。
【0025】したがって、少なくとも遮蔽体の開口部に
対峙する面は、棒状光源で発光した光を反射する反射面
であるため、棒状光源から発光した光を遮蔽体によって
反射することが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1およ
び図2に基づいて説明する。本実施の形態の原稿露光走
査装置は、イメージスキャナに適用したものである。
【0027】図1は、イメージスキャナの原稿露光機構
の概略を示す側面図である。イメージスキャナの本体ケ
ース1の上面には、原稿(図示せず)を載置するためのコ
ンタクトガラス2が設けられている。コンタクトガラス
2の下方には、光源部としての発光部3からコンタクト
ガラス2上に載置された原稿に向けて照射した光の戻り
光を第1ミラー4、第2ミラー5、第3ミラー6で順次
反射し、結像レンズ7を通過した反射光をCCD8で受
光することによってコンタクトガラス2上に載置した原
稿画像を露光するようにした原稿露光機構が設けられて
いる。原稿露光機構のうち、発光部3、第1ミラー4、
第2ミラー5および第3ミラー6によって光学系が形成
されている。光学系のうち発光部3および第1ミラー4
は、キャリッジとしての第1キャリッジ9に設けられて
いる。また、光学系のうち、第2ミラー5および第3ミ
ラー6は、第2キャリッジ10に設けられている。第1
キャリッジ9および第2キャリッジ10は、原稿からC
CD8までの光路長が常に一定となるように、モータ等
により形成されるキャリッジ駆動系(図示せず)によって
2:1の速度比で駆動される。
【0028】図2は、第1キャリッジが往動側へ移動し
ている状態の発光部を概略的に示す縦断側面図である。
図3は、第1キャリッジが復動側へ移動している状態の
発光部を概略的に示す縦断側面図である。図2および図
3中の実線の矢印は、第1キャリッジ9の進行方向を示
す。図3中の破線の矢印は、第1キャリッジ9が矢印の
方向に進行する際に、反射部の内側に入り込んだ空気の
流れを示す。発光部3は、棒状光源としてのランプ11
と、ランプ11の周囲を囲む反射部材としての反射部1
2から形成されている。ランプ11は、主走査方向を長
手方向として配設され、図1中手前側から奥側へ向けて
延出している。反射部12は、ランプ11の下側に配設
された曲面状の反射板12aと、反射板12aの上側に
配設された曲面状の反射板12bと、反射板12bの上
側に設けられた遮光板13と、反射板12aより復動側
に配設された曲面状の反射板12cとにより形成されて
おり、反射板12a、12b、12cおよび遮光板13
によってランプ11の周囲をランプ11の軸方向に沿っ
て囲んでいる。反射板12a、12bおよび12cのラ
ンプ11に対峙する面は、ランプ11で発光した光を反
射する反射材により被覆された反斜面となっている。同
様に、遮光板13のランプ11に対峙する面も、ランプ
11で発光した光を反射する反射材により被覆された反
斜面となっている。これによって、発光部3では、ラン
プ11からコンタクトガラス2以外の方向へ発光した光
を反射・集光して、コンタクトガラス2に向けて照射す
ることが可能になる。
【0029】ランプ11より復動側で反射板12aと遮
光板13との間には、ランプ11の軸方向に沿ったスリ
ット開口部としてのスリット14が形成されており、ラ
ンプ11から発光した光は、このスリット14からコン
タクトガラス2の上の原稿に向けて照射される。また、
ランプ11より往動側で、反射板12aの往動側の端部
と反射板12bの下端部との間には、ランプ11の軸方
向に沿って長く開口する開口部15が形成されている。
反射板12aの復動側の端部と反射板12cの往動側の
端部との間には、原稿からの反射光が通過するための隙
間16がランプ11の軸方向に沿って長く形成されてい
る。反射部12において、スリット14はランプ11よ
りやや上側に形成され、開口部はランプ11よりやや下
側に形成されている。
【0030】開口部15には、上端部が反射板12bに
固定され、反射部材12の往動側から開口部15を完全
に覆う遮蔽体としてのマイラ(デュポン社の商品名)17
が設けられている。このマイラ17は、第1キャリッジ
9が往復動する際の風圧により変形する弾性力を有して
おり、弾性体としての機能も併せ持つ。これにより、マ
イラ17は、第1キャリッジ9の往復動に伴って移動し
ながら、第1キャリッジ9が往復動する際に生じる風圧
により変形する。ここで、開口部15が完全に閉塞され
る状態にあるマイラ17の位置を閉塞位置、開口部15
を開放するように変形したマイラ17の位置を開放位置
とする。また、マイラ17の開口部15に対峙する面
は、アルミ蒸着が施された反射面としてのアルミ蒸着面
17aとなっており、マイラ17のアルミ蒸着面17a
は反射板12a、12b、12cと同等の光反射率を有
する。
【0031】このような構成において、原稿を露光走査
する際に第1キャリッジ9が往動側へ走行すると、反射
部12に対して往動側から復動側へ付勢する風圧が作用
する。このとき、マイラ17は、開口部15より大き
く、開口部15の往動側から開口部15を覆っているた
め、マイラ17に対して往動側から復動側へ付勢する風
圧により開口部15に押し付けられて、開口部15を往
動側から完全に塞ぐ。これによって、ランプ11で発光
した光がスリット14以外の部分から反射部12の外側
へ漏れてしまうことを防止できる。また、マイラ17の
アルミ蒸着面17aは、反射板12a〜12cと同等の
光反射率を有するため、ランプ11から四方へ発光され
た光をマイラ17によっても反射することが可能にな
り、ランプ11で発光した光をすべて有効に活用するこ
とができる。
【0032】一方、原稿を露光走査した後、第1キャリ
ッジ9が復動側に走行する際には、反射部12に対して
復動側から往動側へ付勢する風圧が作用する。このう
ち、スリット14から反射部12の内側に入り込んだ空
気は、マイラ17を復動側から往動側に付勢する。この
とき、マイラ17は、上端部が反射部12の外側に取り
付けられており、第1キャリッジ9が復動側へ移動する
際の風圧によって変位する弾性力を有しているため、第
1キャリッジ9とともに復動側に移動しながら固定され
ていない下端部を開放位置へ変形させて開口部15を開
放する。開口部15が開放されることによって、スリッ
ト14から反射部12の内側に入り込んだ空気は、開口
部15から反射部12の外側へ抜けるように流れるた
め、この空気の流れにより反射部12の内側の塵等を1
回の露光走査毎に反射部12の外側へ排出することがで
き、反射部12の内側に塵等が堆積することを予め防止
できる。これによって、反射部12の内側に塵等が堆積
することにより、読取画像が不鮮明になったり、読取画
像が欠落したりする等の不具合の発生を防止できる。ま
た、マイラ17の弾性力により開口部15の開放/閉塞
を行うことができるので、格別な機構を設けずに、第1
キャリッジ9が復動側へ走行する際にのみ、開口部15
を開放することができる。さらに、マイラ17を設けた
だけの構造なので、格別な機構を設けずに従来のキャリ
ッジ駆動系によって第1キャリッジ9および第2キャリ
ッジ10を問題なく駆動することができる。
【0033】なお、本実施の形態においては、開口部1
5を反射部12の往動側でランプ11よりやや下側に形
成したが、これに限るものではなく、反射部12の下端
部に開口部を形成してもよく、これによって第1キャリ
ッジ9が復動側へ移動する際に塵等を反射部12の外側
へ排出することがより容易になる。
【0034】なお、本実施の形態では、原稿露光機構に
よって露光走査した読取画像をCCD8に結像させた
が、これに限るものではなく、例えば、電子写真方式の
複写機等に適用し、感光体上に結像させてもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、原稿に向
けて光を照射する光源部を含む光学系を備えるキャリッ
ジを副走査方向に往復動させることによって原稿を露光
走査するようにした原稿露光走査装置において、光源部
を、主走査方向を長手方向として配設されて光を発光す
る棒状光源と、棒状光源で発光した光を反射する反射面
を内側にして棒状光源をその軸心周りに囲む反射部材と
により形成し、反射部材の棒状光源より復動側に、棒状
光源の軸方向に沿ったスリット状のスリット開口部を形
成し、反射部材の棒状光源より往動側に、棒状光源の軸
方向にそって開口する開口部を形成したので、キャリッ
ジを往復動させることによりスリット開口部と開口部と
の間に流れる空気によって、反射部材の内側の塵等を反
射部材の外側へ排出することが可能になり、光源部に塵
等が堆積することにより読取画像が不鮮明になったり、
読取画像が欠落したりする等の不具合の発生を防止する
ことができる。また、反射部材の内側を流れる空気によ
って、装置を大型化せずに、光源部を冷却することもで
きる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の原稿露光走査装置において、開口部は、反射部材の
下端部に形成されているので、キャリッジを復動側へ移
動させることによってスリット開口部から開口部へ流れ
る空気により、反射部材の内側の塵等を反射部材の外側
に排出することがより容易になり、請求項1記載の発明
の効果をより確実にすることができる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の原稿露光走査装置において、開口部は、キ
ャリッジが往復動する際の風圧により開口部を閉塞する
閉塞位置記開口部を開放する開放位置とに変位自在な遮
蔽体により覆われているので、原稿露光走査時には、キ
ャリッジを往動側に移動させる際の風圧により遮蔽体を
閉塞位置に変位させて開口部を閉塞することで棒状光源
から発光した光を漏らすことなく反射し、キャリッジを
復動側へ復帰させる際には、キャリッジを復動側に移動
させる際の風圧により遮蔽体を開放位置に変位させて開
口部を開放することで光源部内の塵等を排出して、光源
部での塵等の堆積を予め防止することができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の原稿露光走査装置において、遮蔽体は、上端部が反
射部材の外周側に固定され、キャリッジが往復動する際
の風圧により変形する弾性力を有する弾性体であるの
で、キャリッジを往動側に移動させる際の風圧により、
弾性体の固定されている部分以外が変形することで開口
部を閉塞させ、キャリッジを復動側に移動させる際の風
圧により、弾性体の固定されている部分以外が変形する
ことで開口部を開放させることが可能になり、弾性体が
有する弾性力のみによって、部品点数やキャリッジ駆動
系への負担を増加せずに光源部での塵等の堆積を防止す
ることができる。また、弾性体が有する弾性力のみで、
開口部の開口/閉塞を行うことができるので、装置を大
型化せずに光源部での塵等の堆積を防止することができ
る。
【0039】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは4記載の原稿露光走査装置において、少なくとも遮
蔽体の開口部に対峙する面は、棒状光源で発光した光を
反射する反射面であるので、棒状光源から発光した光を
遮蔽体によって反射することが可能になり、棒状光源で
発光した光を有効に活用して、光源部での光量低下によ
り、読取画像が不鮮明になったり、読取画像が欠落した
りする等の不具合の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イメージスキャナの原稿露光部の概略を示す側
面図である。
【図2】第1キャリッジが往動側へ移動している状態の
発光部を概略的に示す縦断側面図である。
【図3】第1キャリッジが復動側へ移動している状態の
発光部を概略的に示す縦断側面図である。
【符号の説明】 3 光源部 3〜6 光学系 9 キャリッジ 11 棒状光源 12 反射部材 14 スリット開口部 15 開口部 17 遮蔽体、弾性体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に向けて光を照射する光源部を含む
    光学系を備えるキャリッジを副走査方向に往復動させる
    ことによって原稿を露光走査するようにした原稿露光走
    査装置において、 前記光源部を、主走査方向を長手方向として配設されて
    光を発光する棒状光源と、前記棒状光源で発光した光を
    反射する反射面を内側にして前記棒状光源をその軸心周
    りに囲む反射部材とにより形成し、 前記反射部材の前記棒状光源より復動側に、前記棒状光
    源の軸方向に沿ったスリット状のスリット開口部を形成
    し、 前記反射部材の前記棒状光源より往動側に、前記棒状光
    源の軸方向に沿って開口する開口部を形成したことを特
    徴とする原稿露光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部は、前記反射部材の下端部に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の原稿露
    光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部は、前記キャリッジが往復動
    する際の風圧により前記開口部を閉塞する閉塞位置と前
    記開口部を開放する開放位置とに変位自在な遮蔽体によ
    り覆われていることを特徴とする請求項1または2記載
    の原稿露光走査装置。
  4. 【請求項4】 前記遮蔽体は、上端部が前記反射部材の
    外周側に固定され、前記キャリッジが往復動する際の風
    圧により変形する弾性力を有する弾性体であることを特
    徴とする請求項3記載の原稿露光走査装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記遮蔽体の前記開口部に対
    峙する面は、前記棒状光源で発光した光を反射する反射
    面であることを特徴とする請求項3または4記載の原稿
    露光走査装置。
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