JPH07274181A - 映像信号符号化方式 - Google Patents

映像信号符号化方式

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JPH07274181A
JPH07274181A JP8789494A JP8789494A JPH07274181A JP H07274181 A JPH07274181 A JP H07274181A JP 8789494 A JP8789494 A JP 8789494A JP 8789494 A JP8789494 A JP 8789494A JP H07274181 A JPH07274181 A JP H07274181A
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喜子 幡野
Koji Okazaki
幸治 岡崎
Takashi Shinohara
隆 篠原
Tadashi Kasezawa
正 加瀬沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣接ブロック間の動きベクトルのばらつきを
抑えて、画質を向上させるとともに、動きベクトルの伝
送効率を向上させる動き補償予測方式を得る。 【構成】 動きベクトル探索手段3により探索された動
きベクトルと、既に符号化した隣接ブロックの動きベク
トルとを、動き補償予測の歪で比較し、その差が小さい
ときは隣接ブロックの動きベクトルを用いるよう構成す
る。また、動きベクトルを探索する際に用いる歪の評価
関数が、既に符号化した隣接ブロックの動きベクトルと
の距離を含むよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号の符号化方式
に関し、特に、映像信号の隣接ブロック間の動きベクト
ルを考慮した動き補償を行う符号化方式に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号を符号化する場合の高能率符号
化方式の一つとして、動き補償予測を用いた画像間予測
符号化と画像内変換符号化を組み合わせたハイブリッド
符号化方式がある。本従来例も、上記ハイブリッド符号
化方式を採用している。図3は、例えば、ISO-IEC/JTC1
/SC29/WG11 MPEG 92/N0245 Test Model 2 に示された従
来のハイブリッド符号化方式を用いた符号化装置のブロ
ック回路図である。図において、入力端子1から入力さ
れたディジタル化された映像信号101は、減算器10
の第1の入力,動き補償予測回路17の第1の入力およ
び量子化回路12の第2の入力に与えられる。減算器1
0の出力は、DCT回路11を介して量子化回路12の
第1の入力に与えられる。量子化回路12の出力102
は、可変長符号化回路19の第1の入力に与えられると
ともに、逆量子化回路13に与えられ、逆量子化回路1
3の出力はIDCT回路14を介して加算器15の第1
の入力に与えられる。加算器15の出力はメモリ回路1
6の第1の入力に与えられ、メモリ回路16から出力さ
れる参照画像信号103は、動き補償予測回路17の第
2の入力および切り替え回路18の第1の入力に与えら
れる。メモリ回路16の第二の入力には、動き補償予測
回路17の第1の出力104が与えられる。
【0003】一方、切り替え回路18の第2の入力に
は、ゼロ信号が与えられ、切り替え回路18の第3の入
力には、動き補償予測回路17の第2の出力105が与
えられる。切り替え回路18の出力106は、減算器1
0の第2の入力および加算器15の第2の入力に与えら
れる。一方、動き補償予測回路17の第3の出力107
は可変長符号化回路19の第2の入力に与えられる。可
変長符号化回路19の出力は送信バッファ20に入力さ
れ、送信バッファ20の第1の出力は出力端子2より出
力される。送信バッファ20の第2の出力108は量子
化回路12の第3の入力に与えられる。
【0004】図4は従来の動き補償予測方式を説明する
ための概念図である。
【0005】図5は、図3に示した従来例の動き補償予
測回路17の一構成例を示すブロック図である。図にお
いて、入力端子1には入力されたディジタル映像信号1
01が入力され、入力端子1aにはメモリ回路16から
出力された映像信号103が与えられる。入力端子1か
ら入力された映像信号101は動きベクトル探索回路3
aの第1の入力に与えられる。入力端子1aから入力さ
れた参照画像信号103は、動きベクトル探索回路3a
の第2の入力に与えられる。動きベクトル探索回路3a
から出力される動きベクトル109は、切り替え回路4
aの第1の入力に与えられる。切り替え回路4aの第2
の入力には0ベクトルが与えられる。
【0006】一方、動きベクトル探索回路3aから出力
される予測画像110は、歪算出回路5aの第1の入力
に与えられる。歪算出回路5aの第2の入力には、入力
端子1から入力された映像信号101が与えられる。歪
算出回路5aから出力された歪111は、比較選択回路
7aの第1の入力に与えられる。
【0007】一方、入力端子1から入力された映像信号
101は、歪算出回路5bの第1の入力に与えられ、入
力端子1aから入力された参照画像信号103は、歪算
出回路5bの第2の入力に与えられる。歪算出回路5b
から出力される歪112は、比較選択回路7aの第2の
入力に与えられる。比較選択回路7aから出力される選
択モード113は、比較選択回路7bの第1の入力に与
えられ、比較選択回路7aから出力される歪114は、
比較選択回路7bの第2の入力に与えられる。
【0008】また、比較選択回路7aから出力される選
択モード113は、切り換え回路4aの第3の入力にも
与えられる。切り替え回路4aから出力される動きベク
トル107は、出力端子2aから可変長符号化回路19
に出力される。
【0009】また、動きベクトル探索回路3aから出力
される予測画像110は切り替え回路4bの第1の入力
に与えられ、入力端子1aから入力された参照画像10
3は切り替え回路4bの第2の入力に与えられ、比較選
択回路7aから出力される選択モード113は切り替え
回路4bの第3の入力に与えられる。
【0010】切り替え回路4bから出力される予測画像
104は、出力端子2bからメモリ回路16へ出力され
る。一方、入力端子1から入力された映像信号101
は、分散算出回路9にも入力され、分散算出回路9の出
力115は、比較選択回路7bの第3の入力に与えられ
る。比較選択回路7bから出力される選択モード105
は、出力端子2cから切り替え回路18に出力される。
【0011】次に動作について説明する。ディジタル化
された入力信号は、時間軸方向の冗長度を落とすために
動き補償予測を用いて画像間の差分がとられ、空間軸方
向にDCTが施される。変換された係数は量子化され、
可変長符号化された後に、送信バッファ20を介して伝
送される。
【0012】動き補償予測方式の概念図を図4に示し
た。現在符号化しようとしている画像を、例えば16画
素×16ラインのマッチングブロックに分割する。個々
のマッチングブロックについて、参照画像のどの部分を
予測画像とすれば、歪が最も小さくなるかを調べる。す
なわち、静止画の場合は、各マッチングブロックと同一
位置の16画素×16ラインを予測画像とすれば歪は0
となる。動画の場合は、例えば、図4中に点線で示した
同一位置の16画素×16ラインよりも、左に8画素、
下に17画素ずらした斜線部の16画素×16ラインの
ブロックが最も歪が小さいという場合、このブロックを
予測画像とするとともに、(−8,17)を動きベクト
ルとして伝送する。
【0013】以下、図5を用いて、動き補償予測方式に
ついて詳しく説明する。まず、動きベクトル探索回路3
aにおいて、入力画像101と参照画像103とから動
きベクトルを探索する。これは、図4で説明したように
各マッチングブロックについて、歪が最小となるベクト
ルを動きベクトルとして選び、その動きベクトルと予測
画像とを出力するものである。歪としては、誤差の絶対
値和などを用いる。
【0014】次に、歪算出回路5aにおいて、入力画像
101と動きベクトル探索回路3aから出力される予測
画像110との誤差の自乗和による歪を、マッチングブ
ロック毎に算出する。この歪111をSEmcと呼ぶこと
にする。一方、歪算出回路5bにおいては、入力画像1
01と参照画像103とから、各マッチングブロックの
誤差の自乗和による歪を算出する。この歪112をSE
nomcとする。この歪算出回路5bは動きベクトルを0ベ
クトルとしたときの歪を計算することになる。
【0015】比較選択回路7aは、SEmc<SEnomcの
とき、MC(動き補償)モードを示す信号113と歪S
Emc(111)を出力し、SEmc≧SEnomcのときは、
NoMC(動き補償なし)モードを示す信号113と歪
SEnomc(112)を出力する。比較選択回路7aで選
択されたモードがMCモードのとき、切り替え回路4a
は、動きベクトル探索回路3aで選択された動きベクト
ル109を出力し、切り替え回路4bは、動きベクトル
探索回路3aで選択された予測画像110を出力する。
【0016】一方、比較選択回路7aで選択されたモー
ドがNoMCモードのとき、切り替え回路4aは、0ベ
クトルを出力し、切り替え回路4bは、参照画像103
を出力する。
【0017】さらに、分散算出回路9は、入力映像信号
101の各マッチングブロックの分散を算出する。比較
選択回路7bは、比較選択回路7aから出力される歪1
14と、分散算出回路9から出力される分散値115と
を比較し、画像内符号化を行うイントラモードか、比較
選択回路7aから出力される選択モードのいずれかを選
択し出力する。
【0018】ところで、動き補償予測回路17から出力
される動きベクトル107は、図6に示す可変長符号化
回路19において符号化される。図6において、動き補
償予測回路17から出力される動きベクトル107は、
減算器30の第1の入力となる。減算器30の出力は可
変長符号選択器31に入力されるとともに、メモリ32
を通して切り替え器33の第1の入力にも与えられる。
切り替え器33の第2の入力には0ベクトルが与えられ
る。切り替え器33の出力は減算器30の第2の入力に
与えられる。一方、量子化回路12の出力102は、符
号化器34で可変長符号化される。可変長符号選択器3
1の出力と符号化器34の出力は、多重化回路35で多
重化され、送信バッファ20へ出力される。
【0019】図6に示したように、各マッチングブロッ
クの動きベクトルは、前のマッチングブロックの動きベ
クトルとの差分がとられ、その差分ベクトルに対応する
可変長符号が出力される。なお、現マッチングブロック
がイントラモードのときとNoMCモードのときは、動
きベクトルは符号化されない。前のマッチングブロック
がイントラモードのときとNoMCモードのとき、およ
び符号化の初期状態などでは、前の動きベクトルの代わ
りに0ベクトルを用いる。また、差分ベクトルを表す可
変長符号は、0ベクトルに近いほど短い符号が割り当て
られている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の映像信号符号化
方式における動き補償方式は、隣接ブロック間の動きベ
クトルのばらつきによる画質劣化を考慮していないとい
う問題点があり、また、動きベクトルの選択は、単にそ
の歪の大小のみに依存し、動きベクトルの伝送における
伝送効率については全く考慮されていないという問題点
があった。
【0021】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、隣接ブロックにおける動きベク
トルを考慮した動き補償方式を備えた映像信号符号化方
式を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る映
像信号符号化方式は、動き補償画像間予測符号化であっ
て、動き補償を行う動きベクトルの検出のために、入力
映像信号を複数のブロックに分割し、ブロック毎に参照
画像とのブロックマッチングにより動きベクトルを求め
る動きベクトル探索手段を有し、探索された動きベクト
ルを第1の動きベクトルとし、既に符号化した隣接ブロ
ックの動きベクトルを第2の動きベクトルとし、第1、
第2の動きベクトルによる動き補償予測の歪をそれぞれ
S1、S2としたとき、S2≦S1+K(Kは定数;K
≧0)ならば、第2の動きベクトルで動き補償するよう
構成したものである。
【0023】請求項2の発明に係る映像信号符号化方式
は、動き補償画像間予測符号化であって、動き補償を行
う動きベクトルの検出のために、入力映像信号を複数の
ブロックに分割し、ブロック毎に参照画像とのブロック
マッチングにより動きベクトルを求める動きベクトル探
索手段を有し、探索された動きベクトルを第1の動きベ
クトルとし、既に符号化した隣接ブロックの動きベクト
ルを第2の動きベクトルとし、第1、第2の動きベクト
ルによる動き補償予測の歪をそれぞれS1、S2とした
とき、S2≦S1+K(Kは定数)ならば、第2の動き
ベクトルで動き補償するよう構成し、かつ、画像内容に
より定数Kの値を変化させるよう構成したものである。
【0024】請求項3の発明に係る映像信号符号化方式
は、動き補償画像間予測符号化であって、動き補償を行
う動きベクトルの検出のために、入力映像信号を複数の
ブロックに分割し、ブロック毎に参照画像とのブロック
マッチングにより動きベクトルを求める動きベクトル探
索手段を有し、該動きベクトル探索手段が、動きベクト
ルを決定するための評価関数として、既に符号化した隣
接ブロックにおける動きベクトルとの距離を含むよう構
成したものである。
【0025】請求項4の発明に係る映像信号符号化方式
は、動き補償画像間予測符号化であって、動き補償を行
う動きベクトルの検出のために、入力映像信号を複数の
ブロックに分割し、ブロック毎に参照画像とのブロック
マッチングにより動きベクトルを求める動きベクトル探
索手段を有し、該動きベクトル探索手段が、動きベクト
ルを決定するための評価関数として、既に符号化した隣
接ブロックにおける動きベクトルとの距離を含むように
構成し、該動きベクトル探索手段により探索された動き
ベクトルを第1の動きベクトルとし、既に符号化した隣
接ブロックの動きベクトルを第2の動きベクトルとし、
第1、第2の動きベクトルによる動き補償予測の歪をそ
れぞれS1、S2としたとき、S2≦S1+K(Kは定
数;K≧0)ならば、第2の動きベクトルで動き補償す
るよう構成したものである。
【0026】
【作用】請求項1の発明によれば、探索した動きベクト
ルによる動き補償予測の歪と、既に符号化した隣接ブロ
ックの動きベクトルによる動き補償予測の歪との差が小
さい場合には、既に符号化した隣接ブロックの動きベク
トルを用いることにより、簡単な構成で、動きベクトル
の伝送効率を向上させる。また、これにより、隣接ブロ
ック間の動きベクトルのばらつきも減少するので、画質
も向上する。
【0027】請求項2の発明によれば、探索した動きベ
クトルによる動き補償予測の歪と、既に符号化した隣接
ブロックの動きベクトルによる動き補償予測の歪との差
が定数Kより小さい場合には、既に符号化した隣接ブロ
ックの動きベクトルを用いることにより、動きベクトル
の伝送効率を向上させる符号化方式において、ブロック
毎に動きが変わるような特殊な画像では、定数Kを小さ
くすることにより、隣接ブロックの動きベクトルを用い
ないようにできるので、不必要な画質劣化を避けられ
る。
【0028】請求項3の発明によれば、動きベクトル探
索手段が、動きベク トルを決定するための評価関数と
して、既に符号化した隣接ブロックにおける動きベクト
ルとの距離を含むよう構成することにより、隣接ブロッ
ク間の動きベクトルのばらつきを抑えて、画質を向上さ
せるとともに、動きベクトルの伝送効率も向上させる。
【0029】請求項4の発明によれば、動きベクトル探
索手段が、動きベクトルを決定するための評価関数とし
て、既に符号化した隣接ブロックにおける動きベクトル
との距離を含むよう構成することにより、隣接ブロック
間の動きベクトルのばらつきを抑えて、画質を向上させ
るとともに、動きベクトルの伝送効率も向上させる。ま
た、探索した動きベクトルによる動き補償予測の歪と、
既に符号化した隣接ブロックの動きベクトルによる動き
補償予測の歪との差が小さい場合には、既に符号化した
隣接ブロックの動きベクトルを用いるよう構成すること
により、参照するべき隣接ブロックの動きベクトルが複
数ある場合にも、簡単な構成で、動きベクトルの伝送効
率を向上させることができる。
【0030】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の第1の実施例を図について
説明する。図1は、この実施例1の動き補償予測回路を
示す概略ブロック図である。図において、入力端子1に
は入力映像信号101が、入力端子1aにはメモリ回路
16からの参照画像103が、それぞれ与えられる。入
力端子1から入力された映像信号101は、動きベクト
ル探索回路3aの第1の入力に与えられ、入力端子1a
から入力された参照画像103は、動きベクトル探索回
路3aの第2の入力に与えられる。
【0031】動きベクトル探索回路3aの第1の出力で
ある動きベクトル109は、切り替え回路4cの第1の
入力に与えられる。切り替え回路4cの第2の入力には
0ベクトルが与えられ、切り替え回路4cの第3の入力
には、切り替え回路4cの出力107が遅延器8を介し
て入力される。動きベクトル探索回路3aの第2の出力
である予測画像110は、切り替え回路4dの第1の入
力に与えられる。切り替え回路4dの第2の入力には、
入力端子1aから入力される参照画像103が与えられ
る。
【0032】動きベクトル探索回路3aの第2の出力で
ある予測画像110は、歪算出回路5aの第1の入力に
も与えられる。歪算出回路5aの第2の入力には、入力
端子1から入力される映像信号101が与えられる。歪
算出回路5aから出力される歪111は、比較選択回路
7cの第1の入力に与えられる。
【0033】一方、入力端子1から入力される映像信号
101は、優先ベクトル参照回路6の第1の入力にも与
えられ、入力端子1aから入力される参照画像103
は、優先ベクトル参照回路6の第2の入力にも与えられ
る。優先ベクトル参照回路6の第3の入力には、遅延器
8から出力されるベクトル116が与えられる。優先ベ
クトル参照回路6の第1の出力である予測画像117
は、切り替え回路4dの第3の入力に与えられる。優先
ベクトル参照回路6の第2の出力である歪118は、比
較選択回路7cの第2の入力に与えられる。
【0034】比較選択回路7cの第1の出力である選択
モード119は、比較選択回路7dの第1の入力に与え
られ、比較選択回路7cの第2の出力である歪120
は、比較選択回路7dの第2の入力に与えられる。
【0035】また、入力端子1から入力された映像信号
101は、歪算出回路5bの第1の入力にも与えられ、
入力端子1aから入力された参照画像103は、歪算出
回路5bの第2の入力にも与えられる。歪算出回路5b
から出力される歪112は、比較選択回路7dの第3の
入力に与えられる。比較選択回路7dの第1の出力であ
る選択モード121は、比較選択回路7eの第1の入力
に与えられ、比較選択回路7dの第2の出力である歪1
22は、比較選択回路7eの第2の入力に与えられる。
【0036】比較選択回路7dの第1の出力である選択
モード121は、切り替え回路4cの第4の入力にも与
えられる。切り替え回路4cの出力である動きベクトル
107は出力端子2aより出力され、可変長符号化回路
19へ入力される。また、比較選択回路7dの第1の出
力である選択モード121は、切り替え回路4dの第4
の入力にも与えられる。切り替え回路4dの出力である
予測画像104は出力端子2bより出力され、メモリ回
路16に入力される。
【0037】一方、入力端子1から入力される映像信号
101は、分散算出回路9にも入力される。分散算出回
路9から出力される分散115は、比較選択回路7eの
第3の入力に与えられる。比較選択回路7eで選択され
た選択モード105は、出力端子2cから出力され、切
り替え回路18へ入力される。
【0038】次に動作について説明する。まず、動きベ
クトル探索回路3aにおいて、入力画像101と参照画
像103とから動きベクトルを探索する。これは、従来
例と同様に、各マッチングブロックについて、歪が最小
となるベクトルを動きベクトルとして選び、その動きベ
クトルと予測画像とを出力するものである。歪として
は、誤差の絶対値和などを用いる。次に、歪算出回路5
aにおいて、動きベクトル探索回路3aから出力される
予測画像110と入力画像101との誤差の自乗和によ
る歪S1を、マッチングブロック毎に算出する。
【0039】一方、優先ベクトル参照回路6は、前のマ
ッチングブロックで用いられたベクトルを動きベクトル
としたときの予測画像117を作成し、予測画像117
と入力画像101との誤差の自乗和による歪118(S
2)を算出する。比較選択回路7cは、S2≦S1+K
(Kは定数;K≧0)のとき、優先MCモードを示す信
号119とこのときの歪Smc=S2(118)を出力
し、S2>S1+Kのとき、通常MCモードを示す信号
119とこのときの歪Smc=S1(111)を出力す
る。
【0040】一方、歪算出回路5bにおいては、入力画
像101と参照画像103とから、各マッチングブロッ
クの誤差の自乗和による歪112を算出する。これをS
Enomcとする。歪算出回路5bは、動きベクトルを0ベ
クトルとしたときの歪を計算することになる。比較選択
回路7dは、SEmc<SEnomcのとき、比較選択回路7
cから出力されるMCモードを示す信号と歪SEmcを出
力し、SEmc≧SEnomcのとき、NoMCモードを示す
信号と歪SEnomcを出力する。
【0041】比較選択回路7dから出力される選択モー
ド121が通常MCモードのとき、切り替え回路4cは
動きベクトル探索回路3aで選択された動きベクトル1
09を出力し、切り替え回路4dは動きベクトル探索回
路3aで選択された予測画像110を出力する。また、
比較選択回路7dから出力される選択モード121が優
先MCモードのとき、切り替え回路4cは遅延器8から
出力される前のマッチングブロックで用いた動きベクト
ル116を出力し、切り替え回路4dは優先ベクトル参
照回路6から出力される予測画像117を出力する。ま
た、比較選択回路7dから出力される選択モード121
がNoMCモードのとき、切り替え回路4cは0ベクト
ルを出力し、切り替え回路4dは参照画像103を出力
する。
【0042】さらに、分散算出回路9は、入力映像信号
101の各マッチングブロックの分散を算出する。比較
選択回路7eは、比較選択回路7dから出力される歪1
22と、分散算出回路9から出力される分散値115と
を比較し、画像内符号化を行うイントラモードか、比較
選択回路7dから出力される選択モードのいずれかを選
択して出力する。
【0043】なお、上記の実施例1において、動きベク
トル探索回路3aは動きベクトルを決定するための評価
関数として誤差の絶対値和を用いるとしたが、評価関数
はこれに限るものではなく、誤差の自乗和、あるいは、
誤差の大きさとベクトルの大きさを引数とする関数など
でもよい。
【0044】また、歪算出回路5a、5bで演算する歪
も、誤差の自乗和に限るものではなく、誤差の絶対値
和、あるいは、誤差の大きさとベクトルの大きさを引数
とする関数などでもよい。
【0045】さらに、動きベクトル探索回路3aで用い
る評価関数と歪算出回路5aで演算する歪が同等の関数
である場合、動きベクトル探索回路3aで演算した評価
関数の最小値を第3の出力として出力し、歪算出回路5
aから出力される歪の代わりに、用いてもよい。
【0046】また、上記実施例1においては、直前のマ
ッチングブロックにおける動きベクトルを優先ベクトル
としたが、優先するベクトルはこれに限るものではな
く、画面上で当該マッチングブロックに隣接するマッチ
ングブロック、例えば、真上、斜め上、左のマッチング
ブロック、および、過去の画面における同一位置に相当
するマッチングブロックの動きベクトルのうちの1つ、
または複数を用いてもよい。
【0047】また、上記実施例1においては、比較選択
回路7cで用いる定数KをK≧0としたが、定数Kは負
の値も取り得るとし、その値を変化させることにより、
画像の内容に応じて優先ベクトルの優先の度合を変える
ことができる。特に、画面全体で多数の小さい物体がそ
れぞれ別の方向に動いているような特殊な画像では、優
先ベクトルを選択しないほうがよいので、このような画
像の場合はK<0とするとよい。
【0048】実施例2.以下、この発明の第2の実施例
を図について説明する。図2は、この実施例2における
動き補償予測回路を示すブロック図である。図におい
て、入力端子1には入力映像信号101が、入力端子1
aにはメモリ回路16から出力される参照画像103
が、それぞれ与えられる。入力端子1から入力される映
像信号101は、動きベクトル探索回路3bの第1の入
力に与えられ、入力端子1aから入力される参照画像1
03は、動きベクトル探索回路3bの第2の入力に与え
られる。
【0049】動きベクトル探索回路3bの第1の出力で
ある動きベクトル123は、切り替え回路4eの第1の
入力に与えられる。切り替え回路4eの第2の入力に
は、0ベクトルが与えられる。切り替え回路4eから出
力される動きベクトル107は、出力端子2aから出力
されるとともに、遅延器8を介して動きベクトル探索回
路3bの第3の入力に与えられる。
【0050】動きベクトル探索回路3bの第2の出力で
ある予測画像124は、切り替え回路4fの第1の入力
に与えられる。切り替え回路4fの第2の入力には、入
力端子1aから入力される参照画像103が与えられ
る。動きベクトル探索回路3bの第2の出力である予測
画像124は、歪算出回路5aの第1の入力にも与えら
れる。歪算出回路5aの第2の入力には、入力端子1か
ら入力される映像信号101が与えられる。歪算出回路
5aから出力される歪125は、比較選択回路7fの第
1の入力に与えられる。
【0051】一方、入力端子1から入力される映像信号
101は歪算出回路5bの第1の入力にも与えられ、入
力端子1aから入力される参照画像103は歪算出回路
5bの第2の入力にも与えられる。歪算出回路5bから
出力される歪112は、比較選択回路7fの第2の入力
に与えられる。比較選択回路7fの第1の出力である選
択モード126は、比較選択回路7gの第1の入力に与
えられ、比較選択回路7fの第2の出力である歪127
は、比較選択回路7gの第2の入力に与えられる。
【0052】また、比較選択回路7fの第1の出力であ
る選択モード126は、切り替え回路4eの第3の入力
と、切り替え回路4fの第3の入力にも与えられる。切
り替え回路4eの出力である動きベクトル107は、出
力端子2aから出力され、可変長符号化回路19へ入力
される。切り替え回路4fから出力される予測画像10
4は、出力端子2bから出力され、メモリ回路16へ入
力される。
【0053】また、入力端子1から入力される映像信号
101は、分散算出回路9にも入力され、分散算出回路
9の出力115は比較選択回路7gの第3の入力に与え
られる。比較選択回路7gの出力である選択モード10
5は、出力端子2cから出力され、切り替え回路18に
入力される。
【0054】次に動作について説明する。まず、動きベ
クトル探索回路3bは、入力画像101と参照画像10
3とから動きベクトルを探索する。すなわち、入力画像
を例えば16画素×16ラインのマッチングブロックに
分割し、各マッチングブロックについて、歪が最小とな
る動きベクトルを探索する。このとき、歪として、予測
誤差だけでなく、遅延器8から入力される直前のマッチ
ングブロックの動きベクトルとの距離も評価する。
【0055】例えば、画像のサイズをI画素×Jライン
とし、入力画像をF(i,j) (ただし、i は水平方向の画
素番号で0≦i <I、j は垂直方向の画素番号で0≦j
<J)と表し、マッチングブロックが互いにオーバーラ
ップしないとすると、各マッチングブロックはF(n×16
+i,m×16+j)(0≦i ≦15、0≦j ≦15)と表せる。こ
こで、(n,m) はマッチングブロックの位置を表す。この
(n,m) 番目のマッチングブロックを M(i,j) =F(n×16+i,m×16+j)(0≦i ≦15、0≦j
≦15) とおく。
【0056】一方、参照画像をG(i,j)(0≦i <I、0
≦j <J)とすると、ベクトル(H,V)を動きベクト
ルとしたときの予測画像PH,V(i,j)は、 PH,V(i,j)=G(n×16+i+H,m×16+j+V) となる。
【0057】ここで、直前のマッチングブロックにおけ
る動きベクトルを(Hp,Vp)とし、ベクトル(H,
V)を動きベクトルとしたときの歪Sを、次のような評
価関数fで評価する。 S=f( M(i,j) ,PH,V(i,j),H−Hp,V−Vp ) 動きベクトル探索回路3bは、上記の評価関数fで評価
された歪Sが最小となるベクトル(H,V)を動きベク
トルに決定し、この動きベクトル(H,V)とそのとき
の予測画像PH,V(i,j)を出力する。
【0058】上記の評価関数fとしては、例えば、
【0059】
【数1】
【0060】あるいは、
【0061】
【数2】
【0062】あるいは、
【0063】
【数3】
【0064】などを用いる。
【0065】歪算出回路5aは、動きベクトル探索回路
3bから出力される予測画像PH,V(i,j)と入力画像の誤
差の自乗和SEmcを算出する。
【0066】
【数4】
【0067】一方、歪算出回路5bにおいては、入力画
像と参照画像G(i,j)とから、各マッチングブロックの
誤差の自乗和による歪みSEnomcを算出する。
【0068】
【数5】
【0069】すなわち、歪算出回路5bは動きベクトル
を0ベクトルとしたときの歪を計算する。比較選択回路
7fは、SEmc<SEnomcのとき、MCモードを示す信
号と歪SEmcを出力し、SEmc≧SEnomcのとき、No
MCモードを示す信号と歪SEnomcを出力する。比較選
択回路7fから出力される選択モード126がMCモー
ドのとき、切り替え回路4eは動きベクトル探索回路3
bで選択された動きベクトル123を出力し、切り替え
回路4fは動きベクトル探索回路3bで選択された予測
画像124を出力する。比較選択回路7fから出力され
る選択モード126がNoMCモードのとき、切り替え
回路4eは0ベクトルを出力し、切り替え回路4fは、
参照画像103を出力する。
【0070】さらに、分散算出回路9は、入力信号の各
マッチングブロックの分散を算出する。比較選択回路7
gは、比較選択回路7fから出力される歪127と、分
散算出回路9から出力される分散値115とを比較し、
画像内符号化を行うイントラモードか、比較選択回路7
fから出力される選択モード126のいずれかを選択し
て切り替え回路18に出力する。
【0071】なお、上記実施例2においては、歪算出回
路5a,5bで演算する歪は誤差の自乗和としたが、歪
はこれに限るものではなく、誤差の絶対値和、あるい
は、動きベクトル探索回路3bと同様に、前のベクトル
との距離も考慮した評価関数でもよい。また、歪算出回
路5aで演算する歪が、動きベクトル探索回路3bで動
きベクトルを決定するために用いる評価関数と同等の関
数である場合、動きベクトル探索回路3bで演算した評
価関数の最小値を第3の出力として出力し、歪算出回路
5aの出力の代わりに用いてもよい。
【0072】また、上記実施例2においては、動きベク
トル探索回路3bの評価関数は、直前のマッチングブロ
ックの動きベクトルとの距離を引数に含んだ。しかし、
評価関数が引数に含む動きベクトルは、直前のマッチン
グブロックの動きベクトルに限るものではなく、画面上
で当該マッチングブロックに隣接するマッチングブロッ
ク、例えば、真上、斜め上、左のマッチングブロック、
および、過去の画面における同一位置に相当するマッチ
ングブロックの動きベクトルのうちの1つ、または複数
を用いてもよい。
【0073】また、上記実施例1および実施例2の動き
補償予測回路を組み合わせた構成を用いてもよい。特
に、実施例2において、動きベクトル探索回路3bの評
価関数が、複数の動きベクトルを引数に含むことが、回
路構成上、または、処理時間の問題上困難な場合は、動
きベクトル探索回路3bの評価関数が含む動きベクトル
は1つまたは2つ程度とし、残りの動きベクトルは優先
ベクトルとして、複数の優先ベクトル参照回路により、
評価することができる。また、動きベクトル探索回路3
bの評価関数が歪算出回路5cで演算する歪と同等でな
い場合、優先ベクトル参照回路を付け加えることで、動
きベクトルの伝送効率を重視する構成にすることができ
る。
【0074】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、動きベクトル探索手段により探索された動きベクト
ルを第1の動きベクトルとし、既に符号化した隣接ブロ
ックの動きベクトルを第2の動きベクトルとし、第1、
第2の動きベクトルによる動き補償予測の歪をそれぞれ
S1、S2としたとき、S2≦S1+K(Kは定数;K
≧0)のときは第2の動きベクトルで動き補償するの
で、簡単な構成で、動きベクトルの伝送効率を向上させ
る映像信号符号化方式を得る効果がある。また、第2の
動きベクトルが採用されるほど、隣接ブロック間の動き
ベクトルのばらつきが少なくなるので、画質も向上する
という効果もある。
【0075】また、請求項2の発明によれば、動きベク
トル探索手段により探索された動きベクトルを第1の動
きベクトルとし、既に符号化した隣接ブロックの動きベ
クトルを第2の動きベクトルとし、第1、第2の動きベ
クトルによる動き補償予測の歪をそれぞれS1、S2と
したとき、S2≦S1+K(Kは定数)のときは第2の
動きベクトルで動き補償することにより、動きベクトル
の伝送効率を向上させる映像信号符号化方式において、
ブロック毎に動きが変わるような特殊な画像では、Kの
値を小さくして、隣接ブロックの動きベクトルを用いな
いようにできるので、不必要な画質劣化を避けることが
できる。
【0076】また、請求項3の発明によれば、動きベク
トル探索手段が、動きベクトルを決定するための評価関
数として、既に符号化した隣接ブロックにおける動きベ
クトルとの距離を含むので、隣接ブロック間の動きベク
トルのばらつきを抑えて、画質を向上させるとともに、
動きベクトルの伝送効率を向上させる映像信号符号化方
式を得る効果がある。
【0077】また、請求項4の発明によれば、動きベク
トル探索手段が、動きベクトルを決定するための評価関
数として、既に符号化した隣接ブロックにおける動きベ
クトルとの距離を含むので、隣接ブロック間の動きベク
トルのばらつきを抑えて、画質を向上させるとともに、
動きベクトルの伝送効率も向上させる映像信号符号化方
式を得る効果がある。また、探索した動きベクトルによ
る動き補償予測の歪と、既に符号化した隣接ブロックの
動きベクトルによる動き補償予測の歪との差が小さい場
合には、既に符号化した隣接ブロックの動きベクトルを
用いるよう構成するので、参照するべき隣接ブロックの
動きベクトルが複数ある場合にも、簡単な構成で、動き
ベクトルの伝送効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の映像信号符号化方式を適用した符号
化装置の動き補償予測回路の第1の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】この発明の映像信号符号化方式を適用した符号
化装置の動き補償予測回路の第2の実施例を示す概略ブ
ロック図である。
【図3】従来の映像信号符号化方式を適用した映像信号
処理回路を示すブロック図である。
【図4】従来の動き補償予測方式を説明するための概念
図である。
【図5】従来の映像信号符号化方式を適用した符号化装
置の動き補償予測回路を示すブロック図である。
【図6】従来の映像信号符号化方式を適用した符号装置
の動きベクトルの可変長符号化回路を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】 3 動きベクトル探索回路 4 切り替え回路 5 歪算出回路 6 優先ベクトル参照回路 7 比較選択回路 8 遅延器 9 分散算出回路 10 減算器 11 DCT回路 12 量子化回路 13 逆量子化回路 14 IDCT回路 15 加算器 16 メモリ回路 17 動き補償予測回路 18 切り替え回路 19 可変長符号化回路 20 送信バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加瀬沢 正 長岡京市馬場図所1番地 三菱電機株式会 社映像システム開発研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動き補償を行って映像信号を符号化する
    映像信号符号化方式において、動きベクトル探索手段に
    より、ブロックマッチング法で求めた当該ブロックの動
    きベクトルを第1の動きベクトルとし、既に符号化した
    隣接ブロックにおける動きベクトルを第2の動きベクト
    ル、上記第1の動きベクトルによる動き補償予測の歪を
    S1、上記第2の動きベクトルによる動き補償予測の歪
    をS2としたとき、S2≦S1+K(Kは定数;K≧
    0)のときは上記第2の動きベクトルで動き補償を行う
    ようにしたことを特徴とする映像信号符号化方式。
  2. 【請求項2】 動き補償を行って映像信号を符号化する
    映像信号符号化方式において、動きベクトル探索手段に
    より、ブロックマッチング法で求めた当該ブロックの動
    きベクトルを第1の動きベクトルとし、既に符号化した
    隣接ブロックにおける動きベクトルを第2の動きベクト
    ル、上記第1の動きベクトルによる動き補償予測の歪を
    S1、上記第2の動きベクトルによる動き補償予測の歪
    をS2としたとき、S2≦S1+K(Kは定数)のとき
    は第2の動きベクトルで動き補償を行うとともに、画像
    内容により定数Kの値を変化させるようにしたことを特
    徴とする映像信号符号化方式。
  3. 【請求項3】 動き補償を行って映像信号を符号化する
    映像信号符号化方式において、動きベクトル探索手段
    が、ブロックマッチング法で動きベクトルを求める際の
    動きベクトルを決定するための評価関数として、既に符
    号化した隣接ブロックにおける動きベクトルとの距離を
    含むことを特徴とする映像信号符号化方式。
  4. 【請求項4】 動き補償を行って映像信号を符号化する
    映像信号符号化方式において、動きベクトル探索手段が
    ブロックマッチング法で動きベクトルを求める際の動き
    ベクトルを決定するための評価関数として、既に符号化
    した隣接ブロックにおける動きベクトルとの距離を含む
    とともに、当該動きベクトル探索手段により探索された
    当該ブロックの動きベクトルを第1の動きベクトルと
    し、既に符号化した隣接ブロックにおける動きベクトル
    を第2の動きベクトル、上記第1の動きベクトルによる
    動き補償予測の歪をS1、上記第2の動きベクトルによ
    る動き補償予測の歪をS2としたとき、S2≦S1+K
    (Kは定数;K≧0)のときは第2の動きベクトルで動
    き補償を行うようにしたことを特徴とする映像信号符号
    化方式。
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