JP2001081126A - 顆粒ポリブタジエンの多量処理のための方法 - Google Patents

顆粒ポリブタジエンの多量処理のための方法

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JP2001081126A JP2000260572A JP2000260572A JP2001081126A JP 2001081126 A JP2001081126 A JP 2001081126A JP 2000260572 A JP2000260572 A JP 2000260572A JP 2000260572 A JP2000260572 A JP 2000260572A JP 2001081126 A JP2001081126 A JP 2001081126A
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granular
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イーダン・ラン
Duanfan Wang
ドュアンファン・ワーン
Gary Harry Williams
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    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/12Powdering or granulating
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B13/00Conditioning or physical treatment of the material to be shaped
    • B29B13/02Conditioning or physical treatment of the material to be shaped by heating
    • B29B13/021Heat treatment of powders
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気相プロセスにおいて生成されるポリブタジ
エンの顆粒粒子の多量処理における凝集現象を防止す
る。 【解決手段】 最小流動化速度を超える表面ガス速度で
循環させる加熱されたガスを用いてポリブタジエンを5
0℃〜70℃の間の範囲の温度に加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動化された及び
(又は)気相重合プロセスにおいて生成されるような顆
粒ポリブタジエンの生成に関するものである。更に特
に、本発明は、流動性を保証するための顆粒ポリブタジ
エンの反応後処理及び(又は)多量物質処理に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ポリブタジエンは、商業的に溶液/スラ
リープロセスのような液体プロセスにおいて生成され
る。これらの液体及び(又は)液体−固体プロセスは、
不活性粒状物質を要求しないし使用もしない。ポリブタ
ジエンを、これらのプロセスにおいてスラブ又は梱包形
態で固体として生成する。スラブ又は梱包を破砕又は粉
末化技術により粉砕しなければならず、その後ポリブタ
ジエンを最終使用者の現場で時間及びエネルギーを消費
するミキサー中に供給することができるようになる。
【0003】米国特許番号4,994,534及び5,
453,471又はWO96/04323(PCT/U
S95/09826)及びWO96/04324(PC
T/US95/09827)のような気相プロセスにお
いて生成されるポリブタジエンは、反応器中で形成され
る顆粒である。これらの気相プロセスで生成されるポリ
ブタジエンの粒子は、流動可能なポリマーを形成する床
を維持するために反応器中に不活性粒状物質を採用する
ことにより生成されるのが普通である。気相プロセスに
起因するポリブタジエン粒子自体としては、コア−シェ
ル組成を有する。コアは、少量の不活性粒状物質とポリ
マーを大部分とする混合物からなる。外側の層又はシェ
ルは、少量のポリマーと不活性粒状物質を大部分とする
混合物からなる。ポリマーの大部分は不活性粒状物質に
より囲まれているので、これらの気相プロセスにおいて
生成される生成物は顆粒状でかつ易流動性である。この
生成物は、最終使用者により採用されるべき後続の破砕
又は粉末化を必要とせず又要求もしない;かくして、製
造及び化合物はより安価でより容易である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このコ
ア−シェルポリブタジエンにおいて静置又は沈降させる
際に、コア中のポリマーが、シェル中に移動する傾向が
ある。十分なポリマーが徐々に外側のシェル中に移動す
る場合に、上記の凝集現象が起こる可能性がある。これ
は、荷下ろし、輸送、荷揚げ、貯蔵中の多量処理の問題
の原因となる。
【0005】気相プロセスにおいて生成されるポリブタ
ジエンの顆粒粒子は、液体プロセスにより生成されるも
のと物理的、構造的及び組成的に異なるので、その粒子
は、その粒子特有の多量処理方法の開発を要求する。
【0006】顆粒ポリマーの流動特性を改善するため
に、ポリマーについて従来採用された典型的な方法は、
処理温度を減少すること(冷却すること)及び(又は)
機械的振動、撹拌若しくはエアブラストのようなものを
含んできた。
【0007】従って、工業規模で気相プロセスにおいて
生成されるような顆粒ポリブタジエンの多量処理の新方
法を開発する継続した要求が存在する。
【0008】米国シリアル番号09/313,601
は、易流動状態に維持されるような顆粒物質の多量処理
の予防的方法を開示している。この方法は、容器の底部
に又は近傍にガス分布板及び容器の底部に排出手段を備
えた容器中に顆粒物質を装填すること並びに顆粒物質に
不活性であるガスを上方向にガス分配板及び顆粒物質を
通り抜けて容器中の顆粒物質の最小流動速度と同等又は
若干下回るガス速度で射出することを含む。この参照文
献において、最小流動化以下のガス速度を有すること
は、小容量のガスを用いる容器又はコンテナの内部に均
一なガス分布を提供することに役立つ。ガスを加熱する
ことは、随意である。この参照文献は、空気層により分
離された粒子が互いにくっつくことがないことを開示し
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】対照的に、本発明は、一
旦沈降又は凝縮することができた場合にポリブタジエン
の易流動性を再生することに関するものである。これ
は、ポリブタジエンの流動性を高温に加熱することによ
り驚異的に改善又は再生するという本発明者による発見
に基づくものである。これは、他の類似のポリマーの流
動性が加熱によってではなくむしろ低温に冷却すること
により再生するので、当業者が推測することと正反対の
ことである。本プロセスは、ポリブタジエンを何らかの
方法で加熱することを要求する。1つの方法は、顆粒ポ
リブタジエンを流動化して流動性をポリマーに再度与え
るために最小流動化速度を超える空塔ガス速度で循環さ
せる加熱されたガスを用いてポリブタジエンを加熱する
ことである。
【0010】発明の概要 驚くべきことに、35℃以下の温度で容器中に存在して
いた顆粒ポリブタジエンを多量に処理する方法であっ
て、約50℃〜70℃の間の範囲の温度にポリブタジエ
ンを加熱することを含む方法を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の具体的な説明 本発明において、ポリブタジエン(特に気相で生成され
たもの)が低温よりむしろ高温で良好に流動することが
発見された。同様のポリマーが高温で凝集する強い傾向
があるので、これは、予想されることと正反対のことで
ある。
【0012】本発明は、多量の顆粒ポリブタジエン(例
えば、高分子量cis−1,4−ポリブタジエン、BR
と略する)が、易流動性であって輸送、貯蔵又は加工中
に凝集することがないことを確実にする。本発明は、最
終使用者の要求に応じて易流動性生成物を生成する。本
発明は、易流動性を保持又は再生するために35℃以下
の温度で貯蔵されてきた顆粒ポリブタジエンを約50℃
〜70℃の間の範囲の温度に加熱することを含む顆粒ポ
リブタジエンの多量処理方法である。
【0013】典型的には、好ましい顆粒ポリブタジエン
は、いわゆる「従来の」気相プロセス、「凝縮モード(c
ondensed-mode)」及び最近の「液体モード(liquid-mod
e)」のプロセスを含む気相プロセスで生成される。これ
らのプロセスにおいて、触媒毒が触媒活性を低下させ得
る前に水又は酸素のような外因的な触媒毒を除去するた
めに反応器中にスカベンジャーを含むことが好ましい。
一般に、これらの気相重合を形成ポリマーの粘着温度
(軟化温度)以上で行う。
【0014】従来の流動化プロセスは、例えば米国特許
3,922,322;4,035,560;4,99
4,534、及び5,317,036において開示され
ている。
【0015】凝縮モード(condensed mode)重合(誘発式
凝縮モードを含む)は、例えば米国特許4,543,3
99;4,588,790;4,994,534;5,
317,036;5,352,749及び5,462,
999において教示されている。
【0016】液体モード(liquid-mode)又は液体モノマ
ー重合モードは、米国特許5,453,471;WO9
6/04323(PCT/US95/09826);及
びWO96/04323(PCT/US95/0982
7)に記載されている。ジオレフィン(例えば、1,3
−ブタジエン)重合について、液体モードを使用して不
活性粒状物質(いわゆる流動化助剤(fluidization aid)
又はフロー助剤(flowaids))を用いるのが好ましい。
【0017】不活性粒状物質は、例えば米国特許4,9
94,534に記載されており、カーボンブラック、シ
リカ、粘土、タルク及びそれらの混合物を含む。有機ポ
リマー物質(例えば、顆粒又は粉末形態のポリマー及び
α−オレフィンとポリスチレンのコポリマー)を流動化
助剤として採用することもできる。勿論、カーボンブラ
ック、シリカ及びそれらの混合物が、好ましい。EP0
727,447に開示されている活性炭及びWO98/
34960に開示されている改質カーボンブラックもま
た気相重合において採用することができる。流動化助剤
として採用される場合、これらの不活性粒状物質(カー
ボンブラック、シリカ、粘土、タルク及びそれらの混合
物)を、生成されるポリマーの重量に基づき約0.3〜
約80重量%、好ましくは約5〜60重量%、最も好ま
しくは10〜45%の間の範囲の量で用いる。有機ポリ
マー物質を、生成される最終ポリマーの重量に基づき
0.3〜50重量%、好ましくは0.3〜10重量%の
間の範囲の量で採用する。
【0018】これらの流動化助剤の1種類以上を用いて
生成されるポリブタジエンポリマーは、コア−シェルポ
リマー粒子を生成するのが典型的である。粒子は、不活
性粒状物質又はポリマーと不活性粒状物質の混合物の外
殻を有し、そこにおいて不活性粒状物質は、外殻に多量
で、一般に外殻の重量に基づき75重量%よりも多くの
量で存在している。ポリマー粒子の内核は、ポリマー又
は不活性粒状物質とポリマーの混合物からなり、そこに
おいてポリマーは、内核に多量で、一般に内核の重量に
基づき90重量%よりも多くの量で存在している。これ
らのポリマー粒子は、反応器を出る時には顆粒状であっ
て易流動性のものであり、流動床重合プロセスにより生
成される。
【0019】粒子寸法分布、かさ密度及び流動性のよう
な顆粒ポリブタジエンの内部特性は、触媒/助触媒系、
モノマー分圧、反応温度及び滞留時間と関係がある。例
えば、同一の触媒だが異なる助触媒から生成されるBR
は、かさ密度、平均寸法及び流動性において異なる可能
性がある。一般に、本発明において採用することができ
る顆粒ポリブタジエンは、約400〜1000ミクロン
の間の範囲の平均粒子寸法;約15〜20(lb/ft
3)(約240〜320kg/m3)の間の範囲のかさ密
度;及び約1.5〜4の流動値(流動関数)を有してい
る。また、流動層反応器から排出される易流動性のBR
は、凝集のため粒子寸法分布及び流動特性が変わる可能
性がある。例えば、カーボンブラックをBRの生成にお
いて流動化助剤(フロー助剤又は不活性粒状物質)とし
て用いる場合、ポリマー粒子のコアにおけるポリマー
は、時が経つにつれてポリマー粒子のシェルの外側のカ
ーボンブラックコーティング中に移動することができ
る。BRポリマーは、貯蔵及び輸送中に外側のカーボン
ブラックコーティングに移動し又は浸透するにつれて、
粒子表面はますますポリマーを含むようになり、このポ
リマーは単に粘着性を増大させ凝集の傾向を高める。
【0020】(例えばホッパー車、貯蔵所又はサイロの
ような容器に)貯蔵又は35℃以下の温度に冷却されて
いる顆粒ポリブタジエンを、約50℃〜約70℃の間の
範囲の温度に加熱した不活性ガスと接触させる。
【0021】本発明の実施において採用されるガスは、
ポリマー及びポリマーと関連する任意の未反応モノマー
(もし存在するならば)との両方に実質的に不活性であ
る任意のガスとすることができる。これ故、不活性ガス
を窒素、アルゴン、空気、二酸化炭素、一酸化炭素及び
それらの混合物からなる群から選択することができる。
採用される不活性ガスは、窒素、空気又はそれらの混合
物が好ましい。
【0022】不活性ガスを貯蔵容器中に導入する目的
は、ポリマーを暖めることである。それ故、不活性ガス
の量及び速度は、とても小さなものとすることができ
る。不活性ガスをポリブタジエンを含む容器の壁面の開
口部を介してポリブタジエンに導入してポリマー全体に
わたって拡散させることができる。不活性ガスを容器に
挿入したパイプ又は導管の中へパイプ輸送すること及び
それらを介して排出することもでき、ポリブタジエン全
体にわたって拡散させることができる。次いで、ガスを
容器の頂部若しくは側面又はパイプを介して排出するこ
とができる。随意に、不活性ガスを集めて再循環して、
必要ならば精製して、再使用する。
【0023】顆粒ポリブタジエンが長期間、反応器、パ
ージャー又は貯蔵容器中に残っていなければならない場
合には、不活性ガス(50℃〜70℃の温度の範囲にあ
ることが好ましい。)を、床を流動状態に保つために使
用すべきである。一般に、不活性ガスの速度は、ポリブ
タジエンの粒子寸法又は凝集の寸法に依存し、凝集物を
より小さい凝集物又は粒子中から除去するのに十分なも
のであるべきである。不活性ガスの速度は、約0.5〜
約4ft/秒(約0.15〜約1.2m/秒)の間の範
囲をとることができ、好ましいのは約1.5〜約3ft
/秒(約0.46〜約0.9m/秒)及び最も好ましい
のは1.8〜2.5ft/秒(0.55〜0.76m/
秒)であることが見いだされた。
【0024】上記方法におけるポリマーを加熱するため
の別のアプローチとして、ポリブタジエンを、約50℃
〜約70℃の間の範囲の温度であるか又はその温度に加
熱された不活性ガスによって空気圧により運搬すること
ができる。
【0025】また、ポリブタジエンをマイクロ波又はヒ
ートガンにより約50℃〜約70℃の間の範囲の温度に
加熱することもできる。この技術は、バルクバッグに貯
蔵されていたポリブタジエンを除去するのに特に有用で
ある。一般に、ポリブタジエンを、公知の技術を用いる
マイクロ波又はヒートガンと接触させる。接触は、ポリ
ブタジエンが容器中に存在する間に起こることが好まし
い。
【0026】本発明の方法を、機械的振動、撹拌又はエ
アブラストのような1種類以上の処理技術と組み合わせ
て採用することができる。
【0027】ここに引用された全ての文献は、本願に援
用される。以下の例を、本発明を例示するために与える
が、必ずしも本発明の限定とすることを意図するもので
はない。例を含む明細書中の全ての部及びパーセント
は、別の方法で特定されていなければ重量を基準とする
ものである。
【0028】
【実施例】以下の例は、本発明をさらに例示するであろ
う。
【0029】例1:BR流動化における温度−関連挙動
の実証 内径6.5インチ(16.5cm)及び高さ6フィート
(1.8m)のPLEXIGLAS(登録商標)から作
られる円柱容器を流動化ガスが導入される円錐形区画(c
onical section)に接続した。円柱及び円錐を一様に穴
をあけた分布板により分離した。温度制御ヒーターにお
いて加熱した圧縮空気を流動化ガスとして使用した。床
温度を熱電対により床の深さの真ん中でモニターした。
【0030】平均粒子寸法1003ミクロン及び曝気し
たかさ密度15.93(lb/ft 3)(255kg/
3)を有する熟成顆粒ポリブタジエンを床中に装填し
た。床を試験を行う前に15時間23℃で沈降させた。
熱空気(50℃)をポリブタジエンを暖めるのに用い
た。この試験では、空塔ガス速度(SGV)を常時1.
58ft/秒(0.482m/秒)に保った。床温度が
25℃未満の場合に弾道粒子(ballistic particles)の
みが観察された。温度が26℃に上昇するにつれて、い
くつかの流路(channel)が、壁の周りに形成された。床
温度が33℃に上昇するにつれて、流路は増加する一
方、中心床へ広がった。床全体が37℃で噴出するよう
になった。床温度が43℃のとき流動化の兆候が起こっ
た。床は、50℃で完全に流動化した。
【0031】例2:床温度が上昇するにつれてSGVは
減少した。例1と同一のポリマー及び装置を用いて異な
った温度下において床を完全に流動化するために要求さ
れる最小ガス速度を測定した。25℃で開始したが、B
Rの床を1.8ft/秒(0.55m/秒)の高速SG
Vにおいてでさえ十分に流動化させることはできなかっ
た。流路の形成(channeling)又は割れの形成(cracking)
のみが観察された。床を35℃までに加熱すると、噴出
が1.56ft/秒(0.475m/秒)のSGVとと
もに起こった。10分の噴出の後、完全な流動化の証拠
は、見られなかった。SGVを更に1.8ft/秒
(0.55m/秒)に増大させても、床を流動化させな
かった。床温度を40℃に上昇させた場合に、流動化の
兆候が1.56ft/秒(0.475m/秒)のSGV
で観察され、そして床は1.66ft/秒(0.506
m/秒)のSGVとともに十分に流動化した。完全な流
動化のために要求される最小ガス速度は、床及びガス温
度が50℃の場合には1.4ft/秒(0.43m/
秒)まで減少した。58℃〜70℃において、床は1.
28ft〜1.30ft/秒(0.390〜0.396
m/秒)の最小ガス速度で流動化を維持することができ
た。
【0032】例3:例1と同一のポリマー及び同一の床
条件を12日の長時間静置試験をした。冷気ガス(25
℃)を用いた場合、床をプラグ(plug)として持ち上げ次
いで割れを形成した。ガスが割れ(crack)を介して通過
する場合に、高速SGVのみが数個の流路を生成した。
熱空気(60℃)を1.58ft/秒(0.482m/
秒)で導入した場合に、床の挙動は突然変化した。まず
噴出が壁面の周りに観察され、次いで床全体が噴出し
た。完全な流動化を熱空気を使用した後3分で観察し
た。
【0033】温度が流動化のための重要な因子であると
いうことが、例1,2及び3から分かる。同一の空塔ガ
ス速度でも、床の挙動は、異なった温度の下では全く異
なる。凝集粒子の粘着力及び寸法は温度により大きな影
響を受けていることを観察した。室温(約25℃〜30
℃)において、BRは群C粉末(group C powder)のよう
に挙動した。そして群C粉末(group C powder)によって
高速ガスが、流路(channel)又は割れ(crack)のみを形成
することができる。しかし、床を40〜45℃より高温
に加熱した場合には、BRは群B粉末(group B powder)
のように挙動した。泡立ち及び噴出が、最小流動化速度
(Umf)で始まった。流動化は、難なく達成された。例3
において示されている温度影響と比較して、経時的圧密
化(timeconsolidation)を主たる要因と考えなかった。
【0034】例4:バルクバッグ(bulk bag)処理に適用
される操作方法 6ポンド(2.7kg)の顆粒BRを含む、バルクバッ
グに形状において類似する小さな成型バッグを、24時
間吊した。BRは、バッグ内で塊状になるのが観察さ
れ、バッグの底部を開けた時にBRを排出することがで
きなかった。機械的振動は役に立たず、更にポリマーを
凝縮させた。次いで、加熱方法が適用された。
【0035】板紙箱で断熱すると同時に、ポリマーバッ
グを1500Wヒートガンにより50℃まで加熱した。
30分間暖めた後に、ポリマーは、易流動性となり重力
により首尾よく排出された。この方法を現実のバルクバ
ッグ又は超大型袋(supersack)を処理する場合にスケー
ルアップすることができる。エネルギーを節約するた
め、バルクバッグより少しだけ大きい断熱空間にバルク
バッグを吊ること及び排出前にバッグを暖めるために熱
空気を導入することが推奨される。同様の方法が、ホッ
パー車の排出について試験された。
【0036】例5:追加のカーボンブラックを添加する
ことのみが、凝集の進行を遅らせた。25℃のケーク状
ポリブタジエン試料を用いて始め、まず塊をブレンダー
により分解して、異なった量の追加のカーボンブラック
(N650)と混合した。ポリマーのジャー合計6個
を、各々カーボンブラックが0.5重量%〜3重量%を
用いて調製した。混合した後、全ての試料は易流動性で
あったが、2.5重量%〜3重量%の追加のカーボンブ
ラックを有するポリマーが、より良好な易流動性を示し
た。次いで、ジャーを室温で静かに異なった時間貯蔵し
た。4時間の貯蔵の終わりに、0.5%CBを有する試
料は、綿毛状の物質となり凝集を開始した。8時間後
に、1重量%及び1.5重量%の追加のカーボンブラッ
クを有する試料は、凝集し始めた。0.5重量%の追加
のカーボンブラックを有する試料は塊になったが、一方
2重量%、2.5重量%及び3重量%のカーボンブラッ
クを有する試料は未だ易流動性であった。18時間後
に、2.5重量%及び3重量%のカーボンブラックを有
する試料を除く全ての試料は、ケーク状となった。ケー
ク状試料をオーブン中に入れた場合、より多くの追加の
カーボンブラックを有する試料ほど、より少ない試料よ
りも速く易流動性のものとなった。
【0037】これらの試験は、散布されたカーボンブラ
ックが凝集を遅れさせる一時的な滑剤として挙動する
が、カーボンブラックがBRポリマーに吸収された後に
は、粒子表面は再び粘着性となる。追加のカーボンブラ
ックを添加することは、顆粒BRポリマーの凝集を防止
する良好な方法ではない。
フロントページの続き (72)発明者 ドュアンファン・ワーン アメリカ合衆国ニュージャージー州サマビ ル、ヴァン・ザント・ドライブ39 (72)発明者 ゲアリー・ハリー・ウィリアムズ アメリカ合衆国ニュージャージー州フレミ ントン、ファー・コート29

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 35℃以下の温度で容器中に存在する顆
    粒ポリブタジエンの多量処理のための方法であって、前
    記ポリブタジエンを50℃〜70℃の間の範囲の温度に
    加熱することを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記ポリブタジエンを50℃〜70℃の
    間の範囲の温度に維持されるガスと接触させることによ
    り、前記ポリブタジエンが50℃〜70℃の間の範囲の
    温度に加熱され、不活性ガスの空塔ガス速度が0.5〜
    4ft/秒(0.15〜1.2m/秒)の間の範囲であ
    る請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記ガスが、前記顆粒ポリブタジエンの
    空気圧による運搬に採用される請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 前記ガスが採用され、前記顆粒ポリブタ
    ジエンを再流動化する請求項2の方法。
  5. 【請求項5】 前記ガスが、窒素、アルゴン、空気、二
    酸化炭素、一酸化炭素及びそれらの混合物からなる群か
    ら選択される請求項2の方法。
  6. 【請求項6】 前記ガスが、空気、窒素及びそれらの混
    合物からなる群から選択される請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 前記ポリブタジエンが、マイクロ波によ
    り加熱される請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 前記ポリブタジエンが、ヒートガンによ
    り加熱される請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 採用された前記ポリブタジエンが、予め
    気相プロセスで生成されたものである請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 前記気相プロセスが、生成される最終
    ポリブタジエン生成物を基準として、カーボンブラッ
    ク、シリカ、粘土、タルク及びそれらの混合物からなる
    群から選択される不活性粒状物質の0.3重量%〜80
    重量%の存在において行われる請求項9の方法。
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