JP2001080721A - 小型ベルトコンベヤのプーリ取り付け構造 - Google Patents
小型ベルトコンベヤのプーリ取り付け構造Info
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Abstract
コンベヤフレームから取り外すことができ、且つ、ヘッ
ドプーリ、テールプーリの平行バランスを容易に調整す
ることのできる小型ベルトコンベヤのプーリ取り付け構
造を提供することが課題である。 【解決手段】 コンベヤフレーム2の先端部、及び後端
部の各側面板2b,2c近傍に長尺状切り欠き部2eを
形成し、切り欠いたことにより得られる切り欠き片2f
を側面板2b,2cに対して略直角方向に折り曲げる。
そして、ヘッドプーリ3のローラ軸31の両端部をこの
切欠部2eに挿通させて、ネジ23にて締め付け固定す
る。また、ネジ部材24をネジ孔31bに対して螺合さ
せ、該ネジ部材24の先端部を切り欠き片2fに当接さ
せることにより、ヘッドプーリ2の平行バランスを微調
整することができる。これにより、無端ベルトを駆動さ
せ際の蛇行の発生を防止することができる。
Description
テールプーリに無端ベルト(エンドレスベルト)を掛け
渡し、更に、受けローラと駆動ローラとで無端ベルトを
挟み付け、駆動ローラを回転させることにより、無端ベ
ルトを摩擦駆動させるようにした小型ベルトコンベヤに
係り、特に、ヘッドプーリ、テールプーリの分解、洗浄
を容易に行うことができ、且つ、ヘッドプーリ、テール
プーリの傾きの微調整を容易に行うことのできるプーリ
取り付け構造に関する。
を搬送する用途として使用される小型ベルトコンベヤ
は、搬送物へのゴミや汚れの付着を防止するために、当
該小型ベルトコンベヤの搬送面、及びその周辺の機器を
常時清潔にしておく必要がある。従って、ベルトコンベ
ヤの搬送面等に汚れが生じた場合には、随時或いは定期
的に洗浄しなければならない。
652号公報(以下、従来例という)に示されるよう
に、簡単な作業で無端ベルトを取り外すことができ、容
易に洗浄することのできるベルトコンベヤが提案されて
いる。
ンベヤ100の構成を示す説明図であり、同図に示すよ
うに、このベルトコンベヤ100は、フレーム101
と、機台102とに大別して構成されている。
先端部にはヘッドプーリ103が設置され、後端部には
テールプーリ104が設置されている。また、フレーム
101の側面中央部近傍には、2対の垂設ステー10
5,106が取り付けられており、該垂設ステー10
5,106の下端には、受けローラ107,108が軸
支されている。
具備しており、該駆動ローラ109は駆動ベルト110
を介してモータ111の出力軸に連結されている。更
に、2本のアイドルローラ112,113が設置されて
いる。そして、ヘッドプーリ103、アイドルローラ1
12、受けローラ107、108、アイドルローラ11
3、テールプーリ104を掛け渡すように無端ベルト1
14を配置し、更に、2個の受けローラ107,108
の間に駆動ローラ109が位置するようにフレーム10
1と機台102とを連結すると、無端ベルト114と駆
動ローラ109とが摩擦接触するので、該駆動ローラ1
09を回転駆動させることにより、無端ベルト114を
摩擦駆動させることができる。なお、符号116は脚部
である。
1は機台102に対して蝶番115で連結されているの
で、フレーム101の一方の側面を持ち上げると、フレ
ーム101と機台102との係合を外すことができ、無
端ベルト114を弛緩することができるので、この状態
で無端ベルト114を容易に取り外すことができる。こ
れにより、無端ベルト114の洗浄が可能となる。
トコンベヤ100では、無端ベルト114を取り外して
洗浄することができるものの、フレーム101本体、受
けローラ107,108、駆動ローラ109等の、各構
成要素を取り外すことができず、また、ヘッドプーリ1
03、テールプーリ104を簡単に取り外すことができ
ないので、洗浄作業が容易ではない。
られる物品を搬送する用途として用いる場合等で、コン
ベヤを頻繁に分解、洗浄することが必要な場合には、作
業者に多くの労力を強いるという問題が発生していた。
104は、平行のバランスが崩れると、左右のテンショ
ンのバランスが悪くなり、無端ベルト114が蛇行する
原因となる。従って、ヘッドプーリ103、テールプー
リ104の平行バランスの微調整を適宜行う必要がある
が、従来例に記載されたベルトコンベヤでは、このよう
な機能を有しておらず、平行バランスの微調整を行うこ
とができないという欠点があった。
におけるベルトコンベヤでは、簡単な作業で無端ベルト
114を取り外すことができるものの、ヘッドプーリ1
03、テールプーリ104を分解する作業が容易ではな
く、分解洗浄の多くの労力を要するという問題が発生し
ていた。
104の平行バランスを調整する作業が容易ではなく、
ヘッドプーリ103、テールプーリ104の平行バラン
スが悪い場合には、無端ベルト114が蛇行するという
欠点があった。
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、簡単な操作で、ヘッドプーリ、及びテールプーリを
コンベヤフレームから取り外すことができ、且つ、ヘッ
ドプーリ、テールプーリの平行バランスを容易に微調整
することのできる小型ベルトコンベヤのプーリ取り付け
構造を提供することにある。
め、本願請求項1に記載の発明は、底面板及び該底面板
の両側部を略L字状に折り曲げ加工した側面板からなる
コンベヤフレームと、該コンベヤフレームの先端部、後
端部にそれぞれ配置されるヘッドプーリ、テールプーリ
と、前記ヘッドプーリとテールプーリとを掛け渡すよう
に張設される無端ベルトと、受けローラを有し前記コン
ベヤフレームの裏面側に配置される受けローラユニット
と、前記コンベヤフレームに対して着脱が可能であり、
前記受けローラに前記無端ベルトを押し付けて該無端ベ
ルトを摩擦駆動させる駆動ローラを具備するドライブユ
ニットと、を有し、前記駆動ローラを回転駆動させるこ
とにより、前記無端ベルトを駆動させるようにした小型
ベルトコンベヤにおいて、前記コンベヤフレームの先端
部及び後端部の少なくとも一方の各側面板には、切り欠
き片が略直角方向に折り曲げられる長孔状切り欠き部が
形成され、前記ヘッドプーリ及び/又はテールプーリ
は、ローラ軸と、該ローラ軸に対して回転動可能に軸支
される回転ローラと、前記各ローラ軸の両端部に配置さ
れ、該ローラ軸を前記コンベヤフレームの側面板に固定
する固定手段と、から構成され、且つ、前記ローラ軸の
両端部近傍には、該ローラ軸の軸方向と直交する方向に
角度調整用ネジ孔が螺設され、前記長孔状切り欠き部
に、前記ローラ軸を軸支して固定手段にて仮止めした
後、前記角度調整用ネジ孔に角度調整用ネジ部材を螺合
して当該角度調整用ネジ部材を前記切り欠き片に当接さ
せ、前記ヘッドプーリ及び/又はテールプーリの、前記
コンベヤフレームに対する傾斜角度を調節することを特
徴とする。
は、複数個に分割されると共に、分割された各回転ロー
ラどうしの間、及び端部に配置される回転ローラとコン
ベヤフレームの側面板との間に、断面C字形状のスペー
サ部材を配設したことを特徴とする。
は、前記ローラ軸の両端部に、該ローラ軸の軸方向に向
けて螺合された固定用ネジ孔と、該ネジ孔に螺合して当
該ローラ軸を前記コンベヤフレームに固定するための固
定用ネジ部材と、から構成されることを特徴とする。
ッドプーリ及び/又はテールプーリのローラ軸先端部に
配置される固定手段を取り外すことにより、容易にコン
ベヤフレームからヘッドプーリ、テールプーリを取り外
すことができる。従って、小型ベルトコンベヤを分解洗
浄する際の作業性を向上させることができる。
ールプーリを組み立てる際には、該ローラ軸を係止手段
にてコンベヤフレームに固定した後、ローラ軸の両端部
近傍に形成された角度調整用ネジ孔に角度調整用ネジ部
材を螺合し、該角度調整用ネジ部材の先端を、コンベヤ
フレームに形成された切り欠き片に当接させ、且つ、該
角度調整用ネジ部材を微調整することにより、コンベヤ
フレームに対するヘッドプーリ、テールプーリの傾斜角
度を好適に設定することができる。従って、無端ベルト
を掛け渡して該無端ベルトを駆動させた際に、蛇行の発
生を防止することができる。
基づいて説明する。図1は、本発明に係る受けローラ取
り付け構造が適用される小型ベルトコンベヤ1の分解斜
視図であり、同図に示すように、この小型ベルトコンベ
ヤ1は、長尺状のコンベヤフレーム2と、該コンベヤフ
レーム2の先端側に設置されるヘッドプーリ3と、後端
側に設置されるテールプーリ4と、各プーリ3,4の間
を掛け渡すように張設され、裏面側に凸状突起部11a
が形成された無端ベルト(エンドレスベルト)11と、
コンベヤフレーム2の裏面側に設置される受けローラユ
ニット5と、該受けローラユニット5と対向する位置に
配置される駆動ローラユニット6と、から構成されてい
る。
り、同図に示すように、該コンベヤフレーム2は、底面
板2aと、該底面板2aの両側辺から下側直角方向に折
り曲げられた側面板2b,2cとから構成されており、
底面板2aの中央部には、長手方向に沿って凹溝2dが
形成されている。
側及び後端側)の側面板2b,2cには、U字形状の長
孔状切り欠き部2e(合計4個所)が形成され、該切り
欠き部2eの切り欠き片2fは、略直角方向の折り曲げ
られている。
2c)には、キャッチクリップ10(後述)を係止する
ための係止用フック9がそれぞれ2個所ずつ、合計4個
所に取り付けられている。
図、図4は、同分解斜視図であり、該ヘッドプーリ3
は、ローラ軸31と、該ローラ軸31に対して回転動可
能に軸支される4個の回転ローラ32と、回転ローラ3
2とコンベヤフレーム2の側面板2b,2cとの間、及
び回転ローラ32どうしの間に配置される5個の断面C
字形状のカラー(スペーサ部材)33とから構成されて
いる。
軸31の長手方向に沿ったネジ孔31a(固定用ネジ
孔)が形成されており、該ローラ軸31はコンベヤフレ
ーム2の側面部2b,2cに形成された長孔状切り欠き
部2e内に挿通され、ワッシャ22を介してネジ(固定
用ネジ部材)23により締め付け固定されている。
ラ軸31に直交する方向にネジ孔31b(角度調整用ネ
ジ孔)が形成されており、該ネジ孔31bに、ネジ部材
24(角度調整用ネジ部材)を螺合することができるよ
うになっている。
央部のカラー33aの部分に、無端ベルト11の凸状突
起11aが係合されることにより(図3参照)、無端ベ
ルト11を駆動させる際の蛇行の発生を防止するように
している。また、テールプーリ4についても、ヘッドプ
ーリ3と同様の構成で、コンベヤフレーム2に取り付け
られている。
す斜視図であり、同図に示すように、該受けローラユニ
ット5は、略半円形状の切欠が形成され、互いに平行配
置される一対の側面板5a,5bと、平行配置された2
枚の側面板5a,5bの端部間を連結する断面L字形状
の連結部材5c,5dと、を有している。また、各連結
部材5c,5dの端部2個所(合計4個所)には、それ
ぞれ吸盤5eが取り付けられており、該4個の吸盤5e
により、受けローラユニット5をコンベヤフレーム2の
裏面側適所に吸着固定することができるようになってい
る。
(4個所)にはそれぞれ、透孔5gが穿設されており、
互いに対向する透孔5gどうしを連結するように、2本
の受けローラ5h,5iが軸着されている。
タユニット7と収納フレーム8から構成されている。図
6は、モータユニット7の構成を示す斜視図であり、該
モータユニット7は、ケーシング7aと、該ケーシング
7aに軸支されて回転駆動する2個の駆動ローラ7b,
7cとを有している。更に、ケーシング7aの下方には
アングル材7d,7eを介して両端部がロール状に加工
された板バネ7f,7gが取り付けられている。
ータ及び減速機(何れも図示省略)が収納されており、
該減速機の出力軸が駆動ローラ7b,7cの回転軸と連
結されている。従って、回転駆動用モータに電源電圧を
供給して該回転駆動モータを回転させると、この回転動
力は減速機を介して駆動ローラ7b,7cに伝達される
ので、該駆動ローラ7b,7cは低速で回転することに
なる。
図であり、同図に示すように、この収納フレーム8は、
一対の側面板8a,8b、及び一対の端面板8c,8d
により四周が囲繞された構成を成しており、端面板8
c,8dの上側は直角方向に折り曲げられている。更
に、底板8iを有している。また、一対の側面板8a,
8bの上側には、当該側面板8a,8b間を渡すように
2本のスナブローラ8e,8fが設置されており、且
つ、下側には、前記した板バネ7f,7gを係止するた
めの、2本の丸棒8g,8hが設置されている。
の外面側には、それぞれ2個ずつ(合計4個)のキャッ
チクリップ10が取り付けられている。更に、収納フレ
ーム8の下部には、当該小型ベルトコンベヤ1を支える
ための脚部12(図1参照)が取り付けられている。
ために配置される係止用フック9の構成を示す説明図で
あり、同図(a)は側面図、同図(b)は正面図、同図
(c)は斜視図を示す。図示のように、この係止用フッ
ク9は、フック形状に形成されたフック部9aと、コン
ベヤフレーム2の側面板2b,2cに当接される当て板
9bと、該当て板9bを側面板2b,2cに固定するた
めの突起片9cと、当て板9bの上辺を折り曲げて形成
される折り曲げ部9dと、から構成されている。そし
て、この係止用フック9の当て板9bと突起片9cとの
間の隙間S1(図8(a)参照)の部分に、コンベヤフ
レーム2の側面板2b或いは2cが丁度収まるように成
されている。
の端部側から、この係止用フック9をはめ込むと、該係
止用フック9を側面板2b或いは2cに沿って摺動させ
ることができ、コンベヤフレーム2の長手方向の任意の
位置へ移動させることができる。
ユニット6を取り付けた状態を示す説明図であり、同図
を参照しながら、本実施形態の作用について説明する。
図9に示すように、小型ベルトコンベヤ1が組立られて
いる状態では、無端ベルト11は、ヘッドプーリ3(図
1参照)、スナブローラ8e、受けローラ5h、駆動ロ
ーラ7b,7c、受けローラ5i、スナブローラ8f、
及びテールプーリ4(図1参照)の順に掛け渡されてい
る。そして、モータユニット7に取り付けられた板バネ
7f,7gが収納フレーム8に設置された丸棒8g,8
hに係止され、該板バネ7f,7gの付勢力により、モ
ータユニット7全体を上方向(即ち、コンベヤフレーム
2の裏面側方向)に押しつけるので、駆動ローラ7b,
7cと受けローラ5h,5iとにより、無端ベルト11
を一定の圧力で挟み付けることになる。
回転駆動させると、無端ベルト11は摩擦駆動されるの
で、該無端ベルト11上に載置した物品を所望の方向へ
搬送することができる。また、無端ベルト11の裏面側
に形成された凸状突起11aが、ヘッドプーリ3、及び
テールプーリ4に形成されたカラー33aの部分(図3
参照)及び受けローラ5h,5iに形成された凹溝に係
合するので、蛇行の発生を防止することができる。
解する手順について説明する。分解する際には、まず、
図1、図7等に示されるキャッチクリップ10(4個
所)を外して係止用フック9との係合を解除する。これ
により、コンベヤフレーム2と駆動ローラユニット6
(モータユニット7、収納フレーム8)とが分離され
る。このとき、駆動ローラ7b,7cによる上方向への
圧力が回避されるので、無端ベルト11は弛緩され、ヘ
ッドプーリ3、及びテールプーリ4との係合を解除し
て、該無端ベルト11を容易に取り外すことができる。
ーム8の丸棒8g,8hの上にモータユニット7の板バ
ネ7f,7gが乗せられているのみの構成であるので、
収納フレーム8とモータユニット7とを簡単に分離する
ことができる。
フレーム2の裏面側に吸盤5eにより吸着固定されてい
るので、この吸盤5eによる吸着を取り外せば、受けロ
ーラユニット5とコンベヤフレーム2とを容易に取り外
すことができる。
3は、図3,図4に示したように、ローラ軸31、回転
ローラ32、及びカラー33から構成されているので、
まずカラー33(5個所)をローラ軸31から取り外
し、次いで、ローラ軸31の両端のネジ23を取り外せ
ば、コンベヤフレーム2の側面板2b,2cからローラ
軸31を取り外すことができ、その後、回転ローラ32
を取り外すことができる。これにより、ヘッドプーリ3
を簡単な作業で、ローラ軸31、回転ローラ32、及び
カラー33に分解することができる。また、これを組み
立てる際においても、上記と反対の作業により、容易に
組み立てることができる。なお、テールプーリ4につい
ても同様の作業で、容易に分解、組立が可能である。
2cに係合された係止用フック9(図8参照)は、該係
止用フック9をコンベヤフレーム2の長手方向に沿って
摺動させることにより、容易にコンベヤフレーム2から
取り外すことができる。
ベルトコンベヤ1では、簡単な作業で、コンベヤフレー
ム2、受けローラユニット5、モータユニット7、収納
フレーム8、無端ベルト11に分解することができ、更
に、コンベヤフレーム2の前端部及び後端部に搭載され
るヘッドプーリ3、テールプーリ4はそれぞれ、ローラ
軸、回転ローラ、カラーに分解することができる。
ベルト11やその周辺機器にゴミや汚れが付着した場合
においても、これらを簡単に分解することができるの
で、容易に洗浄することができ、作業者の負担を著しく
軽減することができる。
際には、図4に示す上記の分解の手順とは逆の手順で組
み立てれば良い。即ち、ヘッドプーリ3を組み立てる際
には、ローラ軸31に4個の回転ローラ32を軸支し、
この状態でローラ軸31をコンベヤフレーム2の側面板
2b,2cの長孔状切り欠き部2eに軸着する。そし
て、ネジ23を締め付け固定し、その後、カラー33を
ローラ軸31に無理填めする。これにより、回転ローラ
32が横方向にズレることなく、且つ、ローラ軸31に
対して回転動可能とした状態で、ヘッドプーリ3を構成
することができ、該ヘッドプーリ3を側面板2b,2c
に固定することができる。
ネジ孔31bに、ネジ部材24を螺合させ、該ネジ部材
24の先端部をコンベヤフレーム2の切り欠き片2fに
当接させ、更に、この状態でネジ部材24の進退を調節
することにより、ローラ軸31の傾斜角度を微調整する
ことができる。そして、微調整が終了した後に、ローラ
軸31の両端側のネジ24を増し締めする。その結果、
無端ベルト11に加えられるテンションのアンバランス
を補正することができるので、無端ベルト11の蛇行を
防止することができる。なお、テールプーリ4について
も組立手順は同一であるので、この説明を省略する。
盤5eをコンベヤフレーム2の裏面側に吸着させること
により、容易に固定することができる。
ム2の側面板2b,2cの端部側から容易に挿入するこ
とができ、所望の位置まで移動させることができる。更
に、収納フレーム8の丸棒8g,8h上に、モータユニ
ット7の板バネ7f,7gを載置して駆動ローラユニッ
ト6を形成し、且つ、この駆動ローラユニット6を、受
けローラユニット5と対向する位置に移動し、キャッチ
クリップ10を係止用フック9に係合させる。その結
果、板バネ7g,7hの付勢力により駆動ローラ7b,
7cは上方向に押圧され、該駆動ローラ7b,7cと、
受けローラ5h,5iとにより無端ベルト11を一定の
圧力で挟み付けることができる。こうして、組立作業が
完了するのである。
ルトコンベヤ1では、簡単な作業で各種の構成部品に分
解することができ、且つ、簡単な作業で元の状態に組み
立てることができる。従って、当該小型ベルトコンベヤ
1を食品や薬品等を搬送する目的で使用し、頻繁な洗浄
が必要な場合であっても、容易に分解洗浄を行うことが
できる。
4は、簡単な作業で、ローラ軸31、回転ローラ32、
カラー33に分解することができるので、分解洗浄時の
作業性を著しく向上させることができる。また、ネジ部
材24の進退を微調整することにより、ヘッドプーリ
3、及びテールプーリ4の傾斜を微調整することができ
るので、無端ベルト11に加えられるテンションのアン
バランスを補正することができる。
2cは、ほぼフラットな状態に形成されるので、ゴミや
汚れが詰まるような個所が極めて少なく、汚れの付着を
防止することができるばかりでなく、洗浄作業を簡素化
することができる。
ユニット6の下部に取り付けられた1本の脚部12で小
型コンベヤ1全体を支持する構成とする例について説明
したが、コンベヤの長さが長くなる場合には、図10に
示すように、駆動ローラユニット6をコンベヤフレーム
2の中心から端部側に片寄った位置に配置し、反対の端
部側に脚部12aを立設して小型ベルトコンベヤ1全体
を支持するようにしても良い。この場合には、図8に示
した如くの係止用フック9のように、コンベヤフレーム
2に対して容易に着脱可能な金具を使用して脚部12a
を固定する構成とすれば良く、分解、組立の作業を容易
に行うことができる。
ベルトコンベヤのプーリ取り付け構造によれば、コンベ
ヤフレームに対してヘッドプーリ、テールプーリを容易
に着脱することができる。また、ヘッドプーリ、テール
プーリはそれぞれ、ローラ軸、回転ローラ、及びスペー
サ部材に分解することができる。従って、分解洗浄時の
作業性を著しく向上させることができる。
とができ、頻繁な洗浄が必要とされる食品や薬品を搬送
するためのコンベヤとして、極めて有用である。また、
組み立てる際には、ローラ軸の両端部に形成されたネジ
孔にネジ部材を螺合させ、該ネジ部材の先端部を切り欠
き片に当接させ、更に、このネジ部材を進退させること
により、ローラ軸の傾斜角度を微調整することができる
ので、無端ベルトに加えられるテンションのバランスを
合わせることができ、無端ベルト走行時に発生する蛇行
を防止することができるようになる。
トコンベヤの構成を示す分解斜視図である。
図である。
斜視図である。
る。
(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は斜視図であ
る。
結した様子を示す側面図である。
した例を示す説明図である。
明図である。
ベルトを取り外す様子を示す説明図である。
4)
Claims (3)
- 【請求項1】 底面板及び該底面板の両側部を略L字状
に折り曲げ加工した側面板からなるコンベヤフレーム
と、該コンベヤフレームの先端部、後端部にそれぞれ配
置されるヘッドプーリ、テールプーリと、前記ヘッドプ
ーリとテールプーリとを掛け渡すように張設される無端
ベルトと、受けローラを有し前記コンベヤフレームの裏
面側に配置される受けローラユニットと、前記コンベヤ
フレームに対して着脱が可能であり、前記受けローラに
前記無端ベルトを押し付けて該無端ベルトを摩擦駆動さ
せる駆動ローラを具備するドライブユニットと、を有
し、前記駆動ローラを回転駆動させることにより、前記
無端ベルトを駆動させるようにした小型ベルトコンベヤ
において、 前記コンベヤフレームの先端部及び後端部の少なくとも
一方の各側面板には、切り欠き片が略直角方向に折り曲
げられる長孔状切り欠き部が形成され、 前記ヘッドプーリ及び/又はテールプーリは、ローラ軸
と、該ローラ軸に対して回転動可能に軸支される回転ロ
ーラと、前記各ローラ軸の両端部に配置され、該ローラ
軸を前記コンベヤフレームの側面板に固定する固定手段
と、から構成され、且つ、前記ローラ軸の両端部近傍に
は、該ローラ軸の軸方向と直交する方向に角度調整用ネ
ジ孔が螺設され、 前記長孔状切り欠き部に、前記ローラ軸を軸支して固定
手段にて仮止めした後、前記角度調整用ネジ孔に角度調
整用ネジ部材を螺合して当該角度調整用ネジ部材を前記
切り欠き片に当接させ、前記ヘッドプーリ及び/又はテ
ールプーリの、前記コンベヤフレームに対する傾斜角度
を調節することを特徴とする小型ベルトコンベヤのプー
リ取り付け構造。 - 【請求項2】 前記回転ローラは、複数個に分割される
と共に、分割された各回転ローラどうしの間、及び端部
に配置される回転ローラとコンベヤフレームの側面板と
の間に、断面C字形状のスペーサ部材を配設したことを
特徴とする請求項1に記載の小型ベルトコンベヤのプー
リ取り付け構造。 - 【請求項3】 前記固定手段は、前記ローラ軸の両端部
に、該ローラ軸の軸方向に向けて螺合された固定用ネジ
孔と、 該ネジ孔に螺合して当該ローラ軸を前記コンベヤフレー
ムに固定するための固定用ネジ部材と、から構成される
ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに
記載の小型ベルトコンベヤのプーリ取り付け構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25642899A JP2001080721A (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 小型ベルトコンベヤのプーリ取り付け構造 |
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JP25642899A JP2001080721A (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 小型ベルトコンベヤのプーリ取り付け構造 |
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---|---|
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ID=17292536
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---|---|---|---|
JP25642899A Ceased JP2001080721A (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 小型ベルトコンベヤのプーリ取り付け構造 |
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---|---|
JP (1) | JP2001080721A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013103780A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-30 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータのインターロック装置 |
JP2017030949A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | トーヨーカネツソリューションズ株式会社 | 移載装置 |
WO2024079120A1 (de) * | 2022-10-10 | 2024-04-18 | Gea Food Solutions Germany Gmbh | Vorrichtung zum transportieren von lebensmittelscheiben |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5796113U (ja) * | 1980-11-29 | 1982-06-12 | ||
JPH0319335U (ja) * | 1989-07-05 | 1991-02-26 | ||
JPH0524652Y2 (ja) * | 1989-11-30 | 1993-06-23 | ||
JPH05229626A (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-07 | Asahi Eng Co Ltd | 樹脂ライニングローラ |
-
1999
- 1999-09-09 JP JP25642899A patent/JP2001080721A/ja not_active Ceased
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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