JP2001080881A - タワークレーン装置 - Google Patents

タワークレーン装置

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JP2001080881A
JP2001080881A JP25790499A JP25790499A JP2001080881A JP 2001080881 A JP2001080881 A JP 2001080881A JP 25790499 A JP25790499 A JP 25790499A JP 25790499 A JP25790499 A JP 25790499A JP 2001080881 A JP2001080881 A JP 2001080881A
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hook block
crane
tower crane
control device
angle
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JP25790499A
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English (en)
Inventor
Masami Kawamura
正身 川村
Hiroyoshi Yoshino
裕宜 吉野
Masahiro Koyama
政広 小山
Akira Akagi
晃 赤木
Kiyoaki Shudo
清昭 周藤
Toshio Sugiyama
俊夫 杉山
Toshiharu Kubo
寿治 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KITSUTAKA KOGAKU KENKYUSHO KK
Nishimatsu Construction Co Ltd
Original Assignee
KITSUTAKA KOGAKU KENKYUSHO KK
Nishimatsu Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タワークレーン装置として、吊り荷の位置を
常時把握でき、自動運転化することができるようにす
る。 【解決手段】 フックブロック6が昇降自在に吊り下
げられるクレーン旋回部をマスト上に備えるタワークレ
ーン装置において、フックブロック6に備えられた全周
プリズム22をクレーン3本体に備えたトータルステー
ション21により追尾することにより、フックブロック
6の三次元位置を把握する。そして、フックブロック6
の三次元位置をフィードバックしてフックブロックを所
定の位置に運転する制御装置70を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タワークレーン装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にタワークレーンとは、クレーン旋
回部がタワー(マスト)上に設けられているジブクレー
ンの一種であり、高層建築工事に広く用いられていると
ともに、プラント建設、ダム工事、鉄塔建設、港湾荷役
等にも用いられている。その機種としては、クローラに
取り付けられた移動式や特定の固定基礎上のマストにク
レーン本体を取り付けた固定式等がある。
【0003】これらのタワークレーンは、オペレータが
操作レバーにより操作信号を発生させ、クレーンの旋回
(左右方向のジブの回動)、起伏(上下方向へのジブの
回動)、巻上げ下げ(フックブロックを吊るワイヤのウ
ィンチによる上下動)を操作するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダム工
事におけるタワークレーンの操作時に、同一の荷取り場
(バンカー線)と同一の荷下ろし場(打設ブロック)間
で吊り荷(コンクリート等)を移動する連続的かつ長時
間にわたる単純操作作業を行う場合があり、オペレータ
に負担がかかることがあった。
【0005】また、オペレータが吊り荷の動きをすべて
目視で把握することは困難であった。したがって、少な
くとも荷下ろし場や荷取り場に合図者を配置し、吊り荷
が近くに運ばれてきたら合図者が無線等によって合図を
出し、それに基づきオペレータはクレーンを操作してい
たが、これもオペレータ及び合図者に負担がかかること
があった。
【0006】そこで、オペレータ及び合図者の負担を軽
減させるために、予め決められた経路で吊り荷を搬送す
る自動運転タワークレーンの開発が望まれている。この
自動運転タワークレーンでは吊り荷を吊ったフックブロ
ックの位置の検知することを必要とする。フックブロッ
クの位置は、ジブの起伏角度、ジブの旋回角度及び吊り
荷の巻上下量を計測することにより検知していた。ジブ
の起伏角度は、起伏装置に備えられたエンコーダにより
計測し、旋回角度は旋回部に備えられたエンコーダによ
り計測していた。また、吊り荷の巻上下量はウィンチに
備えられたエンコーダにより吊り荷の巻上下量を計測し
ていた。しかし、ジブのたわみやワイヤの伸び等による
誤差が生じていたため、また、風によりフックブロック
が揺動するため、予め決められた経路から吊り荷がずれ
ることがあった。
【0007】そこで、タワークレーンの機外からフック
ブロックを検知する装置が考えられるが、例えば、タワ
ークレーンの旋回中にフックブロックと検知装置の間に
木、山肌、タワークレーン自身(マスト)等の障害物が
入ると計測不能となることがあった。
【0008】本発明の目的は、吊り荷の位置を常時把握
できるタワークレーン装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば図8に示すように荷を吊
るフックブロック(6)が昇降自在に吊り下げられるク
レーン旋回部をマスト上に備えるタワークレーン装置に
おいて、前記フックブロックの三次元位置を追尾する追
尾装置(例えば、トータルステーション21、全周プリ
ズム22)を備えた構成、を特徴としている。
【0010】このように請求項1記載の発明によれば、
吊り荷を吊ったフックブロックの三次元位置を追尾する
追尾装置を備えたタワークレーン装置なので、場外に検
知装置を設けた場合のように、クレーンの操作時におい
てマストが邪魔にならず、追尾装置によりフックブロッ
クの三次元位置を常に把握することができる。また、風
によりフックブロックが揺動した場合でも、フックブロ
ック、すなわち、吊り荷の三次元位置を常時把握するこ
とができる。したがって、タワークレーンを運転自動化
することができる。
【0011】なお、追尾装置とは、追尾装置に対するフ
ックブロックの水平角、鉛直角、距離等を測定するもの
であり、例えば、トランシット、光波測距儀、トランシ
ットと光波測距儀とが一体化したトータルステーション
等が挙げられる。光波測距儀は2点間(光波測距儀〜フ
ックブロック間)を光波が往復する時間を測定して距離
を求めるものである。また、トランシットは、トランシ
ットに対するフックブロックの水平角及び鉛直角を測定
するものである。トランシットの場合は少なくとも2台
を組み合わせて用いることにより、フックブロックの三
次元位置を追尾することができる。光波測距儀はトラン
シットと組み合わせて用いることにより、フックブロッ
クの三次元位置を追尾することができる。トータルステ
ーションは単体でトランシットに対するフックブロック
の距離、水平角、鉛直角を測定するため、フックブロッ
クの三次元位置を追尾することができる。また、補助測
定装置によってフェイルセーフにフックブロックの三次
元位置を測定したほうがなおよい。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のタ
ワークレーン装置であって、例えば図8に示すように追
尾位置をフィードバックしてフックブロックを所定の位
置に運転する制御装置(70)を備えたこと、を特徴と
している。
【0013】このように請求項2記載の発明によれば、
上記フックブロックの三次元位置を上記制御装置にフィ
ードバックしているため、フックブロックの三次元位置
を監視しながらフックブロックを所定の位置に正確に運
転することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載のタ
ワークレーン装置であって、上記追尾装置は、上記クレ
ーン旋回部に旋回可能かつ起伏可能に設けられ、所定の
信号を送受信する送受信手段(例えば、トータルステー
ション21)と、上記フックブロックの周囲に設けら
れ、送受信手段から送信された信号を反射する反射手段
(例えば、全周プリズム22)と、からなる構成、を特
徴としている。
【0015】このように請求項3記載の発明によれば、
フックブロックを旋回し、巻上げ下げした場合に、上記
送受信手段が所定の信号をフックブロックの周囲に設け
られた反射手段に送信し、そして、送信された信号を反
射手段によって送受信手段に反射することにより、フッ
クブロックの三次元位置を把握することができる。
【0016】なお、上記送受信手段とは、例えば、電子
型トランシットと光波測距儀の一体化したもの(例え
ば、トータルステーション)が代表的である。また、上
記反射手段とは、送信方向から入射した信号を送信方向
に平行に反射し、かつ、いかなる方向から入射した信号
もその入射方向に平行反射するものであり、例えば、鏡
を並べたもの、反射プリズムを並べたもの、全周プリズ
ムなどである。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載のタ
ワークレーン装置であって、上記送受信手段は、フック
ブロックの昇降動作に応じて起伏動作し、フックブロッ
クの揺動動作に応じて旋回動作すること、を特徴として
いる。
【0018】このように請求項4記載の発明によれば、
上記送受信手段はフックブロックの昇降動作に応じて起
伏動作するため、フックブロックの上下の動きを追尾で
きる。また、フックブロックの揺動動作に応じて旋回動
作するため、フックブロックの揺れの動きを追尾でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るタワークレ
ーン装置1(図8に概略を図示)の実施の形態例を図1
から図8に基づいて説明する。尚、図面は発明が理解で
きる程度に概略的に示してあるにすぎず、従って発明を
図示例に限定するものではない。
【0020】まず、タワークレーン装置1に用いるタワ
ークレーン2について説明する。図1(A)はタワーク
レーン2を示す概略図である。タワークレーン2は、吊
り荷を吊り上げるクレーン3と、クレーン3を支持する
マスト4とから構成されている。そして、クレーン3
は、クレーン3をマスト4に沿って昇降させる昇降装置
(図示略)と、ジブ5を旋回させるための旋回装置76
(図8に図示)と、ジブ5を起伏させるための起伏装置
75(図8に図示)と、ジブ5の先端部からフックブロ
ック6を吊り下げたワイヤ7を巻き上げ下げするための
巻回装置9(図4等に図示)等とを備えるものである。
そして、クレーン3は、旋回装置76によりマスト4上
を旋回することができるとともに、起伏装置75により
ジブ5を起伏することができる。そして、巻回装置9に
より、ワイヤ7の先端部に備えられたフックブロック6
に吊られた吊り荷(この例では、後述するバケット6a
にコンクリートが積載されている)を吊上げ下げするこ
とができる。また、ダムの建設工事に応じてマスト4を
逐次上方に増設し、クレーン3はこの昇降装置によって
クレーン3をマスト4に沿って上昇させる。
【0021】そして、本発明に係るタワークレーン装置
1は、フックブロック6の三次元位置を測定するための
主計測装置と、主測定装置の測定精度を向上させるため
や、主計測装置でフックブロック6の三次元位置が測定
できない際のためにフックブロック6の三次元位置を補
助的に測定する補助測定装置と、クレーン3を制御する
制御装置70等とを有するものである。 そして、主測
定装置は後述する追尾装置(トータルステーション21
と全周プリズム22とから構成されている)と、傾斜角
計30と、旋回角計10とから構成される。また、補助
測定装置は後述する起伏角計50と、巻上量計90と、
ジャイロ61と、荷重計77とから構成されている。
【0022】次に、補助測定装置について説明する。図
1(A)に示すように、クレーン3に具備されているジ
ブ5は、起伏装置75(図8に図示)により起伏するこ
とができる。図3は、ジブ5のクレーン3本体への取付
部を上方から拡大して示すものである。これによると、
ジブ5はクレーン3本体にジブフットピン51により回
転可能にピン止めされている。そして、ジブ5は起伏装
置75によりジブフットピン51を中心に起伏可能であ
り、ジブ5の起伏角度を起伏角計50により測定するよ
うになっている。
【0023】起伏角計50は、ロッドアーム52、カッ
プリング53、変速器54、ロータリーエンコーダ55
から構成されている。ジブ5の側部にはロッドアーム5
2の一方の端部が固定されている。そして、ロッドアー
ム52のもう一方の端部がカップリング53により、変
速器54の軸54aに取り付けられている。すなわち、
ジブ5が起伏動作するとロッドアーム52とカップリン
グ53を介して変速器に伝達し、それに応じて変速器5
4が動作するようになっている。そして、変速器54の
出力回転をロータリーエンコーダ55に伝達し、これに
より、ジブ5の起伏角度を測定することができる。ま
た、ロータリーエンコーダ55は、一定周期(例えば、
毎秒20回)で起伏角度を測定しているため、時間あた
りの起伏角度の変化いわゆる起伏角速度も測定すること
ができる。そして、測定された起伏角度及び起伏角速度
は、無線モデム(図示略)またはインターフェースケー
ブル(図示略)により後述される制御装置70にフィー
ドバックされる(図8に図示)。なお、起伏角計50は
取付台座56によりクレーン3本体に固定されている。
また、変速器54はジブ5の起伏動作を増速してロータ
リーエンコーダ14に伝達することにより、クレーン3
の起伏角度の測定分解能を高めるものであるが、ロータ
リーエンコーダ14の測定分解能が高ければなくてもよ
い。
【0024】また、重機機械室8の巻回装置9に荷重計
77(図8に図示)等を備えており、この荷重計77、
ジブ5の起伏角度、旋回角度、ワイヤ7の繰り出し量及
びフックブロック6の三次元位置からジブのたわみを予
測することができる。この予測データを蓄積することに
より、霧等で後述するトータルステーション21等の追
尾装置が使用できない場合等に用いて、精度の向上を図
ることができる。なお、荷重計77以外にひずみゲージ
や応力測定装置などによりジブのたわみを測定しても良
い。
【0025】次に、図1(A)、(B)に示すように、
ジブ5の先端から下げられたフックブロック6及びフッ
クブロック5を昇降する巻回装置9(図8にも図示)に
ついて説明する。フックブロック6は、吊り荷を係合す
るフック(図示略)等の係合部材を取付可能であり、通
常のフック以外にバケット等も取付可能である。本発明
では、コンクリートを運搬するため、フックブロック6
に開閉可能なバケット6aを取り付けている。
【0026】図1(B)に示すように、フックブロック
6の上部には後述する全周プリズム22、及び、ジャイ
ロ61が取り付けられている。フックブロック6はワイ
ヤ7の先端に吊り下げられている。
【0027】また、このジャイロ61は、フックブロッ
ク6の振れを測定するものである。フックブロック6の
振れ方向は、旋回円周方向と半径方向の2軸である。そ
のため、ジャイロ61は少なくとも、旋回円周方向の角
速度を検出するジャイロセンサ(図示略)と、半径方向
の角速度を検出するジャイロセンサ(図示略)からジャ
イロ61は少なくとも2台のジャイロセンサと、から構
成されている。また、ジャイロ61は汎用のCPU(ce
ntral processing unit)やメモリ等を有する演算処理
装置と無線モデム等を備えている。ジャイロセンサ61
で検出したフックブロック6の角速度を演算処理装置に
より時間積分し、これにより、フックブロック6の振れ
角度を測定することができる。なお、測定したフックブ
ロック6の振れ角度は無線モデムにより、後述する制御
装置70にフィードバックされる(図8に図示)。
【0028】また、ワイヤ7はジブ5の先端を経由して
重機機械室8に通じて、図4に示すように重機機械室8
の内装された巻回装置9に巻き付いている。そして、図
4は、重機機械室8の内部を示した透視図である。重機
機械室8内には巻回装置9、巻上量計90、傾斜角計3
0等が備えてある。巻回装置9はドラム9b等から構成
されており、ドラム9bは巻回装置9本体に回転自在に
ピン止めされている。上記のワイヤ7は巻回装置9のド
ラム9bに巻き付いている。ピン止め部にスプロケット
9aが取り付けられている。
【0029】図5に示すように、巻上量計90は、ロー
タリーエンコーダ91、カップリング92、スプロケッ
ト93、チェーン94等から構成されている。チェーン
94は、スプロケット9a、93を介して巻上量計90
本体に回転を伝達するものである。巻上量計90本体に
伝達された回転は、ロータリーエンコーダ91の回転軸
に取り付けられたカップリング92を介してロータリー
エンコーダ91に伝達し、ワイヤ7の巻上量を測定す
る。また、ロータリーエンコーダ91は、一定周期(例
えば、毎秒20回)で巻上量を測定しているため、時間
あたりの巻上量の変化いわゆる巻上量速度も測定するこ
とができる。以上のようにして、フックブロック6の巻
上量(昇降量)及び巻上量速度(昇降速度)を巻上量計
90により測定する。そして、測定した巻上量及び巻上
量速度は、無線モデム(図示略)またはインターフェー
スケーブル(図示略)により、後述する制御装置70に
フィードバックされる(図8に図示)。なお、チェーン
94をベルトとして、そして、スプロケット9a、93
をプーリとして回転をドラム9bの回転を巻上量計90
に伝達しても良いが、ベルトは伸びない材質であること
が好ましい。
【0030】以上の補助測定装置は、起伏角計50によ
りジブ5の起伏角度を測定し、後述する旋回角計10に
よりジブ5の旋回角を測定し、巻上量計90によりフッ
クブロック6の巻上げ下げ量を測定し、ジャイロ61に
よりフックブロック6の振れ角を測定し、荷重計77に
よりジブ5のたわみを予測することにより、フックブロ
ック6の三次元位置を常時把握することができる。
【0031】以上のように、補助測定装置により、フッ
クブロック6の三次元位置を常時把握することができる
が、補助測定装置の目的は、主として、後述する主測定
装置の測定精度を向上させるためにある。また、霧など
の障害物により後述する主測定装置である追尾装置(後
述するトータルステーション21)が正常に動作しない
場合にも、補助測定装置を使用することもできる。すな
わち、ジャイロ61及び荷重計77は、吊り荷を吊った
際のタワークレーン特有の全体変位を補正するため、フ
ックブロック6の三次元位置をより精度良く測定するこ
とができる。
【0032】次に、主測定装置について説明する。クレ
ーン3は旋回装置76(図8に図示)を備えており、こ
の旋回装置76を介してマスト4に取り付けられてい
る。この旋回装置76はクレーン3をマスト4に対して
旋回するものである。そして、図2に拡大して示すよう
に、クレーン3のマスト4に対する旋回角度を補助測定
装置である旋回角計10によって測定する。旋回角計1
0は以下のようになっている。
【0033】旋回角計10は、伝達ギア12、変速器1
3、ロータリーエンコーダ14等から構成されいる。ま
ず、旋回駆動ギア11は回転自在にマスト4に取り付け
られており、そして、旋回装置76の動力を旋回駆動ギ
ア11を介してクレーン3に伝達してクレーン3を旋回
している。また、伝達ギア12は旋回駆動ギア11と噛
み合っており、旋回駆動ギア11の回転を伝達ギア12
に伝達している。そして、伝達ギア12の軸12aは変
速器13の入力部に取り付けられていて、伝達ギア12
の回転を変速器13に伝達し、変速器13を動作させ
る。そして、変速器13の出力回転をロータリーエンコ
ーダ14によって検知するようになっている。以上のよ
うに、旋回駆動ギア11と、伝達ギア12と、変速器1
3と、を介してクレーン3の旋回角度をロータリーエン
コーダ14により測定している。
【0034】また、ロータリーエンコーダ14は、一定
周期(例えば、毎秒20回)で旋回角度を測定している
ため、時間あたりの旋回角度の変化いわゆる旋回角速度
も測定することができる。そして、測定された旋回角度
及び旋回角速度は、無線モデム(図示略)またはインタ
ーフェースケーブル(図示略)等により後述する制御装
置70にフィードバックされる(図8に図示)。なお、
変速器13及びロータリーエンコーダ14は取付台座1
5に取り付けられており、そして、取付台座15はクレ
ーン3本体に固定されている。このように、ロータリー
エンコーダ14をクレーン3本体に固定することによ
り、バックラッシュ等の測定誤差を小さくすることがで
きる。また、以上の変速器13は旋回駆動ギア11の回
転を増速してロータリーエンコーダ14に伝達すること
により、クレーン3の旋回角度の測定分解能を高めるも
のであるが、ロータリーエンコーダ14の測定分解能が
高ければなくてもよい。
【0035】そして、図4に示す傾斜角計30は2軸傾
斜角計であり、重機機械室8内に固定されている。図1
(A)に示すように、マスト4が仮想点線100のよう
に傾いたときの傾斜角度を測定するものである。測定さ
れた傾斜角度は無線モデム(図示略)またはインターフ
ェースケーブル(図示略)により、後述する制御装置7
0にフィードバックされる。なお、この傾斜角計30は
周知の水準器であってもよく、マスト4の傾きを測定で
きるものであれば良い。また、傾斜角計30は重機機械
室8内になくても良く、マスト4の傾斜を測定できれば
どこに設置されていても良い。
【0036】そして、追尾装置は、トータルステーショ
ン21と、全周プリズム22から構成されている。トー
タルステーション21は、図6(A)、(B)に示すよ
うに、クレーン3本体の前方(ジブの延在方向側)の縁
に、少なくとも2台具備している。また、図1(B)に
示すように、全周プリズム22はフックブロック6の上
部に固定されている。
【0037】トータルステーション21は、光波測距儀
と電子型トランシットとが一体化したものである。図7
(A)、(B)、(C)に示すように、望遠鏡24は、
レーザ光(信号)を全周プリズム22に向けて送信する
射出部と、全周プリズム22で反射されたレーザ光を受
信する受信部を備えている。光波測距儀23はレーザ光
等の光波を全周プリズム22に向けて送信して、全周プ
リズム22で反射された光波を受信して、光波測距儀2
3と全周プリズム22との間をを光波が往復する時間測
定して光波測距儀23と全周プリズム22との距離を測
定する。そして、光波測距儀23と望遠鏡24は一体化
しており、ほぼ同じ方向を向いている。そして、光波測
距儀23と望遠鏡24とは上下方向105度(上40
度、下65度)に起伏する起伏機構(図示略)を備えて
いる。また、トータルステーション21の下部にはトー
タルステーション旋回装置25を備えており、クレーン
3本体に旋回可能に設置されている。トータルステーシ
ョン旋回装置25と、光波測距儀23と望遠鏡24とを
起伏させる上記起伏機構にはエンコーダが備えられてお
り、トータルステーション21の起伏角度と旋回角度と
を測定することができる、これにより、トータルステー
ション21に対する全周プリズム22(フックブロック
6)の水平角及び鉛直角を測定することができる。な
お、トータルステーションは専用の論理回路、もしく
は、汎用のCPU等を有する演算処理装置を有して、ト
ータルステーション旋回装置25を駆動し、そして、光
波測距儀23と望遠鏡24とを起伏させ、光波測距儀2
3と望遠鏡24とがほぼ常時に全周プリズム22を視準
するようになっている。いわゆる、トータルステーショ
ン21は自動追尾することができる。
【0038】全周プリズム22は、トータルステーショ
ン21(望遠鏡24)で射出されたレーザ光をトータル
ステーション21の光波測距儀23に向けて平行反射す
るものである。さらに、全周プリズム22はいかなる方
向から入射したレーザ光も、その入射方向に平行して反
射するようになっている。
【0039】上記のように構成された追尾装置の動作に
ついて説明する。上記トータルステーション21は、所
定の起伏角の範囲内で光波測距儀23と望遠鏡24とを
起伏させつつ、また、所定の旋回角の範囲内でトータル
ステーション21本体を旋回させつつ、望遠鏡24から
レーザ光を全周プリズム22に向けて送信して、全周プ
リズム22からの反射レーザ光を受信したとき、トータ
ルステーション21に対する全周プリズム22の水平角
と鉛直角とを自動的に測定し、光波測距儀23によって
トータルステーション21と全周プリズム22との間の
距離を測定することができる。すなわち、トータルステ
ーション21は、フックブロック6の昇降動作及び旋回
動作に応じて起伏及び旋回することができる。なお、こ
の測定データを後述する制御装置70に無線モデム(図
示略)またはインターフェースケーブル(図示略)によ
りフィードバックする(図8に図示)。
【0040】したがって、吊り荷であるコンクリートを
吊ったフックブロック6をクレーン3本体に備えたトー
タルステーション21により追尾するため、場外に検知
装置を設けた場合のように、旋回装置76、起伏装置7
5、巻回装置9の動作時においてマスト4が邪魔になら
ず、トータルステーション21によりフックブロック6
のトータルステーション21に対する三次元位置を常に
把握することができる。また、風によりフックブロック
6が揺動した場合でも、フックブロック6、すなわち、
コンクリートのトータルステーション21に対する三次
元位置を常時把握することができる。なお、トータルス
テーション21がクレーン3本体の前方の縁に少なくと
も2台具備しているため、光波測距儀23により距離を
測定しなくても、2台のトータルステーション21に対
するフックブロック6水平角及び鉛直角だけでも、フッ
クブロック6のトータルステーション21三次元位置を
常に把握することができる。
【0041】そして、傾斜角計30によりマスト4の傾
きを測定し、旋回角計10により旋回角を測定すること
により、追尾装置(トータルステーション21)の絶対
位置を測定することができる。すなわち、主測定装置
は、傾斜角計30と旋回角計10により追尾装置の絶対
位置を求め、追尾装置により追尾装置に対するフックブ
ロック6の相対位置を求めることにより、フックブロッ
ク6の絶対位置、すなわち、フックブロック6の三次元
位置を求めることができる。
【0042】次に、制御装置70について説明する。制
御装置70は汎用のCPU、メモリ、記憶媒体等を有す
るとともに、主測定装置(トータルステーション21と
全周プリズム22、旋回角計10、傾斜角計30)、補
助測定装置(起伏角計50、巻上量計90、ジャイロ6
1)、旋回装置76、起伏装置75、巻回装置9、後述
する施工管理装置73(図8に図示)、切替制御装置7
4(図8に図示)等と信号の入出力を行うインターフェ
ース(例えば、無線モデム、インターフェースケーブル
等)等を有する周知の演算処理ユニットとなっており、
施工管理装置73、又は、運転室71から自動運転開始
信号を受信した際に、基本的に主測定装置から入力され
た信号(測定データ)に基づいて旋回装置76、起伏装
置75、巻回装置9に自動運転信号を発信するものであ
る。
【0043】すなわち、制御装置70は、主測定装置か
ら入力された測定データを収集し、その測定データに基
づきフックブロック6の三次元位置を判断し、フックブ
ロック6の三次元位置に基づいて旋回装置76、起伏装
置75、巻回装置9を操作する自動運転信号を発信し、
また、収集した測定データは施工管理装置73に送信さ
れる。これにより、タワークレーン装置1の運転状態を
常に監視しながら、タワークレーン装置1の自動運転に
よりコンクリートをバンカー線(荷取り場)から打設ブ
ロック(荷下ろし場)に移動することができる。
【0044】上述においては、主測定装置によりフック
ブロック6の三次元位置を測定していたが、霧などが生
じてトータルステーション21ではフックブロック6を
追尾することができない場合、補助測定装置により測定
された各種測定データ(起伏角度、起伏角速度、巻上
量、巻上量速度、荷重、フックブロックの振れ方向)を
制御装置70にフィードバックし、制御装置70により
その測定データに基づきフックブロック6の三次元位置
を判断し、フックブロック6の三次元位置に基づいて旋
回装置76、起伏装置75、巻回装置9を操作する自動
運転信号を発信し制御してもよい。なお、補助測定装置
の測定データは常時施工管理装置73に送信される。ま
た、制御装置70は、施工管理装置73から自動運転開
始信号を受信してから動作する。
【0045】また、制御装置70はトータルステーショ
ン21、旋回角計10、起伏角計50、巻上量計90、
傾斜角計30、ジャイロ61からの入力信号(測定デー
タ)を常に監視しており、巻回装置9の巻上限界と巻下
限界、フックブロック6の軌道偏差限界と制振偏差限界
等を検出し、限界を検出した場合、旋回装置76、起伏
装置75、巻回装置9の運転を緩やかに停止させる。す
なわち、制御装置70はフックブロック6の軌道を修正
しながら旋回装置76、起伏装置75、巻回装置9の運
転するが、それでも、フックブロック6が所定の軌道よ
り外れる場合は、旋回装置76、起伏装置75、巻回装
置9の運転を緩やかに停止させる。これにより、タワー
クレーン装置1の自動運転を常に安全に行えるようにな
る。
【0046】また、制御装置70が旋回装置76、起伏
装置75、巻回装置9に運転信号を発信しているにもか
かわらず、トータルステーション21、旋回角計10、
起伏角計50、巻上量計90、傾斜角計30、ジャイロ
61からの入力信号に変化が生じない場合、旋回装置7
6、起伏装置75、巻回装置9の運転を緩やかに停止さ
せる。したがって、タワークレーン装置1の自動運転を
常に安全に行えるようになる。
【0047】なお、図8には図示しないが、フックブロ
ック6に取り付けられているバケット6aも制御装置7
0により制御され、例えば、コンクリートを積んだバケ
ット6aが打設ブロック(荷下ろし場)に到達した際、
制御装置70はバケット6aを開く信号を発信しコンク
リートを打設ブロック(荷下ろし場)に打設し、バンカ
ー線(荷取り場)においてはコンクリトートを積めるよ
うにバケット6aを閉じる。
【0048】施工管理装置73は制御装置70と運転室
71の間に設置され、汎用のCPU、メモリ、記憶媒体
等を有する。施工管理装置73は、(1)ダムのブロッ
クのコンクリート打設順序を設定することによりコンク
リート打設計画を演算し(打設計画を立て)、その計画
を制御装置70に入力すること(打設位置編集機能)、
(2)フックブロック6の軌道を演算(編集)し、フッ
クブロック6のバンカー線(荷取り場)と打設ブロック
(荷下ろし場)間の軌道に障害物がある場合、その軌道
を演算(修正)し、軌道を制御装置70に入力すること
(軌道編集機能)、(3)タワークレーン装置1の自動
運転開始の指示を行うこと(自動運転開始指示)、
(4)コンクリート打設したダムのブロックナンバー、
コンクリート打設回数、タワークレーン装置1の稼働時
間、サイクルタイム(コンクリートを吊り上げてから、
次にコンクリートを吊り上げるまでの時間)の平均、打
設コンクリートの総量等の管理記録を行うこと、(5)
フックブロック6の三次元位置を把握すること等ができ
る。以上の(1)〜(5)は運転室の表示装置(図示
略)に表示され、記憶媒体に記録され、そして、運転室
の印刷装置(図示略)に印刷されることにより、オペレ
ータがタワークレーン装置1の運転状況を把握すること
ができる。また、(1)〜(3)は制御装置70に入力
され、制御装置70の動作を管理することができる。な
お、(1)〜(2)においては、熟練クレーン運転者を
モデルとしており、例えば、熟練クレーン運転者が運転
室から手動運転したときのフックブロックの動きを記憶
するとともに、その手動運転に基づいてフックブロック
の軌道を編集し、そして、コンクリートの打設位置を編
集する。
【0049】切替制御装置74は、制御装置70と運転
室71との間、及び、制御装置70と旋回装置76、起
伏装置75及び巻回装置9との間に設置され、専用の論
理回路を有するものである。切替制御装置74は、制御
装置70から旋回装置76、起伏装置75、巻回装置9
へ発信された自動運転信号と、運転室71から旋回装置
76、起伏装置75、巻回装置9へ発信された手動運転
信号と、を切り替えるものである。例えば、制御装置7
0により、タワークレーン装置1を自動運転していたと
き、運転室71から手動運転信号が発信されると、制御
装置70から旋回装置76、起伏装置75、巻回装置9
への自動運転信号がシャットダウンされ、手動運転信号
が優先的になることにより、旋回装置76、起伏装置7
5、巻回装置9を手動運転することができる。また、フ
ックブロック6が初期位置(例えば、バンカー線)にあ
り、そして、制御装置70及び施工管理装置73から自
動運転準備完了の信号が切替制御装置74に発信され、
さらに、手動運転信号が発信されていない場合にだけ、
自動運転に切り替わりるために切替制御装置74が制御
装置70に自動運転許可信号を入力する。すなわち、タ
ワークレーン装置1の自動運転中でもオペレータの操作
が最優先されるため、自動運転を安全に中止して手動運
転に切り替えることができる。
【0050】また、タワークレーン装置1は、リモコン
装置72(図8に図示)を有しており、このリモコン装
置72は打設ブロック(荷下ろし場)にいる合図者が携
帯できるようになっている。リモコン装置72は周知の
遠赤外線や電波等により、制御装置70に信号を発信す
るものである。すなわち、フックブロック6に吊ってあ
るコンクリートが打設ブロックに移動してきた際、リモ
コン装置72で制御装置70に信号を発信し、これによ
り旋回装置76、起伏装置75、巻回装置9を運転する
ことができ、コンクリートを打設位置に正確に移動する
ことができる。したがって、合図者がオペレータと連携
作業する負担が軽減する。また、このリモコン装置72
によりバケット6aを開閉するもことができる。
【0051】以上のように構成されたタワークレーン装
置1の動作を説明する。運転室71にいるオペレータが
操作パネル(図示略)を介してタワークレーン装置1を
起動させる。この工程では、タワークレーン装置1を起
動させた際のフックブロック6の位置を検出し、そし
て、制御装置70を初期化することにより、タワークレ
ーン装置1の運転準備ができる。
【0052】次の工程で、制御装置70に対して、フッ
クブロック6の軌道及びコンクリート打設位置と打設順
序を入力する。フックブロック6の軌道及びコンクリー
ト打設位置と打設順序の入力は、オペレータが運転室か
ら制御装置70に直接入力しても良いし、施工管理装置
73により演算された軌道及び打設位置と打設順序から
入力しても良い。
【0053】次の工程で、フックブロック6をバンカー
線(荷取り場)に手動運転により移動させ、フックブロ
ック6がバンカー線に移動したら、手動運転を停止す
る。そして、制御装置70及び施工管理装置73から自
動運転準備完了の信号が切替制御装置74に発信され、
切替制御装置74により自動運転に切り替わる。そし
て、切替制御装置74は制御装置70に対して自動運転
許可信号を入力する。
【0054】自動運転許可信号が制御装置70に入力さ
れたら、次の工程で、制御装置70は、旋回装置76、
起伏装置75及び巻回装置9に自動運転信号を入力し、
コンクリートをバンカー線(荷取り場)から打設ブロッ
ク(荷下ろし場)に移動し、コンクリートをブロックに
打設する。
【0055】自動運転は、第一工程で、バンカー線(荷
吊り場)でバケット6aにコンクリートを積み、第二工
程で、コンクリートを積んだバケット6aを巻上げ、第
三工程で、コンクリートを打設ブロック(荷下ろし場)
へ移動し、そして、停止し、第四工程で、バケット6a
を開け、コンクリートを打設し、そして、バケット6a
の上下動を制振し、第五工程で、バンカー線に移動し、
停止する。
【0056】各工程で、トータルステーション21、旋
回角計10、起伏角計50、巻上量計90、ジャイロ6
1、傾斜角計30、荷重計77からの測定データを制御
装置70にフィードバックしながら、軌道及びコンクリ
ート打設位置と打設順序に従って、位置制御、制振制御
を行い、旋回装置76、起伏装置75、巻回装置9を自
動運転する。
【0057】また、フィードバックされた測定データを
施工管理装置73に入力し、施工管理装置により測定デ
ータを管理するとともに、コンクリート打設したダムの
ブロックナンバー、コンクリートの打設回数、タワーク
レーン装置1の稼働時間、サイクルタイム(コンクリー
トを吊り上げてから、次にコンクリートを吊り上げるま
での時間)の平均、打設コンクリートの総量等の管理記
録を行う。そして、これらの管理記録を運転室71に送
信し、そして、表示装置に表示し、また、印刷装置によ
り印刷することにより、オペレータはタワークレーン装
置1の運転状況を常時把握することができる。
【0058】また、制御装置70から自動運転信号を旋
回装置76、起伏装置75、巻回装置9に入力している
にもかかわらず、フィードバックしてきた測定データの
変化がない場合、制御装置70は旋回装置76、起伏装
置75、巻回装置9を緩やかに停止させる。
【0059】また、制御装置70は巻回装置9の巻上限
界と巻下限界、フックブロック6の軌道偏差限界と制振
偏差限界等を検出し、限界を検出した場合、旋回装置7
6、起伏装置75、巻回装置9の運転を緩やかに停止さ
せる。
【0060】また、例えば、オペレータが運転室71か
ら手動運転をする場合や、運転室から手動運転信号が切
替制御装置74に入力された場合、制御装置70から、
旋回装置76、起伏装置75、巻回装置9への自動運転
信号はシャットダウンされ、手動運転信号が直接旋回装
置76、起伏装置75、巻回装置9に入力される。
【0061】また、第三工程において、打設ブロックに
いる合図者はリモコン装置72により、フックブロック
6の位置を微調整しながら、フックブロック6を打設ブ
ロックに停止しても良い。フックブロック6の位置を微
調整することにより、コンクリートの打設品質が向上す
る。
【0062】また、第四工程において、コンクリートを
打設ブロックに打設する際にバケット6aを制御装置7
0によって開いても良いし、また、リモコン装置72に
よりバケット6aを開いても良い。
【0063】以上の実施の形態によると、フックブロッ
ク6に備えた全周プリズム22に向けて、クレーン3本
体に備えたトータルステーション21がレーザ光を送受
信しつつ、フックブロック6の動作に応じてトータルス
テーション21がにより自動追尾することにより、コン
クリートを積んだバケット6aを吊ったフックブロック
6の三次元位置を測定することができる。例えば、場外
に検知装置を設けた場合ように、フックブロック6の移
動時においてマストが邪魔にならず、トータルステーシ
ョン21によりフックブロック6の三次元位置を常に把
握することができる。また、風によりフックブロック6
が揺動した場合でも、フックブロック6の三次元位置を
常時把握することができる。
【0064】また、トータルステーション21、旋回角
計10、起伏角計50、巻上量計90、ジャイロ61、
傾斜角計30、荷重計77からの各種測定データを制御
装置70にフィードバックしながら、かつ、フックブロ
ック6の三次元位置を制御装置70にフィードバックし
ているため、フックブロックの三次元位置、各種測定デ
ータを監視しながらフックブロックを所定の位置に正確
に運転することができる。
【0065】以上により、トータルステーション21、
旋回角計10、起伏角計50、巻上量計90、ジャイロ
61、傾斜角計30、荷重計77から入力された信号
(測定データ)に基づいて旋回装置76、起伏装置7
5、巻回装置9に自動運転信号を発信するため、タワー
クレーン装置1を自動運転することができる。
【0066】なお、以上の実施の形態例においては、ダ
ムのブロックのコンクリート打設作業を自動化するもの
であるが、その他の建築現場(例えば、ビルなどの建築
構造物、プラント建築、鉄塔建設、港湾荷役等)にも用
いることができる。その場合は、吊り荷によりフックブ
ロック6に取り付けるバケットをフックに適宜変更して
もよい。また、制御装置、切替制御装置、施工管理装置
等も任意であり、その他、具体的な細部構造等について
も適宜に変更可能であることは勿論である。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るタワークレー
ン装置によれば、吊り荷を吊ったフックブロックの三次
元位置の追尾装置を備えたため、クレーンの操作時にお
いて、場外に検知装置を設けた場合のように、マストが
邪魔にならず追尾装置によりフックブロックの三次元位
置を常に把握することができる。また、風によりフック
ブロックが揺動した場合でも、フックブロック、すなわ
ち、吊り荷の三次元位置を常時把握することができる。
したがって、タワークレーンを運転自動化することがで
き、オペレータ及び合図者の負担を軽減することができ
る。
【0068】このように請求項2記載の発明に係るタワ
ークレーン装置によれば、上記フックブロックの三次元
位置を上記制御装置にフィードバックしているため、フ
ックブロックの三次元位置を監視しながらフックブロッ
クを所定の位置に正確に運転することができる。したが
って、請求項1記載の発明のように、タワークレーンを
自動運転化することができ、オペレータ及び合図者の負
担を軽減することができる。
【0069】このように請求項3記載の発明に係るタワ
ークレーン装置によれば、フックブロックを旋回し、巻
上げ下げした場合に、上記送受信手段が所定の信号をフ
ックブロックの周囲に設けられた反射手段に送信し、そ
して、送信された信号を反射手段によって送受信手段に
反射することにより、フックブロックの三次元位置、す
なわち、吊り荷の三次元位置を把握することができる。
したがって、請求項1記載の発明のように、タワークレ
ーンを自動運転化することができ、オペレータ及び合図
者の負担を軽減することができる。
【0070】このように請求項4記載の発明に係るタワ
ークレーン装置によれば、上記送受信手段はフックブロ
ックの昇降動作に応じて起伏動作し、フックブロックの
揺動動作に応じて旋回動作するため、フックブロックの
動きを追尾できる。したがって、請求項1記載の発明の
ように、タワークレーンを自動運転化することができ、
オペレータ及び合図者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのタワークレーン
装置に用いるタワークレーンを示す概略図である。
【図2】上記タワークレーン装置に用いる旋回角計を示
す概略図である。
【図3】上記タワークレーン装置に用いる起伏角計を示
す概略図である。
【図4】上記タワークレーン装置に用いる巻回装置及び
傾斜角計を示す概略図である。
【図5】上記タワークレーン装置に用いる巻上量計を示
す概略図である。
【図6】上記タワークレーン装置に用いるトータルステ
ーションの配置を示す図面である。
【図7】上記タワークレーン装置に用いるトータルステ
ーションを示す図面である。
【図8】上記タワークレーン装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 タワークレーン装置 3 クレーン 4 マスト 6 フックブロック 7 ワイヤ 9 巻回装置 10 旋回角計 21 トータルステーション(追尾装置、送受信手
段) 22 全周プリズム(追尾装置、反射手段) 30 傾斜角計 50 起伏角計 61 ジャイロ 70 制御装置 71 運転室 72 リモコン装置 73 施工管理装置 74 切替制御装置 75 起伏装置 76 旋回装置 77 荷重計 90 巻上量計
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月19日(2000.9.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明に係るタワークレーン装置は、フッ
クブロック、先端部において上記フックブロックを吊る
ジブ、当該ジブを起伏させる起伏装置、及び上記フック
ブロックを上げ下げするための巻回装置を具備するクレ
ーンと、当該クレーンを支持するマストと、上記マスト
に対して上記クレーンを旋回させる旋回装置と、起伏可
能及び旋回可能に上記クレーンに設けられるとともに、
光を送信するとともに光を受けて光の往復する時間を測
定することにより距離を測定するトータルステーション
と、上記フックブロックに設けられ、かつ、上記トータ
ルステーションで送信された光を上記トータルステーシ
ョンに反射する反射手段と、上記マストに対する上記ク
レーンの旋回角を測定する旋回角計と、を備え、上記ト
ータルステーションが上記反射手段を視準し、上記フッ
クブロックを追尾して、当該トータルステーションの旋
回角度及び起伏角度を測定するとともに、上記トータル
ステーションと上記フックブロックとの距離を測定する
ことを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】このように請求項1記載の発明によれば、
ジブに吊られたフックブロックをクレーンに備えたトー
タルステーションにより追尾するため、フックブロック
のトータルステーションに対する三次元位置を常時把握
することができる。即ち、場外に検知装置を設けた場合
のように、クレーンの操作時においてマストが邪魔にな
らず、トータルステーションによりトータルステーショ
ンに対するフックブロックの三次元位置を常に把握する
ことができる。そして、旋回角計により旋回角を測定す
ることにより、トータルステーションの絶対位置を求め
ることができる。また、風によりフックブロックが揺動
した場合でも、フックブロック、すなわち、吊り荷の三
次元位置を常時把握することができる。したがって、タ
ワークレーンを運転自動化することができる。なお、ト
ータルステーションは、トランシット(電子型トランシ
ット)と光波測距儀とが一体化したものである。光波測
距儀は2点間(光波測距儀〜フックブロック間)を光波
が往復する時間を測定して距離を求めるものである。ま
た、トランシットは、トランシットに対するフックブロ
ックの水平角及び鉛直角を測定するものである。光波測
距儀はトランシットと組み合わせて用いることにより、
フックブロックの三次元位置を追尾することにより、フ
ックブロックの三次元位置を追尾することができる。ト
ータルステーションは単体でトランシットに対するフッ
クブロックの距離、水平角、鉛直角を測定するため、フ
ックブロックの三次元位置を追尾することができる。ま
た、上記反射手段とは、送信方向から入射した信号を送
信方向に平行に反射し、かつ、いかなる方向から入射し
た信号もその入射方向に平行反射するものであり、例え
ば、鏡を並べたもの、反射プリズムを並べたもの、全周
プリズムなどである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項2記載の発明に係るタワークレーン
装置は、フックブロック、先端部において上記フックブ
ロックを吊るジブ、当該ジブを起伏させる起伏装置、及
び上記フックブロックを上げ下げするための巻回装置を
具備するクレーンと、当該クレーンを支持するマスト
と、上記マストに対して上記クレーンを旋回させる旋回
装置と、起伏可能及び旋回可能に上記クレーンに設けら
れるとともに、光を送信するとともに光を受けるトータ
ルステーションと、上記フックブロックに設けられ、か
つ、上記トータルステーションで送信された光を上記ト
ータルステーションに反射する反射手段と、上記マスト
に対する上記クレーンの旋回角を測定する旋回角計と、
を備え、上記トータルステーションが上記クレーンに少
なくとも二つ設けられるとともに、各々のトータルステ
ーションが上記反射手段を視準し、上記フックブロック
を追尾し、当該トータルステーションの旋回角度及び起
伏角度を測定することを特徴としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】このように請求項2記載の発明によれば、
2台のトータルステーションに対する水平角及び鉛直角
から、フックブロックのトータルステーションに対する
三次元位置を常に把握することができる。即ち、場外に
検知装置を設けた場合のように、クレーンの操作時にお
いてマストが邪魔にならず、トータルステーションによ
りトータルステーションに対するフックブロックの三次
元位置を常に把握することができる。そして、旋回角計
により旋回角を測定することにより、トータルステーシ
ョンの絶対位置を求めることができる。これにより、フ
ックブロックの絶対位置を求めることができる。また、
風によりフックブロックが揺動した場合でも、フックブ
ロック、すなわち、吊り荷の三次元位置を常時把握する
ことができる。したがって、タワークレーンを運転自動
化することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のタワークレーン装置において、上記マストの傾斜角
を測定する傾斜角計を備えることを特徴としている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項3記載の発明によれば、傾斜角計よ
りマストの傾きを測定することにより、トータルステー
ションの絶対位置を求めることができる。これにより、
フックブロックの絶対位置を求めることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載のタ
ワークレーン装置において、上記マストの傾斜角を測定
する傾斜角計と、上記トータルステーションにより測定
された旋回角度、起伏角度及び距離と、上記旋回角計に
より測定された旋回角と、上記傾斜角計により測定され
た傾斜角とをフィードバックするとともに、上記旋回装
置、上記起伏装置、上記巻回装置を操作することによ
り、上記フックブロックを所定の位置に運転する制御装
置と、を備えることを特徴としている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】このように請求項4記載の発明によれば、
トータルステーションから入力された測定データ、旋回
角計から入力された測定データ、及び傾斜角計から入力
された測定データからフックブロックの三次元位置を測
定することができ、これにより制御装置はフックブロッ
クを所定の位置に運転する。したがって、フックブロッ
クの三次元位置を監視しながらフックブロックを所定の
位置に正確に運転することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項5記載の発明は、請求項2記載のタ
ワークレーン装置において、上記マストの傾斜角を測定
する傾斜角計と、上記二つのトータルステーションによ
り測定された旋回角度及び起伏角度と、上記旋回角計に
より測定された旋回角と、上記傾斜角計により測定され
た傾斜角とをフィードバックするとともに、上記旋回装
置、上記起伏装置、上記巻回装置を操作することによ
り、上記フックブロックを所定の位置に運転する制御装
置と、を備えることを特徴としている。このように請求
項5記載の発明によれば、トータルステーションから入
力された測定データ、旋回角計から入力された測定デー
タ、及び傾斜角計から入力された測定データからフック
ブロックの三次元位置を測定することができ、これによ
り制御装置はフックブロックを所定の位置に運転する。
したがって、フックブロックの三次元位置を監視しなが
らフックブロックを所定の位置に正確に運転することが
できる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載のタワークレーン装置において、上記ジブの起伏角度
を測定する起伏角計と、上記フックブロックから上記ジ
ブの先端を経由するワイヤの巻上量を測定する巻上量計
と、上記ジブに吊られた上記フックブロックの振れ角を
測定するジャイロセンサと、を備え、上記制御装置は、
上記起伏角計により測定される起伏角度、上記巻上量計
により測定される巻上量、上記ジャイロセンサにより測
定される振れ角をフィードバックすることを特徴として
いる。このように請求項6記載の発明によれば、フック
ブロックの三次元位置をより精度良く測定することがで
きる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】
【発明の効果】請求項1又は2記載の発明に係るタワー
クレーン装置によれば、クレーンの操作時において、場
外に検知装置を設けた場合のように、マストが邪魔にな
らずフックブロックの三次元位置を常に把握することが
できる。また、風によりフックブロックが揺動した場合
でも、フックブロック、すなわち、吊り荷の三次元位置
を常時把握することができる。したがって、タワークレ
ーンを運転自動化することができ、オペレータ及び合図
者の負担を軽減することができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】請求項3記載の発明に係るタワークレーン
装置によれば、傾斜角計よりマストの傾きを測定するこ
とにより、トータルステーションの絶対位置を求めるこ
とができる。これにより、フックブロックの絶対位置を
求めることができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】請求項4又は5記載の発明に係るタワーク
レーン装置によれば、トータルステーションから入力さ
れた測定データ、旋回角計から入力された測定データ、
及び傾斜角計から入力された測定データからフックブロ
ックの三次元位置を測定することができ、これにより制
御装置はフックブロックを所定の位置に運転する。した
がって、フックブロックの三次元位置を監視しながらフ
ックブロックを所定の位置に正確に運転することができ
る。したがって、タワークレーンを自動運転化すること
ができ、オペレータ及び合図者の負担を軽減することが
できる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】請求項6記載の発明に係るタワークレーン
装置によれば、フックブロックの三次元位置をより制度
良く測定することができる。そして、タワークレーンを
自動運転化することができ、オペレータ及び合図者の負
担を軽減することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 裕宜 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 小山 政広 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 赤木 晃 大阪府大阪市東淀川区西淡路一丁目1番36 号 株式会社橘▲高▼工学研究所内 (72)発明者 周藤 清昭 大阪府大阪市東淀川区西淡路一丁目1番36 号 株式会社橘▲高▼工学研究所内 (72)発明者 杉山 俊夫 大阪府大阪市東淀川区西淡路一丁目1番36 号 株式会社橘▲高▼工学研究所内 (72)発明者 久保 寿治 大阪府大阪市東淀川区西淡路一丁目1番36 号 株式会社橘▲高▼工学研究所内 Fターム(参考) 3F204 AA04 BA02 CA01 DA08 DB03 DC00 DC03 DC10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷を吊るフックブロックが昇降自在に吊り
    下げられるクレーン旋回部をマスト上に備えるタワーク
    レーン装置において、 フックブロックの三次元位置を追尾する追尾装置を備え
    たこと、を特徴とするタワークレーン装置。
  2. 【請求項2】追尾位置をフィードバックしてフックブロ
    ックを所定の位置に運転する制御装置を備えたこと、 を特徴とする請求項1記載のタワークレーン装置。
  3. 【請求項3】追尾装置は、 クレーン旋回部に旋回可能かつ起伏可能に設けられ、所
    定の信号を送受信する送受信手段と、 フックブロックの周囲に設けられ、送受信手段から送信
    された信号を反射する反射手段と、 からなること、を特徴とする請求項1記載のタワークレ
    ーン装置。
  4. 【請求項4】送受信手段は、フックブロックの昇降動作
    に応じて起伏動作し、フックブロックの揺動動作に応じ
    て旋回動作すること、を特徴とする請求項3記載のタワ
    ークレーン装置。
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