JP2001080156A - 潜像書込みヘッドの位置決め機構 - Google Patents

潜像書込みヘッドの位置決め機構

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JP2001080156A
JP2001080156A JP26040499A JP26040499A JP2001080156A JP 2001080156 A JP2001080156 A JP 2001080156A JP 26040499 A JP26040499 A JP 26040499A JP 26040499 A JP26040499 A JP 26040499A JP 2001080156 A JP2001080156 A JP 2001080156A
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positioning mechanism
head
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English (en)
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Itaru Sato
格 佐藤
Mitsuaki Kuroda
光昭 黒田
Yukitomo Shigemori
幸友 重森
Kazuo Takano
一男 高野
Seiichi Takayama
誠一 高山
Naoto Nishi
直人 西
Norio Hokari
則雄 保苅
Takashi Hoshino
高志 星野
Susumu Yamashina
晋 山科
Kozo Tagawa
浩三 田川
Satoshi Nishikawa
聰 西川
Yoshihiko Mitamura
欣彦 三田村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潜像書込みヘッドの像担持回転体に対する位
置決めをより的確にかつ簡便に行うことができ、しか
も、その位置決めが画像形成装置の設置条件や温度変化
に伴なう部品の変形による影響を受けにくい、画像形成
装置における潜像書込みヘッドの位置決め機構を提供す
る。 【解決手段】 潜像書込みヘッド20の両端部に、像担
持回転体10をその両端側で回転自在に支持する軸受部
材15とそれぞれ当接して少なくともその書込みヘッド
20の像担持回転体10と離間する位置が定まる位置決
め用当接部31を形成し、この当接部31の軸受部材1
5への当接により当該書込みヘッド20が像担持回転体
10に対して位置決めされるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ、複合機等に代表される画像形成装置
において感光体ドラム等の像担持回転体の表面に画像情
報に応じた潜像を書き込むために使用されているLED
(発光ダイオード)書込みヘッド、LCS(液晶シャッ
タ)書込みヘッド等の潜像書き込みヘッドの位置決め機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式等を利用したプリンタ等の
画像形成装置においては、LED書込みヘッド等の潜像
書込みヘッドを、回転する感光体ドラムに対して離間し
て対向した状態となるように配置して、その感光体ドラ
ムの表面に画像情報に応じた潜像を書き込むようになっ
ている。特に、その潜像書込みヘッドと感光体ドラム
(の表面)との離間距離や角度は、潜像を書き込むに際
して、その感光体ドラムの表面における照射光の結像点
やスポット径や照射位置等の特性を決定付け、画質に直
接影響を及ぼす要因ともなるため重要な要素となってい
る。このため、その書込みヘッドの感光体ドラムに対す
る配設(取り付け)位置については、きわめて高い精度
とその安定性が求められている。
【0003】このような要請に対して従来は、例えば実
公平6−17551号公報、特開平8−11349号公
報等に示されるような、潜像書込みヘッドに位置決め用
のロッドを立設し、そのロッドを感光体ドラムの軸受を
支持する支持フレームや装置本体のフレームに形成され
た位置決め用部材に対して当接させたり嵌め入れたりす
ることにより、そのヘッドの感光体ドラムに対する位置
決めを行う位置決め機構が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この位
置決め機構の場合には、潜像書込みヘッドに設ける位置
決め用ロッドと感光体ドラムとの間に、そのドラムとは
直接的に接することのない位置決め用部材が存在するこ
とになるため、その位置決め用部材の加工精度や取付け
精度の良し悪しが潜像書込みヘッドの位置決め精度の結
果を左右する一要因として含まれることになる。このた
め、その位置決め用部材にもきわめて高度な加工精度や
取付け精度が求められるようになり、この結果、製造や
組立て工程等における煩雑さを増すと共にコストアップ
を招くことにもなる。
【0005】また、上記位置決め機構においては、その
位置決め用部材が画像形成装置の設置条件(例えば平滑
でない床面のような悪条件下に設置された場合)や装置
内部の温度変化により変形した場合、その変形が潜像書
込みヘッドと感光体ドラムとの位置関係に直接影響して
狂わせてしまうという問題がある。ちなみに、このよう
な位置決め用部材の変形が発生した際の適切な対策は特
に知られていない。
【0006】本発明の目的は、潜像書込みヘッドの像担
持回転体に対する位置決めをより的確にかつ簡便に行う
ことができ、しかも、その位置決めが画像形成装置の設
置条件や温度変化に伴なう部品の変形による影響を受け
にくい、画像形成装置における潜像書込みヘッドの位置
決め機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の位置決め機構は、回転する像担持回転体と、
この像担持回転体と離間して対向した状態で配置されて
当該像担持回転体の表面に画像情報に応じた潜像を書き
込む潜像書込みヘッドとを備えた画像形成装置における
潜像書込みヘッドの位置決め機構であって、前記潜像書
込みヘッドの両端部に、前記像担持回転体をその両端側
で回転自在に支持する軸受部材とそれぞれ当接して少な
くともその書込みヘッドの像担持回転体と離間する位置
が定まる位置決め用当接部を形成し、この当接部の前記
軸受部材への当接により当該潜像書込みヘッドが像担持
回転体に対して位置決めされることを特徴とするもので
ある。
【0008】ここで、上記像担持回転体は、回転するよ
うに配設されてその表面に潜像が形成されるものであ
り、感光体ドラムをはじめ、誘電体ドラム、感光体ベル
ト(の書込みヘッドと対向するロール)等である。像担
持回転体の軸受部材は、その回転体本体の一部又はその
回転軸を回転自在に支持するものであり、ベアリングが
組みこまれた部材等である。上記潜像書込みヘッドは、
像担持回転体と離間対向して配設されてその回転体表面
に潜像を書き込むためのものであり、主にLED書込み
ヘッド、LCS書込みヘッド、レーザビーム書込みヘッ
ド等である。
【0009】また、上記位置決め用当接部は、潜像書込
みヘッドの両端部側から像担持回転体側にむけて突出形
成されて、その先端部が像担持回転体の軸受部材に当接
することで潜像書込みヘッドと像担持回転体との離間距
離(位置)を定めることが可能な形態に形成されるもの
であり、潜像書込みヘッドと一体的に形成したものかあ
るいは別途形成した後に書き込みヘッドに付設するよう
にして形成したものである。この当接部の軸受部材に対
する当接状態は、点接触、線接触、狭い領域での面接触
のいずれかであることが好ましい。また、この当接部
は、装置本体の変形による外力に対して変形しにくい十
分な機械的強度を有し、しかも、装置内部の温度変化に
も十分に耐え得るだけの優れた耐熱性を有するように構
成するとよい。
【0010】そして、上記位置決め機構は、その位置決
め用当接部を像担持回転体の軸受部材の2箇所で当接す
る形態となるように構成し、かつ、その潜像書込みヘッ
ドに、前記軸受部材を支持する支持フレームに係止させ
て当該書込みヘッドの像担持回転体に対する書き込み位
置が定まる係止部を形成するとよい。
【0011】また、上記位置決め機構は、位置決め用当
接部を前記像担持回転体の軸受部材の1箇所で当接する
とともにその当接する箇所の近傍部分で前記軸受部材を
支持する支持フレームの1箇所と当接する形態となるよ
うに構成し、かつ、前記潜像書込みヘッドに、前記軸受
部材の支持フレームに係止させて当該ヘッドの書き込み
位置を決定する係止部を形成するとよい。
【0012】さらに、本発明の位置決め機構は、上記し
た位置決め用当接部による軸受部材との2箇所と係止部
による支持フレームとの1箇所という計3箇所で位置決
めする第1のタイプと、位置決め用当接部による軸受部
材との1箇所と位置決め用当接部による支持フレームと
の1箇所と係止部による支持フレームとの1箇所という
計3箇所で位置決めする第2のタイプとに大別した場
合、その潜像書込みヘッドは、少なくとも、その一方の
端部を第1又は第2のタイプの位置決め機構による計3
箇所で位置決めし、その他方の端部を第1又は第2のタ
イプの位置決め機構による3箇所のうちの2箇所でかつ
その少なくとも一方を軸受部材と当接する箇所とした計
2箇所で位置決めするように構成するとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1および図2
は、本発明の一実施形態に係る潜像書込みヘッドの位置
決め機構を示すもので、図1はその正面概要図、図2は
その側面概要図である。
【0014】図中の符号10は像担持回転体としての感
光体ドラムであり、この感光体ドラム10は、その両端
部が装置本体の支持フレーム12に取付けられたリング
状の軸受部材(ベアリング構成体)15によって回転自
在に支持されており、図示しない駆動装置により一定方
向に回転するようになっている。また、符号20は感光
体ドラム10の表面に画像情報に応じた潜像を形成する
潜像書込みヘッドとしてのLEDヘッドであり、その長
手方向にLED素子が並べて実装されたヘッド本体21
とこのヘッド本体21を支持する支持筐体22とで構成
されている。そして、このLED書込みヘッド20は、
位置決め機構30によって感光体ドラム10と離間して
対向した状態となるように配設されている。
【0015】この実施形態1における位置決め機構30
は、感光体ドラム10の軸受部材15に2箇所で当接す
るタイプの位置決め用当接部31と、その軸受部材15
を支持する支持フレームに係止される係止部35とで構
成されている。
【0016】位置決め用当接部31は、図1や図2に示
すように、LED書込みヘッド20(の支持筐体22)
の両端部上面に立設されるように形成された板状のもの
であり、その上端部に形成されたV字形の切り込み部3
2における2つの斜辺部32a,32bがリング状の軸
受部材15の外周面における2箇所(P1,P2)で線
接触あるいは狭い領域での面接触の状態で当接するよう
になっている。そして、この当接部31は、その切り込
み上端部32を軸受部材15と2箇所(P1,P2)で
当接させることにより、少なくともその書込みヘッド2
0の感光体ドラム10と離間する位置、すなわちヘッド
本体21と感光体ドラム10の離間距離L(図2)が定
められるようになっている。
【0017】一方、係止部35は、図1や図2に示すよ
うに、LED書込みヘッド20(の支持筐体22)の少
なくとも一端部側面に軸方向に沿って突出するように形
成された突起状のものであり、この係止部35の突起形
状と対応させて、感光体ドラム10の軸受部材15を支
持する支持フレーム12に形成された被係止凹部13に
係止させるようになっている。そして、この係止部35
は、支持フレーム12の前記被係止凹部13に差しこむ
ように係止させることにより、その係止した1箇所(P
3)で書込みヘッド20の感光体ドラム10に対する書
き込み位置(角度)が定まるようになっている。
【0018】この位置決め機構30における位置決め用
当接部31と係止部35は、そのいずれも書込みヘッド
20の支持筐体22と一体的に成型するように形成され
るか、あるいは、別体として形成された後、その支持筐
体22に後付けするようにして形成される。
【0019】そして、この位置決め機構30によれば、
次のようにしてLED書込みヘッドの位置決めが行われ
る。
【0020】すなわち、LED書込みヘッド20は、ま
ず、その支持筐体22の両端部上面にある位置決め用当
接部31を感光体ドラム10の軸受部材15に当接させ
る。これにより、その当接部31の切り欠き上端部32
がその軸受部材15と2箇所(P1,P2)とで当接す
る状態となり、書込みヘッド20の感光体ドラム10と
離間する位置、すなわちヘッド本体21と感光体ドラム
10の離間距離Lが定められる。
【0021】次に、この段階では書込みヘッド20の書
き込み位置が定まっていないため、その支持筐体22の
両端部側面にある係止部35を軸受部材15の支持フレ
ーム12の被係止凹部13に差し込んで係止させる。こ
れにより、支持筐体22が係止部35を介して書き込み
位置決め用の被係止凹部13の1箇所(P3)で係止さ
れる状態となり、書込みヘッド20の感光体ドラム10
に対する書込み位置(角度)が定められる。
【0022】このようにしてLED書込みヘッド20
は、上記位置決め機構30による計3箇所(P1,P
2,P3)で位置決めされることにより、感光体ドラム
10に対して正確な離間距離Lをあけてかつ正確な書き
込み位置で対向するように配設されることになる。
【0023】特に、この位置決め機構30にあっては、
その位置決め用当接部31により感光体ドラム10の軸
受部材15上に位置決め点をとるようにしているため、
感光体ドラム10の軸受部材15と書込みヘッド20と
の間に位置決め機構30用の他の部品が存在しないこと
となり、この結果、その位置決め精度の悪化の要因を最
小限とすることができるため、従来技術に比べてより的
確な位置決めを実現することが可能となる。
【0024】また、位置決め用当接部31により感光体
ドラム10の軸受部材15と直接位置決めしているた
め、画像形成装置の設置条件や装置内部の温度変化によ
る本体フレームの変形に伴なう影響を受けることが少な
く、かかる変形発生に伴なう感光体ドラム10と書込み
ヘッド20との位置関係の狂いの発生を回避することが
できる。これにより、前述の的確な位置決めによって得
られる優れた位置決め精度を長期にわたって安定して維
持させることが可能となる。
【0025】さらに、位置決め用当接部31が感光体ド
ラム10のリング状の軸受部材15と2箇所(P1,P
2)で当接する構成になっているため、書込みヘッド2
0の軸(書込みライン方向)を感光体ドラム10の中心
軸に容易に合わせることが可能となり、この結果、軸ず
れによる感光体ドラム10と書込みヘッド20との離間
距離のバラツキを少なくすることができ、その離間距離
を正確に定めることができるようになる。
【0026】なお、この実施形態においてLED書込み
ヘッド20は、そのヘッド本体21を位置決め用当接部
31が形成された支持筐体22に対しても正確な位置調
整を行った後に、その支持筐体22に正式に固定するよ
うにするとよい。これにより、書込みヘッド20の感光
体ドラム10に対する位置精度をより一層高めることが
できる。
【0027】[実施の形態2]図3および図4は実施形
態1の変形例に係る潜像書込みヘッドの位置決め機構を
示すもので、図3はその正面概要図、図4はその一部側
面概要図である。この実施形態2の位置決め機構30
は、位置決め用当接部31を一部変更した以外は実施形
態1と同じ構成からなるものである。
【0028】すなわち、この実施形態2における位置決
め用当接部31は、図3や図4に示すように、LED書
込みヘッド20(の支持筐体22)の両端部上面に立設
されるように形成された2本の突起状33,33のもの
であり、その2本の突起上端部33aがリング状の軸受
部材15の外周面における2箇所(P1,P2)で線接
触の状態で当接するようになっている。また、この2本
の突起上端部33aを球面形状とした場合は、かかる突
起上端部33aが軸受部材15の外周面における上記2
箇所で点接触の状態で当接することになる。そして、こ
の当接部31は、その突起状物の上端部33aを軸受部
材15と2箇所(P1,P2)でそれぞれ当接させるこ
とにより、少なくともその書込みヘッド20の感光体ド
ラム10と離間する位置、すなわちヘッド本体21と感
光体ドラム10の離間距離Lが定められるようになって
いる。
【0029】そして、この位置決め用当接部31を採用
した本実施形態2の位置決め機構30によっても、実施
形態1の場合と同様に、LED書込みヘッド20の位置
決めが行われるとともに、同じ作用効果が得られる。
【0030】[実施の形態3]図5および図6は本発明
の他の実施形態に係る潜像書込みヘッドの位置決め機構
を示すもので、図5はその正面概要図、図6はその一部
側面概要図である。この実施形態3の位置決め機構30
は、位置決め用当接部31等の構成が一部異なる以外は
実施形態1と同じ構成からなるものである。
【0031】すなわち、この実施形態3における位置決
め用当接部31は、図5や図6に示すように、LED書
込みヘッド20(の支持筐体22)の両端部上面中央に
立設されるように形成された1本の突起状34のもので
あり、その球面形状からなる突起上端部34aがリング
状の軸受部材15の外周面における1箇所(P4)で点
接触の状態で当接するようになっている。また、この突
起状の当接部31は、その当接する上記箇所(P4)の
近傍部分で感光体ドラム10の軸受部材15を支持する
支持フレーム12の1箇所14と当接するようになって
いる。この実施形態では、その支持フレーム12の軸受
部材15と1箇所(Q)で当接して支持するフレーム部
分において当接部31の上部側面に当接し得る突出部1
4が形成されており、この突出部14が当接部31の上
部側面となる1箇所(P5)で当接するように構成され
ている。
【0032】したがって、この位置決め用当接部31
は、その突起状物の上端部34aを軸受部材15と1箇
所(P4)で当接させているとともに、その上部側面部
を支持フレーム12の上記当接位置(P4)の近傍部分
(突出部14)と1箇所(P5)で当接させることによ
り、少なくともその書込みヘッド20の感光体ドラム1
0と離間する位置、すなわちヘッド本体21と感光体ド
ラム10の離間距離Lが定められるようになっている。
特に当接部31は、その上部側面部を支持フレーム12
の上記近傍部分と1箇所で当接させているが、厳密に
は、その支持フレーム12が軸受部材15と1箇所
(Q)で当接しているため、間接的に軸受部材15と当
接していることにもなる。
【0033】そして、この位置決め用当接部31を採用
した本実施形態3の位置決め機構30によっても、実施
形態1の場合とほぼ同様に(3箇所P3,P4,P5で
位置決めされることにより)、LED書込みヘッド20
の位置決めが行われるとともに、同じ作用効果が得られ
る。また、この位置決め機構30の場合には、その位置
決め用当接部31の軸受部材15への当接部が1箇所と
なるため、実施形態1等に比べて省スペースでの位置決
めが可能となる。
【0034】[他の実施の形態]実施の形態1〜3で
は、位置決め機構30を書込みヘッド20の両端部にそ
れぞれ同様に形成した場合について例示したが、その片
側端部ごとで異なった位置決め機構を形成するように構
成にしてもよい。例えば、実施形態1〜3における各位
置決め機構30を適宜組み合わせて書込みヘッド20の
片側ずつにそれぞれ配分して形成することが可能であ
る。
【0035】その他にも、その潜像書込みヘッドの一方
の端部には、実施形態1〜3のいずれかの位置決め機構
30を使用して計3箇所(実施形態1,2にような「P
1,P2,P3」の組み合わせか又は実施形態3のよう
な「P3,P4,P5」の組み合わせ)での位置決めを
行う。そして、その他方の端部には、実施形態1〜3の
いずれかの位置決め機構30の3箇所による位置決めの
うち2箇所による位置決めを行う、かつその2箇所のう
ちの少なくとも一方を軸受部材15と当接する箇所(P
1,P2、P4)とした計2箇所で位置決めを行う。
【0036】これにより、最も少ない位置決め点でもっ
てより的確でかつ簡便な書込みヘッド20の位置決めを
行うことができる。また、このように片側を2箇所によ
る位置決めとした場合は、支持フレーム12の両端位置
決め部での相対的な位置制度のばらつきや設置環境や温
度変化による支持フレーム12のねじれ等により、書込
みヘッド20がその支持フレーム12といっしょにねじ
れた状態になることはなく、元の位置精度でもって保た
れるようになる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の位置決め
機構によれば、像担持回転体の軸受部材上に位置決め点
をとるようにしているため、像担持回転体の軸受部材と
潜像書込みヘッドとの間に位置決め機構30用の他の部
品が存在しないこととなり、その位置決め精度の悪化の
要因を最小限とすることができるため、従来技術に比べ
てより的確な位置決めを実現することが可能となる。
【0038】また、位置決め用当接部により像担持回転
体の軸受部材と直接位置決めしているため、画像形成装
置の設置条件や装置内部の温度変化による本体フレーム
の変形に伴なう影響を受けることが少なく、かかる変形
発生に伴なう像担持回転体と書込みヘッドとの位置関係
の狂いの発生を回避することができ、これによりこの位
置決め機構による優れた位置決め精度を長期にわたって
安定して維持させることが可能となる。
【0039】したがって、この位置決め機構によれば、
潜像書込みヘッドの像担持回転体に対する位置決めをよ
り的確にかつ簡便に行うことができ、しかも、その位置
決めが画像形成装置の設置条件や温度変化に伴なう部品
の変形による影響を受けにくいようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1に係る位置決め機構を示す正面概
要図。
【図2】 図1の位置決め機構を示す側面概要図。
【図3】 実施形態2に係る位置決め機構を示す正面概
要図。
【図4】 図3の位置決め機構の要部を示す側面概要
図。
【図5】 実施形態3に係る位置決め機構を示す正面概
要図。
【図6】 図5の位置決め機構の要部を示す側面概要
図。
【符号の説明】
10…感光体ドラム(像担持回転体)、12…支持フレ
ーム、14…支持フレームの当接箇所近傍となる部分、
15…軸受部材、20…LED書込みヘッド(潜像書込
みヘッド)、30…位置決め機構、31…位置決め用当
接部、35…係止部、P1〜P5…当接箇所。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 550 15/04 21/00 350 (72)発明者 重森 幸友 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 高野 一男 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 高山 誠一 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 西 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 保苅 則雄 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 星野 高志 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 山科 晋 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 田川 浩三 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 西川 聰 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 三田村 欣彦 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2C064 CC02 CC05 2C162 AE55 FA05 FA17 FA67 2H035 CA07 CB04 2H071 BA16 2H076 AA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する像担持回転体と、この像担持回
    転体と離間して対向した状態で配置されて当該像担持回
    転体の表面に画像情報に応じた潜像を書き込む潜像書込
    みヘッドとを備えた画像形成装置における潜像書込みヘ
    ッドの位置決め機構であって、 前記潜像書込みヘッドの両端部に、前記像担持回転体を
    その両端側で回転自在に支持する軸受部材とそれぞれ当
    接して少なくともその書込みヘッドの像担持回転体と離
    間する位置が定まる位置決め用当接部を形成し、この当
    接部の前記軸受部材への当接により当該潜像書込みヘッ
    ドが像担持回転体に対して位置決めされることを特徴と
    する潜像書込みヘッドの位置決め機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の位置決め機構におい
    て、前記位置決め用当接部を前記像担持回転体の軸受部
    材の2箇所で当接する形態となるように構成し、かつ、
    前記潜像書込みヘッドに、前記軸受部材を支持する支持
    フレームに係止させて当該ヘッドの像担持回転体に対す
    る書き込み位置が定まる係止部を形成したことを特徴と
    する潜像書込みヘッドの位置決め機構。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の位置決め機構におい
    て、前記位置決め用当接部を前記像担持回転体の軸受部
    材の1箇所で当接するとともにその当接する箇所の近傍
    部分で前記軸受部材を支持する支持フレームの1箇所と
    当接する形態となるように構成し、かつ、前記潜像書込
    みヘッドに、前記軸受部材の支持フレームに係止させて
    当該ヘッドの書き込み位置を決定する係止部を形成した
    ことを特徴とする潜像書込みヘッドの位置決め機構。
  4. 【請求項4】 前記潜像書込みヘッドの一方の端部を請
    求項2又は3に記載の位置決め機構による計3箇所で位
    置決めし、その他方の端部を請求項2又は3に記載の位
    置決め機構による3箇所のうちの2箇所でかつその少な
    くとも一方を前記軸受部材と当接する箇所とした計2箇
    所で位置決めすることを特徴とする潜像書込みヘッドの
    位置決め機構。
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