JP2001081824A - 水処理器用水栓 - Google Patents

水処理器用水栓

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JP2001081824A
JP2001081824A JP2000209263A JP2000209263A JP2001081824A JP 2001081824 A JP2001081824 A JP 2001081824A JP 2000209263 A JP2000209263 A JP 2000209263A JP 2000209263 A JP2000209263 A JP 2000209263A JP 2001081824 A JP2001081824 A JP 2001081824A
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spout
spouting
faucet
raw
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JP2000209263A
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English (en)
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Kazuhiro Nogami
和弘 野上
Katsuhiko Shiraishi
勝彦 白石
Naomi Ohira
直美 大平
Chiyoki Shimobayashi
千代鬼 下林
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明において解決すべき課題は、原水と処
理水の吐水が確実に区分けでき、更に、スパウトの回転
時においても、指等を挟むことがなく、原水・処理水の
同時使用が容易な水処理装置が接続される給水装置及び
水処理装置を具備した水栓、更には、吐水口の高さ及び
/または前出の位置を最適な位置に調節することが容易
な水処理装置が接続される給水装置及び水処理装置を具
備した水栓を提供することにある。 【解決手段】 原水吐水用スパウトと処理水吐水用スパ
ウトの一方を水栓本体に設け、他方を水栓本体とは別体
に設け、水栓本体と吐水用スパウトを連通管で連通し、
吐水口の高さが上下に昇降及び/または前出の位置を最
適な位置に容易に調節することができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流し台、洗面台、浴
室等の水回り設備に用いられる給水装置に係り、特に浄
水器、イオン交換器、冷却器、加熱器等の水処理装置が
接続される水処理器用水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の浄水器等の水処理装置が接続され
る水処理器用水栓において、原水吐水用スパウトと処理
水吐水用スパウトが区画されている又は、独立して形成
され、両スパウトが接離自在に形成されており、実用新
案登録第2577829号、特開平4−366074号
に開示されているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のものにお
いては、前者は、原水と処理水の吐水口は、区分けされ
ているが、近接しているためどちらの吐水口から吐水し
ている区別がつきにくく、間違う恐れがある。
【0004】また、上記不具合を解決する方法として、
後者の両スパウトが接離自在に形成されたものがある。
これにおいては、原水と処理水の区分けはできるが、回
転時にスパウトの間に指等を挟み怪我をする恐れがあ
る。また、スパウト同士が近接しているので原水と処理
水とを同時使用する時に、使い難い問題がある。
【0005】更に、従来の水栓では、吐水口の高さ、前
出が決まっている為、洗う皿・鍋や水を汲む水差し等の
大きさ、実際に作業をする人の身長に合わせて、最適の
吐水口の高さ、前出の吐水口の位置で、作業ができない
問題がある。
【0006】本発明において解決すべき課題は、原水と
処理水の吐水が確実に区分けでき、更に、スパウトの回
転時においても、指等を挟むことがなく、原水・処理水
の同時使用が容易な水処理装置が接続される給水装置及
び水処理装置を具備した水栓、更には、吐水口の高さ及
び/または前出の位置を最適な位置に調節することが容
易な水処理装置が接続される給水装置及び水処理装置を
具備した水栓を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】原水吐水用スパウトと処
理水吐水用スパウトの一方を水栓本体に設け、他方を水
栓本体とは別体に設け、水栓本体と吐水用スパウトを連
通管で連通した。原水吐水用スパウト又は/及び処理水
吐水用スパウトを回転自在とした。水栓本体の側面に吐
水用スパウト取り付け座を設け、この吐水用スパウト取
り付け座に吐水用スパウトを設けた。水栓本体の側面に
吐水用スパウト取り付け座を設け、この吐水用スパウト
取り付け座に吐水用スパウトと、この吐水用スパウトか
らの吐水を開閉する開閉操作手段を設けた。水栓本体の
上面に別体の吐水用スパウトの吐水を開閉する開閉操作
部を設けた。水栓本体に処理水用の吐水用スパウトを設
けた。
【0008】原水吐水用スパウト又は/及び処理水吐水
用スパウトの高さ位置を調整可能にする高さ調整装置を
設けた。高さ調整装置を、原水吐水用スパウト又は/及
び処理水吐水用スパウトの吐出端までの流路を形成する
管状材自身、または吐出端までに設けた流路部材とは別
体とした管または棒状材からなるサポートと、このサポ
ートを差し通して高さ調整可能に保持する保持装置とを
備え、保持装置には、サポートを拘束してその設定高さ
に保持するストッパと、サポートに対するストッパの拘
束を解く解除手段とを備え、サポートを上昇させるとき
にはストッパによる拘束が自動解除されると共にサポー
トの上昇後にはストッパにより再拘束し、サポートを上
昇位置から下降させるときには解除手段を駆動してスト
ッパによる拘束を解き、更にサポートの下降後には解除
手段を非駆動としてストッパにより拘束可能とした。
【0009】原水吐水用スパウト又は/及び処理水吐水
用スパウトの前出位置を調整可能にする前出位置調整装
置を設けた。前出位置調整装置を、原水吐水用スパウト
又は/及び処理水吐水用スパウトの基端が固定された内
筒部材と、該内筒部材の外周上を移動する外筒部材と、
前記内筒部材と前記外筒部材との間に内装されて、外筒
部材を内筒部材との摩擦抵抗により内筒部材外周上の任
意の位置に位置決め可能な抵抗手段とから構成した。従
って、内筒部材との摩擦抵抗によって外筒部材を内筒部
材の外周上を移動させるので、外筒部材を動かすだけの
簡単な動作で内筒部材の任意の位置に外筒部材を保持す
ることができ、使い勝手が大幅に向上する。抵抗手段
は、径方向に拡縮自在なガイド部材と、該ガイド部材を
軸芯方向に付勢するばね等の弾性部材とから構成してい
るので、簡単な構造で内筒部材の任意の位置に外筒部材
を確実に保持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1から図7に本発明の水処理器
用水栓の第1実施例を示す。図1は水処理器用水栓の概
略正面図、図2は水処理器用水栓を流し台に取り付けた
使用状態斜視図、図3は水栓本体を一部断面した正面
図、図4は水栓本体の側面断面図、図5は図3のA−A
拡大断面図、図6は図3のB−B拡大断面図、図7は原
水吐水用スパウトの断面図を示す。
【0011】水処理器用水栓1は水栓本体2と原水吐水
用スパウト3と水栓本体2と原水吐水用スパウト3を連
通する連通管としての原水供給管4とから構成されてい
る。水栓本体2と原水吐水用スパウト3は流し台等の天
板の取り付け穴にそれぞれ固定され、原水供給管4は天
板の下方で水栓本体2と原水吐水用スパウト3を連通し
ている。水栓本体2の側面に処理水吐水用スパウト5
と、処理水吐水用スパウト5への吐水を制御する処理水
器用操作ハンドル6を取り付ける処理水吐水用スパウト
取り付け座7を設けている。水栓本体2の上部には原水
吐水用スパウト3への吐水を制御する原水用操作ハンド
ル8を設けている。
【0012】水栓本体2の下部には給水管9と給湯管1
0が接続され、水栓本体2の内部の給水通水路11、給
湯通水路12に連通している。給水通水路11、給湯通
水路12の上部は水栓本体2の上部に設けた湯水混合手
段としてのディスクバルブ部13の給水口、給湯口に連
通している。ディスクバルブ部13で混合された湯水
は、ディスクバルブ部13の出湯口に連通する原水通水
路14に水栓本体2の下部で接続された原水供給管4を
介して原水吐水用スパウト3から吐水される。ディスク
バルブ部13は原水用開閉ハンドル8により操作され、
湯水の混合、原水吐水用スパウト3からの吐水の開始、
停止、流量調整を行う。
【0013】水栓本体2の給水通水路11は途中で分岐
され第二給水通水路15を形成している。第二給水通水
路15には流量調整弁16が設けられ、流量調整弁16
は処理水用操作ハンドル6により操作される。第二給水
通水路15は水処理器としての浄水器17に連通する浄
水器への原水供給管18に接続している。浄水器17に
より処理された水は浄水器17からの浄水供給管19を
介して水栓本体2の浄水通水路20に流入し、浄水通水
路20に接続された処理水吐水用スパウト5から吐水さ
れる。浄水供給管19の途中には、処理水吐水用スパウ
ト5側からの水の逆流を防止するための逆流防止弁21
を設けている。
【0014】浄水が必要な場合は、処理水用操作ハンド
ル6を操作し、流量調整弁16を開くと、給水通水路1
1から分岐した第二給水通水路15から原水供給管18
を介して浄水器17に流入し、浄水器17で浄化された
水は浄水供給管19、浄水通水路20を介して処理水吐
水用スパウト5から吐水される。処理水吐水用操作ハン
ドル6を操作し、流量調整弁16を閉じると第二給水通
水路15が遮断され処理水吐水用スパウト5からの吐水
が停止する。
【0015】原水が必要な場合は、原水用操作ハンドル
8を操作し、ディスクバルブ部13により湯水の混合及
び流量を調整し開くと、給水通水路11と給湯通水路1
2からディスクバルブ部13に水と湯が流入し、ディス
クバルブ部13内で混合された湯は原水通水路14、原
水供給管4を介して原水吐水用スパウト3から吐水され
る。原水用操作ハンドル8を操作し、ディスクバルブ部
13を閉じると給水通水路11と給湯通水路12が遮断
され原水吐水用スパウト3からの吐水が停止する。
【0016】以上のように、浄水は水栓本体2に設けた
処理水吐水用スパウト5から吐水することができ、原水
は水栓本体2とは別に設けた原水吐水用スパウト3から
吐水されるため、原水と浄水を間違えることがない。
【0017】水栓本体2内の構成を図3から図6に基づ
いて説明する。給水管9が水栓本体2に設けた給水通水
路11の下部に嵌合固定されている。給水通水路11は
上部に延びディスクバルブ部13に連通する。給水通水
路11から第二給水通水路15が分岐され、第二給水通
水路15の途中には流量調整弁16が設けられている。
給水通水路11は、水栓本体2の側面に設けられた処理
水吐水用スパウト取り付け座7の下部に隔壁29と隔壁
30により構成されている。
【0018】流量料調整弁16は底部が開口22した円
筒状で周面にも開口23を設けた円筒弁体24とスピン
ドル25により構成されている。スピンドル25には処
理水用操作ハンドル6が取り付けられている。処理水用
操作ハンドル6を回転させることにより円筒弁体24が
回転し、第二給水通水路15の下流側流路26の開口部
27と円筒弁体24の開口23が合致すると第二給水通
水路15の上流側流路28から円筒弁体24の開口2
2、開口23を介して第二給水通水路15の下流側流路
26に流入する。下流側流路26に流入した水は下流側
流路26の下流に連通した浄水器への原水供給管18を
介して浄水器17へ流入する。
【0019】浄水器17からの浄水は、浄水供給管19
を介して水栓本体2の浄水通水路20に流入する。浄水
通水路20は水栓本体2の下部から水栓本体2の側面に
設けた処理水吐水用スパウト取り付け座7の上部、つま
り、第二給水通水路15の上部に隔壁29を隔てて形成
される。処理水吐水用スパウト取り付け座7の上部に
は、処理水吐水用スパウト取り付け部材31を介して処
理水吐水用スパウト5が回転自在に取り付けられてい
る。
【0020】給湯管10が水栓本体2に設けた給湯通水
路12の下部に嵌合固定されている。給湯通水路12は
上部に延びディスクバルブ部13に連通する。ディスク
バルブ部13には、給水通水路11の上部も連通されて
いる。ディスクバルブ部13で混合された湯水は原水供
給通水路14、原水用スパウトへの原水供給管4を介し
て原水吐水用スパウト3から吐水される。
【0021】原水供給管4は可撓性を有するフレキシブ
ルホース32からなり、先端に吐水部33を接続してい
る。天板の取り付け穴にはフレキシブルホース32を通
し、吐水部33を支持する支持パイプ34が、支持パイ
プの高さを調整可能な高さ調整手段35により固定され
ている。又、支持パイプ34には、前後方向に移動し、
吐水部33の前出方向の調節可能な支持体50が取付け
られている。吐水部33は支持体50から着脱自在で、
吐水部33は支持体50から引き出し使用できる。
【0022】図8は本発明の水栓の支持構造を備えた原
水吐水用スパウトの昇降部構造を示す要部の切欠図であ
る。
【0023】図において、カウンター150の上で固定
したままか引き上げて使えるようにしたシャワーヘッド
101を吐水口として備え、このシャワーヘッド101
の基端に連結したホース101aをカウンター150の
下のキャビネットの中にループ状に垂らすと共にカウン
ター150に固定した湯水混合水栓(図示せず)の混合
水出口にこのホース101aを連結している。このよう
なシャワーヘッド101への湯水混合水栓からの混合水
の供給は、たとえば実公平6−1649号公報等に記載
されているように従来公知の構成である。そして、シャ
ワーヘッド101は、カウンター150を貫通して配置
したサポート102に着脱自在に取り付けられている。
【0024】サポート102は斜めに傾斜させた姿勢と
してその上端からシャワーヘッド101の基端側を差し
込めるようにした中空のホルダ102aと、このホルダ
102aの基端に連結され金属パイプを利用した支持管
102bとから構成したものである。ホルダ102aは
その内部にシール機構を配置してホース101aを伝う
滴を水切りする構造としたものである。また、支持管1
02bはホルダ102aの基端側に差し込んで連結さ
れ、ホルダ102aの下端はこの支持管102bの外周
から半径方向に突き出る段差を形成している。
【0025】カウンター150にはサポート102のホ
ルダ102aの下端を受けるとともに支持管102bを
高さ調整するための保持装置103を備える。この保持
装置103は、カウンター150の取付け口150aに
差し込まれてナット150bによって固定されるベース
104,このベース104の中に収納したリテーナハウ
ジング105,このリテーナハウジング105の中に傾
動可能に配置したストッパ106を主な部材として構成
されたもので、図9にその分解斜視図及び図10に要部
の縦断面図をそれぞれ示す。
【0026】ベース104は取付け口150aに差し込
まれる雄ネジ付きのスリーブ104aを下に突き出して
形成し、ナット150bによってカウンター150に固
定されるもので、スリーブ104aの内径は支持管10
2bが自由に移動できる程度の大きさである。そして、
上端にはカウンター150面の上に載せて配置される皿
状の収納座104bを形成し、この収納座104bの中
にリテーナハウジング105を落とし込んで定位置に保
持可能としている。
【0027】リテーナハウジング105は、ベース10
4の収納座104bにきっちりと嵌まり込む凹状断面の
保持環105aとその上面に被せた操作環105bとを
組み合わせたものであり、これらの保持環105a及び
操作環105bにはこれらを組み合わせたときに同軸配
置となり且つ支持管102bが自由に移動できる程度の
内径の開口105c,105dを開けている。また、保
持環105aの内部にはストッパ106の下面の一部を
受ける受座105eを底面から上に突き出して形成し、
操作環105bの外周縁には操作用のボタン105fを
別部材として上下に移動可能に備えている。
【0028】保持環105aと操作環105bとは、そ
れぞれの受座105e及びボタン105fが対応する姿
勢として互いに重ね合わせるものとし、図11に示すよ
うに、ボタン105fを押せばその下端面が受座105
e上に斜めの姿勢で載っているストッパ106の一端側
を押下げ、これによってストッパ106を図示の水平姿
勢に設定することができる。また、ボタン105fと保
持環105aの底との間には、圧縮のコイルスプリング
105gを組み込むものとし、ボタン105fを押す力
を外せばこのコイルスプリング105gの復元によって
ボタン105fを図10に示す元の位置に戻せる構成と
する。
【0029】ストッパ106は図9に示すように環状体
として形成されたもので、自身は弾性変形しない程度の
適切な肉厚を持つ金属板を素材としたものである。この
ストッパ106は、図10に示すように、リテーナハウ
ジング105に収納したときには半径方向の一端側が受
座105eの上に載ると共に他端側が保持環105aの
底面から浮いた状態で受座105e側の方が高くなる傾
斜した姿勢として保持環105aの中に落とし込める程
度の外径を持つ。そして、ストッパ106には同軸上に
円形状の開口106aを設ける。この開口106aは、
ストッパ106が支持管102bと同軸すなわち支持管
102bの軸線とストッパ106とが直交する関係にあ
るときに支持管102bの外径よりも僅かに大きく、し
かも図11に示すようにストッパ106が傾斜姿勢にあ
るときには開口106aの内周縁が支持管102bの外
周に係合可能な程度の内径を持つ。
【0030】更に、保持装置103には、ベース104
にリテーナハウジング105を組み込んだときにこれを
ベース104側に拘束すると共にリテーナハウジング1
05の全体を覆うカバー107を一体に接合する。この
カバー107は扁平な円錐台状であってその上端には支
持管102bが差し込まれる円形の開口107aとその
周りに平面状に形成されホルダ102aの下端面を受け
る受圧座107bを形成し、更に外周縁部分には操作環
105bのボタン105fを外に突き出すためのボタン
孔107cを開けたものである。そして、開口107a
の下側には支持管102bの外周面に密着するU字状断
面のパッキン108を組み込んでいる。このパッキン1
08は、開口107aから水がカバー107内に浸入す
るのを防止すると共に、支持管102bに抵抗を与える
ことによってストッパ106の係合が外れたときにこの
支持管102bが急激に落下してしまうのを防止する機
能を持つ。
【0031】なお、カバー107は、図10に示すよう
に、ベース104の中に組み込んだリテーナハウジング
105の全体を覆うとともに、ボタン105f周りもそ
の上端部分を除いて周壁で包み込むことによって、この
ボタン105fのみを押す操作ができるように組み立て
られる。
【0032】以上の構成において、図8に示すように、
カウンター150に固定した保持装置103に対して、
サポート102の支持管102bが差し込まれ、サポー
ト102のホルダ102aにはシャワーヘッド101の
基端が着脱自在に保持されている。そして、シャワーヘ
ッド101に接続したホース101aはホルダ101a
及び支持管102bに通されているので、ホルダ101
aの下端を図示のようにカバー107の受圧座107b
に預けたまでシャワーヘッド101からの吐水が行える
ほか、シャワーヘッド101をホルダ101aから引き
出して使うこともできる。
【0033】一方、ボタン105fを押さない限りスト
ッパ106に対する受座105e上での押圧は作用しな
いので、ストッパ106はその自重によって図10に示
すように傾斜した姿勢に維持されている。すなわち、ス
トッパ106の開口106aは支持管102bに対する
係合力を作用させる状態に保持されているが、ホルダ1
02aを引き上げると支持管102bも上に移動するの
で、この支持管102bの外周に緩やかに開口106a
の開口縁が係合しているストッパ106は、支持管10
2bの上昇に伴って図10における左端側が持ち上げら
れる。したがって、開口106aは支持管102bが速
やかに通過できるような水平姿勢となり、これによって
ホルダ102aを引き上げる操作だけでストッパ106
によってロック状態にあった支持管102bを引き上げ
ることができる。
【0034】図12はシャワーヘッド101と共にサポ
ート102を引き上げている状態であり、先に説明した
ように、ストッパ106は水平の姿勢となってその開口
106aの開口縁による支持管102bへの係合を解
き、支持管102bの上昇を許している。そして、図1
2の高さで使うときには、サポート102から手を離せ
ばこのサポート102自身及びシャワーヘッド102の
自重によって支持管102bが保持装置103内が少し
下がり、このとき支持管102bの外周面に接触してい
る開口106aの開口縁に対する摩擦力が作用してスト
ッパ106は図10の傾斜した姿勢に戻される。
【0035】このように、シャワーヘッド101を使う
位置を高くする側に設定するときには、ボタン105f
を押すことなくサポート102を手で引き上げて高さを
調整した後に手を離すだけで、ストッパ106をアンロ
ックの状態からロック状態に切り替えることができる。
そして、上昇させた支持管102bに対して、傾斜姿勢
にあるストッパ106の開口106aと支持管102b
の外周面との間の係合力を作用させることによって、支
持管102bの下降を拘束し、シャワーヘッド101の
高さを変えてこれを使うことができる。
【0036】図12の高さに設定したサポート102を
再び図8に示す下降位置に戻すには、ボタン105fを
押しておけばよい。すなわち、ボタン105fを図11
に示すように押し続けておけばストッパ106を支持管
102bと直交する姿勢に設定できるので、支持管10
2bに対する開口106aの開口縁による係合を解くこ
とができる。したがって、図11のようにロックが解除
された支持管102bはストッパ106とは関係なく下
降できるようになり、サポート102及びシャワーヘッ
ド101の自重によって保持装置103内を支持管10
2bが滑り落ち、図8の状態に戻る。そして、ボタン1
05fを押すのを止めれば、図10に示すように受座1
05e側を高くなるようにストッパ106が傾斜した姿
勢に戻り、これによって支持管102bは再びロックさ
れる。
【0037】図13は、本発明をカウンターに設置した
吐水具に適用した実施例を示す一部切り欠き断面図であ
り、取り付け部材の例であるカウンターBに吐水具Aが
設置されている。図14は、その要部を示す拡大断面図
である。
【0038】吐水具Aは、カウンターBに配設した支持
部材232の先端部に設けられており、内筒部材201
と、内筒部材201の外周面201a上を移動する外筒
部材202と、内筒部材201と外筒部材202との間
に内装される抵抗手段203と、外筒部材202の先端
部に着脱自在に設けられる吐水口部材の例であるシャワ
ーヘッド204及びシャワーヘッド204の基端部に連
結される湯水供給管220とから構成している。
【0039】そして、外筒部材202は、先端部にシャ
ワーヘッド204が着脱自在に設けられると共に後端部
に雌ねじ202bを設けたカバー体202aと、カバー
体202aの雌ねじ202bに螺合する雄ねじ202d
を設けると共にその反対側の開放部に雌ねじ202eを
設けたガイドスリーブ202cと、ガイドスリーブ20
2cの雌ねじ202eに螺合する雄ねじ202hを設け
たストッパー体202gとを備えている。
【0040】また、抵抗手段203は、図13及び図1
4に示すように、ストッパー体202gに設けたストッ
パー部202iとガイドスリーブ202cに設けたガイ
ド規制部202fとの間に介在されており、合成樹脂製
のガイド205と割りリング状のばね206とから構成
している。ガイド205は、図14に示すように、径方
向に拡縮するように軸線方向にスリット205aを設け
ていると共に外周に設けた溝205bに弾性部材である
ばね206を嵌合させている。このようにして、ばね2
06の適度な弾性力によりガイド205を内筒部材20
1に対して内筒部材201の軸芯方向に適度な付勢力に
て付勢している。
【0041】支持部材232は、カウンターBに固定し
た保持装置231と、保持装置231内を上下方向に昇
降する支持管230bを基端部に連結したホルダー23
0とから構成されており、支持管230bが保持装置2
31の図示しない保持手段により高さ調整可能に保持さ
れるようになっている。
【0042】また、シャワーヘッド204の基端部に連
結したフレキシブル管からなる湯水供給管220は、内
筒部材201及びホルダー230の内部を通してカウン
ターB下方の空間にたるみを持たせて垂らすとともにカ
ウンターBに設置した図示しない湯水混合栓の混合水出
口に連結している。
【0043】以上の構成において、内筒部材201の基
端部に設けた雄ねじ201bをホルダー230の先端部
に設けた雌ねじ230aに螺合すると共に、内筒部材2
01に対して抵抗手段203と共に外筒部材202を外
装しており、図13においては、内筒部材201の雄ね
じ201a末端に設けた環状のフランジ部201cにス
トッパー体202gのストッパー部202iが当接し
て、外筒部材202の左方向への移動を規制した状態で
ある。図13から外筒部材202を手で右方向に動かす
と、抵抗手段203がストッパー体202gのストッパ
ー部202iに押されて内筒部材201外周面201a
との適度な摩擦抵抗を受けながら移動し、任意の位置に
て手を離すと、抵抗手段203の内筒部材201軸芯方
向への適度な付勢力によりその位置に外筒部材202及
び外筒部材202の先端部に設けられるシャワーヘッド
204が確実に保持されることになる。尚、216は内
筒部材201の先端部に設けたストッパー部であり、外
筒部材202を右方向に動かしていくとガイド規制部2
02fがこのストッパー部216に当たり、外筒部材2
02が内筒部材201から抜け出ないようになってい
る。また、外筒部材202が内筒部材201上を移動す
る際のガイドや、外筒部材202と内筒部材201との
間に水等が浸入するのを防止する役目も果たす。
【0044】以上のように構成することにより、使用者
は、シャワーヘッド204の最適な位置にてシャワーヘ
ッド204の図示しない吐水口からの吐水により、給水
・洗浄等の作業を容易に行うことができる。
【0045】また、外筒部材202は、図において左右
方向に移動自在なだけでなく、内筒部材1の周方向に対
しても回動自在なので、必要に応じて吐水方向を変える
ことができ、給水・洗浄等の作業を効率良く行うことが
できる。更に、シャワーヘッド204は外筒部材202
の先端部に着脱自在に設けられるとともに、湯水供給管
220はフレキシブル管にて構成しているので、シャワ
ーヘッド204を外筒部材202から単独で引き出して
使用することができ、広範囲での洗浄等の作業が能率よ
く行え、使い勝手性を更に向上させることができる。
【0046】以上のような構成においても、使用者は、
シャワーヘッド204を最適な位置にてシャワーヘッド
204の図示しない吐水口からの吐水により、給水・洗
浄等の作業を容易に行うことができる。
【0047】上述した内容はあくまで本発明の1つの実
施形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに
限定されることを意味されるものでない。例えば、シャ
ワーヘッドと外筒部材とを一体的に形成するとともに、
湯水供給管を除いて内筒部材及びホルダー内を直接湯水
の通水路とすることもできる。この場合、内筒部材と外
筒部材の間の適所にシールパッキンを配設して通水路か
ら外部への水漏れを防止するようにするとよい。
【0048】外筒部材を内筒部材との摩擦抵抗により内
筒部材外周上の任意の位置に位置決め可能な抵抗手段と
して、径方向に伸縮自在なガイド部材と、該ガイド部材
を軸芯方向に付勢するばね等の弾性部材の他に、外筒部
材の移動時は、ガイド部材を前記弾性部材による付勢力
に抗して拡径し、任意の位置にてガイド部材の拡径を解
除する手段や、磁性体を用いたもの等、手段がある。
【0049】図15に本発明の第2実施例を示す。第1
実施例との相違は、浄水器17への原水の供給方法の違
いであるので、その部分のみを説明する。浄水器17へ
は給水管90から第二給水管36を分岐し浄水器17へ
接続する。浄水は浄水供給管19により水栓本体37の
浄水通水路38を介して浄水用スパウト5に連通する。
浄水通水路38の途中には処理水吐水用スパウトへの流
量調整弁16が設けられている。処理水吐水用スパウト
への流量調整弁16に連結した処理水用操作ハンドル6
を操作することにより、処理水吐水用スパウト5からの
浄水の吐水、停止を制御することができる。
【0050】図16に本発明の第3実施例を示す。第1
実施例との相違は、浄水器17への原水の供給方法の違
いであるので、その部分のみを説明する。第1実施例で
は処理水吐水用スパウトの吐水と原水吐水用スパウトへ
の原水の吐水を別々の操作ハンドルによって行っていた
が、本実施例では一つの操作ハンドル80で行うように
したものである。浄水器17へは給水管90から第二給
水管36を分岐し浄水器17へ接続する。浄水は浄水供
給管19により水栓本体39の浄水通水路40を介して
ディスクバルブ部41へ連通し、ディスクバルブ部41
から第二浄水通水路42を介して処理水吐水用スパウト
5に連通している。ディスクバルブ部41には給水通水
路11、給湯通水路12、原水供給路14も連通してお
り、ディスクバルブ部41の右半分の操作で浄水の吐
水、停止を行い。ディスクバルブ部41の左半分の操作
で原水の湯水の混合調整、吐水、停止を行う。ディスク
バルブ部41は操作ハンドル80により操作される。
【0051】図17に本発明の第4実施例を示す。第1
実施例との相違は、浄水器17への原水の供給方法の違
いであるので、その部分のみを説明する。第1実施例で
は処理水吐水用スパウトの吐水と原水吐水スパウトへの
原水の吐水を別々の操作ハンドルによって行っていた
が、本実施例では一つの操作ハンドル80で行うように
したものである。水栓本体43のディスクバルブ部44
には給水通水路11、給湯通水路12、原水通水路14
と浄水器17へ原水を供給する第二原水供給路45が連
通されている。第二原水供給路45は浄水器への原水供
給管18を介して浄水器17へ接続する。浄水は浄水供
給管19により水栓本体43の浄水通水路46を介して
処理水吐水用スパウト5に連通している。ディスクバル
ブ部44の右半分の操作で浄水の吐水、停止を行い。デ
ィスクバルブ部44の左半分の操作で原水の湯水の混合
調整、吐水、停止を行う。ディスクバルブ部44は操作
ハンドル80により操作される。
【0052】図18に本発明の第5実施例を示す。第3
実施例との相違は、操作ハンドルと処理水吐水用スパウ
トの位置の関係を変更したものである。水栓本体47の
上部に処理水吐水用スパウト5を設け、水栓本体46の
下部にディスクバルブ部41を設け、側面に操作ハンド
ル80を設けている。
【0053】図19に本発明の第6実施例を示す。第4
実施例との相違は、操作ハンドルと処理水吐水用スパウ
トの位置の関係を変更したものである。水栓本体48の
上部側面に処理水吐水用スパウト5を設け、水栓本体4
8の下部にディスクバルブ部44を設け、側面に操作ハ
ンドル80を設けている。
【0054】以上の実施例では、吐水口高さ・前での調
節構造は、原水吐水用スパウトに設けたが、同様に処理
水吐水用スパウトに設けてもよい。
【0055】以上の実施例では水栓本体に処理水吐水用
スパウトを設け、水栓本体とは別体に原水吐水用スパウ
トを設けたが、図20に示す第7実施例のように水栓本
体48に原水吐水用スパウト3を設け、水栓本体48と
は別体に処理水吐水用スパウト5を設けてもよい。
【0056】流し台においては、処理水吐水用スパウト
から、浄水、アルカリイオン生成水、冷水、熱水等を吐
水し、飲用に用いる。又は、酸性水を吐水し、シンク、
まな板等の洗浄に用いてもよい。
【0057】洗面台においては、処理水吐水用スパウト
から、浄水を吐水し、飲用又はうがいに用いる。酸性水
を吐水し、洗顔及び洗面ボール等の洗浄に用いる。アス
コルビン酸シャワー等を吐水し、洗髪に用いてもよい。
又、吐水口のかわりにシャワー、マウスジェット、ヘア
ミスト等を接続してもよい。
【0058】浴室においては、処理水吐水用スパウトか
ら浄水を吐水し、飲用又はうがいに用いる。酸性水を吐
水し、洗顔及び浴室の洗浄に用いる。アスコルビン酸シ
ャワー等を吐水し、洗髪等に用いてもよい。又、吐水口
のかわりにシャワー等を接続してもよい。
【0059】
【発明の効果】原水吐水用スパウトと処理水吐水用スパ
ウトの一方を水栓本体に設け、他方を水栓本体とは別体
に設け、水栓本体と吐水用スパウトを通水路で連通した
ため、原水と処理水の吐水が確実に区分でき、更に原水
と処理水を同時に使用できるようになり、使用勝手が向
上する。又、シンクの中で洗い物ゾーンと飲み水専用ゾ
ーンが区分でき、衛生的である。
【0060】原水吐水用スパウト又は/及び処理水吐水
用スパウトを回転自在としたため、使う位置、対象物及
びシンクの形状に合わせて、スパウトが回転でき、最適
の位置で使用することができ、使い勝手が向上する。原
水吐水用スパウトと処理水吐水用スパウトは離れた位置
にあるため、吐水用スパウトの回転時においても、原水
吐水用スパウトと処理水吐水用スパウトで指等を挟むこ
とがない。
【0061】水栓本体の側面に吐水用スパウト取り付け
座を設け、この吐水用スパウト取り付け座に吐水用スパ
ウトを設けたため、水栓本体と吐水用スパウトまでが一
体で形成でき、構造が簡単となり、安価で作ることがで
きる。
【0062】水栓本体の側面に吐水用スパウト取り付け
座を設け、この吐水用スパウト取り付け座に吐水用スパ
ウトと、この吐水用スパウトからの吐水を開閉する開閉
操作手段を設けたため、開閉操作を行った時、どちらの
スパウトから吐水されるかが容易にわかり、吐水される
水の間違いがなくなり、使い勝手が向上する。
【0063】水栓本体の上面に別体の吐水用スパウトの
吐水を開閉する開閉操作部を設けたため、従来のシング
ルレバー混合栓と操作方法が同一であるため、水栓の取
り替えを行った場合においても、使用方法の混乱がな
い。又、開閉操作部が1つの水栓本体に集約されている
ので、開閉操作部に手が容易に届き、作業性が向上す
る。
【0064】水栓本体に処理水用の吐水用スパウトを設
けたため、水栓本体と吐水用スパウトまでの通水路が一
体で形成でき、通水路の接続部材等が不用となり構造が
簡単になり、安価に作ることができる。
【0065】原水吐水用スパウト又は/及び処理水吐水
用スパウトの高さ位置を調整可能にする高さ調整装置を
設けたため、用途に応じて原水吐水用スパウト又は処理
水吐水用スパウトの高さを調整でき使用しやすい。
【0066】高さ調整装置を、原水吐水用スパウト又は
/及び処理水吐水用スパウトの吐出端までの流路を形成
する管状材自身、または吐出端までに設けた流路部材と
は別体とした管または棒状材からなるサポートと、この
サポートを差し通して高さ調整可能に保持する保持装置
とを備え、保持装置には、サポートを拘束してその設定
高さに保持するストッパと、サポートに対するストッパ
の拘束を解く解除手段とを備え、サポートを上昇させる
ときにはストッパによる拘束が自動解除されると共にサ
ポートの上昇後にはストッパにより再拘束し、サポート
を上昇位置から下降させるときには解除手段を駆動して
ストッパによる拘束を解き、更にサポートの下降後には
解除手段を非駆動としてストッパにより拘束可能とした
ため、水栓の位置を高くするときにはサポートだけを手
で引き上げた後に手を離すだけの操作でストッパによる
拘束の解除と高さ設定位置への再拘束ができるので、従
来例のように操作摘みをいちいち操作することは不要と
なり、高さ調整が簡単に行え、最適な吐水口の高さで使
用できる。また、サポートを下げるときだけ解除手段を
操作すればサポートは水栓を含む自重によって保持装置
の中を下に抜けていくので、同様に取扱いが簡単にな
る。そして、特に解除手段として押しボタン式のボタン
を備えるものでは、このボタンを片方の手で押すだけで
済むのでより一層使い勝手が向上すると共に、保持装置
には従来例のように二股状の摘みを設ける必要がないの
で外観が向上するほか埃の付着等の問題も解消される。
【0067】原水吐水用スパウト又は/及び処理水吐水
用スパウトの前出位置を調整可能にする前出位置調整装
置を設けたため、用途に応じて原水吐水用スパウト又は
/及び処理水吐水用スパウトの前出位置を調整でき使用
しやすい。
【0068】前出位置調整装置を、原水吐水用スパウト
又は/及び処理水吐水用スパウトの基端が固定された内
筒部材と、該内筒部材の外周上を移動する外筒部材と、
前記内筒部材と前記外筒部材との間に内装されて、外筒
部材を内筒部材との摩擦抵抗により内筒部材外周上の任
意の位置に位置決め可能な抵抗手段とから構成したた
め、内筒部材との摩擦抵抗によって外筒部材を内筒部材
の外周上を移動させるので、外筒部材を動かすだけの簡
単な動作で内筒部材の任意の位置に外筒部材を保持する
ことができ、吐水口の前で調整が簡単に行え、最適な吐
水口の前で位置で使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水処理器用水栓の第1実施例を示す概
略正面図。
【図2】水処理器用水栓の使用状態を示す斜視図。
【図3】同部分断面した正面図。
【図4】水栓本体の縦断面図。
【図5】図3のA−A拡大断面図。
【図6】図3のB−B拡大断面図。
【図7】本発明の水処理器用水栓の第2実施例を示す概
略正面図。
【図8】本発明の水栓の高さ調整機構をハンドシャワー
に適用した例を示す要部の縦断面図。
【図9】支持管の高さを調整するための保持装置の部材
を分解して示す斜視図。
【図10】支持管に対するストッパによるロックを示す
要部の縦断面図。
【図11】操作用のボタンによってストッパによる支持
管へのロックを解除したときの要部の縦断面図。
【図12】サポートを引き上げた状態であってストッパ
による支持管に対するロックが解除された状態を示す要
部の縦断面図。
【図13】原水用スパウトの断面図。
【図14】本発明の要部を示す拡大断面図
【図15】本発明の水処理器用水栓の第2実施例を示す
概略正面図。
【図16】本発明の水処理器用水栓の第3実施例を示す
概略正面図。
【図17】本発明の水処理器用水栓の第4実施例を示す
概略正面図。
【図18】本発明の水処理器用水栓の第5実施例を示す
概略正面図。
【図19】本発明の水処理器用水栓の第6実施例を示す
概略正面図。
【図20】本発明の水処理器用水栓の第7実施例を示す
使用状態斜視図。
【符号の説明】
1…水処理器用水栓 2、37、39、43、47、48,49…水栓本体 3…原水吐水用スパウト(吐水用スパウト) 4…原水供給管(連通管) 5…処理水吐水用スパウト(吐水用スパウト) 6…処理水用操作ハンドル(開閉操作手段) 7…処理水吐水用スパウト取り付け座(スパウト取り付
け座) 8…原水用操作ハンドル(開閉操作手段) 80…原水・処理水用操作ハンドル(開閉操作手段) 101 :シャワーヘッド 101a:ホース 102 :サポート 102a:ホルダ 102b:支持管 103 :保持装置 104 :ベース 105 :リテーナハウジング 105a:保持環 105b:操作環 105c,5d:開口 105e:受座 105f:ボタン 105g:コイルスプリング 106 :ストッパ 106a:開口 107 :カバー 108 :パッキン A…吐水具 B…カウンター 201…内筒部材 201a…外周面 201b、202d、202h…雄ねじ 201c…フランジ部 202…外筒部材 202a…カバー体 202b、202e、230a…雌ねじ 202c…ガイドスリーブ 202f…ガイド規制部 202g…ストッパー体 202i…ストッパー部 203…抵抗手段 204…シャワーヘッド(吐水口部材) 205…ガイド(ガイド部材) 205a…スリット 205b…溝 206…ばね(弾性部材) 216…ストッパー部 230…ホルダー 230b…支持管 231…保持装置 232…支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下林 千代鬼 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水吐水用スパウトと処理水吐水用スパ
    ウトの一方を水栓本体に設け、他方を水栓本体とは別体
    に設け、水栓本体と吐水用スパウトを連通管で連通した
    ことを特徴とする水処理器用水栓。
  2. 【請求項2】 原水吐水用スパウト又は/及び処理水吐
    水用スパウトを回転自在としたことを特徴とする請求項
    1記載の水処理器用水栓。
  3. 【請求項3】 水栓本体の側面に吐水用スパウト取り付
    け座を設け、この吐水用スパウト取り付け座に吐水用ス
    パウトを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    水処理器用水栓。
  4. 【請求項4】 水栓本体の側面に吐水用スパウト取り付
    け座を設け、この吐水用スパウト取り付け座に吐水用ス
    パウトと、この吐水用スパウトからの吐水を開閉する開
    閉操作手段を設けたことを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の水処理器用水栓。
  5. 【請求項5】 水栓本体の上面に別体の吐水用スパウト
    の吐水を開閉する開閉操作部を設けたことを特徴とする
    請求項4に記載の水処理器用水栓。
  6. 【請求項6】 水栓本体に処理水吐水用スパウトを設け
    たことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の
    水処理器用水栓。
  7. 【請求項7】 原水吐水用スパウト又は/及び処理水吐
    水用スパウトの高さ位置を調整可能にする高さ調整装置
    を設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに
    記載の水処理器用水栓。
  8. 【請求項8】 高さ調整装置を、原水吐水用スパウト又
    は/及び処理水吐水用スパウトの吐出端までの流路を形
    成する管状材自身、または吐出端までに設けた流路部材
    とは別体とした管または棒状材からなるサポートと、こ
    のサポートを差し通して高さ調整可能に保持する保持装
    置とを備え、保持装置には、サポートを拘束してその設
    定高さに保持するストッパと、サポートに対するストッ
    パの拘束を解く解除手段とを備え、サポートを上昇させ
    るときにはストッパによる拘束が自動解除されると共に
    サポートの上昇後にはストッパにより再拘束し、サポー
    トを上昇位置から下降させるときには解除手段を駆動し
    てストッパによる拘束を解き、更にサポートの下降後に
    は解除手段を非駆動としてストッパにより拘束可能とし
    てなることを特徴とする請求項7に記載の水処理器用水
    栓。
  9. 【請求項9】 原水吐水用スパウト又は/及び処理水吐
    水用スパウトの前出位置を調整可能にする前出位置調整
    装置を設けたことを特徴とする請求項1から8のいずれ
    かに記載の水処理器用水栓。
  10. 【請求項10】 前出位置調整装置を、原水吐水用スパ
    ウト又は/及び処理水吐水用スパウトの基端が固定され
    た内筒部材と、該内筒部材の外周上を移動する外筒部材
    と、前記内筒部材と前記外筒部材との間に内装されて、
    外筒部材を内筒部材との摩擦抵抗により内筒部材外周上
    の任意の位置に位置決め可能な抵抗手段とから構成した
    ことを特徴とする請求項9に記載の水処理器用水栓。
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