JP2001082044A - 建具部材 - Google Patents
建具部材Info
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- JP2001082044A JP2001082044A JP26325399A JP26325399A JP2001082044A JP 2001082044 A JP2001082044 A JP 2001082044A JP 26325399 A JP26325399 A JP 26325399A JP 26325399 A JP26325399 A JP 26325399A JP 2001082044 A JP2001082044 A JP 2001082044A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製作及び装着作業の容易な建具部材用飾り枠
を提供する。 【解決手段】 平板状の本体部材(1)の側縁部に飾り
枠(2)を装着してなる建具部材であって、該飾り枠
(2)は、平板状の一対の枠板(5)と、断面コ字状の
端枠(6)とからなり、前記本体部材(1)の少なくと
も1つの側縁部に、該側縁部の端部を除く両面に前記平
板状の枠板(5)を固着し、前記側縁部の端部には、前
記断面コ字状の端枠(6)を装着すると共に、該端枠
(6)の端縁部(6a)と前記枠板(5)の端縁(5
a)とを密着させてなるものである。
を提供する。 【解決手段】 平板状の本体部材(1)の側縁部に飾り
枠(2)を装着してなる建具部材であって、該飾り枠
(2)は、平板状の一対の枠板(5)と、断面コ字状の
端枠(6)とからなり、前記本体部材(1)の少なくと
も1つの側縁部に、該側縁部の端部を除く両面に前記平
板状の枠板(5)を固着し、前記側縁部の端部には、前
記断面コ字状の端枠(6)を装着すると共に、該端枠
(6)の端縁部(6a)と前記枠板(5)の端縁(5
a)とを密着させてなるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物のドア、クロ
ーゼット、本箱、食器棚等の建具に使用される建具部材
に関するもので、特に、平板状の本体部材の側縁部を飾
り枠を装着した建具部材の該飾り枠の装着を容易にした
ものである。
ーゼット、本箱、食器棚等の建具に使用される建具部材
に関するもので、特に、平板状の本体部材の側縁部を飾
り枠を装着した建具部材の該飾り枠の装着を容易にした
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドア部材の本体側縁部に、意
匠的観点から飾り枠を装着した建具部材は汎用されてお
り、その代表的なものは、図4に示す様に、平板状の本
体部材1の側縁部に、彫刻等の意匠部3を有する飾り枠
2を装着するものである。
匠的観点から飾り枠を装着した建具部材は汎用されてお
り、その代表的なものは、図4に示す様に、平板状の本
体部材1の側縁部に、彫刻等の意匠部3を有する飾り枠
2を装着するものである。
【0003】係る従来の建具部材においては、本体部材
1は、ベニヤ板やラワン材等の比較的安価な材料で形成
された一対の外板1aの間に、松材或いはラワン材等の
同様に安価な材料で形成した適当数の補強材1bと枠材
1cを適宜配置して形成された合成材が使用され、この
合成材に飾り枠2を装着する事によって、全体として高
級感と重量感を付与する様に工夫されたものである。
1は、ベニヤ板やラワン材等の比較的安価な材料で形成
された一対の外板1aの間に、松材或いはラワン材等の
同様に安価な材料で形成した適当数の補強材1bと枠材
1cを適宜配置して形成された合成材が使用され、この
合成材に飾り枠2を装着する事によって、全体として高
級感と重量感を付与する様に工夫されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで使用される飾り
枠2は、本体部材1の表裏面に接着される平板部2aと
該本体部材1の端面に装着される端部2bとからなる一
体構造物であり、所定の素材から切削加工によって成形
されるものである。従って、係る構造の飾り枠2におい
ては、比較的広幅薄肉の一対の平板部2aが、同様に薄
肉の端部2bによって連結された構造であるため、切削
加工及び本体部材1への装着には細心の注意が必要であ
り、時には、切削加工中或いは本体部材1への装着中
に、応力集中部であるコーナー部4aの部分で折れてし
まう破損事故が生じていた。
枠2は、本体部材1の表裏面に接着される平板部2aと
該本体部材1の端面に装着される端部2bとからなる一
体構造物であり、所定の素材から切削加工によって成形
されるものである。従って、係る構造の飾り枠2におい
ては、比較的広幅薄肉の一対の平板部2aが、同様に薄
肉の端部2bによって連結された構造であるため、切削
加工及び本体部材1への装着には細心の注意が必要であ
り、時には、切削加工中或いは本体部材1への装着中
に、応力集中部であるコーナー部4aの部分で折れてし
まう破損事故が生じていた。
【0005】又、他の飾り枠の例としては、図5に示す
様に、飾り枠2に、その端部2bと平板部2aとの間に
意匠的観点から段差8が形成されたものもある。係る構
造のものにおいては、前記コナー部4aと共に段差部4
bも応力集中部となって、同様に折れ易い構造となって
いる。
様に、飾り枠2に、その端部2bと平板部2aとの間に
意匠的観点から段差8が形成されたものもある。係る構
造のものにおいては、前記コナー部4aと共に段差部4
bも応力集中部となって、同様に折れ易い構造となって
いる。
【0006】この様に、飾り枠2が破損した場合には、
新たな飾り枠を製作するか、場合によっては、接着剤を
用いて接着補修する必要があるが、前者の場合には新た
な飾り枠の製作を要すると共に、その間は建具部材の組
立作業が中断するため、コストアップが避けられなかっ
た。又、後者の場合には、捕集作業の為の手間を要し、
建具部材の組立工数の増加によるコストアップが生じて
いた。
新たな飾り枠を製作するか、場合によっては、接着剤を
用いて接着補修する必要があるが、前者の場合には新た
な飾り枠の製作を要すると共に、その間は建具部材の組
立作業が中断するため、コストアップが避けられなかっ
た。又、後者の場合には、捕集作業の為の手間を要し、
建具部材の組立工数の増加によるコストアップが生じて
いた。
【0007】そこで、係る破損事故が生じる事なく、
又、組立の容易な飾り枠が要求されており、本発明は、
係る要求に応えて開発された新たな飾り枠の構造を提供
する事を目的とするものである。
又、組立の容易な飾り枠が要求されており、本発明は、
係る要求に応えて開発された新たな飾り枠の構造を提供
する事を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、係る観点の元
になされたものであって、その特徴とするところは、前
記飾り枠を、平板状の一対の枠板と、断面コ字状の端枠
とからなり、本体部材の少なくとも1つの側縁部に、該
側縁部の端部を除く両面に前記平板状の枠板を固着し、
前記側縁部の端部には、前記断面コ字状の端枠を装着す
ると共に、該端枠の端縁部と前記枠板の端縁とを密着さ
せてなる建具部材にある。これにより、前記枠板と端枠
との境界部における応力集中部を無くし、飾り枠の破損
を防止している。
になされたものであって、その特徴とするところは、前
記飾り枠を、平板状の一対の枠板と、断面コ字状の端枠
とからなり、本体部材の少なくとも1つの側縁部に、該
側縁部の端部を除く両面に前記平板状の枠板を固着し、
前記側縁部の端部には、前記断面コ字状の端枠を装着す
ると共に、該端枠の端縁部と前記枠板の端縁とを密着さ
せてなる建具部材にある。これにより、前記枠板と端枠
との境界部における応力集中部を無くし、飾り枠の破損
を防止している。
【0009】尚、本発明の好ましい実施態様としては、
前記端枠の端縁の厚さと前記枠板の端縁の厚さを同一と
なし、少なくとも前記端枠の端縁の表面部と前記枠板の
表面部とを被覆する様に意匠シートを貼着したものがあ
る。これにより、前記枠板と端枠との境界線が外部に露
出しない様になし、美観の向上を図っている。
前記端枠の端縁の厚さと前記枠板の端縁の厚さを同一と
なし、少なくとも前記端枠の端縁の表面部と前記枠板の
表面部とを被覆する様に意匠シートを貼着したものがあ
る。これにより、前記枠板と端枠との境界線が外部に露
出しない様になし、美観の向上を図っている。
【0010】他の好ましい実施態様としては、前記端枠
の端縁の厚さを前記枠板の端縁の厚さよりも薄く形成
し、両端部の接合面に、意匠としての段差を形成したも
のもある。この場合にも、段差部における応力集中を避
けると共に、両端部の境界線が視認し難くなる効果もあ
る。
の端縁の厚さを前記枠板の端縁の厚さよりも薄く形成
し、両端部の接合面に、意匠としての段差を形成したも
のもある。この場合にも、段差部における応力集中を避
けると共に、両端部の境界線が視認し難くなる効果もあ
る。
【0011】又、本発明で使用する端枠としては、木材
のみならず、表面に木目模様を有するプラスチック成形
体、或いはアルミ合金の押し出し型材、又はゴムや軟質
プラスチック等の弾性材等々の任意の材質が使用でき、
従来にはない新たな機能と美観を付与する事も可能とな
る。
のみならず、表面に木目模様を有するプラスチック成形
体、或いはアルミ合金の押し出し型材、又はゴムや軟質
プラスチック等の弾性材等々の任意の材質が使用でき、
従来にはない新たな機能と美観を付与する事も可能とな
る。
【0012】
【発明の実施の態様】以下に本発明の建具部材につい
て、図面の実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、
本発明の建具部材の一例を示す要部断面図であり、平板
状本体部材1の構成は図4,5に示した従来のものと同
一であるので、詳細説明は省略する。本発明において
は、本体部材の側縁部に装着される飾り枠2は、平板状
の一対の枠板5と端部の端枠6とからなり、前記一対の
枠板5は、本体部材の側縁部の端部を除く部分に接着等
によって固着され、前記端枠6は、本体部材1の端面を
覆う様に装着され、該枠板5と端枠6の各端縁5a,6
aは互いに隙間が生じない様に密着している。
て、図面の実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、
本発明の建具部材の一例を示す要部断面図であり、平板
状本体部材1の構成は図4,5に示した従来のものと同
一であるので、詳細説明は省略する。本発明において
は、本体部材の側縁部に装着される飾り枠2は、平板状
の一対の枠板5と端部の端枠6とからなり、前記一対の
枠板5は、本体部材の側縁部の端部を除く部分に接着等
によって固着され、前記端枠6は、本体部材1の端面を
覆う様に装着され、該枠板5と端枠6の各端縁5a,6
aは互いに隙間が生じない様に密着している。
【0013】この飾り枠2の装着に当たっては、先ず、
端枠6を本体部材1の端面に装着して接着剤により固着
し、続いて、該端枠6の端縁6aに端縁5aを密着する
様に前記枠板5を配置して本体部材1の表裏面に接着し
て固着する方式が一般的である。即ち、前記端枠6の装
着により、前記枠板5の端縁5aの位置決めが行える結
果、枠板5の位置決めが容易となり、両枠体5,6の端
縁5a,6aを確実に密着できる事になる。
端枠6を本体部材1の端面に装着して接着剤により固着
し、続いて、該端枠6の端縁6aに端縁5aを密着する
様に前記枠板5を配置して本体部材1の表裏面に接着し
て固着する方式が一般的である。即ち、前記端枠6の装
着により、前記枠板5の端縁5aの位置決めが行える結
果、枠板5の位置決めが容易となり、両枠体5,6の端
縁5a,6aを確実に密着できる事になる。
【0014】尚、枠板5の外表面には適宜彫刻等の意匠
部3が形成されている点は、図4,5の場合と同様であ
り、飾り枠2の材質としては、安価な材料で形成した本
体部材とは異なり、高級感のある材質のものが使用され
る。
部3が形成されている点は、図4,5の場合と同様であ
り、飾り枠2の材質としては、安価な材料で形成した本
体部材とは異なり、高級感のある材質のものが使用され
る。
【0015】係る構成の飾り枠2においては、平板状の
枠板5と端部の端枠6とが別体となっているので、枠板
5に作用する応力は、端枠6の応力集中部であるコーナ
ー部6bには作用しないので、飾り枠の製作過程におい
ても、又、建具部材の組立工程においても、該飾り枠が
破損する事は避けられる事になる。
枠板5と端部の端枠6とが別体となっているので、枠板
5に作用する応力は、端枠6の応力集中部であるコーナ
ー部6bには作用しないので、飾り枠の製作過程におい
ても、又、建具部材の組立工程においても、該飾り枠が
破損する事は避けられる事になる。
【0016】次に、図2は、本発明の他の実施例を示し
た要部断面図であり、平板状の本体部材1の側縁部に枠
板5と端枠6とからなる飾り枠2を固着した点は図1の
場合と同様であるが、本例では、枠板5と端枠6との両
表面部に、共通の意匠シート7を貼着している。即ち、
図1の例では、枠板5と端枠6との接合面に存在する境
界線9が表側から視認できるので、美観上好ましくない
場合がある。そこで、本例では、枠板5と端枠6との両
表面を覆う様に意匠シート7が貼着されているので、前
記境界線9は露出せず、美観向上の効果がある。
た要部断面図であり、平板状の本体部材1の側縁部に枠
板5と端枠6とからなる飾り枠2を固着した点は図1の
場合と同様であるが、本例では、枠板5と端枠6との両
表面部に、共通の意匠シート7を貼着している。即ち、
図1の例では、枠板5と端枠6との接合面に存在する境
界線9が表側から視認できるので、美観上好ましくない
場合がある。そこで、本例では、枠板5と端枠6との両
表面を覆う様に意匠シート7が貼着されているので、前
記境界線9は露出せず、美観向上の効果がある。
【0017】尚、前記意匠シート7は木目模様のプラス
チックシートや檜や楢の高級木材の板材から薄皮状に削
り出して形成した高級木材のシート材が使用される。こ
れにより、飾り枠2自体の材質も安価なものを使用する
事が可能となる。
チックシートや檜や楢の高級木材の板材から薄皮状に削
り出して形成した高級木材のシート材が使用される。こ
れにより、飾り枠2自体の材質も安価なものを使用する
事が可能となる。
【0018】又、本例において、前記意匠シート7は、
本体部材の表側のみならず、その裏面側及び側面(端枠
6の外面)に亘って、全面に被覆する事も可能である事
はいうまでもない。
本体部材の表側のみならず、その裏面側及び側面(端枠
6の外面)に亘って、全面に被覆する事も可能である事
はいうまでもない。
【0019】次に、図3は、本発明の他の実施例を示し
た要部断面図であり、平板状の本体部材1の側縁部に枠
板5と端枠6とからなる飾り枠2を固着した点は図1の
場合と同様であるが、本例では、枠板5の端縁5aの厚
さを端枠6の端縁6aの厚さよりも厚くして両部材の接
合部に段差8を形成したものである。この様に枠板5と
端枠6との接合部に段差8を形成する事により、両者の
境界線9が視認し難くなり、境界線9の存在による美観
低下を避ける事が可能となる。その他の構成は図1の場
合と同一であるので、同一符号を付して重複説明を省略
する。
た要部断面図であり、平板状の本体部材1の側縁部に枠
板5と端枠6とからなる飾り枠2を固着した点は図1の
場合と同様であるが、本例では、枠板5の端縁5aの厚
さを端枠6の端縁6aの厚さよりも厚くして両部材の接
合部に段差8を形成したものである。この様に枠板5と
端枠6との接合部に段差8を形成する事により、両者の
境界線9が視認し難くなり、境界線9の存在による美観
低下を避ける事が可能となる。その他の構成は図1の場
合と同一であるので、同一符号を付して重複説明を省略
する。
【0020】尚、本発明で使用する飾り枠2の材質は、
夫々の形態に応じて適宜選定する事ができ、従来と同様
に比較的高級感のある木材で形成する事も可能である
が、特に本体部材1の端部に位置する端枠6は、表面に
現れる枠板5とは異なり、種々の材質の選択が可能であ
る。例えば、プラスチック成形体で形成し且つその外表
面には木目模様を形成しておけば、木材と変わらない外
観を呈する均質な端枠を大量に且つ安価に製造する事が
可能となる。又、この場合には、本体部材への装着に当
たり、接着の他、止めネジによる固着も可能である。
夫々の形態に応じて適宜選定する事ができ、従来と同様
に比較的高級感のある木材で形成する事も可能である
が、特に本体部材1の端部に位置する端枠6は、表面に
現れる枠板5とは異なり、種々の材質の選択が可能であ
る。例えば、プラスチック成形体で形成し且つその外表
面には木目模様を形成しておけば、木材と変わらない外
観を呈する均質な端枠を大量に且つ安価に製造する事が
可能となる。又、この場合には、本体部材への装着に当
たり、接着の他、止めネジによる固着も可能である。
【0021】更に、前記端枠6の材質として、アルミ合
金の押し出し型材を用いる事も可能であり、この場合に
も均質な端枠を大量に且つ安価に製造する事が可能とな
る。又、本体部材への固着は止めネジによって固着可能
となるから、本体部材への固着作業も極めて容易とな
る。この場合に、前記枠板5を木材で形成しておけば、
木材とアルミとの組み合わせによる新たな感覚をも創出
できる効果も期待される事になる。
金の押し出し型材を用いる事も可能であり、この場合に
も均質な端枠を大量に且つ安価に製造する事が可能とな
る。又、本体部材への固着は止めネジによって固着可能
となるから、本体部材への固着作業も極めて容易とな
る。この場合に、前記枠板5を木材で形成しておけば、
木材とアルミとの組み合わせによる新たな感覚をも創出
できる効果も期待される事になる。
【0022】更に又、前記端枠6の材質として、ゴム或
いは軟質プラスチックの成形体を用いる事も可能であ
り、この場合には、ドア部材等の端部の水密性や気密性
が要求される場合に有効であり、端枠6が、パッキン材
の役割をも果たす事になり、従来の飾り枠とは全く異な
る機能をも付与させる事が可能となる。
いは軟質プラスチックの成形体を用いる事も可能であ
り、この場合には、ドア部材等の端部の水密性や気密性
が要求される場合に有効であり、端枠6が、パッキン材
の役割をも果たす事になり、従来の飾り枠とは全く異な
る機能をも付与させる事が可能となる。
【0023】以上の説明において、図示の例では、本体
部材1の1つの側縁部に飾り枠2を装着して場合を示し
ているが、これは、矩形の本体部材の左右両側縁部に該
飾り枠を配置する場合或いは上下左右の側縁部に飾り枠
を装着する事も可能であり、何等図示の例に限定される
ものではない。
部材1の1つの側縁部に飾り枠2を装着して場合を示し
ているが、これは、矩形の本体部材の左右両側縁部に該
飾り枠を配置する場合或いは上下左右の側縁部に飾り枠
を装着する事も可能であり、何等図示の例に限定される
ものではない。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、平
板状の本体部材の側縁部に装着する飾り枠を、本体部材
の表裏面に固着される枠板5と本体部材の端部に装着さ
れる端枠6とに2分し、両者を本体部材に装着する事に
よって飾り枠2を形成する様にしているので、従来の飾
り枠の如く、枠板に作用する応力が端枠のコーナー部に
作用する事はないので、飾り枠の製作中や装着中におけ
る飾り枠の破損事故はなくなり、飾り枠の製作が容易と
なると共に、該飾り枠の装着作業も極めて容易となる。
板状の本体部材の側縁部に装着する飾り枠を、本体部材
の表裏面に固着される枠板5と本体部材の端部に装着さ
れる端枠6とに2分し、両者を本体部材に装着する事に
よって飾り枠2を形成する様にしているので、従来の飾
り枠の如く、枠板に作用する応力が端枠のコーナー部に
作用する事はないので、飾り枠の製作中や装着中におけ
る飾り枠の破損事故はなくなり、飾り枠の製作が容易と
なると共に、該飾り枠の装着作業も極めて容易となる。
【0025】又、飾り枠の製作工程や装着工程における
飾り枠の破損事故はなくなるので、建具部材の製作工数
の短縮とコスト低減も可能となる。
飾り枠の破損事故はなくなるので、建具部材の製作工数
の短縮とコスト低減も可能となる。
【0026】更に、枠板5と端枠6との表面に、意匠シ
ート7を貼着する事により、該枠板と端枠との境界線9
を外部から視認できなくなるので、美観の向上と共に、
意匠性は専ら意匠シート7に委ねる事ができるので、飾
り枠自体の材質も安価なのもとなし、建具部材のコスト
ダウンを実現する事も可能となる。
ート7を貼着する事により、該枠板と端枠との境界線9
を外部から視認できなくなるので、美観の向上と共に、
意匠性は専ら意匠シート7に委ねる事ができるので、飾
り枠自体の材質も安価なのもとなし、建具部材のコスト
ダウンを実現する事も可能となる。
【0027】又、前記枠板6の厚さを端枠6の厚さより
も厚くして両者の接合部に段差8を形成する様にしてお
けば、該接合面に露出している境界線9は、該段差8の
存在によって視認し難くなるので、建具部材の美観は一
層向上する事になる。
も厚くして両者の接合部に段差8を形成する様にしてお
けば、該接合面に露出している境界線9は、該段差8の
存在によって視認し難くなるので、建具部材の美観は一
層向上する事になる。
【0028】又、枠板5と端枠6とを別体となしている
ので、両者の材質を任意に変える事も可能となり、その
組み合わせによって、例えば、木材と金属或いは木材と
プラスチック等の新たな組み合わせによる新たな感覚の
建具部材を提供する事が可能となる。
ので、両者の材質を任意に変える事も可能となり、その
組み合わせによって、例えば、木材と金属或いは木材と
プラスチック等の新たな組み合わせによる新たな感覚の
建具部材を提供する事が可能となる。
【0029】特に、対象とする建具部材をドア部材とな
し、前記端枠6の材質として、ゴム或いは軟質性プラス
チック材の如き弾性材を用いた場合には、ドアの枠端部
における水密性や気密性の機能をも持たせる事も可能と
なり、従来の飾り枠の役割を越えた新たな役割をも付加
する事が可能となる。
し、前記端枠6の材質として、ゴム或いは軟質性プラス
チック材の如き弾性材を用いた場合には、ドアの枠端部
における水密性や気密性の機能をも持たせる事も可能と
なり、従来の飾り枠の役割を越えた新たな役割をも付加
する事が可能となる。
【0030】以上の様に、本発明は、建具部材の側縁部
に装着する飾り枠を、本体部材の表裏面に配置する枠板
と端部に装着する端枠とに2分する事により、その製作
を容易となし、又、本体部材への装着を容易となすのみ
ならず、材質の組み合わせによって従来の飾り枠には期
待できない新たな感性の飾り枠を創出可能となし、更に
は、選択した材質の特性を生かして水密性や気密性とい
う従来の飾り枠にはない新たな機能をも付与する事がで
きるものであって、建具業界に与える影響は大なるもの
がある。
に装着する飾り枠を、本体部材の表裏面に配置する枠板
と端部に装着する端枠とに2分する事により、その製作
を容易となし、又、本体部材への装着を容易となすのみ
ならず、材質の組み合わせによって従来の飾り枠には期
待できない新たな感性の飾り枠を創出可能となし、更に
は、選択した材質の特性を生かして水密性や気密性とい
う従来の飾り枠にはない新たな機能をも付与する事がで
きるものであって、建具業界に与える影響は大なるもの
がある。
【図1】本発明に係る建具部材の一実施例を示す要部概
略断面図である。
略断面図である。
【図2】本発明に係る建具部材の他の実施例を示す要部
概略断面図である。
概略断面図である。
【図3】本発明に係る建具部材の更に他の実施例を示す
要部概略断面図である。
要部概略断面図である。
【図4】従来の建具部材の例を示す要部概略断面図であ
る。
る。
【図5】従来の建具部材の他の例を示す要部概略断面図
である。
である。
1 平板状本体部材 2 飾り枠 3 飾り枠の意匠部 4a 飾り枠のコーナー部(応力集中部) 4b 飾り枠の段部(応力集中部) 5 飾り枠の枠板 5a 枠板の端縁 6 飾り枠の端枠 6a 端枠の端縁 7 意匠シート 8 段部 9 境界線
Claims (7)
- 【請求項1】 平板状の本体部材(1)の側縁部に飾り
枠(2)を装着してなる建具部材であって、 該飾り枠(2)は、平板状の一対の枠板(5)と、断面
コ字状の端枠(6)とからなり、 前記本体部材(1)の少なくとも1つの側縁部に、該側
縁部の端部を除く両面に前記平板状の枠板(5)を固着
し、 前記側縁部の端部には、前記断面コ字状の端枠(6)を
装着すると共に、 該端枠(6)の端縁部(6a)と前記枠板(5)の端縁
(5a)とを密着させてなることを特徴とする建具部材 - 【請求項2】 前記端枠(6)の端縁(6a)の厚さと
前記枠板(5)の端縁(5a)の厚さが同一であり、少
なくとも前記端枠(6)の端縁の表面部と前記枠板
(5)の表面部とを被覆する様に意匠シート(7)を貼
着してなる請求項1に記載の建具部材 - 【請求項3】 前記端枠(6)の端縁(6a)の厚さを
前記枠板(5)の端縁(5a)の厚さよりも薄く形成
し、両端部(6a,5a)の接合面に意匠としての段差
(8)を形成してなる請求項1に記載の建具部材 - 【請求項4】 前記端枠(6)が、表面に木目模様を有
するプラスチック成形体である請求項1乃至3のいずれ
かに記載の建具部材 - 【請求項5】 前記端枠(6)が、アルミ合金の押し出
し型材であり、前記本体部材(1)の端部に止めネジに
て固着されるものである請求項1乃至3のいずれかに記
載の建具部材 - 【請求項6】 前記端枠(6)が、ゴム或いは軟質プラ
スチック等の弾性材で形成してなる請求項1乃至3のい
ずれかに記載の建具部材 - 【請求項7】 前記本体部材が、合成板である請求項1
乃至5のいずれかに記載の建具部材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26325399A JP2001082044A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 建具部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26325399A JP2001082044A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 建具部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001082044A true JP2001082044A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17386911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26325399A Pending JP2001082044A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 建具部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001082044A (ja) |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26325399A patent/JP2001082044A/ja active Pending
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