JPH0746380A - 読取装置 - Google Patents

読取装置

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JPH0746380A
JPH0746380A JP5188488A JP18848893A JPH0746380A JP H0746380 A JPH0746380 A JP H0746380A JP 5188488 A JP5188488 A JP 5188488A JP 18848893 A JP18848893 A JP 18848893A JP H0746380 A JPH0746380 A JP H0746380A
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JP
Japan
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reading
illumination
lens
light
optical path
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Application number
JP5188488A
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English (en)
Inventor
Takashi Yumura
敬 湯村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一次元個体撮像素子を用いた読取装置におい
て、読取系,照明系とも副走査に伴う光路長補正の必要
をなくし、装置の低コスト化,小型化を実現する。 【構成】 副走査機構を、読取光学系の光軸に直交する
面に沿って1次元固体撮像素子8の読取方向と直交する
方向に1次元固体撮像素子8を移動させる移動機構9に
より構成し、光源1を1次元固体撮像素子8の両側に連
結して1次元固体撮像素子8と一体に移動させること
で、前記移動機構9が照明光移動機構としても機能する
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1次元固体撮像素子
により2次元画像を読み取る読取装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば特開昭62−2912
59号公報に示された従来の読取装置であり、図におい
て、14は読み取る対象である原稿、7は読取レンズ、
8は像をライン状に読み取る1次元固体撮像素子、20
は2次元画像を読み取るために原稿14の読取部を走査
する読取光路変換ミラー、1は光源、3は1次元固体撮
像素子の原稿面上での読み取り部のみの照度が上がるよ
うに直線上に光を集光するレンズ、16〜18は読取光
路変換ミラー20の回転による光路長の変化に応じて全
体の光路長を一定に保つための光路長補正機構15の構
成要素、26〜31は光路長補正機構の移動に連動して
読取光路変換ミラー20を回転させるためのミラー回転
機構25の構成要素である。
【0003】次に動作について説明する。上記従来の読
取装置では、読取レンズ7により1次元固体撮像素子
(以下、CCDと略す)8上に形成された像を読取光路
変換ミラー20を回転させることにより移動させ、2次
元画像を読み取っている。読取光路変換ミラー20を回
転させると、読取光路変換ミラー20から原稿14まで
の光路長が変化する。そこで、全体の光路長が一定なる
ように、読取光路変換ミラー20と読取レンズ7間の距
離を光路長補正機構15により変化させている。また、
読取光路変換ミラー20の回転と光路長補正機構15の
動きは連動して動く必要がある。そこで、ミラー回転機
構25は、光路長補正機構15の動きをカムとリンクに
より読取光路変換ミラー20の回転に変換し連動させて
いる。
【0004】そして、読取りの際には、読取り速度の高
速化のために、読取レンズ7の両横に配された光源1と
レンズ3よりなる照明装置により、原稿面における線状
の読取部の照度が局部的に高められる。なお、この照明
装置も読取レンズ7とともに光路長補正機構15により
移動する構成であるから、この照明光の光路長も一定と
なり、この照明は常に原稿面上に焦点を結んだまま移動
させることができる。また、この照明光はハレーション
回避のため読取光学系の光軸と交差するように斜め方向
に照射され、原稿面の逆側半分を照射している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の読取装置は以上
のように構成されているので、読取光路変換ミラー20
の回転により副走査を行なっているから、読取りの際こ
の副走査に伴って光路長が非線形に変化する。このた
め、上述したように、読取りレンズ7等を読取光路変換
ミラー20の回転に非線形な関係で連動させて移動させ
るための複雑な機構(すなわち、光路長補正機構15及
びミラー回転機構25)が必須となり、コストが高くな
り、小型化も難しい等の問題点があった。
【0006】また、従来の読取装置では、読取レンズ7
とCCD8とが1つのスライダの上に一体的に固定され
ており、その間隔を変更できないので、読取倍率の変更
は行うことができないという問題点があった。
【0007】また、仮にこの装置で読取倍率変更を行う
ために、結像倍率を変化(原稿14と読取レンズ7、及
びCCD8の位置関係を変化)させたとしても、光路長
補正の変化量及び変化の様子がさらに複雑となり、前記
光路長補正機構15及びミラー回転機構25の構成をさ
らに複雑なものに変更しなければならないとともに、照
明も簡単に原稿面に照射することができず、ますますコ
スト高,大型化あるいは機能性の低下を招くという問題
点があった。
【0008】また、上記のような従来の読取装置では、
照明の位置が読取像の照度まで考慮した照射位置に設定
されていないため、読取像に明暗の変化が出てしまい、
例え電気的に補正してもノイズにより階調性能が低下す
るという問題点があった。また、照明が読取光学軸を交
差する斜め方向に照明が照射されているが、斜め照射に
よる照度低下対策がされていないため真っ直ぐに照射す
る場合に比べ原稿面の照度が低下し、読取速度が遅くな
るという問題点があった。
【0009】というのは、前記照明装置による像照度は
主走査方向に均一に明るくなければ読取速度は早くでき
ず、不均一のまま照度の高い所に速度を合わせて読み取
り、電気的な補正をかけてもノイズにより階調性能が低
下するので、均一な照度の実現が必要なのである。ま
た、上述の従来例のように、ハレーション回避のため照
明を読み取り軸を中心に逆側に照射する場合には、図1
2(図12では片側の照明系を省略している)に示すよ
うに光源1を横に水平移動させた位置姿勢に配設する構
成が従来採用されている。しかしながら、この構成を用
いても主走査方向の照度不均一は問題として残り、階調
性能の向上は難しい。このような照度の不均一は、レン
ズを用いた照明では原稿面照度が原稿の端の方にゆくほ
ど暗いという光学的な特性に起因しており、読取レンズ
7による読取像はさらに端の方で暗くなってしまう(図
12下図)という現象に基づいている。
【0010】また、原稿14がスライドなどの透過原稿
であった場合は、照明を上面からではなく下面から照射
する必要があり、別の照明を付加しなければ難しいた
め、コストアップや装置が大きくなる等の問題点があっ
た。
【0011】すなわち、スライドや35mmフィルムな
どの小型の透過原稿を高解像度に読み取るニーズは非常
に多い。しかし、上述したような従来の読取装置など通
常の装置では、装置の複雑化などの理由によりA4(約
210×300mm)などの原稿とスライド原稿(約2
0×30mm)の両方を読み取ることはできず、もし可
能であるにしても、小型原稿読み取り時の読み取り解像
度が上がらないとか、照明や副走査機構が別に必要であ
るとか、非常に構成が複雑であった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、読取系,照明系とも副走査に伴
う光路長補正の必要がなくて、装置の低コスト化,小型
化が実現でき、読取倍率の変更が簡単にでき、読取倍率
を変更した場合にも小型かつ安価な構成で高速な読取り
ができ、また、読取倍率変更時の原稿が透過原稿でも簡
単に読取ることができるとともに、さらに、照度の不均
一による読取り速度の低下も少ない読取装置を提供する
ことを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る読取装置は、副走査機構を、読取光学系の光軸に直交
する面に沿って1次元固体撮像素子の読取方向と直交す
る方向に前記1次元固体撮像素子を移動させる移動機構
により構成したものである。
【0014】請求項2記載の発明に係る読取装置は、光
源を1次元固体撮像素子の両側に連結して前記1次元固
体撮像素子と一体に移動させることで、移動機構が照明
光移動機構としても機能する構成としたものである。
【0015】請求項3記載の発明に係る読取装置は、1
次元固体撮像素子と読取レンズとの距離を変更可能とす
べく、読取りレンズを光軸方向に移動可能としたもので
ある。
【0016】請求項4記載の発明に係る読取装置は、1
次元固体撮像素子と読取レンズとの距離変更に応じて、
照明集光レンズと光源との距離が変化するよう、照明集
光レンズを読取レンズの両側に連結したものである。
【0017】請求項5記載の発明に係る読取装置は、1
次元固体撮像素子,読取レンズ,原稿の光学的結像関係
とほぼ等しい距離間隔で照明装置の光源と照明集光レン
ズを配置したものである。
【0018】請求項6記載の発明に係る読取装置は、照
明集光レンズを読取レンズの焦点距離とほぼ等しい焦点
距離を有するものとしたものである。
【0019】請求項7記載の発明に係る読取装置は、読
取光学系の光軸の側方に配置された原稿の読取りを可能
とすべく、原稿面からの光を読取レンズに入射させる読
取光路変換ミラーと、原稿面の読取り位置に照明装置の
照明光を照射させる照明光反射ミラーであって、読取レ
ンズあるいは照明集光レンズの光軸上前方に脱着自在な
読取光路変換ミラー及び照明光反射ミラーを具備したも
のである。
【0020】請求項8記載の発明に係る読取装置は、読
取レンズの前方に脱着自在で、原稿を読取レンズに対す
る光路長が近接した位置に保持できる読取倍率変更アダ
プタを具備したものである。
【0021】請求項9記載の発明に係る読取装置は、読
取倍率変更アダプタを、読取レンズの前方に互に対向し
て配置された複数の反射ミラーを有するものとし、この
対向した反射ミラーに交互に反射した原稿の光が導かれ
て読取レンズに入射するように構成したものである。
【0022】請求項10記載の発明に係る読取装置は、
読取倍率変更アダプタが、読取光学系の両側にある照明
装置の照明光を原稿面に導く反射ミラーよりなる照明光
路長変更装置を備えたものである。
【0023】請求項11記載の発明に係る読取装置は、
読取倍率変更アダプタ取り付け後の読取系光路長と照明
光路長変更装置取り付け後の照明系光路長とをほぼ等し
くしたものである。
【0024】請求項12記載の発明に係る読取装置は、
照明光路長変更装置を、照明装置による照明光を原稿の
下側から照射する構成としたものである。
【0025】請求項13記載の発明に係る読取装置は、
照明光路長変更装置を、読取倍率変更アダプタの対向し
た反射ミラーの両側に配され、これら読取倍率変更アダ
プタの反射ミラーとは180゜反射方向の違う対向した
複数の反射ミラーより構成し、これら反射ミラーにより
照明装置の照明光を原稿の下側から照射する構成とした
ものである。
【0026】請求項14記載の発明に係る読取装置は、
読取倍率変更アダプタの反射ミラーの幅を照明装置の照
明光が反射できる大きさとし、読取倍率変更アダプタと
照明光路長変更装置の反射ミラーを一体としたものであ
る。
【0027】請求項15記載の発明に係る読取装置は、
照明装置において、光軸に直交するように照明集光レン
ズを配置し、照明集光レンズと光源の角度は、原稿と照
明装置の光軸とのなす角度と読取倍率に応じて光源が原
稿面で焦点を結ぶように設定したものである。
【0028】請求項16記載の発明に係る読取装置は、
照明装置の光軸に原稿面主走査方向の傾きを設け、その
傾き角度は、読取りレンズによる読取像面上で像の照度
が最も均一になるように設定したものである。
【0029】
【作用】請求項1記載の発明における読取装置は、読取
光学系の光軸に直交する面に沿って1次元固体撮像素子
の読取方向と直交する方向に前記1次元固体撮像素子を
移動させる移動機構により副走査を行なうから、原稿と
読取レンズ間の光路長が副走査に伴って変化しない。こ
のため、副走査に伴って光路長を補正する必要はなく、
そのための複雑な機構が不要となるため、装置の小型
化、コスト低減が図れる。
【0030】請求項2記載の発明における読取装置は、
光源を1次元固体撮像素子の両側に連結して1次元固体
撮像素子と一体に移動させることで、移動機構が照明光
移動機構としても機能する構成としたから、駆動手段等
が兼用されさらに小型化、コスト低減が図れる。
【0031】請求項3記載の発明における読取装置は、
読取りレンズを光軸方向に移動可能としたから、1次元
固体撮像素子と読取レンズとの距離が変更可能となっ
て、読取倍率を変更できる。
【0032】請求項4記載の発明における読取装置は、
照明集光レンズを読取レンズの両側に連結したから、1
次元固体撮像素子と読取レンズとの距離変更に応じて、
照明集光レンズと光源との距離が変化する。このため、
読取倍率が変更されても高い照度が維持される。
【0033】請求項5記載の発明における読取装置は、
1次元固体撮像素子,読取レンズ,原稿の光学的結像関
係とほぼ等しい距離間隔で照明装置の光源と照明集光レ
ンズを配置したから、読取り系の副走査に伴って行なわ
れる照明系の副走査も同じ動きをし、照明光の照射位置
が常に読取り位置に維持される。
【0034】請求項6記載の発明における読取装置は、
照明集光レンズを読取レンズの焦点距離とほぼ等しい焦
点距離を有するものとしたから、照明光は常に読取面で
結像し高い照度が維持される。
【0035】請求項7記載の発明における読取装置は、
読取光路変換ミラー及び照明光反射ミラーを取り付ける
ことで、読取光学系の光軸の側方に配置された原稿の読
取りが可能となるし、またこれらを取外せば、読取系の
光軸上前方に配置した原稿の読取りが可能となるので、
原稿の配置の自由度が向上する。
【0036】請求項8記載の発明における読取装置は、
読取倍率変更アダプタを読取レンズの前方に取り付けれ
ば、原稿を読取レンズに対する光路長が近接した位置に
保持して、読取り倍率を高めることができるし、またこ
の読取倍率変更アダプタを取外せば、通常の読取り倍率
での読取りも可能となる。
【0037】請求項9記載の発明における読取装置は、
読取倍率変更アダプタを、読取レンズの前方に互に対向
して配置された複数の反射ミラーを有するものとし、こ
の対向した反射ミラーに交互に反射した原稿の光が導か
れて読取レンズに入射するように構成したから、小型な
構成で所望の光路長が得られる。
【0038】請求項10記載の発明における読取装置
は、照明光路長変更装置が、読取光学系の両側にある照
明装置の照明光を原稿面に導くから、読取倍率変更アダ
プタを取り付けた場合でも同一の照明装置により原稿面
への照射が可能となり、読取り倍率変更のために別の照
明装置を設ける必要がない。
【0039】請求項11記載の発明における読取装置
は、読取倍率変更アダプタ取り付け後の読取系光路長と
照明光路長変更装置取り付け後の照明系光路長とをほぼ
等しくしたから、読取倍率変更アダプタ取り付けた場合
でも、照射光は原稿面に結像し高い照度が保たれる。
【0040】請求項12記載の発明における読取装置
は、照明光路長変更装置を、照明装置による照明光を原
稿の下側から照射する構成としたから、原稿がスライド
等の透過原稿であっても読取れる。
【0041】請求項13記載の発明における読取装置
は、照明光路長変更装置を、読取倍率変更アダプタの対
向した反射ミラーの両側に配され、これら読取倍率変更
アダプタの反射ミラーとは180゜反射方向の違う対向
した複数の反射ミラーより構成し、これら反射ミラーに
より照明装置の照明光を原稿の下側から照射する構成と
したから、原稿がスライド等の透過原稿であっても読取
れるとともに、読取倍率変更アダプタを小型にできる。
【0042】請求項14記載の発明における読取装置で
は、読取倍率変更アダプタの反射ミラーの幅を照明装置
の照明光が反射できる大きさとし、読取倍率変更アダプ
タと照明光路長変更装置の反射ミラーを一体としたか
ら、部品が供用される。
【0043】請求項15記載の発明における読取装置で
は、読取り倍率又は原稿と照明装置の光軸とのなす角度
が変更されても、照明光は常に原稿面で焦点を結び、か
つ原稿面の端においても照度が低下しないから、原稿面
の照度が全体として均一に高められる。
【0044】請求項16記載の発明における読取装置で
は、読取りレンズによる読取像面上で像の照度の均一度
が向上する。
【0045】
【実施例】実施例1.以下、請求項1〜6記載の発明の
一実施例について説明する。図1,2は本実施例の主要
な構成と全体系を示す側面図又は正面図で、図3は本実
施例の主要な構成の位置関係を示す斜視図である。図
1,図2及び図3において、14は読み取る対象である
原稿、20は読取光路変換ミラー、7は読取レンズ、8
はCCD、1は光源、3は照明光集光レンズ(集光レン
ズ)、5は照明光反射ミラー、9はCCD8を副走査方
向に移動させるCCD移動機構で、50は読取レンズ7
及び集光レンズ3を読取倍率変更時に読取光軸方向に移
動可能にする倍率変更ガイドである。
【0046】本実施例では、読取光路変換ミラー20
が、照明光反射ミラー5を兼ねた1つのミラーで構成さ
れている。またこの場合、光源1,照明光集光レンズ3
及び照明光反射ミラー5が照明装置22を構成してい
る。なお、以下では読取系の光軸をZ軸、CCD8の読
取方向(主走査方向)をX軸、Z軸に垂直な面でX軸と
直交する軸をY軸とする。
【0047】ここで、照明装置は読取系の両側にあり、
集光レンズ3は読取レンズ7の両側のZX平面上にあっ
て、読取レンズ7と結合されている。光源1はCCDの
両側のZX平面上にあり、CCD8と結合されている。
また、集光レンズ3の焦点距離は読取レンズ7とほぼ同
じ焦点距離を有しており、読取系(CCD8、読取レン
ズ7、原稿14)の位置関係と、照明装置(光源1、集
光レンズ3、原稿14)の位置関係が等しく構成されて
いる。さらにこの場合、読取光路変換ミラー20及び照
明光反射ミラー5を構成するミラー部分が、読取レンズ
7の前方位置から外れて取外せるようになっている。
【0048】次に、動作について説明する。下部に水平
に載置された原稿14からの光は読取光路変換ミラー2
0により折り曲げられ、読取レンズ7に入射する。この
光はCCD8の位置で焦点を結び原稿14の像を形成す
る。CCD8はY軸方向に副走査され、2次元画像を得
る。このとき、原稿14の像はCCD8のある読取面全
面で結像しているので光路長補正は必要がない。光源1
から出た光は集光レンズ3を通り、照明光反射ミラー5
により折り曲げられて、原稿面のCCD8の読取位置
で、読取方向に帯状の像を形成する。倍率変更時の読取
レンズ7の移動時には集光レンズ3も同様にZ方向に移
動する。
【0049】また、CCD8の副走査時には、光源1も
同様にY方向に移動する。この際、読取系と照明系の光
学的結像関係を同じに構成されているので、CCD8の
副走査に伴い光源1も同様に副走査が行われ、副走査の
動きも同じ動きをする。
【0050】そして、読取倍率を変更させたいときは、
読取レンズ7を倍率変更ガイド50に沿ってZ方向に移
動させればよい。この際、読取倍率に応じてCCD8と
読取レンズ7との距離を変えることになるが、集光レン
ズ3と光源1の間の距離も同様に変化し、読取系の位置
関係と、照明系の位置関係が等しく保たれるので、照明
光は常に原稿面上の読取り位置で結像し、高い照度が保
てると同時に、読取副走査と照明光の走査の関係も同様
に保たれる。
【0051】なお、このように読取倍率を変更させるに
は、読取レンズ7と原稿14との距離も変更する必要が
あるが、例えば原稿14を載置する部分を上下動可能と
し、原稿14をこの上下機構により移動させてこの距離
を調整すればよい。
【0052】また以上は、読取光路変換ミラー20及び
照明光反射ミラー5を取り付けた状態での動作である
が、このミラーを取り外し、読取位置に応じて読取レン
ズ7を移動させれば、読取レンズ7の正面にある原稿や
物体を読み取ることができる。そしてこの場合も、照明
は常に焦点を結び、読取対象を明るく照射する。またこ
の際、読取対象は無限大の位置にあってもよく、風景等
も読み取ることができる。
【0053】このように、本実施例の装置では、1つの
機構系の動きにより、読取の副走査と照明の副走査を行
い、副走査に伴う光路長補正も必要ない。また、照明光
の原稿面上での結像も維持されるので、小型かつ安価な
構成で高速な読み取りを行うことができる。さらに、読
取レンズ7の移動だけで簡単に読取倍率を変更すること
ができるし、照明光反射ミラー5を外せば正面にある原
稿等も読取れる。
【0054】なお、上記実施例における照明装置は、副
走査に応じて光源1及び集光レンズ3をリンクなどの機
構で動かす構成としてもよく、あるいは、照明は動かさ
ずに、副走査に応じてミラー等により光だけを走査する
ような機構にしてもよい。また、照明は2つに限らず、
1つでも2つ以上でもよい。さらに、光源1の後ろに、
照度増加、照度補正のために反射ミラーを組合せる場合
もあり、集光レンズ3の代わりに光源1の後部に集光ミ
ラーを用いる場合もある。また、照度補正のために集光
レンズ3の前後に補正用光学部品を組み合わせる場合も
ある。
【0055】実施例2.次に、請求項7〜14記載の発
明の一実施例について説明する。なお、本実施例の装置
は倍率変更アダプタ55を具備することに特徴を有し、
他の構成については、前記実施例1と同様であるので、
読取倍率変更アダプタ55の構成と動作にのみについて
説明する。
【0056】本実施例では、読取レンズ7の前方の読取
光路変換ミラー20(兼照明光反射ミラー5)を外した
後に、倍率変更アダプタ55が読取レンズ7の光軸上前
方に脱着自在に取り付けられている。
【0057】図4,5は本実施例の倍率変更アダプタ5
5を取り付けた装置の略側面図と略正面図である。図6
は倍率変更アダプタ55及び照明光路変更装置の構成を
示す内部構成の斜視図である。図4,5において、51
は読取系直角凹凸ミラー、52は照明光直角凹凸ミラ
ー、53は原稿ホルダー、54はカバーで、これら読取
系直角凹凸ミラー51,照明光直角凹凸ミラー52,原
稿ホルダー53,カバー54が倍率変更アダプタ55を
構成している。
【0058】ここで、読取系直角凹凸ミラー51は、図
6に示すように、ミラー51a,ミラー51b,ミラー
51cよりなる。また、照明光直角凹凸ミラー52は、
ミラー52a,ミラー52b,ミラー52cよりなる。
また、集光レンズ3,照明光直角凹凸ミラー52が、本
発明の照明光路変更装置を構成しており、実施例1のよ
うな通常の読み取りよりも読取面までの光路長を短くし
ており、よってCCD8と読取レンズ間7の距離を相対
的に長くしている。なお、読取系光路長と照明系光路長
とはほぼ等しく設定されている。
【0059】次に動作について説明する。原稿ホルダー
53に取り付けられた例えばスライド等の透過原稿14
aの光は読取系直角凹凸ミラー51a,読取系直角凹凸
ミラー51b,読取系直角凹凸ミラー51cを通り、読
取レンズ7に入射する。読取レンズ7に入射した光は、
読取レンズ7とCCD8との距離が予め調整されること
により、CCD面上で結像する。そして、本実施例で
は、照明光路変更装置により通常の読み取りよりも読取
面までの光路長が短くなっているから、通常の読み取り
よりもCCD8面上での像が大きくなり、スライド原稿
14aが高解像度に読み取られることになる。なおこの
場合、同じ副走査移動距離では読取範囲は狭くなるが、
スライド原稿14a等は通常の原稿に比し小さいので問
題はない。
【0060】なおこの際、集光レンズ3から出た照明光
は、照明系直角凹凸ミラー52a,照明系直角凹凸ミラ
ー52b,照明系直角凹凸ミラー52cを通り原稿14
aに下側から入射する。そして、読取系光路長と照明系
光路長とがほぼ等しく設定されているから、この照明装
置と読取系との結像関係は等しく保たれ、このように倍
率が変更されても、また副走査により読取位置が変化し
ても、原稿面では高い照度が維持される。
【0061】このように本実施例では、他の照明を用い
ることなく、1つの照明装置で通常の読み取りと読取倍
率を大きくした読み取りとを行うことができる。また、
読取系とは上下逆方向に照明系の照明を導いているの
で、透過原稿で必要な原稿14の下からの照明光を原稿
14に当てることを実現している。さらに、このとき原
稿面での高い照度を維持することができるから、高速な
読み取りを行うことができる。
【0062】なお、倍率変更時に光を原稿の上面に当て
たい場合(透過原稿でない場合等)は、照明系直角凹凸
ミラー52の方向を読取系直角凹凸ミラー51の方向と
同じにすればよく、このときは両ミラーを一体にしてミ
ラー系を構成することもできる。
【0063】また本実施例では、読取光路変換ミラー
(兼照明光反射ミラー)を分離した後で倍率変更アダプ
タ55を取り付けているが、読取光路変換ミラーを外さ
ずに、倍率変換アダプタ55を取り付ける構成にしても
よい。また上記実施例では、倍率変換アダプタ55を直
角凹凸ミラーで構成しているが、読取系の光路長と照明
系の光路長が等しければ他の構成でもよく、ミラー等の
光路変換部品を用いずに、単に読取レンズ7と原稿間の
距離が変更でき、原稿14が保持できるような構成でも
よい。また上記実施例では、倍率変換時の読取系と照明
系の光路長をほぼ等しくしているが、照度補正のため照
明系の光路長は読取系と同じでない場合もある。
【0064】実施例3.次に、請求項15,16記載の
発明の一実施例について説明する。本実施例の照明装置
は、像照度を均一にするための光源あるいはレンズの配
置位置,角度に特徴を有し、他の構成は実施例1と同様
であるので、以下ではこの照明の構成についてのみ詳細
に説明する。
【0065】本実施例の読取り装置は、図7(図7では
片側の照明系を省略している)に示すように、まず照明
系の光軸自体を原稿面に対して傾け(照明集光レンズ3
を光軸に直交するように配置している)、照度の高い光
軸付近の集光位置が原稿の端部にゆくように配光してい
る。これにより、図7の下部に示すように原稿面の端に
ゆくほど照度が上がる照明系が実現できる。
【0066】ただし、光軸を傾けただけでは照明は原稿
面の1点でしか結像せず、結像点以外での照度が低下し
てしまう。そこで、原稿面全体に渡って光源の像を形成
するため、照明光軸と光源の角度も傾けている。原稿面
と照明光軸の傾き角度をβとすると、照明を傾けた場合
でも光源の光が常に原稿面で焦点を結び、原稿端部でも
高い照度を得ることができる光源の角度配置αが可能で
ある。照明系の位置関係を図7のように表すと、照明光
軸の傾き角βに対して原稿面の主走査方向全面で焦点を
結ぶための光源の傾き角αは、 tanα=f2 ・tanβ/(f2 −h2 ) で表すことができ、本実施例ではこの関係を保つように
光源1を傾けている。
【0067】そして、照明光軸の傾き角βは、上記の関
係を維持して、像面の照度をできるだけ均一にするよ
う、以下の如く設定されている。まず、均一な像面照度
を実現する最適な照明傾き角度を求めるために、照明
系,読取系全体での照度関係を示す。図8,図9,図1
0は、照明系の位置関係を示している。図8はこの実施
例による読取装置の読取系と照明系の位置関係を示す図
で、図9は照明系の位置関係を示す拡大図で、照明光軸
を中心に縦軸に示した図である。図10は照明系の特に
光軸部の位置関係を示す拡大図である。これら図のよう
に位置関係の記号を定めると、照明光学系と読取光学系
を合わせた全体での像面照度分布E2 は以下のように表
すことができる。
【0068】
【数1】
【0069】ここで、E2 :像面照度、M0 :光源光束
発散度、τ1 :照明集光レンズ透過率、τ2 :読取レン
ズ透過率、F1 :照明集光レンズFナンバー、F2 :読
取レンズFナンバー、他の記号は図8,図9,図10に
示す。
【0070】この関係式より、照明傾き角βに対する像
面照度分布を求めることができる。そして、上式の照明
傾き角βを変化させてゆき、読取範囲で像面の照度変化
が最も小さくなる値に照明傾き角βを設定している。
【0071】上記実施例の読取り装置であると、まず、
照明系の光軸を傾けかつこの光軸に対して前述の如く設
定された角度αに光源1を傾けた構成により、照明光は
常に原稿面で焦点を結び、原稿面における照度分布は原
稿14の端においても高く維持される。また、照明系の
光軸の角度βが上述の如く設定されることにより、読取
りレンズ7による読取像面上で像照度の均一度が向上
し、全体的に照度が均一に高くなる。したがって、読取
り速度がさらに向上するとともに、階調性能が高く確保
される。
【0072】なお、このような読み取り像面照度を実現
する他の手段として、光源の一部を遮ったり、フィラメ
ント近傍に中心部が暗くなるように透過率が連続的に変
化するフィルタを設けるという方法などもある。しか
し、これら方法は光量を下げるというネガティブな方法
であるため照明効率が悪く、照明系を大きくしなければ
ならない。このため、上記実施例の像照度均一化の手段
の方がシンプルで効率的な解決手段であるが、上述した
ような方法を組合せて用いる場合もあり得る。また前述
の式から分るように、倍率を変化させた場合には照度分
布が均一になるβの値は変わり設定変更する必要があ
る。よって、照明傾き角度をこれに合わせて変更する場
合には、照明傾き角を調整できるような機構を付加する
構成とするのが好ましい。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、読取光学系の光軸に直交する面に沿って1次元固
体撮像素子の読取方向と直交する方向に前記1次元固体
撮像素子を移動させる移動機構により構成したので、原
稿と読取レンズ間の光路長が副走査に伴って変化しない
から、副走査に伴って光路長を補正する必要はなく、そ
のための複雑な機構が不要となるため、装置の小型化、
コスト低減が図れる。
【0074】請求項2記載の発明によれば、光源を1次
元固体撮像素子の両側に連結して前記1次元固体撮像素
子と一体に移動させることで、移動機構が照明光移動機
構としても機能するように構成したので、読取り系の副
走査機構である移動機構が照明光移動機構(照明系の副
走査機構)としても機能するから、駆動手段等が兼用さ
れさらに小型化、コスト低減が図れる。
【0075】請求項3記載の発明によれば、1次元固体
撮像素子と読取レンズとの距離を変更可能とすべく、読
取りレンズを光軸方向に移動可能に構成したので、1次
元固体撮像素子と前記読取レンズとの距離が変更可能と
なって、読取倍率を変更できる。
【0076】請求項4記載の発明によれば、1次元固体
撮像素子と読取レンズとの距離変更に応じて、照明集光
レンズと光源との距離が変化するよう、照明集光レンズ
を読取レンズの両側に連結するように構成したので、1
次元固体撮像素子と読取レンズとの距離変更に応じて、
照明集光レンズと光源との距離が変化する。このため、
読取倍率が変更されても高い照度が維持され、読取り速
度の向上に貢献できる。
【0077】請求項5記載の発明によれば、1次元固体
撮像素子,読取レンズ,原稿の光学的結像関係とほぼ等
しい距離間隔で照明装置の光源と照明集光レンズを配置
するように構成したので、読取り系の副走査に伴って行
なわれる照明系の副走査も同じ動きをし、照明光の照射
位置が常に読取り位置に維持されるから、さらなる読取
り速度の向上に貢献できる。
【0078】請求項6記載の発明によれば、照明集光レ
ンズを読取レンズの焦点距離とほぼ等しい焦点距離を有
するように構成したので、照明光は常に読取面で結像し
高い照度が維持されるから、さらなる読取り速度の向上
に貢献できる。
【0079】請求項7記載の発明によれば、読取光学系
の光軸の側方に配置された原稿の読取りを可能とすべ
く、原稿面からの光を読取レンズに入射させる読取光路
変換ミラーと、原稿面の読取り位置に照明装置の照明光
を照射させる照明光反射ミラーであって、読取レンズあ
るいは照明集光レンズの光軸上前方に脱着自在な読取光
路変換ミラー及び照明光反射ミラーを具備するように構
成したので、読取光路変換ミラー及び照明光反射ミラー
を取り付けることで、読取光学系の光軸の側方に配置さ
れた原稿の読取りが可能となるし、またこれらを取外せ
ば、読取系の光軸上前方に配置した原稿の読取りが可能
となるので、原稿の配置の自由度すなわち装置の機能性
が向上する。
【0080】請求項8記載の発明によれば、読取レンズ
の前方に脱着自在で、原稿を読取レンズに対する光路長
が近接した位置に保持できる読取倍率変更アダプタを具
備するように構成したので、読取倍率変更アダプタを読
取レンズの前方に取り付ければ、原稿を読取レンズに対
する光路長が近接した位置に保持して、容易に読取り倍
率を高めることができるし、またこの読取倍率変更アダ
プタを取外せば、容易に通常の読取り倍率での読取りも
可能となるから、装置の機能性が向上する。
【0081】請求項9記載の発明によれば、読取倍率変
更アダプタを、読取レンズの前方に互に対向して配置さ
れた複数の反射ミラーを有するものとし、この対向した
反射ミラーに交互に反射した原稿の光が導かれて読取レ
ンズに入射するように構成したので、読取り倍率の変更
を実現する読取倍率変更アダプタの小型化が図れる。
【0082】請求項10記載の発明によれば、読取倍率
変更アダプタが、読取光学系の両側にある照明装置の照
明光を原稿面に導く反射ミラーよりなる照明光路長変更
装置を備えるように構成下ので、読取り倍率変更のため
に別の照明装置を設ける必要がなく、やはり装置の小型
化,低コスト化が図れる。
【0083】請求項11記載の発明によれば、読取倍率
変更アダプタ取り付け後の読取系光路長と照明光路長変
更装置取り付け後の照明系光路長とをほぼ等しくするよ
うに構成したので、読取り倍率の容易な変更を可能と
し、かつ原稿面の高い照度も確保して読取り速度の向上
も図れる。
【0084】請求項12記載の発明によれば、照明光路
長変更装置を、照明装置による照明光を原稿の下側から
照射するように構成したので、原稿がスライド等の透過
原稿であっても読取れる。
【0085】請求項13記載の発明によれば、照明光路
長変更装置を、読取倍率変更アダプタの対向した反射ミ
ラーの両側に配され、これら読取倍率変更アダプタの反
射ミラーとは180゜反射方向の違う対向した複数の反
射ミラーより構成し、これら反射ミラーにより照明装置
の照明光を原稿の下側から照射するように構成したの
で、原稿がスライド等の透過原稿であっても読取れると
ともに、読取倍率変更アダプタを小型にできる。
【0086】請求項14記載の発明によれば、読取倍率
変更アダプタの反射ミラーの幅を照明装置の照明光が反
射できる大きさとし、読取倍率変更アダプタと照明光路
長変更装置の反射ミラーを一体とするように構成したの
で、読取倍率変更アダプタと照明光路長変更装置の反射
ミラーを一体としたから、部品が供用され、やはり装置
の小型化,低コスト化に貢献できる。
【0087】請求項15記載の発明によれば、照明装置
において、光軸に直交するように照明集光レンズを配置
し、照明集光レンズと光源の角度は、原稿と照明装置の
光軸とのなす角度と読取倍率に応じて光源が原稿面で焦
点を結ぶように設定する構成にしたので、照明光は常に
原稿面で焦点を結び、かつ原稿面の端においても照度が
低下しないから、原稿面の照度が全体として均一に高め
られる。このため、読取り速度の高速化が図られる。
【0088】請求項16記載の発明によれば、照明装置
の光軸に原稿面主走査方向の傾きを設け、その傾き角度
は、読取りレンズによる読取像面上で像の照度が最も均
一になるように設定する構成にしたので、読取りレンズ
による読取像面上で照度の均一度も向上するから、階調
性能も高く確保され、また読取り速度のさらなる高速化
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜6記載の発明の一実施例である読取
装置の略側面図である。
【図2】請求項1〜6記載の発明の一実施例である読取
装置の略正面図である。
【図3】請求項1〜6記載の発明の一実施例である読取
装置の内部構成の斜視図である。
【図4】請求項7〜14記載の発明の一実施例による倍
率変更アダプタを取り付けた状態の読取装置の略側面図
である。
【図5】請求項7〜14記載の発明の一実施例による倍
率変更アダプタを取り付けた状態の読取装置の略正面図
である。
【図6】請求項7〜14記載の発明の一実施例による倍
率変更アダプタの内部構成を示す斜視図である。
【図7】請求項15,16記載の発明の一実施例である
読取装置における照明装置の配置と読取像面の照度分布
を示す図である。
【図8】請求項15,16記載の発明の一実施例である
読取装置における読取系と照明装置の位置関係を示す図
である。
【図9】請求項15,16記載の発明の一実施例である
読取装置における照明装置の位置関係を示す拡大図で、
照明光軸を中心に縦軸に示した図である。
【図10】請求項15,16記載の発明の一実施例であ
る読取装置における照明装置の特に光軸部の位置関係を
示す拡大図である。
【図11】従来のカメラ型画像入力装置の斜視図であ
る。
【図12】従来の読取装置の照明の照射構成と読取像面
の照度分布を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 3 照明光集光レンズ(集光レンズ) 5 照明光反射ミラー 7 読取レンズ 8 CCD(一次元個体撮像素子) 9 CCD移動機構 14 原稿 20 読取光路変換ミラー 22 照明装置 50 倍率変更ガイド 51 読取系直角凹凸ミラー 52 照明系直角凹凸ミラー 53 原稿ホルダー 54 カバー 55 倍率変更アダプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/00 G06K 9/20 310 C H04N 1/04 105 7251−5C

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次元固体撮像素子及びこの1次元固体
    撮像素子上に原稿の像を光学的に結像させるための読取
    レンズよりなる読取光学系と、前記原稿の像を前記1次
    元固体撮像素子により2次元画像として読み取るための
    副走査機構と、光源及び照明集光レンズよりなり、前記
    読取光学系の光軸の両側に配置されて原稿面上の前記1
    次元固体撮像素子の読取方向である主走査方向の照度が
    上がるように帯状に光を放射する照明装置と、この照明
    装置の照明光を前記1次元固体撮像素子の読取位置に対
    応して副走査方向に移動させる照明光移動機構とを備え
    た読取装置において、前記副走査機構を、前記読取光学
    系の光軸に直交する面に沿って前記1次元固体撮像素子
    の読取方向と直交する方向に前記1次元固体撮像素子を
    移動させる移動機構により構成したことを特徴とする読
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記光源を前記1次元固体撮像素子の両
    側に連結して前記1次元固体撮像素子と一体に移動させ
    ることで、前記移動機構が前記照明光移動機構としても
    機能する構成としたことを特徴とする請求項1記載の読
    取装置。
  3. 【請求項3】 前記1次元固体撮像素子と前記読取レン
    ズとの距離を変更可能とすべく、前記読取りレンズを光
    軸方向に移動可能としたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の読取装置。
  4. 【請求項4】 前記1次元固体撮像素子と前記読取レン
    ズとの距離変更に応じて、前記照明集光レンズと前記光
    源との距離が変化するよう、前記照明集光レンズを前記
    読取レンズの両側に連結したことを特徴とする請求項3
    記載の読取装置。
  5. 【請求項5】 前記1次元固体撮像素子,読取レンズ,
    原稿の光学的結像関係とほぼ等しい距離間隔で前記照明
    装置の光源と照明集光レンズを配置したことを特徴とす
    る請求項2記載の読取装置。
  6. 【請求項6】 前記照明集光レンズを前記読取レンズの
    焦点距離とほぼ等しい焦点距離を有するものとしたこと
    を特徴とする請求項5記載の読取装置。
  7. 【請求項7】 前記読取光学系の光軸の側方に配置され
    た原稿の読取りを可能とすべく、前記原稿面からの光を
    前記読取レンズに入射させる読取光路変換ミラーと、前
    記原稿面の読取り位置に前記照明装置の照明光を照射さ
    せる照明光反射ミラーであって、前記読取レンズあるい
    は照明集光レンズの光軸上前方に脱着自在な読取光路変
    換ミラー及び照明光反射ミラーを具備したことを特徴と
    する請求項3記載の読取装置。
  8. 【請求項8】 前記読取レンズの前方に脱着自在で、原
    稿を前記読取レンズに対する光路長が近接した位置に保
    持できる読取倍率変更アダプタを具備したことを特徴と
    する請求項3記載の読取装置。
  9. 【請求項9】 前記読取倍率変更アダプタは、読取レン
    ズの前方に互に対向して配置された複数の反射ミラーを
    有しており、この対向した反射ミラーに交互に反射した
    原稿の光が導かれて前記読取レンズに入射するように構
    成されていることを特徴とする請求項8記載の読取装
    置。
  10. 【請求項10】 前記読取倍率変更アダプタは、前記読
    取光学系の両側にある照明装置の照明光を原稿面に導く
    反射ミラーよりなる照明光路長変更装置を備えることを
    特徴とする請求項8記載の読取装置。
  11. 【請求項11】 前記読取倍率変更アダプタ取り付け後
    の読取系光路長と前記照明光路長変更装置取り付け後の
    照明系光路長とをほぼ等しくしたことを特徴とする請求
    項10記載の読取装置。
  12. 【請求項12】 前記照明光路長変更装置を、前記照明
    装置による照明光を原稿の下側から照射する構成とした
    ことを特徴とする請求項10記載の読取装置。
  13. 【請求項13】 前記照明光路長変更装置を、前記読取
    倍率変更アダプタの対向した反射ミラーの両側に配さ
    れ、これら読取倍率変更アダプタの反射ミラーとは18
    0゜反射方向の違う対向した複数の反射ミラーより構成
    し、これら反射ミラーにより前記照明装置の照明光を原
    稿の下側から照射する構成としたことを特徴とする請求
    項10記載の読取装置。
  14. 【請求項14】 前記読取倍率変更アダプタの反射ミラ
    ーの幅を前記照明装置の照明光が反射できる大きさと
    し、前記読取倍率変更アダプタと前記照明光路長変更装
    置の反射ミラーを一体としたことを特徴とする請求項1
    0記載の読取装置。
  15. 【請求項15】 前記照明装置において、光軸に直交す
    るように前記照明集光レンズを配置し、前記照明集光レ
    ンズと光源の角度は、原稿と照明装置の光軸とのなす角
    度と読取倍率に応じて光源が原稿面で焦点を結ぶように
    設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の読取装
    置。
  16. 【請求項16】 前記照明装置の光軸に原稿面主走査方
    向の傾きを設け、その傾き角度は、読取りレンズによる
    読取像面上で像の照度が最も均一になるように設定した
    ことを特徴とする請求項15記載の読取装置。
JP5188488A 1993-07-29 1993-07-29 読取装置 Pending JPH0746380A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013080547A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 パナソニック株式会社 読取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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