JP3589481B2 - 映像信号符号化方式 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、映像信号の符号化方式に関し、特に、動きベクトルの大きさを考慮した動き補償を行う符号化方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号を符号化する場合の高能率符号化方式の一つとして、動き補償予測を用いた画像間予測符号化と画像内変換符号化を組み合わせたハイブリッド符号化方式がある。本従来例も、上記ハイブリッド符号化方式を採用している。図3は、例えば、ISO−IEC/JTC1/SC29/WG11 MPEG 92/N0245 Test Model 2 に示された従来のハイブリッド符号化方式を用いた符号化装置のブロック回路図である。図において、入力端子1から入力されたディジタル化された映像信号101は、減算器10の第1の入力,動き補償予測回路17の第1の入力および量子化回路12の第2の入力に与えられる。減算器10の出力は、DCT回路11を介して量子化回路12の第1の入力に与えられる。量子化回路12の出力102は、可変長符号化回路19の第1の入力に与えられるとともに、逆量子化回路13に与えられ、逆量子化回路13の出力はIDCT回路14を介して加算器15の第1の入力に与えられる。加算器15の出力はメモリ回路16の第1の入力に与えられ、メモリ回路16から出力される参照画像信号103は、動き補償予測回路17の第2の入力および切り替え回路18の第1の入力に与えられる。メモリ回路16の第二の入力には、動き補償予測回路17の第1の出力104が与えられる。
【0003】
一方、切り替え回路18の第2の入力には、ゼロ信号が与えられ、切り替え回路18の第3の入力には、動き補償予測回路17の第2の出力105が与えられる。切り替え回路18の出力106は、減算器10の第2の入力および加算器15の第2の入力に与えられる。一方、動き補償予測回路17の第3の出力107は可変長符号化回路19の第2の入力に与えられる。可変長符号化回路19の出力は送信バッファ20に入力され、送信バッファ20の第1の出力は出力端子2より出力される。送信バッファ20の第2の出力108は量子化回路12の第3の入力に与えられる。
【0004】
図4は従来の動き補償予測方式を説明するための概念図である。
【0005】
図5は、図3に示した従来例の動き補償予測回路17の一構成例を示すブロック図である。図において、入力端子1には入力されたディジタル映像信号101が入力され、入力端子1aにはメモリ回路16から出力された映像信号103が与えられる。入力端子1から入力された映像信号101は動きベクトル探索回路3aの第1の入力に与えられる。入力端子1aから入力された参照画像信号103は、動きベクトル探索回路3aの第2の入力に与えられる。動きベクトル探索回路3aから出力される動きベクトル109は、切り替え回路4aの第1の入力に与えられる。切り替え回路4aの第2の入力には0ベクトルが与えられる。
【0006】
一方、動きベクトル探索回路3aから出力される予測画像110は、歪算出回路5aの第1の入力に与えられる。歪算出回路5aの第2の入力には、入力端子1から入力された映像信号101が与えられる。歪算出回路5aから出力された歪111は、比較選択回路7aの第1の入力に与えられる。
【0007】
一方、入力端子1から入力された映像信号101は、歪算出回路5bの第1の入力に与えられ、入力端子1aから入力された参照画像信号103は、歪算出回路5bの第2の入力に与えられる。歪算出回路5bから出力される歪112は、比較選択回路7aの第2の入力に与えられる。比較選択回路7aから出力される選択モード113は、比較選択回路7bの第1の入力に与えられ、比較選択回路7aから出力される歪114は比較選択回路7bの第2の入力に与えられる。
【0008】
また、比較選択回路7aから出力される選択モード113は、切り換え回路4aの第3の入力にも与えられる。切り替え回路4aから出力される動きベクトル107は、出力端子2aから可変長符号化回路19に出力される。
【0009】
また、動きベクトル探索回路3aから出力される予測画像110は切り替え回路4bの第1の入力に与えられ、入力端子1aから入力された参照画像103は切り替え回路4bの第2の入力に与えられ、比較選択回路7aから出力される選択モード113は切り替え回路4bの第3の入力に与えられる。
【0010】
切り替え回路4bから出力される予測画像104は、出力端子2bからメモリ回路16へ出力される。一方、入力端子1から入力された映像信号101は、分散算出回路9にも入力され、分散算出回路9の出力115は、比較選択回路7bの第3の入力に与えられる。比較選択回路7bから出力される選択モード105は、出力端子2cから切り替え回路18に出力される。
【0011】
次に動作について説明する。ディジタル化された入力信号は、時間軸方向の冗長度を落とすために動き補償予測を用いて画像間の差分がとられ、空間軸方向にDCTが施される。変換された係数は量子化され、可変長符号化された後に、送信バッファ20を介して伝送される。
【0012】
動き補償予測方式の概念図を図4に示した。現在符号化しようとしている画像を、例えば16画素×16ラインのマッチングブロックに分割する。個々のマッチングブロックについて、参照画像のどの部分を予測画像とすれば、歪が最も小さくなるかを調べる。すなわち、静止画の場合は、各マッチングブロックと同一位置の16画素×16ラインを予測画像とすれば歪は0となる。動画の場合は、例えば、図4中に点線で示した同一位置の16画素×16ラインよりも、左に8画素、下に17画素ずらした斜線部の16画素×16ラインのブロックが最も歪が小さいという場合、このブロックを予測画像とするとともに、(−8,17)を動きベクトルとして伝送する。
【0013】
以下、図5を用いて、動き補償予測方式について詳しく説明する。まず、動きベクトル探索回路3aにおいて、入力画像101と参照画像103とから動きベクトルを探索する。これは、図4で説明したように各マッチングブロックについて、歪が最小となるベクトルを動きベクトルとして選び、その動きベクトルと予測画像とを出力するものである。歪としては、誤差の絶対値和などを用いる。
【0014】
次に、歪算出回路5aにおいて、入力画像101と動きベクトル探索回路3aから出力される予測画像110との誤差の自乗和による歪を、マッチングブロック毎に算出する。この歪111をSEmcと呼ぶことにする。一方、歪算出回路5bにおいては、入力画像101と参照画像103とから、各マッチングブロックの誤差の自乗和による歪を算出する。この歪112をSEnomcとする。この歪算出回路5bは動きベクトルを0ベクトルとしたときの歪を計算することになる。
【0015】
比較選択回路7aは、SEmc<SEnomcのとき、MC(動き補償)モードを示す信号113と歪SEmc(111)を出力し、SEmc≧SEnomcのときは、NoMC(動き補償なし)モードを示す信号113と歪SEnomc(112)を出力する。比較選択回路7aで選択されたモードがMCモードのとき、切り替え回路4aは、動きベクトル探索回路3aで選択された動きベクトル109を出力し、切り替え回路4bは、動きベクトル探索回路3aで選択された予測画像110を出力する。
【0016】
一方、比較選択回路7aで選択されたモードがNoMCモードのとき、切り替え回路4aは、0ベクトルを出力し、切り替え回路4bは、参照画像103を出力する。
【0017】
さらに、分散算出回路9は、入力映像信号101の各マッチングブロックの分散を算出する。比較選択回路7bは、比較選択回路7aから出力される歪114と、分散算出回路9から出力される分散値115とを比較し、画像内符号化を行うイントラモードか、比較選択回路7aから出力される選択モードのいずれかを選択し出力する。
【0018】
ところで、動き補償予測回路17から出力される動きベクトル107は、図6に示す可変長符号化回路19において符号化される。図6において、動き補償予測回路17から出力される動きベクトル107は、減算器30の第1の入力となる。減算器30の出力は可変長符号選択器31に入力されるとともに、メモリ32を通して、切り替え器33の第1の入力にも与えられる。切り替え器33の第2の入力には0ベクトルが与えられる。切り替え器33の出力は減算器30の第2の入力に与えられる。一方、量子化回路12の出力102は、符号化器34で可変長符号化される。可変長符号選択器31の出力と符号化器34の出力は、多重化回路35で多重化され、送信バッファ20へ出力される。
【0019】
図6に示したように、各マッチングブロックの動きベクトルは、前のマッチングブロックの動きベクトルとの差分がとられ、その差分ベクトルに対応する可変長符号が出力される。なお、現マッチングブロックがイントラモードのときとNoMCモードのときは、動きベクトルは符号化されない。前のマッチングブロックがイントラモードのときとNoMCモードのとき、および符号化の初期状態などでは、前の動きベクトルの代わりに0ベクトルを用いる。また、差分ベクトルを表す可変長符号は、0ベクトルに近いほど短い符号が割り当てられている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
従来の映像信号符号化方式における動き補償予測方式は、動きベクトルの選択において、動きベクトルの伝送効率については全く考慮していないという問題点があり、また、動きベクトルは、予測歪の大小のみによって選択されるので、同じようなパターンが広範囲に存在するような画像内容の場合、予測歪の差が小さいために、実際の動きと異なる遠いブロックを選択し、不必要に大きい動きベクトルを伝送した上、画質劣化を生じるという問題点があった。
【0021】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、動きベクトルの伝送効率を考慮し、予測歪の差が小さい場合には小さい動きベクトルを優先する動き補償方式を備えた映像信号符号化方式を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る映像信号符号化方法は、
入力映像信号を複数のブロックに分割し、ブロック単位に動きベクトルを求めて、この動きベクトルを基に既に符号化した画像から各ブロックに対する予測画像を作成し、各ブロックと予測画像との差分を符号化する映像信号符号化方法において、
各ブロックの動きベクトルを求めるステップが、探索範囲内のベクトルに対して、そのベクトルを動きベクトルとしたときの当該ブロックと予測画像との差分を評価する第1の評価関数と、当該ベクトルの大きさを評価する第2の評価関数との和を計算し、2つの評価関数の和が最小となるようなベクトルを動きベクトルとして選択することを特徴とする。
【0023】
請求項6の発明に係る映像信号符号化方法は、
入力映像信号を複数のブロックに分割し、ブロック単位に動きベクトルを求めて、この動きベクトルを基に既に符号化した画像から各ブロックに対する予測画像を作成し、各ブロックと予測画像との差分を符号化する映像信号符号化方法において、
各ブロックの動きベクトルを求めるステップが、探索範囲内のベクトルに対して、そのベクトルを動きベクトルとしたときの当該ブロックと予測画像との差分を評価する第1の評価関数と、当該ベクトルの大きさを評価する第2の評価関数とを計算し、第1、第2の評価関数から動きベクトルを決定するとともに、
上記動きベクトルによる当該ブロックと予測画像との差分の評価値をS1、動き補償しない場合の当該ブロックと予測画像との差分の評価値をS2としたときに、S2≦S1+K(Kは定数;K≧0)のときは動きベクトルを0ベクトルに置き換え、動き補償しない予測符号化を行うことを特徴とする。
【0028】
【作用】
請求項1の発明によれば、探索範囲内のベクトルに対して、そのベクトルを動きベクトルとしたときの当該ブロックと予測画像との差分を評価する第1の評価関数と、当該ベクトルの大きさを評価する第2の評価関数との和を計算し、2つの評価関数の和が最小となるようなベクトルを動きベクトルとして選択することにより、予測歪の差が小さい場合には小さい動きベクトルを選択し、動きベクトルの伝送効率を向上させるとともに、画質劣化を防ぐ。
【0029】
請求項6の発明によれば、探索された動きベクトルによる当該ブロックと予測画像との差分の評価値をS1、動き補償しない場合の当該ブロックと予測画像との差分の評価値をS2としたときに、S2≦S1+K(Kは定数;K≧0)のときは動きベクトルを0ベクトルに置き換え、動き補償しない予測符号化を行うことにより、動きベクトルの伝送効率を向上させる。
【0030】
【実施例】
実施例1.
以下、この発明の第1の実施例を図について説明する。図1は、この実施例1の動き補償予測回路を示すブロック図である。図において、入力端子1には入力映像信号101が、入力端子1aにはメモリ回路16からの参照画像103がそれぞれ与えられる。入力端子1から入力された映像信号101は、動きベクトル探索回路3aの第1の入力に与えられ、入力端子1aから入力された参照画像103は、動きベクトル探索回路3aの第2の入力に与えられる。
【0031】
動きベクトル探索回路3aの第1の出力である動きベクトル109は、切り替え回路4aの第1の入力に与えられる。切り替え回路4aの第2の入力には0ベクトルが与えられる。動きベクトル探索回路3aの第2の出力である予測画像110は、切り替え回路4bの第1の入力に与えられる。切り替え回路4bの第2の入力には、入力端子1aから入力される参照画像103が与えられる。
【0032】
動きベクトル探索回路3aの第2の出力である予測画像110は、歪算出回路5aの第1の入力にも与えられる。歪算出回路5aの第2の入力には、入力端子1から入力される映像信号101が与えられる。歪算出回路5aから出力される歪111は、比較選択回路7cの第1の入力に与えられる。
【0033】
一方、入力端子1から入力された映像信号101は、歪算出回路5bの第1の入力にも与えられ、入力端子1aから入力された参照画像103は、歪算出回路5bの第2の入力にも与えられる。歪算出回路5bから出力される歪112は、比較選択回路7cの第2の入力に与えられる。比較選択回路7cの第1の出力である選択モード116は、比較選択回路7bの第1の入力に与えられ、比較選択回路7cの第2の出力である歪117は、比較選択回路7bの第2の入力に与えられる。
【0034】
比較選択回路7cの第1の出力である選択モード116は、切り替え回路4aの第3の入力にも与えられる。切り替え回路4aの出力である動きベクトル107は、出力端子2aから出力され、可変長符号化回路19に入力される。また比較選択回路7cの第1の出力である選択モード116は、切り替え回路4bの第3の入力にも与えられる。切り替え回路4bの出力である予測画像104は出力端子2bから出力され、メモリ回路16に入力される。
【0035】
一方、入力端子1から入力される映像信号101は、分散算出回路9にも入力される。分散算出回路9から出力される分散115は、比較選択回路7bの第3の入力に与えられる。比較選択回路7bで選択された選択モード105は出力端子2cから出力され、切り替え回路18へ入力される。
【0036】
次に動作について説明する。まず、動きベクトル探索回路3aにおいて、入力画像101と参照画像103とから動きベクトルを探索する。これは、従来例と同様に、各マッチングブロックについて、歪が最小となるベクトルを動きベクトルとして選び、その動きベクトルと予測画像とを出力するものである。歪としては、誤差の絶対値和などを用いる。次に、歪算出回路5aにおいて、動きベクトル探索回路3aから出力される予測画像110と入力画像101との誤差の自乗和による歪を、マッチングブロック毎に算出する。この歪をS1と呼ぶことにする。
【0037】
一方、歪算出回路5bにおいては、入力画像101と参照画像103とから、各マッチングブロックの誤差の自乗和による歪112を算出する。これをS2とする。歪算出回路5bは、動きベクトルを0ベクトルとしたときの歪を計算することになる。
【0038】
比較選択回路7cは、S2≦S1+K(Kは定数;K>0)のとき、NoMCモードを示す信号と歪S2を出力し、S2>S1+Kのとき、MCモードを示す信号と歪S1を出力する。比較選択回路7cから出力される選択モード116がMCモードのとき、切り替え回路4aは動きベクトル探索回路3aで選択された動きベクトル109を出力し、切り替え回路4bは動きベクトル探索回路3aで選択された予測画像110を出力する。比較選択回路7cから出力される選択モード116がNoMCモードのとき、切り替え回路4aは0ベクトルを出力し、切り替え回路4bは、参照画像103を出力する。
【0039】
さらに、分散算出回路9は、入力信号の各マッチングブロックの分散を算出する。比較選択回路7bは、比較選択回路7cから出力される歪117と、分散算出回路9から出力される分散値115とを比較し、画像内符号化を行うイントラモードか、比較選択回路7cから出力される選択モードのいずれかを選択して出力する。
【0040】
なお、上記の実施例1において、動きベクトル探索回路3aは動きベクトルを決定するための評価関数として誤差の絶対値和を用いるとしたが、評価関数はこれに限るものではなく、誤差の自乗和などを用いてもよい。
【0041】
また、歪算出回路5a,5bで演算する歪も、誤差の自乗和に限るものではなく、誤差の絶対値和、あるいは、誤差の大きさとベクトルの大きさを引数とする関数などでもよい。
【0042】
さらに、動きベクトル探索回路3aで用いる評価関数と歪算出回路5aで演算する歪が同等の関数である場合、動きベクトル探索回路3aで演算した評価関数の最小値を第3の出力として出力し、歪算出回路5aから出力される歪の代わりに用いてもよい。
【0043】
また、上記実施例1においては、比較選択回路7cで用いる定数KをK>0としたが、定数Kは0も取り得るとし、その値を変化させることにより、画像の内容に応じて0ベクトルの優先の度合を変えることができる。特に、コントラストの低い画像のパンなど、ブロックマッチングにおける歪の差が小さい特殊な画像では、Kの値を大きくすると、動きがあるにもかかわらず、0ベクトルが選択され、不必要な画質劣化を招くので、このような画像の場合はKを小さくするとよい。
【0044】
実施例2.
以下、この発明の第2の実施例を図について説明する。図2は、この実施例2における動き補償予測回路を示すブロック図である。図において、入力端子1には入力映像信号101が、入力端子1aにはメモリ回路16からの参照画像103がそれぞれ与えられる。入力端子1から入力された映像信号101は、動きベクトル探索回路3bの第1の入力に与えられ、入力端子1aから入力される参照画像103は、動きベクトル探索回路3bの第2の入力に与えられる。動きベクトル探索回路3bの第1の出力である動きベクトル109は、切り替え回路4aの第1の入力に与えられる。切り替え回路4aの第2の入力には、0ベクトルが与えられる。
【0045】
動きベクトル探索回路3bの第2の出力である予測画像110は、切り替え回路4bの第1の入力に与えられる。切り替え回路4bの第2の入力には、入力端子1aから入力される参照画像103が与えられる。動きベクトル探索回路3bの第2の出力である予測画像110は、歪算出回路5aの第1の入力にも与えられる。歪算出回路5aの第2の入力には、入力端子1から入力される映像信号101が与えられる。
【0046】
歪算出回路5aから出力される歪111は、比較選択回路7dの第1の入力に与えられる。一方、入力端子1から入力される映像信号101は歪算出回路5bの第1の入力にも与えられ、入力端子1aから入力される参照画像103は歪算出回路5bの第2の入力にも与えられる。歪算出回路5bから出力される歪112は、比較選択回路7dの第2の入力に与えられる。比較選択回路7dの第1の出力である選択モード118は、比較選択回路7bの第1の入力に与えられ、比較選択回路7dの第2の出力である歪119は、比較選択回路7bの第2の入力に与えられる。また、比較選択回路7dの第1の出力である選択モード118はは、切り替え回路4aの第3の入力と、切り替え回路4bの第3の入力にも与えられる。切り替え回路4aの出力である動きベクトル107は出力端子2aから出力され、可変長符号化回路19へ入力される。切り替え回路4bから出力される予測画像104は、出力端子2bから出力され、メモリ回路16へ入力されるる。また、入力端子1から入力される映像信号101は、分散算出回路9にも入力され、分散算出回路9の出力115は比較選択回路7bの第3の入力に与えられる。比較選択回路7bの出力である選択モード105は出力端子2cから出力され、切り替え回路18に入力される。
【0047】
次に動作について説明する。まず、動きベクトル探索回路3bは、入力画像101と参照画像103とから動きベクトルを探索する。すなわち、入力画像を例えば16画素×16ラインのマッチングブロックに分割し、各マッチングブロックについて、歪が最小となる動きベクトルを探索する。このとき、歪として、予測誤差だけでなく、動きベクトルの大きさも評価する。
【0048】
例えば、画像のサイズをI画素×Jラインとし、入力画像をF(i,j) (ただし、i は水平方向の画素番号で0≦i <I、j は垂直方向の画素番号で0≦j <J)と表し、マッチングブロックが互いにオーバーラップしないとすると、各マッチングブロックはF(n×16+i,m×16+j)(0≦i ≦15、0≦j ≦15)と表せる。ここで、(n,m) はマッチングブロックの位置を表す。この(n,m) 番目のマッチングブロックを
M(i,j) =F(n×16+i,m×16+j)(0≦i ≦15、0≦j ≦15)
とおく。
【0049】
一方、参照画像をG(i,j)(0≦i <I、0≦j <J)とすると、ベクトル(H,V)を動きベクトルとしたときの予測画像PH,V(i,j)は、
PH,V(i,j)=G(n×16+i+H,m×16+j+V)
となる。
【0050】
ここで、ベクトル(H,V)を動きベクトルとしたときの歪Sを、次のような評価関数fで評価する。
S=f( M(i,j) ,PH,V(i,j),H,V)
動きベクトル探索回路3bは、上記の評価関数fで評価された歪Sが最小となるベクトル(H,V)を動きベクトルに決定し、この動きベクトル(H,V)とそのときの予測画像PH,V(i,j)を出力する。
【0051】
上記の評価関数fとしては、例えば、
【0052】
【数1】
【0053】
あるいは、
【0054】
【数2】
【0055】
あるいは、
【0056】
【数3】
【0057】
などを用いる。
【0058】
歪算出回路5aは、動きベクトル探索回路3bから出力される予測画像PH,V(i,j)と入力画像の誤差の自乗和S1を算出する。
【0059】
【数4】
【0060】
一方、歪算出回路5bにおいては、入力画像と参照画像G(i,j) とから、各マッチングブロックの誤差の自乗和による歪S2を算出する。
【0061】
【数5】
【0062】
すなわち、歪算出回路5bは動きベクトルを0ベクトルとしたときの歪を計算する。比較選択回路7dは、S1<S2のとき、MCモードを示す信号と歪S1を出力し、S1≧S2のとき、NoMCモードを示す信号と歪S2を出力する。比較選択回路7dから出力される選択モード118がMCモードのとき、切り替え回路4aは動きベクトル探索回路3bで選択された動きベクトル109を出力し、切り替え回路4bは動きベクトル探索回路3bで選択された予測画像110を出力する。比較選択回路7dから出力される選択モード118がNoMCモードのとき、切り替え回路4aは0ベクトルを出力し、切り替え回路4bは、参照画像103を出力する。
【0063】
さらに、分散算出回路9は、入力信号の各マッチングブロックの分散を算出する。比較選択回路7bは、比較選択回路7dから出力される歪119と、分散算出回路9から出力される分散値115とを比較し、画像内符号化を行うイントラモードか、比較選択回路7dから出力される選択モード118のいずれかを選択して切り替え回路18に出力する。
【0064】
なお、上記実施例2においては、歪算出回路5a,5bで演算する歪は誤差の自乗和としたが、歪はこれに限るものではなく、誤差の絶対値和、あるいは、動きベクトル探索回路3bと同様にベクトルの大きさも考慮した評価関数でもよい。また、歪算出回路5aで演算する歪が、動きベクトル探索回路3bで動きベクトルを決定するために用いる評価関数と同等の関数である場合、動きベクトル探索回路3bで演算した評価関数の最小値を第3の出力として出力し、歪算出回路5aの出力の代わりに用いてもよい。
【0065】
また、上記実施例1および実施例2の動き補償予測回路は、互いに構成がよく似ているので、簡単にこれらを組み合わせた動き補償予測回路を構成することができる。さらに、画像内容に従って、実施例1および実施例2の動き補償予測回路または2つを組み合わせた動き補償予測回路を制御信号等により切り換えて用いることもできる。通常の画像においては、実施例2にように、動きベクトル探索回路の評価関数が、動きベクトルの大きさを引数に含むよう構成するほうが、同じようなパターンが広範囲にわたって存在するような画像でも、不必要に大きなベクトルが選択されないので、画質劣化を防ぐとともに、動きベクトルの伝送効率を上げることができる。さらに、実施例1のように、動き補償がある場合と無い場合の予測歪の差が小さい場合には、動き補償をしない画像間予測符号化を選択することにより、動きベクトルの伝送効率を確実にあげることができる。
【0066】
しかし、コントラストの低い画像のパンなどブロックマッチングにおける歪の差が小さい特殊な画像では、動きベクトル探索回路は動きベクトルの大きさを評価しない評価関数を用いることにより、0ベクトルを優先せず、不必要な画質劣化を防ぐことができる。また、このような画像においても、ブロックマッチングの歪の大きさに応じて定数Kを決め、動き補償がある場合と無い場合の予測歪の差がK以下であれば、動き補償をしない画像間予測符号化を選択することにより、動きベクトルの伝送効率を改善することができる。
【0069】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば、探索範囲内のベクトルに対して、そのベクトルを動きベクトルとしたときの当該ブロックと予測画像との差分を評価する第1の評価関数と、当該ベクトルの大きさを評価する第2の評価関数との和を計算し、2つの評価関数の和が最小となるようなベクトルを動きベクトルとして選択するので、予測歪の差が小さい場合には小さい動きベクトルを選択し、動きベクトルの伝送効率を向上させるとともに、画質劣化を防ぐことができる。
【0070】
また、請求項6の発明によれば、探索範囲内のベクトルに対して、そのベクトルを動きベクトルとしたときの当該ブロックと予測画像との差分を評価する第1の評価関数と、当該ベクトルの大きさを評価する第2の評価関数とを計算し、第1、第2の評価関数から動きベクトルを決定することにより、動きベクトルの伝送効率を向上させることができる。また、探索された動きベクトルによる当該ブロックと予測画像との差分の評価値をS1、動き補償しない場合の当該ブロックと予測画像との差分の評価値をS2としたときに、S2≦S1+K(Kは定数;K≧0)のときは動きベクトルを0ベクトルに置き換え、動き補償しない予測符号化を行うことにより、動きベクトルの伝送効率を確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の映像信号符号化方式を適用した符号化装置の動き補償予測回路の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の映像信号符号化方式を適用した符号化装置の動き補償予測回路の第2の実施例を示す概略ブロック図である。
【図3】従来の映像信号符号化方式を適用した映像信号処理回路を示すブロック図である。
【図4】従来の動き補償予測方式を説明するための概念図である。
【図5】従来の映像信号符号化方式を適用した符号化装置の動き補償予測回路を示すブロック図である。
【図6】従来の映像信号符号化方式を適用した符号装置の動きベクトルの可変長符号化回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 動きベクトル探索回路
4 切り替え回路
5 歪算出回路
7 比較選択回路
9 分散算出回路
10 減算器
11 DCT回路
12 量子化回路
13 逆量子化回路
14 IDCT回路
15 加算器
16 メモリ回路
17 動き補償予測回路
18 切り替え回路
19 可変長符号化回路
20 送信バッファ
Claims (7)
- 入力映像信号を複数のブロックに分割し、ブロック単位に動きベクトルを求めて、この動きベクトルを基に既に符号化した画像から各ブロックに対する予測画像を作成し、各ブロックと予測画像との差分を符号化する映像信号符号化方法において、
各ブロックの動きベクトルを求めるステップが、探索範囲内のベクトルに対して、そのベクトルを動きベクトルとしたときの当該ブロックと予測画像との差分を評価する第1の評価関数と、当該ベクトルの大きさを評価する第2の評価関数との和を計算し、2つの評価関数の和が最小となるようなベクトルを動きベクトルとして選択することを特徴とする映像信号符号化方法。 - 入力ベクトルを(H,V)と表したときに、上記第2の評価関数が、
{|H|+|V|}×α (αは定数、α>0)
で表されることを特徴とする請求項1記載の映像信号符号化方法。 - 入力ベクトルを(H,V)と表したときに、上記第2の評価関数が、
{H 2 +V 2 }×β (βは定数、β>0)
で表されることを特徴とする請求項1記載の映像信号符号化方法。 - 入力ベクトルを(H,V)と表したときに、上記第2の評価関数が、
max{|H|,|V|}×γ (γは定数、γ>0)
で表されることを特徴とする請求項1記載の映像信号符号化方法。 - 入力映像信号を複数のブロックに分割し、ブロック単位に動きベクトルを求めて、この動きベクトルを基に既に符号化した画像から各ブロックに対する予測画像を作成し、各ブロックと予測画像との差分を符号化する映像信号符号化装置において、
各ブロックの動きベクトルを求める動きベクトル探索回路が、探索範囲内のベクトルに対して、そのベクトルを動きベクトルとしたときの当該ブロックと予測画像との差分を評価する第1の評価関数と、当該ベクトルの大きさを評価する第2の評価関数との和を計算する手段を備え、2つの評価関数の和が最小となるようなベクトルを動きベクトルとして出力することを特徴とする映像信号符号化装置。 - 入力映像信号を複数のブロックに分割し、ブロック単位に動きベクトルを求めて、この動きベクトルを基に既に符号化した画像から各ブロックに対する予測画像を作成し、各ブロックと予測画像との差分を符号化する映像信号符号化方法において、
各ブロックの動きベクトルを求めるステップが、探索範囲内のベクトルに対して、そのベクトルを動きベクトルとしたときの当該ブロックと予測画像との差分を評価する第1の評価関数と、当該ベクトルの大きさを評価する第2の評価関数とを計算し、第1、第2の評価関数から動きベクトルを決定するとともに、
上記動きベクトルによる当該ブロックと予測画像との差分の評価値をS1、動き補償しない場合の当該ブロックと予測画像との差分の評価値をS2としたときに、S2≦S1+K(Kは定数;K≧0)のときは動きベクトルを0ベクトルに置き換え、動き補償しない予測符号化を行うことを特徴とする映像信号符号化方法。 - 入力映像信号を複数のブロックに分割し、ブロック単位に動きベクトルを求めて、この動きベクトルを基に既に符号化した画像から各ブロックに対する予測画像を作成し、各ブロックと予測画像との差分を符号化する映像信号符号化装置において、
探索範囲内のベクトルに対して、そのベクトルを動きベクトルとしたときの当該ブロックと予測画像との差分を評価する第1の評価関数と、当該ベクトルの大きさを評価する第2の評価関数とを計算し、第1、第2の評価関数から動きベクトルを決定する動きベクト ル探索回路と、
上記動きベクトル探索回路から出力される動きベクトルによる当該ブロックと予測画像との差分の評価値S1を求める第1の歪算出回路と、
動きベクトルを0ベクトルとしたときの当該ブロックと予測画像との差分の評価値S2を求める第2の歪算出回路と、
上記第1、第2の歪算出回路の出力から、S2≦S1+K(Kは定数;K≧0)のとき、0ベクトルを動きベクトルとして選択し、S2>S1+Kのときに動きベクトル探索回路から出力される動きベクトルを選択する比較選択回路と
を備えたことを特徴とする映像信号符号化装置。
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