JP2001080400A - 折りたたみシートの回動ロック構造 - Google Patents

折りたたみシートの回動ロック構造

Info

Publication number
JP2001080400A
JP2001080400A JP26284299A JP26284299A JP2001080400A JP 2001080400 A JP2001080400 A JP 2001080400A JP 26284299 A JP26284299 A JP 26284299A JP 26284299 A JP26284299 A JP 26284299A JP 2001080400 A JP2001080400 A JP 2001080400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folding
seat
hole
lock
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26284299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3903661B2 (ja
Inventor
Taku Iguchi
卓 井口
Hiroki Aono
裕樹 青野
Toshiyuki Konishi
俊之 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP26284299A priority Critical patent/JP3903661B2/ja
Publication of JP2001080400A publication Critical patent/JP2001080400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3903661B2 publication Critical patent/JP3903661B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷室スペースを広く取るとともに前席の乗員
用足スペースも広く取れる折りたたみシートの回動ロッ
ク構造を提供する。 【解決手段】 レッグ1のフランジ部12内にブラケッ
ト2のフランジ部22を挿入し、ピン7を貫通穴12a
及び貫通穴22aに挿通させ、すりわり部71にスパイ
ラルスプリング6の内端部62を係合させ、外端部61
をストッパーピン23に係合させる。リターンスプリン
グ4をピン32に挿入し、先端41を小径穴31bに係
合させ、先端42をブラケット2の切欠き部22cに係
合させる。ピン32は貫通穴22bに挿通させ、ロック
ピン13の突出部13aをロックプレート3の変形穴3
3に差込む。穴31aにロック解除レバー5の端部51
を取付ける。フレーム84の外周にアール凹部21aを
溶接し、アール部11aを車体フロア85に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折りたたんで収納
可能な、例えば自動車のシートに用いられる折りたたみ
シートの回動ロック構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】折りたたみシートは、例えば自動車のリ
ヤシートやサードシート等に用いられるものであり、折
りたたむことにより荷物空間を拡大させることができ
る。図10の(a)に示すように、折りたたみシート9
1は、シートバック92、シートクッション93及びシ
ート回動部94を備えている。このシート回動部94
は、シートクッション93の前方(同図における左側)
に取付けられ、これを介して折りたたみシート91が車
体フロア99に固定されている。折りたたみシート91
を折りたたむときには、同図の(b)に示すように、シ
ートバック92を前方に倒してシートクッション93に
重ねた後、折りたたみシート91全体をシート回動部9
4を支点に前方へ起こす。
【0003】その後、同図の(c)に示すように、車体
フロア99にストライカ95を設けるとともにシートバ
ック92の裏側に固定バンド96を取付けておいて、こ
の固定バンド96をストライカ95に引掛けるやり方
(例えば実公平4−15543号)か、あるいは車体フ
ロア99にストライカ97を設けるとともにシートクッ
ション93の裏側にロッド98を取付けておいて、この
ロッド98をストライカ97に引掛けるやり方(例えば
実公平5−28101号)により、折りたたみシート9
1を略直立状態に固定していた。この状態では、車体フ
ロア99を荷室として使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記固
定構造には、以下の問題点があった。 (1)ストライカ95、97は車体フロア99上に突出す
ることから、このストライカ95、97が乗員の円滑な
乗降を妨げたり、荷室に荷物を積む際に荷物を引掛けた
りするおそれ等がある。 (2)重量のある折りたたみシート91を確実に固定する
には、固定バンド96やロッド98をストライカ95、
97に対しゆるみがないように一定のテンションをかけ
て引掛けなくてはならないため、折りたたみシート91
の固定に力と時間を要する。
【0005】その一方で、これらを解決するために、シ
ート回動部94にロック機構を内蔵させるやり方(例え
ば特開平10−29452号又は特開平11−1155
80号等)があるが、この場合には、折りたたみシート
91を折りたたんだ状態では、折りたたみシート91の
姿勢が固定されてしまうため、例えば折りたたみシート
91の前席に着座している乗員が足のスペースを広げる
ために前席シートを後方にスライドさせたり、リラック
スするために前席のシートバックを後傾したりすること
が困難である。本発明は、かかる状況に鑑みてなされた
ものであり、荷室スペースを広く取るとともに前席の乗
員用足スペースも広く取れる折りたたみシートの回動ロ
ック構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る折りたたみ
シートの回動ロック構造は、かかる課題を解決するため
になされたものであり、シート幅方向に延びる軸周りに
シートクッションが回動可能なように車体フロアに設置
した折りたたみシートを起立姿勢に保持する折りたたみ
シートの回動ロック構造において、回動途中の傾斜姿勢
に上記折りたたみシートをロックする機構を備えてなる
ことを特徴とする。この傾斜姿勢は1つだけでも良い
が、異なる複数の傾斜姿勢でロックできるように構成し
ても良く、この場合には、使用状況に応じた選択の幅が
広がり、使い勝手を向上させることができる。すなわ
ち、シートバックをシートクッション上に重ねた状態
で、上記シートクッションの前端部に設けられたシート
回動部を中心に前方に起立状態に折りたたみ可能なシー
ト(リヤ又はサードシート)において、折りたたみ時、
シート回動部に複数段位置に固定可能な調節機構を有す
るロックを設けるようにする。
【0007】上記折りたたみシートの起立姿勢から上記
傾斜姿勢への回転が保持解除操作なしで許容されるよう
に構成するのが好ましい。すなわち、上記折りたたみシ
ートが起立状態で折りたたまれた時、前席のレールを後
方にスライドさせ、前席のシートバックを後方へ傾ける
ことにより、上記折りたたみシートが前席のシートバッ
クに押され、自動的に次の段に回転して後ろに傾きロッ
クするする機構を設けるようにする。
【0008】また、上記折りたたみシートをロックする
機構は、上記シート幅方向に延びる軸に組込まれるよう
に構成するのが好ましい。すなわち、折りたたみシート
単体に上記ロック機構が組込まれているようにする。
【0009】更に、上記折りたたみシートをロックする
機構におけるロック解除レバーが、使用状態での上記折
りたたみシートのシートバックのある方向と逆の方向に
延びるように形成するのが好ましい。すなわち、上記ロ
ックを操作するロック解除レバーの取付け角度の設定を
選択可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る折りたたみシ
ートの回動ロック構造の実施の形態について図面に基づ
いて説明する。まず、本実施形態に係る折りたたみシー
トの回動ロック構造の構成について、図1及び図5乃至
図7を用いて説明する。回動ロック構造は、図5に示す
ように、レッグ1、ブラケット2、ロックプレート3、
リターンスプリング4、ロック解除レバー5、スパイラ
ルスプリング6及びピン7を備えている。なお、図5
は、図6における矢印Vから見た場合の分解斜視図であ
る。
【0011】レッグ1は、図5に示すように、板状部材
で、ベース部11とこのベース部11から延在する一対
のフランジ部12とロックピン13とで構成されてい
る。ベース部11は、取付ける車体フロア85(図1参
照)の形状に対応したアール部11aが形成され、その
取付け用に貫通穴11bが長手方向に沿って2個設けら
れている。ベース部11は、レッグ1全体の剛性を上げ
るべく、一対のフランジ部12との結合長さがより長く
なるように形成されている。一対のフランジ部12は、
互いに所定間隔で対面配置されていて、貫通穴12aが
それぞれ設けられている。この貫通穴12aは、各中心
点を結んだ線が一対のフランジ部12における間隔方向
に沿うように配置されている。ロックピン13は、例え
ば溶接等により各フランジ部12にそれぞれ固着されて
いて、一対のフランジ部12の一方において反対側(図
5における手前側)に所定長さだけ突出する突出部13
aが設けられている。
【0012】ブラケット2は、図5に示すように、断面
コ字形状の板状部材で、ベース部21とこのベース部2
1から延在する一対のフランジ部22とストッパーピン
23とで構成されている。ベース部21には、取付ける
折りたたみシート81のフレーム84(図6又は図7参
照)の周面形状に対応したアール凹部21aが形成され
ている。一対のフランジ部22は、互いに所定間隔で対
面配置されていて、その外測寸法(所定間隔の値に各フ
ランジ部22の板厚を足したもの)は、レッグ1の一対
のフランジ部12の所定間隔の値よりもわずかに小寸で
ある。ブラケット2の一対のフランジ部22には、貫通
穴22a、22bがそれぞれ設けられている。この貫通
穴22a、22bはそれぞれ、各中心点を結んだ線が一
対のフランジ部22における間隔方向に沿うように配置
されている。一対のフランジ部22の端面には、比較的
小さな切欠き部22cがそれぞれ1個ずつ設けられてい
る。ストッパーピン23は、アール凹部21aとの距離
が比較的大きくなるような位置に配されていて、一対の
フランジ部22に掛け渡されるとともに一端部が一方向
側(図5における右奥側)に突出した状態で固着されて
いる。
【0013】ロックプレート3は、図5に示すように、
板状部材で、本体部31とピン32とで構成されてい
る。本体部31には、変形穴33が設けられている。こ
の変形穴33は、平行部を持つだ円形状の第1の穴部3
3aと、この第1の穴部33aの長軸方向中間部から短
軸方向一側に延びる先端が半円形状の第2の穴部33b
とからなる。第1の穴部33a及び第2の穴部33b
は、レッグ1のロックピン13の突出部13aを受入れ
可能な寸法幅で形成されている。本体部31には、また
穴31aが設けられている。この穴31aは小判形状
で、その長手方向が第1の穴部33aの短軸方向となる
ように配置されている。ピン32は、穴31aとの距離
が比較的大きくなるような位置に配され、一方向側(図
5における右奥側)に突出するように固着されている。
ピン32は、段付けされていて、その先端側がわずかに
小径となっている。ピン32の先端側は、ブラケット2
の貫通穴22bに挿入可能なように形成されている。本
体部31には、更に小径穴31bが設けられている。
【0014】リターンスプリング4は、図5に示すよう
に、ねじりコイルバネで、その内径は、ロックプレート
3のピン32における根元まで挿入可能な寸法になって
いる。リターンスプリング4の線径は、ブラケット2の
切欠き部22c及びロックプレート3の小径穴31bに
挿入可能な寸法である。リターンスプリング4の両端部
は、それぞれ各接線方向にそのまま延びていて、更にそ
の先端41、42がリターンスプリング4の軸方向外方
にそれぞれ折り曲げられている。
【0015】ロック解除レバー5は、図5に示すよう
に、端部51がロックプレート3の穴31aと嵌合可能
な形状及び寸法に形成されている。ロック解除レバー5
は、端部51と穴31aとの嵌合により、ロックプレー
ト3と一体的に連結する。ロック解除レバー5の中央部
には、図6に示すように、略コ字形状に屈曲して形成さ
れた曲げ部52を有する。
【0016】スパイラルスプリング6は、図5に示すよ
うに、平面うず巻のバネであり、その外端部61はブラ
ケット2のストッパーピン23と引掛け可能な形状に形
成されている。内端部62も湾曲形状に形成されてい
る。
【0017】ピン7は、図5に示すように、レッグ1の
貫通穴12a及びブラケット2の貫通穴22aに挿入可
能な外径であり、その先端は、スパイラルスプリング6
の内端部62と引掛け可能なすりわり部71が形成され
ている。
【0018】次に、折りたたみシートの回動ロック構造
の組付けについて図5乃至図7を用いて説明する。図5
乃至図7に示すように、レッグ1の一対のフランジ部1
2内にブラケット2の一対のフランジ部22を挿入し
て、ピン7をレッグ1の側方から、レッグ1の貫通穴1
2a及びブラケット2の貫通穴22aに挿通させ、反対
側に貫通したピン7のすりわり部71にスパイラルスプ
リング6の内端部62を係合させる。スパイラルスプリ
ング6の外端部61は、ブラケット2のストッパーピン
23に係合させる。この状態では、レッグ1とブラケッ
ト2とはピン7を中心に回動自在に保持されているが、
スパイラルスプリング6の付勢力により、ブラケット2
がレッグ1に対して矢印Z方向(図5又は図7参照)に
回転しようとする。
【0019】そして、図5乃至図7に示すように、リタ
ーンスプリング4をロックプレート3のピン32に挿入
して、リターンスプリング4の先端41を小径穴31b
に係合させるとともに、リターンスプリング4の先端4
2をブラケット2の切欠き部22cに係合させる。ロッ
クプレート3のピン32は、ブラケット2の貫通穴22
bに差込み、反対側まで貫通させて固定する。この際
に、レッグ1のロックピン13の突出部13aをロック
プレート3の変形穴33に差し込んでおく。ロックプレ
ート3の穴31aには、ロック解除レバー5の端部51
を差し込んで固定する。この状態では、ブラケット2と
ロックプレート3とはピン32を中心に回動自在に保持
されているが、リターンスプリング4の付勢力により、
ロックプレート3はブラケット2に対して矢印Y方向
(図3、図5又は図8参照)に回転しようとするととも
に、ロック解除レバー5を矢印Y方向と逆方向に回転さ
せることで、リターンスプリング4の付勢力に打ち勝っ
て逆方向に回転させることができる。各構成部品同士を
以上のように組付けることができる。
【0020】このように組付けた折りたたみシートの回
動ロック構造は、シートクッション83のフレーム84
の車両前方における外周上の下面に、ブラケット2のア
ール凹部21aが溶接され、さらに、レッグ1のアール
部11aを車体フロア85に載置した後にレッグ1の貫
通穴11bから例えばボルト等(図示省略)を、車体フ
ロア85側の例えばナット等(図示省略)と螺合させる
ことで、車体へ組付けられる。なお、このフレーム84
は、シートクッション83の内部に、形状と強度を保持
するために配設されているものである。また、車体フロ
ア85には、貫通穴11bの呼び径に対応しためねじ部
(図示省略)が予め設けられている。なお、このような
回動ロック構造は、シートクッション83の両側に左右
対称に取付けられる。
【0021】次に、折りたたみシートの回動ロック構造
の操作及び動作について図1乃至図9を用いて説明す
る。リターンスプリング4及びスパイラルスプリング6
の2つのばねによる作用について、最初に説明する。図
5に示すように、シートクッション83は、スパイラル
スプリング6の付勢力により常にピン7を中心として車
両前方に回転しようとするが、シートバック82がシー
トクッション83上に重ねられていない状態(例えば図
10の(a)参照)では、折りたたみシート81の自重
により回転しない。すなわち、図1又は図8に示すよう
に、折りたたみシート81及び突出部13a(ロックピ
ン13)は位置34cにあり、また、シートクッション
83は図4に示すような姿勢である。なお、スパイラル
スプリング6の付勢力は、折りたたみシート81跳ね上
げ補助用として作用する。また、図5に示すように、ロ
ックプレート3は、リターンスプリング4の付勢力によ
り常にピン32を中心として変形穴33の第2の穴部3
3bの延在方向と逆方向に回転しようとし、その一方
で、レッグ1は、車両フロア85に固定されているの
で、結果としてレッグ1のロックピン13の突出部13
aは、変形穴33の第2の穴部33bの延在方向に付勢
されることになる。
【0022】シートバック82を車両前方に回転させて
シートクッション83上に重ね(図1の位置34c又は
図4参照)、折りたたみシート81を車両前方に折りた
たむと、ブラケット2の回動に追従してロックプレート
3も回転し、突出部13a(ロックピン13)がロック
プレート3の変形穴33の第2の穴部33bに嵌合す
る。すなわち、図8に示すように、ロックピン13の突
出部13aは位置34bとなる。この位置は、リターン
スプリング4の付勢力により保持されるので、図3に示
すように、折りたたみシート81はそのような中間姿勢
でロックされる。このような折りたたみシート81の姿
勢では、荷室86(図9参照)がまだ十分に広くないも
のの、前席87の位置を車両後方にスライド可能なた
め、前席87の乗員の足スペースを広くとったり、リク
ライニングによりシートバック82を後傾させて安楽姿
勢をとったりすることができる。
【0023】図3に示すように、ロック解除レバー5の
曲げ部52(図6参照)を矢印53の方向に押すと、ロ
ックピン13の突出部13aが変形穴33の第2の穴部
33b(図5参照)から第1の穴部33a(同図参照)
へ移動し、これにより、ロックが解除される。そして、
折りたたみシート81を更に車両前方に押すと、ロック
ピン13の突出部13aが変形穴33の第1の穴部33
aの上端に移動し、ロックピン13の突出部13aは、
スパイラルスプリング6の付勢力により位置34a(図
8参照)で保持され、シートクッション83は、図1の
位置34a又は図2に示すような姿勢となる。したがっ
て、上述の位置34b(中間姿勢)の場合に比べて荷室
が広くとれるため、長物をも積むことが可能となる。ま
た、この場合の折りたたみシート81の角度調節操作を
簡易に行うことができる。
【0024】図2に示すように、ロックピン13の突出
部13aが位置34a(図8参照)にある場合には、ス
パイラルスプリング6の付勢力に打ち勝つことにより、
位置34b(図8参照)の方向への移動が可能であり、
いわゆるフリー状態となっている。このため、図9に示
すように、前席87(フロントシート又はセカンドシー
ト)を後方にスライドさせると(同図の(a)参照)、
折りたたまれた折りたたみシート81が前席87のシー
トバック87aにより押されて、折りたたみシート81
が後方に回転し、やがて自動的に位置34bでロックさ
れる(同図の(b)参照)。このようにして、前席87
の乗員は、折りたたみシート81のロック解除レバー5
を何ら操作することなく座ったままで、位置34aから
位置34bに折りたたみシート81を傾けることができ
る。位置34bから位置34cの方向への移動は、ロッ
ク解除レバー5を操作することにより、ロックピン13
の突出部13aが変形穴33の第2の穴部33bから外
れ、折りたたみシート81の自重で後方に回転し、穴部
34cでロックされる。
【0025】本実施形態では、位置34a及び位置34
bにおいてロック可能であるが、本発明はこれに限られ
ず、ロックプレート3の変形穴33に第2の穴部33b
を複数設けることによりロック位置を3以上にすること
も可能である。また、本実施形態では、図6又は図7に
示すように、ロックプレート3をシートクッション83
の両側に取付ける両ロックタイプであるが、スペース等
の問題により、片側にのみ設ける場合には、同図に示す
ようなロック解除レバー5’を設けることも可能であ
る。また、本実施形態におけるロック解除レバー5は、
図7に示すように、矢印53の方向(下方)に押し下げ
ることによりロック解除を行うが、前方からロック解除
レバーを矢印53’の方向(上方)に引き上げてロック
解除を行うように構成することも可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る折りたたみシートの回動ロ
ック構造は、シート幅方向に延びる軸周りにシートクッ
ションが回動可能なように車体フロアに設置した折りた
たみシートを起立姿勢に保持する折りたたみシートの回
動ロック構造において、回動途中の傾斜姿勢に上記折り
たたみシートをロックする機構を備えてなることを特徴
とするので、車体フロアの荷室を広く取るとともに、折
りたたみシートの前席における乗員の足スペースを広く
取ったり前席のシートバックをリクライニングさせたり
する場合には、折りたたみシートを傾斜姿勢でロックさ
せることにより対応することができる。
【0027】上記折りたたみシートの起立姿勢から上記
傾斜姿勢への回動が保持解除操作なしで許容されるよう
に構成すると、折りたたみシートを起立姿勢にしておい
ても、前席のレールを後方にスライドし、前席のシート
バックを後傾することにより、折りたたみシートが前席
のシートバックで後方に押されて、起立姿勢から傾斜姿
勢に移行するので、前席の乗員は着座したままで足スペ
ースを広く取ったり、前席のシートバックをリクライニ
ングさせることができ、前席乗員の使い勝手を向上させ
ることができる。
【0028】また、上記折りたたみシートをロックする
機構は、上記シート幅方向に延びる軸に組込まれるよう
に構成すると、起立姿勢に固定するためのストライカを
車体フロアに設ける必要がなくなり、車体フロアの出っ
張りがなくなってフラット化することができ、このた
め、荷室を広く使うことができ、ストライカにより乗員
の乗降に支障が生じたり、荷物を破損したりするおそれ
がない。
【0029】上記折りたたみシートをロックする機構に
おけるロック解除レバーが、使用状態での上記折りたた
みシートのシートバックのある方向と逆の方向に延びる
ように形成すると、折りたたみシートの前側からロック
解除レバーを操作することができ、解除操作性が容易に
なり、使い勝手をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る折りたたみシートの
回動ロック構造を採用した折りたたみシートの側面図で
ある。
【図2】図1の折りたたみシートが略直立した状態にお
ける図1のA部の拡大図である。
【図3】図1の折りたたみシートが後傾した状態におけ
る図1のA部の拡大図である。
【図4】図1の折りたたみシートの使用状態における図
1のA部の拡大図である。
【図5】図1の折りたたみシートの回動ロック構造の分
解斜視図である。
【図6】図1のA部付近の平面図である。
【図7】図6の矢印VIIによる矢視図(側面図)であ
る。
【図8】図1に示す折りたたみシートの各姿勢における
ロックプレートとロックピンとの位置関係を表す側面図
である。
【図9】図1の折りたたみシートを自動車内に設置した
状態を表す断面側面図であり、(a)は折りたたみシー
トが起立姿勢の場合、(b)は折りたたみシートが傾斜
姿勢の場合をそれぞれ示す。
【図10】従来の折りたたみシートの回動ロック構造を
採用した折りたたみシートの側面図であり、(a)は使
用状態、(b)はシートバックをシートクッションに重
ねた状態、(c)は折りたたみシートを折りたたんだま
ま起立させて固定した状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 レッグ 11、21 ベース部 11a アール部 11b 貫通穴 12、22 フランジ部 12a、22a、22b 貫通穴 13 ロックピン 13a 突出部 2 ブラケット 21a アール凹部 22c 切欠き部 23 ストッパーピン 3 ロックプレート 31 本体部 31a 穴 31b 小径穴 32、7 ピン 33 変形穴 33a 第1の穴部 33b 第2の穴部 34a、34b、34c 位置 4 リターンスプリング 41、42 先端 5、5’ ロック解除レバー 51 端部 52 曲げ部 53、53’ 矢印 6 スパイラルスプリング 61 外端部 62 内端部 71 すりわり部 81 折りたたみシート 82 シートバック 83 シートクッション 84 フレーム 85 車体フロア 86 荷室 87 前席 87a シートバック(前席)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート幅方向に延びる軸周りにシートク
    ッションが回動可能なように車体フロアに設置した折り
    たたみシートを起立姿勢に保持する折りたたみシートの
    回動ロック構造において、回動途中の傾斜姿勢に上記折
    りたたみシートをロックする機構を備えてなることを特
    徴とする折りたたみシートの回動ロック構造。
  2. 【請求項2】 上記折りたたみシートの起立姿勢から上
    記傾斜姿勢への回動が保持解除操作なしで許容されるよ
    うに構成してなることを特徴とする請求項1に記載の折
    りたたみシートの回動ロック構造。
  3. 【請求項3】 上記折りたたみシートをロックする機構
    は、上記シート幅方向に延びる軸に組込まれてなること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の折りたたみシート
    の回動ロック構造。
  4. 【請求項4】 上記折りたたみシートをロックする機構
    におけるロック解除レバーが、使用状態での上記折りた
    たみシートのシートバックのある方向と逆の方向に延び
    るように形成することを特徴とする請求項3に記載の折
    りたたみシートの回動ロック構造。
JP26284299A 1999-09-17 1999-09-17 折りたたみシートの回動ロック構造 Expired - Fee Related JP3903661B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26284299A JP3903661B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 折りたたみシートの回動ロック構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26284299A JP3903661B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 折りたたみシートの回動ロック構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001080400A true JP2001080400A (ja) 2001-03-27
JP3903661B2 JP3903661B2 (ja) 2007-04-11

Family

ID=17381385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26284299A Expired - Fee Related JP3903661B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 折りたたみシートの回動ロック構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3903661B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482636B1 (ko) * 2002-06-15 2005-04-13 현대자동차주식회사 더블 폴딩 시트의 힌지부 구조
JP4775266B2 (ja) * 2005-01-04 2011-09-21 トヨタ紡織株式会社 回動機構
CN107696929A (zh) * 2017-09-26 2018-02-16 芜湖炬胜机电设备厂 汽车用座椅

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482636B1 (ko) * 2002-06-15 2005-04-13 현대자동차주식회사 더블 폴딩 시트의 힌지부 구조
JP4775266B2 (ja) * 2005-01-04 2011-09-21 トヨタ紡織株式会社 回動機構
CN107696929A (zh) * 2017-09-26 2018-02-16 芜湖炬胜机电设备厂 汽车用座椅

Also Published As

Publication number Publication date
JP3903661B2 (ja) 2007-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7494186B2 (en) Folding recliner of seat for vehicles
JP2002501852A (ja) 多機能車両シート用回転リクライナー制御機構
JP2004001725A (ja) 改良された車両用シートアセンブリ
JP3487179B2 (ja) トランクスルー装置
JP2021112948A (ja) シート回動装置
JP2001080400A (ja) 折りたたみシートの回動ロック構造
JP5486373B2 (ja) 乗物用シート
JP4858816B2 (ja) チップアップ式自動車用シート
JP3468345B2 (ja) シート装置
JP3977030B2 (ja) 跳ね上げ式格納シートのシートクッションロック構造
JP3281536B2 (ja) 車両用シートの2段折れヒンジ構造
JP4002197B2 (ja) リア・シート・フート・レスト
JP5297954B2 (ja) 車両用シートのリクライニング装置
JP3982006B2 (ja) フルフラット可能な折畳式シート
JP3196000B2 (ja) スライド機構付スペースアップシート
JP3162302B2 (ja) 自動車用スペースアップシートのインナーレッグ構造
JP3162303B2 (ja) 自動車用スペースアップシートのインナーレッグカバー構造
JP2629821B2 (ja) シートベルト装置
JP3897208B2 (ja) 自動車用シート
JP3229477B2 (ja) ビルトイン式チャイルドシートのロック機構
JP2006264428A (ja) シートの支持構造
JP3181839B2 (ja) 自動車用スペースアップシート
JPH043868Y2 (ja)
JP4136552B2 (ja) シートリクライニング装置
JPH0120927Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070101

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3903661

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140119

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees