JP4446567B2 - 重量構造物の搬送方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一体的に組立てられた重量構造物を、分解せずに水平移動することができる重量構造物の搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、既設の架構内に大重量、例えば10t以上の機器を据え付ける場合には、まず、機器を一式、又は分割した状態で仮設ステージに載置した後、コロ曳きによって設置位置まで横移動させ、さらに、他の方向から機器をウインチ等で横引きして位置合わせをしてから架構内の接続部材に取付け、その後に機器の周囲に梁を取付け、架構を復旧させていた。
また、鉄塔や煙突等を据え付ける場合には、分割された鉄塔を現地に搬入し、設置位置に足場を仮設し、クレーン等を使用して下側の部材から順に据え付けて組立てていた。
一方、工場内においては、多数のフレーム上に設けられた機器を、隣接するフレームと共に側方に接続した製造ラインが複数設けられている。段取り替え等によって製造ラインを移設するときには、それぞれの機器とフレームの接続を解除し、移設場所までコロ曳き、又はトレーラー等の移動手段にクレーン等を使用して積載し、搬送した後、移設場所において、再度組立て及び据え付けを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の架構内への機器の据え付け方法は、機器を据え付けた後に架構を復旧するので、狭い仮設ステージ上の作業に長時間を要し、また、人手も多くかかっていた。
また、鉄塔や煙突等を据え付ける場合には、足場の仮設や、現地での高所組立て作業が多く、作業に手間がかかり、長い工事期間を要していた。
さらに、工場内における製造ラインの移設においては、機器を分割して移設するので、電気配線、各種配管の縁切りと復旧に工期を要し、また、組立て後の動作チェックや調整などライン操業立ち上げの手間がかかっていた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、一体的に設けられた重量構造物を分解しないで迅速に移動することができる重量構造物の搬送方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う第1の発明に係る重量構造物の搬送方法は、組立て場又は工場で組み立てられ、架構の内部に機器を設けた重量構造物の搬送方法であって、
前記架構の下部の隙間に、前記架構の幅より長い搬送用受け梁と、該搬送用受け梁の両端部にそれぞれ着脱可能に仮止めされ、下部中央の左右両側に駆動輪を、下部中央の前後両側に転動方向を変更可能な自在輪を設け、昇降及び旋回並びに自走可能な小型搬送台車とを備えた複数の搬送機材を、前記搬送用受け梁が平行になるように挿入し、前記搬送用受け梁を前記架構に着脱可能に仮止めし、
各々の前記小型搬送台車の載置台を同時、又はそれぞれ少しずつ上昇させて前記重量構造物を支持し、前記搬送機材を無線機で誘導して、前記重量構造物を設置位置まで搬送し、前記載置台を下降させると共に位置合わせをして設置した後に、前記搬送機材を前記重量構造物の下方から退避させ
しかも、前記小型搬送台車のうち一つの小型搬送台車の搬送路の途中に障害物又は段差がある場合には、該一つの小型搬送台車の載置台を下降させて、該一つの小型搬送台車を仮止めされた前記搬送用受け梁で吊り下げて、前記重量構造物を移動させる
【0005】
ここで、架構とは、複数の部材(梁材及び支柱)を立体的に枠状に接続したものをいう。また、重量構造物には、例えば、重量が10t以上の炉殻、熱交換器、給水加熱機、攪拌機、油圧・給油装置、粉砕機(クラッシャーミル)、各種タンク類が含まれる。
搬送機材には、小型搬送台車の他に、小型搬送台車と重量構造物との間に載置する搬送用受け梁やスペーサ等の補助部材を設けることもできる。
架構の下部の隙間には、小型搬送台車を備えた搬送機材を挿入できる。
小型搬送台車は、上部に昇降可能な載置台を有し、載置台の向きを変えずに、車輪を鉛直軸の回りに旋回させて進行方向を変えることができる。また、小型搬送台車は、無線機で昇降、旋回、速度変更等の指示を送ることによって移動することができる。
【0006】
重量構造物の下部には、小型搬送台車を備えた搬送機材を挿入することができるので、重量構造物を小型搬送台車に載置するためのクレーン作業を省略でき、費用を少なくすることができる。
複数の搬送機材で重量構造物を搬送するので、重量構造物を分解しないで据え付けを行うことができる。
また、搬送機材を重量構造物に着脱可能に取付けるので、重量構造物と共に持ち上げて移動することができ、作業を単純化して迅速に移動させることができる。
また、仮設ステージ上を旋回、自走可能な小型搬送台車で搬送するので、狭い範囲でも容易に進行方向の変更を行うことができ、進路の微調整と位置合わせを簡単に行って、作業時間を短縮することができる。
さらに、搬送機材を無線機によって誘導することができるので、小型搬送台車を離れた位置から操作することができ、例えば、高所、高温、高圧等の作業環境が悪いところでも安定して操作することができる。
【0007】
前記目的に沿う第2の発明に係る重量構造物の搬送方法は、組立て場又は工場で組み立てられ、複数の部材を組み合わせて構成されて、鉛直方向の高さが水平方向の縦及び横の長さより長い鉄塔からなる重量構造物の搬送方法であって、
前記鉄塔の下部の隙間に、前記鉄塔の幅より長い搬送用受け梁と、該搬送用受け梁の両端部にそれぞれ着脱可能に仮止めされ、下部中央の左右両側に駆動輪を、下部中央の前後両側に転動方向を変更可能な自在輪を設け、昇降及び旋回並びに自走可能な小型搬送台車とを備えた複数の搬送機材を、前記搬送用受け梁が平行になるように挿入し、前記搬送用受け梁を前記鉄塔に着脱可能に仮止めし、
各々の前記小型搬送台車の載置台を同時、又はそれぞれ少しずつ上昇させて前記重量構造物を支持し、前記搬送機材を無線機で誘導して、前記重量構造物を設置位置まで搬送し、前記載置台を下降させると共に位置合わせをして設置した後に、前記搬送機材を前記重量構造物の下方から退避させ
しかも、前記小型搬送台車のうち一つの小型搬送台車の搬送路の途中に障害物又は段差がある場合には、該一つの小型搬送台車の載置台を下降させて、該一つの小型搬送台車を仮止めされた前記搬送用受け梁で吊り下げて、前記重量構造物を移動させる。
【0008】
重量構造物には、例えば、ITV監視塔、マイクロ無線塔、高架水タンク、煙突、その他の鉄塔が含まれ、また、高さ方向を長手方向として自立するその他の重量物も含まれる。
重量構造物の下部には、小型搬送台車を直接配置することができ、また、重量構造物の形状や強度によっては、スペーサ等の補助部材を用いることも可能である。
かかる構成によって、1箇所の工場、又は組立て場で重量構造物を複数製造でき、複数箇所の設置位置にそれぞれ配設することによって、各設置位置ごとに据え付け用の足場を組む手間を省くことができる。
また、設置位置に据え付け用の仮設足場を組まずに、重量構造物を移動することができるので、設置位置の上方に送電線等の障害物が配設されている場合等の設置作業の困難性を排して、作業時間を短縮することができる。
さらに、搬送機材を重量構造物に着脱可能に取付けているので、搬送時の安定性を高めることができる。
【0009】
【0010】
第1及び第2の発明に係る重量構造物の搬送方法においては、搬送用受け梁は、例えば、直線状のものを2台の小型搬送台車に架け渡して用いることができる。
また、その両端部が中央部より上方に突出して支持部を形成した搬送用受け梁を用い、該搬送用受け梁の中央部で架構又は鉄塔の下部を支持し、搬送用受け梁の両側の支持部を2台の小型搬送台車で支持するように構成することが可能である。また、2以上の搬送用受け梁を連結して、フレーム状に組み立てて使用することも可能である。搬送用受け梁を用いることによって、載置物を安定させて移動することができる。
また、前記搬送機材に指示を送る前記無線機を、複数台の前記搬送機材のうち、1又は2以上の前記搬送機材を選択して指示を送ることができるように構成することも可能である。
各無線機は、それぞれ独立して対応する搬送機材に指示を送ることができるように構成されている。また、1台の無線機から複数台の搬送機材に指示を送ることもできる。かかる構成によって、例えば、広い場所を搬送するときには、1台の無線機から全搬送機材に、同一方向に走行するように指示を出し、据え付け時には、各搬送機材に1台ずつ旋回、進退等の指示を送ることができる。かかる構成によって、搬送機材の搬送及び位置合わせを迅速に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る重量構造物の搬送方法は、小型搬送台車10を使用し、架構11の内部に機器の一例である大型タンク12を設けたタンク付き架構13(重量構造物の一例)を仮設ステージ14から設置位置となる既設架台15上に設置する方法である。
まず、図2を参照して、本実施の形態に係る重量構造物の搬送方法に使用される小型搬送台車10の構造について説明する。
小型搬送台車10は、矩形の荷台16の下部中央の左右両側に駆動輪17をそれぞれ備え、左右の駆動輪17は、各駆動輪17の側部にそれぞれ設けられた減速機付きモータ18によって独立して駆動することができる。左右の駆動輪17をそれぞれ逆回転させることによって、小型搬送台車10の向きを自由に変えることができる。
【0012】
荷台16の下部中央の前後両側に設けられた竪軸18aには、転動方向を変更可能な自在輪19がそれぞれ設けられている。
荷台16の上部中央には、立設する支点軸20を介して矩形の荷台16と実質的に同一形状の台座21が設けられている。台座21の上方位置には、バッグタイプのエアジャッキ22等の昇降手段によって昇降可能な載置台23が設けられ、台座21と載置台23は、4本の伸縮可能な油圧ストッパ24によって連結されている。図示しないアクチュエータを作動させることによってエアジャッキ22内の空気量を調整し、エアジャッキ22内の空気量の変化によって載置台23を昇降させることができる。また、エアジャッキ22の破損等が発生した場合でも、油圧ストッパ24によって載置台23を水平に保持できるように構成されている。なお、昇降手段として、エアジャッキ22の替わりに図示しない電動ジャッキ、気圧、液圧シリンダによって載置台23を昇降させる機構を使用することも可能である。
【0013】
小型搬送台車10は、図示しない無線機を使用して小型搬送台車10の外部から操作することができる。かかる構成によって、小型搬送台車10を昇降及び旋回並びに自走させることができる。
次に、図1を参照して、本実施の形態に係る重量構造物の搬送方法が適用される大型設備24aについて説明する。
大型設備24aは、地上から所定高さに設けられた既設架台15を有し、既設架台15の上部には、所定期間おきに交換を行う図示しない大型タンクが設けられているが、図1においては、旧大型タンクとその周囲に設けられていた架台は既に取り外され、仮設ステージ14から撤去されている。既設架台15の上部位置には、仮設ステージ14が既設架台15の3方を囲むように設けられている。
新設される大型タンク12と架構11からなるタンク付き架構13は、4台の小型搬送台車10に搬送用受け梁25を介して固定され、仮設ステージ14上に載置されている。すなわち、2台の小型搬送台車10に1本の直線状の搬送用受け梁25を架け渡して構成される搬送機材10aが2台取付けられている。なお、搬送用受け梁25の長さは、架構11の幅(図1において左下、右上方向)より長く形成されている。
【0014】
ここで、架構11の構造について詳しく説明する。
架構11は、立設した4本の支柱26に複数の梁材27及びブレース28を接続して構成されており、その下部には、所定高さH3の隙間が形成されている。隙間の高さH3は、図2に示す小型搬送台車10の載置台23を下降させたときの最小高さH1と、搬送用受け梁25の高さH2の和より大きくなるように形成されている。かかる構成によって、小型搬送台車10に搬送用受け梁25を載置した状態で、小型搬送台車10及び搬送用受け梁25、すなわち2台の搬送機材10aを、架構11の下部の隙間にそれぞれ挿入することができる。
小型搬送台車10と搬送用受け梁25は、図示しないボルト等の締結手段で仮止めされており、また、搬送用受け梁25と架構11も同様に仮止めされている。
かかる構成によって、小型搬送台車10を無線機を使用して操縦し、搬送機材10aを誘導してタンク付き架構13を既設架台15の上方位置まで搬送し、簡単に据え付けることができる。
【0015】
続いて、図1を参照して、本実施の形態に係るタンク付き架構13の搬送方法について順に説明する。
(架構製造工程)
大型タンク12の周囲を架構11で囲んだタンク付き架構13を組立て場、又は工場で一体的に接続し、組み立てる。このとき、大型タンク12の組立てのみを工場で行い、大型設備24aの近傍に設けた組立て場で、大型タンク12を架構11に載置、接続することも可能である。
このとき、架構11の下部には、小型搬送台車10の載置台23を最下点まで下降させて小型搬送台車10に搬送用受け梁25を載置したときの高さよりも高い隙間を形成しておく。
【0016】
(台車取付け工程)
搬送用受け梁25を図示しない揚重機等でそれぞれ吊り上げ、2台の小型搬送台車10の上部に搬送用受け梁25の両端部をそれぞれ載置し、ボルト等で着脱可能に仮止めを行う。同様にもう1本の搬送用受け梁25を2台の小型搬送台車10に固定する。このようにして搬送機材10aを製作する。
なお、2本の搬送用受け梁25を予め連結して搬送用の架台を形成しておき、これに小型搬送台車10を取付けて使用することも可能である。
次いで、搬送用受け梁25を載置した小型搬送台車10を図示しない無線機で操縦して、搬送用受け梁25をタンク付き架構13の下部の隙間に実質的に平行に挿入する。
小型搬送台車10に指示を送る無線機は、複数台の小型搬送台車10のうち、1又は2以上の小型搬送台車10を選択して指示を送ることができる。かかる構成によって、複数台の小型搬送台車10に同時に指示を送り、操縦を簡単に行うことができる。また、小型搬送台車10の1台ずつに指示を送って移動させることによって、搬送物の位置の微調整を行うことができ、搬送物の位置合わせを迅速、かつ簡単に行うことができる。
【0017】
そして、小型搬送台車10の載置台23を上昇させて搬送用受け梁25を架構11の下部に当接させ、搬送用受け梁25を架構11にボルト等で着脱可能に仮止めする。なお、小型搬送台車10の載置台23を下降させるようにエアジャッキ22を操作すると、小型搬送台車10の本体部が上方に引き寄せられ、小型搬送台車10は搬送用受け梁25に吊下された状態になる。これにより、例えば、小型搬送台車10を4台以上使用した場合には、少なくとも3台の小型搬送台車10で搬送物を支持しておき、残りの小型搬送台車10を搬送用受け梁25に吊下させて残りの小型搬送台車10の下方に隙間をあけた状態で移動できるので、搬送路に設置された障害物や搬送路に形成された段差を越えて搬送物を移動させることができる。
(揚重工程)
タンク付き架構13を、タンク付き架構13の設置レベルに合わせて設けられた仮設ステージ14上に図示しないクレーン等の揚重機で載置する。
【0018】
(搬送工程)
各々の小型搬送台車10の載置台23を同時、又はそれぞれ少しずつ上昇させてタンク付き架構13を実質的に水平に支持する。この場合の指示も無線機によって行う。全ての載置台23を同時に上昇させるときには、4台の小型搬送台車10に同時に指令を出し、それぞれ少しずつ上昇させる場合には、1台ずつ指令を出す。なお、2台、又は3台の小型搬送台車10に同時に指令を出して操作することも可能である。
次に、搬送機材10aを無線機で誘導して、タンク付き架構13を既設架台15の近傍まで搬送し、タンク付き架構13の下端レベルが既設架台15の上端レベルより高くなるように載置台23を上昇させ、既設架台15の上方レベルまで移動し、設置部分の位置を合わせながら小型搬送台車10の載置台23を下降させて、タンク付き架構13を既設架台15に連結して設置する。
【0019】
(退避工程)
タンク付き架構13を連結した後に、搬送用受け梁25とタンク付き架構13の仮止め用のボルトを取外し、搬送用受け梁25及び小型搬送台車10をタンク付き架構13の下方から側方に退避させる。小型搬送台車10を退避させるときには、小型搬送台車10を自走させてもよく、また、仮設ステージ14のスペースが狭いときには、クレーン装置等の揚重機を使用して側方に抜き出すことも可能である。
小型搬送台車10は、昇降及び旋回並びに自走可能なので、狭いスペースでも移動でき、簡単に位置合わせを行うことができる。
【0020】
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る重量構造物の搬送方法について説明する。
第2の実施の形態に係る重量構造物の搬送方法は、組立て場、又は工場で組み立てられた重量構造物の一例である鉄塔30を、第1の実施の形態に係る重量構造物の搬送方法に使用した小型搬送台車10及び搬送用受け梁25からなる搬送機材10aを用いて設置位置31まで搬送する方法である。
まず、鉄塔30の搬送方法が適用される設備について説明する。本実施の形態においては、第1の実施の形態において説明した小型搬送台車10及び搬送用受け梁25を使用するが、これらの装置、部材については、説明を省略する。
鉄塔30は、複数の部材32を組み合わせた架構からなり、鉛直方向の高さが水平方向の縦、横の長さより大きくなるように構成されて立設される。鉄塔30の下部には、小型搬送台車10及び搬送用受け梁25を挿入可能な隙間が形成されている。
【0021】
設置位置31のレベルと、組立て場、又は工場で組み立てられた鉄塔30の下端レベルは、実質的に同一のレベルである。なお、搬送路が傾斜している場合でも、小型搬送台車10が走行可能な範囲内の傾斜であるときには、鉄塔30の傾斜を調整しながら搬送することができる。
鉄塔30は、部材32を連結し、レベルごとに製造されたブロックを接続して製造することができ、工場に設けられた図示しないクレーン設備を利用して立設して組み立てることができる。また、鉄塔30を横倒しにした状態で接続してから立設させることも可能である。
次に、鉄塔30の搬送方法の手順について説明する。なお、本実施の形態に係る重量構造物の搬送方法については、第1の実施の形態におけるタンク付き架構13の搬送方法の揚重工程を省略したもので、第1の実施の形態と実質的に同一の作業についての説明は省略する。
【0022】
(架構製造工程)
複数の部材32を連結して、鉄塔30を工場、又は組立て場で組み立てる。
(台車取付け工程)
4台の小型搬送台車10の上部に、平行に配置されて連結された2本の搬送用受け梁25を載置し、ボルト等で着脱可能に取付けて2台の搬送機材10aを組立てる。そして、鉄塔30の下部の隙間に搬送機材10aをそれぞれ挿入する。そして、搬送用受け梁25を鉄塔30にボルト等を使用して着脱可能に取付ける。かかる構成によって、搬送中の鉄塔30の傾斜を調整することにより転倒を防止することができる。なお、鉄塔の重量や、形状によって、鉄塔が転倒することがない場合には、搬送用受け梁25と鉄塔の連結を省略することも可能である。
【0023】
(搬送工程)
各々の前記小型搬送台車10の載置台23を同時、又はそれぞれ少しずつ上昇させて鉄塔30を支持し、搬送機材10aを無線機で誘導して、鉄塔30を設置位置31まで搬送する。
小型搬送台車10に指示を送る無線機は、複数台の小型搬送台車10のうち、1又は2以上の小型搬送台車10を選択して指示を送ることができる。
次に、小型搬送台車10の載置台23を下降させると共に位置合わせをして設置する。
(退避工程)
搬送用受け梁25と鉄塔30の連結を解除して、搬送用受け梁25及び小型搬送台車10を無線機で誘導して鉄塔30の下方から側方に退避させる。退避させた搬送用受け梁25及び小型搬送台車10は、そのまま無線機で誘導して、工場、又は組立て場まで走行させることができる。
そして、同じ搬送用受け梁25及び小型搬送台車10を使用して、工場、又は組立て場で、次に製造される鉄塔を別の場所に移動させて取付けることができる。
かかる構成によって、従来は、各設置位置ごとに必要であった鉄塔の組み立て用足場を省略、又は簡略化することができ、特に、複数箇所に鉄塔を据え付ける場合の工期を大幅に短縮することができる。
【0024】
次に、図4(A)、(B)を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る重量構造物の搬送方法について説明する。本実施の形態に係る重量構造物の搬送方法は、第1の実施の形態に係る重量構造物の搬送方法において使用した複数の小型搬送台車10を用いて、工場内に設置された重量構造物の一例である生産ライン33を設置位置まで移設する方法である。以下、詳しく説明する。なお、本実施の形態においては、小型搬送台車10のみで搬送機材を構成している。また、符号41は、工場内に設置された他の生産ラインを示す。
生産ライン33は、下部に複数の脚部34を有するフレーム35〜37及びフレーム35〜37の上部に配置された製造用の機器38〜40を連結して設けられている。また、各種電気配線や配管等も各フレーム35〜37に沿って連続して配設されている。
各フレーム35〜37は、脚部34によって、フレームの下側端と床部との間に実質的に同一高さの隙間が形成されている。各隙間の高さは、図2に示すように、載置台23を最下点まで下降させたときの小型搬送台車10の高さH1より大きく設定されている。ここで、フレーム35〜37は、架構により構成される場合もある。
【0025】
次いで、生産ライン33の搬送方法の手順について説明する。なお、本実施の形態に係る重量構造物の搬送方法については、第2の実施の形態における鉄塔30の搬送方法の架構製造工程及び台車取付け工程を省略したもので、第2の実施の形態と実質的に同一の作業についての説明は省略する。
(準備工程)
移設しようとする生産ライン33の脚部34が、例えば、ボルト等で床部に固定されている場合には、これを取り外して昇降可能な状態にしておく。脚部がない生産ラインの場合は、脚部の代わりに図示しない複数のジャッキでフレームを持ち上げてその下方に必要高さの隙間を設けておく。生産ライン33の複数のフレーム35〜37は、順に連結されているが、同時に上昇させたときに屈曲したり歪みが生じたりしないように、補強用の梁やボルト等で強固に連結しておくことが好ましい。
【0026】
(搬送工程)
生産ライン33の下部の隙間の所定位置に、例えば6台の小型搬送台車10をそれぞれ挿入し、各々の小型搬送台車10の載置台23を同時、又はそれぞれ少しずつ上昇させて生産ライン33を支持する。各小型搬送台車10の台数は、生産ライン33の重量や連結強度に応じて増減することができる。
次いで、小型搬送台車10を無線機で誘導して、生産ライン33を設置位置まで搬送し、載置台23を下降させると共に位置合わせをして設置する。
小型搬送台車10に指示を送る無線機は、複数台の小型搬送台車10のうち、1又は2以上の小型搬送台車10を選択して指示を送ることができる。
(退避工程)
各小型搬送台車10を生産ライン33の下方から退避させる。
かかる構成によって、生産ライン33を分割せずに移設することができ、しかも、位置合わせを簡単、かつ迅速に行うことができる。特に、狭い工場内で生産ライン33を移設する場合には、旋回して方向の変更を自由に行うことができる小型搬送台車10を使用するので、移動や位置合わせを簡単にできる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明してきたが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、重量物の下部に小型搬送台車を挿入する隙間を有していれば、架構やフレームに限らずに搬送することができる。
また、小型搬送台車を有線で誘導することも可能である。
さらに、第1、第2の実施の形態において、架台製造工程の後に台車取付け工程を行っているが、これを同時に、又は逆に行うこと、例えば、小型搬送台車を土台として、その上に架構を構築する場合も本発明に含まれるものとする。
そして、第3の実施の形態において搬送用受け梁25を用いて搬送機材を組立て、組み立てた搬送機材を用いて生産ライン33を搬送することも可能である。かかる構成によって、生産ライン33の接続部分の変形を防止し、確実に搬送を行うことができる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1及びこれに従属する請求項記載の重量構造物の搬送方法においては、重量構造物の下部に、小型搬送台車を備えた搬送機材を挿入することができるので、重量構造物を小型搬送台車に載置するためのクレーン作業を省略でき、工数を少なくすることができる。
また、複数の搬送機材で重量構造物を搬送するので、一体的に設けられた重量構造物を分解しないで据え付けを行うことができる。
さらに、搬送機材を重量構造物に着脱可能に取付けるので、重量構造物と共に持ち上げて移動することができ、作業を単純化して迅速に移動させることができる。
また、旋回、自走可能な小型搬送台車で搬送するので、狭い範囲でも容易に進退することができ、進路の微調整と位置合わせを簡単に行って、作業時間を短縮することができる。
さらに、搬送機材を無線機によって誘導することができるので、小型搬送台車を離れた位置から操作することができ、例えば、高所、高温、高圧等の作業環境が悪いところでも安定して操作することができる。
特に、小型搬送台車の上部に搬送用受け梁を設けるので、載置物を安定させて移動することができる。
【0028】
請求項2及びこれに従属する請求項記載の重量構造物の搬送方法においては、組立て場、又は工場で組み立てられ、鉄塔からなる重量構造物を搬送して設置するので、1箇所の工場、又は組立て場で重量構造物を複数製造でき、複数箇所の設置位置にそれぞれ配設することによって、各設置位置ごとに据え付け用の足場を組む手間を省くことができる。
また、設置位置に据え付け用の仮設足場を組まずに、重量構造物を移動することができるので、設置位置の上方に送電線等の障害物が配設されている場合の設置作業の困難性を少なくして、作業時間を短縮することができる。
さらに、搬送機材を重量構造物に着脱可能に取付けているので、搬送時の安定性を高めることができる。
特に、小型搬送台車の上部に搬送用受け梁を設けるので、載置物を安定させて移動することができる。
【0029】
そして、請求項記載の重量構造物の搬送方法においては、無線機を、複数台の搬送機材のうち、1又は2以上の搬送機材を選択して指示を送ることができるように構成するので、状況に応じて指示を与える搬送機材の台数を選択して、搬送機材の搬送及び位置合わせを迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る重量構造物の搬送方法の搬送中の状態を示す斜視図である。
【図2】同重量構造物の搬送方法に使用する小型搬送台車の側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る重量構造物の搬送方法の搬送中の状態を示す斜視図である。
【図4】(A)、(B)は、それぞれ本発明の第3の実施の形態に係る重量構造物の搬送方法の搬送中の状態を示す斜視図と、同平面図である。
【符号の説明】
10:小型搬送台車、10a:搬送機材、11:架構、12:大型タンク(機器)、13:タンク付き架構(重量構造物)、14:仮設ステージ、15:既設架台(設置位置)、16:荷台、17:駆動輪、18:減速機付きモータ、18a:竪軸、19:自在輪、20:支点軸、21:台座、22:エアジャッキ、23:載置台、24:油圧ストッパ、24a:大型設備、25:搬送用受け梁、26:支柱、27:梁材、28:ブレース、30:鉄塔(重量構造物)、31:設置位置、32:部材、33:生産ライン(重量構造物)、34:脚部、35〜37:フレーム、38〜40:機器、41:他の生産ライン

Claims (3)

  1. 組立て場又は工場で組み立てられ、架構の内部に機器を設けた重量構造物の搬送方法であって、
    前記架構の下部の隙間に、前記架構の幅より長い搬送用受け梁と、該搬送用受け梁の両端部にそれぞれ着脱可能に仮止めされ、下部中央の左右両側に駆動輪を、下部中央の前後両側に転動方向を変更可能な自在輪を設け、昇降及び旋回並びに自走可能な小型搬送台車とを備えた複数の搬送機材を、前記搬送用受け梁が平行になるように挿入し、前記搬送用受け梁を前記架構に着脱可能に仮止めし、
    各々の前記小型搬送台車の載置台を同時、又はそれぞれ少しずつ上昇させて前記重量構造物を支持し、前記搬送機材を無線機で誘導して、前記重量構造物を設置位置まで搬送し、前記載置台を下降させると共に位置合わせをして設置した後に、前記搬送機材を前記重量構造物の下方から退避させ
    しかも、前記小型搬送台車のうち一つの小型搬送台車の搬送路の途中に障害物又は段差がある場合には、該一つの小型搬送台車の載置台を下降させて、該一つの小型搬送台車を仮止めされた前記搬送用受け梁で吊り下げて、前記重量構造物を移動させることを特徴とする重量構造物の搬送方法。
  2. 組立て場又は工場で組み立てられ、複数の部材を組み合わせて構成されて、鉛直方向の高さが水平方向の縦及び横の長さより長い鉄塔からなる重量構造物の搬送方法であって、
    前記鉄塔の下部の隙間に、前記鉄塔の幅より長い搬送用受け梁と、該搬送用受け梁の両端部にそれぞれ着脱可能に仮止めされ、下部中央の左右両側に駆動輪を、下部中央の前後両側に転動方向を変更可能な自在輪を設け、昇降及び旋回並びに自走可能な小型搬送台車とを備えた複数の搬送機材を、前記搬送用受け梁が平行になるように挿入し、前記搬送用受け梁を前記鉄塔に着脱可能に仮止めし、
    各々の前記小型搬送台車の載置台を同時、又はそれぞれ少しずつ上昇させて前記重量構造物を支持し、前記搬送機材を無線機で誘導して、前記重量構造物を設置位置まで搬送し、前記載置台を下降させると共に位置合わせをして設置した後に、前記搬送機材を前記重量構造物の下方から退避させ
    しかも、前記小型搬送台車のうち一つの小型搬送台車の搬送路の途中に障害物又は段差がある場合には、該一つの小型搬送台車の載置台を下降させて、該一つの小型搬送台車を仮止めされた前記搬送用受け梁で吊り下げて、前記重量構造物を移動させることを特徴とする重量構造物の搬送方法。
  3. 請求項1又は2記載の重量構造物の搬送方法において、前記搬送機材に指示を送る前記無線機は、複数台の前記搬送機材のうち、1又は2以上の前記搬送機材を選択して指示を送ることができることを特徴とする重量構造物の搬送方法。
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