JPH1188888A - 動きベクトル予測符号化方法および動きベクトル復号方法、予測符号化装置および復号装置、並びに、動きベクトルの予測符号化プログラムおよび復号プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

動きベクトル予測符号化方法および動きベクトル復号方法、予測符号化装置および復号装置、並びに、動きベクトルの予測符号化プログラムおよび復号プログラムを記録した記録媒体

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JPH1188888A
JPH1188888A JP17929698A JP17929698A JPH1188888A JP H1188888 A JPH1188888 A JP H1188888A JP 17929698 A JP17929698 A JP 17929698A JP 17929698 A JP17929698 A JP 17929698A JP H1188888 A JPH1188888 A JP H1188888A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動きベクトルの発生符号量を抑え、また、動
きベクトル予測の効率を向上させることができる動きベ
クトル予測符号化方法および動きベクトル復号方法、予
測符号化装置および復号装置、並びに、動きベクトルの
予測符号化プログラムおよび復号プログラムを記録した
記録媒体を提供すること。 【解決手段】 符号化対象小ブロックの動き補償モード
がグローバル動き補償方法で、符号化済み小ブロックの
符号化モードがフレーム間符号化モードで動き補償モー
ドがグローバル動き補償方法の場合、グローバル動きベ
クトルから符号化済み小ブロックの画素毎に平行移動動
きモデルの動きベクトルを求める(ステップS1〜S
5)。次に符号化済み小ブロックの画素毎の動きベクト
ルから代表動きベクトルを算出し(ステップS6)予測
ベクトルとする。最後に動きベクトルの成分毎に予測誤
差を算出し予測誤差を符号化する(ステップS7,S
8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画像符号化の
動き補償フレーム間予測に用いられる動きベクトルの予
測符号化方法および復号方法、予測符号化装置および復
号装置、並びに、動きベクトルの予測符号化プログラム
および復号プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、動画像符号化において、時間
方向の冗長性を削減するために、符号化済みのフレーム
を予測信号とするフレーム間予測符号化が知られてい
る。この時間方向予測の予測効率を高めるため、動き補
償を行った画像信号を予測信号として予測を行う動き補
償フレーム間予測方法が用いられる。動き補償に用いる
動きベクトルは、想定している動きモデルに応じて、そ
の成分の数や種類が異なる。例えば、平行移動のみの動
きモデルを想定した場合、その動きベクトルは、水平移
動成分と垂直移動成分からなる。また、平行移動に加え
て拡大や縮小を考慮した動きモデルの動きベクトルは、
水平/垂直移動成分と拡大縮小成分の3つからなる。
【0003】通常、動き補償は、1画面を複数に分割し
た小ブロックなどの分割領域単位で行うため、それぞれ
の分割領域は、個別の動きベクトルをもっている。それ
ら各動きベクトルは、隣接した分割領域同士における近
傍領域間の相関が高いことが知られている。そこで、符
号化対象領域の近傍領域の動きベクトルから符号化対象
領域の動きベクトルを予測し、その予測誤差を可変長符
号化することで動きベクトルの冗長性を削減する手法が
用いられる。
【0004】また、動画像符号化方式ISO/IEC
11172−2(MPEG−1)では、符号化対象画像
を複数の小ブロックに区切り、各小ブロック単位で動き
補償を行い、符号化の対象となる小ブロック(以下、符
号化対象小ブロックという)の、符号化済みの小ブロッ
クの動きベクトルから、符号化対象小ブロックの動きベ
クトルを予測している。
【0005】上述したMPEG−1では、補償できる動
きは平行移動のみである。MPEG−1の様に動きベク
トルの成分が少ない単純な動きモデルでは、動きが補償
できないことがある。そこで、動きベクトルの成分の数
が多い、より複雑な動きモデルに対応した動き補償方法
を用いることで、フレーム間の予測効率を向上させるこ
とができる。ただし、その様な動き補償方法を用いて複
雑な動きモデルに対して各小ブロックの動き補償を行う
と、動きベクトルを符号化する際に発生する符号量が増
加してしまう。
【0006】したがって、その様な場合、符号量の増加
を避けるために、従来より、複数の動き補償方法の中か
ら、符号化対象小ブロックの予測誤差が最小となる動き
補償方法を選択して動きベクトルの符号化を行う方法が
知られている。ここで、そのような符号化方法の例とし
て、平行移動モデルと、平行移動+拡大/縮小モデル
の、異なる2種類の動きモデルをそれぞれ想定した2つ
の動き補償方法をもち、いずれか一方の動き補償方法を
選択して符号化を行う符号化方法をあげる。
【0007】ここで、図9(a)および(b)に、それ
ぞれ、平行移動動きモデルと、平行移動+拡大/縮小動
きモデルの例を示す。図9(a)に示す平行移動動きモ
デルは、被写体の動きを平行移動成分(x,y)で表現
する動きモデルである。また、図9(b)に示す平行移
動+拡大/縮小動きモデルは、被写体の動きを平行移動
成分(x,y)だけでなく、被写体の拡大または縮小し
た量を示すパラメータzを加えて、(x,y,z)で表
現する動きモデルである。図9(b)に示す平行移動+
拡大/縮小動きモデルの例では、動きベクトルのパラメ
ータzは、縮小を表す値となる。
【0008】よって、平行移動モデルの動きベクトル
は、
【数1】 で表され、また、平行移動+拡大/縮小モデルの動きベ
クトルは、
【数2】 で表される。なお、上記の各式において、xは水平方向
成分、yは垂直方向成分、zは拡大縮小成分である。ま
た、動き補償を行う単位は小ブロックとし、予測効率に
応じて小ブロック毎に動き補償方法を切り替え、動きベ
クトルの予測は、符号化済み小ブロックの動きベクトル
から行うものとする。
【0009】また、符号化済み小ブロックに対する動き
補償方法と、符号化対象小ブロックの動き補償方法が同
じ場合、次式により動きベクトルの予測誤差を算出す
る。
【0010】 ・平行移動モデルの場合、 d1x,y=v1x,y(i)−v1x,y(i−1) ……(1) ・平行移動+拡大/縮小モデルの場合、 d2x,y,z=v2x,y,z(i)−v2x,y,z(i−1) ……(2)
【0011】ここで、v1x,y(i)とv2x,y,z(i)
は、符号化対象小ブロックの動きべクトルの成分、v1
x,y(i−1)とv2x,y,z(i−1)は、1フレーム前
の小ブロックの動きベクトルの成分である。
【0012】上記のように、動きベクトルの予測誤差d
x,yとdx,y,zを算出して符号化し、復号側に伝送する。
なお、各小ブロックのサイズなどが異なる動き補償方法
であっても、動きモデルが同じであれば同様の動きベク
トル予測符号化を行う。
【0013】また、符号化済み小ブロックの動き補償方
法と、符号化対象小ブロックの動き補償方法とが異なる
場合、および、フレーム内符号化の場合は、各成分の予
測値を0とし、符号化対象小ブロックの動きベクトルの
各成分をそのまま復号側に伝送する。
【0014】このような符号化方法によれば、動き補償
フレーム間予測符号化における動きベクトルの冗長性を
削減でき、よって、動きベクトルの発生符号量を抑える
ことができる。
【0015】一方、上述した符号化方法により符号化さ
れた動きベクトルの復号は、次式に示すように、符号化
データ列から予測誤差を取り出し、復号済み小ブロック
の動きベクトルと予測誤差を加えて復号対象小ブロック
の動きべクトルを復号する。
【0016】 ・平行移動モデルの場合、 v1x,y(i)=v1x,y(i−1)+d1x,y ……(3) ・平行移動+拡大/縮小モデルの場合、 v2x,y,z(i)=v2x,y,z(i−1)+d2x,y,z ……(4)
【0017】ここで、v1x,y(i)とv2x,y,z(i)
は復号対象小ブロックの動きベクトルの成分、v1x,y
(i−1)とv2x,y,z(i−1)は、復号済み小ブロ
ックの動きベクトルの成分である。
【0018】また、1999年1月の国際規格化を目指
して作業を進めているIS0/IEC 14496−2
(MPEG−4)の検証モデルにも、同様の動き補償方
法が採用されている。MPEG−4では、カメラのパニ
ング、チルトやズームに起因する画面全体の動きを予測
するグローバル動き補償が採用されている(MPEG Vide
o Group,”MPEG-4 Video Verification Model Versio
n 7.0,”IS0/IEC JTC1/SC29/WG11N1682,April,199
7.)。以下、グローバル動き補償を用いた符号化器の
構成および処理の流れを図11により簡単に説明する。
【0019】始めに、符号化対象画像31はグローバル
動き検出器34に入力され、ここで画面全体に対するグ
ローバル動きパラメータ35が求められる。MPEG−
4では、動きモデルに射影変換やアフィン変換を用いる
ことができる。現在の点の座標を(x,y)、対応点の
座標を(x’,y’)とした時、射影変換は以下の式
(5),(6)で表される。
【0020】 x’=(ax+by+tx)/(px+qy+s) ……(5) y’=(cx+dy+ty)/(px+qy+s) ……(6)
【0021】一般にはs=1としたものも射影変換と呼
ばれることが多い。射影変換は二次元変換の一般表現で
あり、p=q=0、s=1とした、以下に示す式
(7),(8)がアフィン変換である。
【0022】x’=ax+by+tx ……(7) y’=cx+dy+ty ……(8)
【0023】以上の式において、tx,tyはそれぞれ
水平、垂直方向の平行移動量を表す。パラメータaは水
平方向の拡大/縮小または反転を表現し、パラメータd
は垂直方向の拡大/縮小または反転を表現する。また、
パラメータbは水平方向のせん断、パラメータcは垂直
方向のせん断を表す。さらに、a=cosθ、b=si
nθ、c=−sinθ、d=cosθの場合は角度θの
回転を表す。なお、a=d=1で、かつ、b=c=0の
場合は従来の平行移動モデルと等価である。
【0024】以上のように、動きモデルにアフィン変換
を用いることにより、平行移動、拡大/縮小、反転、せ
ん断、回転等の様々な動きと、これらの自在な組み合わ
せを表現できる。パラメータ数が8または9の射影変換
ではさらに複雑な動きや変形を表現し得る。
【0025】さて、グローバル動き検出器34で求めら
れたグローバル動きパラメータ35は、フレームメモリ
32に蓄積された参照画像33と共にグローバル動き補
償器36に入力される。グローバル動き補償器36は、
グローバル動きパラメータ35から求められる画素毎の
動きベクトルを参照画像33に作用させ、グローバル動
き補償予測画像37を生成する。
【0026】一方、フレームメモリ32に蓄積された参
照画像33は、入力画像31と共にローカル動き検出器
38に入力される。ローカル動き検出器38では、16
画素×16ラインのマクロブロック毎に、入力画像31
と参照画像33との間の動きベクトル39を検出する。
ローカル動き補償器40は、マクロブロック毎の動きベ
クトル39と参照画像33からローカル動き補償予測画
像41を生成する。これは従来のMPEG等で用いられ
ている動き補償方法そのものである。
【0027】次に、符号化モード選択器42では、グロ
ーバル動き補償予測画像37とローカル動き補償予測画
像41のうち、入力画像31との誤差が小さくなる方を
マクロブロック毎に選択する。グローバル動き補償が選
択されたマクロブロックでは、ローカル動き補償を行わ
ないため、動きベクトル39は符号化されない。符号化
モード選択器42で選択された予測画像43は減算器4
4に入力され、入力画像31と予測画像43と間の差分
画像45はDCT部46でDCT係数47に変換され
る。
【0028】次に、DCT係数47は、量子化器48で
量子化インデックス49に変換される。量子化インデッ
クス49は量子化インデックス符号化器57、符号化モ
ード選択情報56は符号化モード符号化器58、動きベ
クトル39は動きベクトル符号化器59、グローバル動
きパラメータ35はグローバル動きパラメータ符号化器
60で個別に符号化された後、多重化されて符号化器出
力となる。
【0029】また、復号器と同じ復号画像を符号化器内
でも得るため、量子化インデックス49は、逆量子化器
50にて量子化代表値51に戻され、さらに逆DCT部
52で差分画像53に逆変換される。差分画像53と予
測画像43は加算器54で加算され、局部復号画像55
となる。この局部復号画像55はフレームメモリ32に
蓄積され、次のフレームの符号化時に参照画像として用
いられる。
【0030】次に、対応するMPEG−4復号器の動作
を図12により説明する。多重化された符号化ビットス
トリームは分離され、個々に復号される。量子化インデ
ックス復号器61では量子化インデックス49を、符号
化モード復号器62では符号化モード選択情報56を、
動きベクトル復号器63では動きベクトル39を、グロ
ーバル動きパラメータ復号器64ではグローバル動きパ
ラメータ35を復号する。
【0031】フレームメモリ68に蓄積された参照画像
33は、グローバル動きパラメータ35と共にグローバ
ル動き補償器69に入力され、グローバル動き補償画像
37が生成される。また、参照画像33は、動きベクト
ル39と共にローカル動き補償器70に入力され、ロー
カル動き補償予測画像41が生成される。符号化モード
選択情報56は切り替え器71を動作させ、マクロブロ
ック毎にグローバル動き補償画像37かローカル動き補
償画像41のいずれかを予測画像43として出力する。
【0032】一方、量子化インデックス49は、逆量子
化器65にて量子化代表値51に戻され、さらに逆DC
T部66で差分画像53に逆変換される。差分画像53
と予測画像43は加算器67で加算され、局部復号画像
55となる。この局部復号画像55はフレームメモリ6
8に蓄積され、次のフレームの符号化時に参照画像とし
て用いられる。
【0033】上述したMPEG−4におけるグローバル
動き補償予測方法は、グローバル動き補償による予測画
像とローカル動き補償による予測画像のうち、マクロブ
ロック毎に予測誤差の小さい方を選択し、フレーム全体
の予測効率を高めるものである。また、グローバル動き
補償が選択されたマクロブロックでは、動きベクトルを
符号化しないため、従来動きベクトルの符号化に要して
いた符号量を削減することができる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、動き
モデルが異なる複数の動き補償方法を切り替える符号化
方法では、異なる動きモデルの動きベクトル間の予測は
行っていない。これは、例えば、平行移動動きモデルを
想定した動き補償方法と、平行移動+拡大/縮小動きモ
デルを想定した動き補償方法とを切り替える符号化方法
について考えた場合、両者の動きベクトルにおけるパラ
メータ数の違いから、単なる差分によって平行移動+拡
大/縮小動きモデルの動きベクトルから平行移動動きモ
デルの動きベクトルの予測をすることができないためで
ある。
【0035】しかし、動きモデルが異なることで、動き
ベクトルに冗長性がないとは言えない。そこで、平行移
動動きモデルの動きベクトルと、平行移動+拡大/縮小
動きモデルの動きベクトルの間の相関について、図10
に示す動きベクトルを参照して考える。図10におい
て、符号化対象小ブロックBoaとBobの動き補償を行う
にあたり、符号化対象小ブロックBoaは、参照フレーム
に含まれる小ブロックBraを参照して、平行移動動きモ
デルを想定した動き補償方法により動き補償を行い、符
号化対象小ブロックBobは、参照フレームに含まれる小
ブロックBrbを参照して、平行移動+拡大/縮小動きモ
デルを想定した動き補償方法により動き補償を行うもの
とする。
【0036】この場合、図10の動きベクトル
【数3】 は平行移動動きモデル、
【数4】 は平行移動+拡大/縮小動きモデルとなる。この時、符
号化対象小ブロックBobの動き補償では、参照フレーム
に含まれる小ブロックBrbを拡大して参照している。し
たがって、図10に示す動きベクトル
【外1】 では、平行移動成分がほぼ同じ値となり、冗長性がある
ことを示している。
【0037】しかしながら従来の方法では、ある動きモ
デルの動きベクトルから、その動きベクトルとは異なる
動きモデルの動きベクトルを予測していないため、動き
モデルが異なる動きベクトル間における冗長性を削減で
きなかった。
【0038】また、前述したMPEG−4では、動きベ
クトルを効率良く符号化するため、予測符号化が用いら
れている。例えば、図11の動きベクトル符号化器59
の動作は次のようになっている。すなわち、図13に示
すように、現在ブロックのベクトルMVは、左ブロック
の動きベクトルMV1、真上ブロックの動きベクトルM
V2、右斜め上ブロックのMV3の3つを参照し、これ
らの中央値(メディアン)を予測値としている。現左ブ
ロックのベクトルMVの予測値をPMVとすると、PM
Vは次式(7)で定義される。 PMV=median(MV1,MV2,MV3) ……(9)
【0039】ただし、参照ブロックがフレーム内符号化
モードの場合には動きベクトルが存在しないので、該当
位置のベクトル値を0として中央値を求める。また、参
照ブロックがグローバル動き補償で予測されている場合
にも動きベクトルが存在しないので、該当位置のベクト
ル値を0として中央値を計算する。たとえば、左ブロッ
クがローカル動き補償、真上ブロックがグローバル動き
補償、右斜め上ブロックがフレーム内の場合、MV2=
MV3=0とする。また、3つの参照ブロックが全てグ
ローバル動き補償の場合、MV1=MV2=MV3=0
となり、これらの中央値も0であるので予測値は0とな
る。この場合、現在ブロックの動きベクトルは予測符号
化しないことと等価であり、符号化効率が低下してしま
う。
【0040】また、MPEG−4では、ローカル動きベ
クトルの大きさの範囲(レンジ)として[表1]の7通
りが定義されており、それぞれfcodeというビット
ストリーム中の符号語でどのレンジを用いたかを復号器
に指示する。
【表1】
【0041】ところが、MPEG−4におけるグローバ
ル動きパラメータは−2048〜+2047.5の広い
範囲を取り得るため、グローバル動きベクトルから求め
られる動きベクトルも−2048〜+2047.5の値
を取り得る。しかし、ローカル動きベクトルのレンジは
それよりも小さく、予測が大きくはずれる場合が起こ
る。例えば、fcode=3で、現在ブロックの動きベ
クトルが(Vx,Vy)=(+48,+36.5)、グロ
ーバル動きベクトルから求められた予測べクトルが(P
Vx,PVy)=(+102,+75)の場合、予測誤差
は(MVDx,MVDy)=(−54,−38.5)とな
り、その絶対値は元の(Vx,Vy)より大きくなってし
まう。予測誤差(MVDx,MVDy)に割り当てられる
符号語の語長は、絶対値が小さいほど短い。したがっ
て、動きベクトル予測により符号量が逆に増大してしま
うという欠点があった。
【0042】よって、本発明の目的は、動きベクトルの
発生符号量を抑え、動きベクトル予測の効率を向上させ
る動きベクトル予測符号化方法および動きベクトル復号
方法、予測符号化装置および復号装置、並びに、動きベ
クトルの予測符号化プログラムおよび復号プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供す
ることにある。
【0043】
【課題を解決するための手段】本発明の動きベクトル予
測符号化方法、予測符号化装置、および、コンピュータ
で読取可能な記録媒体に記録された動きベクトルの予測
符号化プログラムは、符号化対象フレームを小ブロック
に分割し、符号化対象小ブロック毎に複数の動き補償方
法から1つの動き補償方法を選択可能な動きベクトル予
測符号化方法において、符号化対象小ブロックの動きベ
クトルを符号化済み小ブロックの動きベクトルから予測
する際、符号化対象小ブロックの動きベクトルと符号化
済み小ブロックの動きベクトルの動きモデルが異なる場
合、予測に用いる符号化済み小ブロックの動きベクトル
を、符号化対象小ブロックの動き補償方法で用いられる
動きベクトルの動きモデルに変換して予測ベクトルを算
出し、符号化対象小ブロックの動きベクトルの予測を行
い、動きベクトルの予測誤差を符号化する。
【0044】また、上記の動きベクトル予測符号化方法
により符号化された動きベクトルを復号する復号方法、
復号装置、および、コンピュータで読取可能な記録媒体
に記録された動きベクトルの復号プログラムは、復号対
象小ブロックの動きベクトルと復号済み小ブロックの動
きベクトルの動きモデルが異なる場合、復号済み小ブロ
ックの動きベクトルを復号対象小ブロックの動きベクト
ルの動きモデルに変換し、変換した復号済み小ブロック
の動きベクトルから予測ベクトルを求め、予測ベクトル
に予測誤差を加算して動きべクトルを復号する。
【0045】また、動き補償方法には、前述したよう
に、グローバル動き補償(複数の領域の大局的な動きを
補償する大局動き補償方法)と、ローカル動き補償(各
領域毎の局所的な動きを補償する局所的動き補償方法)
とがある。グローバル動き補償では、複数の領域の大局
的な動きを表す動きベクトルを伝送し、ローカル動き補
償では、各領域毎に動きベクトルを伝送する。
【0046】そこで、本発明の他の動きベクトル予測符
号化方法、予測符号化装置、および、コンピュータで読
取可能な記録媒体に記録された動きベクトルの予測符号
化プログラムでは、符号化対象小ブロック毎にグローバ
ル動き補償とローカル動き補償を切り替え可能な符号化
方法において、符号化対象小ブロックの動きベクトルを
符号化済み小ブロックの動きベクトルから予測する際、
符号化対象小ブロックと予測に用いる符号化済み小ブロ
ックの動き補償方怯が異なる場合、予測に用いる符号化
済み小ブロックの動きベクトルを、符号化対象小ブロッ
クの動き補償方法で用いられる動きベクトルの形式に変
換して予測ベクトルを算出し、符号化対象小ブロックの
動きベクトルの予測を行い、動きベクトルの予測誤差を
符号化する。
【0047】また、上記の動きベクトル予測符号化方
法、予測符号化装置、および、コンピュータで読取可能
な記録媒体に記録された動きベクトルの予測符号化プロ
グラムで動きベクトルを符号化する際、符号化対象小ブ
ロックの動き補償方法がローカル動き補償で、予測に用
いる符号化済み小ブロックの動き補償方法がグローバル
動き補償である場合、大局的な動きベクトルから符号化
済み小ブロックの局所的な動きベクトルを算出し、符号
化対象小ブロックの動きベクトルの予測を行い動きベク
トルの予測誤差を符号化する。
【0048】また、ローカル動き補償が選択された符号
化対象小ブロックの動きベクトルをグローバル動きパラ
メータから予測するにあたり、該予測ベクトルの大きさ
が予め規定された範囲を超える場合に、該予測ベクトル
をその予め規定された範囲内にクリップする。もしく
は、ローカル動き補償が選択されたブロックの動きベク
トルをグローバル動きパラメータから予測するにあた
り、該予測ベクトルの大きさが予め規定された範囲を超
える場合に、該予測ベクトルを0とする。
【0049】一方、上述した一連の動きベクトル予測符
号化方法、予測符号化装置、および、コンピュータで読
取可能な記録媒体に記録された動きベクトルの予測符号
化プログラムにより符号化された動きベクトルを復号す
る、復号方法、復号装置、および、コンピュータで読取
可能な記録媒体に記録された復号プログラムでは、ま
ず、復号対象小ブロックの動き補償方法と復号済み小ブ
ロックの動き補償方法が異なる場合、復号済み小ブロッ
クの動きベクトルの形式を復号対象小ブロックの動きベ
クトルの形式に変換し、復号対象小ブロックの動きベク
トルの予測べクトルを求め、予測ベクトルに予測誤差を
加算して動きベクトルを復号する。
【0050】また、復号対象小ブロックの動き補償方法
が局所的動き補償であり、予測に用いる復号済み小ブロ
ックの動き補償方法が大局的動き補償である場合、大局
的な動きベクトルから復号済み小ブロックの局所的な動
きベクトルを算出し、復号対象小ブロックの動きベクト
ルの予測ベクトルを求め、予測ベクトルに予測誤差を加
算して動きベクトルを復号する。
【0051】そして、上記の動きベクトル符号化または
復号方法、予測符号化装置または復号装置、もしくは、
動きベクトルの予測符号化プログラムまたは復号プログ
ラムにおいて、小ブロックの任意の動きモデルの動きベ
クトルを平行移動動きモデルの動きベクトルに変換する
際、小ブロック内の画素毎に求まる平行移動動きモデル
の動きベクトルから、該小ブロックの代表動きベクトル
を算出する。また、上記の代表動きベクトルを算出する
際、小ブロック内の画素毎の平行移動動きモデルの動き
ベクトルの各成分について、統計的に算出される値(平
均値、中間値、中央値、最頻値、最大値、最小値)を代
表動きベクトルの各成分の値とする。
【0052】さらに、復号する際、グローバル動きパラ
メータから求められるローカル動きベクトルの予測値
が、予め規定された範囲を超える場合に、該予測ベクト
ルをその予め規定された範囲内にクリップする。もしく
は、グローバル動きパラメータから求められるローカル
動きベクトルの予測値が、予め規定された範囲を超える
場合に、該予測ベクトルを0とする。
【0053】本発明の動きベクトル予測符号化方法およ
び復号方法、予測符号化装置および復号装置、並びに、
動きベクトルの予測符号化プログラムおよび復号プログ
ラムによれば、動きモデルが異なる動きベクトル間での
動きベクトルの予測が可能となり、また、グローバル動
き補償とローカル動き補償間の動きベクトルについても
動きベクトルの予側が可能となるため、動きべクトルの
発生符号量を低減できる。
【0054】また、グローバル動きパラメータから得ら
れる予測ベクトルが、ローカル動きベクトルのレンジを
超えた場合にその最小値または最大値にクリップするた
め、たとえば、fcode=3(動きベクトルのレンジ
は−64〜+63.5画素)で、現在ブロックの動きベ
クトルが(Vx,Vy)=(+48,+36.5)、グロ
ーバル動きパラメータから求められた予測ベクトルが
(PVx,PVy)=(+102,+75)の場合、予測
ベクトルは(PVx,PVy)=(+63.5,+63.
5)にクリップされる。予測誤差(MVDx,MVDy
=(−15.5,−27)となり、従来の方法の(−5
4,−38.5)に比べ絶対値は小さくなる。動きベク
トルの差分に割り当てられる符号語は、絶対値が小さい
ほど短い語長であるので、トータルの符号量は削減する
ことができる。
【0055】また、予測ベクトルを0クリアしてしまう
方法の場合、たとえば、fcode=3(動きベクトル
のレンジは−64〜+63.5画素)で、現在ブロック
の動きベクトルが(Vx,Vy)=(+48,+36.
5)、グローバル動きパラメータから求められた予測ベ
クトルが(PVx,PVy)=(+102,+75)の場
合、予測ベクトルは(PVx,PVy)=(0,0)にク
リアされる。予測誤差は(MVDx,MVDy)=(+4
8,+36.5)となり、クリップ方式の(−15.
5,−27)よりは絶対値が大きくなるものの、従来の
方法の(−54,−38.5)に比べ絶対値は小さくな
る。
【0056】さらに他の例として、fcode=1(動
きベクトルのレンジは−16〜+15.5画素)で、現
在ブロックの動きベクトルが(Vx,Vy)=(+3,+
1.5)、グローバル動きパラメークから求められた予
測ベクトルが(PVx,PVy)=(+102,+75)
の場合を考える。クリップ方式では、予測ベクトルは
(PVx,PVy)=(+15.5,+15.5)とな
り、予測誤差(MVDx,MVDy)=(−12.5,−
14)となる。一方、0クリア方式では、予測ベクトル
は(PVx,PVy)=(0,0)となり、予測誤差(M
VDx,MVDy)=(+3,+1.5)となる。この例
では、クリップ方式よりも0クリア方式の方が、絶対値
を小さくすることができる。
【0057】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、グロ
ーバル動き補償方法(GMC)とローカル動き補償方怯
(LMC)を小ブロック毎に切り替え可能とする。グロ
ーバル動き補償方法の動きモデルは、平行移動および拡
大/縮小を考慮した動きモデルとし、ローカル動き補償
方法の動きモデルは、平行移動動きモデルを用いる。
【0058】また、グローバル動き補償方法は、小ブロ
ック毎に動きベクトルをもたないので、動きベクトルの
予測を行うのは、ローカル動き補償に用いる動きベクト
ルとする。動きベクトルの予測を行う際、動きベクトル
の形式は、平行移動動きモデルの動きベクトルに変換す
る。グローバル動き補償の動きベクトルを平行移動動き
モデルの動きベクトルに変換する際、小ブロックの代表
ベクトルを算出する。小ブロックの代表ベクトルの算出
は、小ブロックの画素毎に算出される動きベクトルの平
均値とする。小ブロックのサイズはM×N画素とする。
【0059】[第1の実施形態]
【0060】(1)動きベクトル予測符号化方法および
復号方法:次に、本発明の第1の実施形態における動き
ベクトル予測符号化方法および復号方法について、図1
および図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0061】(1−1)動きベクトル予測符号化方法:
まず、図1のステップS1において、符号化対象小ブロ
ックの動き補償モードを判定する。ここで、符号化対象
小ブロックの動き補償モードがGMCであった場合、動
きベクトルの予測符号化は行わず、動きベクトル符号化
処理を終了する。
【0062】一方、ステップS1において、符号化対象
小ブロックの動き補償モードがLMCであった場合は、
ステップS2へ進み、符号化済み小ブロックの符号化モ
ードを判定する。符号化済み小ブロックの符号化モード
がフレーム内符号化モードと判定された場合は、ステッ
プS3へ進み、予測ベクトルvpを0、すなわち、vp
=(0,0)とした後、ステップS7(後述する)へ進
む。
【0063】また、ステップS2において、符号化済み
小ブロックの符号化モードがフレーム間符号化モードと
判定された場合は、ステップS4へ進み、符号化済み小
ブロックの動き補償モードを判定する。そして、符号化
済み小ブロックの動き補償モードがLMCと判定された
場合、小ブロックの動きベクトルvi-1=(xi-1,y
i-1)を予測ベクトルvpとして、ステップS7へ進
む。
【0064】一方、ステップS4において、符号化済み
小ブロックの動き補償モードがGMCと判定された場合
は、ステップS5へ進み、そのグローバル動きベクトル
GMV=(X,Y,Z)から、符号化済み小ブロックの
画素毎の平行移動動きモデルの動きベクトルv
i-1(m,n)=(xi-1(m,n),yi-1(m,
n))を求める。ここで、m,nは、小ブロック内の画
素の位置を表す。
【0065】そして、ステップS6へ進み、ステップ1
5において求められた、符号化済み小ブロックの画素毎
の動きベクトルvi-1(m,n)から、代表動きベクト
ルを算出し、予測ベクトルvp=(xvp,yvp)とす
る。ここで、代表動きベクトルは、画素毎の動きベクト
ルvi-1(m,n)の平均値から算出する。
【0066】
【数5】
【0067】次にステップS7へ進み、以下の式によ
り、動きベクトルの成分毎に符号化対象小ブロックの動
きベクトルvi=(xi,yi)と、予測ベクトルvpと
から、予測誤差dxiおよびdyiを算出する。すなわ
ち、 dxi=xi−xvp ……(12); dyi=yi−yvp ……(13)
【0068】なお、ステップS2で、符号化済み小ブロ
ックの符号化モードがフレーム内符号化モードと判定さ
れた場合は、ステップS3で予測ベクトルvp=(0,
0)となるので、予測誤差dxi,dyiは、 dxi=xi−0 ……(14); dyi=yi−0 ……(15) となる。
【0069】また、ステップS4で、符号化済み小ブロ
ックの動き補償モードがLMCと判定された場合、符号
化済み小ブロックの動きベクトルvi-1=(xi-1,y
i-1)が予測ベクトルvpとされるので、予測誤差d
i,dyiは、 dxi=xi−xi-1 ……(16); dyi=yi−yi-1 ……(17) となる。
【0070】次にステップS8へ進み、ステップS7で
算出された予測誤差dxiおよびdyiを、可逆符号化
(例えばハフマン符号化等)し、動きベクトル符号化処
理を終了する。
【0071】(1−2)動きベクトル復号方法:次に、
図2を参照して上述した符号化方法により符号化された
動きベクトルの復号方法について説明する。
【0072】まず、ステップS11において、復号対象
小ブロックの動き補償モードを判定する。ここで、復号
対象小ブロックの動き補償モードがGMCと判定された
場合は、動きベクトルの予測符号化が行われていないも
のとして、復号処理を終了する。
【0073】一方、復号対象小ブロックの動き補償モー
ドがLMCと判定された場合は、ステップS12へ進
み、可逆符号化された予測誤差dxiおよびdyiを復号
する。
【0074】そして、ステップS13へ進み、復号済み
小ブロックの符号化モードを判定する。ここで、復号済
み小ブロックの符号化モードが、フレーム内符号化モー
ドであると判定された場合、ステップS14で、予測ベ
クトルをvp=(0,0)として、ステップS18(後
述する)へ進む。
【0075】また、ステップS13で、復号済み小ブロ
ックの符号化モードが、フレーム間符号化モードである
と判定された場合は、ステップS15へ進み、復号済み
小ブロックの動き補償モードを判定する。そして、復号
済み小ブロックの動き補償モードがLMCと判定された
場合は、復号済み小ブロックの動きベクトルvi-1
(xi-1,yi-1)を予測ベクトルvpとして、ステップ
S18へ進む。
【0076】一方、ステップS15で、復号済み小ブロ
ックの動き補償モードがGMCと判定された場合は、ス
テップS16へ進み、グローバル動きベクトルGMV=
(X,Y,Z)から、復号済み小ブロックの画素毎に平
行移動動きモデルの動きベクトルvi-1(m,n)=
(xi-1(m,n),yi-1(m,n))を求める。ここ
で、m,nは、小ブロック内の画素の位置を表す。
【0077】そして、ステップS17へ進み、復号済み
小ブロックの画素毎の動きベクトルVi-1(m,n)か
ら代表動きベクトルを算出し、予測ベクトルvp=(x
vp,yvp)とする。ここで、代表動きベクトルは、画素
毎の動きベクトルvi-1(m,n)の平均値から算出す
る。
【0078】
【数6】
【0079】次にステップS18へ進み、予測ベクトル
vpの各成分xvpおよびyvpと、予測誤差dxiおよび
dyiとをそれぞれ加算し、復号対象小ブロックの動き
ベクトルvi=(xii)を算出する。すなわち、 xi=xvp+dxi ……(20); yi=yvp+dyi ……(21)
【0080】なお、ステップS13で、復号済み小ブロ
ックの符号化モードがフレーム内符号化モードと判定さ
れた場合は、ステップS14で予測ベクトルvp=
(0,0)となるので、復号対象小ブロックの動きベク
トルvi=(xii)は、 xi=0+dxi ……(22); yi=0+dyi ……(23) となる。
【0081】また、ステップS15で、復号済み小ブロ
ックの動き補償モードがLMCと判定された場合、復号
済み小ブロックの動きベクトルvi-1=(xi-1
i-1)が予測ベクトルvpとされるので、復号対象小
ブロックの動きベクトルvi=(xii)は、 xi=xi-1+dxi ……(24); yi=yi-1+dyi ……(25) となる。
【0082】そして、ステップS18の処理が終わると
動きベクトル復号処理を終了する。
【0083】なお、上述した実施形態の図1のステップ
S6および図2のステップS17では、代表動きベクト
ルの算出を平均値で算出しているが、以下の統計量を用
いることもできる。ここでは、画素毎の動きベクトルの
成分xi-j(m,n),yi-1(m,n)の集合をそれぞ
れXi-1,Yi-1とする。
【0084】・最大値 代表動きベクトルは、次式から算出する。 xvp=max(Xi-1) ……(26); yvp=max(Yi-1) ……(27)
【0085】・最小値 代表動きベクトルは、次式から算出する。 xvp=min(Xi-1) ……(28); yvp=min(Yi-1) ……(29)
【0086】・中間値 代表動きベクトルは、次式から算出する。 xvp={max(Xi-1)+min(Xi-1)}/2 ……(30); yvp={max(Yi-1)+min(Yi-1)}/2 ……(31)
【0087】・最頻値動きベクトルの成分毎に度数分布
を調べ、最も度数の大きい値を代表動きべクトルの成分
とする。
【0088】・中央値 まず、動きベクトルの各成分を大小順に並べる。 xs1≦xs2≦………≦xsn-1≦xsn ……(32); ys1≦ys2≦………≦ysn-1≦ysn ……(33) ここで、nは小ブロックの画素数、xs,ysは画素毎
の動きベクトルの成分Xi-1,Yi-1を大小順に並べ替え
たものである。そして、代表動きべクトルは、並べ替え
た動きベクトルの成分の順番から算出する。すなわち、
【0089】−画素数nが奇数の場合 xvp=xs(n+1)/2 ……(34); yvp=ys(n+1)/2 ……(35) −画素数nが偶数の場合 xvp=(xsn/2+xsn/2+1)/2 ……(36); yvp=(ysn/2+ysn/2+1)/2 ……(37)
【0090】また、上述した実施形態において、符号化
済み小ブロックの動きベクトルとしては、直前に符号化
した小ブロックの動きベクトルを含め、符号化対象小ブ
ロックより以前に符号化した小ブロックであれば、その
動きベクトルを用いることも可能である。さらに、複数
の符号化済み小ブロックの動きベクトルから予測ベクト
ルを算出することも可能である。
【0091】(2)動きベクトル予測符号化装置および
復号装置:次に図3および図4を参照して、上述した動
きベクトル符号化方法および復号方法に従って、動きベ
クトルの符号化および復号を行う符号化装置および復号
装置について説明する。
【0092】(2−1)動きベクトル予測符号化装置 上述した動きベクトル符号化方法に従って動きベクトル
の符号化を行う符号化装置の構成を図3に示す。ここ
で、この図において、グローバル動きベクトルは1画面
に1回入力され、ローカル動きベクトルは、符号化対象
小ブロックがローカル補償の場合にのみ入力される。
【0093】まず、動きベクトルメモリ1は、入力され
た符号化対象小ブロックのローカル動きベクトルmvを
記憶し、次に符号化対象小ブロックのローカル動きベク
トルmvが入力されると、記憶しているローカル動きベ
クトルを、符号化済み小ブロックのローカル動きベクト
ルmvt-1 として出力する。
【0094】代表動きベクトル算出部2は、内部にメモ
リを有し、入力された符号化対象小ブロックの動き補償
方法がローカル動き補償であり、符号化済み小ブロック
の動き補償方法がグローバル動き補償の時、既に符号化
されたグローバル動きベクトルgmvを内部のメモリか
ら読み出し、そのグローバル動きベクトルgmvから上
記小ブロック毎に代表動きベクトルを算出し、次に符号
化対象小ブロックのローカル動きベクトルmvが入力さ
れた時に、符号化済み小ブロックの代表動きベクトルと
して出力する。
【0095】選択部3は、符号化対象小ブロックの動き
補償モード、符号化済み小ブロックの符号化モード、お
よび、符号化済み小ブロックの動き補償モードに応じ
て、動きベクトルメモリ1から出力される符号化済み小
ブロックの動きベクトルmvt- 1 、または、代表動きベ
クトル算出部2から出力される代表動きベクトルのいず
れか一方を出力するか、もしくは、双方のベクトルを選
択していない状態(以下、中立状態という)となって、
双方の動きベクトルを出力しない。
【0096】また、減算器4は、符号化対象小ブロック
のローカル動きベクトルmvt から、選択部3の出力を
減算し、予測誤差dmvt を出力する。動きベクトル符
号化部5は、減算器4から出力される予測誤差dmvt
を可変長符号化し、ローカル動きベクトル情報として出
力する。動きベクトル符号化部6は、グローバル動きベ
クトルgmvを可変長符号化し、グローバル動きベクト
ル情報として出力する。
【0097】上述した構成の符号化装置の動作について
説明する。まず、外部からグローバル動きベクトルが供
給された場合、供給されたグローバル動きベクトルgm
vは、代表動きベクトル算出部2および動きベクトル符
号化部6へそれぞれ入力される。そして、動きベクトル
符号化部6において、可変長符号化された後、外部へ出
力される。また、代表動きベクトル算出部2では、上記
グローバル動きベクトルgmvが内部のメモリに記憶さ
れる。
【0098】この時、外部からはローカル動きベクトル
が供給されず、また、選択部3は、供給された動きベク
トルがグローバル動きベクトルであることを認識して中
立状態となるため、動きベクトル符号化部5からローカ
ル動きベクトル情報が出力されることはない。
【0099】次に上述した処理が行われた後、外部から
ローカル動きベクトルmvt が供給されると、供給され
たローカル動きベクトルmvt は、動きベクトルメモリ
1および減算器4へそれぞれ入力される。また、この場
合、符号化対象小ブロックの動き補償方法がローカル動
き補償で、かつ、符号化済み小ブロックの動き補償方法
がグローバル動き補償となるので、代表動きベクトル算
出部2において、内部のメモリに記憶されているグロー
バル動きベクトルgmvから、符号化済み小ブロックの
画素毎に、平行移動動きモデルの動きベクトルv
t-1(m,n)=(xt -1(m,n),yt-1(m,
n))が求められる(図1,ステップS5の処理に相
当)。ここで、m,nは、小ブロック内の画素の位置を
表す。
【0100】そして、代表動きベクトル算出部2におい
て、求めた動きベクトルvt-1(m,n)から、代表動
きベクトルが算出され、符号化済み小ブロックの動きベ
クトルとして出力される(図1,ステップS6の処理に
相当)。ここで、代表動きベクトルは、画素毎の動きベ
クトルvt-1(m,n)の平均値から算出する。また、
選択部3は、符号化済み小ブロックの符号化モードを判
定し、フレーム内符号化モードであれば、中立状態とな
って何ら信号を出力せず(図1,ステップS3の処理に
相当)、供給されたローカル動きベクトルmvt は、そ
のまま減算器4を通過して(図1,ステップS7の処理
において、前述した(14)式,(15)式による演算
処理に相当)、動きベクトル符号化部5において可変長
符号化された後(図1,ステップS8の処理に相当)、
外部へ出力される。
【0101】一方、選択部3が、符号化済み小ブロック
の符号化モードがフレーム間符号化モードであると判定
した場合は、符号化済み小ブロックの動き補償モードを
判定する(図1,ステップS4の処理に相当)。ここで
は、符号化済み小ブロックの動き補償モードは、グロー
バル動き補償モードであるため、選択部3は、代表動き
ベクトル算出部2から出力された代表動きベクトルを選
択して減算器4へ出力する。
【0102】これにより、減算器4では、符号化対象小
ブロックから代表動きベクトルが減算され(図1,ステ
ップS7の処理において、前述した(12)式,(1
3)式による演算処理に相当)、その減算結果が予測誤
差dmvt として動きベクトル符号化部5へ出力され、
可変長符号化された後(図1,ステップS8の処理に相
当)、外部へ出力される。
【0103】次に、上述した処理が行われた後、外部か
らさらにローカル動きベクトルmv t が供給された場
合、供給されたローカル動きベクトルmvt は、動きベ
クトルメモリ1および減算器4へそれぞれ入力され、ま
た、動きベクトルメモリ1は、前回入力されたローカル
動きベクトルmvt-1 を出力する。
【0104】また、選択部3は、符号化済み小ブロック
の符号化モードを判定し、フレーム内符号化モードであ
れば、中立状態となって何ら信号を出力せず(図1,ス
テップS3の処理に相当)、供給されたローカル動きベ
クトルmvt は、そのまま減算器4を通過して(図1,
ステップS7の処理において、前述した(14)式,
(15)式による演算処理に相当)、動きベクトル符号
化部5において可変長符号化された後(図1,ステップ
S8の処理に相当)、外部へ出力される。
【0105】一方、選択部3が、符号化済み小ブロック
の符号化モードがフレーム間符号化モードであると判定
した場合は、符号化済み小ブロックの動き補償モードを
判定する(図1,ステップS4の処理に相当)。ここで
は、符号化済み小ブロックの動き補償モードが、ローカ
ル動き補償モードであるため、選択部3は、動きベクト
ルメモリ1から出力された符号化済みのローカル動きベ
クトルmvt-1 を、減算器4へ出力する。
【0106】これにより、減算器4では、符号化対象小
ブロックの動きベクトルmvt から符号化済みのローカ
ル動きベクトルmvt-1 が減算され(図1,ステップS
7の処理において、前述した(16)式,(17)式に
よる演算処理に相当)、その減算結果が予測誤差dmv
t として動きベクトル符号化部5へ出力され、可変長符
号化された後(図1,ステップS8の処理に相当)、外
部へ出力される。
【0107】(2−2)動きベクトル復号装置:次に前
述した動きベクトル復号方法に従って動きベクトルの復
号を行う復号装置の構成を図4に示す。この図におい
て、動きベクトル復号部10は、図3に示す動きベクト
ル予測符号化装置から出力されたグローバル動きベクト
ル情報を復号し、グローバル動きベクトルgmvとして
代表動きベクトル算出部12と、外部へ出力する。動き
ベクトル復号部11は、図3の動きベクトル予測符号化
装置から出力されたローカル動きベクトル情報を復号
し、予測誤差dmvt として加算器15へ出力する。
【0108】代表動きベクトル算出部12は、内部にメ
モリを有し、復号対象小ブロックの動き補償方法がロー
カル動き補償であり、復号済み小ブロックの動き補償方
法がグローバル動き補償の時、既に復号されたグローバ
ル動きベクトルgmvを内部のメモリから読み出し、そ
のグローバル動きベクトルgmvから上記小ブロック毎
に代表動きベクトルを算出し、次に動きベクトル復号部
11によってローカル動きベクトル情報が復号され予測
誤差dmvt が出力された時に、復号済み小ブロックの
代表動きベクトルとして出力する。
【0109】選択部13は、復号対象小ブロックの動き
補償モード、復号済み小ブロックの符号化モード、およ
び、復号済み小ブロックの動き補償モードに応じて、代
表動きベクトル算出部12から出力される代表動きベク
トル、または、動きベクトルメモリ14から出力される
復号済み小ブロックの動きベクトルmvt-1 のいずれか
一方を出力するか、もしくは、中立状態となって、いず
れの動きベクトルも出力しない。
【0110】動きベクトルメモリ14は、加算器15か
ら出力される復号した小ブロックのローカル動きベクト
ルmvを記憶する。そして、次に動きベクトル復号部1
1から予測誤差dmvt が出力されると、記憶している
ローカル動きベクトルを、復号済み小ブロックのローカ
ル動きベクトルmvt-1 として出力する。また、加算器
15は、動きベクトル復号部11から出力される予測誤
差dmvt に、選択部13の出力を加算し、ローカル動
きベクトルmvt として動きベクトルメモリ14および
外部へ出力する。
【0111】次に上述した構成の動きベクトル復号装置
の動作について説明する。まず、図3に示す動きベクト
ル予測符号化装置から、グローバル動きベクトル情報が
供給された場合、供給されたグローバル動きベクトル情
報は、動きベクトル復号部10でグローバル動きベクト
ルgmvに復号され、代表動きベクトル算出部12と、
外部とへそれぞれ出力される。これにより、代表動きベ
クトル算出部12において、上記グローバル動きベクト
ルgmvが内部のメモリに記憶される。
【0112】この時、図3の動きベクトル予測符号化装
置から、ローカル動きベクトル情報が供給されることは
なく、また、選択部13は、供給された動きベクトル情
報がグローバル動きベクトル情報であることを認識して
中立状態となるため、加算器15からローカル動きベク
トルmvt が出力されることはない。
【0113】次に上述した処理が行われた後、図3の動
きベクトル予測符号化装置からローカル動きベクトル情
報が供給されると、供給されたローカル動きベクトル情
報は、動きベクトル復号部11において予測誤差dmv
t に復号され(図2,ステップS12の処理に相当)、
加算器15へ出力される。また、この場合、復号対象小
ブロックの動き補償方法がローカル動き補償であり、復
号済み小ブロックの動き補償方法がグローバル動き補償
となるので、代表動きベクトル算出部12において、内
部に記憶されているグローバル動きベクトルgmvか
ら、復号済み小ブロックの画素毎に、平行移動動きモデ
ルの動きベクトル vt-1(m,n)=(x t-1(m,
n),yt-1(m,n))が求められる(図2,ステッ
プS16の処理に相当)。ここで、m,nは、小ブロッ
ク内の画素の位置を表す。
【0114】そして、この求めた動きベクトル v
t-1(m,n)から、代表動きベクトルが算出され、復
号済み小ブロックの動きベクトルとして出力される(図
2,ステップS17の処理に相当)。ここで、代表動き
ベクトルは、画素毎の動きベクトルvt-1(m,n)の
平均値から算出される。
【0115】また、この時、選択部13は、復号済み小
ブロックの符号化モードを判定し、フレーム内符号化モ
ードであれば、中立状態となって何ら信号を出力しない
(図2,ステップS14の処理に相当)。よって、復号
された予測誤差dmvt は、加算器15において何等加
算されることなく、そのままローカル動きベクトルmv
t として、動きベクトルメモリ14と外部とへ、それぞ
れ出力される(図2,ステップS18の処理において、
前述した(22)式,(23)式による演算処理に相
当)。
【0116】一方、選択部13が、復号済み小ブロック
の符号化モードがフレーム間符号化モードであると判定
した場合は、復号済み小ブロックの動き補償モードを判
定する(図2,ステップS15の処理に相当)。ここで
は、復号済み小ブロックの動き補償モードが、グローバ
ル動き補償モードであるため、選択部13は、代表動き
ベクトル算出部12から出力された代表動きベクトルを
選択して、加算器15へ出力する。
【0117】これにより、加算器15では、動きベクト
ル復号部11により復号された予測誤差dmvt と、代
表動きベクトルとが加算され(図2,ステップS12の
処理において、前述した(20)式,(21)式による
演算処理に相当)、その加算結果がローカル動きベクト
ルmvt として、動きベクトルメモリ14と外部とへ、
それぞれ出力される。
【0118】次に、上述した処理が行われた後、図3の
動きベクトル予測符号化装置からさらにローカル動きベ
クトル情報が供給された場合、動きベクトル復号部11
において予測誤差dmvt に復号されて、加算器15へ
出力される。そして、選択部13は、再び、復号済み小
ブロックの符号化モードを判定し、フレーム内符号化モ
ードであれば、中立状態となって何ら信号を出力せず
(図2,ステップS14の処理に相当)、復号された予
測誤差dmvt は、加算器15において何等加算される
ことなく、そのままローカル動きベクトルmvt とし
て、動きベクトルメモリ14と外部とへ、それぞれ出力
される(図2,ステップS18の処理において、前述し
た(22)式,(23)式による演算処理に相当)。
【0119】一方、選択部13で、復号済み小ブロック
の符号化モードがフレーム間符号化モードであると判定
された場合は、復号済み小ブロックの動き補償モードを
判定する(図2,ステップS15の処理に相当)。ここ
では、復号済み小ブロックの動き補償モードが、ローカ
ル動き補償モードであるため、選択部13は、動きベク
トルメモリ14から出力される復号済み小ブロックのロ
ーカル動きベクトルmvt-1 を、加算器15へ出力す
る。
【0120】これにより、加算器15では、動きベクト
ルメモリ14から出力された復号済み小ブロックのロー
カル動きベクトルmvt-1 と予測誤差mvt とが加算さ
れ(図2,ステップ28の処理において、前述した(2
4)式,(25)式による演算処理に相当)、その加算
結果がローカル動きベクトルmvt として動きベクトル
メモリ14と外部とへ、それぞれ出力される。
【0121】なお、図3,図4に示した動きベクトル予
測符号化装置および復号装置において、各代表ベクトル
算出部2,12で算出される代表動きベクトルとして
は、復号済み小ブロックの各画素毎における動きベクト
ルの平均値のみならず、(1−1)符号化方法および
(1−2)復号方法の項目で述べたように、最大値,最
小値,中間値,最頻値,中央値といった統計量を用いて
もよい。
【0122】[第2の実施形態]
【0123】(1)動きベクトル予測符号化方法および
復号方法:次に、本発明に係る動きベクトル予測符号化
方法および復号方法の、第2の実施形態について説明す
る。第2の実施形態における動きベクトル予測符号化方
法および復号方法が、上述した第1の実施形態と異なる
点は、グローバル動きパラメータから得られる予測ベク
トルが、ローカル動きベクトルのレンジを超えた場合、
その予測ベクトルを当該レンジの最小値または最大値に
クリップする処理を追加した点である。
【0124】(1−1)動きベクトル予測符号化方法:
以下、図5に示すフローチャートを参照して、第2の実
施形態における動きベクトル予測符号化方法について具
体的に説明する。図5は、第2の実施形態における動き
ベクトル予測符号化方法を示すフローチャートである。
この図において、図1に示す動きベクトル予測符号化方
法と同様の処理を行うステップについては、同一の符号
を付し、その詳しい説明を省略する。
【0125】図5に示す動きベクトル予測符号化方法
が、図1と異なる点は、ステップ16で代表動きベクト
ルを算出した後、この算出した代表動きベクトル値が予
め規定された範囲内にあるか否かを調べ、当該範囲を超
えた場合は、代表動きベクトルの値をクリッピングする
点である。
【0126】すなわち、第1の実施形態で説明したよう
に、ステップS1で符号化対象ブロックの動き補償モー
ドがローカル動き補償と判定され、ステップS2で符号
化済み小ブロックの符号化モードがフレーム間符号化と
判定され、さらに、ステップS4で動き補償モードがG
MCであったと判定された場合、ステップS5において
グローバル動きベクトルGMVから、符号化済み小ブロ
ックの画素毎に、平行移動動きモデルの動きベクトルが
算出される。
【0127】そして、ステップS6において、ステップ
S5で算出された符号化済み小ブロックの各画素毎の動
きベクトルの平均値を求め、求まった平均値を代表動き
ベクトルとする。ここで、代表動きベクトルは、第1の
実施形態における動きベクトル予測符号化方法と同様、
符号化した小ブロックの各画素毎の動きベクトルの平均
値のみならず、最大値,最小値,中間値,最頻値,中央
値といった統計量を用いてもよい。
【0128】次にステップS20へ進み、ステップS6
で求められた代表動きベクトルの値が、予め定められた
範囲内にあるかどうか判定する。そして、超えていた場
合は、ステップS21へ進み、上述した代表動きベクト
ルを、予め定められた範囲内にクリップする。
【0129】ここで、動きベクトルの表現可能な範囲
(例えば、[表1]に示したMPEG−4においてfc
odeによって規定される範囲)がMVmin以上MVmax
以下であった場合、代表動きベクトルがMVmin未満の
時は MVminに、また、MVmaxを超える時は MVmax
とする。例えば、動きベクトルの範囲がMPEG−4で
規定されたfcode=3(−64〜+63.5;[表
1]参照)で、グローバル動きパラメータから求められ
た予測ベクトルvpが(xPV,yPV)=(+102,+
75)であった場合、これらの値を強制的に(63.
5,63.5)とする。
【0130】一方、ステップS20において、代表動き
ベクトルの値が予め定められた範囲内にあると判定され
た場合は、ステップS6で算出された代表動きベクトル
が、そのまま予測ベクトルvpとされる。
【0131】そして、ステップS7へ進み、符号化対象
小ブロックの動きベクトルと、予測ベクトルの差分(予
測誤差)を計算する。ここで、MPEG−4では図14
で示したように、符号化対象ブロックの左、真上、右斜
め上の3つのブロックを参照する。このため、これら各
ブロックについて、ステップS2〜S6,S20,S2
1,S7の処理を個々に行った後、3つの候補ベクトル
の中央値を予測誤差とする。
【0132】次いで、ステップS8へ進み、ステップS
7で求められた予測誤差を符号化して、第2の実施形態
における符号化処理を終了する。
【0133】(1−2)動きベクトル復号方法:次に、
図6に示すフローチャートを参照して、第2の実施形態
における動きベクトル復号方法について具体的に説明す
る。図6は、第2の実施形態における動きベクトル復号
方法を示すフローチャートである。この図において、図
2に示す動きベクトル復号方法と同様の処理を行うステ
ップについては、同一の符号を付し、その詳しい説明を
省略する。
【0134】図6に示す動きベクトル復号方法が、図2
と異なる点は、ステップ27で代表動きベクトルを算出
した後、この算出した代表動きベクトル値が予め規定さ
れた範囲内にあるか否かを調べ、当該範囲を超えた場合
は、代表動きベクトル値をクリッピングする点である。
【0135】すなわち、第1の実施形態で説明したよう
に、ステップS11で復号対象ブロックの動き補償モー
ドがローカル動き補償と判定されると、ステップS12
で予測誤差が復号される。そして、ステップS13で復
号済み小ブロックの符号化モードがフレーム間符号化と
判定され、ステップS15で動き補償モードがGMCで
あったと判定された場合、ステップS16においてグロ
ーバル動きベクトルGMVから、復号済み小ブロックの
画素毎に、平行移動動きモデルの動きベクトルが算出さ
れる。
【0136】そして、ステップS17において、ステッ
プS16で算出された復号済み小ブロックの各画素毎の
動きベクトルの平均値を求め、求まった平均値を代表動
きベクトルとする。ここで、代表動きベクトルは、第1
の実施形態における復号方法と同様、復号済み小ブロッ
クの各画素毎の動きベクトルの平均値のみならず、最大
値,最小値,中間値,最頻値,中央値といった統計量を
用いてもよい。
【0137】次にステップS22へ進み、ステップS1
7で求められた代表動きベクトルが、予め定められた範
囲内にあるかどうか判定する。そして、超えていた場合
は、ステップS23へ進み、上述した代表動きベクトル
を、予め定められた範囲内にクリップする。
【0138】ここで、動きベクトルの表現可能な範囲
(例えば、[表1]に示したMPEG−4においてfc
odeによって規定される範囲)がMVmin以上MVmax
以下であった場合、代表動きベクトルがMVmin未満の
時は MVminに、また、MVmaxを超える時は MVmax
とする。例えば、動きベクトルの範囲がMPEG−4で
規定されたfcode=3(−64〜+63.5;[表
1]参照)で、グローバル動きパラメータから求められ
た予測ベクトルvpが(xPV,yPV)=(+102,+
75)であった場合、これらの値を強制的に(63.
5,63.5)とする。
【0139】一方、ステップS22において、代表動き
ベクトルの値が予め定められた範囲内にあると判定され
た場合は、ステップS17で算出された代表動きベクト
ルが、そのまま予測ベクトルvpとされる。
【0140】次にステップS18へ進み、ステップS1
2で求められた復号対象小ブロックの予測誤差と、予測
ベクトルとを加算する。ここで、MPEG−4では、図
14に示すように符号化対象ブロックの左、真上、右斜
め上の3つのブロックを参照する。よって、これら各ブ
ロックにおいて、ステップS12〜S17,S22,S
23,S18の処理を個々に行った後、3つの候補ベク
トルの中央値を予測ベクトルとする。そして、第2の実
施形態における復号処理を終了する。
【0141】なお、上述した動きベクトル予測符号化方
法および復号方法において、図5のステップS21およ
び図6のステップS23で行われるクリップ処理は、予
め定められた範囲の最大値または最小値でクリップせ
ず、0でクリップしてもよい。
【0142】すなわち、動きベクトルの表現可能な範囲
が、例えばMVmin以上、MVmax以下であった時、代表
動きベクトルがMVmin未満の場合は0に、また、MV
maxを超える場合にも0とする。例えば、動きベクトル
の表現可能な範囲が、MPEG−4で規定されたfco
de=3(−64〜+63.5;[表1]参照)で、グ
ローバル動きパラメータから求められた予測ベクトルv
pが(xPV,yPV)=(+102,+75)の場合、こ
れらを強制的に(0,0)とする。
【0143】(2)動きベクトル予測符号化装置および
復号装置:
【0144】(2−1)動きベクトル予測符号化装置:
次に、第2の実施形態における動きベクトル予測符号化
方法(図5参照)に従って動きベクトルの予測符号化を
行う動きベクトル予測符号化装置について、図7を参照
して説明する。なお、図7において、図3に示す動きベ
クトル予測符号化装置と同じ構成については、同一の符
号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0145】図7に示す動きベクトル予測符号化装置が
図3と異なる点は、代表動きベクトル算出部2と選択部
3の一方の入力端との間に、代表動きベクトルクリッピ
ング部20が設けられている点である。この代表動きベ
クトルクリッピング部20は、代表動きベクトル算出部
2から出力された代表動きベクトルの値が、予め規定さ
れた範囲内にあるか否かを調べ、その範囲を超えた場合
は、代表動きベクトルの値をその範囲の最大値または最
小値にクリッピングする。
【0146】上述した構成の動きベクトル予測符号化装
置によれば、代表動きベクトル算出部2から代表動きベ
クトルが算出された場合、すなわち、代表動きベクトル
算出部2において、図1および図5,ステップS5,S
6に相当する処理が行われた場合、代表動きベクトルク
リッピング部20において、代表動きベクトル算出部2
で算出された代表動きベクトル値が、予め定められた範
囲内にあるかどうか判定される(図5,ステップS20
の処理に相当)。
【0147】そして、代表動きベクトル値が予め定めら
れた範囲を超えていた場合は、代表動きベクトルの値
を、予め定められた範囲内にクリップし(図5,ステッ
プS21の処理に相当)、選択部3へ出力する。また、
代表動きベクトル値が予め定められた範囲内にある場合
は、代表動きベクトル算出部2で算出された代表動きベ
クトルを、そのまま選択部3へ出力する。
【0148】すなわち、動きベクトルの表現可能な範囲
(例えば、[表1]に示したMPEG−4においてfc
odeによって規定される範囲)がMVmin以上MVmax
以下であった場合、代表動きベクトルがMVmin未満の
時はMVminに、また、MVma xを超える時はMVmax
する。例えば、動きベクトルの範囲がMPEG−4で規
定されたfcode=3(−64〜+63.5;[表
1]参照)で、グローバル動きパラメータから求められ
た予測ベクトルvpが(xPV,yPV)=(+102,+
75)であった場合、これらの値を強制的に(63.
5,63.5)とする。
【0149】なお、代表動きベクトルクリッピング部2
0で行うクリップ処理は、予め定められた範囲の最大値
または最小値でクリップせず、0でクリップしてもよ
い。すなわち、動きベクトルの表現可能な範囲が、例え
ばMVmin以上、MVmax以下であった時、代表動きベク
トルがMVmin未満の場合は0に、また、MVmaxを超え
る場合にも0とする。例えば、動きベクトルの表現可能
な範囲が、MPEG−4で規定されたfcode=3
(−64〜+63.5;[表1]参照)で、グローバル
動きパラメータから求められた予測ベクトルvpが(x
PV,yPV)=(+102,+75)の場合、これらを強
制的に(0,0)とする。
【0150】これにより、図5のフローチャートに示し
た動きベクトル予測符号化方法に従って符号化を行う動
きベクトル予測符号化装置を実現することができる。
【0151】(2−2)動きベクトル復号装置:次に、
第2の実施形態における動きベクトル復号方法(図6参
照)に従って動きベクトルの復号を行う動きベクトル復
号装置について、図8を参照して説明する。なお、図8
において、図4に示す動きベクトル復号装置と同じ構成
については、同一の符号を付し、その詳しい説明を省略
する。
【0152】図8に示す動きベクトル復号装置が図4と
異なる点は、代表動きベクトル算出部12と選択部13
の一方の入力端との間に、代表動きベクトルクリッピン
グ部21が設けられている点である。この代表動きベク
トルクリッピング部21は、代表動きベクトル算出部1
2から出力された代表動きベクトルの値が、予め規定さ
れた範囲内にあるか否かを調べ、その範囲を超えた場合
は、代表動きベクトルの値をその範囲の最大値または最
小値にクリッピングする。
【0153】上述した構成の動きベクトル復号装置によ
れば、代表動きベクトル算出部12から代表動きベクト
ルが算出された場合、すなわち、代表動きベクトル算出
部12において、図2および図6,ステップS16,S
17に相当する処理が行われた場合、代表動きベクトル
クリッピング部21において、代表動きベクトル算出部
12で算出された代表動きベクトル値が、予め定められ
た範囲内にあるかどうか判定される(図6,ステップS
22の処理に相当)。
【0154】そして、代表動きベクトル値が予め定めら
れた範囲を超えていた場合は、代表動きベクトルの値
を、予め定められた範囲内にクリップし(図6,ステッ
プS22の処理に相当)、選択部13へ出力する。ま
た、代表動きベクトル値が予め定められた範囲内にある
場合は、代表動きベクトル算出部12で算出された代表
動きベクトルを、そのまま選択部13へ出力する。
【0155】すなわち、動きベクトルの表現可能な範囲
(例えば、[表1]に示したMPEG−4においてfc
odeによって規定される範囲)がMVmin以上MVmax
以下であった場合、代表動きベクトルがMVmin未満の
時はMVminに、また、MVma xを超える時はMVmax
する。例えば、動きベクトルの範囲がMPEG−4で規
定されたfcode=3(−64〜+63.5;[表
1]参照)で、グローバル動きパラメータから求められ
た予測ベクトルvpが(xPV,yPV)=(+102,+
75)であった場合、これらの値を強制的に(63.
5,63.5)とする。
【0156】また、代表動きベクトルクリッピング部2
1で行うクリップ処理は、予め定められた範囲の最大値
または最小値でクリップせず、0でクリップしてもよ
い。すなわち、動きベクトルの表現可能な範囲が、例え
ばMVmin以上、MVmax以下であった時、代表動きベク
トルがMVmin未満の場合は0に、また、MVmaxを超え
る場合にも0とする。例えば、動きベクトルの表現可能
な範囲が、MPEG−4で規定されたfcode=3
(−64〜+63.5;[表1]参照)で、グローバル
動きパラメータから求められた予測ベクトルvpが(x
PV,yPV)=(+102,+75)の場合、これらを強
制的に(0,0)とする。
【0157】これにより、図6のフローチャートに示し
た動きベクトル復号方法に従って復号を行う復号装置を
実現することができる。
【0158】なお、第1の実施形態および第2実施形態
において、図1または図5のフローチャートに示した動
きベクトル予測符号化手順、もしくは、図3のブロック
図に示した動きベクトルメモリ1,代表動きベクトル算
出部2,選択部3,減算器4,動きベクトル符号化部5
・6、さらに、図7のブロック図に示した代表動きベク
トルクリッピング部20の動作を実現するためのプログ
ラムを、CD−ROM、フロッピーディスク等のコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体
に記録されたプログラムを上記コンピュータに読み込ま
せ、実行することにより動きベクトルの予測符号化を行
ってもよい。
【0159】また同様に、図2または図6のフローチャ
ートに示した動きベクトル復号手順、もしくは、図4の
ブロック図に示した動きベクトル復号部10・11,代
表動きベクトル算出部12,選択部13,動きベクトル
メモリ14,加算器15、さらに、図8のブロック図に
示した代表動きベクトルクリッピング部21の動作を実
現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラ
ムを上記コンピュータに読み込ませ、実行することによ
り動きベクトルの復号を行ってもよい。
【0160】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れることなく、請求の範囲内で種々変更・応用が可能で
ある。
【0161】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の動きベク
トル予測符号化方法および復号方法、予測符号化装置お
よび復号装置、並びに、動きベクトルの予測符号化プロ
グラムおよび復号プログラムによれば、動きモデルが異
なる動きベクトル間での動きベクトルの予測が可能とな
り、また、グローバル動き補償とローカル動き補償間の
動きベクトルについても動きベクトルの予側が可能とな
るので、動きべクトルの発生符号量を低減できる。ま
た、動きベクトル予測の効率を向上させる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における動きベクト
ル予測符号化方法を示すフローチャートである。
【図2】 本発明の第1の実施形態における動きベクト
ル復号方法を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第1の実施形態における動きベクト
ル予測符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態における動きベクト
ル復号装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態における動きベクト
ル予測符号化方法を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第2の実施形態における動きベクト
ル復号方法を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の第2の実施形態における動きベクト
ル予測符号化装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の第2の実施形態における動きベクト
ル復号装置の構成を示すブロック図である。
【図9】 動きモデルの一例を示す図であり、(a)は
平行移動動きモデルを、(b)は平行移動+拡大/縮小
動きモデルを示す図である。
【図10】 動きモデルの動きベクトルを示す図であ
る。
【図11】 動画像符号化方法の符号化器の構成の一例
(MPEG−4符号化器)を示す図である。
【図12】 図11の符号化器に対応する復号器(MP
EG−4復号器)の構成を示す図である。
【図13】 MPEG−4の動きベクトル予測における
参照ブロックの配置を示す図である。
【符号の説明】
1,14 動きベクトルメモリ 2,12 代表動きベクトル算出部 3,13 選択部 4 減算器 5,6 動きベクトル符号化部 10,11 動きベクトル復号部 15 加算器 20,21 代表動きベクトルクリッピング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 裕 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 嵯峨田 淳 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 高村 誠之 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化対象フレームを小ブロックに分割
    し、符号化対象小ブロック毎に複数の動き補償方法から
    1つの動き補償方法を選択可能な動きベクトル予測符号
    化方法において、 符号化対象小ブロックの動きベクトルを符号化済み小ブ
    ロックの動きベクトルから予測する際、符号化対象小ブ
    ロックの動きベクトルと符号化済み小ブロックの動きベ
    クトルの動きモデルが異なる場合、予測に用いる符号化
    済み小ブロックの動きベクトルを、符号化対象小ブロッ
    クの動き補償方法で用いられる動きベクトルの動きモデ
    ルに変換して予測ベクトルを算出し、符号化対象小ブロ
    ックの動きベクトルの予測を行い、動きベクトルの予測
    誤差を符号化することを特徴とする動きベクトル予測符
    号化方法。
  2. 【請求項2】 符号化対象フレームを小ブロックに分割
    し、符号化対象小ブロック毎に大局的動き補償方法と局
    所的動き補償方法を切り替え可能な動きべクトル予測符
    号化方法において、 符号化対象小ブロックの動きベクトルを符号化済み小ブ
    ロックの動きベクトルから予測する際、符号化対象小ブ
    ロックと予測に用いる符号化済み小ブロックの動き補償
    方法が異なる場合、予測に用いる符号化済み小ブロック
    の動きベクトルを、符号化対象小ブロックの動き補償方
    法で用いられる動きベクトルの形式に変換し、符号化対
    象小ブロックの動きベクトルの予測を行い、動きベクト
    ルの予測誤差を符号化する動きベクトル予測符号化方
    法。
  3. 【請求項3】 符号化対象小ブロックの動き補償方法が
    局所的動き補償方法で、予測に用いる符号化済みの小ブ
    ロックの動き補償方法が大局的動き補償である場合、大
    局的な動きベクトルから符号化済み小ブロックの局所的
    な動きベクトルを算出し、符号化対象小ブロックの動き
    ベクトルの予測ベクトルを求め、動きベクトルの予測誤
    差を符号化することを特徴とする請求項2記載の動きベ
    クトル予測符号化方法。
  4. 【請求項4】 前記求めた符号化対象小ブロックにおけ
    る動きベクトルの予測ベクトルの大きさが予め規定され
    た範囲内にない場合、該求めた予測ベクトルの大きさ
    を、前記規定範囲内にクリップすることを特徴とする請
    求項1から3のいずれか1項記載の動きベクトル予測符
    号化方法。
  5. 【請求項5】 前記求めた符号化対象小ブロックにおけ
    る動きベクトルの予測ベクトルの大きさが予め規定され
    た範囲内にない場合、該求めた予測ベクトルの大きさを
    0とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1
    項記載の動きベクトル予測符号化方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の動きベクトル予測符号
    化方法を用いて符号化された動きベクトルを復号する動
    きベクトル復号方法において、 復号対象小ブロックの動きベクトルと復号済み小ブロッ
    クの動きベクトルの動きモデルが異なる場合、復号済み
    小ブロックの動きベクトルを復号対象小ブロックの動き
    ベクトルの動きモデルに変換し、復号対象小ブロックの
    動きベクトルの予測ベクトルを求め、予測ベクトルに予
    測誤差を加算して動きベクトルを復号することを特徴と
    する動きベクトル復号方法。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の動きベクトル予測符号
    化方法を用いて符号化された動きベクトルを復号する動
    きベクトル復号方法において、 復号対象小ブロックの動き補償方法と復号済み小ブロッ
    クの動き補償方法が異なる場合、復号済み小ブロックの
    動きベクトルの形式を復号対象小ブロックの動きベクト
    ルの形式に変換し、復号対象小ブロックの動きベクトル
    の予測ベクトルを求め、予測べクトルに予測誤差を加算
    して動きベクトルを復号することを特徴とする動きベク
    トル復号方法。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の動きベクトル予測符号
    化方法を用いて符号化された動きベクトルを復号する動
    きベクトル復号方法において、 復号対象小ブロックの動き補償方法が局所的動き補償方
    法で、予測に用いる復号済み小ブロックの動き補償方法
    が大局的動き補償である場合、大局的な動きベクトルか
    ら復号済み小ブロックの局所的な動きベクトルを算出
    し、復号対象小ブロックの動きべクトルの予測ベクトル
    を求め、予測ベクトルに予測誤差を加算して動きベクト
    ルを復号することを特徴とする動きベクトル復号方法。
  9. 【請求項9】 前記求められた予測ベクトルの大きさが
    予め規定された範囲内にない場合、該予測ベクトルの大
    きさを、前記規定範囲内にクリップすることを特徴とす
    る請求項6から8のいずれか1項記載の動きベクトル復
    号方法。
  10. 【請求項10】 前記求められた予測ベクトルの大きさ
    が予め規定された範囲内にない場合、該予測ベクトルの
    大きさを0とすることを特徴とする請求項6から8のい
    ずれか1項記載の動きベクトル復号方法。
  11. 【請求項11】 小ブロックの任意の動きモデルの動き
    ベクトルを、動きベクトルのパラメータ数がより少ない
    動きモデルの動きベクトルに変換する際、小ブロック内
    の画素毎に求まる該動きモデルの動きベクトルから、小
    ブロックの代表動きベクトルを算出することを特徴とす
    る請求項1から5のいずれか1項記載の記載の動きベク
    トル予測符号化方法。
  12. 【請求項12】 小ブロックの任意の動きモデルの動き
    ベクトルを、動きベクトルのパラメータ数がより少ない
    動きモデルの動きベクトルに変換する際、小ブロック内
    の画素毎に求まる該動きモデルの動きベクトルから、小
    ブロックの代表動きベクトルを算出することを特徴とす
    る請求項6から10のいずれか1項記載の動きベクトル
    復号方法。
  13. 【請求項13】 小ブロックの任意の動きモデルの動き
    ベクトルを平行移動動きモデルの動きベクトルに変換す
    る際、小ブロック内の画素毎に求まる平行移動動きモデ
    ルの動きベクトルから、該小ブロックの代表動きベクト
    ルを算出することを特徴とする請求項1から5のいずれ
    か1項記載の動きベクトル予測符号化方法。
  14. 【請求項14】 小ブロックの任意の動きモデルの動き
    ベクトルを平行移動動きモデルの動きベクトルに変換す
    る際、小ブロック内の画素毎に求まる平行移動動きモデ
    ルの動きベクトルから、該小ブロックの代表動きベクト
    ルを算出することを特徴とする請求項6から10のいず
    れか1項記載の動きベクトル復号方法。
  15. 【請求項15】 代表動きベクトルを算出する際、小ブ
    ロック内の画素毎の平行移動動きモデルの動きベクトル
    の各成分について、成分毎に算出される値である、平均
    値、中間値、中央値、最頻値、最大値、最小値のいずれ
    かを代表動きベクトルの各成分の値とすることを特徴と
    する請求項13記載の動きベクトル予測符号化方法。
  16. 【請求項16】 代表動きベクトルを算出する際、小ブ
    ロック内の画素毎の平行移動動きモデルの動きベクトル
    の各成分について、成分毎に算出される値である、平均
    値、中間値、中央値、最頻値、最大値、最小値のいずれ
    かを代表動きベクトルの各成分の値とすることを特徴と
    する請求項14項記載の動きベクトル復号方法。
  17. 【請求項17】 フレーム全体の大局的な動きや変形を
    予測するグローバル動き補償と、ブロック毎の局所的な
    動きを予測するローカル動き補償のいずれかを用いてフ
    レーム間予測を行う動きベクトルの予測符号化方法であ
    って、 符号化対象小ブロックの動き補償モードを判定する段階
    と、 符号化対象小ブロックの動き補償モードがローカル動き
    補償の場合、符号化済み小ブロックの符号化モードを判
    定する段階と、 前記符号化済み小ブロックの符号化モードがフレーム内
    符号化の場合、当該ブロックの動きベクトルを0とする
    段階と、 前記符号化済み小ブロックの符号化モードがフレーム間
    符号化の場合、該符号化済み小ブロックの動き補償モー
    ドを判定する段階と、 前記符号化済み小ブロックの動き補償モードがグローバ
    ル動き補償の場合、グローバル動きパラメータから、該
    符号化済み小ブロックの画素毎の動きベクトルを計算す
    る段階と、 前記画素毎の動きベクトルから予め決められた方法で前
    記符号化済み小ブロックの代表動きベクトルを計算する
    段階と、 前記代表動きベクトルが規定範囲内にあるかどうか判定
    する段階と、 前記代表動きベクトルが規定範囲内にないとき、前記代
    表ベクトルを前記規定範囲内にクリッピングするか、0
    とする段階と、 前記符号化対象小ブロックの動きベクトルと予測ベクト
    ルの差分である予測誤差を計算する段階と、 前記計算された予測誤差を符号化する段階とを有するこ
    とを特徴とする動きベクトル予測符号化方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の動きベクトルの予
    測符号化方法に対応する動きベクトルの復号方法であっ
    て、 復号対象ブロックの動き補償モードを判定する段階と、 復号対象ブロックの動き補償モードがローカル動き補償
    の場合、動きベクトルの予測誤差を復号する段階と、 復号済み小ブロックの符号化モードを判定する段階と、 前記復号済み小ブロックの符号化モードがフレーム内符
    号化モードの場合、当該ブロックの動きベクトルを0と
    する段階と、 前記復号済み小ブロックの符号化モードがフレーム間符
    号化モードの場合、該復号済み小ブロックの動き補償モ
    ードを判定する段階と、 前記復号済み小ブロックの動き補償モードがグローバル
    動き補償の場合、グローバル動きパラメータから参照ブ
    ロックの画素毎の動きベクトルを計算する段階と、 前記画素毎の動きベクトルから予め決められた方法でブ
    ロックの代表動きベクトルを計算する段階と、 前記代表動きベクトルが規定範囲内にあるかどうか判定
    する段階と、 前記代表動きベクトルが前記規定範囲にないとき、前記
    代表動きベクトルを前記規定範囲内にクリッピングする
    か、0にする段階と、 前記復号済み小ブロックの予測誤差と予測ベクトルを加
    算する段階とを有する動きベクトル復号方法。
  19. 【請求項19】 符号化対象フレームを小ブロックに分
    割し、符号化対象小ブロック毎に大局的動き補償方法と
    局所的動き補償方法を切り替え可能な動きべクトル予測
    符号化装置において、 入力された符号化対象小ブロックの局所的な動きベクト
    ルを記憶し、次に符号化対象小ブロックの局所的な動き
    ベクトルが入力された時に、符号化済み小ブロックの局
    所的動きベクトルとして出力する符号化済み小ブロック
    記憶手段と、 入力された大局的な動きベクトルを、前記小ブロック毎
    に、前記局所的な動きベクトルの形式に変換して、前記
    符号化対象小ブロックにおける動きベクトルの予測ベク
    トルを求め、次に符号化対象小ブロックの局所的な動き
    ベクトルが入力された時に、符号化対象小ブロックの予
    測ベクトルとして出力する予測ベクトル算出手段と、 前記符号化対象小ブロックの動き補償方法が局所的動き
    補償方法であり、予測に用いる符号化済み小ブロックの
    動き補償方法が大局的動き補償方法である場合、前記予
    測ベクトル算出手段により算出された予測ベクトルを選
    択し、双方の動き補償方法が局所的動き補償方法であっ
    た場合、前記符号化済み小ブロック記憶手段から出力さ
    れる符号化済み小ブロックの局所的動きベクトルを予測
    ベクトルとして選択する予測ベクトル選択手段と、 前記予測ベクトル選択手段により選択された予測ベクト
    ルと、入力された符号化対象小ブロックの動きベクトル
    とから、該符号化対象小ブロックにおける動きベクトル
    の予測誤差を出力する予測誤差出力手段と、 前記予測誤差出力手段から出力された予測誤差、およ
    び、前記入力された大局的な動きベクトルを符号化する
    符号化手段とを有することを特徴とする動きべクトル予
    測符号化装置。
  20. 【請求項20】 前記予測ベクトル算出手段により算出
    された予測ベクトルの大きさが、予め規定された範囲内
    にない場合、該予測ベクトルの大きさを、該予め規定さ
    れた範囲内にクリップするクリップ手段を有することを
    特徴とする請求項19記載の動きベクトル予測符号化装
    置。
  21. 【請求項21】 前記予測ベクトル算出手段により算出
    された予測ベクトルの大きさが、予め規定された範囲内
    にない場合、該変換された符号化済み小ブロックの局所
    的な動きベクトルの大きさを0にするクリップ手段を有
    することを特徴とする請求項19記載の動きベクトル予
    測符号化装置。
  22. 【請求項22】 請求項19に記載の動きベクトル予測
    符号化装置により符号化された動きベクトルを復号する
    動きベクトル復号装置において、 符号化された復号対象小ブロックにおける動きベクトル
    の予測誤差および大局的動きベクトルを復号する復号手
    段と、 前記動きベクトル復号装置により復号された復号済み小
    ブロックの局所的な動きベクトルを記憶し、次に前記予
    測誤差が前記復号手段によって復号された時に出力する
    復号済み小ブロック記憶手段と、 前記復号手段により大局的な動きベクトルが復号された
    場合、該大局的な動きベクトルを、小ブロック毎に局所
    的な動きベクトルに変換して前記復号対象小ブロックに
    おける動きベクトルの予測ベクトルを算出し、次に前記
    予測誤差が前記復号手段によって復号された時に出力す
    る予測ベクトル算出手段と、 前記復号手段により復号された予測誤差の動き補償方法
    が局所的動き補償方法であり、予測に用いる復号済み小
    ブロックにおける動きベクトルの動き補償方法が大局的
    動き補償である場合、前記予測ベクトル算出手段から出
    力される予測ベクトルを選択し、双方の動き補償方法が
    局所的動き補償方法であった場合、前記復号済み小ブロ
    ック記憶手段から出力される復号済み小ブロックの局所
    的動きベクトルを予測ベクトルとして選択する予測ベク
    トル選択手段と、 前記予測ベクトル選択手段により選択された予測ベクト
    ルに、前記復号手段により復号された予測誤差を加算し
    て動きベクトルを復号する動きベクトル復号手段とを有
    することを特徴とする動きベクトル復号装置。
  23. 【請求項23】 前記予測ベクトル算出手段により算出
    された予測ベクトルの大きさが、予め規定された範囲内
    にない場合、該予測ベクトルの大きさを、該予め規定さ
    れた範囲内にクリップするクリップ手段を有することを
    特徴とする請求項22記載の動きベクトル復号装置。
  24. 【請求項24】 前記予測ベクトル算出手段により算出
    された予測ベクトルの大きさが、予め規定された範囲内
    にない場合、該変換された符号化済み小ブロックの局所
    的な動きベクトルの大きさを0にするクリップ手段を有
    することを特徴とする請求項22記載の動きベクトル復
    号装置。
  25. 【請求項25】 前記予測ベクトル算出手段は、 小ブロックの任意の動きモデルの動きベクトルを、動き
    ベクトルのパラメータ数がより少ない動きモデルの動き
    ベクトルに変換する際、小ブロック内の画素毎に求まる
    該動きモデルの動きベクトルから、小ブロックの代表動
    きベクトルを算出することを特徴とする請求項19から
    21のいずれか1項記載の動きベクトル予測符号化装
    置。
  26. 【請求項26】 前記予測ベクトル算出手段は、 小ブロックの任意の動きモデルの動きベクトルを、動き
    ベクトルのパラメータ数がより少ない動きモデルの動き
    ベクトルに変換する際、小ブロック内の画素毎に求まる
    該動きモデルの動きベクトルから、小ブロックの代表動
    きベクトルを算出することを特徴とする請求項22から
    24のいずれか1項記載の動きベクトル復号装置。
  27. 【請求項27】 前記予測ベクトル算出手段は、 小ブロックの任意の動きモデルの動きベクトルを平行移
    動動きモデルの動きベクトルに変換する際、小ブロック
    内の画素毎に求まる平行移動動きモデルの動きベクトル
    から、該小ブロックの代表動きベクトルを算出すること
    を特徴とする請求項19から21のいずれか1項記載の
    動きベクトル予測符号化装置。
  28. 【請求項28】 前記予測ベクトル算出手段は、 小ブロックの任意の動きモデルの動きベクトルを平行移
    動動きモデルの動きベクトルに変換する際、小ブロック
    内の画素毎に求まる平行移動動きモデルの動きベクトル
    から、該小ブロックの代表動きベクトルを算出すること
    を特徴とする請求項22から24のいずれか1項記載の
    動きベクトル復号装置。
  29. 【請求項29】 前記予測ベクトル算出手段は、 予測ベクトルを算出する際、小ブロック内の画素毎の平
    行移動動きモデルの動きベクトルの各成分について、成
    分毎に算出される値である、平均値、中間値、中央値、
    最頻値、最大値、最小値のいずれかを該予測ベクトルの
    各成分の値とすることを特徴とする請求項27記載の動
    きベクトル予測符号化装置。
  30. 【請求項30】 前記予測ベクトル算出手段は、 予測ベクトルを算出する際、小ブロック内の画素毎の平
    行移動動きモデルの動きベクトルの各成分について、成
    分毎に算出される値である、平均値、中間値、中央値、
    最頻値、最大値、最小値のいずれかを代表動きベクトル
    の各成分の値とすることを特徴とする請求項28記載の
    動きベクトル復号装置。
  31. 【請求項31】 符号化対象フレームを小ブロックに分
    割し、符号化対象小ブロック毎に複数の動き補償方法か
    ら1つの動き補償方法を選択可能な動きベクトル予測符
    号化を行う動きベクトル予測符号化プログラムを記録し
    たコンピュータにより読み取り可能な記録媒体であっ
    て、 符号化対象小ブロックの動きベクトルを符号化済み小ブ
    ロックの動きベクトルから予測する際、符号化対象小ブ
    ロックの動きベクトルと符号化済み小ブロックの動きベ
    クトルの動きモデルが異なる場合、予測に用いる符号化
    済み小ブロックの動きベクトルを、符号化対象小ブロッ
    クの動き補償方法で用いられる動きベクトルの動きモデ
    ルに変換して予測ベクトルを算出するステップと、 前記算出した予測ベクトルに基づいて符号化対象小ブロ
    ックの動きベクトルの予測を行い、動きベクトルの予測
    誤差を符号化するステップとを有することを特徴とする
    動きベクトル予測符号化プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  32. 【請求項32】 符号化対象フレームを小ブロックに分
    割し、符号化対象小ブロック毎に大局的動き補償方法と
    局所的動き補償方法を切り替え可能な動きべクトル予測
    符号化プログラムを記録したコンピュータにより読み取
    り可能な記録媒体であって、 符号化対象小ブロックの動きベクトルを符号化済み小ブ
    ロックの動きベクトルから予測する際、符号化対象小ブ
    ロックと予測に用いる符号化済み小ブロックの動き補償
    方法が異なる場合、予測に用いる符号化済み小ブロック
    の動きベクトルを、符号化対象小ブロックの動き補償方
    法で用いられる動きベクトルの形式に変換するステップ
    と、 前記形式を変換した動きベクトルにより、符号化対象小
    ブロックの動きベクトルの予測を行い、動きベクトルの
    予測誤差を符号化させるステップとを有することを特徴
    とする動きベクトル予測符号化プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  33. 【請求項33】 前記符号化対象小ブロックの動き補償
    方法が局所的動き補償方法であり、予測に用いる符号化
    済みの小ブロックの動き補償方法が大局的動き補償であ
    る場合、大局的な動きベクトルから符号化済み小ブロッ
    クの局所的な動きベクトルを算出するステップと、 前記符号化対象小ブロックの動きベクトルの予測ベクト
    ルを求め、動きベクトルの予測誤差を符号化するステッ
    プとを有することを特徴とする請求項32記載の動きベ
    クトル予測符号化プログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  34. 【請求項34】 前記求めた符号化対象小ブロックにお
    ける動きベクトルの予測ベクトルの大きさが予め規定さ
    れた範囲内にない場合、該求めた予測ベクトルの大きさ
    を、前記規定範囲内にクリップするステップを有するこ
    とを特徴とする請求項31から33のいずれか1項記載
    の動きベクトル予測符号化プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  35. 【請求項35】 前記求めた符号化対象小ブロックにお
    ける動きベクトルの予測ベクトルの大きさが予め規定さ
    れた範囲内にない場合、該求めた予測ベクトルの大きさ
    を0とするステップを有することを特徴とする請求項3
    1から33のいずれか1項記載の動きベクトル予測符号
    化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  36. 【請求項36】 請求項31に記載の動きベクトル予測
    符号化プログラムを実行することにより符号化された動
    きベクトルを復号する動きベクトル復号プログラムを記
    録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体であ
    って、 復号対象小ブロックの動きベクトルと復号済み小ブロッ
    クの動きベクトルの動きモデルが異なる場合、復号済み
    小ブロックの動きベクトルを復号対象小ブロックの動き
    ベクトルの動きモデルに変換して、復号対象小ブロック
    の動きベクトルの予測ベクトルを求めるステップと、 該求めた予測ベクトルに予測誤差を加算して動きベクト
    ルを復号するステップとを有することを特徴とする動き
    ベクトル復号プログラムを記録したコンピュータにより
    読み取り可能な記録媒体。
  37. 【請求項37】 請求項32に記載の動きベクトル予測
    符号化プログラムを実行することにより符号化された動
    きベクトルを復号する動きベクトル復号プログラムを記
    録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体であ
    って、 復号対象小ブロックの動き補償方法と復号済み小ブロッ
    クの動き補償方法が異なる場合、復号済み小ブロックの
    動きベクトルの形式を復号対象小ブロックの動きベクト
    ルの形式に変換して、復号対象小ブロックの動きベクト
    ルの予測ベクトルを求めるステップと、 該求めた予測べクトルに予測誤差を加算して動きベクト
    ルを復号するステップとを有することを特徴とする動き
    ベクトル復号プログラムを記録したコンピュータにより
    読み取り可能な記録媒体。
  38. 【請求項38】 請求項33に記載の動きベクトル予測
    符号化プログラムを実行することにより符号化された動
    きベクトルを復号する動きベクトル復号プログラムを記
    録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体であ
    って、 復号対象小ブロックの動き補償方法が局所的動き補償方
    法で、予測に用いる復号済み小ブロックの動き補償方法
    が大局的動き補償である場合、大局的な動きベクトルか
    ら復号済み小ブロックの局所的な動きベクトルを算出
    し、復号対象小ブロックの動きべクトルの予測ベクトル
    を求めるステップと、 該求めた予測ベクトルに予測誤差を加算して動きベクト
    ルを復号するステップとを有することを特徴とする動き
    ベクトル復号プログラムを記録したコンピュータにより
    読み取り可能な記録媒体。
  39. 【請求項39】 前記求められた予測ベクトルの大きさ
    が予め規定された範囲内にない場合、該予測ベクトルの
    大きさを、前記規定範囲内にクリップするステップを有
    することを特徴とする請求項36から38のいずれか1
    項記載の動きベクトル復号プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  40. 【請求項40】 前記求められた予測ベクトルの大きさ
    が予め規定された範囲内にない場合、該予測ベクトルの
    大きさを0とするステップを有することを特徴とする請
    求項36から38のいずれか1項記載の動きベクトル復
    号プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  41. 【請求項41】 小ブロックの任意の動きモデルの動き
    ベクトルを、動きベクトルのパラメータ数がより少ない
    動きモデルの動きベクトルに変換する際、小ブロック内
    の画素毎に求まる該動きモデルの動きベクトルから、小
    ブロックの代表動きベクトルを算出するステップを有す
    ることを特徴とする請求項31から35のいずれか1項
    記載の動きベクトル予測符号化プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  42. 【請求項42】 小ブロックの任意の動きモデルの動き
    ベクトルを、動きベクトルのパラメータ数がより少ない
    動きモデルの動きベクトルに変換する際、小ブロック内
    の画素毎に求まる該動きモデルの動きベクトルから、小
    ブロックの代表動きベクトルを算出するステップを有す
    ることを特徴とする請求項36から40のいずれか1項
    記載の動きベクトル復号プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  43. 【請求項43】 小ブロックの任意の動きモデルの動き
    ベクトルを平行移動動きモデルの動きベクトルに変換す
    る際、小ブロック内の画素毎に求まる平行移動動きモデ
    ルの動きベクトルから、該小ブロックの代表動きベクト
    ルを算出するステップを有することを特徴とする請求項
    31から35のいずれか1項記載の動きベクトル予測符
    号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
  44. 【請求項44】 小ブロックの任意の動きモデルの動き
    ベクトルを平行移動動きモデルの動きベクトルに変換す
    る際、小ブロック内の画素毎に求まる平行移動動きモデ
    ルの動きベクトルから、該小ブロックの代表動きベクト
    ルを算出するステップを有することを特徴とする請求項
    36から40のいずれか1項記載の動きベクトル復号プ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  45. 【請求項45】 代表動きベクトルを算出する際、小ブ
    ロック内の画素毎の平行移動動きモデルの動きベクトル
    の各成分について、成分毎に算出される値である、平均
    値、中間値、中央値、最頻値、最大値、最小値のいずれ
    かを代表動きベクトルの各成分の値とするステップを有
    することを特徴とする請求項43記載の動きベクトル予
    測符号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  46. 【請求項46】 代表動きベクトルを算出する際、小ブ
    ロック内の画素毎の平行移動動きモデルの動きベクトル
    の各成分について、成分毎に算出される値である、平均
    値、中間値、中央値、最頻値、最大値、最小値のいずれ
    かを代表動きベクトルの各成分の値とするステップを有
    することを特徴とする請求項44記載の動きベクトル復
    号プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  47. 【請求項47】 フレーム全体の大局的な動きや変形を
    予測するグローバル動き補償と、ブロック毎の局所的な
    動きを予測するローカル動き補償のいずれかを用いてフ
    レーム間予測を行う動きベクトルの予測符号化プログラ
    ムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒
    体であって、 符号化対象小ブロックの動き補償モードを判定するステ
    ップと、 符号化対象小ブロックの動き補償モードがローカル動き
    補償の場合、符号化済み小ブロックの符号化モードを判
    定するステップと、 前記符号化済み小ブロックの符号化モードがフレーム内
    符号化の場合、当該ブロックの動きベクトルを0とする
    ステップと、 前記符号化済み小ブロックの符号化モードがフレーム間
    符号化の場合、該符号化済み小ブロックの動き補償モー
    ドを判定するステップと、 前記符号化済み小ブロックの動き補償モードがグローバ
    ル動き補償の場合、グローバル動きパラメータから、該
    符号化済み小ブロックの画素毎の動きベクトルを計算す
    るステップと、 前記画素毎の動きベクトルから予め決められた方法で前
    記符号化済み小ブロックの代表動きベクトルを計算する
    ステップと、 前記代表動きベクトルが規定範囲内にあるかどうか判定
    するステップと、 前記代表動きベクトルが規定範囲内にないとき、前記代
    表ベクトルを前記規定範囲内にクリッピングするか、0
    とするステップと、 前記符号化対象小ブロックの動きベクトルと予測ベクト
    ルの差分である予測誤差を計算するステップと、 前記計算された予測誤差を符号化するステップとを有す
    ることを特徴とする動きベクトル予測符号化プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  48. 【請求項48】 請求項42に記載の動きベクトル予測
    符号化プログラムより符号化された動きベクトルを復号
    する動きベクトルの復号プログラムを記録したコンピュ
    ータにより読み取り可能な記録媒体であって、 復号対象ブロックの動き補償モードを判定するステップ
    と、 復号対象ブロックの動き補償モードがローカル動き補償
    の場合、動きベクトルの予測誤差を復号するステップ
    と、 復号済み小ブロックの符号化モードを判定するステップ
    と、 前記復号済み小ブロックの符号化モードがフレーム内符
    号化モードの場合、当該ブロックの動きベクトルを0と
    するステップと、 前記復号済み小ブロックの符号化モードがフレーム間符
    号化モードの場合、該復号済み小ブロックの動き補償モ
    ードを判定するステップと、 前記復号済み小ブロックの動き補償モードがグローバル
    動き補償の場合、グローバル動きパラメータから参照ブ
    ロックの画素毎の動きベクトルを計算するステップと、 前記画素毎の動きベクトルから予め決められた方法でブ
    ロックの代表動きベクトルを計算するステップと、 前記代表動きベクトルが規定範囲内にあるかどうか判定
    するステップと、 前記代表動きベクトルが前記規定範囲にないとき、前記
    代表動きベクトルを前記規定範囲内にクリッピングする
    か、0にするステップと、 前記復号対象小ブロックの予測誤差と予測ベクトルを加
    算するステップとを有する動きベクトル復号プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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