JP2001082106A - 発電設備の据付工法 - Google Patents

発電設備の据付工法

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JP2001082106A JP25604599A JP25604599A JP2001082106A JP 2001082106 A JP2001082106 A JP 2001082106A JP 25604599 A JP25604599 A JP 25604599A JP 25604599 A JP25604599 A JP 25604599A JP 2001082106 A JP2001082106 A JP 2001082106A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】据付作業に改善を加えて搬入作業の簡素化と工
期の短縮を図る発電設備の据付工法を提供する。 【解決手段】本発明に係る発電設備の据付工法は、蒸気
タービン26に復水器32を接続するとき、上記蒸気タ
ービン26と上記復水器32との間に設けたタービンケ
ーシング27、上部接続片30、伸縮継手34、下部接
続片31、上部胴体33のうち、タービンケーシング2
7と上部接続片30とを調整板28で接続し、下部接続
片31を上部胴体33に接続し、上部接続片30と下部
接続片31とを伸縮継手34で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、据付作業に改善を
加えた発電設備の据付工法に関する。
【0002】
【従来の技術】発電設備に組み込まれている主要機器の
一つである、例えば復水器は、蒸気タービンの排気口に
接続する接続片と、給水加熱器を載設する上部胴体と、
凝縮管を収容する下部胴体とを備え、蒸気タービンの排
気口から接続片、上部胴体を介して排出されるタービン
排気を下部胴体の凝縮管で凝縮して復水にし、その復水
を給水加熱器、脱気器、給水ポンプ等を介して給水とし
て蒸気発生器に戻す役割を持っている。
【0003】このような機能を備えた図10で示す復水
器1は、タービン建屋2に収容され、発電機3、蒸気タ
ービン4を支持するタービン基礎台5の、その蒸気ター
ビン4の底部側に設置する際、タービン軸CLの直交す
る方向の開口部から搬入するようになっている。なお符
号6は、他の大物機器を搬入する搬入口である。
【0004】また、復水器1は、タービン建屋2に収容
され、タービン基礎台5で支持された蒸気タービン4の
底部側に設置する際、図11に示すように、予め蒸気タ
ービン4に接続する接続片7、上部胴体8を搬入してお
き、これら接続片7、上部胴体8をタービン基礎台5に
設けたチェーンブロック等を利用して仮吊りさせた後、
下部胴体9を矢印ARの方向に向かって落し込み、横移
動させ、最終破線で示す位置まで移動させた後、復水器
基礎台10に設置する。なお、チェーンブロック等で仮
吊りする接続片7、上部胴体8は、下部胴体9が自由に
移動できる位置までに吊り上げられている。また、符号
11は、配管用等のピットである。
【0005】このように、復水器1の下部胴体9を復水
器基礎台10に設置した発電設備は、図12に示すよう
に、ドーリまたはトランスポータ等の搬送車12でター
ビン建屋2まで搬送されてきた蒸気タービン4や発電機
3を、ジャッキアップ装置13でタービン基礎台5まで
リフトさせた後、ジャッキアップ装置13の支持部14
に接続する重量物駆動装置15により矢印ARに向かっ
て移動させ、破線で示す位置にセットしている。なお、
重要物駆動装置15は牽引部やレール等を組み合わせて
構成されている。また、符号16は、ノズルダイアフラ
ム等のタービン部品を搬入する開口部で、開口部16か
ら搬入したタービン部品をクレーン17により矢印AR
の方向に沿って破線で示す蒸気タービン4や発電機3の
位置まで搬送される。
【0006】一方、重量物駆動装置15の駆動力で破線
の位置まで移動した蒸気タービン4は、タービン基礎台
5内に設置しておいた復水器1に接続させる際、図13
に示すように、蒸気タービン4のタービンケーシング2
0および復水器1の上部胴体8のそれぞれを心出し調整
した後、接続片7を二つに区分けした上部接続片18と
下部接続片19とのうち、上部接続片18をタービンケ
ーシング20に溶接固定させるとともに、下部接続片1
9を上部胴体8に溶接固定させ、その中間部分を伸縮継
手21で接続する構成になっている。
【0007】ところで、最近の発電プラントは、プラン
ト熱効率の高いガスタービンと蒸気タービンとを回転軸
で結合させた、いわゆる一軸タイプのコンバインドサイ
クル発電プラントが数多く実機運転に供されている。
【0008】このコンバインドサイクル発電プラント
は、図14に示すように、タービン建屋2に収容された
タービン基礎台5に設置する際、搬送車12で搬送され
た発電機3、蒸気タービン4、ガスタービン22を順番
にジャッキアップ装置13でタービン基礎台5までリフ
トさせた後、ジャッキアップ装置13の支持部14に接
続させた重量物移動装置15により矢印ARの方向に沿
って移動させてタービン基礎台5にセットしている。
【0009】また、屋外装置の発電設備におけるガスタ
ービン22に直結する発電機3は、図15に示すよう
に、基礎台23の両端に走行レール24、24を設置
し、この走行レール24、24を利用してパワーリフテ
ィング装置25により予め設定した機器据付位置(オン
ベース位置)まで搬入して据付工事を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図10〜図15に示し
た従来の発電設備の据付工法には、いくつかの問題点が
含まれており、その改善策が求められていた。
【0011】まず、図13で示した復水器1の上部胴体
8に蒸気タービン4のタービンケーシング20を接続す
る場合、タービンケーシング20や上部胴体8の心出し
作業、上部接続片18のタービンケーシング20への溶
接作業、下部接続片19の上部胴体8への溶接作業を狭
い場所で行わなければならず、作業者に多くの労力を強
いていた。また、タービンケーシング20や上部胴体8
を予め心出し作業を行っていても、上部、下部接続片1
8、19の溶接作業が行われるため、溶接熱の影響を受
けて上述の心出しにずれが生じ、再心出し調整を行わな
ければならず、多くの作業時間を費やしていた。
【0012】また、図14で示したガスタービン22、
蒸気タービン4、発電機3を一つの回転軸で軸直結させ
た一軸タイプのコンバインドサイクル発電プラントの場
合、ジャッキアップ装置13で順番に発電機3、ガスタ
ービン22、蒸気タービン4をタービン基礎台5にリフ
トさせ、重量物移動装置15で設置位置に搬送させてい
るが、ジャッキアップ装置13や重量物移動装置15の
組み立てや位置調整等の準備に多くの時間を費やす等の
不都合・不具合があった。
【0013】また、図15で示した屋外設置のガスター
ビン22に直結する発電機3の場合、設置位置(オンベ
ース位置)まで引き込む際、パワーリフティング装置2
5の方が据付け調整時間を短くすることができるので有
利であるが、パワーリフティング装置25を搭載する走
行レール24、24の地耐力を確保するには多くのコス
トを費やす問題点があった。
【0014】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、据付作業に改善を加えて搬入作業の簡素化
と工期の短縮化とを図る発電プラントの据付工法を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る発電設備の
据付工法は、上記目的を達成するために、請求項1に記
載したように、蒸気タービンに復水器を接続させる際、
蒸気タービンのタービンケーシングと上記復水器の上部
胴体との間に設けた接続片を区分けし、区分けした接続
片のうち、上部接続片と上記タービンケーシングを調整
板で接続するとともに、残りの下部接続片を上記上部胴
体に接続し、上記上部接続片と上記下部接続片とを伸縮
継手で接続するものである。
【0016】本発明に係る発電設備の据付工法は、上記
目的を達成するために、請求項2に記載したように、タ
ービンケーシングと上部接続片とを互いに接続させる調
整板は、上記タービンケーシングに溶接接続してから上
記上部接続片に溶接接続するものである。
【0017】本発明に係る発電設備の据付工法は、上記
目的を達成するために、請求項3に記載したように、タ
ービン基礎台に復水器および蒸気タービンを設置する
際、上記復水器を上記タービン基礎台の底部側空間を利
用して搬送するとともに、上記蒸気タービンをタービン
建屋の入口側に設置した自動リフト装置を利用して上記
タービン基礎台の頂部側を搬送するものである。
【0018】本発明に係る発電設備の据付工法は、上記
目的を達成するために、請求項4に記載したように、タ
ービン基礎台に発電機、蒸気タービン、ガスタービンで
構成するコンバインドサイクル発電プラントを設置する
際、タービン建屋の入口側に設置した自動リフト装置を
利用して上記発電機を搬送し、次に上記自動リフト装置
を利用して上記蒸気タービンを搬送し、さらに上記自動
リフト装置を利用して上記ガスタービンを搬送するもの
である。
【0019】本発明に係る発電設備の据付工法は、上記
目的を達成するために、請求項5に記載したように、ガ
スタービンおよび発電機を屋外に設置する際、基礎台を
延長させ、延長させた部分に走行レールを支持する支持
部を埋設するものである。
【0020】本発明に係る発電設備の据付工法は、上記
目的を達成するために、請求項6に記載したように、支
持部を、ガントリークレーンの走行レールとして利用す
るものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発電設備の据
付工法の実施形態を図面および図面に付した符号を引用
して説明する。
【0022】図1は、本発明に係る発電設備の据付工法
の第1実施形態を説明するために用いた概念図である。
なお、本実施形態は、復水器の接続片を蒸気タービンの
タービンケーシングに接続する際の接続工法を例示とし
て説明する。
【0023】本実施形態は、蒸気タービン26のタービ
ンケーシング27、調整板28、接続片29を二つに区
分けした上部接続片30、下部接続片31、復水器32
の上部胴体33を備えた構造になっている。
【0024】また、本実施形態は、上部接続片30と下
部接続片31とを接続する際に、上部接続片30および
下部接続片31を支持するゲージブロック35とを備え
ている。
【0025】このような構成を備えた蒸気タービン・復
水器の接続構造において、タービンケーシング27を上
部胴体33に接続させるにあたり、先ず、タービンケー
シング27と上部胴体33とは心出し微調整が行われ
る。
【0026】また、復水器32の下部胴体と上部胴体3
3との接続部を溶接後に、仮吊上げしていた下部接続片
31と上部接続片30を降ろして、下部接続片31と上
部胴体33を溶接接続する。
【0027】次に、伸縮継手21の接続ギャップを調整
し、ケージブロック35で上部接続片30を固定させ
る。この状態にて、調整板28は、その一端をタービン
ケーシング27に溶接固定させる。最後に、その他端を
上部接続片30に復水器32の心出し状態を確認の上、
溶接固定させる。
【0028】このように、本実施形態は、復水器32を
蒸気タービン26に接続させるにあたり、タービンケー
シングおよび上部胴体33のそれぞれを心出し調整し、
その心出し調整後、調整板28の一端をタービンケーシ
ング27に溶接した後、残りの他端を上部接続片30に
溶接するので、溶接時の熱ひずみによるタービンケーシ
ング27の心出しの偏位を低く抑えることができる。
【0029】したがって、本実施形態によれば、タービ
ンケーシング27と上部接続片30との間を調整板28
で接続し、上部接続片30の溶接時における熱ひずみを
低く抑えかつ、調整板28と上部接続片30との最終溶
接前に心出し調整できる構造としているので、従来の施
行例の如き下部接続片31を上部胴体33に溶接する
際、下部接続片31を途中から溶断して位置調整を行う
ことなく作業の軽減化を図ることができ、ひいては工期
の短縮化を図ることができる。
【0030】図2および図3は、本発明に係る発電設備
の据付工法の第2実施形態を説明するために用いた概念
図である。なお、本実施形態は、復水器、蒸気タービン
の据付工法を例示にして説明する。また、図2は、復水
器の据付工法を説明するために用いた概念図であり、図
3は、蒸気タービンの据付工法を説明するために用いた
概念図である。
【0031】本実施形態は、図2および図3に示すよう
に、蒸気タービン26や復水器32をタービン建屋36
内に搬送する際、蒸気タービン26や復水器32を搬送
する自動リフト装置37をタービン建屋36の入口側に
設けている。
【0032】この自動リフト装置37は、図4に示すよ
うに、ジャッキ架構部38とジャッキ輸送部39とを組
み合わせたもので、搬送車40に搬送された、例えば蒸
気タービン26をジャッキ架構部38によりタービン基
礎台41までジャッキアップし、ここから予めセットし
たジャッキ輸送部39に引出し、さらにジャッキ輸送部
39で吊り上げた後、矢印ARの方向に沿って走行さ
せ、予め定められた位置に達すると、蒸気タービン26
をジャッキダウンさせて設置するようになっている。
【0033】このような構成の自動リフト装置37を入
口側に設置したタービン建屋36には蒸気タービン2
6、復水器32が搬入されるが、これらのうち、最初に
復水器32が搬入される。
【0034】復水器32は、図2に示すように、搬送車
40で自動リフト装置37のジャッキ架構部38内に搬
入させた後、ここから矢印AR1 の方向に向かう重量物
駆動装置42に引き渡し、重量物駆動装置42の駆動力
により矢印AR2 に沿って移動し、予めタービン基礎台
41に仮吊りしておいた上部接続片30、下部接続片3
1、上部胴体33に干渉しないように設定される。
【0035】復水器32を搬入および設定すると、搬送
車40で自動リフト装置37のジャッキ架構部38に搬
入された蒸気タービン26は、ジャッキ架構部38の駆
動力により矢印ARに沿ってタービン基礎台41にジ
ャッキアップされ、ここから予めセットしたジャッキ輸
送部39に引き出し、さらにジャッキ輸送部39で吊り
上げた後、矢印ARに向って移動し、復水器32の上
部接続片30の位置に至るとジャッキダウンさせて上部
接続片の開口部に設定する。なお、発電機も蒸気タービ
ン26と同様に自動リフト装置37を利用してタービン
基礎台41に搬送するが、ここでは説明を省略する。
【0036】従来、復水器、上部/下部接続片の全ての
接続作業が完了しないと、上部胴体が仮吊り状態故、蒸
気タービンの設定ができなかった。しかし、本実施形態
では、調整板28のギャップ分を設けることで、上部胴
体33を仮吊り状態でも蒸気タービンの設定ができる。
【0037】また、本実施形態では、復水器32、蒸気
タービン26をタービン基礎台41に設置するにあた
り、タービン基礎台41に予め吊り上げていた上部胴体
33に重量物駆動装置42の駆動力により搬送された復
水器32をセットした後、蒸気タービン26を自動リフ
ト装置37のリフト力および駆動力を利用して復水器3
2の上部接続片30の位置に設定するので、復水器32
の設置後、引き続き蒸気タービン等の搬入作業を継続す
ることができ、全体として工期の短縮を図ることがで
き、搬入の自動化の下、作業者の労力を軽減することが
できる。
【0038】図5〜図8は、本発明に係る発電設備の据
付工法の第3実施形態を説明するために用いた概念図で
ある。なお、本実施形態は、コンバインドサイクル発電
プラントを例示として説明する。また、図5は、コンバ
インドサイクル発電プラントの一構成要素としての発電
機の据付工法のうち、一つのステップを説明するために
用いた概念図であり、図6は、コンバインドサイクル発
電プラントの一構成要素としての発電機の据付工法のう
ち、他の一つのステップを説明するために用いた概念図
であり、図7はコンバインドサイクル発電プラントの一
構成要素としての発電機の据付工法のうち、さらに他の
一つのステップを説明するために用いた概念図であり、
図8は、コンバインドサイクル発電プラントの構成要素
としての発電機、蒸気タービン、ガスタービンをタービ
ン基礎台に設置したことを説明するために用いた概念図
である。
【0039】本実施形態は、図5〜図8に示すように、
タービン建屋36の入口側の屋外にジャッキ架構部38
とジャッキ輸送部39とを組み合せた自動リフト装置3
7を設置している。
【0040】また、本実施形態は、図5〜図8に示すよ
うに、タービン建屋36内に設置したタービン基礎台4
1を自動リフト装置37に接続する走行レール43を設
けている。
【0041】このような構成を備えたタービン建屋36
において、自動リフト装置37のジャッキ架構部38内
には、まず最初に搬送車40に搭載した発電機44が搬
入される。
【0042】ジャッキ架構部38内に搬入された発電機
44は、ここから矢印ARの方向に向ってジャッキア
ップされるが、ジャッキアップ途中でワイヤーの巻き変
えのため、図6に示すように、搬送車40に搭載した仮
受け架台45をジャッキ架構部38内に収容し、矢印A
の方向に向ってジャッキ輸送部39までジャッキア
ップされ、次にジャッキ輸送部39に引き出され、さら
にジャッキ輸送部39で吊り上げられた後、走行レール
43に沿って移動し、図8に示すように、設定位置に到
達した後、矢印ARの方向に向ってジャッキダウンさ
せ、タービン基礎台41に設置される。
【0043】また、蒸気タービン26およびガスタービ
ン46も上述とほぼ同様に搬送され、図8に示すよう
に、タービン基礎台41に順次設置される。
【0044】このように、本実施形態は、自動リフト装
置37を巧みに利用して発電機44、蒸気タービン2
6、ガスタービン46を順次、タービン基礎台51に設
置するので、従来のように、ジャッキアップ装置の準備
作業、段取り作業、段取り変更作業を省略することがで
き、大幅な工期の短縮を図ることができる。
【0045】図9は、本発明に係る発電設備の据付工法
の第4実施形態を説明するために用いた概念図である。
なお、本実施形態は、屋外設置のガスタービンおよび発
電機の基礎台を例示として説明する。
【0046】本実施形態は、屋外設置のガスタービン4
6および発電機44を支持する基礎台47を延長させ、
延長させた部分に、自動リフト装置37におけるジャッ
キ輸送部39の走行レール48を支持する支持部49を
設けたものである。
【0047】このように、本実施形態では、屋外設置の
ガスタービン46および発電機を支持する基礎台47を
延長させた部分にジャッキ輸送部39の走行レール48
を支持する支持部49を設けたので、自動リフト装置3
7の設置に必要な地耐力を確実に確保することができ、
コンクリート打設後、自動リフト装置47を迅速に設置
することができる。なお、本実施形態は、ジャッキ輸送
部39の走行レール48を支持するために、基礎台47
に支持部49を設けたが、この支持部49をガントリー
クレーンの走行レールに利用してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明の通り、本発明に係る発電設備
の据付工法は、復水器を蒸気タービンに接続させるにあ
たり、熱ひずみの発生を低く抑える施工をしているの
で、タービンケーシングの再心出し、位置調整の作業を
することがなく、その作業の軽減化を図ることができ
る。
【0049】また、本発明に係る発電設備の据付工法
は、復水器および蒸気タービンのタービン基礎台への設
置にあたり、復水器をタービン基礎台の下部を利用して
搬送するとともに、蒸気タービンを自動リフト装置を利
用してタービン基礎台に復水器を搬入後継続して搬送す
るので、その作業の効率化を図ることができる。
【0050】また、本発明に係る発電設備の据付工法
は、発電機、蒸気タービン、ガスタービンを軸直結する
コンバインドサイクル発電プラントをタービン基礎台に
設置するにあたり、自動リフト装置を利用して各機器を
次々にタービン基礎台に搬送するので、その作業の効率
化と相俟って工期の短縮を図ることができる。
【0051】また、本発明に係る発電設備の据付工法
は、屋外設置のガスタービン、発電機の各機器を自動リ
フト装置で搬送するにあたり、その走行レレールの地耐
力を確保する手段を設けているので、各機器を安定状態
に維持させて搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発電設備の据付工法の第1実施形
態を説明するために用いた概念図。
【図2】本発明に係る発電設備の据付工法の第2実施形
態のうち、例示として復水器の据付工法を説明するため
に用いた概念図。
【図3】本発明に係る発電設備の据付工法の第2実施形
態のうち、例示として蒸気タービンの据付工法を説明す
るために用いた概念図。
【図4】本発明に係る発電設備の据付工法に適用される
自動リフト装置を説明するために用いた概念図。
【図5】本発明に係る発電設備の据付工法の第3実施形
態のうち、例示としてコンバインドサイクル発電プラン
トにおける発電機の据付工法の一つのステップを説明す
るために用いた概念図。
【図6】本発明に係る発電設備の据付工法の第3実施形
態のうち、例示としてコンバインドサイクル発電プラン
トにおける発電機の据付工法の他の一つのステップを説
明するために用いた概念図。
【図7】本発明に係る発電設備の据付工法の第3実施形
態のうち、例示としてコンバインドサイクル発電プラン
トにおける発電機の据付工法の、さらに他の一つのステ
ップを説明するために用いた概念図。
【図8】本発明に係る発電設備の据付工法の第3実施形
態のうち、例示としてコンバインドサイクル発電プラン
トの構成要素として発電機、蒸気タービン、ガスタービ
ン、タービン基礎台に設置したことを説明するために用
いた概念図。
【図9】本発明に係る発電設備の据付工法の第4実施形
態を説明するために用いた概念図。
【図10】従来の発電設備の配置例を説明するために用
いた平面概念図。
【図11】図10の側面図。
【図12】従来の発電設備の据付工法を説明するために
用いた概念図。
【図13】従来の蒸気タービンと復水器との接続関係を
説明するために用いた概念図。
【図14】従来の発電設備の据付工法の例示としてコン
バインドサイクル発電プラントの据付工法を説明するた
めに用いた概念図。
【図15】従来の発電設備の据付工法の例示として屋外
設置の発電機の据付工法を説明するために用いた概念
図。
【符号の説明】
1 復水器 2 タービン建屋 3 発電機 4 蒸気タービン 5 タービン基礎台 6 搬入口 7 接続片 8 上部胴体 9 下部胴体 10 復水器基礎台 11 ピット 12 搬送車 13 ジャッキアップ装置 14 支持部 15 重量物駆動装置 16 開口部 17 クレーン 18 上部接続片 19 下部接続片 20 タービンケーシング 21 伸縮継手 22 ガスタービン 23 基礎台 24 走行レール 25 パワーリフティング装置 26 蒸気タービン 27 タービンケーシング 28 調整板 29 接続片 30 上部接続片 31 下部接続片 32 復水器 33 上部胴体 34 伸縮継手 35 ゲージブロック 36 タービン建屋 37 自動リフト装置 38 ジャッキ架構部 39 ジャッキ輸送部 40 搬送車 41 タービン基礎台 42 重量物駆動装置 43 走行レール 44 発電機 45 仮受け架台 46 ガスタービン 47 基礎台 48 走行レール 49 支持部 50 ガントリークレーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気タービンに復水器を接続させる際、
    蒸気タービンのタービンケーシングと上記復水器の上部
    胴体との間に設けた接続片を区分けし、区分けした接続
    片のうち、上部接続片と上記タービンケーシングを調整
    板で接続するとともに、残りの下部接続片を上記上部胴
    体に接続し、上記上部接続片と上記下部接続片とを伸縮
    継手で接続することを特徴とする発電設備の据付工法。
  2. 【請求項2】 タービンケーシングと上部接続片とを互
    いに接続させる調整板は、上記タービンケーシングに溶
    接接続してから上記上部接続片に溶接接続することを特
    徴とする請求項1に記載の発電設備の据付工法。
  3. 【請求項3】 タービン基礎台に復水器および蒸気ター
    ビンを設置する際、上記復水器を上記タービン基礎台の
    底部側空間を利用して搬送するとともに、上記蒸気ター
    ビンをタービン建屋の入口側に設置した自動リフト装置
    を利用して上記タービン基礎台の頂部側を搬送すること
    を特徴とする発電設備の据付工法。
  4. 【請求項4】 タービン基礎台に発電機、蒸気タービ
    ン、ガスタービンで構成するコンバインドサイクル発電
    プラントを設置する際、タービン建屋の入口側に設置し
    た自動リフト装置を利用して上記発電機を搬送し、次に
    上記自動リフト装置を利用して上記蒸気タービンを搬送
    し、さらに上記自動リフト装置を利用して上記ガスター
    ビンを搬送することを特徴とする発電設備の据付工法。
  5. 【請求項5】 ガスタービンおよび発電機を屋外に設置
    する際、基礎台を延長させ、延長させた部分に走行レー
    ルを支持する支持部を埋設することを特徴とする発電設
    備の据付工法。
  6. 【請求項6】 支持部をガントリークレーンの走行レー
    ルとして利用することを特徴とする請求項5に記載の発
    電設備の据付工法。
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