JP4139207B2 - トンネル内の遠隔測量システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド掘進機による掘進工法において、トンネル内の測量を遠隔制御によって行う測量をシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
上下水道等のトンネル工事には、シールド工法が採用される。良く知られているように、シールド工法は、シールド掘進機で地中掘進を行い、その後方で、一次覆工のためのセグメントを順次組み立てて行くものである。そして、このような工事においては、計画線(予め計画された掘進経路)に対する施工のずれを最小にするために、シールド掘進機の位置及び掘進方向を確認するための測量が行われており、その典型的な従来技術が、下記の特許文献に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−66133
【0004】
すなわち、従来の技術においては、シールド掘進機の後方で走行する台車に格納された測量器(トータルステーション)を、前記台車に設けられた旋回アームで軌条上に移し、この軌条上で測量台車と共に移動可能な測量器が、既知の2箇所の後方測点を測距・測角して2点夾角法によって自己位置を算出すると共に、シールド掘進機の任意の箇所に設けた未知の測点を計測することによって、シールド掘進機の位置及び掘進方向の測量を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術によれば、測量器が台車に取り付けられたものであるため、測量器とシールド掘進機との距離が固定であり、したがってトンネルのカーブ部分などでは、シールド掘進機の位置及び掘進方向の測量ができないことがあった。また、測量車の移動に伴って、既知の複数の後方測点からの距離が長くなると、夾角が小さくなって、測量誤差が増大するおそれがある。このため、新たに既知の座標上に後方測点を位置出しして設置する作業が必要となり、測量に時間がかかるといった問題が指摘される。
【0006】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、トンネルがカーブした部分でも測量を可能とし、かつ測量の精度を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムは、掘進機によるトンネル工事過程でトンネル内の遠隔測量を行うシステムであって、前記トンネル内に敷設した第一軌条上を走行可能な格納台車と、前記第一軌条と並行して前記トンネル内に敷設した第二軌条上を走行可能かつ前記台車に格納可能な自走測量車と、前記格納台車に設けられて前記自走測量車を前記格納台車に格納又は前記第二軌条へ載置させる移載手段と、前記自走測量車に搭載されて前記トンネル内の測点を測量する測量手段と、前記自走測量車に搭載されて前記トンネル内の任意の既知点を撮像する撮像手段と、前記自走測量車、前記移載手段、前記測量手段、及び前記撮像手段の動作を遠隔制御する遠隔制御手段と、前記撮像手段からの画像データにおける前記既知点のローカル座標及び予め入力された前記既知点の絶対座標から前記測量手段の自己位置を演算する演算手段とを備えるものである。
【0008】
請求項2の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムは、請求項1に記載された構成において、自走測量車の測量車本体が、ヒンジを介して折り畳み可能としたものである。
【0009】
請求項3の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムは、請求項1に記載された構成において、移載手段が、昇降及び旋回動作可能な移載アームと、この移載アームに設けられたフォークとを備え、このフォークが、自走測量車に設けられた掛合孔へ走行方向に挿入されることによって、前記自走測量車を吊支可能となるものである。
【0010】
請求項4の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムは、請求項1に記載された構成において、任意の既知点が、トンネル施工に伴い既知の座標上に設置された各複数のダボ点からなるものである。
【0011】
請求項5の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムは、請求項1に記載された構成において、遠隔制御手段及び演算手段が、トンネル外部に設置されたものである。
【0012】
請求項6の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムは、請求項5に記載された構成において、撮像手段が、自走測量車の走行の際にその走行方向の状況を撮影する手段を兼ねており、トンネル外部に、前記撮像手段からの画像データを画像表示するモニタが設置されたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、シールド工法によるトンネル施工に本発明に係るトンネル内の遠隔測量システムを採用した好ましい実施の形態について説明する。図1は、本形態を概略的に示す平面図、図2は同じく立面図、図3は図1におけるIII方向の部分的な矢視図、図4は本形態で使用される自走測量車4を示す側面図、図5は図1におけるV方向の矢視図、図6は格納台車30に設けられた移載装置34による自走測量車4に対する移載動作を示す概略的な平面図、図7〜図9は格納台車30に設けられた移載装置34による自走測量車4に対する移載動作をトンネルの延長方向から見た図、図10は本形態における制御系のブロック図、図11は本発明による自己位置算出方法を示す説明図である。
【0014】
まず図1及び図2において、参照符号1はシールド掘進機、2はこのシールド掘進機1により施工されたトンネルである。シールド掘進機1は、良く知られた構造を有するもので、基本的には図2に示されるように、略円筒形のシールドフレーム11の前端で、多数のカッタビットを有する円盤状のカッタフェイス12を回転させて地盤を掘削し、これによって発生したズリ(掘削土)を、カッタフェイス12に形成されたスリットからチャンバ13内に取り込み、撹拌して、スクリュコンベア14を介して後方へ送り出し、後方台車3によって外部へ搬送する。
【0015】
一方、シールドフレーム11の後端では、掘削された坑内壁の崩落を防止するために、図示されていないエレクタによって複数のセグメントを環状に組み立てて継ぎ足していくことにより、一次覆工21を施している。そして、その先端に油圧ジャッキ15を当てて後方へ押圧することによって、その反力でシールド掘進機1が、カッタフェイス12による掘削に伴い、地中を推進して行くようになっているのである。
【0016】
一次覆工21等が施された既設のトンネル2内には、図1に示されるように、後方台車3が走行するための第一軌条22と、後述する自走測量車4が走行するための第二軌条23が、トンネル2の延長方向へ互いに並行して敷設されている。第一軌条22及び第二軌条23は、シールド掘進機1の掘進によるトンネル2の延長に伴って、順次継ぎ足して延長されて行くものである。
【0017】
後方台車3には、シールド掘進機1のスクリュコンベア14から排出されたズリを積み込んで立坑2a側へ搬送するものや、シールド掘進機1のエレクタへ一次覆工21用のセグメントを供給するためのものなどがあり、図示されていない牽引車によって牽引され、第一軌条22上を走行する。後方台車3における後部には、格納台車30が連結されており、したがって、この格納台車30も、後方台車3と共に第一軌条22上を走行する。
【0018】
トンネル2の下部には、図3に示されるように、第一軌条22及び第二軌条23を支持する枕木24が、その延長方向に対する所定の間隔で架設されている。枕木24の下側には、複数の台座25がトンネル2の延長方向所定間隔で設置されており、各台座25には、2個1組のダボ点A,B,An−1,Bn−1,An−2,Bn−2,…が打ち込まれている。ダボ点A,B,An−1,Bn−1,An−2,Bn−2,…は、良く知られているように、測量釘の一種であって、予め求められた絶対座標上に、測量の基準として打設されるものであり、それぞれ合成樹脂のコーティングにより赤、あるいは青などの彩色が施されている。なお、図示の形態では、ダボ点A,B,An−1,Bn−1,An−2,Bn−2,…が枕木24の下側に設置した台座25上に打ち込まれているが、トンネル2の覆工面などに打設されたものであっても良い。
【0019】
一方、シールド掘進機1の所定箇所には、図1に示されるように、測点として、コーナキューブリフレクタ等による反射プリズムからなる複数のターゲットT,T…が設置されている。
【0020】
自走測量車4は、図3及び図4に示されるように、前輪41a及び後輪41bによって第二軌条23上を走行可能な測量車本体41を有し、この測量車本体41には、前輪41aを駆動させるための車輪駆動装置42と、バッテリ43と、トータルステーション(光波測距測角儀)44と、カメラ45と、制御装置46と、モデム47及び充電装置48等が搭載されている。測量車本体41は、図4に破線で示されるように、後部4b側が、ヒンジ4aを介して下方へほぼ直角に屈曲可能となっている。
【0021】
自走測量車4に搭載されたトータルステーション44は、請求項1に記載された測量手段に相当するものであって、良く知られているように、光波によってターゲットを自動的に視準し、かつ視準された測点の測距及び測角するものであり、整準台44aによって旋回動作可能に支持され、旋回軸を鉛直に保つようになっている。
【0022】
自走測量車4に搭載されたカメラ45は、請求項1に記載された撮像手段に相当するものであって、連続撮影可能なCCDカメラ等が採用され、すなわち光学像を画像信号に変換するものである。レンズ面が水平(光軸が鉛直)になるように保持可能であると共に、整準台44aにカメラ支持アーム45aを介して俯仰動作可能に取り付けられている。また、このカメラ45は、整準台44aによって、トータルステーション44と共に水平旋回可能となっている。
【0023】
格納台車30は、図5に示されるように、第一軌条22上を走行可能な測量車本体31と、この測量車本体31上に設けられて自走測量車4を格納可能なハウジング32を備え、このハウジング32の側面には、図6に示されるスライド扉32aによって開閉可能であると共に自走測量車4を出し入れ可能な開口部が設けられている。前記スライド扉32aは、扉駆動装置33によって駆動するエンドレスワイヤ33aを介して、図5における左右方向、すなわち測量車本体31の前後方向へ開閉動作されるものである。また、スライド扉32aによって密閉される格納室内は、適切に湿度管理されている。
【0024】
格納台車30のハウジング32には、自走測量車4を出し入れするための移載装置34が設けられている。この移載装置34は、請求項1に記載の移載手段に相当するものであって、図5に示されるように、互いに同心の上部支持軸341及び下部支持軸342によって鉛直軸心の周りに回転可能に支持された旋回枠343と、この旋回枠343の揺動端位置に鉛直に設けた案内軸344に上下移動可能に取り付けられた昇降スライダ345と、この昇降スライダ345から水平に延在された移載アーム346とを備える。
【0025】
図3及び図4に示されるように、自走測量車4の測量車本体41には、左右一対の掛合孔41cが形成されている。一方、移載アーム346は、図4に一点鎖線で示されるように、この掛合孔41cへ挿入されることによって自走測量車4を揚重可能となる一対のフォーク346a(図4では片側のフォークのみ示される)が略水平に突設されている。
【0026】
移載装置34における旋回枠343は、旋回駆動部35と、その出力軸に設けたウォーム35aと、前記下部支持軸342に設けられてウォーム35aに噛合されたウォームホイール(不図示)によって旋回動作されるものである。また、昇降スライダ345は、昇降駆動部36と、旋回枠343に案内軸344と平行(すなわち鉛直)に設けられると共に図示されていないギヤを介して昇降駆動部36の駆動により回転される送り螺子361と、この送り螺子361に噛合されたナット362を介して、案内軸344に沿って昇降動作される。
【0027】
移載装置34の移載アーム346は、図6に実線で示され、かつ図8に示されるように、格納台車30の走行方向(前後方向)に対して直角となる位置まで水平旋回した状態では、この移載アーム346に、図4に示されるフォーク346aによって支持された自走測量車4の車輪41a,41bが、第二軌条23上に位置するように、前記フォーク346aの取付位置が調整されている。したがって、この状態から昇降駆動部36の駆動によって、昇降スライダ345を介して移載アーム346を降下させれば、図9に示されるように、自走測量車4の車輪41a,41bが、第二軌条23上に支持されるので、フォーク346aを図4に示される掛合孔41cから抜き出すことができると共に、自走測量車4が第二軌条23上を走行可能な状態となる。
【0028】
また、図5に示されるように、移載アーム346を昇降スライダ345のストローク上限付近まで上昇させると共に、図6に一点鎖線で示されるように、格納台車30の走行方向に対して平行となる位置まで水平旋回させた状態では、この移載アーム346にフォーク346aを介して支持された自走測量車4は、ハウジング32内に収容状態となる。このとき、測量車本体41は、図4に破線で示されるように、後部4b側を、ヒンジ4aを介して下方へほぼ直角に屈曲させることによって、図7に示されるように、格納台車30のハウジング32内に完全に収容することができる。
【0029】
図2に示されるように、地上には、トンネル2における立坑2aの開口付近に監視事務所5が設けられている。この監視事務所5内には、自走測量車4の車輪駆動装置42への動作指令や、トータルステーション44への視準・測距・測角動作等の動作指令や、カメラ45の撮影動作及びそのカメラ支持アーム45aへの動作指令や、格納台車30における扉駆動装置33及び移載装置34(旋回駆動部35,昇降駆動部36等)への動作指令等を送ることによって、トータルステーション44、カメラ45、扉駆動装置33及び移載装置34等を遠隔制御する遠隔制御ユニット51と、トータルステーション44によるトンネル14内の測量データや、カメラ45からの画像データを処理して座標の演算等を行う、請求項1に記載された演算手段に相当するパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称する)52が設置されている。
【0030】
この形態における制御系を、図10を参照しながら説明すると、参照符号37は格納台車30に搭載された制御装置であり、この制御装置37には、格納台車30における扉駆動装置33、旋回駆動部35及び昇降駆動部36等が接続されている。シールド掘進機1に設けられたターゲットT,T…は、個別に視準できるようにシャッタ機能を備えており、その機構を制御する為に、このターゲットT,T…も制御装置37と接続されている。すなわち、ターゲットT,T…は、その視準時にのみ、制御装置37からの指令によって個別にシャッタが開かれるものである。また、制御装置37は、モデム39を介して監視事務所5側のモデム53及び自走測量車4に搭載されたモデム47に接続されている。
【0031】
自走測量車4のモデム47には、制御装置46が接続されており、この制御装置46には、シールド掘進機1に取り付けられたターゲットT,T…に対してトータルステーション44を自動的に視準する視準制御部441、視準に伴いトータルステーション44を自動的に測距・測角動作させる測距・測角制御部442、前輪41aを駆動させるための車輪駆動装置42、トータルステーション44の中心軸が鉛直になるように整準するための整準台44aを制御する整準制御部443、カメラ45の撮影動作やカメラ支持アーム45aの動作を制御するカメラ制御部451等が接続されている。また、カメラ45からの画像データを処理する画像処理部452は、前記モデム47に接続されている。一方、監視事務所5側のモデム53には、遠隔制御ユニット51及びパソコン52が接続され、さらに画像処理部54を介してモニタ55が接続されている。
【0032】
上述の構成を備える本形態の遠隔測量システムの動作は、次のように行われる。まず、遠隔制御ユニット51や、パソコン52等、監視事務所5における各種機器の電源を投入し、かつ格納台車30や自走測量車4に搭載された各種機器の電源を投入して、これらを動作可能な状態に維持しておく。なお、このとき自走測量車4は、図5及び図7に示されるように、格納台車30のハウジング32内に格納されており、自走測量車4の走行や各種動作に必要な電源であるバッテリ43は、十分に充電されているものとする。また、各ダボ点A,B,An−1,Bn−1,An−2,Bn−2,…の絶対座標データは、パソコン52のメモリに記憶されている。
【0033】
シールド掘進機1の掘進位置を遠隔測量する場合は、監視事務所5の遠隔制御ユニット51から、移載動作の指令を行う。この移載動作指令データは、図10に示されるモデム53、モデム39を介して制御装置37に送信されることによって、制御装置37は測量車移載動作プログラムによる制御を開始する。
【0034】
測量車移載動作においては、まず、図10に示される制御装置37からの扉開放指令によって、格納台車30における扉駆動装置33が、図6に示されるハウジング32のスライド扉32aを開放方向へスライド移動させる。そしてスライド扉32aが完全に開かれたことが、リミットスイッチ(不図示)等により検出された時点で、制御装置37から扉駆動装置33に停止指令が出力されると共に、旋回駆動部35への駆動指令が出力され、旋回駆動部35の駆動によって、移載装置34の移載アーム346が、図6に太い矢印で示されるように旋回動作する。このため、図8に示されるように、移載アーム346に吊支された自走測量車4は、この移載アーム346の旋回動作によってハウジング32の外部へ出される。
【0035】
次に、移載アーム346が、図6に実線で示されるように、格納台車30の走行方向(前後方向)に対して直角となる位置まで水平旋回されたことが、図示されていないリミットスイッチ等の検出手段によって検出された時点で、制御装置37から旋回駆動部35への駆動停止指令が出力され、移載アーム346の旋回動作が停止する。このとき、移載アーム346にフォーク346aを介して吊支された自走測量車4は、図8に示されるように、車輪41a,41bが第二軌条23の真上に位置している。
【0036】
次に、図10に示される制御装置37からの下降指令によって、昇降駆動部36が駆動し、図5に示される旋回枠343における案内軸344に沿って昇降スライダ345が下降移動することにより、自走測量車4は、移載アーム346と共に下降し、図9に示されるように、自走測量車4の車輪41a,41bが第二軌条23上に載置され、すなわち自走測量車4が第二軌条23上に移載される。そして、自走測量車4が第二軌条23上に移載されたことが、図示されていないリミットスイッチ等からなるストローク下限センサによって検出された時点で、制御装置37から昇降駆動部36への駆動停止指令が出力される。
【0037】
自走測量車4が第二軌条23上に移載された状態では、この第二軌条23上で自走測量車4を適宜移動させるか、移載アーム346を水平旋回させることによって、フォーク346aが、図3及び図4に示される掛合孔41cから相対的に抜き出され、自走測量車4は、第二軌条23上を走行可能な状態となる。このようにしてフォーク346aから自走測量車4が離れた後は、制御装置37からの復帰指令によって、昇降駆動部36及び旋回駆動部35が上述の移載動作と逆のステップで動作し、移載アーム346が格納台車30のハウジング32内へ復帰される。
【0038】
なお、自走測量車4は、格納台車30のハウジング32に格納されていた時点では、図4に破線で示され、あるいは図5に示されるように、測量車本体41の後部4b側が、下方へほぼ直角に屈曲されているが、上述した移載の過程で、図示されていない駆動手段等によって、図4に実線で示されるように略水平状態に変位され、これによって、第二軌条23上を転動可能な状態となる。
【0039】
以上のようにして、第二軌条23への自走測量車4の移載が完了すると、監視事務所5の係員は、遠隔制御ユニット51の操作によって、モデム53及び自走測量車4側のモデム47を介して自走測量車4の制御装置46へ前進指令を送信し、これによって制御装置46が車輪駆動装置42を起動し、自走測量車4が第二軌条23上をシールド掘進機1側へ向けて走行する。また、このとき、予め制御装置46からの制御指令によって、カメラ制御部451が、カメラ支持アーム45aを、カメラ45が水平かつ前方を向くように動作させる。
【0040】
自走測量車4の走行に伴って、カメラ45で連続的に撮影される走行方向の状況は、画像処理部452からモデム47を介して地上の監視事務所5へ送信され、モデム53から画像処理部54を介してモニタ55にリアルタイムで画像出力される。このため、監視事務所5の係員は、モニタ55の画面に映し出される測量車前方の映像を見ながら、遠隔制御ユニット51を操作することによって、自走測量車4の走行を遠隔制御することができる。
【0041】
自走測量車4が、図1に参照符号4”で示されるように、シールド掘進機1に設けられたターゲットT,T…に対するトータルステーション44の測量(視準、測距、測角)動作が容易に可能となる位置に存在するダボ点、例えばシールド掘進機1の最寄のダボ点A,Bの打設箇所へ接近したら、監視事務所5の係員は、遠隔制御ユニット51の操作によって、モデム53,47を介して自走測量車4の自己位置計測指令を自走測量車4の制御装置46へ送信する。これによって、カメラ制御部451が、カメラ支持アーム45aを、カメラ45が鉛直下方へ向くように、言い換えればレンズ面が水平になるように動作させるため、自走測量車4がダボ点A,Bの上に達した時点で、カメラ45が、このダボ点A,Bを映し出すことになる。そして監視事務所5の係員は、モニタ55の画面にダボ点A,Bが映し出された時点で、遠隔制御ユニット51からの操作によって、自走測量車4を停止させる。
【0042】
次に、カメラ45から画像処理部452及びモデム47を介して監視事務所5へ送信されたダボ点A,Bの画像データ、及びパソコン52のメモリに記憶されているダボ点A,Bの既知の絶対座標データから、パソコン52によって、自走測量車4に搭載されたトータルステーション44の自己位置を算出する。図11は、その算出方法を示す説明図である。
【0043】
ダボ点A,Bは、先に説明したように、予め求められた絶対座標上に、測量の基準として打設されるものであるため、その座標値は絶対座標系(図11におけるXY座標系)で既知のものである。このため、まず、ダボ点A,Bの既知の絶対座標データにより、XY座標系における線分ABの絶対傾きγが求められる。
【0044】
次に、カメラ45によって映し出された画像上のχψ座標系(これをカメラ座標系と仮称する)における線分ABのローカル座標傾きβが求められる。そして、絶対傾きγとローカル座標傾きβとの差によって、絶対座標系(XY座標系)でのカメラ45の傾きαを求めることができる(α=γ−β)。なお、カメラ45の傾きαは、整準台44aによる旋回角に由来するものである。
【0045】
次に、ダボ点A,Bの絶対座標値とカメラ45の傾きαを用いて、カメラ中心点Oの絶対座標値を算出する。カメラ中心点Oは、画面の中心に相当する。この中心点Oとトータルステーション44の位置関係は固定であるため、ダボ点A,Bとの距離と角度γから、トータルステーション44の自己位置の絶対座標Pを算出することができる。
【0046】
上述のように、本形態によれば、トータルステーション44の自己位置の計測に、トンネル2の施工において設置された既知のダボ点A,B,An−1,Bn−1,An−2,Bn−2,…の座標データを利用するため、先に述べた特許文献1に記載された従来技術のように、トータルステーション44の自己位置を計測するための既知点となる後方測点ターゲットを新たに設置する必要がない。このため、既知点への後方測点ターゲットの位置出し設置作業が不要となって、測量時間を短縮できるほか、2点夾角法のように、後方測点ターゲットに対する自己位置の変化によって測量精度が低下するようなことがない。
【0047】
パソコン52によってトータルステーション44の自己位置の絶対座標Pが求められたら、監視事務所5の係員は、遠隔制御ユニット51から、トータルステーション44による自動測距・測角動作の指令を送信する。この自動測距・測角動作においては、まず制御装置46から整準台44aの整準制御部443に対して整準動作指令が送信されることによって、整準制御部443が整準台44aを動作させ、整準台44aを水平(トータルステーション44の旋回軸を鉛直)に保持させる。
【0048】
次に、自走測量車4における制御装置46は、視準制御部441に対し視準動作指令を送信し、これによりトータルステーション44を、図1に示されるシールド掘進機1に設置した測量対象のターゲットT,T…に自動的に向け、ターゲットT,T…を、それぞれ自動的に視準する。シャッタ付きコーナキューブリフレクタからなるターゲットT,T…は、視準に際して、格納台車30側の制御装置37からの指令によってシャッタが自動的に開かれ、トータルステーション44による自動視準を可能にする。そして、この視準動作に伴い測距・測角制御部442が動作して、トータルステーション44から各ターゲットT,T…へ向けて光波を出射することにより、これら各ターゲットT,T…までの距離及び角度を順に測量し、その測量データが、制御装置46からモデム47を介して監視事務所5へ送信される。
【0049】
監視事務所5では、トータルステーション44から送信されたターゲットT,T…の測量データを、モデム53を通してパソコン52で受信し、トータルステーション44の位置データ及び方向角に基づいて演算処理することにより、シールド掘進機1の位置及び掘進方向を算出する。
【0050】
ここで、例えばトータルステーション44が、格納台車30に取り付けられているような場合、図1のようなトンネル2のカーブ部分では、トータルステーション44によるターゲットT,T…の測量が困難になる場合もあり得るのに対し、本形態によれば、トータルステーション44が、格納台車30から離れて第二軌条23上を自在に走行可能な自走測量車4に搭載されており、シールド掘進機1の位置や方向の測量が可能となる位置まで、トータルステーション44を移動できるため、トンネル2のカーブ部分でも、確実にシールド掘進機1の位置や方向を測量することができる。
【0051】
各ターゲットT,T…の測量が終了したら、監視事務所5の係員は、遠隔制御ユニット51の操作によって、モデム53及び自走測量車4側のモデム47を介して自走測量車4の制御装置46へ帰還指令を送信し、これによって自走測量車4が第二軌条23上を格納台車30側へ向けて帰還するように走行する。このとき、予め制御装置46からの制御指令によって、カメラ制御部451が、カメラ支持アーム45aを、カメラ45が水平かつ後方を向くように動作させる。そして、自走測量車4の走行に伴って、カメラ45で連続的に撮影される画像データは、画像処理部452からモデム47を介して地上の監視事務所5へ送信され、モデム53から画像処理部54を介してモニタ55にリアルタイムで画像出力される。このため、監視事務所5の係員は、モニタ55の画面に映し出される測量車後方の映像を見ながら、遠隔制御ユニット51を操作することによって、自走測量車4の走行を遠隔制御することができる。
【0052】
一方、遠隔制御ユニット51からは、格納台車30の制御装置46へ格納動作指令が送信され、先に説明した測量車移載動作時と同様に、制御装置37によって、まずスライド扉32aが開放方向へスライド移動し、次に旋回駆動部35によって、移載装置34の移載アーム346が、図6に実線で示されるように、格納台車30の走行方向(前後方向)に対して直角となる位置まで水平旋回され、更に昇降駆動部36によって、図5に示される旋回枠343における案内軸344に沿って昇降スライダ345が下降移動することにより、図示されていないストローク下限センサによる検出高さまで移載アーム346が下降し、待機状態となる。
【0053】
そして、第二軌条23上を走行して来た自走測量車4が、格納台車30の側面位置へ到達することによって、その測量車本体41に設けられた左右一対の掛合孔41cが、格納台車30から張り出した移載アーム346に左右一対設けられたフォーク346aに差し込まれる。
【0054】
次に、自走測量車4の掛合孔41cが移載アーム346のフォーク346aに差し込まれたことが、図示されていないリミットスイッチ等により検出されると、自走測量車4の制御装置46によって、車輪駆動装置42が停止されると共に、格納台車30の制御装置37から昇降駆動部36に対して上昇指令が出力される。このため、昇降駆動部36の駆動によって、図5に示される旋回枠343における案内軸344に沿って昇降スライダ345が移載アーム346を上昇移動させ、フォーク346aを介して吊支された自走測量車4が、図8に示されるように、移載アーム346と共に上昇して第二軌条23から揚重される。
【0055】
そして、移載アーム346が図示されていないリミットスイッチ等からなるストローク上限センサによる検出高さまで上昇した時点で、制御装置37から昇降駆動部36に停止指令が出力されると共に、旋回駆動部35に格納方向の旋回指令が出力され、旋回駆動部35が格納方向に駆動することによって、移載アーム346が図6に示される太い矢印と逆方向へように旋回動作する。このため、図7に示されるように、移載アーム346にフォーク346aを介して吊支された自走測量車4は、この移載アーム346の旋回動作によってハウジング32内へ格納される。
【0056】
なお、自走測量車4が移載アーム346によって第二軌条23から揚重され、ハウジング32内へ格納される過程では、測量車本体41の後部4b側が、図示されていない駆動手段等によって、図4に破線で示され、あるいは図5に示されるように、ヒンジ4aを介して下方へほぼ直角に屈曲され、これによってハウジング32へ格納可能なサイズとなる。
【0057】
ハウジング32内への自走測量車4の格納が完了したことがリミットスイッチ等により検出されると、旋回駆動部35が停止し、扉駆動装置33の駆動によって、スライド扉32aがハウジング32の開口部を閉鎖する方向へスライド移動し、これによって、一連の自動測量動作が終了する。また、ハウジング32内へ自走測量車4が格納されることによって、図4に示される充電装置48が、格納台車30に設けられた電源(不図示)に接続され、自走測量車4のバッテリ43に充電が開始される。
【0058】
なお、上述の形態では、自走測量車4が、格納台車30から出されて第二軌条23を任意のダボ点へ向けて走行した後、移載アーム346が格納台車30のハウジング32内へいったん収納されるものとしたが、この移載アーム346は、測量が終了した自走測量車4が帰還するまで、格納台車30の外側へ張り出した状態で待機するようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】
請求項1の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムによれば、トンネル内に敷設した第一軌条上を走行可能な後方台車に連結された格納台車に格納された自走測量車が、移載手段によって格納台車から第二軌条上に移載されることによって自在に走行可能であり、この自走測量車に、測量手段と、自己位置測定のための既知点を撮像する撮像手段を搭載しているため、自走測量車が、格納台車から離れて、シールド掘進機の位置や方向の測量が可能となる位置まで移動することによって、トンネルのカーブ部分等、測量が難しい箇所でも、確実にシールド掘進機の位置や方向を測量することができる。また、自走測量車は、撮像手段からの画像データと、既知点の既知座標データによって測量手段の自己位置を求めることができる。
【0060】
請求項2の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムによれば、自走測量車の測量車本体が、ヒンジを介して折り畳み可能であるため、格納台車内の狭い格納スペースに格納可能であり、走行時には、折り畳み状態から測量車本体が開かれることによって、安定して走行及び測量を行うことができる。
【0061】
請求項3の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムによれば、請求項1に記載された移載手段が、昇降及び旋回動作可能な移載アームと、この移載アームに設けられたフォークとを備え、このフォークが、自走測量車に設けられた掛合孔へ走行方向に挿入されるものであるため、自走測量車が第二軌条上を移動することによって、前記掛合孔へのフォークの挿入による吊支可能状態又はフォークからの離脱が可能となり、複雑なチャック機構等を必要としない。
【0062】
請求項4の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムによれば、請求項1に記載された任意の既知点が、トンネル施工に伴い既知の座標上に設置された各複数のダボ点からなるため、既知点としての後方測点ターゲットを新たに設置する必要がない。このため、後方測点ターゲットの位置出し設置作業が不要となって、測量時間を短縮できるばかりでなく、後方測点ターゲットに対する自己位置の変化によって測量精度が低下するのを防止できる。
【0063】
請求項5の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムによれば、遠隔制御手段及び演算手段が、トンネル外部に設置されているため、自走測量車に対する移載手段による移載動作、自走測量車の走行、撮像手段による撮像動作、測量手段による測量動作等を、トンネル外部から遠隔制御することができる。
【0064】
請求項6の発明に係るトンネル内の遠隔測量システムによれば、撮像手段が、自走測量車の走行方向の状況を撮影する手段を兼ねているため、トンネル外部に設置されたモニタによって、走行方向の状況を視認しながら、自走測量車の走行を遠隔制御手段によって遠隔制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るトンネル内の遠隔測量システムを採用したシールド工法によるトンネル施工状況を概略的に示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るトンネル内の遠隔測量システムを採用したシールド工法によるトンネル施工状況を概略的に示す立面図である。
【図3】図1におけるIII方向の部分的な矢視図である。
【図4】本発明の実施の形態で使用される自走測量車4を示す側面図である。
【図5】図1におけるV方向の矢視図である。
【図6】本発明の実施の形態で使用される移載装置34による自走測量車4に対する移載動作を示す概略的な平面図である。
【図7】本発明の実施の形態で使用される移載装置34による自走測量車4の格納状態をトンネルの延長方向から見た図である。
【図8】本発明の実施の形態で使用される移載装置34による自走測量車4の移載過程をトンネルの延長方向から見た図である。
【図9】本発明の実施の形態で使用される移載装置34による第二軌条23への自走測量車4の載置状態をトンネルの延長方向から見た図である。
【図10】本発明の実施の形態における制御系を示すブロック図である。
【図11】自己位置の算出方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シールド掘進機
2 トンネル
22 第一軌条
23 第二軌条
25 台座
3 後方台車
30 格納台車
34 移載装置(移載手段)
346 移載アーム
346a フォーク
35 旋回駆動部
36 昇降駆動部
37 制御装置
39,47,53 モデム
4 自走測量車
4a ヒンジ
41 測量車本体
41c 掛合孔
42 車輪駆動装置
43 バッテリ
44 トータルステーション(測量手段)
45 カメラ(撮像手段)
451 カメラ制御部
46 制御装置
48 充電装置
5 監視事務所
51 遠隔制御ユニット(遠隔制御手段)
52 パソコン(演算手段)
55 モニタ
,B,An−1,Bn−1,An−2,Bn−2,… ダボ点(既知点)
,T… ターゲット(測点)

Claims (6)

  1. 掘進機によるトンネル工事過程でトンネル内の遠隔測量を行うシステムであって、前記トンネル内に敷設した第一軌条上を走行可能な格納台車と、前記第一軌条と並行して前記トンネル内に敷設した第二軌条上を走行可能かつ前記台車に格納可能な自走測量車と、前記格納台車に設けられて前記自走測量車を前記格納台車に格納又は前記第二軌条へ載置させる移載手段と、前記自走測量車に搭載されて前記トンネル内の測点を測量する測量手段と、前記自走測量車に搭載されて前記トンネル内の任意の既知点を撮像する撮像手段と、前記自走測量車、前記移載手段、前記測量手段、及び前記撮像手段の動作を遠隔制御する遠隔制御手段と、前記撮像手段からの画像データにおける前記既知点のローカル座標及び予め入力された前記既知点の絶対座標から前記測量手段の自己位置を演算する演算手段とを備えることを特徴とするトンネル内の遠隔測量システム。
  2. 自走測量車の測量車本体が、ヒンジを介して折り畳み可能であることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内の遠隔測量システム。
  3. 移載手段が、昇降及び旋回動作可能な移載アームと、この移載アームに設けられたフォークとを備え、このフォークが、自走測量車に設けられた掛合孔へ走行方向に挿入されることによって、前記自走測量車を吊支可能となるものであることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内の遠隔測量システム。
  4. 任意の既知点が、トンネル施工に伴い既知の座標上に設置された各複数のダボ点からなることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内の遠隔測量システム。
  5. 遠隔制御手段及び演算手段が、トンネル外部に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内の遠隔測量システム。
  6. 撮像手段が、自走測量車の走行の際にその走行方向の状況を撮影する手段を兼ねており、トンネル外部に、前記撮像手段からの画像データを表示するモニタが設置されたことを特徴とする請求項5に記載のトンネル内の遠隔測量システム。
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