JPH11289544A - 動き検出装置およびその方法 - Google Patents

動き検出装置およびその方法

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JPH11289544A
JPH11289544A JP9040798A JP9040798A JPH11289544A JP H11289544 A JPH11289544 A JP H11289544A JP 9040798 A JP9040798 A JP 9040798A JP 9040798 A JP9040798 A JP 9040798A JP H11289544 A JPH11289544 A JP H11289544A
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JP9040798A
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Yukio Yanagida
幸雄 柳田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模な装置構成で、高い画像圧縮率を達成
できる動きベクトルを高速に生成できる動き検出装置お
よびその方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 基準画像の画像特性パラメータS52に
基づいて、動きベクトルの検出時における色差成分の必
要度に応じた選択制御信号S53がCPU53からセレ
クタ54およびプロセッサアレー56に出力される。プ
ロセッサアレー56では、選択制御信号S53に応じた
割合で輝度成分の画素データと色差成分の画素データと
を混在させた基準画像のマクロブロックと、参照画像の
マクロブロックとの差分値に応じた動きベクトル決定基
準値MAEあるいはMSEが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、フレーム間予測符
号化回路などに適用される動き検出装置およびその方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号を圧縮して伝送する方式とし
て、予測符号化方式がある。この予測符号化方式は、フ
レーム間の相関を利用して、未来あるいは過去のフレー
ムの画素データから現在のフレームの画素データを予測
する方式である。具体的には、予測符号化方式では、ブ
ロックマッチング法により、フレーム間で動きベクトル
を検出し、この動きベクトルに基づいて予測ビデオ信号
を生成する。
【0003】図9は、フレーム間予測符号化回路の構成
図である。図9において、端子101〜103には伝送
すべきビデオ信号を構成する輝度信号Yと、色差信号C
b(=B−Y),Cr(=R−Y)が供給され、これら
がA/D変換器104,105,106でデジタル信号
に変換された後に、バッファ回路107に供給され、1
フレーム期間中に、例えば輝度信号Y、色差信号Cbお
よび色差信号Crの順で出力されるように変換される。
この変換されたビデオ信号aは、減算器113で予測ビ
デオ信号bとの差が取られ、この差のビデオ信号が予測
誤差信号cとして使用される。予測誤差信号cは、直交
変換回路114に供給される。直交変換としては、離散
コサイン変換(DCT)やアダマール変換などがある。
直交変換された予測誤差信号dは、量子化回路115で
量子化される。
【0004】量子化された予測誤差信号eは、符号化回
路116で可変長符号化される。符号化信号fは、多重
化回路117で動きベクトルと多重化され、バッファ回
路118を介して出力端子119に出力される。予測誤
差信号cを生成するための初速ビデオ信号bは、次のよ
うにして生成される。すなわち、量子化された予測誤差
信号eが逆量子化回路121において量子化する前の予
測誤差信号d’に逆変換され、これがさらに、逆離散コ
サイン変換回路(IDCT)122に供給されて減算器
113の出力と同様な信号形式となるように逆変換され
る。逆変換された予測誤差信号c’は、加算器123に
おいて予測ビデオ信号bと加算された後にフレームメモ
リ124に供給される。
【0005】参照フレームのビデオ信号gは動き補償回
路125に供給されて、例えばブロックマッチング法に
よって得た動きベクトルによる予測処理が行われ、ブロ
ック単位で予測ビデオ信号bが生成される。また、ブロ
ックマッチング法による動きベクトル算出を行うため、
動き検出回路126が設けられ、フレームメモリ124
からの参照フレームとA/D変換器104からのフレー
ムとの間でブロック毎の動きベクトルが求められる。ま
た、動き補償回路125からは、予測ビデオ信号bの他
に、予測ビデオ信号bを生成したときに使用された動き
ベクトルも符号化されて出力され、多重化回路117に
出力される。
【0006】ところで、前述したブロックマッチング法
による動き検出は、図10に示すように、時間的に近接
する基準画像(フレーム)2と参照画像3との間で行な
われる。このとき基準画像2は、図11に示すように、
M×N個のマトリクス状に配置された画素の画素データ
かなるブロック(以下、マクロブロックと記す)に分割
される。そして、それぞれのマクロブロックについて、
当該マクロブロックを基準ブロック5とした場合に、参
照画像3の対応するブロックおよび当該ブロックの周辺
に位置するブロックから、基準ブロック5に最も近似し
た参照ブロック6が求められる。そして、基準ブロック
6の位置から参照ブロック6の位置を2次元的に指し示
す動きベクトル7を求める。
【0007】ここで、動きベクトル7を求める際に、参
照画像3に含まれる複数の候補ブロックのうち一の候補
ブロックを参照ブロック6として特定するための評価関
数として、マクロブロック間の対応する画素の画素デー
タについての差分絶対和あるいは差分二乗和を用いるの
が一般的である。具体的には、差分二乗和を用いる場合
には、図12に示すように、基準ブロック5を構成する
M×N個の画素の画素データRijと、候補ブロック8を
構成するM×N個の画素の画素データSijとについて、
相互に対応する全ての画素の(Rij−Sij2 を算出し
た後に、これらを加算したMSEを算出する。そして、
複数の候補ブロック8のうち、MSEが最小となるもの
を参照ブロック6として決定し、基準ブロック5と参照
ブロック6との位置関係を示すベクトルを、動きベクト
ル7とする。
【0008】また、差分絶対和を使用する場合には、図
12に示すように、基準ブロック5を構成するM×N個
の画素の画素データRijと、候補ブロック8を構成する
M×N個の画素の画素データSijとについて、相互に対
応する全ての画素の(Rij−Sij)の絶対値を算出した
後に、これらを加算したMAEを算出する。そして、複
数の候補ブロック8のうち、MAEが最小となるものを
参照ブロック6として決定する。
【0009】動き検出装置では、高速化を図るために、
図13に示すプロセッサエレメント(PE)10を並列
に接続して処理を行って、輝度データを用いてMSEお
よびMAEを算出している。図13に示すように、プロ
セッサエレメント10は、レジスタ11、演算器12、
加算器13およびレジスタ14を有する。プロセッサエ
レメント10では、前段のプロセッサエレメントから入
力した基準画像の輝度データ21が、レジスタ11に記
憶された後に、演算器12および後段のプロセッサエレ
メントに出力される。
【0010】次に、演算器12において、レジスタ11
から入力した基準画像の輝度データ21と、参照画像の
輝度データ20とが減算された後に、その減算値の絶対
値あるいは二乗値が計算され、計算結果が演算値25と
して加算器13に出力される。次に、加算器13におい
て、前段のプロセッサエレメントから入力した差分蓄積
値22と演算値25との加算が行なわれ、加算結果26
がレジスタ14を介して、差分累積値24として後段の
プロセッサエレメントに出力される。
【0011】動き検出装置により算出された動きベクト
ルは、画像符号化装置の局所復号装置や画像復号装置に
おける動き補償に使用される。このとき、マクロブロッ
クの輝度成分の復号に対しても、色差成分の復号に対し
ても同一の動きベクトルが用いられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の動き検出装置では、図13に示すように、参照
画像の輝度データ20と、基準画像の輝度データ21と
を用いて、動きベクトルを決定する基準となるMAEお
よびMSEを求めることから、動きベクトルを用いた動
き補償後に、画像の輝度成分のブロック係数は最小化で
きるが、色差成分に大きなブロック係数が残ってしまう
場合が多く、画像圧縮率が低くなってしまう。このよう
な問題を解決するために、画像の輝度成分に加えて色差
成分をも考慮した動き検出装置が提案されている。その
一つに、例えば、特開平4−40193号および特開平
5−219529号には、輝度データを用いた第1の動
きベクトルと、色差(Cr)データを用いた第2の動き
ベクトルと、色差データ(Cb)データを用いた第3の
動きベクトルとを個別に算出し、ブロック内の画素デー
タの平坦性に基づいて、第1〜3の動きベクトルのうち
一つを選択する手法が開示されている。しかしながら、
この手法は、色差成分についてのMAEおよびMSEを
算出するためのプロセッサエレメントを新たに追加する
か、あるいは、高速なプロセッサエレメントを用いて時
分割処理を行うことから、装置が大規模化すると共に、
演算量の増加に伴い消費電力が大きくなってしまう。
【0013】また、これらの手法では、色差成分を考慮
する必要がある場合に、色差成分のみを用いて動きベク
トルを算出するが、その結果、逆に検出を低下させ、動
き補償の際に大きなブロック係数を残してしまうことが
ある。すなわち、画像の動き検出を行う際に、一般的に
人の視覚特性から、色差情報よりも輝度情報が重要であ
るが、対象画像の全てに対して一律に色差情報を反映さ
せた動き検出を行うと、逆に検出を低下させ、動き補償
の際に大きなブロック係数を残してしまうことがある。
【0014】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、小規模な装置構成で、高い画像圧縮率を達成
できる動きベクトルを高速に生成できる動き検出装置お
よびその方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
第1の観点の動き検出装置は、それぞれマトリクス状に
配置された複数の画素の画素データからなる複数のマク
ロブロック毎に、時間的に前後する第1の画像と第2の
画像との間の動きベクトルを生成する動き検出装置であ
って、前記第1の画像のマクロブロックの画像特性を検
出する画像特性検出手段と、前記検出した画像特性に基
づいて、動きベクトルの検出時における色差成分の必要
度を判断する必要度判断手段と、前記第1の画像の動き
ベクトル検出の対象となるマクロブロックから、前記判
断された必要度に応じた割合で輝度成分の画素データと
色差成分の画素データとを混在させた第1の被演算用マ
クロブロックを生成する第1の被演算用マクロブロック
生成手段と、前記第2の画像のマクロブロックから、前
記判断された必要度に応じた割合で輝度成分の画素デー
タと色差成分の画素データとを混在させた第2の被演算
用マクロブロックを生成する第2の被演算用マクロブロ
ック生成手段と、前記第1の被演算用マクロブロックの
画素データと、当該画素データに対応する前記第2の被
演算用マクロブロックの画素データとの差分値に応じた
動きベクトル決定基準値を、前記第2の画像に含まれる
複数の候補マクロブロックについて生成する基準値生成
手段と、前記複数の候補マクロブロックのうち、前記動
きベクトル決定基準値が最も小さいマクロブロックを参
照用マクロブロックとし、前記第1の画像の動きベクト
ル検出の対象となるマクロブロックと前記第2の画像の
参照用マクロブロックとの位置関係から動きベクトルを
生成する動きベクトル生成手段とを有する。
【0016】また、本発明の第1の観点の動き検出装置
は、好ましくは、前記基準値生成手段は、前記第1の被
演算用マクロブロックの画素データと、当該画素データ
に対応する前記第2の被演算用マクロブロックの画素デ
ータとの差分値の絶対値を、前記第1の被演算用マクロ
ブロックおよび前記第2の被演算用マクロブロックを構
成する全ての画素データについて加算した加算結果を動
きベクトル決定基準値とする。
【0017】また、本発明の第1の観点の動き検出装置
は、好ましくは、前記基準値生成手段は、前記第1の被
演算用マクロブロックの画素データと、当該画素データ
に対応する前記第2の被演算用マクロブロックの画素デ
ータとの差分値の二乗値を、前記第1の被演算用マクロ
ブロックおよび前記第2の被演算用マクロブロックを構
成する全ての画素データについて加算した加算結果を動
きベクトル決定基準値とする。
【0018】また、本発明の第2の観点の動き検出装置
は、それぞれマトリクス状に配置された複数の画素の画
素データからなる複数のマクロブロック毎に、時間的に
前後する第1の画像と第2の画像との間の動きベクトル
を生成する動き検出装置であって、前記第1の画像のマ
クロブロックの画像特性を検出する画像特性検出手段
と、前記検出した画像特性に基づいて、動きベクトルの
検出時における色差成分の必要度を判断する必要度判断
手段と、前記第1の画像の動きベクトル検出の対象とな
るマクロブロックから、所定の割合で輝度成分の画素デ
ータと色差成分の画素データとを混在させた第1の被演
算用マクロブロックを生成する第1の被演算用マクロブ
ロック生成手段と、前記第2の画像のマクロブロックか
ら、前記所定の割合で輝度成分の画素データと色差成分
の画素データとを混在させた第2の被演算用マクロブロ
ックを生成する第2の被演算用マクロブロック生成手段
と、前記第1の被演算用マクロブロックの画素データ
と、当該画素データに対応する前記第2の被演算用マク
ロブロックの画素データとの差分値に、前記判断された
必要度に応じた重み付けを行った値を用いた動きベクト
ル決定基準値を、前記第2の画像に含まれる複数の候補
マクロブロックについて生成する基準値生成手段と、前
記複数の候補マクロブロックのうち、前記動きベクトル
決定基準値が最も小さいマクロブロックを参照用マクロ
ブロックとし、前記第1の画像の動きベクトル検出の対
象となるマクロブロックと前記第2の画像の参照用マク
ロブロックとの位置関係から動きベクトルを生成する動
きベクトル生成手段とを有する。
【0019】また、本発明の第2の観点の動き検出方法
は、それぞれマトリクス状に配置された複数の画素の画
素データからなる複数のマクロブロック毎に、時間的に
前後する第1の画像と第2の画像との間の動きベクトル
を生成する動き検出方法であって、前記第1の画像のマ
クロブロックの画像特性を検出し、前記検出した画像特
性に基づいて、動きベクトルの検出時における色差成分
の必要度を判断し、前記第1の画像の動きベクトル検出
の対象となるマクロブロックから、前記判断された必要
度に応じた割合で輝度成分の画素データと色差成分の画
素データとを混在させた第1の被演算用マクロブロック
を生成し、前記第2の画像のマクロブロックから、前記
判断された必要度に応じた割合で輝度成分の画素データ
と色差成分の画素データとを混在させた第2の被演算用
マクロブロックを生成し、前記第1の被演算用マクロブ
ロックの画素データと、当該画素データに対応する前記
第2の被演算用マクロブロックの画素データとの差分値
に応じた動きベクトル決定基準値を、前記第2の画像に
含まれる複数の候補マクロブロックについて生成し、前
記複数の候補マクロブロックのうち、前記動きベクトル
決定基準値が最も小さいマクロブロックを参照用マクロ
ブロックとし、前記第1の画像の動きベクトル検出の対
象となるマクロブロックと前記第2の画像の参照用マク
ロブロックとの位置関係から動きベクトルを生成する。
【0020】また、本発明の第2の観点の動き検出方法
は、それぞれマトリクス状に配置された複数の画素の画
素データからなる複数のマクロブロック毎に、時間的に
前後する第1の画像と第2の画像との間の動きベクトル
を生成する動き検出方法であって、前記第1の画像のマ
クロブロックの画像特性を検出し、前記検出した画像特
性に基づいて、動きベクトルの検出時における色差成分
の必要度を判断し、前記第1の画像の動きベクトル検出
の対象となるマクロブロックから、所定の割合で輝度成
分の画素データと色差成分の画素データとを混在させた
第1の被演算用マクロブロックを生成し、前記第2の画
像のマクロブロックから、前記所定の割合で輝度成分の
画素データと色差成分の画素データとを混在させた第2
の被演算用マクロブロックを生成し、前記第1の被演算
用マクロブロックの画素データと、当該画素データに対
応する前記第2の被演算用マクロブロックの画素データ
との差分値に、前記判断された必要度に応じた重み付け
を行った値を用いた動きベクトル決定基準値を、前記第
2の画像に含まれる複数の候補マクロブロックについて
生成し、前記複数の候補マクロブロックのうち、前記動
きベクトル決定基準値が最も小さいマクロブロックを参
照用マクロブロックとし、前記第1の画像の動きベクト
ル検出の対象となるマクロブロックと前記第2の画像の
参照用マクロブロックとの位置関係から動きベクトルを
生成する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
動き検出装置について説明する。本実施形態の動き検出
装置は、図9に示すフレーム間予測符号化回路の動き検
出回路として組み込まれる。第1実施形態 図1は、本実施形態の動き検出装置50の構成図であ
る。図1に示すように、動き検出装置50は、基準画像
フレームメモリ51、必要度判断手段としてのプリプロ
セッサ52、CPU(Central Processing Unit) 53、
第1の被演算用マクロブロック生成手段としてのセレク
タ54、参照画像フレームメモリ55、基準値生成手段
としてのプロセッサアレー56および動きベクトル生成
手段としての比較ユニット57を有する。
【0022】基準画像フレームメモリ51は、動き補償
を行なう際の基準画像(フレーム)を記憶する。プリプ
ロセッサ52は、基準画像フレームメモリ51に記憶さ
れた基準画像の輝度データS51aおよび色差データS
51bに基づいて、マクロブロックモードの判別処理の
ために、全てのマクロブロックの輝度成分に対して、画
素平均値やブロック分散値を求め、これを画像特性パラ
メータS52としてCPU53に出力する。
【0023】CPU53は、動き検出を行う前に、画像
特性パラメータS52に基づいて、現在の基準ブロック
が、その動き検出に色差情報を考慮する必要があるか否
かを判断する。そして、CPU53は、この判断結果に
基づいて、輝度信号と色差信号との選択方法を示す選択
制御信号S53を生成し、これをセレクタ54およびプ
ロセッサアレー56に出力する。CPU53における選
択制御信号S53の生成方法については後に詳細に説明
する。
【0024】セレクタ54は、選択制御信号S53に示
されるサンプリング頻度で、基準画像フレームメモリ5
1から読み出された輝度信号S51aおよび色差データ
S51bを選択的に被演算信号S54としてプロセッサ
アレー56に出力する。参照画像フレームメモリ55
は、参照画像を記憶し、記憶した参照画像の輝度データ
S55aおよび色差データS55bを、プロセッサアレ
ー56に出力する。
【0025】プロセッサアレー56は、初段のプロセッ
サエレメント60aおよび複数のプロセッサエレメント
60bを有し、各プロセッサエレメント60bが、前段
のプロセッサエレメント60aあるいは60bから被演
算データおよび差分累積値を入力するように直列に接続
されている。図2は、初段のプロセッサエレメント60
aの構成図である。図2に示すように、初段のプロセッ
サエレメント60aは、レジスタ61、演算器62、レ
ジスタ64および第2の被演算用マクロブロック生成手
段としてのセレクタ65を有する。
【0026】レジスタ61は、セレクタ54からの被演
算データS54を記憶し、これを被演算データS61と
して演算器62および後段のプロセッサエレメント60
bのレジスタ61に出力する。セレクタ65は、選択制
御信号S53に応じたサンプリング頻度で、参照画像フ
レームメモリ55から読み出した参照画像の輝度データ
55aと参照画像の色差データS55bとを選択的に被
演算データS65として演算器62に出力する。ここ
で、セレクタ54とセレクタ65とは同じ選択制御信号
S53に基づいて選択動作を行なうため、被演算データ
S61が輝度データである場合には被演算データS65
も輝度データとなり、被演算データS61が色差データ
である場合には被演算データS65も色差データとな
る。
【0027】演算器62は、レジスタ61から入力した
基準画像の被演算データ61から、セレクタ65から入
力した被演算データS65を減算した後に、その減算値
の絶対値(MAEを算出する場合)あるいは二乗値(M
SEを算出する場合)を計算し、計算結果を差分蓄積値
S62としてレジスタ64に出力する。ここで、MAE
およびMSEが、本発明の動きベクトル決定基準値であ
る。レジスタ64は、演算器62から入力した差分蓄積
値S62を記憶した後に、これを差分蓄積値S64とし
て後段のプロセッサエレメント60aに出力する。
【0028】図3は、プロセッサエレメント60bの構
成図である。図3に示すように、レジスタ61、演算器
62、加算器63、レジスタ64およびセレクタ65を
有する。ここで、レジスタ61、演算器62、レジスタ
64およびセレクタ65は、前述した図2に示すものと
同じである。プロセッサエレメント60bのレジスタ6
1は、前段のプロセッサエレメント60aあるいは60
bからの被演算データS61を入力して記憶し、これを
演算器62および後段のプロセッサエレメント60bに
出力する。また、加算器63は、前段のプロセッサエレ
メント60aあるいは60bから入力した差分蓄積値S
64aと、演算器62からの演算値S62とを加算し、
その加算結果を差分蓄積値S63としてレジスタ64に
出力する。レジスタ64は、加算器63からの差分蓄積
値S63を記憶し、これを差分蓄積値S64bとして後
段のプロセッサエレメント60bに出力する。
【0029】プロセッサアレー56では、プロセッサエ
レメント60aおよび60bの演算器62における処理
は相互に並列に行なわれる。そして、最終段のプロセッ
サエレメント60bから出力される差分蓄積値S54
が、前述したMAEあるいはMSEとなる。また、プロ
セッサアレー56では、図10および図11に示すよう
に、参照画像3を構成する複数のブロックのうち、基準
画像2の基準ブロック5の近傍に位置する複数の候補ブ
ロックについて行なわれる。プロセッサアレー56は、
複数の候補ブロックについてのMAEあるいはMSEを
比較ユニット57に出力する。
【0030】比較ユニット57は、プロセッサアレー5
6から入力した複数の候補ブロックのMAEあるいはM
SEを入力し、これらを比較して、MAEあるいはMS
Eが最小の候補ブロックを図11に示す参照ブロック6
として決定し、基準ブロック5と参照ブロック6との位
置関係を示すベクトルを、動きベクトル7とする。
【0031】以下、CPU53における選択制御信号S
53の生成方法について説明する。CPU53は、画像
特性パラメータS52に基づいて、画像データの輝度成
分に加えて色差成分についても、画素データの平均値お
よびブロック分散値を算出し、これらの算出結果に基づ
いて、基準ブロックの動き検出に、色差情報をどの程度
反映させる必要があるかを、動き検出処理を行なう前に
決定する。具体的には、CPU53は、色差成分につい
ての画素データの平均値およびブロック分散値に基づい
て、色差情報を必要度を、「レベル0」〜「レベル4」
の5段階で決定する。ここで、「レベル0」から「レベ
ル4」に向かうに従い、色差情報の必要度が高まるもの
とする。
【0032】CPU53は、上述したようにして決定さ
れた色差情報の必要度のレベルに応じて、図1に示すセ
レクタ54および図2に示すセレクタ65において、輝
度データおよび色差データをサンプリングする頻度を決
定し、当該決定したサンプリング頻度を示す選択制御信
号S53を生成する。具体的には、マクロブロックがマ
トリクス状に配置された8×8の画素の画素データで構
成される場合には、これら64個の画素データのうち、
輝度データおよび色差データを用いる割合を決定する。
【0033】本実施形態では、CPU53は、図4
(A)に示すように、「レベル0」、すなわち動きベク
トルを求める際に色差情報を考慮する必要性が全くない
ときには、それぞれ図1に示す被演算データS54およ
び図3に示す被演算データS65のマクロブロックを構
成する64個の画素データ全てが、それぞれ輝度(Y)
データS51aおよびS55aとなる制御を行う選択制
御信号S53を生成する。また、CPU53は、図4
(B)に示すように、「レベル1」のときには、それぞ
れ図1に示す被演算データS54および図3に示す被演
算データS65のマクロブロックを構成する64個の画
素データのうち、60個が輝度(Y)データS51aお
よびS55aとなり、2個が色差(Cb)データS51
bおよびS55bとなり、2個が色差(Cr)データS
51bおよびS55bとなる制御を行う選択制御信号S
53を生成する。
【0034】また、CPU53は、図4(C)に示すよ
うに、「レベル2」のときには、それぞれ図1に示す被
演算データS54および図3に示す被演算データS65
のマクロブロックを構成する64個の画素データのう
ち、56個が輝度(Y)データS51aおよびS55a
となり、4個が色差(Cb)データS51bおよびS5
5bとなり、4個が色差(Cr)データS51bおよび
S55bとなる制御を行う選択制御信号S53を生成す
る。また、CPU53は、図4(D)に示すように、
「レベル3」のときには、それぞれ図1に示す被演算デ
ータS54および図3に示す被演算データS65のマク
ロブロックを構成する64個の画素データのうち、48
個が輝度(Y)データS51aおよびS55aとなり、
8個が色差(Cb)データS51bおよびS55bとな
り、8個が色差(Cr)データS51bおよびS55b
となる制御を行う選択制御信号S53を生成する。
【0035】また、CPU53は、図4(E)に示すよ
うに、「レベル4」のときには、それぞれ図1に示す被
演算データS54および図3に示す被演算データS65
のマクロブロックを構成する64個の画素データのう
ち、32個が輝度(Y)データS51aおよびS55a
となり、16個が色差(Cb)データS51bおよびS
55bとなり、16個が色差(Cr)データS51bお
よびS55bとなる制御を行う選択制御信号S53を生
成する。
【0036】次に、動き検出装置50の全体動作につい
て説明する。先ず、プリプロセッサ52において、基準
画像フレームメモリ51から読み出され基準画像の基準
ブロックについて、輝度データS51aおよび色差デー
タS51bの画素平均値やブロック分散が求められ、こ
れが画像特性パラメータS52としてCPU53に出力
される。次に、CPU53において、現在の基準ブロッ
クの動き検出に色差情報が考慮される必要度が判断さ
れ、その必要度「レベル0」〜「レベル4」のいずれか
を示す選択制御信号S53が図1に示すセレクタ54お
よび図2に示すプロセッサエレメント60aおよび図3
に示すプロセッサエレメント60bのセレクタ65に出
力される。そして、選択制御信号S53が示すサンプリ
ング頻度でセレクタ54によってサンプリングされた基
準画像の色差成分および輝度成分を含む被演算データS
54が、プロセッサアレー56の図2および図3に示す
プロセッサエレメント60aおよび60b内のレジスタ
61を介して演算器62に出力される。
【0037】また、プロセッサエレメント60aおよび
60b内において、選択制御信号S53が示すサンプリ
ング頻度でセレクタ65によってサンプリングされた参
照画像(候補ブロック)の色差成分および輝度成分を含
む被演算データS65が、演算器62に出力される。そ
して、演算器62において、レジスタ61から入力した
基準画像の被演算データ61から、セレクタ65から入
力した被演算データS65が減算された後に、その減算
値の絶対値(MAEを算出する場合)あるいは二乗値
(MSEを算出する場合)が計算され、計算結果が差分
蓄積値S64として後段のプロセッサエレメント60b
に出力される。
【0038】そして、最終段のプロセッサエレメント6
0bから出力される差分蓄積値S64が、候補ブロック
のMAEあるいはMSEとなる。次に、比較ユニット5
7において、プロセッサアレー56から入力した複数の
候補ブロックのMAEあるいはMSEが比較され、MA
EあるいはMSEが最小の候補ブロックが図11に示す
参照ブロック6として決定され、基準ブロック5と参照
ブロック6との位置関係を示す動きベクトル7が求めら
れる。この動きベクトル7は、図9に示す動き補償回路
125に出力され、動き補償に用いられる。
【0039】以上説明したように、動き検出装置50に
よれば、CPU53において、画像特性パラメータS5
2に基づいて、色差情報を反映させる必要度のレベルを
5段階で決定し、動きベクトルを求める基準となるマク
ロブロックを構成する64個の画素データにおける輝度
データおよび色差データの割合を決定する。このとき、
図4(B)〜(E)に示す場合には、輝度データおよび
色差データの双方を用いることから、前述したように、
動き補償の際にマクロブロックに大きなブロック係数を
残してしまうことを適切に回避できる。動き検出装置5
0は、特に、高圧縮時において符号化画像の画質を向上
させることができる。
【0040】また、動き検出装置50によれば、色差成
分を用いて動きベクトルを算出するためのプロセッサエ
レメントを新たに追加しないため、従来に比べて、演算
量を大幅に削減でき、装置構成を小規模にできると共
に、消費電力を抑えることができる。なお、プリプロセ
ッサ52が生成する画素平均値やブロック分散などの画
像特性パラメータS52は、MPEG2 Main P
rofileの符号化において元来必要とされるもので
あるため、色差情報を考慮した動き検出を行う上でハー
ドウェアの増加は殆どない。
【0041】第2実施形態 図5は、本実施形態の動き検出装置50aの構成図であ
る。図5に示すように、動き検出装置50aは、基準画
像フレームメモリ51、プリプロセッサ52、CPU5
3a、セレクタ54、参照画像フレームメモリ55、プ
ロセッサアレー56aおよび比較ユニット57を有す
る。ここで、基準画像フレームメモリ51、プリプロセ
ッサ52、セレクタ54、参照画像フレームメモリ55
および比較ユニット57は、前述した図1に示す第1実
施形態と同じであるが、CPU53aおよびプロセッサ
アレー56aが第1実施形態とは異なる。
【0042】以下、図5に示すCPU53aおよびプロ
セッサアレー56aについて詳細に説明する。CPU5
3aは、画像特性パラメータS52に基づいて、画像デ
ータの輝度成分に加えて色差成分についても、画素デー
タの平均値およびブロック分散値を算出し、これらの算
出結果に基づいて、基準ブロックの動き検出に、色差情
報をどの程度反映させる必要があるかを、動き検出処理
を行なう前に決定する。具体的には、CPU53aは、
色差成分についての画素データの平均値およびブロック
分散値に基づいて、色差情報を必要度を、「レベル0」
〜「レベル4」の5段階で決定する。ここで、「レベル
0」から「レベル4」に向かうに従い、色差情報の必要
度が高まるものとする。
【0043】CPU53は、上述したようにして決定さ
れた色差情報の必要度のレベルに応じて、図1に示すセ
レクタ54および図2に示すセレクタ65において、輝
度データおよび色差データをサンプリングする頻度を決
定し、当該決定したサンプリング頻度を示す選択制御信
号S53を生成する。具体的には、マクロブロックがマ
トリクス状に配置された8×8の画素の画素データで構
成される場合には、これら64個の画素データのうち、
輝度データおよび色差データを用いる割合を決定する。
【0044】本実施形態では、CPU53は、図6
(A)に示すように、「レベル0」、すなわち動きベク
トルを求める際に色差情報を考慮する必要性が全くない
ときには、それぞれ図1に示す被演算データS54およ
び図3に示す被演算データS65のマクロブロックを構
成する64個の画素データ全てが、それぞれ輝度(Y)
データS51aおよびS55aとなる制御を行う選択制
御信号S53aを生成する。また、CPU53は、「レ
ベル1」〜「レベル4」のときには、それぞれ図1に示
す被演算データS54および図3に示す被演算データS
65のマクロブロックを構成する64個の画素データの
うち、32個が輝度(Y)データS51aおよびS55
aとなり、16個が色差(Cb)データS51bおよび
S55bとなり、16個が色差(Cr)データS51b
およびS55bとなる制御を行う選択制御信号S53を
生成する。
【0045】以下、プロセッサアレー56aについて説
明する。図5に示すように、プロセッサアレー56a
は、初段のプロセッサエレメント60a1および複数の
プロセッサエレメント60b1を有し、各プロセッサエ
レメント60b1が、前段のプロセッサエレメント60
a1あるいは60b1から被演算データおよび差分累積
値を入力するように直列に接続されている。
【0046】図7は、初段のプロセッサエレメント60
a1の構成図である。図7に示すように、初段のプロセ
ッサエレメント60a1は、レジスタ61、演算器62
a、レジスタ64およびセレクタ65を有する。図8
は、プロセッサエレメント60b1の構成図である。図
8に示すように、プロセッサエレメント60b1は、レ
ジスタ61、演算器62a、加算器63、レジスタ64
およびセレクタ65を有する。
【0047】図7および図8において、レジスタ61、
加算器63、レジスタ64およびセレクタ65は、前述
した図2および図3に示したものと同じである。以下、
演算器62aは、レジスタ61から入力した基準画像の
被演算データ61から、セレクタ65から入力した被演
算データS65を減算した後に、その減算値(図6
(A)に示すY,Cb,Cr)の絶対値(MAEを算出
する場合)あるいは二乗値(MSEを算出する場合)を
算出し、この算出結果をスケーリング制御信号S53b
に基づいてスケーリングしてMSEあるいはMAEを算
出し、この算出結果を示す差分蓄積値S62aをレジス
タ64に出力する。
【0048】以下、演算器62aにおいて、スケーリン
グ制御信号S53bに基づいて減算値Y,Cb,Crを
スケーリングしてMSEあるいはMAEを算出する手法
について説明する。演算器62aは、スケーリング制御
信号S53bが「レベル0」を示す場合には、図6
(A)に示すように、MSEを算出する場合には、マク
ロブロックを構成する64個の画素データについての減
算値Yの二乗値の総和をMSEとする。一方、MAEを
算出する場合には、マクロブロックを構成する64個の
画素データについての減算値Yの絶対値の総和をMAE
とする。
【0049】また、演算器62aは、スケーリング制御
信号S53bが「レベル1」を示す場合には、図6
(B)に示すように、MSEを算出する場合には、マク
ロブロックを構成する32個の画素データについての減
算値Yの二乗値の総和と、16個の減算値Cbを8で除
算した値の二乗値の総和と、16個の減算値Crを8で
除算した値の二乗値の総和とを加算してMSEを算出す
る。一方、MAEを算出する場合には、マクロブロック
を構成する32個の画素データについての減算値Yの絶
対値の総和と、16個の減算値Cbを8で除算した値の
絶対値の総和と、16個の減算値Crを8で除算した値
の絶対値の総和とを加算してMAEを算出する。
【0050】また、演算器62aは、スケーリング制御
信号S53bが「レベル2」を示す場合には、図6
(C)に示すように、MSEを算出する場合には、マク
ロブロックを構成する32個の画素データについての減
算値Yの二乗値の総和と、16個の減算値Cbを4で除
算した値の二乗値の総和と、16個の減算値Crを4で
除算した値の二乗値の総和とを加算してMSEを算出す
る。一方、MAEを算出する場合には、マクロブロック
を構成する32個の画素データについての減算値Yの絶
対値の総和と、16個の減算値Cbを4で除算した値の
絶対値の総和と、16個の減算値Crを4で除算した値
の絶対値の総和とを加算してMAEを算出する。
【0051】また、演算器62aは、スケーリング制御
信号S53bが「レベル3」を示す場合には、図6
(D)に示すように、MSEを算出する場合には、マク
ロブロックを構成する32個の画素データについての減
算値Yの二乗値の総和と、16個の減算値Cbを2で除
算した値の二乗値の総和と、16個の減算値Crを2で
除算した値の二乗値の総和とを加算してMSEを算出す
る。一方、MAEを算出する場合には、マクロブロック
を構成する32個の画素データについての減算値Yの絶
対値の総和と、16個の減算値Cbを2で除算した値の
絶対値の総和と、16個の減算値Crを2で除算した値
の絶対値の総和とを加算してMAEを算出する。
【0052】また、演算器62aは、スケーリング制御
信号S53bが「レベル4」を示す場合には、図6
(D)に示すように、MSEを算出する場合には、マク
ロブロックを構成する32個の画素データについての減
算値Yの二乗値の総和と、16個の減算値Cbの二乗値
の総和と、16個の減算値Crの二乗値の総和とを加算
してMSEを算出する。一方、MAEを算出する場合に
は、マクロブロックを構成する32個の画素データにつ
いての減算値Yの絶対値の総和と、16個の減算値Cb
の絶対値の総和と、16個の減算値Crの絶対値の総和
とを加算してMAEを算出する。
【0053】以上説明したように、図5に示す動き検出
装置50aによって、前述した第1実施形態の動き検出
装置50と同様の効果を得ることができる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明の動き検出
装置およびその方法によれば、動き補償の際にマクロブ
ロックに大きなブロック係数を残してしまうことを適切
に回避できる。特に、高圧縮時において符号化画像の画
質を向上させることができる。また、本発明の動き検出
装置によれば、色差成分を用いて動きベクトルを算出す
るための新たなハードウェアを追加しないため、従来に
比べて、演算量を大幅に削減でき、装置構成を小規模に
できると共に、消費電力を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態の動き検出装
置の構成図である。
【図2】図2は、図1に示すプロセッサアレー内の初段
のプロセッサエレメントの構成図である。
【図3】図3は、図1に示すプロセッサアレー内の後段
のプロセッサエレメントの構成図である。
【図4】図4は、図1に示すCPUにおける選択制御信
号の生成方法を説明するための図である。
【図5】図5は、本発明の第2の実施形態の動き検出装
置の構成図である。
【図6】図6は、図5に示すプロセッサアレー内の初段
のプロセッサエレメントの構成図である。
【図7】図7は、図5に示すプロセッサアレー内の後段
のプロセッサエレメントの構成図である。
【図8】図8は、図5に示すCPUにおける選択制御信
号の生成方法を説明するための図である。
【図9】図9は、フレーム間予測符号化回路の構成図で
ある。
【図10】動きベクトルを生成する際の基準画像と参照
画像との関係を説明するための図である。
【図11】動きベクトルを生成する際の基準画像と参照
画像との関係を説明するための図である。
【図12】動きベクトル生成に用いられるMSEおよび
MAEの算出方法を説明するための図である。
【図13】図13は、動きベクトル生成に用いられるプ
ロセッサエレメントの構成図である。
【符号の説明】
50,50a…動き検出装置、51…基準画像フレーム
メモリ、52…プリプロセッサ、53,53a…CP
U、54,65…セレクタ、55…参照画像フレームメ
モリ、56,56a…プロセッサアレー、57…比較ユ
ニット、60a,60b,60a1,60b1…プロセ
ッサエレメント、61,64…レジスタ、62,62a
…演算器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれマトリクス状に配置された複数の
    画素の画素データからなる複数のマクロブロック毎に、
    時間的に前後する第1の画像と第2の画像との間の動き
    ベクトルを生成する動き検出装置において、 前記第1の画像のマクロブロックの画像特性を検出する
    画像特性検出手段と、 前記検出した画像特性に基づいて、動きベクトルの検出
    時における色差成分の必要度を判断する必要度判断手段
    と、 前記第1の画像の動きベクトル検出の対象となるマクロ
    ブロックから、前記判断された必要度に応じた割合で輝
    度成分の画素データと色差成分の画素データとを混在さ
    せた第1の被演算用マクロブロックを生成する第1の被
    演算用マクロブロック生成手段と、 前記第2の画像のマクロブロックから、前記判断された
    必要度に応じた割合で輝度成分の画素データと色差成分
    の画素データとを混在させた第2の被演算用マクロブロ
    ックを生成する第2の被演算用マクロブロック生成手段
    と、 前記第1の被演算用マクロブロックの画素データと、当
    該画素データに対応する前記第2の被演算用マクロブロ
    ックの画素データとの差分値に応じた動きベクトル決定
    基準値を、前記第2の画像に含まれる複数の候補マクロ
    ブロックについて生成する基準値生成手段と、 前記複数の候補マクロブロックのうち、前記動きベクト
    ル決定基準値が最も小さいマクロブロックを参照用マク
    ロブロックとし、前記第1の画像の動きベクトル検出の
    対象となるマクロブロックと前記第2の画像の参照用マ
    クロブロックとの位置関係から動きベクトルを生成する
    動きベクトル生成手段とを有する動き検出装置。
  2. 【請求項2】前記基準値生成手段は、前記第1の被演算
    用マクロブロックの画素データと、当該画素データに対
    応する前記第2の被演算用マクロブロックの画素データ
    との差分値の絶対値を、前記第1の被演算用マクロブロ
    ックおよび前記第2の被演算用マクロブロックを構成す
    る全ての画素データについて加算した加算結果を動きベ
    クトル決定基準値とする請求項1に記載の動き検出装
    置。
  3. 【請求項3】前記基準値生成手段は、前記第1の被演算
    用マクロブロックの画素データと、当該画素データに対
    応する前記第2の被演算用マクロブロックの画素データ
    との差分値の二乗値を、前記第1の被演算用マクロブロ
    ックおよび前記第2の被演算用マクロブロックを構成す
    る全ての画素データについて加算した加算結果を動きベ
    クトル決定基準値とする請求項1に記載の動き検出装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1の被演算用マクロブロック生成手
    段は、前記第1の画像の動きベクトル検出の対象となる
    マクロブロックをサンプリングする周波数を調整するこ
    とで、第1の被演算用マクロブロックを生成し、 前記第2の被演算用マクロブロック生成手段は、前記第
    2の画像のマクロブロックを前記周波数でサンプリング
    して第2の被演算用マクロブロックを生成する請求項1
    に記載の動き検出装置。
  5. 【請求項5】それぞれマトリクス状に配置された複数の
    画素の画素データからなる複数のマクロブロック毎に、
    時間的に前後する第1の画像と第2の画像との間の動き
    ベクトルを生成する動き検出装置において、 前記第1の画像のマクロブロックの画像特性を検出する
    画像特性検出手段と、前記検出した画像特性に基づい
    て、動きベクトルの検出時における色差成分の必要度を
    判断する必要度判断手段と、 前記第1の画像の動きベクトル検出の対象となるマクロ
    ブロックから、所定の割合で輝度成分の画素データと色
    差成分の画素データとを混在させた第1の被演算用マク
    ロブロックを生成する第1の被演算用マクロブロック生
    成手段と、 前記第2の画像のマクロブロックから、前記所定の割合
    で輝度成分の画素データと色差成分の画素データとを混
    在させた第2の被演算用マクロブロックを生成する第2
    の被演算用マクロブロック生成手段と、 前記第1の被演算用マクロブロックの画素データと、当
    該画素データに対応する前記第2の被演算用マクロブロ
    ックの画素データとの差分値に、前記判断された必要度
    に応じた重み付けを行った値を用いた動きベクトル決定
    基準値を、前記第2の画像に含まれる複数の候補マクロ
    ブロックについて生成する基準値生成手段と、 前記複数の候補マクロブロックのうち、前記動きベクト
    ル決定基準値が最も小さいマクロブロックを参照用マク
    ロブロックとし、前記第1の画像の動きベクトル検出の
    対象となるマクロブロックと前記第2の画像の参照用マ
    クロブロックとの位置関係から動きベクトルを生成する
    動きベクトル生成手段とを有する動き検出装置。
  6. 【請求項6】前記基準値生成手段は、前記第1の被演算
    用マクロブロックの画素データと、 当該画素データに対応する前記第2の被演算用マクロブ
    ロックの画素データとの差分値の絶対値に前記必要度に
    応じた重み付けを行った値を、前記第1の被演算用マク
    ロブロックおよび前記第2の被演算用マクロブロックを
    構成する全ての画素データについて加算した加算結果を
    動きベクトル決定基準値とする請求項5に記載の動き検
    出装置。
  7. 【請求項7】前記基準値生成手段は、前記第1の被演算
    用マクロブロックの画素データと、 当該画素データに対応する前記第2の被演算用マクロブ
    ロックの画素データとの差分値の二乗値に前記必要度に
    応じた重み付けを行った値を、前記第1の被演算用マク
    ロブロックおよび前記第2の被演算用マクロブロックを
    構成する全ての画素データについて加算した加算結果を
    動きベクトル決定基準値とする請求項5に記載の動き検
    出装置。
  8. 【請求項8】それぞれマトリクス状に配置された複数の
    画素の画素データからなる複数のマクロブロック毎に、
    時間的に前後する第1の画像と第2の画像との間の動き
    ベクトルを生成する動き検出方法において、 前記第1の画像のマクロブロックの画像特性を検出し、 前記検出した画像特性に基づいて、動きベクトルの検出
    時における色差成分の必要度を判断し、 前記第1の画像の動きベクトル検出の対象となるマクロ
    ブロックから、前記判断された必要度に応じた割合で輝
    度成分の画素データと色差成分の画素データとを混在さ
    せた第1の被演算用マクロブロックを生成し、 前記第2の画像のマクロブロックから、前記判断された
    必要度に応じた割合で輝度成分の画素データと色差成分
    の画素データとを混在させた第2の被演算用マクロブロ
    ックを生成し、 前記第1の被演算用マクロブロックの画素データと、当
    該画素データに対応する前記第2の被演算用マクロブロ
    ックの画素データとの差分値に応じた動きベクトル決定
    基準値を、前記第2の画像に含まれる複数の候補マクロ
    ブロックについて生成し、 前記複数の候補マクロブロックのうち、前記動きベクト
    ル決定基準値が最も小さいマクロブロックを参照用マク
    ロブロックとし、前記第1の画像の動きベクトル検出の
    対象となるマクロブロックと前記第2の画像の参照用マ
    クロブロックとの位置関係から動きベクトルを生成する
    動き検出方法。
  9. 【請求項9】前記第1の被演算用マクロブロックの画素
    データと、当該画素データに対応する前記第2の被演算
    用マクロブロックの画素データとの差分値の絶対値を、
    前記第1の被演算用マクロブロックおよび前記第2の被
    演算用マクロブロックを構成する全ての画素データにつ
    いて加算した加算結果を動きベクトル決定基準値とする
    請求項8に記載の動き検出方法。
  10. 【請求項10】前記第1の被演算用マクロブロックの画
    素データと、当該画素データに対応する前記第2の被演
    算用マクロブロックの画素データとの差分値の二乗値
    を、前記第1の被演算用マクロブロックおよび前記第2
    の被演算用マクロブロックを構成する全ての画素データ
    について加算した加算結果を動きベクトル決定基準値と
    する請求項8に記載の動き検出方法。
  11. 【請求項11】前記第1の画像の動きベクトル検出の対
    象となるマクロブロックをサンプリングする周波数を調
    整することで、第1の被演算用マクロブロックを生成
    し、 前記第2の画像のマクロブロックを前記周波数でサンプ
    リングして第2の被演算用マクロブロックを生成する請
    求項8に記載の動き検出方法。
  12. 【請求項12】それぞれマトリクス状に配置された複数
    の画素の画素データからなる複数のマクロブロック毎
    に、時間的に前後する第1の画像と第2の画像との間の
    動きベクトルを生成する動き検出方法において、 前記第1の画像のマクロブロックの画像特性を検出し、 前記検出した画像特性に基づいて、動きベクトルの検出
    時における色差成分の必要度を判断し、 前記第1の画像の動きベクトル検出の対象となるマクロ
    ブロックから、所定の割合で輝度成分の画素データと色
    差成分の画素データとを混在させた第1の被演算用マク
    ロブロックを生成し、 前記第2の画像のマクロブロックから、前記所定の割合
    で輝度成分の画素データと色差成分の画素データとを混
    在させた第2の被演算用マクロブロックを生成し、 前記第1の被演算用マクロブロックの画素データと、当
    該画素データに対応する前記第2の被演算用マクロブロ
    ックの画素データとの差分値に、前記判断された必要度
    に応じた重み付けを行った値を用いた動きベクトル決定
    基準値を、前記第2の画像に含まれる複数の候補マクロ
    ブロックについて生成し、 前記複数の候補マクロブロックのうち、前記動きベクト
    ル決定基準値が最も小さいマクロブロックを参照用マク
    ロブロックとし、前記第1の画像の動きベクトル検出の
    対象となるマクロブロックと前記第2の画像の参照用マ
    クロブロックとの位置関係から動きベクトルを生成する
    動き検出方法。
  13. 【請求項13】前記第1の被演算用マクロブロックの画
    素データと、当該画素データに対応する前記第2の被演
    算用マクロブロックの画素データとの差分値の絶対値に
    前記必要度に応じた重み付けを行った値を、前記第1の
    被演算用マクロブロックおよび前記第2の被演算用マク
    ロブロックを構成する全ての画素データについて加算し
    た加算結果を動きベクトル決定基準値とする請求項12
    に記載の動き検出方法。
  14. 【請求項14】前記第1の被演算用マクロブロックの画
    素データと、当該画素データに対応する前記第2の被演
    算用マクロブロックの画素データとの差分値の二乗値に
    前記必要度に応じた重み付けを行った値を、前記第1の
    被演算用マクロブロックおよび前記第2の被演算用マク
    ロブロックを構成する全ての画素データについて加算し
    た加算結果を動きベクトル決定基準値とする請求項12
    に記載の動き検出方法。
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