JP2002044669A - 画像情報変換装置及び方法 - Google Patents

画像情報変換装置及び方法

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JP2002044669A
JP2002044669A JP2000227806A JP2000227806A JP2002044669A JP 2002044669 A JP2002044669 A JP 2002044669A JP 2000227806 A JP2000227806 A JP 2000227806A JP 2000227806 A JP2000227806 A JP 2000227806A JP 2002044669 A JP2002044669 A JP 2002044669A
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JP2000227806A
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Kuniaki Takahashi
邦明 高橋
Takefumi Nagumo
武文 名雲
Kazufumi Sato
数史 佐藤
Teruhiko Suzuki
輝彦 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化方式を変換する際の処理量を低減す
る。 【解決手段】 MPEG2画像圧縮情報(ビットストリ
ーム)を画像に復元する画像情報復号化部4と、画像情
報復号化部4から出力された画像に対して解像度及びフ
レームレート変換を施す解像度/フレームレート変換部
5と、解像度/フレームレート変換部5から出力された
画像をMPEG4画像圧縮情報(ビットストリーム)7
に符号化する画像情報符号化部7とを有し、画像情報符
号化部7は、解像度/フレームレート変換部5での解像
度変換に応じて動きベクトル変換部6においてMPEG
2動きベクトルから変換されたMPEG4動きベクトル
を用いて符号化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像情報変換装置及
び方法に関し、特に、例えば、光磁気ディスクや磁気テ
ープ、フラッシュメモリ等の記録媒体に記録し、もしく
は衛星放送で伝送し、それを光磁気ディスクや磁気テー
プ、フラッシュメモリ等の記録媒体に再記録、あるいは
テレビ会議システムやテレビ電話システム、インターネ
ット、携帯電話等低ビットレート伝送路を介して送信側
から受信側に伝送し、受信側において、必要に応じたフ
ォーマット変換を行い、これを受信して表示、伝送する
場合などに用いて好適な画像情報変換装置及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、MPEG2画像圧縮情報(ビット
ストリーム)をMPEG4画像圧縮情報(ビットストリ
ーム)にフォーマット変換する画像情報変換装置が提供
されている。
【0003】例えば、図14に示す画像情報変換装置
は、飛び越し走査のMPEG2画像圧縮情報(ビットス
トリーム)を順次走査のMPEG4画像圧縮情報(ビッ
トストリーム)に変換するものである。
【0004】この画像情報変換装置は、MPEG2画像
圧縮情報(ビットストリーム)を復号する画像情報復号
化部1と、画像情報復号化部1で復号された画像の解像
度及びフレームレートを変換する解像度/フレームレー
ト変換部2と、解像度/フレームレート変換部2で解像
度及びフレームレートを変換された画像をMPEG4画
像圧縮情報(ビットストリーム)に符号化する画像情報
符号化部3とから構成されている。
【0005】画像情報変換装置に入力されるMPEG2
画像圧縮情報(ビットストリーム)は、水平方向及び垂
直方向に共に8成分(以下、8×8という。他も同様と
する。)の離散コサイン変換(discrete cosine transf
ormation; DCT)係数からなるブロックを単位として構
成される。MPEG2画像情報復号化部1は、8×8D
CT係数のすべてを用いて復号処理を行うことができる
が、水平方向に低域4成分及び垂直方向に8成分(以
下、4×8という。)のDCT係数や、水平方向及び垂
直方向共に低域4成分(以下、4×4という。)のDC
T係数のみを用いた復号処理を行うこともできる。
【0006】なお、以下の説明では、このような4×8
DCT係数を用いた復号処理を4×8ダウンデコードと
呼び、4×4DCT係数を用いた復号処理を4×4ダウ
ンデコードと呼ぶことにする。画像情報復号化部1は、
4×8ダウンデコードや4×4ダウンデコードによる処
理を採用することにより、ダウンデコードによる画質劣
化を最小限に抑えながら、演算量とビデオメモリ容量を
削減すると共に、後段のダウンサンプリング処理を簡略
化することができる。
【0007】画像情報復号化部1により復号された画像
は、解像度/フレームレート変換部2へ伝送され、任意
の異なる解像度及びフレームレートを持つ画像に変換さ
れ、さらに、画像情報符号化部3により、MPEG4画
像圧縮情報(ビットストリーム)に符号化される。
【0008】画像情報符号化部3においては、解像度/
フレームレート変換部2において解像度及びフレームレ
ートが変換された画像をMPEG4画像圧縮情報(ビッ
トストリーム)に符号化する際に動きベクトルを検出す
ることになるが、このときの動きベクトル検出演算には
全演算処理量の約60〜70パーセントが費やされてい
る。
【0009】このように画像情報符号化部3における処
理量が多いために、従来の画像情報変換装置では、画像
情報をリアルタイムに変換することが難しく、その結
果、画像情報の変換に時間遅延が発生したり、装置の規
模が大きくなってしまうという問題があった。
【0010】解像度/フレームレート変換部2における
解像度変換の前後の動きベクトルは相関関係を有してい
る。このような動きベクトルの相関について、図15を
用いて説明する。
【0011】図15のAに示す解像度変換前の現フレー
ム20の左下には、太陽21及び山22が表示されてい
るものとする。また、現フレーム20の太陽21は、前
フレームでは領域23に位置していたものとする。そし
て、図中のMVは、前フレームの太陽24の位置を始点
として現フレーム20の太陽21に向かう動きベクトル
を表している。なお、この動きベクトルMVは、フレー
ムの水平成分及び垂直成分にそれぞれ分解することがで
きる。
【0012】一方、図15のBに示す解像度変換後の現
フレーム25に左下には、太陽26及び山27が表示さ
れているとする。また、現フレーム25の太陽26は、
前フレームでは図中の領域28に位置していたものとす
る。そして、図中の動きベクトルMV’は、前フレーム
の太陽29の位置を始点として現フレーム25の太陽2
6に向かう動きベクトルを表している。なお、この動き
ベクトルMV’も、フレームの水平成分及び垂直成分に
それぞれ分解することができる。
【0013】解像度変換後の動きベクトルMV’は、解
像度変換前の動きベクトルMVから解像度変換レートに
基づいて求めることができる。すなわち、解像度変換後
の動きベクトルMV’の水平成分は、解像度変換前の動
きベクトルMVの水平成分と、水平方向(横方向)の解
像度変換レートとを用いることによって求められる。同
様に解像度変換後の動きベクトルMV’の垂直成分は、
解像度変換前の動きベクトルMVの垂直成分と、垂直方
向(縦方向)の解像度変換レートとを用いることによっ
て求められる。
【0014】動きベクトル変換部6においては、解像度
変換前の動きベクトルMVや画像サイズ等のパラメータ
に基づいて、解像度変換後の動きベクトルMV’への変
換を行っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図14に示したよう
に、従来の画像変換装置では、MPEG2画像圧縮情報
(ビットストリーム)を画像情報復号化部1で復号化
し、復元された画像信号を画像情報符号化部3によりM
PEG4画像圧縮情報(ビットストリーム)に符号化す
る。
【0016】このような従来方法では、画像符号化部3
において、入力された画像信号を符号化する際、動きベ
クトルを検出するプロセスは、全処理量の約60〜70
パーセントを占める。そのため、画像のリアルタイムで
の処理が困難となり、時間遅延が発生する。また装置の
大規模になることもある。
【0017】本発明は上述の実情に鑑みて提案されるも
のであってMPEG2画像圧縮情報(ビットストリー
ム)をMPEG4画像圧縮情報(ビットストリーム)に
フォーマット変換する際に、画質を維持しつつ画像情報
符号化の際の処理量を削減して画像情報を変換するよう
な画像情報変換装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0018】
【問題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、第1の圧縮符号化方式で圧縮された入
力画像圧縮情報を、第2の圧縮符号化方式で圧縮された
出力画像圧縮情報に変換するものであって、上記入力画
像圧縮情報及び上記出力画像圧縮情報を構成する符号化
画像は複数の画素からなる画素ブロックから構成され、
動きベクトルによって動き補償されたものであり、上記
入力画像圧縮情報の第1の解像度を上記出力画像圧縮情
報の第2の解像度に変換し、上記解像度変換の際に、上
記入力画像圧縮情報の符号化画像内の画素ブロックに対
して画素の補填又は除去を行い、上記入力画像圧縮情報
を動き補償する第1の動きベクトルを上記解像度変換に
応じて上記出力画像圧縮情報を動き補償する第2の動き
ベクトルに変換する。
【0019】本発明は、飛び越し走査のMPEG2画像
圧縮情報(ビットストリーム)を入力画像圧縮情報と
し、順次走査のMPEG4画像圧縮情報(ビットストリ
ーム)を出力画像圧縮情報とする。
【0020】MPEG2画像圧縮情報(ビットストリー
ム)及びMPEG4画像圧縮情報(ビットストリーム)
は、画像群すなわちGOP(group of pictures)及
びGOV(group of VOPs)からそれぞれ構成されて
いる。画像群であるGOP及びGOVは、複数の符号化
画像すなわちピクチャ(picture)及びVOP(videoob
ject plane)からそれぞれ構成され、符号化画像は複
数の画素から構成される画素ブロックすなわちマクロブ
ロックから構成されている。
【0021】本発明では、画像フォーマットを変換する
際、MPEG2画像圧縮情報(ビットストリーム)から
復号化された画像を、解像度及びフレームレート変換の
前後で、動きベクトルの大きさと方向の相関が大きいこ
とを利用し、画像情報を符号化する際に動きベクトルの
検出を行わず、MPEG2画像圧縮情報(ビットストリ
ーム)の動きベクトルをMPEG4画像圧縮情報(ビッ
トストリーム)の動きベクトルに変換し、それを用いた
画像符号化を行うことを特徴とする。また、動きベクト
ル以外にも、MPEG2画像圧縮情報(ビットストリー
ム)での復号に用いたパラメータ、もしくは変換した後
のパラメータを採用し、MPEG4画像圧縮情報(ビッ
トストリーム)符号化を効率的にすることも特徴とす
る。
【0022】画像の解像度が変換される際、変換後の前
フレームでの位置から現フレームでの位置への動きベク
トルの水平成分は、解像度変換前の動きベクトルの水平
成分と画像の横方向の解像度変換レートによって求める
ことができる。解像度変換後の垂直成分は解像度変換前
の動きベクトルの垂直成分と画像の縦方向の解像度変換
レートによって求められる。すなわち解像度変換前の動
きベクトルと変換後の動きベクトルと大きな相関を持
つ。その相関を利用し、解像度変換前の動きベクトルか
ら変換後の動きベクトルを求めることができる。
【0023】すなわち、入力されたMPEG2画像圧縮
情報(ビットストリーム)より、MPEG2のマクロブ
ロック動きベクトルやマクロブロックタイプ等のパラメ
ータを利用し、それをMPEG4の動きベクトルへ簡潔
に変換する。MPEG4画像圧縮情報(ビットストリー
ム)に変換する際には、動きベクトルの検出を行わず、
変換された動きベクトルを用いた画像符号化を行う。結
果として、MPEG4画像圧縮情報(ビットストリー
ム)へ符号化する際に動きベクトルの検出を行わないた
め、処理量が大幅に減らされる。
【0024】このようにMPEG2画像圧縮情報(ビッ
トストリーム)の動きベクトルからMPEG4画像圧縮
情報(ビットストリーム)の動きベクトルへの変換を行
うこと、また動きベクトル以外にも、MPEG2画像圧
縮情報(ビットストリーム)復号に用いたパラメータ、
もしくは変換した後のパラメータを採用することによ
り、MPEG4画像圧縮情報(ビットストリーム)への
符号化の際の処理量が減らされることにおいて、時間遅
延が少なくなることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0026】本発明を画像情報変換装置に適用した実施
の形態について、図1を参照して説明する。この画像情
報変換装置は、MPEG2画像圧縮情報(ビットストリ
ーム)をMPEG4画像圧縮情報(ビットストリーム)
に変換する際、画像情報符号化部内で動きベクトルの検
出を行わず、MPEG2画像圧縮情報(ビットストリー
ム)から抽出されたマクロブロック動きベクトルやマク
ロブロックタイプ等のパラメータによりMPEG4画像
圧縮情報(ビットストリーム)に符号化する際必要とな
る動きベクトルに変換するものである。
【0027】図1に示すように、この画像情報変換装置
は、入力されたMPEG2画像圧縮情報(ビットストリ
ーム)を復号すると共にMPEG2の動きベクトル、画
像サイズ等のパラメータを取り出す画像情報復号化部4
と、画像情報復号化部4で取り出されたパラメータ及び
外部から入力された画像サイズ調整フラグに基づいて、
画像情報復号化部4で復号された画像の解像度及びフレ
ームレートを変換する解像度/フレームレート変換部5
とを有している。
【0028】解像度/フレームレート変換部5は、画像
情報復号化部4で取り出されたMPEG2の動きベクト
ル、画像サイズ等のパラメータに基づいて画像情報復号
化部4で復号された画像の解像度及びフレームレートを
変換する解像度/フレームレート変換部5aと、外部か
ら入力された画像サイズ調整フラグに基づいて、解像度
/フレームレート変換部5aにて解像度及びフレームレ
ートを変換された画像に対して画素の補填又は除去を行
う画素補填/除去部5bとを有している。
【0029】また、画像情報変換装置は、画像情報復号
化部4から送られたMPEG2の動きベクトルをMPE
G4の動きベクトルに変換する動きベクトル変換部6
と、解像度/フレームレート変換部5にて解像度及びフ
レームレートを変換された画像を動きベクトル変換部6
から送られたMPEG4の動きベクトルを用いてMPE
G4画像圧縮情報(ビットストリーム)に符号化して出
力する画像情報符号化部7とを有している。
【0030】この画像情報変換装置においては、解像度
/フレームレート変換部5は、画像情報符号化部7にお
けるMPEG4画像圧縮情報(ビットストリーム)への
符号化に適合するように、画像情報復号化部4から供給
されMPEG2画像圧縮情報(ビットストリーム)が復
号された画像の解像度及びフレームレートを変換する。
【0031】動きベクトル変換部6は、解像度/フレー
ムレート変換部5における解像度変換の際に、画像情報
復号化部4から送られたMPEG2の動きベクトル、画
像サイズ等のパラメータや外部から供給された画像サイ
ズ調整フラグに基づいて、MPEG4動きベクトルを生
成する。
【0032】動きベクトル変換部6における処理は、解
像度変換前の画像に対応する動きベクトルと、解像度変
換後の画像に対応する動きベクトルとが、大きな相関を
有することを用いたものである。
【0033】この画像情報変換装置においては、MPE
G2の動きベクトルをMPEG4の動きベクトルに変換
することにより、処理の高速化が図られている。すなわ
ち、画像情報符号化部7ではMPEG4画像圧縮情報
(ビットストリーム)への符号化の際にMPEG4の動
きベクトルを検出する必要がないので、演算量が低減さ
れて処理が高速化されている。
【0034】次に、この画像情報変換装置の解像度/フ
レームレート変換部5における処理について説明する。
【0035】解像度/フレームレート変換部5では、ま
ず、画像情報復号化部4より入力された画像の解像度変
換を行う。ここでは、縦・横とも解像度を1/4にする
場合を例にして挙げる。
【0036】図2には、表示順序にしたがって、フレー
ム内で符号化されたイントラ符号化画像(Iピクチ
ャ)、前方の画像及び後方の画像を参照する双方向予測
符号化画像(Bピクチャ)、前方の画像を参照する順方
向予測符号化画像(Pピクチャ)の4つのフレームが示
されている。
【0037】なお、簡単のために、以下では、Iピクチ
ャ、Pピクチャ及びBピクチャをそれぞれI、P及びB
と略することがある。
【0038】画像の垂直方向のダウンサンプリングは、
図2のAの第一フィールド(top field: トップフィ
ールド)及び図2のBの第二フィールド(bottom fiel
d:ボトムフィールド)から第一フィールドを抽出して、
飛び越し走査の画像を図2のCに示す順次走査の画像に
変換することにより行う。この変換により、画像の垂直
方向の解像度は1/2になる。
【0039】なお、垂直方向のダウンサンプリングは、
図2のA及びBに示すフレームからの図2のBに示す第
二フィールドを抽出することによって行ってもよい。
【0040】実際には、垂直方向のダウンサンプリング
は、ビットレートを低下させるためのフレームレート変
換と同時に行われる。すなわち、図2のCに示す順次走
査の画像は、IBBPのピクチャの内でIピクチャ及び
Pピクチャから抽出された第一フィールドから構成され
る。
【0041】これにより、図2のA及びBに示されたI
BBPのフレームから構成される飛び越し走査の画像
は、解像度/フレーム変換後、図2のCに示すようにI
Pの第一フィールドから構成される順次走査の画像にな
る。
【0042】解像度/フレーム変換を行った画像は、M
PEG4画像符号化方式により符号化できるように、縦
・横の画素数が共に16の倍数にする。そのため、外部
から入力される画像サイズ調整フラグにより、画素の補
填あるいは画素の除去を行う。
【0043】画像サイズ調整フラグは、解像度/フレー
ムレート変換部5の外部から入力され、画像の縦・横の
画素数が16の倍数でない場合に対し、画像への画素補
填もしくは、除去を判別するためのフラグである。
【0044】図3を用いて、画像サイズ調整フラグによ
る画像への処理を説明する。図3のAに示すように画像
情報復号化部4より出力された画像の解像度がm画素×
n画素であるとすると、m、nは共に16の倍数である
が、縦、横1/4にダウンサンプリングされたm/4,
n/4は、16の整数倍、もしくは、16で割って4,
8又は12画素の余り(余剰画素)がある。そこで、ス
テップS1において、m/4及びn/4が共に16の倍
数であるか否かによって分岐する。
【0045】図3中のBに示すように、m/4,n/4
が共に16の倍数の場合においては、MPEG4符号化
方式に適する画像になっているため、画像への処理を行
わない。それ以外は、MPEG4符号化方式に適しない
ため、画像サイズ調整フラグによる画像への処理が必要
となる。画像サイズ調整フラグには、画素の補填と除去
の二つの選択肢を持つ。
【0046】m/4もしくはn/4が16で割って、
4,8又は12画素が余った場合においては、画像の除
去を選択すれば、余った画素を除去する。すなわち、出
力画像は(m/4−余剰画素)もしくは(n/4−補填
画素)となる。例えば、図3のCにおいては、余剰画素
aが除去され、(m/4−余剰画素)画素分の画像が出
力される。一方画素の補填を選択すれば、新たに作成し
た4,8又は12画素もしくは元の画像から複製した補
填画素もしくは画像に適した補填画素を行、あるいは列
の先頭もしくは、後部から付け加える。すなわち、出力
画像は(m/4+補填画素)もしくは(n/4+補填画
素)となる。例えば、図3のDにおいては、補填画素b
が加えられている。これによって、(m/4+補填画
素)画素分の画像が出力される。結果として、変換後の
画像解像度の横と縦は16の倍数となり、MPEG4符
号化方式に適したサイズを持つ画像が出力される。
【0047】一方、画像情報復号化部4に入力したMP
EG2画像圧縮情報(ビットストリーム)は、可変長符
号の復号化を行われた後、Pピクチャのみのマクロブロ
ック動きベクトルやマクロブロックタイプなどその他の
パラメータが取り出され、動きベクトル変換部6へ送ら
れる。
【0048】次に、動きベクトル変換6における動きベ
クトル変換の動作原理を図4を用いて説明する。
【0049】図4のA及びBでは、実線で区切られてい
る各正方格子の一つ一つがマクロブロックを示してい
る。図4のAは、MPEG2復号化部4より出力された
解像度変換前の画像である。図4のBは、図4のAの画
像を解像度/フレームレート変換部5により、縦・横の
解像度とも1/4に変換した画像である。
【0050】例えば、図4のAに示した変換前の画像に
おける左上の2×2の4つの16×16マクロブロック
101は、図4のBに示した変換後の画像における左上
の8×8ブロック102に対応している。
【0051】解像度変換前の画像における4つの16×
16マクロブロック101の各マクロブロックの動きベ
クトルMV1,MV2,MV3,MV4は、解像度変換
後の画像における8×8ブロック102の正規化動きベ
クトルmv1、mv2、mv3、mv4にそれぞれ対応
している。そして、解像度変換後の4つの正規化動きベ
クトルmv1、mv2、mv3、mv4から1つの8×
8動きベクトルMV’を求める。
【0052】さらに、図4のAに示した変換前の画像に
おける4×4の16個の16×16マクロブロック10
3は、図4のBに示した変換後の画像における2×2の
16×16マクロブロック104に対応している。
【0053】解像度変換前の画像における4つの16×
16マクロブロック103の各マクロブロックの動きベ
クトルMV1〜MV16は、解像度変換後の画像におけ
る8×8ブロック104の正規化動きベクトルmv1〜
mv14にそれぞれ対応している。解像度変換後の16
の正規化動きベクトルmv1〜mv16から1つの16
×16動きベクトルMV’を求める。これにより、MP
EG4画像符号化方式により符号化するのに用いる動き
ベクトルの4つの8×8動きベクトルMV’と1つの1
6×16動きベクトルMV’が作成される。
【0054】次に、画像情報変換装置の動きベクトル変
換部6について、図5を参照して説明する。
【0055】この動きベクトル変換部6は、入力された
MPEG2の動きベクトル、画像サイズ等のパラメータ
の内、MPEG2の16×16動きベクトルを8×8正
規化動きベクトルに変換する動きベクトル変換部8と、
画像サイズ調整フラグに基づいた画像サイズの調整に対
応して正規化動きベクトルを調整する動きベクトル調整
部9とを有している。
【0056】また、動きベクトル変換部6は、動きベク
トル調整部9から出力された8×8正規化動きベクトル
をMPEG4の8×8動きベクトルに変換する動きベク
トル変換部10と、同様に動きベクトル調整部9から出
力された8×8正規化動きベクトルをMPEG4の16
×16動きベクトルに変換する動きベクトル変換部11
とを有している。
【0057】動きベクトル変換部8は、MPEG2画像
圧縮情報(ビットストリーム)中の動きベクトル、画像
サイズ等のパラメータなどを入力され、正規化動きベク
トルを出力する。
【0058】動きベクトル変換部8から出力された正規
化動きベクトルは、動きベクトル調整部9において、画
像サイズに適した正規化動きベクトルに変換される。
【0059】動きベクトル調整部9より出力された正規
化動きベクトルは、動きベクトル変換部10に入力さ
れ、MPEG4の8×8マクロブロックに対応するMP
EG2の4つの16×16マクロブロックの動きベクト
ルの和を動きベクトルの個数で割ることによりMPEG
4の8×8マクロブロックの動きベクトルが算出され
る。
【0060】同様に、動きベクトル変換部11では、M
PEG4の16×16マクロブロックに対応する16個
の16×16マクロブロックの動きベクトルの和を、動
きベクトルの個数で割ることによりMPEG4の16×
16マクロブロックの動きベクトルが算出される。
【0061】このようにして、動きベクトル変換部6か
らは、MPEG4の8×8動きベクトルと16×16動
きベクトルとが出力される。
【0062】次に、動きベクトル変換部6の動きベクト
ル変換部8の動作原理を図6を参照して説明する。この
動きベクトル変換部8は、MPEG2の16×16動き
ベクトルを正規化動きベクトルに変換するものである。
動きベクトル変換部6には、MPEG2の16×16動
きベクトルと共にマクロブロックタイプ等が入力され
る。
【0063】最初のステップS11において、動きベク
トル変換部8の処理は、入力されたマクロブロックタイ
プが、フレーム内で符号化されたイントラマクロブロッ
ク、フレーム間で予測符号化されたインターマクロブロ
ック、又はスキップされるスキップマクロブロックのい
ずれであるかによって分岐する。
【0064】すなわち、動きベクトル変換部8の処理
は、マクロブロックタイプがイントラマクロブロックの
場合にはステップS12に、スキップマクロブロックの
場合にはステップS13に、インターマクロブロックの
場合にはステップS14に、それぞれ進む。
【0065】ステップS12において、動きベクトル変
換部8は、イントラマクロブロックに対する処理を行
う。動きベクトル変換部8は、まず、イントラマクロブ
ロックに対しては、正規化動きベクトルを0に設定す
る。
【0066】ステップS13において、動きベクトル変
換部8は、スキップマクロブロックに対する処理を行
う。すなわち、動きベクトル変換部8は、マクロブロッ
クに対して、正規化動きベクトルを0に設定する。
【0067】ステップS14において、動きベクトル変
換部8の処理は、インターマクロブロックに対して、当
該マクロブックがフレーム予測又はフィールド予測のい
ずれであるかによって分岐する。すなわち、動きベクト
ル変換部8は、フレーム予測の場合にはステップS15
に、フィールド予測の場合にはステップS16に処理を
進める。
【0068】ステップS15において、動きベクトル変
換部8は、フレーム予測のインターマクロブロックに対
する動きベクトル変換の処理を行う。動きベクトル変換
部8は、画像の解像度変換に応じて動きベクトルを変換
する。
【0069】図7を用いて、インターマクロブロックに
対して、フレーム構造の画像にフレーム予測を行う場合
の動きベクトル変換の様子を説明する。
【0070】図7のAに示す解像度変換前の画像には、
現フレームにおける太陽31及び山32が表示されてい
る。解像度変換前の動きベクトルMVは、前フレームの
太陽33の位置を始点とし、現フレームの太陽31の位
置に向かっている。すなわち、解像度変換前の16×1
6動きベクトルであるこの動きベクトルMVは、(0,
0)から(8,12)に向かっている。
【0071】ここで、動きベクトルMVは、水平方向及
び垂直方向のそれぞれについて、画像を構成する整数画
素a1に相当する位置0,2,4,・・・と、隣接する
整数画素a1の間の位置1,3,5,・・・に想定され
た仮想的な半画素a2とを用いて表されている。なお、
この半画素a2は、動きベクトルMVを整数画素a1に
相当する位置の1/2の精度で表すために想定された実
在しない画素である。
【0072】一方、図7のBに示す解像度変換後の画像
は、図7のAに示した画像の解像度を1/4に変換した
ものである。
【0073】この解像度変換により、水平方向及び垂直
方向について、図7のAに示した位置0,4,8,・・
・に相当する整数画素a1が残り、図7のBに示した整
数画素b1の位置0’,2’,4’,・・・に相当する
ようになる。図7のAに示した位置2,6,10,・・
・に相当する整数画素a1は捨てられる。なお、図7の
Bにおいては、動きベクトルMV’を整数画素b1に相
当する位置0’,2’,4’,・・・の1/2の精度で
表すために、隣接する整数画素b1の間の位置1’,
3’,5’,・・・に仮想的な半画素b2が想定されて
いる。
【0074】解像度変換後の動きベクトルMV’も、前
フレームの太陽36の位置を始点とし、現フレームの太
陽34の位置に向かっている。すなわち、解像度変換後
の8×8動きベクトルであるこの動きベクトルMV’
は、(0,0)から(2’,3’)に向かっている。
【0075】このような画像の解像度変換に応じて、解
像度変換前の動きベクトルMVから解像度変換後の動き
ベクトルMV’への変換を行うものとする。すなわち、
解像度変換後の動きベクトルMV’の水平成分は、画像
の水平方向の解像度変換レートに応じて1/4倍に変換
される。同様に、解像度変換後の動きベクトルMV’の
垂直成分も、画像の垂直成分の解像度変換レートに応じ
て1/4倍に変換される。
【0076】例えば、図7のAに示した(0,0)から
(8,12)に向かう解像度変換前の動きベクトルMV
は、水平成分8及び垂直成分12であるので、解像度変
換レートに応じて1/4倍されて水平成分2及び垂直成
分3となる。従って、図7のBに示す(0,0)から
(2,3)に向かう解像度変換後の動きベクトルMV’
が得られる。
【0077】ところで、解像度変換後の動きベクトルM
V’は、水平成分及び垂直成分に相当する整数画素b1
又は半画素b2が存在しないことがある。なお、以下の
説明では便宜上動きベクトルの水平成分についてのみ言
及するが、垂直成分についても同様である。
【0078】すなわち、図7のAの上部に対応関係を示
すように、解像度変換前(ダウンサンプリング前)の画
像において、解像度変換前の動きベクトルMVの水平成
分が整数画素a1に相当する0,8,・・・のとき、す
なわち水平成分を8で割った余りが0となるときには、
解像度変換レートに応じて1/4倍して得た解像度変換
後の動きベクトルMV’の水平成分は0’,2’,・・
・となり、解像度変換後(ダウンサンプリング後)の画
像における整数画素b1に相当する。
【0079】同様に、解像度変換前の動きベクトルMV
の水平成分が整数画素a1に相当する4,12,・・・
のとき、すなわち水平成分を8で割った余りが4となる
ときには、解像度変換レートに応じて1/4倍して得た
解像度変換後の動きベクトルMV’の水平成分は1’,
3’,・・・となり、解像度変換後の画像における半画
素b2に相当する。
【0080】しかし、解像度変換前の動きベクトルMV
の水平成分が整数画素a1に相当する2,6,・・・の
とき、すなわち水平成分を4で割った 余りが2になる
ときには、解像度変換レートに応じて1/4倍して得た
解像度変換後の動きベクトルMV’の水平成分は1/
2,3/2,・・・となり、相当する画素が存在しな
い。
【0081】同様に、解像度変換前の動きベクトルMV
の水平成分が半画素a2に相当する1,3,5,7,・
・・のときには、解像度変換前の動きベクトルMVの水
平成分を解像度変換レートに応じて1/4倍した値1/
4,3/4,5/4,7/4,・・・には、相当する画
素が存在しない。
【0082】そこで、本実施の形態においては、解像度
変換前の動きベクトルMVの水平成分0,1は解像度変
換後の動きベクトルMV’の水平成分0’に、解像度変
換前の動きベクトルMVの水平成分2〜6は解像度変換
後の動きベクトルMV’の水平成分1’に、解像度変換
前の動きベクトルMVの水平成分7,8は解像度変換後
の動きベクトルMV’の水平成分2’に、それぞれ変換
されるものとする。
【0083】このように、変換前に整数画素a1の位置
に示している動きベクトルMVで変換後1/4画素値に
位置する動きベクトルMV’は整数画素b1ではなく、
半画素b2の位置を示すように変換する。それは本来、
復号された画像信号には、量子化による歪みが含まれて
いるため、そのまま予測画像として使用すると予測効率
が低下し、画質劣化を引き起こす場合がある。これを低
減するために、低域通過フィルタに相当する参照画面で
の各画素間を1:1で直線補間した半画素精度を選択さ
れることもあり、これにより、画質劣化を避けることが
できる。従って、MPEG4画像符号化方式による符号
化も、予測効率を向上し、画質劣化を防ぐために、優先
的にMPEG4のフォーマットに変換した際も半画素の
位置に示すように変換する。
【0084】解像度変換前の動きベクトルMVと解像度
変換後の動きベクトルMV’の対応関係は、図8に示す
ようになる。この図8においては、解像度変換前の動き
ベクトルMVの水平成分又は垂直成分の値をMVと表記
している。なお、ここの[MV/4]は、MVを4で割
った整数部分を示す。
【0085】すなわち、解像度変換前の動きベクトルM
Vの水平成分を8で割った余りが0,1,4〜6の場合
には、解像度変換後の動きベクトルMV’の水平成分を
[MV/4]とする。解像度変換前の動きベクトルMV
の水平成分を8で割った余りが2,7の場合には、解像
度変換後の動きベクトルMV’の水平成分を[MV/
4]+1とする。
【0086】図6に戻り、ステップS16において、フ
ィールド予測のインターマクロブロックに対しては、動
きベクトル変換部8の処理は、第一フィールド予測又は
第二フィールド予測のいずれかによって分岐する。すな
わち、第一フィールド予測の場合はステップS17に、
第二フィールド予測の場合はステップS18に進む。
【0087】第一フィールド予測である場合には、動き
ベクトル変換部8は、ステップS17において、第一フ
ィールド予測に適した動きベクトルへの変換を行う。こ
のような第一フィールド予測に適した動きベクトルへの
変換について、図9を参照して説明する。
【0088】図9のAに示すように、第一フィールドの
ラインa3及び第二フィールドのラインa4の内、第一
フィールドのラインa3を取り出す間引きを行うことに
より、解像度を1/2にする解像度変換が行われる。
【0089】図9のBには、第一フィールドのラインb
3を取り出すことで、垂直方向に解像度が1/2になっ
た画像が示されている。また、第一フィールド予測を行
っているため、解像度変換前の動きベクトルMVは、そ
のまま解像度変換後の動きベクトルMV’になる。
【0090】第一フィールド予測を行っているため、変
換前の動きベクトルを図10に従ってさらに1/2変換
し、変換後の動きベクトルとする。なお、ここの[MV
/2]は、MVを2で割った整数部分を示す。
【0091】すなわち、解像度変換前の動きベクトルM
Vの水平成分を4で割った余りが0,2,3の場合に
は、解像度変換後の動きベクトルMV’の水平成分を
[MV/2]とする。解像度変換前の動きベクトルMV
の水平成分を8で割った余りが1の場合には、解像度変
換後の動きベクトルMV’の水平成分を[MV/2]+
1とする。
【0092】一方、図6のステップS18では、第二フ
ィールド予測に適した動きベクトルの変換を行う。この
ステップS18における第二フィールド予測の動きベク
トル変換について、図11を参照して説明する。
【0093】図11のAにおいて、第一フィールドのラ
インa3及び第二フィールドのラインa4の内、第二フ
ィールドのラインa3を取り出す間引きを行うことによ
り、解像度を1/2にする解像度変換が行われる。この
ため、この第二フィールド予測の場合においても、解像
度変換後には第一フィールドの画素値を参照画像として
用いる。図11のBには、参照画像として用いられる第
一フィールドのラインb3のみから構成される解像度変
換後の画像が示されている。
【0094】解像度変換した際、第一フィールドのみが
抽出されたため、変換後は第一フィールドを参照画像と
して用いる。そのため、MPEG2で予測画像として用
いた第二フィールドを解像度変換後の第一フィールド予
測に変換するように、動きベクトルの時空間補正を行
う。図11は、第二フィールド予測から近似的に第一フ
ィールド予測に変換するための空間的な補正を行ってい
る。すなわち、動きベクトルの垂直成分に1を足す。図
からわかるように、第二フィールド予測で求めた動きベ
クトルの垂直成分に1を足すと、1行(ライン)を繰り
上げられることによって、第二フィールドが第一フィー
ルドと同様の空間位置に達し、空間上で、第一フィール
ド予測で求めた動きベクトルのようになる。式(1)は
空間補正により、第一フィールドと同様な空間位置にあ
る第二フィールド、すなわち近似第一フィールドを予測
としたとき、動きベクトルMVtopの垂直成分を表して
いる。
【0095】
【数1】
【0096】また、MPEG2にはインタレースの第一
フィールドと第二フィールドは時間ずれがある。そのた
め、第二フィールドから近似された第一フィールドと実
際の第一フィールドとの時間ずれを無くすには、時間的
な補正を行う。図12は各フイールドの時間的位置関係
を示している。ここで、第一フィールドと第二フィール
ドとの間隔を1とし、aはIピクチャの第二フィールド
とPピクチャの第一フィールドの間隔とすると、aは
1,3,5,7…のような奇数になる。なお、aは1の
場合は、画像の構成がIPPP…の場合である。時間補
正したMV’は、式(2)に示すようになる。
【0097】
【数2】
【0098】式(1)を式(2)に代入すると、変換後
の動きベクトルの垂直成分が式(3)のようになる。
【0099】
【数3】
【0100】なお、変換後の動きベクトルの水平成分
は、変換前の動きベクトルに(a+1)/aをかけ、時
間的な補正を行った後、図8の計算に従って求められ
る。
【0101】動きベクトルの垂直成分に対して、場合に
より、時間的補正を行った後、空間的な補正を行っても
よい。その場合、動きベクトルMV’の垂直成分を式
(4)に示す。なお、水平成分は空間・時間補正(空間
補正が行ってから時間補正を行う)と時間・空間補正
(時間補正が行ってから空間補正を行う)は同様な値と
なる。
【0102】
【数4】
【0103】式(3)と式(4)の差、すなわち、空間
・時間補正を行った場合と、時間・空間補正を行った場
合の動きベクトルの垂直成分の差は1/aになる。従っ
て、aの値によって、その差による影響が異なるので、
aが1の場合と、1より大きい、すなわち3,5,7…
の2つの場合における補正方法を説明する。
【0104】まず、aが1の場合について説明する。式
(3)のaに1を代入すると、動きベクトルの垂直成分
は式(5)になる。
【0105】
【数5】
【0106】式(4)のaに1を代入し、動きベクトル
の垂直成分は式(5)になる。
【0107】
【数6】
【0108】その結果、変換前の動きベクトルMV
bottomが0,1,2…を代入すると、式(5)による値
は2,4,6のような偶数になる。すなわち、空間・時
間補正を行うと、変換前の動きベクトルは整数画素の位
置に示しても、半画素の位置に示しても、変換後はすべ
て整数画素の位置に示す。また、式(6)による値は、
1,3,5のような奇数になる。すなわち、時間・空間
補正を行うと、変換前の動きベクトルは整数画素の位置
に示しても半画素の位置に示しても、変換後はすべて半
画素の位置に示す。従って、変換前整数画素の位置に示
している動きベクトルは、変換後も整数画素の位置に示
すようにする場合、空間・時間補正を行う。また、変換
前半画素の位置に示している動きベクトルは、変換後も
半画素の位置に示すようにする場合、時間・空間補正を
行う。すなわち、変換前の動きベクトルに対し、空間補
正、時間補正を交互に使用し、解像度変換後の動きベク
トルに変換する。もしくは、変換前の動きベクトルに対
して、すべてが時間・空間補正を行う。もしくは、すべ
てが空間・時間補正を行う。
【0109】次に、aは1でない場合、すなわち、3、
5,7の場合は、時間・空間補正と空間・時間補正の差
である1/aは0に近似空間・時間補正を行ってもよ
い、もしくは時間・空間補正を行ってもよい。
【0110】第二フィールド参照の動きベクトル変換処
理が終了した後、動きベクトルを表2に従ってさらに1
/2変換し、変換後の動きベクトルとする。
【0111】以上のようにして、動きベクトル変換部8
から補正前の正規化動きベクトルが出力される。出力さ
れた正規化動きベクトルは、画像サイズ調整フラグによ
る動きベクトル調整部8に送られ、外部より入力された
画像サイズ調整フラグにより、画像サイズに適した動き
ベクトルとなるように変換される。
【0112】次に、画像サイズ調整フラグに基づいて動
きベクトルを変換する動きベクトル調整部9について、
図13を参照して説明する。
【0113】動きベクトル調整部9では、最初のステッ
プS21において、m/4,n/4が共に16の倍数で
あるかどうかを判断する。そして、入力画像サイズm画
素×n画素に対して、m/4,n/4が共に16の倍数
であれば、動きベクトル変換部8から出力された正規化
動きベクトルを処理せずに、そのまま出力する。m/
4,n/4のいずれが16の倍数でない場合、外部から
入力された画像サイズ調整フラグが作動する。画素除去
の場合は、ステップS22において、除去された余剰画
素の正規化動きベクトルを出力しないで、それ以外の正
規化動きベクトルを出力する。画素補填の場合は、ステ
ップS23において、補填された画素の動きベクトル正
規化動きベクトルを0に設定し、他の入力された正規化
動きベクトルと合わせて出力される。
【0114】図5に戻り、動きベクトル調整部9より出
力された画像サイズに適した正規化動きベクトルは、動
きベクトル変換部10において、式(7)によって、M
PEG4マクロブロックを構成する4つのMPEG2マ
クロブロックの中、イントラマクロブロックでないマク
ロブロックから変換された正規化動きベクトルmvi
和をイントラマクロブロックでないマクロブロック数で
割った平均をMPEG4の動きベクトル8×8MV’と
して出力する。この場合、変換前のMPEG2マクロブ
ロックのDCT係数がゼロであるマクロブロックから変
換された正規化動きベクトルが含まれる場合は、その正
規化動きベクトルを符号効率の高い動きベクトルとして
8×8MV’に選択する。平均8×8MV’を求める場
合には、MPEG2マクロブロックのDCT係数などに
おける重みづけ平均の処理により決定してもよい。
【0115】
【数7】
【0116】一方、動きベクトル変換部11において、
式(8)によって、MPEG4マクロブロックを構成す
る16のMPEG2マクロブロックの中、イントラマク
ロブロックでないマクロブロックから変換された正規化
動きベクトルmviの和をイントラマクロブロックでな
いマクロブロック数で割った平均をMPEG4の動きベ
クトル16×16MV’として出力する。この場合、変
換前のMPEG2マクロブロックのDCT係数がゼロで
あるマクロブロックから変換された正規化動きベクトル
が含まれる場合は、その正規化動きベクトルを符号化効
率の高い動きベクトルとして8×8MV’に選択する。
平均16×16MV’を求める場合には、MPEG2マ
クロブロックのDCT係数などにおける重みづけ平均の
処理により決定してもよい。式(7)で求めた8×8M
V’と、式(8)で求めた16×16MV’を合わせ
て、MPEG4動きベクトルとして出力する。
【0117】
【数8】
【0118】なお、本発明は、MPEG2画像圧縮情報
(ビットストリーム)からMPEG4画像圧縮情報(ビ
ットストリーム)への変換について説明したが、特にM
PEG2画像圧縮情報(ビットストリーム)からMPE
G4画像圧縮情報(ビットストリーム)へのフォーマッ
ト変換に限定したわけではなく、変換前と後の画像符号
化方式もしくは画像フォーマットが同一の場合も適用可
能であるし、入力に対し、異なる解像度、フレームレー
トを持つ出力への変換にも広く適用可能である。
【0119】
【発明の効果】本発明により、入力された画像符号化ビ
ットストリームに対し、フレームレート、解像度等に応
じて画像符号化フォーマットの異なる画像符号化ビット
ストリームへ変換することが可能となり、従来のフォー
マット変換の場合におこる膨大な処理量を減らすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像情報変換装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】解像度/フレームレート変換部における動作原
理を示す図である。
【図3】画枠調整フラグに応じた画素の補填又は除去の
動作原理を示す図である。
【図4】動きベクトル変換部における動きベクトル変換
方法を示す図である。
【図5】動きベクトル変換部の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】正規化動きベクトル変換部における動作原理を
示す図である。
【図7】フレーム構造でフレーム予測の場合の動きベク
トル変換の概念を示す図である。
【図8】MPEG2画像圧縮情報(ビットストリーム)
の動きベクトルのMPEG4画像圧縮情報(ビットスト
リーム)の動きベクトルの変換を示す図である。
【図9】フレーム構造で第一フィールド予測の場合の動
きベクトル変換の概念を示す図である。
【図10】図9の場合にさらに行う動きベクトルの変換
を示す図である。
【図11】フレーム構造で第二フィールド予測の場合の
動きベクトル変換の概念を示す図である。
【図12】フレーム構造で第二フィールド予測の場合の
解像度/フレームレート変換部における動作原理を示す
図である。
【図13】動きベクトル調整部における処理を示すフロ
ーチャートである。
【図14】従来の画像情報変換装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】MPEG2画像圧縮情報(ビットストリー
ム)の動きベクトルとMPEG4画像圧縮情報(ビット
ストリーム)の動きベクトルとの相関を示す図である。
【符号の説明】
4 MPEG2画像情報復号化部、5 解像度/フレー
ムレート変換部、6動きベクトル変換部、7 MPEG
4画像情報符号化部、8 動きベクトル変換部、9 動
きベクトル調整部、10 動きベクトル変換部、11
動きベクトル変換部
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 数史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 鈴木 輝彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK06 KK41 LA07 LB05 LB07 LB11 LB12 MA00 MA05 MA23 NN21 PP04 SS02 SS07 SS13 TA08 TA50 TA62 TB03 TC00 TC01 TC12 TC25 UA02 UA05 5C063 AB03 AC01 BA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の圧縮符号化方式で圧縮された入力
    画像圧縮情報を、第2の圧縮符号化方式で圧縮された出
    力画像圧縮情報に変換する画像情報変換装置において、 上記入力画像圧縮情報及び上記出力画像圧縮情報を構成
    する符号化画像は複数の画素からなる画素ブロックから
    構成され、動きベクトルによって動き補償されたもので
    あって、 上記入力画像圧縮情報の第1の解像度を上記出力画像圧
    縮情報の第2の解像度に変換する解像度変換手段と、 上記解像度変換手段による解像度変換の際に、上記入力
    画像圧縮情報の符号化画像内の画素ブロックに対して画
    素の補填又は除去を行う画素補填/除去手段と、 上記入力画像圧縮情報を動き補償する第1の動きベクト
    ルを上記解像度変換手段による解像度変換に応じて上記
    出力画像圧縮情報を動き補償する第2の動きベクトルに
    変換する動きベクトル変換手段とを有することを特徴と
    する画像情報変換装置。
  2. 【請求項2】 上記解像度変換手段は、上記第2の解像
    度を上記第1の解像度に対して1/4に変換するもので
    あって、上記動きベクトル変換手段は、上記第1の動き
    ベクトルの水平又は垂直成分の値を8で割った余りが
    2,3,7であると、上記第2の動きベクトルの水平又
    は垂直成分の値をそれぞれ上記第1の動きベクトルの水
    平又は垂直成分の値を4で割った値に1を加えた値とす
    ることを特徴とする請求項1記載の画像情報変換装置。
  3. 【請求項3】 上記動きベクトル変換手段は、上記第1
    の動きベクトルを上記第2の動きベクトルに変換する際
    に、上記入力画像圧縮情報のフィールド又はフレームに
    対応する時間軸についての補正を行うことを特徴とする
    請求項1記載の画像情報変換装置。
  4. 【請求項4】 上記解像度変換手段は、上記第2の解像
    度を上記第1の解像度に対して1/4に変換するもので
    あって、上記動きベクトル変換手段は、上記出力画像圧
    縮情報における第2の画素ブロックに対応する上記入力
    画像圧縮情報における4つの第1の画素ブロックの4つ
    の第1の動きベクトルを用いて上記第2の画素ブロック
    の第2の動きベクトルを算出することを特徴とする請求
    項1記載の画像情報変換装置。
  5. 【請求項5】 上記解像度変換手段は、上記第2の解像
    度を上記第1の解像度に対して1/4に変換するもので
    あって、上記ベクトル変換手段は、上記出力画像圧縮情
    報における第2の画素ブロックに対応する上記入力画像
    圧縮情報における4つの第1の画素ブロックの4つの第
    1の動きベクトルの内、非零の要素がない第1の画素ブ
    ロックの第1の動きベクトルを第2の動きベクトルとす
    ることを特徴とする請求項1記載の画像情報変換装置。
  6. 【請求項6】 第1の圧縮符号化方式で圧縮された入力
    画像圧縮情報を、第2の圧縮符号化方式で圧縮された出
    力画像圧縮情報に変換する画像情報変換方法において、 上記入力画像圧縮情報及び上記出力画像圧縮情報を構成
    する符号化画像は複数の画素からなる画素ブロックから
    構成され、動きベクトルによって動き補償されたもので
    あって、 上記入力画像圧縮情報の第1の解像度を上記出力画像圧
    縮情報の第2の解像度に変換するステップと、 上記解像度変換の際に、上記入力画像圧縮情報の符号化
    画像内の画素ブロックに対して画素の補填又は除去を行
    うステップと、 上記入力画像圧縮情報を動き補償する第1の動きベクト
    ルを上記解像度変換に応じて上記出力画像圧縮情報を動
    き補償する第2の動きベクトルに変換するステップとを
    有することを特徴とする画像情報変換方法。
  7. 【請求項7】 上記第2の解像度を上記第1の解像度に
    対して1/4に変換するものであって、上記第1の動き
    ベクトルの水平又は垂直成分の値を8で割った余りが
    2,3,7であると、上記第2の動きベクトルの水平又
    は垂直成分の値をそれぞれ上記第1の動きベクトルの水
    平又は垂直成分の値を4で割った値に1を加えた値とす
    ることを特徴とする請求項6記載の画像情報変換方法。
  8. 【請求項8】 上記第1の動きベクトルを上記第2の動
    きベクトルに変換する際に、上記入力画像圧縮情報のフ
    ィールド又はフレームに対応する時間軸についての補正
    を行うことを特徴とする請求項6記載の画像情報変換方
    法。
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