JP2001078188A - 画像圧縮符号化装置、及び記憶媒体 - Google Patents

画像圧縮符号化装置、及び記憶媒体

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JP2001078188A
JP2001078188A JP24772999A JP24772999A JP2001078188A JP 2001078188 A JP2001078188 A JP 2001078188A JP 24772999 A JP24772999 A JP 24772999A JP 24772999 A JP24772999 A JP 24772999A JP 2001078188 A JP2001078188 A JP 2001078188A
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Takeshi Kasahara
毅 笠原
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、DCT係数の直流成分と交
流成分との両方について適応的に予測符号化する画像圧
縮符号化方式において、特に交流成分の予測符号化にお
ける冗長な処理を排除し、画像圧縮符号化処理の高効率
化及び高速化を実現する画像圧縮符号化装置、及び記憶
媒体を提供することである。 【解決手段】 交流成分の予測符号化の有効性判断にお
いて、交流成分の予測誤差Sを演算する前に、予測前の
交流成分の絶対値和ΣmS0に基づいて前記有効性を判
断する。そして、予測前の交流成分の絶対値和ΣmS0
が所定の閾値θ1よりも小さい値であれば、交流成分予
測を無効と判断し、交流成分の予測誤差Sの演算を省略
して、予測前の交流成分をそのまま符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像圧縮符号化装
置、及び記憶媒体に係り、詳細には、離散コサイン変換
を用いたイントラ予測符号化効率の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、動画圧縮技術の実用化が進み、マ
ルチメディア関連の画像符号化の国際標準化が急速に進
められている。例えば、動画の通信メディア用符号化標
準であるH.263、動画の蓄積メディア用符号化標準
であるMPEG(Moving Picture Experts Group)等が
挙げられる。これら各符号化方式には、それぞれの目的
に合わせたビットレート(伝送速度)を実現する符号化
アルゴリズムが採用されている。
【0003】例えば、MPEG4では、動画像データの
圧縮符号化の基本アルゴリズムとして、離散コサイン変
換(Discrete Cosine Transform;DCT)と動き補償
付き予測(Motion Compensation;MC)という二つの
情報圧縮符号化処理を融合したハイブリット符号化方式
が採用されている。
【0004】図6は、MPEG4で採用されている一般
的な符号化処理を説明するブロック図である。符号化処
理としては、画面内の情報のみで符号化する画面内予測
(イントラ)符号化、及び時間的に異なる画面を参照し
て符号化する画面間予測(インター)符号化がある。
【0005】イントラ符号化では、まず、入力したVO
P(Video Object Plane)を基本処理単位であるマクロ
ブロックに分割する(ブロック化部6a)。図7は、マ
クロブロックの構成を示す図である。この図7に示すよ
うに、1マクロブロックは、4つの輝度信号(Y成分)
ブロック、2つの色差信号(Cb成分、Cr成分)の6
つのブロックから構成される。各ブロックに対し、DC
Tを施して(DCT部6d)から量子化する(量子化部
6e)。量子化されたDCT係数と量子化幅を可変長符
号化して(可変長符号化部6f)、出力符号として通信
路等に転送し、出力する。また、次の予測の元画像に用
いるための画像を復元するための局部復号化として、量
子化したブロックを逆量子化し(逆量子化部6g)、更
に、DCT係数のIDCTを計算する(逆DCT部6
h)。そして復元された参照VOPが加算器6iを介し
て画像メモリ6jに記憶される。
【0006】一方、インター符号化では、符号化の対象
となるマクロブロックを含むVOPに対して時間的に隣
接する別のVOPの中から、ブロックマッチングをはじ
めとする動き検出方法で、対象マクロブロックに対して
誤差の最も小さい予測マクロブロックを検出する。誤差
の最も小さい予測マクロブロックへの動きを示す信号が
動きベクトルである(動きベクトル検出部6b)。予測
マクロブロックを生成するために参照する画像を参照V
OPと呼ぶ。検出された動きベクトルに基づき、画像メ
モリ6jに記憶されている参照VOPを動き補償して最
適な予測マクロブロックを取得する。次に対象となるマ
クロブロックと対応する予測マクロブロックとの差分を
求め(差分器6c)、この差分信号に対してDCTを施
し(DCT部6d)、DCT変換係数を量子化する(量
子化部6e)。量子化DCT係数を動きベクトルや量子
化幅とともに可変長符号化する(可変長符号化部6
f)。
【0007】ここで、DCTについて詳述する。DCT
は、フーリエ変換の一種で、2次元の画像を2次元の周
波数に変換することで、人間の目につきやすい低周波成
分と、識別しにくい高周波成分に分離でき、また、情報
を遍在させることができる。8×8の2次元DCTの変
換式を式(1)に、その逆変換IDCTの変換式を式
(2)に示す。
【0008】
【数1】
【0009】
【数2】
【0010】 ここで、C(u)=1/√2 (u=0) C(u)=1 (u≠0) C(v)=1/√2 (v=0) C(v)=1 (v≠0) IDCT(i,j):画素値 DCT(u,v):DCT係数 とする。
【0011】図8は符号化対象となるブロックXとその
周辺に隣接するブロックA,B,Cを示す図である。各
ブロックの格子はDCT係数を表している。各ブロック
の左上のDCT係数が直流成分であり、その他は交流成
分である。MPEG2では、イントラブロックの直流成
分だけを差分符号化するが、MPEG4では量子化され
た直流成分と交流成分の両方に対して適応的に予測符号
化することによってイントラブロックの符号化効率の改
善が図られている。
【0012】図6に示すDCT係数予測値メモリ6kに
は、量子化部6eによって量子化された参照ブロックの
DCT係数(直流成分、及び水平第1列または垂直第1
列の交流成分)が予測値として記憶される。直流成分に
ついては予測符号化されて出力され、交流成分について
は予測符号化を有効とするか否かが判断される(DCT
交流成分予測符号化有効性判断部6m)。
【0013】交流成分の予測符号化が有効である場合
(予測を用いる場合)にはスイッチSW1を“ON”に
切り替えて、DCT係数予測値メモリ6kに記憶されて
いる交流成分の予測値と量子化された交流成分との差分
(予測誤差)を計算し(差分器6l)、可変長符号化す
る(可変長符号化部6f)。交流成分の予測符号化が無
効である場合(予測を用いない場合)は、スイッチSW
1を“OFF”に切り替えて、量子化された交流成分を
可変長符号化する(可変長符号化部6f)。
【0014】次に従来のイントラ符号化処理の動作を説
明する。図9は、従来のイントラ符号化処理の流れを説
明するフローチャートである。以下の説明では、例えば
ブロックXの各DCT係数をX(i,j)(i:垂直方
向の成分、j:水平方向の成分;i,j=0,1,2,
…,7)と表すこととする。
【0015】まず、画像が入力されると、この画像が基
本処理単位であるマクロブロックに分割される。そして
各ブロックについてDCTが施されて(ステップA
1)、量子化される。さらに、垂直第1列または水平第
1行のDCT係数の交流成分について絶対値和S0が計
算される(ステップA2)。交流成分の絶対値和S0は
次の式(3)で表される。
【0016】
【数3】
【0017】そしてマクロブロックに含まれる全てのブ
ロック(Y、Cb、Cr成分)について交流成分の絶対
値和S0の和(ΣmS0)が計算されて、RAM8のワ
ークメモリに記憶される。
【0018】次に、量子化されたDCT係数の直流成分
について予測符号化が行われる。直流成分の予測値は、
対象となるブロックの周辺に隣接するブロック間の水平
と垂直における直流成分の勾配によって適応的に選択さ
れる。
【0019】ブロックXの直流成分の予測値X’(0,
0)は次の式(4)で求められる。ここで決定された予
測値X’(0,0)はDCT係数予測値メモリ6kに記
憶される(ステップA3〜A5)。
【0020】
【数4】
【0021】 ここで、A(0,0):ブロックAの直流成分 B(0,0):ブロックBの直流成分 C(0,0):ブロックCの直流成分 X(0,0):ブロックXの直流成分 X’(0,0):ブロックXの直流成分の予測値 である。
【0022】次いで、差分器6lによって、量子化され
た直流成分X(0,0)と、DCT係数予測値メモリ6
kに記憶されている予測値X’(0,0)との差分(予
測誤差)が計算される。直流成分の予測誤差は次の式
(5)によって表される。
【0023】
【数5】
【0024】そして求められた予測誤差が可変長符号化
される(可変長符号化部6f;ステップA6)。イント
ラブロックにおける直流成分の予測はマクロブロックに
含まれる全てのブロック(Y、Cb、Cr)に対して行
われる。実際にはブロック間の量子化スケールが異なる
場合があるため、予測値を正規化する必要がある。
【0025】続いて、交流成分についての符号化が開始
される。交流成分の予測は、直流成分予測で決定したブ
ロックを参照して行う。すなわち、直流成分の予測値と
してA(0,0)が採用された場合には、対象ブロック
Xの垂直第1列の交流成分X(i,0)(i=1,2,
…,7;図8の網掛け部VX)が予測符号化される。こ
の場合の予測値はブロックAの垂直第1列の交流成分A
(i,0)(i=1,2,…,7;図8の網掛け部V
A)であり、各予測値はDCT係数予測値メモリ6kに
記憶されている。交流成分の予測誤差は次の式(6)で
求められる。
【0026】
【数6】
【0027】また、直流成分の予測値としてC(0,
0)が採用された場合には、対象ブロックXの水平第1
行の交流成分X(0,j)(j=1,2,…,7;図8
の網掛け部HX)が予測符号化される。この場合の予測
値はブロックCの水平第1行の交流成分C(0,j)
(j=1,2,…,7;図8の網掛け部HC)であり、
DCT係数予測値メモリ6kに記憶されている。交流成
分の予測誤差は次の式(7)で求められる。
【0028】
【数7】
【0029】実際には、交流成分についても直流成分と
同様、ブロック間の量子化スケールが異なる場合がある
ため、予測値を正規化する必要がある。
【0030】ここで、符号化効率を向上するため、交流
成分の予測誤差が、予測しない交流成分より大きい場合
は、予測を用いずに、予測前の交流成分をそのまま符号
化したほうがよい。そこで、DCT交流成分予測符号化
有効性判断部6mによって、さらにマクロブロック毎に
交流成分予測が有効または無効であるかを判断する。こ
の有効性の判断は、対象ブロックXに含まれる全てのブ
ロック(Y,Cb,Cr)について予測前の交流成分
(水平第1行または垂直第1列)の絶対値和ΣmS0
(式(3)参照)と、交流成分の予測誤差の絶対値和Σ
mSとを比較することにより行われる。各ブロックの交
流成分の予測誤差の絶対値和Sを次の式(8)に示す。
【0031】
【数8】
【0032】交流成分予測の有効性を判断するため、交
流成分の予測誤差の絶対値和Sの対象ブロックに含まれ
る全てのブロック(Y,Cb,Cr)について総和Σm
Sが計算されて(ステップA7)、この予測誤差の絶対
値和ΣmSと、予測前の交流成分の絶対値和ΣmS0と
が比較される(ステップA8)。比較式を次の式(9)
に示す。
【0033】
【数9】
【0034】この比較式(9)において、予測誤差の絶
対値和ΣmSの方が小さい場合には(ステップA8;Y
es)、スイッチSW1を“ON”に切り替えて交流成
分の予測符号化を有効とし、交流成分の予測誤差が可変
長符号化される(ステップA9)。そうでない場合は
(ステップA8;No)、スイッチSW1を“OFF”
に切り替えて無効とし、予測前の交流成分が可変長符号
化される(ステップA10)。
【0035】このように、従来の符号化処理における交
流成分予測の有効性の判断では、全てのブロックについ
て、交流成分の予測誤差の絶対値和ΣmSと交流成分の
絶対値和ΣmS0とを演算し、比較している。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、交流成
分予測が有効でないことが明らかな場合、例えば、空や
地面の画像のように平坦な画像で交流成分をほとんど含
まず、交流成分予測が無効であることが明らかな場合で
あっても、上述の有効性判断に関する処理が行われるた
め、全てのマクロブロックについて交流成分の予測誤差
ΣmSを計算しており、符号化処理に冗長性が見られ
た。
【0037】本発明の課題は、上述の問題に鑑み、DC
T係数の直流成分と交流成分との両方について適応的に
予測符号化する画像圧縮符号化方式において、特に交流
成分の予測符号化における冗長な処理を排除し、画像圧
縮符号化処理の高効率化及び高速化を実現する画像圧縮
符号化装置、及び記憶媒体を提供することである。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を例示する。符号等は、後述する図面参
照符号等である。
【0039】請求項1記載の発明は、離散コサイン変換
係数の直流成分と交流成分との両方について適応的に符
号化対象ブロックの予測符号化を行う画像圧縮符号化装
置であって、前記対象ブロックについて前記交流成分の
予測符号化の有効性を判断する判断手段(例えば、図6
に示すDCT交流成分予測符号化有効性判断部6m;図
2のS107〜S110、図4のS207〜S210、
図5のS307〜S310)と、この判断手段によって
前記有効性が否定された場合に、前記対象ブロックの交
流成分の予測誤差の演算を省略して、当該交流成分を符
号化する符号化手段(例えば、図6に示す可変長符号化
部6f;図2のS108、図4のS208、図5のS3
08)と、を備えたことを特徴としている。
【0040】この請求項1記載の発明の画像圧縮符号化
装置によれば、離散コサイン変換係数の直流成分と交流
成分との両方について適応的に符号化対象ブロックの予
測符号化を行う画像圧縮符号化装置は、判断手段によっ
て前記対象ブロックについての交流成分の予測符号化の
有効性を判断し、前記有効性が否定された場合には、前
記対象ブロックの交流成分の予測誤差の演算を省略し
て、当該交流成分を符号化手段によって符号化する。
【0041】したがって、交流成分の予測符号化が明ら
かに有効でない場合、例えば空や地面の画像等の平坦な
ブロックについては、交流成分の予測誤差の演算を省く
ことができるので、符号化処理における演算量を低減さ
せ、高速かつ効率のよい符号化処理を可能とする。
【0042】また請求項2記載の発明のように、請求項
1記載の発明の画像圧縮符号化装置において、前記判断
手段は、前記対象ブロックについて交流成分の予測誤差
を演算する前に、交流成分の予測符号化を無効とするた
めの所定条件を判断する条件判断手段(例えば、図2の
S107、図4のS207、図5のS307)と、前記
条件判断手段によって前記所定条件を満たさないと判断
される場合に、前記交流成分の予測誤差を演算して、前
記対象ブロック内での当該予測誤差の絶対値和と前記交
流成分の絶対値和との大きさを比較する比較手段(例え
ば、図2のS109〜S110、図4のS209〜S2
10、図5のS309〜S310)と、を含み、前記条
件判断手段において前記所定条件を満たすと判断される
場合、及び前記比較手段における比較結果が前記交流成
分の絶対値和の方が小さい場合に、交流成分の予測符号
化の有効性を否定することが有効である。
【0043】この請求項2記載の発明の画像圧縮符号化
装置によれば、前記判断手段は、条件判断手段によっ
て、前記対象ブロックについて交流成分の予測誤差を演
算する前に、交流成分の予測符号化を無効とするための
所定条件を判断し、前記所定条件を満たさないと判断さ
れる場合に、比較手段によって前記交流成分の予測誤差
を演算して、前記対象ブロック内での当該予測誤差の絶
対値和と前記交流成分の絶対値和との大きさを比較し、
前記条件判断手段において前記所定条件を満たすと判断
される場合、及び前記比較手段における比較結果が前記
交流成分の絶対値和の方が小さい場合に、交流成分の予
測符号化の有効性を否定する。
【0044】したがって、交流成分の予測符号化の有効
性が、所定条件の判断と交流成分の予測誤差の大きさに
よる判断との両方によって判断されるので、符号化処理
の高速化及び高効率化を実現するための判断をより的確
に行うことができる。
【0045】さらに、請求項2記載の発明の画像圧縮符
号化装置における前記条件判断手段における所定条件に
は、交流成分の予測誤差を演算しなくとも取得できる値
を交流成分の予測符号化の有効性の判断条件として用い
ることが好適である。
【0046】例えば、請求項3記載の発明のように、前
記所定条件は、前記対象ブロックの所定範囲の交流成分
の絶対値和(ΣmS0)が所定の閾値(θ1)より小さ
いという条件を含むことが有効である。
【0047】また請求項4記載の発明のように、前記所
定条件は、前記対象ブロックの所定範囲の交流成分のう
ち、0でない成分の個数(ΣmS1)が所定の閾値(θ
2)より小さいという条件を含むことが有効である。
【0048】また請求項5記載の発明のように、前記所
定条件は、前記直流成分の予測誤差の絶対値和(Σm|
X(0,0)−X’(0,0)|)が所定の閾値(θ
3)より小さいという条件を含むことが有効である。
【0049】請求項3〜5記載の発明の画像圧縮符号化
装置によれば、請求項2記載の画像圧縮符号化装置にお
いて、交流成分の予測誤差を演算しなくとも取得できる
値を交流成分の予測符号化の有効性の判断条件としてい
るので、符号化処理の高効率化を実現することができ
る。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明に係る画像圧縮符号化装置1の実施の形態を詳細に説
明する。
【0051】[第1の実施の形態]まず、図1〜図3を
参照して、第1の実施の形態における画像圧縮符号化装
置1について説明する。
【0052】まず構成を説明する。図1は、画像圧縮符
号化装置1の回路構成図である。図1に示すように、画
像圧縮符号化装置1は、制御部2、入力部3、表示部
4、通信I/F(InterFace)部5、画像コーデック部
6、音声コーデック部7、RAM(Random Access Memo
ry)8、記憶装置9、記憶媒体10により構成され、記
憶媒体10を除く各部は、バス11によって接続されて
いる。
【0053】制御部2は、記憶装置9に記憶されてい
る、当該画像圧縮符号化装置1に対応する各種アプリケ
ーションプログラムの中から指定されたアプリケーショ
ンプログラム、入力部3から入力される各種指示あるい
はデータをRAM8内のワークメモリに格納し、この入
力指示及び入力データに応じてRAM8内に格納したア
プリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、
その処理結果をRAM8内のワークメモリに格納すると
ともに、表示部4に表示する。そして、ワークメモリに
格納した処理結果を入力部3から入力指示される記憶装
置9内の保存先に保存する。
【0054】また、制御部2は、画像データの符号化処
理時には、画像コーデック部6によって符号化処理され
た画像符号化データと音声コーデック部7によって符号
化処理された音声符号化データとを多重化させて、1列
のビットストリームを生成して、記憶装置9内の記憶媒
体10に保存する、あるいは、通信I/F部5を介して
外部に出力する。一方、符号化動画像データの復号化処
理時には、制御部2は、記憶装置9内の記憶媒体10か
ら読み出したビットストリーム、あるいは、通信I/F
部5を介して外部から入力されたビットストリームから
画像データと音声データを分離し、それぞれ画像コーデ
ック部6、または音声コーデック部7に転送する。
【0055】入力部3は、カーソルキー、数字入力キー
及び各種機能キー等を備えたキーボードとポインティン
グデバイスであるマウスとを備え、キーボードで押下さ
れたキーの押下信号を制御部2に出力するとともに、マ
ウスによる操作信号を制御部2に出力する。また、表示
部4に一体的に設けられるタブレットを含むこととして
もよい。このタブレットは電磁誘導方式,磁気歪式,感
圧式等の座標読み取り原理で専用のペン等により入力さ
れたデータを検出し、入力されたデータは制御部2に出
力される。
【0056】表示部4は、CRT(Cathode Ray Tub
e)、液晶表示装置等により構成され、制御部2から入
力される表示制御信号にしたがって、表示データを表示
する。また表示部4は、画像コーデック部6によって復
号化された画像データに従って、動画像の表示を行う。
【0057】通信I/F部5は、モデム(MODEM:
MOduler/DEModuler)、ターミナルアダプタ(TA:Ter
minal Adapter)、またはルーター等によって構成さ
れ、電話回線、ISDN回線、あるいは専用回線等の通
信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行
う。
【0058】画像コーデック部6は、記憶装置9内の記
憶媒体10に格納された画像データ、ビデオカメラ(図
示外)から入力された動画像データ等の符号化処理、及
び復号化処理を行う。
【0059】本発明の符号化処理におけるDCT係数の
交流成分の予測符号化についての有効性判断以外の処理
は、上述の従来の符号化処理と同一であるため、その詳
細な説明を省略し、同一の各部は、図6において示した
図中符号と同一の符号を用いて説明する。また、マクロ
ブロックの構成、DCT係数の交流/直流成分について
も図7、図8に示す従来のものと同一であるので、以下
の説明では、図7、図8に示したものと同一の符号や同
一の式を用いて説明することとする。
【0060】DCT交流成分予測符号化有効性判断部6
mにおける、交流成分の予測符号化の有効性判断は、従
来、垂直第1列または水平第1行について、予測前の交
流成分の絶対値和ΣmS0と交流成分の予測誤差の絶対
値和ΣmSとを比較し、予測前の交流成分の絶対値和Σ
mS0が交流成分の予測誤差の絶対値和ΣmSより大き
い場合は、交流成分の予測を有効と判断するものであっ
たが、本第1の実施の形態では、この有効性判断におい
て交流成分の予測誤差Sを演算する前に、予測前の交流
成分の絶対値和ΣmS0に基づいて前記有効性を判断す
る。そして、予測前の交流成分の絶対値和ΣmS0が、
DCT交流成分予測符号化有効性判断部6m内の条件記
憶部(図示略)に設定されている所定の閾値θ1よりも
小さい値であれば、交流成分予測を無効と判断し、スイ
ッチSW1を“OFF”に切り替え、交流成分の予測誤
差Sの演算を省略して、予測前の交流成分をそのまま符
号化する。
【0061】また画像コーデック部6は、本発明におけ
る符号化処理によって符号化された動画像データを復号
化するための復号化処理を実行し、復号化された動画像
データを出力する。
【0062】音声コーデック部7は、画像コーデック部
6によって符号化される符号化動画像データに付加する
音声の符号化を行い、符号化された音声データを制御部
2へ転送する。また、音声コーデック部7は、制御部2
によって符号化動画像データと分離された符号化音声デ
ータの復号化処理を行う。
【0063】RAM8は、指定されたアプリケーション
プログラム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格
納するワークメモリを有する。
【0064】記憶装置9は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記憶媒体10を有しており、この記憶
媒体10は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メ
モリで構成されている。この記憶媒体10は記憶装置9
に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するも
のであり、この記憶媒体10には当該画像圧縮符号化装
置1に対応する各種アプリケーションプログラムで処理
されたデータ等を記憶する。
【0065】また、この記憶媒体10に記憶するプログ
ラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の
機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通
信I/F部5を介して接続された他の機器側に上記記憶
媒体10を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体10に
記憶されているプログラム、データ等を通信I/F部5
を介して使用する構成にしてもよい。
【0066】次に動作を説明する。図2は、本第1の実
施の形態において実行されるイントラ符号化処理の流れ
を説明するフローチャートである。
【0067】制御部2は、イントラ符号化処理を実行す
る際、記憶媒体10から読み出されRAM8に展開され
ているイントラ符号化処理プログラムにしたがって画像
コーデック部6におけるイントラ符号化処理を制御す
る。
【0068】本第1の実施の形態におけるイントラ符号
化処理において、まず、画像が入力されると、この入力
された画像を基本処理単位であるマクロブロックに分割
する(ブロック化部6a)。その後、画像コーデック部
6は、従来のイントラ符号化処理(図9参照)において
詳述したように、各ブロックについてDCTを施して
(DCT部6d;ステップS101)、量子化し(量子
化部6e)、対象ブロックに含まれる全てのブロック
(Y,Cb,Cr)について、水平第1行または垂直第
1列のDCT係数の交流成分の絶対値和ΣmS0を計算
する(ステップS102)。
【0069】その後、画像コーデック部6は、量子化さ
れたDCT係数の直流成分について予測符号化を行う
(ステップS103〜ステップS106)。この直流成
分の予測符号化における処理は従来の符号化処理におけ
る直流成分の予測符号化(図9のステップA3〜A6)
と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0070】直流成分の予測符号化が終了すると、次い
で、画像コーデック部6は、交流成分についての符号化
を開始する。本第1の実施の形態では、交流成分の予測
誤差ΣmSを演算する前に、交流成分の予測符号化を無
効とするための所定条件を判断する。ここでは前記条件
は、対象ブロックの垂直第1列または水平第1行の交流
成分の絶対値和ΣmS0が閾値θ1より小さいという条
件である。すなわち、次の式(10)に示す条件を満た
すか否かを判断する(ステップS107)。
【0071】
【数10】
【0072】θ1は閾値であり、符号化処理によって得
ようとする画質や符号化処理の速度等に応じた最適な値
が予め設定され、画像コーデック部6のDCT交流成分
予測符号化有効性判断部6mの条件記憶部(図示略)に
記憶されているものとする。この閾値θ1の設定方法に
ついては後述する(図3参照)。
【0073】式(10)に示す条件の判断において、前
記条件を満たし、ステップS102において求められて
いる交流成分の絶対値和ΣmS0が閾値θ1より小さい
場合は(ステップS107;Yes)、交流成分のDC
T係数が小さく、交流成分の予測を行う効果が得られな
いので交流成分の予測符号化は無効と判断する。この判
断結果が無効である場合は、スイッチSW1を“OF
F”に切り替え、交流成分の予測符号化処理(ステップ
S109〜ステップS111)をスキップして、量子化
部6eによって量子化された交流成分を可変長符号化す
る(ステップS108)。
【0074】式(10)に示す条件判断において、前記
条件を満たさず、交流成分の絶対値和ΣmS0が閾値θ
1以上である場合は(ステップS107;No)、従来
と同様の交流成分の予測符号化の有効性判断(ステップ
S109〜ステップS111)を行う。すなわち、図9
のステップA7〜ステップA10に示すように、対象ブ
ロックに含まれる全てのブロック(Y,Cb,Cr)に
ついて、水平第1行または垂直第1列の、予測前の交流
成分の絶対値和ΣmS0と、交流成分の予測誤差の絶対
値和ΣmSとを比較し、予測前の交流成分の絶対値和Σ
mS0が交流成分の予測誤差の絶対値和ΣmSより大き
い場合、すなわち、
【0075】ΣmS<ΣmS0
【0076】となる場合には(ステップS110;Ye
s)、交流成分の予測符号化を有効として、スイッチS
W1を“ON”に切り替え、交流成分の予測誤差を可変
長符号化し(ステップS111)、そうでない場合は
(ステップS110;No)無効として、スイッチSW
1を“OFF”に切り替え、予測前の交流成分を可変長
符号化する(ステップS108)。
【0077】このようにステップS107において、交
流成分の絶対値和ΣmS0が所定の閾値θ1より小さい
場合は、交流成分の予測誤差の演算を省略するので、符
号化処理を高速かつ効率よく行うことができる。
【0078】次に、閾値θ1の設定方法について説明す
る。閾値θ1を決定する場合は、ある動画シーケンスに
対して、従来の交流成分予測の有効性を判断する方法
(図9参照)により、シーケンス内の全てのイントラ符
号化されるマクロブロックについて、交流成分予測が有
効か無効かを分類する。その際、全てのイントラ符号化
する画像について、交流成分予測が有効と判断されたマ
クロブロックの交流成分の絶対値和S0の平均値と標準
偏差とを求める。同様に、交流成分予測が無効と判断さ
れマクロブロックについても、交流成分の絶対値和S0
の平均値と標準偏差とを求める。この交流成分の予測が
有効と判断された場合の平均値をαon、標準偏差をσon
とし、無効と判断された場合の平均値をαoff、標準偏
差をσoffとする。閾値θ1は、次の式(11)で決定
される。
【0079】
【数11】
【0080】図3は閾値θ1の設定方法を説明するため
のフローチャートである。閾値θ1は、この図3に示す
フローチャートに基づいて予め決定され、記憶媒体10
に記憶される。以下、閾値θ1の設定の際の画像圧縮符
号化装置1の動作について説明する。
【0081】はじめに制御部2は、平均値α、標準偏差
σを算出するために設定されるレジスタSon,Soff,
S’on,S’offに初期値“0”をセットする(ステッ
プB1)。その後、従来の符号化処理と同様に、入力さ
れる画像をマクロブロックに分割し、各ブロックについ
てDCTを施し(ステップB2)、量子化する(ステッ
プB3)。この際、垂直第1列または水平第1行のDC
T係数の交流成分の絶対値和ΣmS0も計算する。
【0082】その後、直流成分の予測符号化を行う。す
なわち、従来の符号化処理の直流成分の予測符号化(図
9のステップA3〜A6)と同様に、ブロックAの直流
成分とブロックBの直流成分との差分と、ブロックBの
直流成分とブロックCの直流成分との差分とを比較して
(ステップB4)、ブロックXの直流成分の予測値X’
(0,0)を決定し(ステップB5、B6)、予測値
X’(0,0)と直流成分X(0,0)との差分(予測
誤差)を計算して可変長符号化する(ステップB7)。
【0083】次いで、交流成分の予測誤差の絶対値和Σ
mSを計算する(ステップB8)。ここで、交流成分の
予測誤差の絶対値和ΣmSと、ステップB3において求
めた交流成分の絶対値和ΣmS0とを比較して、交流成
分の予測誤差の絶対値和ΣmSの方が小さい場合は(ス
テップB9;Yes)、レジスタSonに交流成分の絶対
値和ΣmS0を加算し(Son+=ΣmS0)、レジスタ
S’onには当該絶対値和ΣmS0の二乗を加算する
(S'on+=(ΣmS0)2)(ステップB10)。ま
た、交流成分の絶対値和ΣmS0の方が小さい場合は
(ステップB9;No)、レジスタSoffに交流成分の
絶対値和ΣmS0を加算し(Son+=ΣmS0)、レジ
スタS’offには当該絶対値和ΣmS0の二乗を加算す
る(S'on+=(ΣmS0)2)(ステップB11)。
【0084】この演算を入力された画像に含まれる全て
のマクロブロックについて繰り返し実行し、最後のマク
ロブロックについての処理を終了すると(ステップB1
2;Yes)、次に平均値及び標準偏差を算出する。
【0085】交流成分の予測符号化が有効なマクロブロ
ックについての交流成分の絶対値和ΣmS0の平均値α
onは、次の式(12)によって求まり、交流成分の予測
符号化が無効なマクロブロックについての交流成分の絶
対値和ΣmS0の平均値αoffは、次の式(13)によ
って求まる(ステップB13)。
【0086】
【数12】
【0087】
【数13】
【0088】また、交流成分の予測符号化が有効なマク
ロブロックについての交流成分の絶対値和ΣmS0の標
準偏差σonは、次の式(14)によって求まり、交流成
分の予測符号化が無効なマクロブロックについての交流
成分の絶対値和ΣmS0の標準偏差σoffは、次の式
(15)によって求まる(ステップB14)。
【0089】
【数14】
【0090】
【数15】
【0091】そして求めた平均値αon,αoff及び標準
偏差σon,σoffから閾値θ1を求める。閾値θ1は次
の式(16)によって求まる(ステップB15)。
【0092】
【数16】
【0093】そして決定した閾値θ1をDCT交流成分
予測符号化有効性判断部6mに設けられた条件記憶部
(図示略)に記憶しθ1の決定処理を終了する。
【0094】閾値θ1の値が小さいほど交流成分予測を
採用するブロックが減少するため、符号化処理に要する
時間を短縮することができる。逆に閾値θ1の値が大き
いほど、正確な符号化処理が行われるが冗長な処理が増
加して符号化処理に要する時間が長くなる。
【0095】以上説明したように、本第1の実施の形態
では、交流成分予測符号化の有効性の判断において、交
流成分の予測誤差の絶対値和ΣmSを演算する前に、既
に取得されている値(ここでは、予測前の交流成分の絶
対値和ΣmS0の値)に基づく、交流成分の予測符号化
を無効とするための条件について判断する。そして、交
流成分の絶対値和ΣmS0が閾値θ1より小さいことを
前記条件として、その条件を満たすか否かを判断し、交
流成分の絶対値和ΣmS0が所定の閾値θ1よりも小さ
い場合は、前記条件を満たすので交流成分の予測符号化
を無効として、交流成分の予測誤差の演算を省略して予
測前の交流成分をそのまま可変長符号化する。そうでな
い場合は、図9に示すような従来の符号化処理と同様に
交流成分予測の有効性を判断する。
【0096】したがって、空や地面等の平坦なブロック
のように、交流成分の予測が有効でないことが明らかな
ブロックについて、交流成分の予測誤差ΣmSの演算を
省略することができるので、符号化処理を高速かつ効率
よく行うことができる。また、交流成分の予測誤差の演
算前における前記条件の判断と従来の前記有効性判断と
の両方を組み合わせて、交流成分の予測符号化の有効性
判断を行うため、その判断結果は的確なものとなる。
【0097】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の
形態における画像圧縮符号化装置1について説明する。
符号化処理における交流成分の予測符号化についての有
効性判断処理において、第1の実施の形態では交流成分
の絶対値和ΣmS0に基づいて有効性を判断したが、第
2の実施の形態では、垂直第1列または水平第1行のD
CT係数のうち、絶対値が0でない交流成分の数を計数
し、このカウント値S1の和ΣmS1の大きさに基づい
て有効性を判断する。このカウント値S1は次の式(1
7)によって求める。
【0098】
【数17】
【0099】ここで、u(x)は単位ステップ関数であ
り、 u(x)=1(x≠0) =0(x=0) である。
【0100】以下、第2の実施の形態におけるイントラ
符号化処理の動作を図4を参照して説明する。図4は、
第2の実施の形態におけイントラ符号化処理を説明する
フローチャートである。
【0101】なお、本第2の実施の形態における画像圧
縮符号化装置1の構成は、第1の実施の形態の画像圧縮
符号化装置1の構成と同様であるので、その説明は省略
し、同一の各部は同一の符号を付して説明する。また符
号化処理についても、交流成分の予測符号化についての
有効性判断に関する処理を除く各処理は、第1の実施の
形態において説明した符号化処理と同様であるので、詳
細な説明を省略する。
【0102】入力された画像についてのDCT、量子
化、及び直流成分についての予測符号化が終了すると
(ステップS201〜ステップS206)、次いで、画
像コーデック部6は、交流成分についての符号化を開始
する。本第2の実施の形態では、交流成分の予測誤差Σ
mSを演算する前に、交流成分の予測符号化を無効とす
るための所定条件を判断する。ここでは前記条件は、垂
直第1列または水平第1行のDCT係数のうち、絶対値
が0でない交流成分の個数(式(17)参照)の、マク
ロブロック内の全てのブロック(Y,Cb,Cr)につ
いての和ΣmS1が閾値θ2より小さいという条件であ
る。すなわち、次の式(18)に示す条件を満たすか否
かを判断する(ステップS207)。
【0103】
【数18】
【0104】ここでθ2は、閾値であり、符号化処理に
よって得ようとする画質や符号化処理の速度等に応じた
最適な値が予め設定され、画像コーデック部6のDCT
交流成分予測符号化有効性判断部6mの条件記憶部(図
示略)に予め記憶されている。この閾値θ2の設定方法
については後述する。
【0105】式(18)に示す条件判断において、前記
条件を満たし、カウント値の和ΣmS1が閾値θ2より
小さい場合は(ステップS207;Yes)、画像は平
坦であるため交流成分の予測を行う効果が得られないの
で交流成分の予測符号化は無効と判断する。この判断結
果が無効である場合は、スイッチSW1を“OFF”に
切り替え、交流成分の予測符号化処理(ステップS20
9〜ステップS211)をスキップして、量子化部6e
によって量子化された交流成分を可変長符号化する(ス
テップS208)。
【0106】式(18)に示す条件判断において、前記
条件を満たさず、0でない交流成分のカウント値の和Σ
mS1が閾値θ2以上である場合は(ステップS20
7;No)、従来と同様の交流成分の予測符号化の有効
性判断(ステップS209〜ステップS211)を行
う。
【0107】次に閾値θ2の決定方法について説明す
る。閾値θ2は、第1の実施の形態において詳述したθ
1の決定方法(図3参照)と同様の方法で決定する。閾
値θ2は次の式(19)で求められる。
【0108】
【数19】
【0109】ここで、α’on、σ’onは、交流成分予測
が有効なマクロブロックについてのS1の平均値、標準
偏差であり、α’off、σ’offは、交流成分予測が無効
なマクロブロックについてのS1の平均値、標準偏差で
ある。
【0110】θ2を決定する実際の動作では、図3に示
すフローチャートにおいて、θ1をθ2に変更し、ステ
ップB10,B11のS0をS1に変更し、α、σを、
それぞれα’、σ’に置き換えればよい。
【0111】θ1と同様に、θ2の値が小さいほど、交
流成分予測を採用するブロックが減少するため、符号化
処理に要する時間を短縮することができる。逆に閾値θ
2の値が大きいほど、正確な符号化処理が行われるが冗
長な処理が増加して符号化処理に要する時間が長くな
る。
【0112】以上説明したように、第2の実施の形態で
は、交流成分の予測符号化の有効性判断において、交流
成分の予測誤差の絶対値和ΣmSを演算する前に、既に
取得されている値(ここでは0でない交流成分の個数S
1)に基づく、交流成分の予測符号化を無効とするため
の条件について判断する。そして、0でない交流成分の
個数の和ΣmS1が所定の閾値θ2よりも小さいことを
前記条件として、その条件を満たすか否かを判断し、0
でない交流成分の個数の和ΣmS1が閾値θ2よりも小
さい場合は、前記条件を満たすので交流成分の予測符号
化を無効として、交流成分の予測誤差の演算を省略して
予測前の交流成分をそのまま可変長符号化する。そうで
ない場合は、図9に示すような従来の符号化処理と同様
に交流成分予測の有効性を判断する。
【0113】したがって、空や地面等の平坦なブロック
のように、交流成分の予測が有効でないことが明らかな
ブロックについて、交流成分の予測誤差ΣmSの演算を
省略することができるので、符号化処理を高速かつ効率
よく行うことができる。また、交流成分の予測誤差の演
算前における前記条件の判断と従来の前記有効性判断と
の両方を組み合わせて、交流成分の予測符号化の有効性
判断を行うため、その判断結果は的確なものとなる。
【0114】[第3の実施の形態]次に、第3の実施の
形態における画像圧縮符号化装置1について説明する。
符号化処理における交流成分の予測符号化についての有
効性判断処理において、第3の実施の形態では、直流成
分の予測誤差の大きさに基づく条件判断を行う。マクロ
ブロック内に含まれる全てのブロックについての直流成
分の予測誤差の和は次の式(20)によって求める。
【0115】
【数20】
【0116】以下、第3の実施の形態におけるイントラ
符号化処理の動作を図5を参照して説明する。図5は、
第3の実施の形態におけるイントラ符号化処理を説明す
るフローチャートである。
【0117】なお、本第3の実施の形態における画像圧
縮符号化装置1の構成は、第1の実施の形態の画像圧縮
符号化装置1の構成と同様であるので、その説明は省略
し、同一の各部は同一の符号を付して説明する。また符
号化処理についても、交流成分の予測符号化についての
有効性判断に関する処理を除く各処理は、第1の実施の
形態において説明した符号化処理と同様であるので、詳
細な説明を省略する。
【0118】入力された画像についてのDCT、量子
化、及び直流成分についての予測符号化が終了すると
(ステップS301〜ステップS306)、次いで、画
像コーデック部6は、交流成分についての符号化を開始
する。本第3の実施の形態では、交流成分の予測誤差Σ
mSを演算する前に、交流成分の予測符号化を無効とす
るための所定条件を判断する。ここでは前記条件は、ス
テップS306において求めた直流成分のマクロブロッ
ク内の全てのブロック(Y,Cb,Cr)についての和
(式(20))が閾値θ3より小さいという条件であ
る。すなわち、次の式(21)に示す条件を満たすか否
かを判断する(ステップS307)。
【0119】
【数21】
【0120】ここでθ3は、閾値であり、符号化処理に
よって得ようとする画質や符号化処理の速度等に応じた
最適な値が予め設定され画像コーデック部6のDCT交
流成分予測符号化有効性判断部6mの条件記憶部(図示
略)に予め記憶されている。この閾値θ3の設定方法に
ついては後述する。
【0121】式(21)に示す条件判断において、前記
条件を満たし、直流成分の予測誤差の和が閾値θ3より
小さいと判断された場合は(ステップS307;Ye
s)、画像は平坦であるため交流成分の予測を行う効果
が得られないので交流成分の予測符号化は無効と判断す
る。この判断結果が無効である場合は、スイッチSW1
を“OFF”に切り替え、交流成分の予測符号化処理
(ステップS309〜ステップS311)をスキップし
て、量子化部6eによって量子化された交流成分を可変
長符号化する(ステップS308)。
【0122】式(21)に示す判断において、前記条件
を満たさず、直流成分の予測誤差の和が閾値θ3以上で
ある場合は(ステップS307;No)、従来と同様の
交流成分の予測符号化の有効性判断(ステップS309
〜ステップS311)を行う。
【0123】次に閾値θ3の決定方法について説明す
る。閾値θ3は、第1の実施の形態において詳述したθ
1の決定方法(図3参照)と同様の方法で決定する。閾
値θ3は次の式(22)で求められる。
【0124】
【数22】
【0125】ここで、α''on、σ''onは、交流成分予測
が有効なマクロブロックについての直流成分の予測誤差
の平均値、標準偏差であり、α''off、σ''offは、交流
成分予測が無効なマクロブロックについての直流成分の
予測誤差の平均値、標準偏差である。
【0126】θ3を決定する実際の動作では、図3に示
すフローチャートにおいて、θ1をθ3に変更し、ステ
ップB10,B11のS0を直流成分の予測誤差(|X
(0,0)−X’(0,0)|)に変更し、α、σを、
それぞれα''、σ''に置き換えればよい。
【0127】θ1と同様に、θ3の値が小さいほど、交
流成分予測を採用するブロックが減少するため、符号化
処理に要する時間を短縮することができる。逆に閾値θ
1の値が大きいほど、正確な符号化処理が行われるが冗
長な処理が増加して符号化処理に要する時間が長くな
る。
【0128】以上説明したように、第3の実施の形態で
は、交流成分の予測符号化の有効性判断において、交流
成分の予測誤差の絶対値和ΣmSを演算する前に、既に
取得されている値(ここでは直流成分の予測誤差)に基
づく、交流成分の予測符号化を無効とするための条件に
ついて判断する。そして、直流成分の予測誤差の和Σm
(|X(0,0)−X’(0,0)|)が所定の閾値θ
3よりも小さいことを前記条件として、その条件を満た
すか否かを判断し、直流成分の予測誤差の和が閾値θ3
よりも小さい場合は、前記条件を満たすので交流成分の
予測符号化を無効として、交流成分の予測誤差の演算を
省略して予測前の交流成分をそのまま可変長符号化す
る。そうでない場合は、図9に示すような従来の符号化
処理と同様に交流成分予測の有効性を判断する。
【0129】したがって、空や地面等の平坦なブロック
のように、交流成分の予測が有効でないことが明らかな
ブロックについて、交流成分の予測誤差ΣmSの演算を
省略することができるので、符号化処理を高速かつ効率
よく行うことができる。また、交流成分の予測誤差の演
算前における前記条件の判断と従来の前記有効性判断と
の両方を組み合わせて、交流成分の予測符号化の有効性
判断を行うため、その判断結果は的確なものとなる。
【0130】なお、本発明は、上記実施の形態の内容に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能である。例えば、直流、交流成分の予
測誤差は絶対値誤差としたが、これに限ることなく二乗
誤差としてもよい。
【0131】
【発明の効果】請求項1及び6記載の発明によれば、交
流成分の予測符号化が明らかに有効でない場合、例えば
空や地面の画像等の平坦なブロックについては、交流成
分の予測誤差の演算を省くことができるので、符号化処
理における演算量を低減させ、高速かつ効率のよい符号
化処理を可能とする。
【0132】請求項2記載の発明によれば、交流成分の
予測符号化の有効性が、所定条件の判断と交流成分の予
測誤差の大きさによる判断との両方によって判断される
ので、符号化処理の高速化及び高効率化を実現するため
の判断をより的確に行うことができる。
【0133】請求項3、4、及び5記載の発明によれ
ば、交流成分の予測誤差を演算しなくとも取得できる値
を交流成分の予測符号化の有効性の判断条件としている
ので、符号化処理の高効率化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像圧縮符号化装置1の回路構成図である。
【図2】第1の実施の形態におけるイントラ符号化処理
を説明するフローチャートである。
【図3】閾値の決定処理を説明するフローチャートであ
る。
【図4】第2の実施の形態におけるイントラ符号化処理
を説明するフローチャートである。
【図5】第3の実施の形態におけるイントラ符号化処理
を説明するフローチャートである。
【図6】符号化処理を説明するブロック図である。
【図7】マクロブロックのブロック構成を示す図であ
る。
【図8】対象となるブロックXとその周辺に隣接するブ
ロックA,B,Cを示す。
【図9】従来のイントラ符号化処理を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 画像圧縮符号化装置 2 制御部 3 入力部 4 表示部 5 通信I/F部 6 画像コーデック部 7 音声コーデック部 8 RAM 9 記憶装置 10 記憶媒体 11 バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離散コサイン変換係数の直流成分と交流成
    分との両方について適応的に符号化対象ブロックの予測
    符号化を行う画像圧縮符号化装置であって、 前記対象ブロックについて前記交流成分の予測符号化の
    有効性を判断する判断手段と、 この判断手段によって前記有効性が否定された場合に、
    前記対象ブロックの交流成分の予測誤差の演算を省略し
    て、当該交流成分を符号化する符号化手段と、 を備えたことを特徴とする画像圧縮符号化装置。
  2. 【請求項2】前記判断手段は、 前記対象ブロックについて交流成分の予測誤差を演算す
    る前に、交流成分の予測符号化を無効とするための所定
    条件を判断する条件判断手段と、 前記条件判断手段によって前記所定条件を満たさないと
    判断される場合に、前記交流成分の予測誤差を演算し
    て、前記対象ブロック内での当該予測誤差の絶対値和と
    交流成分の絶対値和との大きさを比較する比較手段と、
    を含み、 前記条件判断手段において前記所定条件を満たすと判断
    される場合、及び前記比較手段における比較結果が前記
    交流成分の絶対値和の方が小さい場合に、交流成分の予
    測符号化の有効性を否定することを特徴とする請求項1
    記載の画像圧縮符号化装置。
  3. 【請求項3】前記所定条件は、前記対象ブロックの所定
    範囲の交流成分の絶対値和が所定の閾値より小さいとい
    う条件を含むことを特徴とする請求項2記載の画像圧縮
    符号化装置。
  4. 【請求項4】前記所定条件は、前記対象ブロックの所定
    範囲の交流成分のうち、0でない成分の個数が所定の閾
    値より小さいという条件を含むことを特徴とする請求項
    2記載の画像圧縮符号化装置。
  5. 【請求項5】前記所定条件は、前記直流成分の予測誤差
    の絶対値和が所定の閾値より小さいという条件を含むこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像圧縮符号化装置。
  6. 【請求項6】コンピュータが実行可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 離散コサイン変換係数の直流成分と交流成分との両方に
    ついて適応的に符号化対象ブロックの予測符号化を行う
    ためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、 前記対象ブロックについて前記交流成分の予測符号化の
    有効性を判断するためのコンピュータが実行可能なプロ
    グラムコードと、 この判断によって前記有効性が否定された場合に、前記
    対象ブロックの交流成分の予測誤差の演算を省略して、
    当該交流成分を符号化するためのコンピュータが実行可
    能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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