JP2001036908A - 動画像圧縮装置 - Google Patents

動画像圧縮装置

Info

Publication number
JP2001036908A
JP2001036908A JP20195299A JP20195299A JP2001036908A JP 2001036908 A JP2001036908 A JP 2001036908A JP 20195299 A JP20195299 A JP 20195299A JP 20195299 A JP20195299 A JP 20195299A JP 2001036908 A JP2001036908 A JP 2001036908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skip
encoding
unit
motion vector
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP20195299A
Other languages
English (en)
Inventor
Kurato Maeno
蔵人 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP20195299A priority Critical patent/JP2001036908A/ja
Publication of JP2001036908A publication Critical patent/JP2001036908A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質を劣化させることなく圧縮効率を向上さ
せることができる動画像圧縮装置を提供する 【解決手段】 動きベクトル検索手段110は、動きベ
クトルの検索中に、動きベクトルの候補とされた位置ベ
クトルに対応する差分値を順次出力する。エンコードス
キップ判定手段130は、この差分値を閾値と比較する
ことによって、エンコードスキップを行うか否かを判定
する。エンコード手段140は、マクロブロック属性判
定手段120から入力した属性情報と、エンコードスキ
ップ判定手段130の判定結果とを用いてスキップを行
うか否かを最終的に判定し、エンコードスキップ処理ま
たはエンコード処理を行う。スキップを行うか否かの判
定に、最終的に確定された差分情報を用いるのではな
く、動きベクトル候補とされた位置ベクトルに対応する
差分値を使用するので、画質を劣化させることなく圧縮
効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画像圧縮装置
に関し、より詳細には、エンコードスキップ技術を改良
した動画像圧縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、動画圧縮方式としては、MPEG
(Moving Picture Experts Group)、MPEG2、ITU
−TのH.263勧告によるもの等が、知られている。
【0003】これらの動画圧縮方式では、フレーム画像
を小さい画像ブロックに分割して、エンコード単位とし
ている。画像ブロックには、マクロブロック(16画素
×16画素の矩形ブロック)、4個の輝度成分ブロック
(8画素×8画素の矩形ブロック)、2個の色成分ブロ
ックが含まれる。
【0004】上述の各動画圧縮方式では、圧縮技術の一
つとして「動き補償予測」が採用されている。動き補償
予測とは、前フレームと現フレームとの間の被写体の移
動を考慮して動画を圧縮する技術である。被写体の移動
距離および移動方向は、「動きベクトル」によって表さ
れる。動き補償予測では、現フレームのマクロブロック
との差分値が最も小さい16画素×16画素ブロック
を、前フレームから検索する。ここで、差分値として
は、例えば、かかるマクロブロックと16画素×16画
素ブロックとの画素値の差の絶対値を画素ごとに求めて
合算した値が使用される。なお、前フレームの全領域に
ついて動きベクトルの検索を行うと演算処理の負担が大
きくなるため、通常は、前フレームのマクロブロックの
位置から前後左右に所定画素数(例えば15画素)だけ
ずらした領域を、検索範囲(すなわち動き補償範囲)と
する。このようにして検索された差分値のうちで最も小
さいものが予測誤差となり、この予測誤差に対応する前
フレーム・ブロックが参照画像領域となる。また、この
参照画像領域とマクロブロックとの位置関係を示す位置
ベクトルが、動きベクトルとなる。すなわち、動き補償
予測後は、この動きベクトルと予測誤差とが、画像情報
をなす。
【0005】予測誤差は、さらに、離散コサイン変換(d
iscrete cosine transform;DCT) 、DCT係数の量子
化、可変長符号化等を用いて圧縮される。動き補償予測
後にこれらの圧縮処理を施すことにより、マクロブロッ
ク自体を圧縮する場合と比較して、圧縮率を飛躍的に向
上させることができる。
【0006】ここで、予測誤差を圧縮して得られたピク
チャをデコードするためには、参照するピクチャが必要
である。このため、ランダムアクセスを実現するために
は、原画像そのものを圧縮したピクチャ、すなわち動き
補償予測等を使用しないピクチャを、周期的に設ける必
要がある。このピクチャは、I(Intra) ピクチャと称さ
れる。すなわち、Iピクチャを参照画像として次の画像
を圧縮し、この画像を用いてさらに次の画像を圧縮す
る。参照画像を用いて圧縮するピクチャとしては、時間
的に前の画像のみを参照して圧縮されたピクチャ(Pピ
クチャ)と、時間的に前後の画像を参照して圧縮された
ピクチャ(Bピクチャ)とがある。Pピクチャは、Iピ
クチャと同様、他の画像の参照画像となりうる。
【0007】MPEG、MPEG2、H.263等で
は、圧縮率をさらに向上させる方法として、「エンコー
ドスキップ」と称される方法が用いられる。エンコード
スキップとは、所定のスキップ条件を満たすピクチャを
廃棄することによって圧縮率を高める技術であり、隣接
するマクロブロック間で動きベクトルの大きさが同一で
ある場合が多いことを利用している。マクロブロックの
エンコードスキップを行う場合、このマクロブロックに
付加されるヘッダ情報も不要となるので、画像を劣化さ
せることなく、圧縮率を大幅に向上させることができ
る。
【0008】従来のエンコードスキップ技術において
は、Bピクチャは、エンコードしようとするマクロブロ
ックの動きベクトルが左隣に位置するマクロブロックの
動きベクトルと同一であり、且つ、エンコードしようと
するマクロブロックの予測誤差が零である場合に、エン
コードスキップを行うとされていた。また、Pピクチャ
は、エンコードしようとするマクロブロック係る動きベ
クトルのベクトル長が零であり、且つ、このマクロブロ
ックの予測誤差が零である場合に、エンコードスキップ
を行うこととされていた。
【0009】MPEGおよびMPEG2では、各マクロ
ブロックに付加されるヘッダ内にマクロブロックアドレ
スが格納される。したがって、デコーダは、エンコード
スキップの前後でマクロブロックアドレスが不連続にな
ることを利用してエンコードスキップの存在を認識する
ことができ、これにより正しいデコードを保障すること
ができる。一方、H.263では、ヘッダにマクロブロ
ックアドレスが格納されないので、エンコードスキップ
の存在を示すフラグ(1ビット)を用いて、デコーダに
エンコードスキップの存在を認識させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エンコードスキップ技術には、以下のような欠点があっ
た。
【0011】(1)MPEG2等によって高度に詳細な
画像を圧縮する場合には、細かい量子化が行われるた
め、従来のスキップ条件では、エンコードスキップされ
るマクロブロックの数が非常に少なくなる。このため、
従来のエンコードスキップ技術には、高画質の画像を圧
縮する場合に、圧縮効率が極端に悪くなるという欠点が
あった。
【0012】これに対して、小さい値の予測誤差を零に
置き換えることによって、エンコードスキップされるマ
クロブロックの数を増加させる技術が、既に開示されて
いる(1994年電子情報通信学会春季大会講演論文集
P7−30「微少な画像間予測残差切り捨てによる符号
化効率の改善」参照)。しかし、この技術では、動きベ
クトルを考慮せずに予測誤差の切り捨てを行うので、動
きベクトルが零でない場合には、予測誤差の切り捨てを
行ったマクロブロックがエンコードスキップされないこ
とになってしまう。このため、圧縮率が増加せずに、誤
差の拡大(したがって画質の劣化)のみを招いてしまう
場合があるという欠点があった。
【0013】さらに、この欠点を解決する技術が、特開
平8−189189号公報で開示されている。この技術
では、動きベクトルがスキップ条件を満たす場合にの
み、大胆な量子化を行って予測誤差を零に近づけること
としている。しかし、この技術には、予測誤差が十分に
小さい場合でも、最適な動きベクトルがスキップ条件を
完全に満たしていない限りエンコードスキップが行われ
ないので、圧縮効率を十分に向上させることができない
という欠点があった。また、大胆な量子化を行っても予
測誤差が零にならない場合にはエンコードスキップが行
われないので、圧縮効率が増加せずに画質の劣化のみを
招いてしまう場合があるという欠点もあった。
【0014】(2)また、従来のエンコードスキップ技
術では、上述したように、動きベクトルの値と、DCT
量子化後の予測誤差とを、スキップ条件として用いてい
た。したがって、エンコードスキップを行うか否かを決
定するためには、動き補償予測やDCT等の圧縮処理を
行う必要があった。このため、従来のスキップ技術は、
エンコードスキップで廃棄されるピクチャについても一
旦圧縮処理を施す必要があるので、処理上の負担が大き
く、処理速度を低下させる原因となっていた。
【0015】このような理由から、画質を劣化させるこ
となく圧縮率を向上させることができ、且つ、圧縮処理
時の演算量が少ない動画像圧縮装置が嘱望されていた。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る動画圧縮
装置は、動きベクトルの検索中に、動きベクトルの候補
とされた位置ベクトルに対応する差分値を順次出力する
動きベクトル情報出力手段と、この動きベクトル情報出
力手段から入力した差分値を閾値と比較することによっ
て、エンコードをスキップするか否かを判定するスキッ
プ判定手段と、スキップを行う場合には所定のエンコー
ドスキップ処理を行い、スキップを行わない場合には検
索によって最終的に得られた動きベクトルとこの動きベ
クトルに対応する差分値とを用いてエンコード処理を行
うエンコード手段とを備える。
【0017】この発明では、動きベクトルの候補とされ
た位置ベクトルに対応する差分値を動きベクトル出力手
段が出力し、この差分値を閾値と比較することによって
スキップ判定手段がステップを行うか否かを判定し、エ
ンコード処理をエンコード手段が実行する。この発明で
は、差分値が閾値よりも小さい場合には必ずエンコード
スキップが実行されるので、予測誤差が切り捨てられた
にも拘わらずエンコードスキップが行われないおそれは
ない。差分値としては、通常の圧縮処理で演算される差
分値をそのまま使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0019】第1の実施の形態 以下、この発明の第1の実施の形態に係る動画像圧縮装
置について、図1を用いて説明する。
【0020】図1は、この実施の形態に係る動画像圧縮
装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【0021】図1に示したように、この動画像圧縮装置
100は、画像入力端子101、画像出力端子102、
動きベクトル検索手段110、マクロブロック属性判定
手段120、エンコードスキップ判定手段130および
エンコード手段140を備えている。
【0022】動きベクトル検索手段110は、画像入力
端子101から入力した画像を用いて、動き補償予測す
なわち動きベクトルの検索を行う(後述)。差分値とし
ては、例えば、SADすなわちマクロブロックと16画
素×16画素ブロックとの画素値の差の絶対値を画素ご
とに求めて合算した値を、使用することができる。
【0023】マクロブロック属性判定手段120は、画
像入力端子101から入力した画像を用いて、各マクロ
ブロックの属性を判定する。例えば、Iピクチャ、Pピ
クチャ、Bピクチャの区別や、フレーム画像の左右両端
のマクロブロックであるか否かの区別等が、このマクロ
ブロック属性判定手段120によって判定される。
【0024】エンコードスキップ判定手段130は、上
述したように、エンコードスキップ可能な動きベクトル
による差分値を、動きベクトル検索手段110から順次
入力する。さらに、このエンコードスキップ判定手段1
30は、この差分値SADskipを、所定の閾値Aと比較
する。そして、SADskip>Aの場合には、エンコード
スキップを行わないとの判定を行う。一方、SADskip
≦Aの場合には、エンコードスキップを実行するとの判
定を行う。閾値Aの値は、圧縮率と画質との関係を考慮
して統計的に決定される値であり、0〜500程度の値
が適当であることが多い。
【0025】エンコード手段140は、エンコードスキ
ップ判定手段130の判定結果にしたがって、エンコー
ド処理またはエンコードスキップ処理を行う(後述)。
【0026】次に、図1に示した動画像圧縮装置の全体
動作について説明する。
【0027】まず、画像入力端子101から1フレーム
分の画像情報が入力される。この画像情報は、動きベク
トル検索手段110、マクロブロック属性判定手段12
0およびエンコード手段140に送られる。
【0028】動きベクトル検索手段110は、前フレー
ムの動き補償範囲内で16画素×16画素ブロックを順
次シフトさせながら、この16画素×16画素ブロック
と現フレーム・マクロブロックとの位置関係を表す位置
ベクトルと、これらのブロックの差分値SADskipとを
算出する。そして、動きベクトル検索手段110は、差
分値SADskipを算出する度に、この差分値SADskip
をエンコードスキップ判定手段130に送る。動きベク
トル検索手段110が検索した差分値SADskipのうち
で最も小さいものが予測誤差となり、この予測誤差に対
応する16画素×16画素ブロックが参照画像領域とな
る。また、この参照画像領域とマクロブロックとの位置
関係を示す位置ベクトルが、動きベクトルとなる。動き
ベクトルおよび予測誤差が最終的に確定した場合には、
かかる動きベクトルおよび予測誤差をエンコード手段1
40に送る。
【0029】このような動きベクトル検索と平行して、
マクロブロック属性判定手段120による属性判定が実
行される。そして、例えばIピクチャ、Pピクチャ、B
ピクチャの区別等の属性判定結果が、エンコード手段1
40に送られる。
【0030】さらに、動きベクトル検索と平行して、エ
ンコードスキップ判定手段130によるスキップ判定
が、マクロブロック毎に実行される。すなわち、エンコ
ードスキップ判定手段130は、順次入力した差分値S
ADskipを閾値Aと比較して、SADskip>Aの場合に
はエンコードスキップを行わないと判定し、SADskip
≦Aの場合には、エンコードスキップを実行すると判定
する。この判定結果は、エンコード手段140に送られ
る。
【0031】エンコード手段140は、上述したよう
に、動きベクトル検索手段110から動きベクトルおよ
び予測誤差を、マクロブロック属性判定手段120から
属性判定結果を、エンコードスキップ判定手段130か
らスキップ判定結果を、それぞれ入力する。そして、こ
れらの判定結果に基づいて、エンコードスキップを行う
か否かを最終的に判定する。
【0032】フレーム画像の属性判定結果が所定条件を
満足していない場合、エンコード手段140は、エンコ
ードスキップを実行しない。例えば、画像入力端子10
1から入力されたマクロブロックがIピクチャに属する
と判断された場合や、フレーム画像の左右両端に属する
マクロブロックであると判断された場合には、エンコー
ド手段140は、エンコードスキップを行わない。これ
らの場合には、エンコード手段140は、通常のエンコ
ード処理を行う。
【0033】一方、属性判定結果が所定条件を満たして
いる場合、エンコード手段140は、フレーム画像に含
まれるマクロブロックのいずれかが「エンコードスキッ
プ不実行」であった場合には当該フレームのエンコード
処理を行い、これらのマクロブロックのすべてが「エン
コードスキップ実行」であった場合には当該フレームの
エンコードスキップ処理を行う。
【0034】エンコード処理では、動きベクトル検索手
段110から入力した予測誤差に、離散コサイン変換
(DCT)、DCT係数の量子化、可変長符号化等の処
理を施す。この圧縮によって得られたピクチャは、動き
ベクトルとともに、画像出力端子102から出力され
る。
【0035】これに対して、エンコードスキップを実行
する場合は、エンコード手段140は、例えば、DCT
係数をすべて零に置き換えて、エンコード時の演算処理
を実行する。
【0036】このように、この実施の形態に係る動画像
圧縮装置では、最終的に確定された動きベクトルや予測
誤差を用いてスキップ判定を行うのではなく、動きベク
トルの検索過程で算出された差分値SADskipを用いて
スキップ判定を行うこととした。すなわち、この実施の
形態では、最終的に確定された動きベクトルに対応する
ブロックでなくても、マクロブロックに十分に類似する
ブロックが検出された場合には、エンコードスキップを
行うこととした。このため、この実施の形態によれば、
動画像の圧縮効率を飛躍的に向上させることができる。
本願発明者の検討によれば、この実施の形態に係る動画
像圧縮装置では、エンコードスキップを行わない装置と
比較して、通常の使用条件で圧縮率を10〜100倍に
することができた。
【0037】また、スキップ判定のパラメータである差
分値SADskipは、従来の装置でも動きベクトル検索で
演算される値である。したがって、この実施の形態は、
特殊な演算処理を追加することなく、圧縮率を向上させ
ることができる。
【0038】第2の実施の形態 次に、この発明の第2の実施の形態について、図2を用
いて説明する。
【0039】図2は、この実施の形態に係る動画像圧縮
装置の構成を概略的に示すブロック図である。同図にお
いて、図1と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図
1の場合と同じものを示している。
【0040】この実施の形態に係る動画圧縮装置200
は、閾値設定手段210を備えている点が、図1の動画
像圧縮装置100と異なる。
【0041】閾値設定手段210は、外部から入力した
パラメータを用いて閾値Aを算出し、この閾値Aをエン
コードスキップ判定手段130の閾値に設定する。
【0042】下式(1)に、閾値Aの演算式の一例を示
す。
【0043】A=B+C・QP ・・・(1) 式(1)において、QPは、エンコード処理でDCT係
数を量子化する際に使用する量子化係数であり、エンコ
ード手段140から入力される。また、B,Cは定数で
あり、画質と圧縮率との関係等を考慮して統計的に決定
される。一般的には、Bは0〜200程度、Cは0.1
〜10.0程度の値が適当であることが多い。
【0044】式(1)を用いて閾値Aを算出する場合、
量子化係数QPの値が大きいほど、圧縮率は高くなる
が、画質は低下する。逆に、量子化係数QPの値が小さ
いと、圧縮率は低くなるが、画質は向上する。
【0045】閾値Aとして常に一定の値を使用する場
合、圧縮効率が十分に高いためにエンコードスキップを
行う必要がないにも拘わらず、エンコード手段140が
エンコードスキップを実行してしまうために画質が劣化
する場合が考えられる。ピクチャの画質は、通常、量子
化係数QPに大きく依存するため、この量子化係数QP
を考慮して閾値を決定することにより、必要以上の圧縮
が行われることを防止して画質を向上させることができ
る。
【0046】すなわち、この実施の形態によれば、符号
化されたピクチャの画質を考慮してエンコードスキップ
を行うことができるため、例えば、ピクチャの画質が低
いときには、全体としての圧縮効率を低下させることな
く、画質の決定に対する影響が大きい部分に多くの符号
量を割り当てることができる。また、ピクチャに高い画
質が要求される場合には、エンコードスキップの発生を
抑制して圧縮率を意図的に低下させるかわりに、高画質
を確保することができる。
【0047】動画像の圧縮効率を全体として向上させる
ことができる点は、上述の第1の実施の形態と同様であ
る。
【0048】また、量子化係数QPはエンコード処理に
使用されるパラメータであるため、特殊な演算処理を追
加する必要はない。
【0049】なお、この実施の形態では、量子化係数Q
Pをエンコード手段140から取り込んで閾値演算のパ
ラメータとした場合を説明したが、他のパラメータを採
用してもよいことは、もちろんである。
【0050】第3の実施の形態 次に、この発明の第3の実施の形態について、図3およ
び図4を用いて説明する。
【0051】図3は、この実施の形態に係る動画像圧縮
装置の構成を概略的に示すブロック図である。同図にお
いて、図1と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図
1の場合と同じものを示している。
【0052】この実施の形態に係る動画像圧縮装置30
0では、エンコード手段310が、エンコード部311
と、エンコードスキップ部312と、スイッチ部313
とを備えている。
【0053】エンコード部311は、エンコード処理の
みを実行し、エンコードスキップ処理は行わない。エン
コード処理の内容は、第1の実施の形態の場合と同様で
あるので、説明を省略する。
【0054】エンコードスキップ部312は、エンコー
ドスキップ処理を行う。このエンコードスキップ部31
2は、離散コサイン変換(DCT)、DCT係数の量子
化、DCT係数の逆量子化、逆離散コサイン変換等の圧
縮処理の一部または全部をスキップする。
【0055】スイッチ部313は、エンコード部311
とエンコードスキップ部312との切り換えを行う。
【0056】図4は、エンコード部311の内部構成の
一例を説明するためのブロック図である。図4におい
て、図3と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図3
の場合と同じものを示している。
【0057】図4のエンコード部311において、ブロ
ック化部401は、画像入力端子101から入力された
画像データを、エンコード単位であるマクロブロックに
分割する。
【0058】差分画像生成用減算部402は、マクロブ
ロック属性判定手段120から動きベクトルを入力し、
この動きベクトルに対応する参照画像領域を参照領域抽
出部413から入力して、マクロブロックと参照画像領
域との差分情報(すなわち予測誤差)を演算する。
【0059】DCT部403は、差分画像生成用減算部
402から入力した差分情報の離散コサイン変換を行
い、この演算結果であるDCT係数を出力する。
【0060】量子化部404は、DCT部403から入
力したDCT係数を、量子化係数を用いて量子化する。
【0061】可変長符号化部405は、量子化部404
から入力した量子化データの可変長符号化を行う。
【0062】バッファ406は、可変長符号化部405
から入力した画像データ(圧縮後の画像データ)を画像
出力端子102に出力する。また、このバッファ406
は、この画像データの符号量を判定して、判定結果を出
力する。
【0063】符号化制御部407は、符号量の判定結果
をバッファ406から入力し、この判定結果に基づい
て、量子化部404の量子化係数等を制御する。
【0064】逆量子化部408は、量子化部404から
入力した量子化データの逆量子化を行うことにより、D
CT係数を復元する。
【0065】逆DCT部409は、逆量子化部408か
ら入力したデータの逆離散コサイン変換を行うことによ
り、差分情報を復元する。
【0066】加算部410は、逆DCT部409から入
力した差分情報と、参照領域抽出部413から入力した
参照画像領域とを加算することによって、マクロブロッ
クをデコードする。
【0067】メモリ411は、加算部410によってデ
コードされたマクロブロックを画像データとして記憶す
る。
【0068】参照領域抽出部413は、メモリ411に
記憶された画像データの内の所望のブロックを、参照画
像領域として出力する。
【0069】図4に示した装置において、Pピクチャ、
Bピクチャのエンコード処理を行う場合には、まず、ス
イッチ313がブロック化部401の出力端子と差分画
像生成用減算部402の入力端子とを接続する。そし
て、ブロック化部401で画像データがマクロブロック
に分割される。これらのマクロブロックは、順次、差分
画像生成用減算部402、DCT部403、量子化部4
04、可変長符号化部405で、差分情報演算、離散コ
サイン変換、DCT量子化、可変長符号化される。ここ
で、量子化部404から出力されたデータは、逆量子化
部408、逆DCT部409および加算部410でデコ
ードされ、次のフレーム画像をエンコードする際の参照
画像として使用される。
【0070】また、Iピクチャのエンコード処理を行う
場合には、ブロック化部401で生成されたマクロブロ
ックは、差分画像生成用減算部402をそのまま通過し
て、DCT部403、量子化部404、可変長符号化部
405による処理を受ける。量子化部404から出力さ
れたデータは、Pピクチャ、Bピクチャの場合と同様、
逆量子化部408、逆DCT部409および加算部41
0でデコードされ、次のフレーム画像をエンコードする
際の参照画像として使用される。
【0071】一方、エンコードスキップ処理を行う場合
には、まず、スイッチ313がブロック化部401の出
力端子とエンコードスキップ手段312の入力端子とを
接続する。そして、エンコードスキップ手段312が、
画像データを入力して、エンコードスキップ処理を行
う。
【0072】上述の第1、第2の実施の形態では、エン
コードスキップを行う場合、DCT係数を零に置き換え
ることとしていた。この場合、逆量子化処理の前にエン
コードスキップが決定されることになり、量子化、逆量
子化、逆離散コサイン変換後のデータの値は一意に決定
されるので、これらの演算は実質的には不要である。し
たがって、この実施の形態では、エンコードスキップ手
段312を設けて、これらの演算を省くことにより、演
算処理量を低減させることとした。これにより、20〜
80%の演算量を削減することができるので、演算処理
の高速化を図ることができる。
【0073】この実施の形態は、離散コサイン変換、量
子化、逆量子化、逆離散コサイン変換等の演算処理を動
きベクトル検索演算と別個に起動することができる場合
に、容易に適用することができる。
【0074】第4の実施の形態 次に、この発明の第4の実施の形態について、図5を用
いて説明する。
【0075】図5は、この実施の形態に係る動画像圧縮
装置の構成を概略的に示すブロック図である。同図にお
いて、図1、図3と同じ符号を付した構成要素は、それ
ぞれ図1、図3の場合と同じものを示している。
【0076】この実施の形態に係る動画像圧縮装置50
0は、エンコードスキップブロック判定手段510を設
けた点で、第1〜第3の実施の形態と異なる。
【0077】エンコードスキップブロック判定手段51
0は、エンコードスキップ判定手段120から、スキッ
プ判定結果を入力する。そして、フレーム画像に含まれ
るマクロブロック、輝度成分または色成分の単位でスキ
ップ条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を
エンコード部311に出力する。
【0078】すなわち、この実施の形態では、エンコー
ドスキップ判定手段120が、フレーム全体としてスキ
ップ条件を満たしていないと判断した場合でも、エンコ
ードスキップブロック判定手段510が、マクロブロッ
ク、輝度成分または色成分の単位でスキップ条件を満た
しているものがあると判断した場合には、そのブロック
等のみに対してエンコードスキップ処理を行う。
【0079】マクロブロックのヘッダには、ブロック単
位でのスキップフラグが存在する。したがって、この実
施の形態を適用して、マクロブロック等の単位でエンコ
ードスキップを実行することにより、圧縮効率を向上さ
せることができる。
【0080】また、エンコードスキップ部312を設け
ることによって演算処理を高速化することができる点
は、第3の実施の形態と同様である。
【0081】第5の実施の形態 次に、この発明の第5の実施の形態について、図6を用
いて説明する。
【0082】図6は、この実施の形態に係る動画像圧縮
装置の構成を概略的に示すブロック図である。同図にお
いて、図1、図3と同じ符号を付した構成要素は、それ
ぞれ図1、図3の場合と同じものを示している。
【0083】この実施の形態に係る動画像圧縮装置60
0は、スキップ禁止判定手段610およびエンコードス
キップ禁止手段620を設けた点で、第1〜4の実施の
形態と異なる。
【0084】図6において、スキップ禁止判定手段61
0は、例えば周期的な方法等を用いて、エンコードスキ
ップを禁止すべきか否かの判定を行う。「周期的な方
法」としては、例えば、エンコードスキップの条件を満
たす場合がn回生じる度にエンコードスキップを1回禁
止する方法がある。
【0085】エンコードスキップ禁止手段620は、ス
キップ禁止判定手段610から判定結果を入力する。そ
して、エンコードスキップを禁止する旨の判定結果を入
力した場合に、エンコードスキップ判定手段130に対
して「エンコードスキップ不実行」との判定を行わせ
る。
【0086】この実施の形態によれば、以下のような理
由により、画質の向上を図ることができる。
【0087】動きベクトル検索手段110では、エンコ
ードするマクロブロックの一部の情報のみを用いて検索
する場合がある。例えば、輝度成分のみを用いた検索
や、色成分のみを用いた検索等が、可能である。これら
の情報のみを用いて検索を行うことにより、演算量を削
減することができる。しかしながら、差分情報の演算
も、輝度成分等の情報のみを用いて行う場合には、ベク
トル検索に用いられなかった部分に、目視可能な誤差が
残り続ける場合がある。これに対して、この実施の形態
では、所定の条件下でエンコードスキップを禁止するこ
とによって(例えば一定周期毎にエンコードスキップを
禁止することによって)、誤差の伝搬を防止している。
【0088】すなわち、この実施の形態によれば、動き
ベクトル検索手段110が上述のような演算量削減方法
を採用した場合の、画質劣化を抑制することができる。
【0089】第6の実施の形態 次に、この発明の第6の実施の形態について、図7を用
いて説明する。
【0090】図7は、この実施の形態に係る動画像圧縮
装置の構成を概略的に示すブロック図である。同図にお
いて、図6と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図
6の場合と同じものを示している。
【0091】この実施の形態に係る動画像圧縮装置70
0は、スキップ履歴記録手段710およびスキップ禁止
判定手段720を設けた点で、上述の第5の実施の形態
と異なる。
【0092】図7において、スキップ履歴記録手段71
0は、差分値の生成に使用された参照画像を、エンコー
ドスキップごとに記憶する。
【0093】スキップ禁止判定手段720は、第5の実
施の形態と同様の周期的な方法等を用いて、エンコード
スキップを禁止すべきか否かの判定を行う。ただし、ス
キップ禁止判定手段720は、エンコードスキップを禁
止すべき周期に該当する場合であっても、動きベクトル
検索手段110がエンコードスキップされていない領域
を参照画像としている場合には、スキップを禁止しな
い。参照画像がエンコードスキップされているか否かの
情報は、スキップ履歴記録手段710から入力される。
【0094】上述の第5の実施の形態では、周期的な方
法等のみによってエンコードスキップの禁止を決定する
ため、参照領域にエンコードスキップによる誤差がない
場合でも、エンコードスキップが禁止されてしまう場合
がある。これに対して、この実施の形態では、エンコー
ドスキップを禁止すべき周期に該当する場合であって
も、参照領域に誤差が発生しない場合にはエンコードス
キップが行われる。したがって、第6の実施の形態によ
れば、第5の実施の形態の場合と比較して、画質を低下
させることなく、圧縮効率を向上させることが可能であ
る。
【0095】第7の実施の形態 次に、この発明の第7の実施の形態について、図8を用
いて説明する。
【0096】図8は、この実施の形態に係る動画像圧縮
装置の構成を概略的に示すブロック図である。同図にお
いて、図1と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図
6の場合と同じものを示している。
【0097】この実施の形態に係る動画像圧縮装置80
0は、図1の動きベクトル検索手段110に代えて、動
きベクトル入力手段810および差分情報計算手段82
0を設けた点で、第1の実施の形態と異なる。
【0098】動きベクトル入力手段810は、外部に設
けられた動きベクトル検索装置830から動きベクトル
情報を入力し、差分情報計算手段820に送る。
【0099】差分情報計算手段820は、動きベクトル
入力手段810から入力した動きベクトル情報を用い
て、SAD等の差分値を算出する。そして、算出された
差分値をエンコード手段140に対して出力する。
【0100】このように、この実施の形態によれば、外
部から入力した動きベクトルを用いて差分値を算出する
ことができ、これにより、第1の実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
【0101】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、画質を劣化させることなく圧縮率を向上させる
ことができ、且つ、圧縮処理時の演算量が少ない動画像
圧縮装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る動画像圧縮装置の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図2】第2の実施の形態に係る動画像圧縮装置の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図3】第3の実施の形態に係る動画像圧縮装置の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図4】図3に示したエンコード部の内部構成を説明す
るためのブロック図である。
【図5】第4の実施の形態に係る動画像圧縮装置の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図6】第5の実施の形態に係る動画像圧縮装置の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図7】第6の実施の形態に係る動画像圧縮装置の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図8】第7の実施の形態に係る動画像圧縮装置の構成
を概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
101 画像入力端子 102 画像出力端子 110 動きベクトル検索手段 120 マクロブロック属性判定手段 130 エンコードスキップ判定手段 140,310 エンコード手段 210 閾値設定手段 311 エンコード部 312 エンコードスキップ部 313 スイッチ部 510 エンコードスキップブロック判定手段 610 スキップ禁止判定手段 620 エンコードスキップ禁止手段 710 スキップ履歴記録手段 720 スキップ禁止判定手段 810 動きベクトル入力手段 820 差分情報計算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK01 KK15 KK19 MA00 MA05 MA23 MC18 MD04 ME01 NN03 NN21 NN28 PP05 TA12 TA55 TA63 TB07 TC03 TC12 TD05 TD12 UA02 UA05 5J064 AA02 BA13 BB01 BC02 BC14 BC22 BD00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動きベクトルの検索中に、前記動きベク
    トルの候補とされた位置ベクトルに対応する差分値を順
    次出力する動きベクトル情報出力手段と、 この動きベクトル情報出力手段から入力した前記差分値
    を閾値と比較することによって、エンコードをスキップ
    するか否かを判定するスキップ判定手段と、 前記スキップを行う場合には所定のエンコードスキップ
    処理を行い、前記スキップを行わない場合には前記検索
    によって最終的に得られた前記動きベクトルとこの動き
    ベクトルに対応する前記差分値とを用いてエンコード処
    理を行うエンコード手段と、 を備えたことを特徴とする動画像圧縮装置。
  2. 【請求項2】 画像の属性が前記スキップを行うための
    条件を満たすか否かを判定する、属性判定手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項1に記載の動画像圧縮装
    置。
  3. 【請求項3】 前記閾値を演算・設定する、閾値設定手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に
    記載の動画像圧縮装置。
  4. 【請求項4】 前記エンコード手段が、前記エンコード
    処理を実行するエンコード部と、前記エンコードスキッ
    プ処理を行うエンコードスキップ部と、前記エンコード
    部と前記エンコードスキップ部との動作切換を行う切換
    部とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の動画像圧縮装置。
  5. 【請求項5】 前記スキップを行うか否かの判定をマク
    ロブロック単位で行うブロックスキップ判定手段をさら
    に備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の動画像圧縮装置。
  6. 【請求項6】 所定の条件に従って前記スキップを禁止
    すべきか否かを判定するスキップ禁止判定手段と、 このスキップ禁止判定手段が前記スキップを禁止すべき
    と判定した場合に前記スキップ判定手段に対して強制的
    に前記スキップを行わないとの判定を行わせるスキップ
    禁止手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の動画像圧縮装置。
  7. 【請求項7】 前記差分値の生成に使用された参照領域
    を前記エンコードスキップ処理ごとに記憶するスキップ
    履歴記憶手段と、 すでに前記スキップが行われている領域を参照領域とし
    て使用する場合に、前記スキップを禁止すべきと判定す
    るスキップ禁止判定手段と、 このスキップ禁止判定手段が前記スキップを禁止すべき
    と判定した場合に前記スキップ判定手段に対して強制的
    に前記スキップを行わないとの判定を行わせるスキップ
    禁止手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の動画像圧縮装置。
JP20195299A 1999-07-15 1999-07-15 動画像圧縮装置 Withdrawn JP2001036908A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20195299A JP2001036908A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 動画像圧縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20195299A JP2001036908A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 動画像圧縮装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001036908A true JP2001036908A (ja) 2001-02-09

Family

ID=16449503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20195299A Withdrawn JP2001036908A (ja) 1999-07-15 1999-07-15 動画像圧縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001036908A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005513883A (ja) * 2001-12-17 2005-05-12 マイクロソフト コーポレーション スキップマクロブロックコード化
US7123654B2 (en) 2002-02-19 2006-10-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus to encode a moving image with fixed computational complexity
KR100833228B1 (ko) * 2002-02-21 2008-05-28 삼성전자주식회사 고정 연산량을 갖는 동영상 부호화 방법 및 그 장치
JP2010515400A (ja) * 2007-01-03 2010-05-06 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 全域差ベクトルを利用した多視点映像の符号化、復号化方法及び装置
WO2010050089A1 (ja) * 2008-10-29 2010-05-06 パナソニック株式会社 動画像圧縮符号化における符号化処理方法及び符号化処理装置
WO2011111292A1 (ja) * 2010-03-09 2011-09-15 パナソニック株式会社 信号処理装置及び動画撮像装置
US8290288B2 (en) 1998-11-30 2012-10-16 Microsoft Corporation Encoding macroblock type and coded block pattern information
US8520961B2 (en) 2006-10-13 2013-08-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding multi-view image
US8532412B2 (en) 2007-04-11 2013-09-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding and multi-view image
WO2013140833A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 株式会社メガチップス 画像符号化装置
US9077960B2 (en) 2005-08-12 2015-07-07 Microsoft Corporation Non-zero coefficient block pattern coding

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8290288B2 (en) 1998-11-30 2012-10-16 Microsoft Corporation Encoding macroblock type and coded block pattern information
US8582903B2 (en) 1998-11-30 2013-11-12 Microsoft Corporation Efficient macroblock header coding for video compression
JP2013192255A (ja) * 2001-12-17 2013-09-26 Microsoft Corp スキップマクロブロックコード化
US9088785B2 (en) 2001-12-17 2015-07-21 Microsoft Technology Licensing, Llc Skip macroblock coding
US8781240B2 (en) 2001-12-17 2014-07-15 Microsoft Corporation Skip macroblock coding
JP2010283893A (ja) * 2001-12-17 2010-12-16 Microsoft Corp スキップマクロブロックコード化
JP2005513883A (ja) * 2001-12-17 2005-05-12 マイクロソフト コーポレーション スキップマクロブロックコード化
US10368065B2 (en) 2001-12-17 2019-07-30 Microsoft Technology Licensing, Llc Skip macroblock coding
US9774852B2 (en) 2001-12-17 2017-09-26 Microsoft Technology Licensing, Llc Skip macroblock coding
US8428374B2 (en) 2001-12-17 2013-04-23 Microsoft Corporation Skip macroblock coding
US9538189B2 (en) 2001-12-17 2017-01-03 Microsoft Technology Licensing, Llc Skip macroblock coding
KR100846769B1 (ko) * 2002-02-19 2008-07-16 삼성전자주식회사 고정 연산량을 갖는 동영상 부호화 방법 및 그 장치
US7123654B2 (en) 2002-02-19 2006-10-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus to encode a moving image with fixed computational complexity
KR100833228B1 (ko) * 2002-02-21 2008-05-28 삼성전자주식회사 고정 연산량을 갖는 동영상 부호화 방법 및 그 장치
US9077960B2 (en) 2005-08-12 2015-07-07 Microsoft Corporation Non-zero coefficient block pattern coding
US8520961B2 (en) 2006-10-13 2013-08-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding multi-view image
JP2010515400A (ja) * 2007-01-03 2010-05-06 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 全域差ベクトルを利用した多視点映像の符号化、復号化方法及び装置
US8532412B2 (en) 2007-04-11 2013-09-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding and multi-view image
US8611688B2 (en) 2007-04-11 2013-12-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding and multi-view image
US8670626B2 (en) 2007-04-11 2014-03-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding and multi-view image
US9088779B2 (en) 2007-04-11 2015-07-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding and decoding and multi-view image
US8705628B2 (en) 2008-10-29 2014-04-22 Panasonic Corporation Method and device for compressing moving image
WO2010050089A1 (ja) * 2008-10-29 2010-05-06 パナソニック株式会社 動画像圧縮符号化における符号化処理方法及び符号化処理装置
WO2011111292A1 (ja) * 2010-03-09 2011-09-15 パナソニック株式会社 信号処理装置及び動画撮像装置
CN102783153B (zh) * 2010-03-09 2016-08-03 松下知识产权经营株式会社 信号处理装置以及动态图像拍摄装置
CN102783153A (zh) * 2010-03-09 2012-11-14 松下电器产业株式会社 信号处理装置以及动态图像拍摄装置
US9854167B2 (en) 2010-03-09 2017-12-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Signal processing device and moving image capturing device
JP2011188243A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Panasonic Corp 信号処理装置及び動画撮像装置
JP2013201518A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Mega Chips Corp 画像符号化装置
US9294783B2 (en) 2012-03-23 2016-03-22 Megachips Corporation Image encoding device
WO2013140833A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 株式会社メガチップス 画像符号化装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9565448B2 (en) Image coding method and apparatus using spatial predictive coding of chrominance and image decoding method and apparatus
JP5081305B2 (ja) フレーム間予測符号化の方法および装置
KR101684209B1 (ko) 동화상 복호 장치, 동화상 부호화 장치, 동화상 복호 방법, 및 동화상 부호화 방법
US8204136B2 (en) Image encoding apparatus
US10652570B2 (en) Moving image encoding device, moving image encoding method, and recording medium for recording moving image encoding program
US20090245351A1 (en) Moving picture decoding apparatus and moving picture decoding method
JP5133290B2 (ja) 動画像符号化装置および復号装置
JP3968712B2 (ja) 動き予測補償装置及びその方法
JP2008219876A (ja) 動画像符号化装置、動画像符号化方法、及び、動画像復号化装置
JP2005503695A (ja) ビデオトランスコード方法及び装置
US20070133689A1 (en) Low-cost motion estimation apparatus and method thereof
US20240031576A1 (en) Method and apparatus for video predictive coding
US8290041B2 (en) Communication terminal
JP4732184B2 (ja) 動画像符号化装置及びその制御方法、コンピュータプログラム、記憶媒体
US20090028241A1 (en) Device and method of coding moving image and device and method of decoding moving image
US20050074064A1 (en) Method for hierarchical motion estimation
JP3866624B2 (ja) 動画像符号化方法,動画像復号方法,動画像符号化装置および動画像復号装置
JP2001036908A (ja) 動画像圧縮装置
US6697430B1 (en) MPEG encoder
JP3531532B2 (ja) 動画像符号化装置、及び方法
JP2001251627A (ja) 符号化装置、符号化方法及びプログラムを記録した記録媒体
JPH0846969A (ja) 映像信号符号化方式
JP2001128179A (ja) 動画像符号化装置および方法
KR100379383B1 (ko) 인트라 프레임 부호화 방법
KR100599935B1 (ko) 정화소 탐색시의 사드값 및 확률 변수에 기반한 고속의반화소 탐색 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061003