JP2001251627A - 符号化装置、符号化方法及びプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

符号化装置、符号化方法及びプログラムを記録した記録媒体

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JP2001251627A
JP2001251627A JP2000059549A JP2000059549A JP2001251627A JP 2001251627 A JP2001251627 A JP 2001251627A JP 2000059549 A JP2000059549 A JP 2000059549A JP 2000059549 A JP2000059549 A JP 2000059549A JP 2001251627 A JP2001251627 A JP 2001251627A
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Satoru Kuriki
悟 栗木
Nobuhiko Yamada
信彦 山田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像データの符号化効率を高めた符号化装
置を提供する。 【解決手段】 動画像データのブロック単位に動き予測
部109と動きベクトル検出部102とが動き補償予測
を行うことにより得られる予測誤差と動きベクトルとを
符号化する符号化装置10において、スキップ判定部1
20は符号化対象のブロックのDCT及び量子化後の予
測誤差が0であるか否かを判定し、0であると判定した
場合には、Pピクチャについては動きベクトルが第1し
きい値より小さい場合、Bピクチャについては隣のブロ
ックの動きベクトルとの大きさの差が第2しきい値より
小さい場合に当該ブロックを省略するよう動きベクトル
置換部121に通知し、動きベクトル置換部121は動
きベクトル検出部102からの動きベクトルを0に置き
換えて可変長符号化部110に出力することにより可変
長符号化部110は当該ブロックの可変長符号化を省略
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像データを圧
縮符号化する符号化装置に関し、特にその符号化効率の
向上に関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG方式により動画データを圧縮符
号化する符号化装置は、動き補償によるフレーム間予測
(以下動き補償予測と省略する)を行うことによって動
画データを圧縮する。動き補償予測とは、動画データ中
の符号化対象のブロック(以下、対象ブロックと呼ぶ)
について、対象ブロックが属するフレームの過去又は未
来(あるいはその両方)のフレーム(以下、参照フレー
ムと呼ぶ)の中から、対象ブロックと類似するブロック
(以下、参照ブロックと呼ぶ)を探索し、対象ブロック
と参照ブロックとの各画素の差分(以下、予測誤差と呼
ぶ)と、両ブロックの相対的な位置関係を表す動きベク
トルとを求める操作をいう。通常、動き補償予測は、マ
クロブロック単位に行われる。マクロブロックは、8画
素×8ラインの輝度信号のブロック4つと、それら4つ
に対応する位置にある8画素×8ラインの2種類の色差
信号のブロックからなる。
【0003】符号化装置は、動き補償予測によって得ら
れる予測誤差に対してDCT(離散コサイン変換)、量
子化を行い、結果の量子化DCT係数ブロック(以下、
量子化ブロックと呼ぶ)を動きベクトルとともに可変長
符号化する。ただし符号化装置は、3種類の符号化タイ
プ(I、P、Bピクチャ)のうち、Iピクチャのマクロ
ブロックについては動き補償予測を行わないので、予測
誤差ではなく対象ブロックそのものをDCT、量子化、
可変長符号化する。
【0004】ここで符号化タイプについて説明してお
く。符号化タイプは、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピク
チャの3種類あり、各フレームは3種類のうちのいずれ
か1つの符号化タイプが定められており、その符号化タ
イプに応じてことなる符号化方法により符号化される。
Iピクチャのフレームは、動き補償予測を行わずにマク
ロブロックの輝度信号及び2つの色差信号そのものがD
CT、量子化及び可変長符号化される。またIピクチャ
のフレームは、他の符号化タイプのフレームの参照フレ
ームとなる。Pピクチャのフレームは、過去のIピクチ
ャ又はPピクチャのフレームを参照フレームとして動き
補償予測され、動き補償予測後の予測誤差がDCT、量
子化及び可変長符号化される。またPピクチャのフレー
ムは他のPピクチャまたはBピクチャのマクロブロック
の参照フレームとなる。Pピクチャの符号化方法を単方
向予測と呼ぶ。Bピクチャのフレームは、過去又は未来
(あるいはその両方)のIピクチャ又はPピクチャのフ
レームを参照フレームとして動き補償予測され、その結
果の予測誤差がDCT、量子化及び可変長符号化され
る。他のフレームの参照フレームとはならない。Bピク
チャの符号化方法は、過去と未来の双方向から予測され
ることから双方向予測と呼ばれる。
【0005】符号化装置は、上記一連の操作に加えてマ
クロブロックスキップといって、量子化ブロックや動き
ベクトルが隣のマクロブロックあるいは前後のフレーム
の同位置のマクロブロックと同値の場合に可変長符号化
を省略する操作を行っている。ここにおいてマクロブロ
ックスキップされたマクロブロックをスキップマクロブ
ロックと呼ぶ。
【0006】より詳しくは、符号化装置は、Pピクチャ
の場合は量子化ブロックが0、すなわち量子化ブロック
内の量子化DCT係数がすべて0であって、その動きベ
クトルが0のマクロブロックについてマクロブロックス
キップを行い、Bピクチャの場合は量子化ブロックが0
であって、その動きベクトルが当該マクロブロックの左
隣のマクロブロックの動きベクトルと大きさ及び方向が
同じマクロブロックについてマクロブロックスキップを
行う。ただし符号化装置は、スライスの先頭及び末尾に
位置するマクロブロックのマクロブロックスキップは行
わない。
【0007】ここでスライスとは、動画データの符号化
における階層構造の1つの層で、フレーム上において横
並びした十数個のマクロブロックから構成される。これ
は動画データを復号する復号装置においてランダムアク
セスを実現させるために規格上定められたもので、復号
装置は動画データの一部が壊れた場合でもスライスを飛
び越して次のスライスの先頭をデコードすることができ
る。このランダムアクセスのためにスライスの先頭及び
末尾は必要となるので符号化装置はそれらのマクロブロ
ックスキップを行わないこととしている。
【0008】動画データを復号する復号装置は、マクロ
ブロックのアドレスからスキップマクロブロックがある
ことを検出すると、Pピクチャについてはそのピクチャ
の参照フレームにおいてスキップマクロブロックと同位
置にあるブロックを用いて復号し、Bピクチャについて
は左隣のマクロブロックの動きベクトルを用いて復号す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の符号化装置にお
いては、仮にマクロブロックスキップされたとしても劣
化度合いが微小なマクロブロックがマクロブロックスキ
ップされずに符号化される確率が高い。つまり劣化度合
いの低いマクロブロックが必ずしもスキップされるマク
ロブロックとは限らないので、圧縮効率が低いという問
題があった。
【0010】よって本発明は、圧縮率を向上させ、符号
化の処理量を低減した符号化装置、符号化方法及び符号
化処理を記録した記録媒体の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の符号化装置は、
動画像データのブロック毎に符号化対象ブロックに対し
て動き補償予測を含む符号化を行う符号化装置であっ
て、符号化対象ブロックの符号化を省略した場合におけ
る画素ずれの目立ちやすさを示す指標を算出する算出手
段と、前記指標に応じて符号化対象ブロックの符号化を
省略するよう制御する制御手段とを備える。
【0012】この構成によれば符号化装置は、画素ずれ
の目立ちやすさを示す指標に応じて、符号化対象ブロッ
クの符号化を省略する、つまり画素ずれが目立ちやすい
ブロックを符号化し、画素ずれが目立ちにくいブロック
の符号化を省略するので、従来の符号化装置のように符
号化省略による画素ずれが微小なブロックであっても省
略されずに符号化されるという、画素ずれの度合いと符
号化省略との不一致が解消され、符号化の処理量が減り
圧縮率が高くなるという効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の符号化
装置について図面を用いて説明する。 <第1実施形態>図1は第1実施形態の符号化装置10
の構成を示すブロック図である。同図において符号化装
置10は入力端子100、画像メモリ部101、動きベ
クトル検出部102、差分部103、DCT部104、
量子化部105、逆量子化部106、逆DCT部10
7、加算部108、動き予測部109、可変長符号化部
110、バッファ111、出力端子112、スキップ判
定部120、動きベクトル置換部121から構成され、
外部より入力端子100を介して入力される動画データ
を圧縮符号化してビット列を出力端子112より出力す
る。
【0014】画像メモリ部101は、外部より入力端子
100を介して入力される動画データを保持する。動画
データは、画像メモリ部101内部においてフレームの
順番が符号化順に並び替えられて、マクロブロック単位
に画像メモリ部101から差分部103に出力される。
制御部113は、ピクチャタイプに応じて符号化順にフ
レームの並び替えを行う。
【0015】動きベクトル検出部102は、画像メモリ
部101に記憶される動画データについて、マクロブロ
ック単位に動き補償予測により動きベクトルを検出し、
動き予測部109、スキップ判定部120及び動きベク
トル置換部121に出力する。差分部103、DCT部
104、量子化部105、スキップ判定部120、可変
長符号化部110からなる部分は、マクロブロック単位
に、予測誤差の算出、DCT、量子化、マクロブロック
スキップするか否かの判定、及びその判定結果に応じた
可変長符号化を行ってビット列を出力する。
【0016】より詳しくは、差分部103は、画像メモ
リ部101よりマクロブロック単位に出力される対象ブ
ロック(符号化対象のブロック)と、後述の動き予測部
109より出力される参照ブロックとの各画素値を減算
し、減算結果の予測誤差をDCT部104に出力する。
DCT部104は、差分部103からの予測誤差又は、
画像メモリ部101より差分部103を介さずに入力さ
れる対象ブロックについてDCTを行う。この結果、予
測誤差及び対象ブロックは、DCT係数の集合からなる
DCTブロックに変換される。
【0017】量子化部105は、DCT部104からの
DCTブロックの各DCT係数を量子化して量子化DC
T係数からなる量子化ブロックをスキップ判定部120
に出力する。スキップ判定部120は、量子化ブロック
と動きベクトルとから当該マクロブロックをスキップマ
クロブロックとするか否かを判定して、判定結果を動き
ベクトル置換部121と可変長符号化部110に出力す
る。本実施形態のスキップ判定部120は、従来の符号
化装置と比較してより多くのマクロブロックをスキップ
マクロブロックと判定するよう構成されている。詳しい
判定方法については図2において説明するが、スキップ
判定部120は、量子化係数及び動きベクトルが所定条
件を満たすか否かによってスキップマクロブロックとす
るか否かを判定する。ここにおいて所定条件は、従来の
符号化装置における所定条件より緩く設定されており、
これにより従来よりもスキップマクロブロックと判定さ
れるマクロブロックの数を多くして符号量を減らし、圧
縮率を従来より向上させている。
【0018】逆量子化部106、逆DCT部107及び
加算部108からなる部分は、差分部103、DCT部
104、量子化部105の操作とは逆の操作を行うこと
により量子化ブロックから対象ブロックを復号する。復
号された対象ブロックは、動き予測部109の内部メモ
リに保持され、差分部103による予測誤差の算出に用
いられる。
【0019】動き予測部109は、復号された対象ブロ
ックをフレーム単位で内部メモリに保持し、動きベクト
ル検出部102より出力される動きベクトルに応じて内
部メモリから参照ブロックを読み出して差分部103に
出力する。可変長符号化部110は、量子化ブロックと
動きベクトルと各種ヘッダ情報とを可変長符号化してビ
ット列をバッファ111に出力する。各種ヘッダ情報
は、マクロブロックやピクチャの各種の符号化方法等を
規定する情報で、制御部113により定義される。また
可変長符号化部110は、スキップ判定部120より符
号化対象マクロブロックをスキップマクロブロックとす
る旨が通知されると当該マクロブロックの量子化ブロッ
クと動きベクトルと各種ヘッダ情報の可変長符号化を省
略する。
【0020】バッファ111は、可変長符号化部110
より出力されるビット列を蓄積し、出力端子112を介
して外部に出力する。動きベクトル置換部121は、ス
キップ判定部120によりスキップマクロブロックと判
定されたマクロブロックについて、その動きベクトルの
値をスキップマクロブロック用の値に置き換えて可変長
符号化部110に出力する。詳しくは後に図3において
説明する。 <スキップ判定部120の詳細説明>図2は、スキップ
判定部120の処理を詳細に示すフローチャートであ
る。
【0021】スキップ判定部120は、マクロブロック
毎に、すなわち量子化部105より量子化ブロックが入
力される毎に同図の処理を実行する。スキップ判定部1
20は、量子化部105より量子化ブロックが、動きベ
クトル検出部102より動きベクトルが入力されると、
当該マクロブロックがIピクチャであるか否かを判定す
る(ステップ20)。
【0022】判定の結果、Iピクチャではないと判定し
たとき、すなわち当該量子化ブロックがBピクチャ又は
Pピクチャのとき、スキップ判定部120は、当該マク
ロブロックがスライスの先頭あるいは最後のマクロブロ
ックであるか否かを判定する(ステップ21)。スライ
スは復号時のランダムアクセスを実現させるためにMP
EG規格上定められたもので、先頭又は最後のマクロブ
ロックがスキップマクロブロックとなって省略されると
ランダムアクセスが実現されない。このためスキップ判
定部120は、スライスの先頭及び最後のマクロブロッ
クをスキップマクロブロックと判定しないようにステッ
プ21において予めスキップマクロブロックの対象から
除外している。
【0023】判定の結果、当該マクロブロックがスライ
スの先頭又は最後のマクロブロックではない場合、スキ
ップ判定部120は、当該マクロブロックの量子化ブロ
ックが0であるか、すなわち当該量子化ブロック内の量
子化係数がすべて0であるか否かを判定する(ステップ
22)。判定の結果、量子化ブロックが0であると判定
した場合、スキップ判定部120は、当該マクロブロッ
クがPピクチャであるかBピクチャであるかを判定する
(ステップ23)。
【0024】Pピクチャであると判定した場合、スキッ
プ判定部120は、当該マクロブロックの動きベクトル
の大きさを算出し、その値がしきい値a以下であるか否
かを判定する(ステップ24)。ここで動きベクトル
は、x成分とy成分とからなるものとし、スキップ判定
部120は、x成分とy成分のそれぞれについてしきい
値判定を行うものとする。すなわちスキップ判定部12
0は、x成分とy成分とがともにしきい値a以下である
か、x成分とy成分の一方または両方がしきい値aより
大きいかを判定する。
【0025】スキップ判定部120は、動きベクトルの
大きさがしきい値a以下であると判定した場合、すなわ
ち動きベクトルのx成分とy成分とが両方ともしきい値
a以下であると判定した場合は当該マクロブロックをス
キップマクロブロックとする(ステップ25)。このよ
うにスキップ判定部120は、Pピクチャの場合、スラ
イスの先頭或いは最後のマクロブロックではなく、か
つ、量子化ブロックが0であって、かつ、動きベクトル
の大きさがx成分、y成分共にしきい値a以下の場合、
当該マクロブロックをスキップマクロブロックとすると
判定する。ここで本実施形態においてしきい値aは0.
5とする。すなわちスキップ判定部120は、当該マク
ロブロックの動きベクトルの大きさがx成分、y成分共
に0.5以下であるか否かを判定し、0.5以下のとき
スキップマクロブロックと判定する。0.5以下であれ
ば、そのマクロブロックの符号化を省略したとしても、
人間の視覚には原画像と再生画像との差はほとんど目立
たないため実質的には問題がない。
【0026】一方、ステップ23においてBピクチャと
判定した場合、スキップ判定部120は、当該マクロブ
ロックの動きベクトルと1つ前のマクロブロックの動き
ベクトルとの差分を算出し、差分がしきい値b以下であ
るか否かを判定する(ステップ26)。ここで1つ前の
マクロブロックとは、当該符号化対象のマクロブロック
の直前に符号化対象であったマクロブロックを意味す
る。フレーム上においては通常、符号化対象のマクロブ
ロックの左隣に位置するマクロブロックである。また当
該マクロブロックの動きベクトルと1つ前のマクロブロ
ックの動きベクトルとの差分は、x成分とy成分それぞ
れについて算出されるものとし、スキップ判定部120
は、差分のx成分とy成分のそれぞれについてしきい値
判定を行うものとする。すなわちスキップ判定部120
は、差分のx成分とy成分とがともにしきい値b以下で
あるか、x成分とy成分の一方または両方がしきい値b
より大きいかを判定する。なおステップ26における判
定は、当該マクロブロックの動きベクトルと1つ前のマ
クロブロックの動きベクトルとにおいて、予測(順方向
予測、逆方向予測、両方向予測等)の方向が同じである
こと、つまり参照フレームが同じであることを含むもの
とする。
【0027】ステップ26において差分がx成分、y成
分共にしきい値b以下であると判定した場合、スキップ
判定部120は、当該マクロブロックをスキップマクロ
ブロックと判定する(ステップ25)。スキップ判定部
120は、当該マクロブロックをスキップマクロブロッ
クと判定した旨の通知を可変長符号化部110動きベク
トル置換部121と加算部108とに通知する。
【0028】このようにスキップ判定部120は、Bピ
クチャの場合、スライスの先頭或いは最後のマクロブロ
ックではなく、かつ、量子化ブロックが0であって、か
つ、直前のマクロブロックの動きベクトルとの差分がx
成分、y成分共にしきい値b以下である場合にスキップ
マクロブロックと判定する。ここで本実施形態において
しきい値bは1.0とする。つまりスキップ判定部12
0は、当該マクロブロックと1つ前のマクロブロックと
の動きベクトルの差分がx成分、y成分共に1.0以下
であると判定した場合に、当該マクロブロックについて
スキップマクロブロックと判定する。1.0以下であれ
ば、Pピクチャの場合と同様、そのマクロブロックの符
号化を省略したとしても、人間の視覚には原画像と再生
画像との差はほとんど目立たないため実質的には問題が
ない。なお、しきい値aとしきい値bは0.5と1.0
に限らなくてもよく、例えばユーザが画質の劣化が許容
できる範囲で任意の値をスキップ判定部120に設定で
きるようにしてもよい。 <動きベクトル置換部121の詳細説明>図3は、動き
ベクトル置換部121の処理を詳細に示すフローチャー
トである。
【0029】動きベクトル置換部121は、マクロブロ
ック毎に、すなわちマクロブロック毎の動きベクトルが
動きベクトル検出部102より入力される毎に、同図の
フローチャートの処理を実行する。動きベクトル置換部
121は、スキップ判定部120より符号化対象のマク
ロブロックをスキップマクロブロックとする旨の通知を
受けると(ステップ30)、当該マクロブロックがPピ
クチャであるか否か(すなわちBピクチャであるか)を
判定する(ステップ31)。
【0030】一方、動きベクトル置換部121は、ステ
ップ30において、スキップ判定部120より符号化対
象のマクロブロックをスキップマクロブロックとする旨
の通知を受けていない場合には、動きベクトル検出部1
02より出力された動きベクトルを可変長符号化部11
0に出力する(ステップ34)。ステップ31において
当該マクロブロックがPピクチャであると判定した場
合、動きベクトル置換部121は、動きベクトル検出部
102より出力されている動きベクトルの代わりに方向
も大きさもない0を可変長符号化部110に出力する
(ステップ32)。
【0031】ステップ31において当該マクロブロック
がBピクチャであると判定した場合、動きベクトル置換
部121は、動きベクトル検出部102より出力されて
いる動きベクトルの代わりに、当該マクロブロックの1
つ前に符号化されたマクロブロックの動きベクトルを可
変長符号化部110に出力する(ステップ33)。なお
ここで動きベクトル置換部121は、内部メモリ(不図
示)を有し、Bピクチャにおいて符号化対象となってい
るマクロブロックの1つ前のマクロブロックの動きベク
トルを保持するものとする。すなわち動きベクトル置換
部121は、ステップ33において、動きベクトル検出
部102より出力されている当該マクロブロックの動き
ベクトルの代わりに、内部メモリに保持されている動き
ベクトル、すなわち当該マクロブロックの1つ前に符号
化されたマクロブロックの動きベクトルを出力する。
【0032】動きベクトル置換部121は、ステップ3
3において可変長符号化部110に出力した動きベクト
ルを内部メモリに保持する。また動きベクトル置換部1
21は、ステップ34において可変長符号化部110に
出力した動きベクトルをBピクチャの場合について内部
メモリに保持する(ステップ35)。ここで内部メモリ
に保持した動きベクトルは、当該マクロブロックの次に
符号化対象となるマクロブロックがスキップ判定部12
0によりスキップマクロブロックと判定されて動きベク
トル置換部121がステップ33の処理を行う場合に使
用される。
【0033】なおここにおいて動きベクトル置換部12
1が動きベクトルを内部メモリに保持するとしている
が、動きベクトル検出部102が動きベクトルを保持
し、動きベクトル置換部121は、ステップ33の処理
を行う場合に動きベクトル検出部102より読み出して
使用するよう構成してもよい。このように動きベクトル
置換部121は符号化対象のマクロブロックがスキップ
マクロブロックとされる場合に当該マクロブロックの動
きベクトルをスキップマクロブロック用の動きベクトル
に置き換えて可変長符号化部110に出力する。
【0034】可変長符号化部110は、スキップ判定部
120より符号化対象のマクロブロックをスキップマク
ロブロックとする旨の通知と、動きベクトル置換部12
1より置き換えられた動きベクトルとを受けると、符号
化対象マクロブロックの量子化ブロックとその各種ヘッ
ダ情報の可変長符号化を省略する。以上のように本実施
形態の符号化装置10は、従来の符号化装置よりもスキ
ップマクロブロックと判定する判定条件を緩く設定する
ことによって、スキップマクロブロックの数を従来の符
号化装置よりも多くするため、可変長符号化後の符号量
が減り、圧縮率が高くなるという効果がある。なお、こ
のように判定の条件を緩くすれば、原画像と再生画像と
を比較した場合の画質の劣化が懸念されるが、図5のス
テップ24及びステップ26においてしきい値aを0.
5、しきい値bを1.0とすれば、再生された画像中、
スキップマクロブロックの部分の劣化は人間の視覚には
認識できない程度であり問題とならない。
【0035】また符号化装置10は、マクロブロックス
キップにより低減された割り当てビット量を他のマクロ
ブロックの符号化に割り当てることによってより高画質
な符号化を実現できる。 <第2実施形態>以下に第2実施形態の符号化装置20
について説明する。
【0036】図4は第2実施形態の符号化装置20の構
成を示すブロック図である。同図の符号化装置20は、
符号化装置10に対して特徴抽出部222を備え、スキ
ップ判定部120の代わりにスキップ判定部220を備
える点で異なっており、その他の構成は同じである。以
下、特徴抽出部222及びスキップ判定部220を中心
に説明する。 <特徴抽出部222>特徴抽出部222は、画像メモリ
部101に記憶されるマクロブロック毎に、マクロブロ
ック中の輝度信号の4つのブロックそれぞれの分散(A
CT)を算出し、そのうちの最大値(ACTmax)と
最小値(ACTmin)との差分Dをスキップ判定部2
20に出力する。
【0037】具体的に、特徴抽出部222は、次式の計
算により分散を算出している。
【0038】
【数1】 ここでYi(i=1〜64)は、8画素×8ラインのブ
ロック中の64個の輝度信号の値、Yaveは64個の
輝度信号の平均値、^2は平方を表す。つまり分散は、
各輝度信号値と平均値との差分の平方和で表される。
【0039】特徴抽出部222は、4つのブロックそれ
ぞれに対して(式1)の計算を行って4つの分散を算出
する。そしてそれらを比較することによって4つの中か
らACTmaxとACTminを確定してその差分D
(=ACTmax−ACTmin)を算出し、スキップ
判定部120に出力する。ここにおいて分散は、画像中
の輝度差が大きい場合、例えばエッジや境界等を含む場
合に値が大きくなり、画像中の輝度差が小さい場合に小
さくなる。よってマクロブロックの画像は、差分Dの値
が大きい場合は輝度差の大きい画像と小さい画像とを含
み、差分Dの値が小さい場合はどのブロックの輝度差も
ほぼ一様であるといえる。輝度差の大きい画像と小さい
画像とを含むマクロブロックの方が、輝度差のほぼ一様
な画像よりも画素ずれが目立ちやすい。よって差分D
は、マクロブロックを省略したことによる画素ずれの目
立ちやすさを示す指標、画質の劣化度合いを示す指標と
なる。 <スキップ判定部220>スキップ判定部220は、特
徴抽出部222より出力された差分Dの大小と、量子化
係数がすべて0であるか否かと、動きベクトルが所定条
件を満たすか否かとによってマクロブロックスキップを
行うか否かを判定する。
【0040】図5は、スキップ判定部220の処理を詳
細に示すフローチャートである。同図は、図2と同じス
テップ番号は同じ処理を示しており、ステップ24、ス
テップ26の代わりにステップ54、ステップ56とし
ている点が図2とは異なっている。以下、ステップ54
及びステップ56について説明する。ステップ54にお
いてスキップ判定部220は、まず、当該マクロブロッ
クの動きベクトルの大きさを算出し、また特徴抽出部2
22から差分Dを受け取る。次にスキップ判定部220
は、算出した動きベクトルの大きさがx成分、y成分共
に0であるか否かを判定する。この判定の結果、x成
分、y成分共に0である場合、スキップ判定部220は
当該マクロブロックをスキップマクロブロックとする。
一方、判定の結果、動きベクトルの大きさがx成分、y
成分共に0でない場合、スキップ判定部220は、動き
ベクトルの大きさがx成分、y成分共に0より大きくし
きい値a以下であって、かつ、差分Dがしきい値Ta以
下であるか否かを判定する。この判定の結果、動きベク
トルの大きさがx成分、y成分共に0より大きくしきい
値a以下であって、かつ、差分Dがしきい値Ta以下で
ある場合、スキップ判定部220は当該マクロブロック
をスキップマクロブロックとする。
【0041】ステップ56においてスキップ判定部22
0は、まず、当該マクロブロックの動きベクトルと直前
のマクロブロックの動きベクトルとの差分を算出し、ま
た特徴抽出部222から差分Dを受け取る。次にスキッ
プ判定部220は、算出した当該マクロブロックの動き
ベクトルと直前のマクロブロックの動きベクトルとの差
分がx成分、y成分共に0であるか否かを判定する。こ
の判定の結果、x成分、y成分共に0である場合、スキ
ップ判定部220は当該マクロブロックをスキップマク
ロブロックとする。一方、判定の結果、当該差分がx成
分、y成分共に0でない場合、スキップ判定部220
は、当該差分がx成分、y成分共に0より大きくしきい
値b以下であって、かつ、特徴抽出部222からの差分
Dがしきい値Ta以下であるか否かを判定する。この判
定の結果、当該差分がx成分、y成分共に0より大きく
しきい値b以下であって、かつ、特徴抽出部222から
の差分Dがしきい値Ta以下である場合、スキップ判定
部220は当該マクロブロックをスキップマクロブロッ
クとする。
【0042】ここでステップ54及びステップ56にお
いてしきい値a、bは第1実施形態と同様である。また
しきい値Taは256とする。差分Dが256より小さ
ければ、当該スキップマクロブロックの動きベクトルを
置き換えた場合に画像の画素ずれはほとんど目立たた
ず、人間の視覚には画質の劣化を認識できない。なお、
しきい値Taは256に限らなくてもよい。 <第3実施形態>以下に第3実施形態の符号化装置30
について説明する。
【0043】第3実施形態の符号化装置30は、図4に
示す符号化装置20の構成と比較して、特徴抽出部22
2とスキップ判定部220の代わりに特徴抽出部322
(図示しない)とスキップ判定部320(図示しない)
を備える点が符号化装置20とは異なっている。特徴抽
出部322は、マクロブロック中の輝度信号の4つのブ
ロックそれぞれの分散(ACT)を(式1)により算出
し、それらを比較することにより最大値(ACTma
x)と最小値(ACTmin)とを確定し、ACTma
xとACTminとの差分Dを算出する。そして特徴抽
出部322は、ACTmaxと差分Dとをスキップ判定
部320に出力する。
【0044】スキップ判定部320は、図5に示すフロ
チャートのステップ54、ステップ56の代わりに以下
に示すステップ64、ステップ66の処理をそれぞれ行
う。すなわちステップ64においてスキップ判定部32
0は、まず、当該マクロブロックの動きベクトルの大き
さを算出し、また特徴抽出部322からACTmaxと
差分Dとを受け取る。次にスキップ判定部320は、算
出した動きベクトルの大きさがx成分、y成分共に0で
あるか否かを判定する。この判定の結果、x成分、y成
分共に0である場合、スキップ判定部220は当該マク
ロブロックをスキップマクロブロックとする。一方、判
定の結果、動きベクトルの大きさがx成分、y成分共に
0でない場合、スキップ判定部320は、[1]動きベ
クトルの大きさがx成分、y成分共に0より大きくしき
い値a以下であるか否か、[2]差分Dがしきい値Ta
以下であるか否か、[3]ACTmaxがしきい値Tb
以下であるか否かを判定する。判定の結果、上記[1]
[2][3]ともに肯定的に判定した場合、スキップ判
定部320は当該マクロブロックをスキップマクロブロ
ックとする。
【0045】ステップ66においてスキップ判定部32
0は、当該マクロブロックの動きベクトルと直前のマク
ロブロックの動きベクトルとの差分を算出し、また特徴
抽出部322から差分DとACTmaxとを受け取る。
次にスキップ判定部320は、算出した当該マクロブロ
ックの動きベクトルと直前のマクロブロックの動きベク
トルとの差分がx成分、y成分共に0であるか否かを判
定する。この判定の結果、x成分、y成分共に0である
場合、スキップ判定部320は当該マクロブロックをス
キップマクロブロックとする。一方判定の結果、当該差
分がx成分、y成分共に0でない場合、スキップ判定部
320は、[4]当該差分がx成分、y成分共に0より
大きくしきい値b以下であるか否か、[5]特徴抽出部
322からの差分Dがしきい値Ta以下であるか否か、
[6]ACTmaxがしきい値Tb以下であるか否かを
判定する。ここにおいて上記[5][6]の判定条件
は、ステップ64における[2][3]と同様である。
この判定の結果、上記[4][5][6]ともに肯定的
に判定した場合、スキップ判定部320は当該マクロブ
ロックをスキップマクロブロックとする。
【0046】ステップ64及びステップ66においてし
きい値a、bは第1実施形態と同様であり、またしきい
値Taは256は第2実施形態と同様に256、しきい
値Tbは1024とする。なお、しきい値Taとしきい
値Tbは、256と1024に限らなくてもよい。AC
Tmaxが1024より小さい場合であって、差分Dが
256より小さいマクロブロックの画像は、他のマクロ
ブロックの画像と比較して輝度変化が小さく、また画像
内の輝度変化も小さいことを示し、人間の視覚はそのよ
うにフレーム全体の中で輝度変化が小さく、かつ、マク
ロブロック内で輝度変化が小さい画像の画素ずれを認識
しにくくなるという特性がある。この特性を利用して、
スキップ判定部320は、そのような画像のマクロブロ
ックをスキップマクロブロックとし、それ以外の、つま
り、フレーム全体、又はマクロブロック内において輝度
変化の大きい画像のマクロブロックをスキップマクロブ
ロックとしない判定を行う。
【0047】このように構成することによって符号化装
置30は、人間の視覚には画質の劣化を識別しにくい画
像のマクロブロックを、スキップマクロブロックとする
ので圧縮効率が向上するという効果がある。 <第4実施形態>以下に第4実施形態の符号化装置40
について説明する。
【0048】第4実施形態の符号化装置40は図4に示
す符号化装置20の構成と比較して、特徴抽出部222
とスキップ判定部220の代わりに特徴抽出部422
(図示しない)とスキップ判定部420(図示しない)
とを備える点が符号化装置20とは異なっている。特徴
抽出部422は、(式1)によりACTmaxとACT
minとを算出して、その差分Dを算出する。また特徴
抽出部422は、マクロブロック毎に輝度の平均値YM
Bave、つまりマクロブロック内の輝度値の総和を輝
度の個数で割った算術平均を算出する。特徴抽出部42
2は、差分Dと平均値YMBaveとをスキップ判定部
420に出力する。
【0049】スキップ判定部420は、図5に示すフロ
ーチャートのステップ54、ステップ56の処理の直前
において、以下に示すステップ74、ステップ76の処
理をそれぞれ行う。その他の処理は図5に示す通りであ
るので以下にステップ54及びステップ56を中心に説
明する。すなわちステップ74においてスキップ判定部
420は、特徴抽出部422より出力されるYMBav
eがしきい値c以下であるか否かを判定する。ここにお
いてしきい値Tcは128とする。なおしきい値Tcは
128に限らなくてもよい。判定の結果、YMBave
がしきい値Tc以下である場合、スキップ判定部420
は、ステップ74に後続するステップ54の処理におい
て用いる動きベクトルの大小判定のしきい値aをn倍
(ただしn>1)する。一方、スキップ判定部420
は、平均値YMBaveがしきい値Tcより大きい場合
にはしきい値aのn倍を行わずステップ54に進む。こ
こでnは例えば4とする。
【0050】これによりステップ54においてスキップ
判定部420は、ステップ74においてYMBaveが
しきい値Tc以下であると判定されている場合には、し
きい値aのn倍であるしきい値a×n(すなわちしきい
値aが0.5、nが4の場合は2.0)、を用いて判定
を行い、YMBaveがしきい値Tcより大きいと判定
されている場合にはしきい値aを用いて判定を行う。
【0051】ステップ76においてスキップ判定部42
0は、特徴抽出部422より出力されるYMBaveが
しきい値Tc以下であるか否かを判定する。判定の結
果、YMBaveがしきい値Tc以下である場合、スキ
ップ判定部420は、ステップ76に後続するステップ
56の処理において用いる動きベクトルの差分の大小判
定のしきい値bをn倍する。一方、スキップ判定部42
0は、平均値YMBaveがしきい値Tcより大きい場
合にはしきい値bのn倍を行わずステップ56に進む。
【0052】これによりステップ56においてスキップ
判定部420は、ステップ76においてYMBaveが
しきい値Tc以下であると判定されている場合には、し
きい値bのn倍であるしきい値b×n(すなわち、しき
い値bが1.0、nが4の場合は4.0)、を用いて判
定を行い、YMBaveがしきい値Tcより大きいと判
定されている場合にはしきい値bを用いて判定を行う。
【0053】これによりスキップ判定部420は、輝度
平均が小さい、すなわちより暗い画像のマクロブロック
においては、より多くのマクロブロックがスキップマク
ロブロックと判定されることとなる。人間の視覚にとっ
て暗い画像のマクロブロックは、明るい画像のマクロブ
ロックと比較すると、画質の劣化が目立ちにくい。そこ
で本実施形態の符号化装置40は、マクロブロックの画
像が暗い場合に、動きベクトルのしきい値判定に用いる
しきい値aあるいはしきい値bの値を大きくして判定す
ることにより暗い画像のマクロブロックにおいてより多
くスキップマクロブロックが発生するようにし、これに
より圧縮効率を高めている。
【0054】以上本発明にかかる符号化装置について実
施形態に基づいて説明したが本発明はこれらの実行形態
に限らず、以下のようにしてもよい。 (1)第1〜4実施形態において符号化装置10〜40
は、フレーム間符号化を行っているが、フレーム間符号
化の代わりにフィールド間符号化を用いてもよいし、フ
レーム間符号化及びフィールド間符号化の両方を併用す
るよう構成してもよい。 (2)第4実施形態においてスキップ判定部420は、
第2実施形態のステップ54、ステップ56の処理の直
前にステップ74、ステップ76をそれぞれ行うとして
いるが、第3実施形態のステップ64、ステップ66の
処理の直前にステップ74、ステップ76をそれぞれ行
うとしてもよい。 (3)第1〜第4実施形態は、各構成要素の機能をプロ
グラム化してROMに記録し、CPU、RAM、ROM
からなるマイクロコンピュータにより実現してもよい。
より詳しくは、CPUはROMからプログラムを読み出
して実行することにより、まず、符号化対象のマクロブ
ロックの符号化を省略した場合における画素ずれの目立
ちやすさを示す指標を算出するステップを実行する。次
にCPUは、前記指標に応じて符号化対象のマクロブロ
ックの符号化を省略、すなわち当該マクロブロックをス
キップマクロブロックと判定して省略するステップを実
行する。
【0055】より具体的には、例えば第1実施形態に相
当するプログラムとしてCPUは、指標としてマクロブ
ロックの動きベクトルの大きさ、及び、直前のマクロブ
ロックの動きベクトルとの差分を算出し、Pピクチャに
おいては当該マクロブロックの量子化後のDCT係数が
0であって動きベクトルの大きさがx成分、y成分共に
しきい値a以下の場合、Bピクチャにおいては当該マク
ロブロックの量子化後のDCT係数が0の場合であって
直前の動きベクトルとの差分がx成分、y成分共にしき
い値b以下である場合にスキップマクロブロックと判定
して省略するプログラムをROMから読み出して実行す
る。 (4)上記(3)に示したプログラムを、記録媒体に記
録し又は各種通信路等を介して流通させ頒布することも
できる。このような記録媒体には、ICカード、光ディ
スク、フレキシブルディスク、ROM等がある。本実施
の形態で示したディジタルデータ記録制御システムの記
録動作の手順(図6に示した手順)を、汎用のコンピュ
ータ又はプログラム実行機能を有する家電機器等に実行
させるためのコンピュータプログラムを、記録媒体に記
録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布すること
もできる。このような記録媒体には、ICカード、光デ
ィスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流
通、頒布されたコンピュータプログラムは、プログラム
実行機能を有する家電機器やコンピュータ等にインスト
ール等されることにより利用に供され、家電機器やコン
ピュータは、当該コンピュータプログラムを実行して、
本実施の形態で示したようなディジタルデータ記録制御
システムを実現する。 (5)第4実施形態においてスキップ判定部420は、
YMBaveがしきい値Tc以下である場合にステップ
54及びステップ56におけるしきい値判定の際、しき
い値a及びしきい値bの代わりに、しきい値a及びしき
い値bをn倍して得られるしきい値a×n及びしきい値
b×nを用いて判定を行うとしているが、n倍に限る必
要はなく、例えばしきい値a及びしきい値bに一律に同
じ値を加えた値を用いて判定を行うようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明の符号化装置は、動画像データの
ブロック毎に符号化対象ブロックに対して動き補償予測
を含む符号化を行う符号化装置であって、符号化対象ブ
ロックの符号化を省略した場合における画素ずれの目立
ちやすさを示す指標を算出する算出手段と、前記指標に
応じて符号化対象ブロックの符号化を省略するよう制御
する制御手段とを備える。
【0057】この構成によれば符号化装置は、画素ずれ
が目立ちやすいブロックを符号化し、画素ずれが目立ち
にくいブロックの符号化を省略するので、従来の符号化
装置のように符号化省略による画素ずれが微小なブロッ
クであっても省略されずに符号化されるという、画素ず
れの度合いと符号化省略との不一致が解消され、符号化
の処理量が減り圧縮率が高くなるという効果がある。
【0058】また 前記算出手段は、前記指標として、
動き補償予測により得られる動きベクトルの大きさ、及
び、符号化対象ブロックとその直前に符号化されたブロ
ックとの動きベクトルの差分を算出し、前記制御手段
は、単方向予測の符号化においては前記大きさが0より
大きく第1しきい値より小さい場合、双方向予測の符号
化においては前記差分が0より大きく第2しきい値より
小さい場合に当該符号化対象ブロックの符号化を省略す
るよう制御することにより当該符号化対象ブロックの符
号化結果を出力しないよう構成される。
【0059】符号化を省略した場合における画素ずれ量
は、動きベクトルの大きさ、動きベクトルの差分が大き
いほど大きくなる。したがって上記構成の符号化装置
は、制御手段が第1しきい値及び第2しきい値を用いて
判定を行うことにより、符号化を省略した場合の画素ず
れ量が所定のずれ量より小さいブロックについては符号
化を省略し、画素ずれが所定のずれ量以上に大きくなる
ブロックについては省略せずに符号化することとなる。
このように本符号化装置においては、画素ずれの小さい
ブロックと符号化が省略されるブロックとが一致するの
で、符号化効率が良いという効果がある。
【0060】また前記算出手段は、動き補償予測により
得られる動きベクトルの大きさ、及び、符号化対象ブロ
ックとその直前に符号化されたブロックとの動きベクト
ルの差分を算出する第1算出部と、符号化対象ブロック
を複数に分割した小ブロックにおける輝度の分散を算出
し、分散の最大値と最小値との差分を算出する第2算出
部とを備え、前記指標は、前記動きベクトルの大きさ
と、前記動きベクトルの差分と、前記分散の最大値と最
小値との差分とを含み、前記制御手段は、単方向予測の
符号化においては前記動きベクトルの大きさが0より大
きく第1しきい値より小さい場合、双方向予測の符号化
においては前記差分が0より大きく第2しきい値より小
さい場合に当該符号化対象ブロックを符号化省略の候補
と判定する第1判定部と、第2算出部により算出される
前記差分が第3しきい値より小さい場合に当該符号化対
象ブロックを符号化省略の候補と判定する第2判定部と
を備え、第1判定部および第2判定部の両方において符
号化省略の候補と判定された場合に当該符号化対象ブロ
ックの符号化を省略するよう制御するよう構成される。
【0061】この構成によれば符号化装置は、ブロック
内の分散の差が小さい、つまり輝度差が一様で符号化省
略による画素ずれが目立ちにくいブロックの符号化を省
略するので、画素ずれの目立ちやすさ、すなわち劣化度
合いに応じて符号化の省略を行うこととなり符号化の処
理効率及び圧縮効率が良いという効果がある。また前記
第2判定部は、第2算出部により算出される前記差分が
第3しきい値より小さい場合、かつ、第2算出部により
算出される前記分散の最大値が第4しきい値より小さい
場合に当該符号化対象ブロックを符号化省略の候補と判
定するよう構成される。
【0062】この構成によれば符号化装置は、輝度の分
散の最大値と最小値との差分が第3しきい値より小さく
かつ輝度の分散の最大値が第4しきい値より小さい画
像、つまりブロック内の輝度変化が小さくより平坦な画
像の符号化を省略する。このように輝度変化が小さくよ
り平坦な画像であれば符号化省略による画素ずれが目立
ちにくいので、画素ずれの目立ちやすさに応じて符号化
の省略を行うこととなり符号化の処理効率及び圧縮効率
が良いという効果がある。
【0063】また前記算出手段は、さらに、前記指標の
一部として、符号化対象ブロックの輝度の平均値を算出
する第3算出部を備え、前記制御手段は、さらに、前記
第1判定部による判定の前に前記平均値が第5しきい値
より小さいか否かを判定し、小さいと判定した場合に
は、前記第1しきい値及び前記第2しきい値の代わりに
それぞれを桁上げした値を用いて第1判定部に判定を行
わせるしきい値可変部を備える。
【0064】この構成によれば符号化装置は、あるしき
い値より暗い画像のブロックの場合に第1しきい値及び
第2しきい値を桁上げして判定を行うことにより、暗い
画像のブロックの符号化が省略される確率を高くしてい
る。暗い画像は人間の視覚には符号化省略による画質の
劣化が認識しにくいという特性があるため、これを利用
してより暗い画像のブロックにおいて符号化が省略され
るブロックがより多く発生するよう構成し、これにより
画像の劣化度合いの低いブロックと、符号化が省略され
るブロックとが対応するので符号化の処理効率及び圧縮
効率が良いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】符号化装置10の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】スキップ判定部120の処理を詳細に示すフロ
ーチャートである。
【図3】動きベクトル置換部121の処理を詳細に示す
フローチャートである。
【図4】第2実施形態の符号化装置20の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】スキップ判定部220の処理を詳細に示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 符号化装置 100 入力端子 101 画像メモリ部 102 動きベクトル検出部102 103 差分部 104 DCT部 105 量子化部 106 逆量子化部 107 逆DCT部 108 加算部 109 動き予測部 110 可変長符号化部 111 バッファ 112 出力端子 113 制御部 120 スキップ判定部 121 動きベクトル置換部 220 スキップ判定部 222 特徴抽出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK00 KK02 LC09 MA00 MA05 MA23 ME01 NN10 NN11 NN21 NN28 NN36 PP04 PP06 PP07 SS20 TA16 TB08 TC01 TC10 TC11 TC12 TC24 TD02 TD04 TD05 TD12 5J064 AA02 BA01 BA09 BA16 BC01 BC08 BD03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像データのブロック毎に、符号化対
    象ブロックに対して動き補償予測を含む符号化を行う符
    号化装置であって、 符号化対象ブロックの符号化を省略した場合における画
    素ずれの目立ちやすさを示す指標を算出する算出手段
    と、 前記指標に応じて符号化対象ブロックの符号化を省略す
    るよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする符
    号化装置。
  2. 【請求項2】 前記算出手段は、 前記指標として、動き補償予測により得られる動きベク
    トルの大きさ、及び、符号化対象ブロックとその直前に
    符号化されたブロックとの動きベクトルの差分を算出
    し、 前記制御手段は、単方向予測の符号化においては前記大
    きさが0より大きく第1しきい値より小さい場合、双方
    向予測の符号化においては前記差分が0より大きく第2
    しきい値より小さい場合に当該符号化対象ブロックの符
    号化を省略するよう制御することにより当該符号化対象
    ブロックの符号化結果を出力しないことを特徴とする請
    求項1記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記算出手段は、 動き補償予測により得られる動きベクトルの大きさ、及
    び、符号化対象ブロックとその直前に符号化されたブロ
    ックとの動きベクトルの差分を算出する第1算出部と、 符号化対象ブロックを複数に分割した小ブロックにおけ
    る輝度の分散を算出し、分散の最大値と最小値との差分
    を算出する第2算出部とを備え、 前記指標は、前記動きベクトルの大きさと、前記動きベ
    クトルの差分と、前記分散の最大値と最小値との差分と
    を含み、 前記制御手段は、 単方向予測の符号化においては前記動きベクトルの大き
    さが0より大きく第1しきい値より小さい場合、双方向
    予測の符号化においては前記差分が0より大きく第2し
    きい値より小さい場合に当該符号化対象ブロックを符号
    化省略の候補と判定する第1判定部と、 第2算出部により算出される前記差分が第3しきい値よ
    り小さい場合に当該符号化対象ブロックを符号化省略の
    候補と判定する第2判定部とを備え、 第1判定部および第2判定部の両方において符号化省略
    の候補と判定された場合に当該符号化対象ブロックの符
    号化を省略するよう制御することを特徴とする請求項1
    記載の符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記第2判定部は、 第2算出部により算出される前記差分が第3しきい値よ
    り小さい場合、かつ、第2算出部により算出される前記
    分散の最大値が第4しきい値より小さい場合に当該符号
    化対象ブロックを符号化省略の候補と判定することを特
    徴とする請求項3記載の符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記算出手段は、さらに、 前記指標の一部として、符号化対象ブロックの輝度の平
    均値を算出する第3算出部を備え、 前記制御手段は、さらに、 前記第1判定部による判定の前に前記平均値が第5しき
    い値より小さいか否かを判定し、小さいと判定した場合
    には、前記第1しきい値及び前記第2しきい値の代わり
    にそれぞれを桁上げした値を用いて第1判定部に判定を
    行わせるしきい値可変部を備えることを特徴とする請求
    項3又は請求項4記載の符号化装置。
  6. 【請求項6】 動画像データのブロック毎に、符号化対
    象ブロックに対して動き補償予測を含む符号化を行う符
    号化方法であって、 符号化対象ブロックの符号化を省略した場合における画
    素ずれの目立ちやすさを示す指標を算出する算出ステッ
    プと、 前記指標に応じて符号化対象ブロックの符号化を省略す
    るよう制御する制御ステップとからなることを特徴とす
    る符号化方法。
  7. 【請求項7】 動画像データのブロック毎に、符号化対
    象ブロックに対して動き補償予測を含む符号化をコンピ
    ュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体であって、当該プログラ
    ムはコンピュータに、 符号化対象ブロックの符号化を省略した場合における画
    素ずれの目立ちやすさを示す指標を算出する算出ステッ
    プと、 前記指標に応じて符号化対象ブロックの符号化を省略す
    るよう制御する制御ステップとを実行させることを特徴
    とするプログラムを記録した記録媒体。
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