JP2015219066A - 地表の放射線計測装置とその装置を用いた放射線計測方法 - Google Patents

地表の放射線計測装置とその装置を用いた放射線計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構成で射線の計測作業の効率化を図る。【解決手段】放射線計測装置2は、被計測地を走行する自走車3と、この自走車3に設けられ地表Gの放射線量を検出する検出器21と、この自走車3に設けられ自走車3の位置情報を検出して出力するGPS装置30と、これら検出器21とGPS装置30との動作を制御するとともに検出器21により計測された放射線の計測データD1とその計測データD1に対応する位置情報Dp1とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部42に記憶させる中央演算処理装置41を有する端末装置40とを備えるとともに、検出器21を自走車3の走行方向に対し左右方向に移動させる旋回台4を設けて構成される。放射線計測時、自走車3を走行させながら、検出器21を左右に変位させて放射線を計測するようにしている。【選択図】図2

Description

本発明は、農地等の地表の放射線を計測する放射線計測装置とその装置を用いた放射線計測方法に関する。
一般に農地などの地表の放射線量を測定するには、上空に放射線を測定する計測器を搭載した飛行機を飛ばし、被測定地の放射線を測定するようにしている。しかし、地表と距離があるため、地表面のきめ細かい正確な測定ができないという問題がある。このため、従来、自走可能な台車に放射線検出器を搭載し、被測定地を台車が走行しながら放射線の計測を行う放射線の計測装置および計測方法が知られている(特許文献1ないし3参照。)。
例えば、特許文献1に記載の発明には、検出器を、高さを異ならせて配置し、土壌表面下のガンマ線放出元素の深さを求める方法および装置が示されている。これら検出器は土壌表面を走行するビークルに設けられるようになっている。また、特許文献2に記載の発明では、自走可能な台車にα線検出器を昇降機22により高さを調整可能に設けた放射線モニタ装置が開示されている。さらに、特許文献3に記載の発明には、車両に放射線検出器とGPS受信ユニットと移動局とを搭載し、放射線検出器で検出されたデータを測定箇所情報と関連付けし、監視センターのサーバに送信する移動式放射線屋外測定システムが示されている。
特開平7−294652号公報 特開2001−4751号公報 特開2004−205375号公報
しかしながら、上記従来の放射線計測装置では、台車に搭載した検出器を上下に異ならせて配置したり、昇降させるようにしたり、固定しているため、放射線の計測は、台車の移動軌跡に応じて放射線を線状にしか計測することができない。このため、広い範囲の被計測地で精密な計測を行おうとすると、台車の移動軌跡の密度を高めて何度も行き来させなければならず、計測作業に時間がかかるとともにコストが増大するという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、簡素な構成で、走行軌跡に対し面状に放射線を計測し、作業効率の向上を図ることができる放射線計測装置およびその装置を用いた放射線計測方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る放射線計測装置は、被計測地を走行する移動手段と、この移動手段に設けられ地表の放射線量を検出する検出手段と、この移動手段に設けられ移動手段の位置情報を検出して出力する位置情報検出手段と、これら検出手段と位置情報検出手段との動作を制御するとともに検出手段により計測された放射線の計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶手段に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えるとともに、検出手段を移動手段の走行方向に対し左右方向に移動させる変位手段を設け、放射線計測時、検出手段を左右に変位させて放射線を計測することを特徴としている。
本発明の請求項1に係る放射線計測装置では、被計測地を走行する移動手段と、この移動手段に設けられ地表の放射線量を検出する検出手段と、この移動手段に設けられ移動手段の位置情報を検出して出力する位置情報検出手段と、これら検出手段と位置情報検出手段との動作を制御するとともに検出手段により計測された放射線の計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶手段に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えるとともに、検出手段を移動手段の走行方向に対し左右方向に移動させる変位手段を設け、放射線計測時、検出手段を左右に変位させて放射線を計測するようにしたことにより、移動手段の走行軌跡に対して左右方向に計測箇所を増やすことができ、移動手段の走行時、面状に放射線が計測される。このため、移動手段の走行距離を短縮して計測作業が効率化される。
本発明の請求項2に係る放射線計測装置は、外部からの制御信号に基づいて被計測地を走行する移動体と、この移動体に旋回自在に設けられた旋回台と、旋回台を正逆に回転駆動させる旋回台駆動装置と、この旋回台に屈伸自在に設けられ、自由端が移動体の周囲に伸張され自由端の高さを調整可能なアームと、このアームの自由端に取り付けられ放射線量を測定する検出器と、移動体に取り付けられ移動体の位置を検知し位置情報を出力するGPS装置と、検出器とGPS装置とにそれぞれ電気的に接続され、検出器とGPS装置との動作を制御するとともに検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備え、放射線の計測時、旋回台を正逆に回動させて放射線を計測することを特徴としている。
本発明の請求項2に係る放射線計測装置では、外部からの制御信号に基づいて被計測地を走行する移動体と、この移動体に旋回自在に設けられた旋回台と、旋回台を正逆に回転駆動させる旋回台駆動装置と、この旋回台に屈伸自在に設けられ、自由端が移動体の周囲に伸張され自由端の高さを調整可能なアームと、このアームの自由端に取り付けられ放射線量を測定する検出器と、移動体に取り付けられ移動体の位置を検知し位置情報を出力するGPS装置と、検出器とGPS装置とにそれぞれ電気的に接続され、検出器とGPS装置との動作を制御するとともに検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備え、放射線の計測時、旋回台を正逆に回動させて放射線を計測するようにしたことにより、移動体を無人化して走行させることができるとともに、移動体の走行軌跡に対して左右方向に計測箇所を増やすことができ、移動体の走行時、面状に放射線が計測される。このため、移動体の走行距離を短縮して計測作業が効率化される。
本発明の請求項3に係る放射線計測装置は、アーム自由端に取り付けられた検出器の高さを、被計測地の表面荒さに応じて設定することを特徴としている。
本発明の請求項3に係る放射線計測装置では、アーム自由端に取り付けられた検出器の高さを、被計測地の表面荒さに応じて設定するようにしたことにより、農地のように地表面に凹凸がある場合でも、地表面と検出器との間を適切な距離を確保して計測することができる。このため、検出器が地表面に当たることがなく、確実に計測を行うことができる。
本発明の請求項4に係る放射線計測装置は、検出器の下端には、地表面との距離を計測して距離計測信号を中央演算処理装置に送出する距離計測センサが、検出器とアーム先端ロッドとの間には、中央演算処理装置からの制御信号に基づいて検出器を上下に昇降させる昇降装置がそれぞれ設けられ、中央演算処理装置は、距離計測センサからの距離計測信号に基づいて昇降装置を動作させ、検出器の高さを設定された高さに保持することを特徴としている。
本発明の請求項4に係る放射線計測装置では、検出器の下端には、地表面との距離を計測して距離計測信号を中央演算処理装置に送出する距離計測センサが、検出器とアーム先端ロッドとの間には、中央演算処理装置からの制御信号に基づいて検出器を上下に昇降させる昇降装置がそれぞれ設けられ、中央演算処理装置は、距離計測センサからの距離計測信号に基づいて昇降装置を動作させ、検出器の高さを設定された高さに保持するようにしたことにより、農地のように地表面に凹凸がある場合や地表面が起伏に富んでいる場合でも、検出器と地表面との距離を計測して検出器の高さが調整できるので、常に地表面から一定の距離で計測を行うことができる。このため、地表面の放射線量を正確に計測することができる。
本発明の請求項5に係る放射線計測装置は、アームを、旋回台に立設された支持柱と、この支持柱の上端に設けられ水平方向の軸心回りに回動自在に軸支された回動部を有しこの回動部を所望の位置でロックする第1のジョイントと、一端が第1のジョイントの回動部に連結され他端が進退可能に伸縮し所望の進退位置でロックされる進退ロッドと、この進退ロッドの他端に接続され水平方向の軸心回りに回動自在に軸支された回動部を有しこの回動部を所望の位置でロックする第2のジョイントと、上端が第2のジョイントに連結され下端に検出器が取り付けられた先端ロッドとを備えたことを特徴としている。
本発明の請求項5に係る放射線計測装置では、アームを、旋回台に立設された支持柱と、この支持柱の上端に設けられ水平方向の軸心回りに回動自在に軸支された回動部を有しこの回動部を所望の位置でロックする第1のジョイントと、一端が第1のジョイントの回動部に連結され他端が進退可能に伸縮し所望の進退位置でロックされる進退ロッドと、この進退ロッドの他端に接続され水平方向の軸心回りに回動自在に軸支された回動部を有しこの回動部を所望の位置でロックする第2のジョイントと、上端が第2のジョイントに連結され下端に検出器が取り付けられた先端ロッドとを備えたことにより、アームは第1および第2のジョイントの回動位置を決定したり進退ロッドを伸縮位置を決定し、先端ロッドに取り付けられた検出器の高さや支持柱からの距離を自在に調整することができる。このため、旋回台の回動動作と組み合わせて検出器の走行方向に対する左右方向の変位の幅を広げたり狭めたりすることができる。
本発明の請求項6に係る放射線計測装置は、端末装置は外部と通信を通じてデータを遣り取り可能に送受信する通信部を備え、中央演算処理装置は検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれセンターサーバに送信することを特徴としている。
本発明の請求項6に係る放射線計測装置では、端末装置は外部と通信を通じてデータを遣り取り可能に送受信する通信部を備え、中央演算処理装置は検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれセンターサーバに送信するようにしたことにより、放射線量の高い被計測地では、遠隔地からセンターサーバを通じて計測データとその計測データに対応する位置情報を得ることができる。このため、作業の安全性が向上するとともに、リアルタイムで計測情報を得ることができ、作業が効率化される。
本発明の請求項7に係る放射線計測装置は、端末装置には、予め、地図データと位置の属性情報についてデータとを相互に関連付けしたデータベースと、それらの情報のデータ処理を行うデータ処理手段を備えたGIS(グラフィカル・インフォメーション・システム、地理情報システム)とが予め入力されるとともに、端末装置は表示部を備えて構成され、GISにより端末装置の表示部に表示される被計測地の地図に基づいて、計測範囲と走路間隔を指定して入力すると、中央演算処理装置は入力された計測範囲と走路間隔に基づいて測定開始位置と測定終了位置と走路とを決定し、GPS装置からの位置情報に基づいて移動体を計測範囲のほぼ全面に渡って自動走行させることを特徴としている。
本発明の請求項7に係る放射線計測装置では、端末装置には、予め、地図データと位置の属性情報についてデータとを相互に関連付けしたデータベースと、それらの情報のデータ処理を行うデータ処理手段を備えたGIS(グラフィカル・インフォメーション・システム、地理情報システム)とが予め入力されるとともに、端末装置は表示部を備えて構成され、GISにより端末装置の表示部に表示される被計測地の地図に基づいて、計測範囲と走路間隔を指定して入力すると、中央演算処理装置は入力された計測範囲と走路間隔に基づいて測定開始位置と測定終了位置と走路とを決定し、GPS装置からの位置情報に基づいて移動体を計測範囲のほぼ全面に渡って自動走行させるようにしたことにより、端末装置の表示部に表示される被計測地の地図に基づいて、計測始点と計測終点とを入力するだけで、移動体を自動的に走行させて計測することができるので、作業が効率化される。
本発明の請求項8に係る放射線計測装置は、センターサーバは、端末装置から送られてくる位置情報に基づいて移動体の走路を指示することを特徴としている。
本発明の請求項8に係る放射線計測装置では、センターサーバは、端末装置から送られてくる位置情報に基づいて移動体の走路を指示するようにしたことにより、作業者はセンターサーバを通じて遠隔地で移動体の走行を制御することができるので、放射線量の高い被計測地であっても、安全に作業を行うことができる。
本発明の請求項9に係る放射線計測方法は、被計測地を走行する移動手段と、この移動手段に設けられ地表の放射線量を検出する検出手段と、この移動手段に設けられ移動手段の位置情報を検出して出力する位置情報検出手段と、これら検出手段と位置情報検出手段との動作を制御するとともに検出手段により計測された放射線の計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶手段に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えるとともに、検出手段を移動手段の走行方向に対し左右方向に移動させる変位手段を設け、放射線計測時、検出手段を左右に変位させて放射線を計測することを特徴としている。
本発明の請求項9に係る放射線計測方法では、被計測地を走行する移動手段と、この移動手段に設けられ地表の放射線量を検出する検出手段と、この移動手段に設けられ移動手段の位置情報を検出して出力する位置情報検出手段と、これら検出手段と位置情報検出手段との動作を制御するとともに検出手段により計測された放射線の計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶手段に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えるとともに、検出手段を移動手段の走行方向に対し左右方向に移動させる変位手段を設け、放射線計測時、検出手段を左右に変位させて放射線を計測するようにしたことにより、移動手段の走行軌跡に対して左右方向に計測箇所を増やすことができ、移動手段の走行時、面状に放射線が計測される。このため、移動手段の走行距離を短縮して計測作業が効率化される。
本発明の請求項10に係る放射線計測方法は、放射線計測時、移動手段の走行を停止させて検出手段で放射線を計測することを特徴としている。
本発明の請求項11に係る放射線計測方法は、放射線計測時、移動手段を走行させながら検出手段で放射線を計測することを特徴としている。
本発明の請求項12に係る放射線計測方法は、外部からの制御信号に基づいて被計測地を走行する移動体と、この移動体に旋回自在に設けられた旋回台と、旋回台を正逆に回転駆動させる旋回台駆動装置と、この旋回台に屈伸自在に設けられ、自由端が移動体の周囲に伸張され自由端の高さを調整可能なアームと、このアームの自由端に取り付けられ放射線量を測定する検出器と、移動体に取り付けられ移動体の位置を検知し位置情報を出力するGPS装置と、検出器とGPS装置とにそれぞれ電気的に接続され、検出器とGPS装置との動作を制御するとともに検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えて構成し、放射線の計測時、旋回台を正逆に回動させ放射線を計測することを特徴としている。
本発明の請求項12に係る放射線計測方法では、外部からの制御信号に基づいて被計測地を走行する移動体と、この移動体に旋回自在に設けられた旋回台と、旋回台を正逆に回転駆動させる旋回台駆動装置と、この旋回台に屈伸自在に設けられ、自由端が移動体の周囲に伸張され自由端の高さを調整可能なアームと、このアームの自由端に取り付けられ放射線量を測定する検出器と、移動体に取り付けられ移動体の位置を検知し位置情報を出力するGPS装置と、検出器とGPS装置とにそれぞれ電気的に接続され、検出器とGPS装置との動作を制御するとともに検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えて構成し、放射線の計測時、旋回台を正逆に回動させ放射線を計測するようにしたことにより、移動体を無人化して走行させることができるとともに、移動体の走行軌跡に対して左右方向に計測箇所を増やすことができ、移動体の走行時、面状に放射線が計測される。このため、移動体の走行距離を短縮して計測作業が効率化される。
本発明の請求項13に係る放射線計測方法は、検出器の下端には、地表面との距離を計測して距離計測信号を中央演算処理装置に送出する距離計測センサが、検出器とアーム先端ロッドとの間には、中央演算処理装置からの制御信号に基づいて検出器を上下に昇降させる昇降装置がそれぞれ設けられ、中央演算処理装置を、距離計測センサからの距離計測信号に基づいて昇降装置を動作させ、検出器の高さを設定された高さに保持するよう構成し、移動体の走行時、検出器の高さを、予め被計測地の表面荒さに応じて設定された高さに保持することを特徴としている。
本発明の請求項13に係る放射線計測方法では、検出器の下端には、地表面との距離を計測して距離計測信号を中央演算処理装置に送出する距離計測センサが、検出器とアーム先端ロッドとの間には、中央演算処理装置からの制御信号に基づいて検出器を上下に昇降させる昇降装置がそれぞれ設けられ、中央演算処理装置を、距離計測センサからの距離計測信号に基づいて昇降装置を動作させ、検出器の高さを設定された高さに保持するよう構成し、移動体の走行時、検出器の高さを、予め被計測地の表面荒さに応じて設定された高さに保持するようにしたことにより、農地のように地表面に凹凸がある場合や地表面が起伏に富んでいる場合でも、検出器と地表面との距離を計測して検出器の高さが調整できるので、地表面と検出器との間を適切な距離を確保し、常に地表面から一定の距離で計測を行うことができる。このため、検出器が地表面に当たることがなく、確実に計測を行うことができ、地表面の放射線量を正確に計測することができる。
本発明の請求項14に係る放射線計測方法は、端末装置には、外部と通信を通じてデータを遣り取り可能に送受信する通信部を備えて構成し、放射線の測定時、中央演算処理装置は検出器により計測された計測データとその計測データに関連付けされた位置情報とをそれぞれリアルタイムでセンターサーバに送信することを特徴としている。
本発明の請求項14に係る放射線計測方法では、端末装置には、外部と通信を通じてデータを遣り取り可能に送受信する通信部を備えて構成し、放射線の測定時、中央演算処理装置は検出器により計測された計測データとその計測データに関連付けされた位置情報とをそれぞれリアルタイムでセンターサーバに送信するようにしたことにより、放射線量の高い被計測地では、遠隔地からセンターサーバを通じて計測データとその計測データに対応する位置情報を得ることができる。このため、作業の安全性が向上するとともに、リアルタイムで計測情報を得ることができ、作業が効率化される。
本発明の請求項1に係る放射線計測装置は、被計測地を走行する移動手段と、この移動手段に設けられ地表の放射線量を検出する検出手段と、この移動手段に設けられ移動手段の位置情報を検出して出力する位置情報検出手段と、これら検出手段と位置情報検出手段との動作を制御するとともに検出手段により計測された放射線の計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶手段に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えるとともに、検出手段を移動手段の走行方向に対し左右方向に移動させる変位手段を設け、放射線計測時、検出手段を左右に変位させて放射線を計測するようにしたので、作業効率の向上を図ることができる。
本発明の請求項2に係る放射線計測装置は、外部からの制御信号に基づいて被計測地を走行する移動体と、この移動体に旋回自在に設けられた旋回台と、旋回台を正逆に回転駆動させる旋回台駆動装置と、この旋回台に屈伸自在に設けられ、自由端が移動体の周囲に伸張され自由端の高さを調整可能なアームと、このアームの自由端に取り付けられ放射線量を測定する検出器と、移動体に取り付けられ移動体の位置を検知し位置情報を出力するGPS装置と、検出器とGPS装置とにそれぞれ電気的に接続され、検出器とGPS装置との動作を制御するとともに検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備え、放射線の計測時、旋回台を正逆に回動させて放射線を計測するようにしたので、移動体の走行距離を短縮し計測作業の効率化を図ることができる。
本発明の請求項9に係る放射線計測方法は、被計測地を走行する移動手段と、この移動手段に設けられ地表の放射線量を検出する検出手段と、この移動手段に設けられ移動手段の位置情報を検出して出力する位置情報検出手段と、これら検出手段と位置情報検出手段との動作を制御するとともに検出手段により計測された放射線の計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶手段に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えるとともに、検出手段を移動手段の走行方向に対し左右方向に移動させる変位手段を設け、放射線計測時、検出手段を左右に変位させて放射線を計測するようにしたので、作業効率の向上を図ることができる。
本発明の請求項12に係る放射線計測方法は、外部からの制御信号に基づいて被計測地を走行する移動体と、この移動体に旋回自在に設けられた旋回台と、旋回台を正逆に回転駆動させる旋回台駆動装置と、この旋回台に屈伸自在に設けられ、自由端が移動体の周囲に伸張され自由端の高さを調整可能なアームと、このアームの自由端に取り付けられ放射線量を測定する検出器と、移動体に取り付けられ移動体の位置を検知し位置情報を出力するGPS装置と、検出器とGPS装置とにそれぞれ電気的に接続され、検出器とGPS装置との動作を制御するとともに検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えて構成し、放射線の計測時、旋回台を正逆に回動させ放射線を計測するようにしたので、移動体の走行距離を短縮し計測作業の効率化を図ることができる。
図1は本発明の一実施例に係る放射線計測装置を示す全体構成図である。(実施例1) 図2は図1の放射線計測装置を示す側面図である。 図3は図1の放射線計測装置の旋回台を示す説明図である。 図4の(A)ないし(C)はそれぞれ、図1の放射線計測装置のアームを示す上面図、アームの第1のジョイントを示す背面図および第2のジョイントと先端ロッドとを示す正面図である。 図5の(A)、(B)はそれぞれ、アームの第1のジョイントのロック部および第2のジョイントのロック部を示す説明図である。 図6は被計測地が農地などの凹凸や起伏に富んだ場所を計測する際の地表に対する検出器の位置を示す説明図である。 図7の(A)、(B)はそれぞれ、放射線測定時、自走車が停止する場合と自走車が走行しながら放射線を測定する場合とについて、自走車の走行軌跡と検出器の移動軌跡とをそれぞれ示す説明図である。
走行軌跡に対し面状に放射線を計測し、作業効率の向上を図るという目的を、外部からの制御信号に基づいて被計測地を走行する移動体と、この移動体に旋回自在に設けられた旋回台と、旋回台を正逆に回転駆動させる旋回台駆動装置と、この旋回台に屈伸自在に設けられ、自由端が移動体の周囲に伸張され自由端の高さを調整可能なアームと、このアームの自由端に取り付けられ放射線量を測定する検出器と、移動体に取り付けられ移動体の位置を検知し位置情報を出力するGPS装置と、検出器とGPS装置とにそれぞれ電気的に接続され、検出器とGPS装置との動作を制御するとともに検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備え、放射線の計測時、旋回台を正逆に回動させて放射線を計測するようにしたことにより実現した。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1および図2はそれぞれ、本発明の一実施例に係る放射線計測装置を示す全体構成図および側面図である。本実施例に係る放射線計測装置2は、外部からの制御信号に基づいて被計測地を走行する自走車(移動手段、移動体)3と、この自走車3に旋回自在に設けられた旋回台(変位手段)4と、旋回台を正逆に回転駆動させる図示しない旋回台駆動装置(変位手段)と、この旋回台4に屈伸自在に設けられたアーム(変位手段)5とを備えている。自走車3は駆動輪6と車台下部前後の回動輪7、8とにクローラ9を券回して構成され、外部からの制御信号により駆動輪6が駆動され、指示された走行ルートを走行するようになっている。旋回台4は旋回台駆動装置(図示せず)により、自走車3の走行時または停止時、正逆に回動してアーム5を弧状の軌跡を描くよう揺動させるようになっている。アーム5は旋回台4の外周側に取り付けられる。
アーム5は、図2および図4に示すように、旋回台4に立設された支持柱10と、この支持柱10の上端に設けられ水平方向の軸心回りに回動自在に軸支された筒状の回動部11を有する第1のジョイント12と、一端が第1のジョイント12の回動部11に連結され他端が進退自在な進退ロッド13と、この進退ロッド13の他端に接続され水平方向の軸心回りに回動自在に軸支された回動部14を有する第2のジョイント15とを備えている。この第2のジョイント15には、筒状の回動部14に先端ロッド16の上端が連結され、先端ロッド16の下端には、昇降装置20を介して放射線量を計測して計測データを出力する検出器(検出手段)21が取り付けられるようになっている。昇降装置20は、外部からの制御信号に基づいて検出器21を上下に昇降させるようになっている。検出器21の下端には、地表Gと検出器21との間の距離を計測して距離データを出力する距離計測センサ22が取り付けられる。検出器21と距離計測センサ22はそれぞれ、後述する端末装置40と電気的に接続され、閉塞された放射線の計測データや地表Gとの距離データを端末装置40に出力するようになっている。
第1第2の各ジョイント12、15の回動部11、14にはそれぞれ、図5に示すように、外周面に周方向に等間隔(15度の角度)で径方向の貫通孔17、18が穿設される。回動部11、14は、15度間隔の所望の回動位置で貫通孔17、18にワッシャまたはスプリングワッシャ付きのボルト19を差し込んでロックされるようになっている。これら貫通孔17、18とボルト19により第1第2の各ジョイント12、15のロック部が構成される。進退ロッド13は、一端が第1のジョイント12に連結される外筒13Aと、この外筒13A内に摺動可能に収容され伸縮端が第2のジョイント15に連結されるスライダ13Bとを備えて構成される。外筒13Aの収容開口側端部には、貫通孔13Cが穿設され、スライダ13Bが所望の長さ外筒13Aから突出すると、貫通孔13Cに図示しないボルトが螺入されてスライダ13Bがその突出位置で固定されるようになっている。これら貫通孔13Cと図示しないボルトにより進退ロッド13のロック部が構成される。
アーム5は、上述のように構成されているので、第1および第2のジョイント12、15の回動位置を決定してロックし、進退ロッド13の伸縮位置を決定してロックすると、先端ロッド16に取り付けられた検出器21の高さや支持柱10からの距離を自在に調整することができるようになっている。このため、旋回台4の回動動作と組み合わせて検出器21の走行方向に対する左右方向の変位の幅を広げたり狭めたりすることができる。
自走車3には、自走車3の位置を検知し位置情報を出力するGPS装置(位置情報検出手段)30とこのGPS装置30と電気的に接続された端末装置40とが搭載される。これらGPS装置30と端末装置40は、図示しない透明なアクリルケースに収容されて自走車3に搭載される。端末装置40は、自走車3の左右の駆動輪6を独立に駆動させる図示しない駆動輪駆動装置と昇降装置20と検出器21と距離計測センサ22とGPS装置30と図示しない旋回台駆動装置とにそれぞれ電気的に接続される。端末装置40は、これら図示しない駆動輪駆動装置と昇降装置20と検出器21と距離計測センサ22とGPS装置30と図示しない旋回台駆動装置との動作をそれぞれ制御するとともに、検出器21により計測された計測データD1とその計測データD1に対応する位置情報Dp1とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部(記憶手段)42に記憶させる中央演算処理装置41を有している。
また、端末装置40は、画面にデータ処理された情報等を表示する表示部43と外部と通信を通じて情報やデータを遣り取りする通信部44とを有している。さらに、端末装置40は、地理情報システム(GIS、グラフィカル・インフォメーション・システム、以下GISと称す)等のアプリケーション45を内蔵している。この内蔵されたGISでは、記憶部42に予め地図データと位置の属性情報についてのデータとを相互に関連付けした情報が登録され、記憶部42がデータベースとしての役割を果たし、中央演算処理装置41は、それらの情報のデータ処理を行うデータ処理手段として役割を果たすようになっている。
作業者が、図7の(A)、(B)に示すように、端末装置40の表示部43にGISにより表示される被計測地の地図に基づいて、被計測地の4隅の位置A1〜A4と走路間隔L1とを指定すると、端末装置40は、測定開始位置S1と測定終了位置F1と走路R1を決定するようになっている。端末装置40は、入力された計測範囲データとGPS装置30からの位置情報とに基づいて、自走車3の駆動輪駆動装置(図示せず)の駆動を制御して指定された計測範囲の被計測地を無人で走行させるようになっている。つまり、作業者が端末装置40の表示部43に表示されたGISの画面で被計測地の4隅の位置A1〜A4と走路間隔L1とを指定すると、測定開始位置S1と測定終了位置F1とが決定されて端末装置40に入力され、端末装置40は測定開始位置S1に無人の自走車3を移動させ、自走車3が測定開始位置S1に移動すると、決定された走路R1に従って自動走行により放射線を連続的に計測し、測定終了位置F1に達すると、被計測地の放射能分布を導くようになっている。
また、端末装置40は、距離計測センサ22から地表Gと検出器21との間の距離を計測して距離データ(距離計測信号)を受け取ると、この距離計測信号に基づいて昇降装置20を動作させ、検出器21の高さHを予め設定された高さHgに保持するようになっている。つまり、放射線量を計測する検出器21はできる限り地表面Gに近接した位置で計測することが好ましいが、例えば、地表Gが農地のように地表面に凹凸がある場合や荒れ地で地表面が起伏に富んでいる場合には、地表Gに近付けすぎると、検出器21が地表Gに当たり損傷を受ける虞がある。このため、距離計測センサ22により地表Gと検出器21との間の距離を計測して検出器21の高さを調整するようにし、地表Gと検出器21との間を適切な距離を確保して計測するようにしている。このようにすることで、常に地表面から一定の距離で計測を行うことができ、検出器21が地表Gに当たることがなく、確実に計測を行うことができる。
端末装置40は、自走車3が走行しながら検出器21により放射線の計測を行う際(図7の(A)参照)、または、自走車3が走行中、間欠的に停止し停止時に検出器21により放射線の計測を行う際(図7の(B)参照)、図示しない旋回台駆動装置を正逆に駆動させて旋回台4を正逆に回動させ、アーム5先端の検出器21が弧状の軌跡を描くよう揺動させるようになっている。図7の(A)に示す軌跡T1は自走車3が連続して走行しつつ検出器21が弧状に揺動しながら計測を行う際の検出器21の軌跡を示している。図7の(B)では、軌跡T2は自走車3が走行中、間欠的に停止し停止時に検出器21を弧状に揺動させて計測を行う際の検出器21の軌跡を示している。このように、走路R1について面状に計測を行うことができるようになっている。このため、線状に計測を行う場合に比べ、走路間隔L1を広くとることができ、走行距離を短くし、作業を短縮化することができるようになっている。
また、端末装置40は、図1に示すように、通信部44により通信を通じて遠隔地の管理センター側センターサーバ50とデータや情報の遣り取りを行うようになっている。このため、端末装置40は中央演算処理装置41を通じて検出器21により計測された計測データD1とその計測データD1に対応する位置情報Dp1と関連付けして収集されたデータD1+Dp1を記憶部42を記憶するとともに、センターサーバ50にも送信するようになっている。また、センターサーバ50は、端末装置40から送られてくる位置情報Dp1に基づいて自走車3の走路を指示することができるようになっている。このため、放射線量の高い被計測地では、無人で自走車3を走行させ、遠隔地からセンターサーバ50を通じて計測データD1とその計測データD1に対応する位置情報Dp1を得ることができ、作業の安全性が向上するとともに、リアルタイムで計測情報を得ることができ、作業が効率化される。
次に、上記実施例に係る放射線計測装置2を用いた地表の放射線計測方法について、放射線計測装置2の動作に基づいて説明する。本実施例に係る放射線計測装置2を用いた放射線計測方法は、作業者が、端末装置40の表示部43に表示されたGISの被計測地の地図の画面に対し、被計測地の4隅の位置A1〜A4と走路間隔L1とを指定すると、端末装置40は、GPS装置30を動作させ測定開始位置S1と測定終了位置F1と走路R1を決定し、図示しない駆動輪駆動装置を動作させ無人の自走車3を自動走行させる。このときから、端末装置40は、距離計測センサ22と昇降装置20とを動作させ、検出器21を地表Gの凹凸や起伏に当たらないようにしてもよい。
無人の自走車3が測定開始位置S1に達すると、端末装置40はGPS装置30から受け取った位置情報により、測定開始位置S1に達したことを判断する。端末装置40は自走車3が測定開始位置S1に達しと判断すると、図示しない駆動輪駆動装置と昇降装置20と検出器21と距離計測センサ22とGPS装置30と図示しない旋回台駆動装置とを動作させ、図7の(A)に示すように、自走車3を決定された走路R1に従って自動走行させる。そして、端末装置40は、自走車3を自動走行させながら、検出器21により計測された計測データD1とその計測データD1に対応する位置情報Dp1とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部42に記憶させるとともに、通信部44を通じて、これら関連付けされたデータD1+Dp1、D2+Dp2、・・・Dn+Dpn(nは任意の整数)を外部のセンターサーバ50に送信する。センターサーバ50はリアルタイムでデータを収集することができ、現場における作業とは別に作業を行うことができ、作業が効率化される。
ところで、自走車3を走行させながら放射線を測定する際、端末装置40は、図示しない旋回台駆動装置を動作させ、旋回台4を正逆に回動させて検出器21を揺動させ、自走車3の走行方向に対し左右方向に弧状の軌跡を描くように変位させながら検出器21により放射線を計測するようにしている(図7の(A)の検出器21の軌跡T1参照)。このため、走路R1について左右方向に変位させながら計測することができるので、面状に計測を行うことができる。このため、線状に計測を行う場合に比べ、走路間隔L1を広くとることができ、走行距離を短くし、作業を短縮化することができる。
また、自走車3を所定の走行距離で間欠的に停止させ、停止時に検出器21により放射線を測定する際、端末装置40は、自走車3を停止させると、図示しない旋回台駆動装置を動作させ、旋回台4を正逆に回動させて検出器21を揺動させて放射線を計測するようにしている(図7の(B)の検出器21の軌跡T2参照)。この場合も、走行中に計測するのと同様、走路R1について左右方向に変位させながら計測することができるので、面状に計測を行うことができ、停車間隔の長短により、すなわち、停車間隔の距離を長くすることで作業の効率化を図ったり、停車間隔の距離を短くすることによってよりきめ細かく計測することができる。
こうして、自走車3が決定された走路R1に従って自動走行により放射線を連続的に計測し、測定終了位置F1に達すると、端末装置40はGPS装置30から受け取った位置情報により、測定終了位置F1に達したことを判断し、放射線の計測作業を終了する。作業者は、自走車3に搭載された端末装置40を回収し、収集されたデータをデータ処理して被計測地の放射能分布を導くようになっている。この放射能分布はGISの属性情報として登録することもできる。このように、本実施例に係る放射線計測装置2を用いた地表の放射線計測方法では、自走車3の走路R1の走行軌跡に対して左右方向に計測箇所を増やすことができ、自走車3の走行時、面状に放射線が計測される。このため、自走車3の走行距離を短縮して計測作業が効率化される。また、自走車3を無人化して走行させることができるので、放射線の線量の高い被計測地における作業時間を短くすることができる。
なお、上記実施例では、自走車3に搭載された端末装置40を通じて作業現場で被計測地の4隅の位置A1〜A4と走路間隔L1とを指定して、自走車3の走路R1を決定するようにしているがこれに限られるものではなく、自走車3を被計測地近傍に配置し、センターサーバ50を通じて被計測地の4隅の位置A1〜A4と走路間隔L1とを指定するようにしてもよい。また、上記実施例では、検出器21により計測された計測データD1とその計測データD1に対応する位置情報Dp1とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部42に記憶させるとともに、通信部44を通じて、これら関連付けされたデータD1+Dp1、D2+Dp2、・・・Dn+Dpn(nは任意の整数)を外部のセンターサーバ50に送信するようにしているがこれに限られるものではなく、記憶部42に記憶させないでセンターサーバ50にのみ送信するようにしてもよい。さらに、アーム5を旋回台4により揺動させるようにしているがこれに限られるものではなく、検出器21の変位手段を、自走車に左右方向に延びるスライドバーを設け、このスライドバーに摺動自在に取り付けられたスライダを左右方向に移動させる駆動装置を設けて構成し、このスライダに検出器を設けるようにしてもよい。
2 放射線計測装置
3 自走車(移動手段、移動体)
4 旋回台(変位手段)
21 検出器(検出手段)
30 GPS装置(位置情報検出手段)
40 端末装置
41 中央演算処理装置
42 記憶部(記憶手段)
D1 放射線の計測データ
Dp1 放射線の計測データに対応する位置情報
G 地表

Claims (14)

  1. 被計測地を走行する移動手段と、この移動手段に設けられ地表の放射線量を検出する検出手段と、この移動手段に設けられ移動手段の位置情報を検出して出力する位置情報検出手段と、これら検出手段と位置情報検出手段との動作を制御するとともに検出手段により計測された放射線の計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶手段に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えるとともに、検出手段を移動手段の走行方向に対し左右方向に移動させる変位手段を設け、
    放射線計測時、検出手段を左右に変位させて放射線を計測することを特徴とする地表の放射線計測装置。
  2. 外部からの制御信号に基づいて被計測地を走行する移動体と、この移動体に旋回自在に設けられた旋回台と、旋回台を正逆に回転駆動させる旋回台駆動装置と、この旋回台に屈伸自在に設けられ、自由端が移動体の周囲に伸張され自由端の高さを調整可能なアームと、このアームの自由端に取り付けられ放射線量を測定する検出器と、移動体に取り付けられ移動体の位置を検知し位置情報を出力するGPS装置と、検出器とGPS装置とにそれぞれ電気的に接続され、検出器とGPS装置との動作を制御するとともに検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備え、放射線の計測時、旋回台を正逆に回動させて放射線を計測することを特徴とする地表の放射線計測装置。
  3. アーム自由端に取り付けられた検出器の高さを、被計測地の表面荒さに応じて設定することを特徴とする請求項2に記載の地表の放射線計測装置。
  4. 検出器の下端には、地表面との距離を計測して距離計測信号を中央演算処理装置に送出する距離計測センサが、検出器とアーム先端ロッドとの間には、中央演算処理装置からの制御信号に基づいて検出器を上下に昇降させる昇降装置がそれぞれ設けられ、中央演算処理装置は、距離計測センサからの距離計測信号に基づいて昇降装置を動作させ、検出器の高さを設定された高さに保持することを特徴とする請求項3に記載の地表の放射線計測装置。
  5. アームを、旋回台に立設された支持柱と、この支持柱の上端に設けられ水平方向の軸心回りに回動自在に軸支された回動部を有しこの回動部を所望の位置でロックする第1のジョイントと、一端が第1のジョイントの回動部に連結され他端が進退可能に伸縮し所望の進退位置でロックされる進退ロッドと、この進退ロッドの他端に接続され水平方向の軸心回りに回動自在に軸支された回動部を有しこの回動部を所望の位置でロックする第2のジョイントと、上端が第2のジョイントに連結され下端に検出器が取り付けられた先端ロッドとを備えたことを特徴とする請求項4に記載の地表の放射線計測装置。
  6. 端末装置は外部と通信を通じてデータを遣り取り可能に送受信する通信部を備え、中央演算処理装置は検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれセンターサーバに送信することを特徴とする請求項2ないし5のうちいずれか1に記載の地表の放射線計測装置。
  7. 端末装置には、予め、地図データと位置の属性情報についてデータとを相互に関連付けしたデータベースと、それらの情報のデータ処理を行うデータ処理手段を備えたGIS(グラフィカル・インフォメーション・システム、地理情報システム)とが予め入力されるとともに、端末装置は表示部を備えて構成され、
    GISにより端末装置の表示部に表示される被計測地の地図に基づいて、計測範囲と走路間隔を指定して入力すると、中央演算処理装置は入力された計測範囲と走路間隔に基づいて測定開始位置と測定終了位置と走路とを決定し、GPS装置からの位置情報に基づいて移動体を計測範囲のほぼ全面に渡って自動走行させることを特徴とする請求項2ないし6のうちいずれか1に記載の地表の放射線計測装置。
  8. センターサーバは、端末装置から送られてくる位置情報に基づいて移動体の走路を指示することを特徴とする請求項6または7に記載の地表の放射線測定装置。
  9. 被計測地を走行する移動手段と、この移動手段に設けられ地表の放射線量を検出する検出手段と、この移動手段に設けられ移動手段の位置情報を検出して出力する位置情報検出手段と、これら検出手段と位置情報検出手段との動作を制御するとともに検出手段により計測された放射線の計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶手段に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えるとともに、検出手段を移動手段の走行方向に対し左右方向に移動させる変位手段を設け、
    放射線計測時、検出手段を左右に変位させて放射線を計測することを特徴とする地表の放射線計測方法。
  10. 放射線計測時、移動手段の走行を停止させて検出手段で放射線を計測することを特徴とする請求項9に記載の地表の放射線計測方法。
  11. 放射線計測時、移動手段を走行させながら検出手段で放射線を計測することを特徴とする請求項9に記載の地表の放射線計測方法。
  12. 外部からの制御信号に基づいて被計測地を走行する移動体と、この移動体に旋回自在に設けられた旋回台と、旋回台を正逆に回転駆動させる旋回台駆動装置と、この旋回台に屈伸自在に設けられ、自由端が移動体の周囲に伸張され自由端の高さを調整可能なアームと、このアームの自由端に取り付けられ放射線量を測定する検出器と、移動体に取り付けられ移動体の位置を検知し位置情報を出力するGPS装置と、検出器とGPS装置とにそれぞれ電気的に接続され、検出器とGPS装置との動作を制御するとともに検出器により計測された計測データとその計測データに対応する位置情報とをそれぞれ関連付けして収集し記憶部に記憶させる中央演算処理装置を有する端末装置とを備えて構成し、
    放射線の計測時、旋回台を正逆に回動させ放射線を計測することを特徴とする地表の放射線計測方法。
  13. 検出器の下端には、地表面との距離を計測して距離計測信号を中央演算処理装置に送出する距離計測センサが、検出器とアーム先端ロッドとの間には、中央演算処理装置からの制御信号に基づいて検出器を上下に昇降させる昇降装置がそれぞれ設けられ、中央演算処理装置を、距離計測センサからの距離計測信号に基づいて昇降装置を動作させ、検出器の高さを設定された高さに保持するよう構成し、
    移動体の走行時、検出器の高さを、予め被計測地の表面荒さに応じて設定された高さに保持することを特徴とする請求項12に記載の地表の放射線量計測方法。
  14. 端末装置には、外部と通信を通じてデータを遣り取り可能に送受信する通信部を備えて構成し、
    放射線の測定時、中央演算処理装置は検出器により計測された計測データとその計測データに関連付けされた位置情報とをそれぞれリアルタイムでセンターサーバに送信することを特徴とする請求項12または13に記載の地表の放射線量計測方法。
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