JP2001079720A - 加工治具 - Google Patents

加工治具

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JP2001079720A
JP2001079720A JP25864799A JP25864799A JP2001079720A JP 2001079720 A JP2001079720 A JP 2001079720A JP 25864799 A JP25864799 A JP 25864799A JP 25864799 A JP25864799 A JP 25864799A JP 2001079720 A JP2001079720 A JP 2001079720A
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JP
Japan
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burrs
processing
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machining material
processing material
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Pending
Application number
JP25864799A
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English (en)
Inventor
Seiji Iwabuchi
精司 岩渕
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工素材に生ずるバリの方向性を考慮するこ
となく、加工素材をテーブル上に載置し得る加工治具を
提供する。 【解決手段】 加工素材10の外形を形成する際に生ず
るバリ11に対応するテーブル54の部位にバリ11を
逃がす溝12を設ける。加工素材10をピンセットで位
置決め部材58に対応させた状態で、テーブル54上に
載置させかつ位置決めさせる。この場合、加工素材10
に生ずるバリ11が溝12に対向し、かつ溝12内に挿
入するので、ネジ切りが良好な状態で行える。バリ11
の突出方向に注意することなく、タッピング加工を施す
ことができるので、タッピング作業に要する時間が短縮
され、作業性が向上する。即ち、加工素材10のバリ1
1に対する方向性がなくなるので、加工素材10に生ず
るバリ11の方向性を考慮することなく、加工素材10
をテーブル54上に載置でき、生産能率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工素材をテーブ
ル上に載置しかつ位置決めした状態で加工素材に加工を
施す加工治具に関する。
【0002】
【従来の技術】図5には加工治具50が示されており、
この加工治具50は平面形状が矩形状に打ち抜かれかつ
その中央に下穴である丸穴10Aが形成された加工素材
10にタッピング加工を施すものである。
【0003】なお、この加工素材10は、タッピング加
工されることにより、ネジ止め用のプレートとなるもの
である。また、加工素材の一面には、その短手方向側の
一方に一対の突出し10Bが形成されている。
【0004】加工治具50には、台部52と,加工素材
10を載置するフラット状のテーブル54と,このテー
ブル54と台部52を連結する円柱状の連結部56とを
有する。テーブル54には、平面形状が略C字状の位置
決め部材58がボルト60によって固定されている。
【0005】位置決め部材58には、加工素材10の外
形よりも若干だけ大きい位置決め面58Aが形成されて
おり、この位置決め面58A内に加工素材10が挿入さ
れることによってテーブル54上に載置されると共に位
置決めされる。即ち、位置決め部材58は、タッピング
加工中の加工素材10の回転を規制するものである。
【0006】また、図6に示すように、テーブル54に
は、位置決め部材58に位置決めされる加工素材10の
丸穴10Aに対応する部位に、丸穴10Aよりも大きい
通し穴62が形成されている。この通し穴62は、タッ
ピング加工時に図示しないタップを逃がすためのもので
ある。
【0007】加工素材10は、図示しないプレス装置に
よって平面形状が矩形状に打ち抜かれると共に、その中
央に丸穴10Aが形成される。そして、図5及び図6に
示す加工素材10を図示しないピンセットなどで位置決
め部材58の位置決め面58Aに対応させた状態で、挿
入する。
【0008】この際には、加工素材10を突出し10B
が上側に向くようにして載置させる。そして、図示しな
いタップにより、丸穴10Aに対しタッピング加工を施
し、ネジ切りをする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加工素材1
0を成形する際には、プレス装置での打ち抜きによりバ
リ11(図7及び図8参照)が生ずる。バリ11は、プ
レス装置のポンチとダイとのクリアランスにより生ずる
もので、現在の技術ではバリ11の発生を完全に防止す
ることができない。
【0010】図7に示すように、バリ11が突出し10
B側の面に生ずる場合には、加工素材10がフラット状
のテーブル54の平面に対し平行となるので、加工素材
10の下面全面とテーブル54とは当接し、丸穴10A
に対するネジ切りを良好な状態で行なうことができる。
【0011】一方、図8に示すように、突出し10Bの
反対側の面にバリ11が生ずる場合には、加工素材10
がフラット状のテーブル54の平面に対し斜めとなり、
丸穴10Aに対するネジ切りが不良となる。そのため、
従来では、バリ11が突出し10B側の面に生じている
加工素材10を選定し、タッピング加工を施していた。
【0012】即ち、加工素材10をテーブル54上に載
置する場合に、加工素材10に対するバリ11の方向を
確認する必要があり、作業が煩雑になると共に生産能率
が悪くなるという不都合があった。
【0013】そこで、本発明は、上記事情を考慮し、加
工素材に生ずるバリの方向性を考慮することなく、加工
素材をテーブル上に載置し得る加工治具を提供するもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、加工素材を
テーブル上に載置しかつ位置決めした状態で前記加工素
材に加工を施す加工治具であって、前記加工素材の外形
を形成する際に生ずるバリに対応する前記テーブルの部
位に、前記バリを逃がす逃げ部を設けることを特徴とす
る。
【0015】本発明において、加工素材を例えばピンセ
ットなどで加工素材を位置決めする部材に対応させた状
態で、テーブル上に載置させると共に位置決めさせる。
この場合、例えば加工素材に生ずるバリが逃げ部に対向
し、かつ逃げ部内に挿入する。そのため、加工素材がテ
ーブルの平面に対し平行となるので、加工素材の下面全
面とテーブルとは当接し、例えばネジ切りが良好な状態
で行える。
【0016】本発明によれば、バリの突出方向に注意す
ることなく、加工を施すことができるので、作業に要す
る時間が短縮され、作業性が向上する。即ち、本発明に
よれば、加工素材のバリに対する方向性がなくなるの
で、加工素材に生ずるバリの方向性を考慮することな
く、加工素材をテーブル上に載置でき、生産能率が向上
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4に基づいて、
本発明の一実施形態である加工治具について説明する。
なお、図1に示す加工治具において、図5に示す加工治
具と同一部分については同一符号を付し、詳細な説明は
省略する。
【0018】加工治具50のテーブル54には、その位
置決め部材58の位置決め面58Aの内側でかつ位置決
め部材58に沿う平面形状が矩形状の逃げ部としての溝
12が形成されている。この溝12は、図4に示すよう
に、突出し10Bの反対側の面にバリ11が生じた場合
に、テーブル54の上面からバリ11を逃がすものであ
り、そのため加工素材10の外周面即ち加工素材10に
生ずるバリ11に沿うような形状(矩形状)となってい
る。
【0019】また、溝12の深さT1(図4参照)は、
加工素材10に生ずると予想されるバリ11の長さより
も、長くなるように設定されている。例えば、本実施形
態では、溝12の深さT1が0.5mmとなっている。
【0020】引続き、本実施形態の作用について説明す
る。図示しないプレス装置によって平面形状が矩形状に
打ち抜かれ、かつ丸穴10Aが形成された図1及び図2
に示す加工素材10を図示しないピンセットなどで位置
決め部材58の位置決め面58Aに対応させた状態で、
挿入する。この際には、加工素材10を突出し10Bが
上側に向くようにして載置させる。
【0021】そして、図3に示すように、バリ11が突
出し10B側の面に生ずる場合には、加工素材10がフ
ラット状のテーブル54の平面に対し平行となるので、
加工素材10の下面全面とテーブル54とは当接し、丸
穴10Aに対するネジ切りを良好な状態で行なうことが
できる。
【0022】一方、図4に示すように、突出し10Bの
反対側の面にバリ11が生ずる場合には、加工素材10
に生ずるバリ11が溝12に対向し、かつ溝12内に挿
入する。そのため、加工素材10がテーブル54の平面
に対し平行となるので、加工素材10の下面全面とテー
ブル54とは当接し、丸穴10Aに対するネジ切りを良
好な状態で行なうことができる。即ち、図示しないタッ
プにより、丸穴10Aに対しタッピング加工を施し、ネ
ジ切りをする。
【0023】本実施形態によれば、バリ11の突出方向
に注意することなく、タッピング加工を施すことができ
るので、タッピング作業に要する時間が短縮され、作業
性が向上する。即ち、本実施形態によれば、加工素材1
0のバリ11に対する方向性がなくなるので、加工素材
10に生ずるバリ11の方向性を考慮することなく、加
工素材10をテーブル54上に載置でき、生産能率が向
上する。
【0024】なお、本実施形態では図1及び図2に示す
ように加工素材10をその突出し10Bがボルト60側
に位置させているが、加工素材10の載置方向は突出し
10Bをボルト60と反対側に位置させるようにしても
良い。また、本実施形態では、加工素材10に突出し1
0Bを形成した例であるが、本発明の加工素材は突出し
を形成しないものであっても良い。この場合には、突出
し(即ち、加工素材)の上下方向の方向性を考慮するこ
となく、加工素材をテーブル上に容易に載置することが
できる。
【0025】さらに、本発明の加工素材の外形などは、
上記実施形態のものに限定されるものでなく、例えば三
角形など任意に変更できる。また、本発明の加工治具に
関する構成は、上記実施形態のものに限定されるもので
なく、任意に変更できる。例えばテーブル54に、載置
した加工素材10の突出し10Bに対応するような凹部
を形成するようにしても良い。この場合には、突出しの
上下方向の方向性を考慮することなく、加工素材をテー
ブル上に容易に載置することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加工素材の外形を形成する際に生ずるバリに対応するテ
ーブルの部位にバリを逃がす逃げ部を設けるので、バリ
の突出方向に注意することなく加工を施すことができ、
作業に要する時間が短縮され作業性が向上する。
【0027】即ち、本発明によれば、加工素材のバリに
対する方向性がなくなるので、加工素材に生ずるバリの
方向性を考慮することなく、加工素材をテーブル上に載
置でき、生産能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る加工治具の斜視図で
ある。
【図2】図1に示す逃げ部の要部を示す斜視図である。
【図3】図2に示す逃げ部の要部を示す断面図である。
【図4】図3に示す溝にバリが挿入された状態の断面図
である。
【図5】従来例に係る加工治具の斜視図である。
【図6】図5に示す位置決め部材の要部を示す斜視図で
ある。
【図7】図6に示す位置決め部材の要部を示す断面図で
ある。
【図8】図7に示すテーブルの上面とバリとが対向する
状態の断面図である。
【符号の説明】
10 加工素材 11 加工素材のバリ 12 溝(逃げ部) 50 加工治具 54 テーブル T1 溝の深さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工素材をテーブル上に載置しかつ位置
    決めした状態で前記加工素材に加工を施す加工治具であ
    って、 前記加工素材の外形を形成する際に生ずるバリに対応す
    る前記テーブルの部位に、前記バリを逃がす逃げ部を設
    けることを特徴とする加工治具。
  2. 【請求項2】 前記逃げ部を前記加工素材の外周面に沿
    う溝とすることを特徴とする請求項1に記載の加工治
    具。
JP25864799A 1999-09-13 1999-09-13 加工治具 Pending JP2001079720A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320005A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Shinritsu:Kk ワークのかさ上げ治具
JP2017004770A (ja) * 2015-06-10 2017-01-05 学校法人東京理科大学 マグネシウム二次電池用正極活物質、マグネシウム二次電池用正極、及びマグネシウム二次電池

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