JPH07240944A - ステレオ画像符号化装置 - Google Patents

ステレオ画像符号化装置

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JPH07240944A
JPH07240944A JP2861594A JP2861594A JPH07240944A JP H07240944 A JPH07240944 A JP H07240944A JP 2861594 A JP2861594 A JP 2861594A JP 2861594 A JP2861594 A JP 2861594A JP H07240944 A JPH07240944 A JP H07240944A
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Mitsutaka Koike
光高 菰池
Takahiko Masumoto
隆彦 増本
Katsunori Hirase
勝典 平瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、近景の画像に対しては動き補償
を行った高能率な符号化が行え、遠景の画像に対しては
視差補償のみ行うことにより、動きベクトルなどの付加
情報の占める符号量を低減することができるステレオ画
像符号化装置を提供することを目的とする。 【構成】 ステレオ画像符号化装置において、視差補償
手段11によって視差補償が行われた後の副画像と主画
像の差分値である第1の副画像の予測残差および視差補
償手段11および動き補償手段13によって視差補償お
よび動き補償の両方が行われた後の副画像と主画像の差
分値である第2の副画像の予測残差の2つの副画像に関
するデータに基づいて、これら2つの副画像に関するデ
ータのうちの一方を、所定領域単位ごとに選択する選択
手段1、ならびに選択された副画像に関するデータを符
号化する符号化手段2、4、5を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステレオ画像信号が
扱われるディジタルVTRやディジタル動画ディスク、
TV電話などの画像記録機器および画像伝送機器におい
て、ステレオ画像を符号化するステレオ画像符号化装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ステレオ画像符号化装置として、左右の
視差補償のみを行うもの、あるいは単純に最初から左右
の画像間で動き補償を行うもの等が既に提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2は、単純化したス
テレオ画像の例を示している。左画像20と右画像30
において、遠景の画像40については視差による左右の
位置のずれがあるだけなので左右の視差補償により補償
することができる。近景の画像50については距離に応
じて形の歪みおよび左右の位置のずれが変わってくるた
め、フレーム単位の視差補償のみでは対応できず、フレ
ーム単位より小さな領域単位での上下左右方向の動き補
償が必要となる。
【0004】動き補償は機能的には左右の視差補償を含
んでいるが、水平および垂直の両方向の動きベクトルを
フレーム単位より小さな領域単位ごとに伝送または記録
する必要があるため、動きベクトルに対する符号量がか
なり多くなってしまうという問題がある。また遠景の画
像は人間の視覚上の重要度が低いと考えられるので、こ
の部分への符号量割当てを少なくし、他の重要度の高い
部分へまわすことができればより効率の良い符号化が可
能である。
【0005】この発明は、近景の画像に対しては動き補
償を行った高能率な符号化が行え、遠景の画像に対して
は視差補償のみ行うことにより、動きベクトルなどの付
加情報の占める符号量を低減することができるステレオ
画像符号化装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による第1のス
テレオ画像符号化装置は、主画像をフレーム内符号化す
るフレーム内符号化手段、副画像を主画像に対してフレ
ーム単位に視差補償する視差補償手段、視差補償された
副画像を主画像に対して、フレーム単位より小さな所定
領域単位ごとに上下左右方向に動き補償する動き補償手
段、視差補償手段によって視差補償が行われた後の副画
像と主画像の差分値である第1の副画像の予測残差を得
る第1の減算手段、視差補償手段および動き補償手段に
よって視差補償および動き補償の両方が行われた後の副
画像と主画像の差分値である第2の副画像の予測残差を
得る第2の減算手段、第1の副画像の予測残差および第
2の副画像の予測残差の2つの副画像に関するデータに
基づいて、これら2つの副画像に関するデータのうちの
一方を、上記所定領域単位ごとに選択する選択手段、な
らびに選択された副画像に関するデータを符号化する符
号化手段を備えていることを特徴とする。
【0007】この発明による第2のステレオ画像符号化
装置は、主画像をフレーム内符号化するフレーム内符号
化手段、主画像を副画像に対してフレーム単位に視差補
償する視差補償手段、視差補償された主画像を副画像に
対して、フレーム単位より小さな所定領域単位ごとに上
下左右方向に動き補償する動き補償手段、視差補償手段
によって視差補償が行われた後の主画像と副画像の差分
値である第1の副画像の予測残差を得る第1の減算手
段、視差補償手段および動き補償手段によって視差補償
および動き補償の両方が行われた後の主画像と副画像の
差分値である第2の副画像の予測残差を得る第2の減算
手段、第1の副画像の予測残差および第2の副画像の予
測残差の2つの副画像に関するデータに基づいて、これ
ら2つの副画像に関するデータのうちの一方を、上記所
定領域単位ごとに選択する選択手段、ならびに選択され
た副画像に関するデータを符号化する符号化手段を備え
ていることを特徴とする。
【0008】上記第1または第2のステレオ画像符号化
装置において、選択手段としては、たとえば、所定領域
単位ごとに、上記2つの副画像に関するデータのうち、
所定領域単位で最も符号化効率の良いデータを選択する
ものが用いられる。より具体的には、選択手段として
は、たとえば、所定領域単位ごとに上記2つの副画像に
関するデータの分散値または平均偏差を算出し、算出し
た分散値または平均偏差の最も小さいものを選択するも
のが用いられる。
【0009】また、第1の副画像の予測残差が選択手段
によって選択された場合または第1の副画像の予測残差
がが選択手段によって選択されかつその予測残差が所定
値より小さい場合には、遠景画像領域であると判別し
て、当該予測残差に対する符号量の割当てを少なくする
ようにしてもよい。この発明による第3のステレオ画像
符号化装置は、主画像をフレーム内符号化するフレーム
内符号化手段、副画像を主画像に対してフレーム単位に
視差補償する視差補償手段、視差補償された副画像を主
画像に対して、フレーム単位より小さな所定領域単位ご
とに上下左右方向に動き補償する動き補償手段、視差補
償手段によって視差補償が行われた後の副画像と主画像
の差分値である第1の副画像の予測残差を得る第1の減
算手段、視差補償手段および動き補償手段によって視差
補償および動き補償の両方が行われた後の副画像と主画
像の差分値である第2の副画像の予測残差を得る第2の
減算手段、視差補償および動き補償のいずれもが行われ
ていない元の副画像画素値、第1の副画像の予測残差お
よび第2の副画像の予測残差の3つの副画像に関するデ
ータに基づいて、これら3つの副画像に関するデータの
うちの1を、上記所定領域単位ごとに選択する選択手
段、ならびに選択された副画像に関するデータを符号化
する符号化手段を備えていることを特徴とする。
【0010】この発明による第4のステレオ画像符号化
装置は、主画像をフレーム内符号化するフレーム内符号
化手段、主画像を副画像に対してフレーム単位に視差補
償する視差補償手段、視差補償された主画像を副画像に
対して、フレーム単位より小さな所定領域単位ごとに上
下左右方向に動き補償する動き補償手段、視差補償手段
によって視差補償が行われた後の主画像と副画像の差分
値である第1の副画像の予測残差を得る第1の減算手
段、視差補償手段および動き補償手段によって視差補償
および動き補償の両方が行われた後の主画像と副画像の
差分値である第2の副画像の予測残差を得る第2の減算
手段、視差補償および動き補償のいずれもが行われてい
ない元の副画像画素値、第1の副画像の予測残差および
第2の副画像の予測残差の3つの副画像に関するデータ
に基づいて、これら3つの副画像に関するデータのうち
の1を、上記所定領域単位ごとに選択する選択手段、な
らびに選択された副画像に関するデータを符号化する符
号化手段を備えていることを特徴とする。
【0011】上記第3または第4のステレオ画像符号化
装置において、選択手段としては、たとえば、所定領域
単位ごとに、上記3つの副画像に関するデータのうち、
所定領域単位で最も符号化効率の良いデータを選択する
ものが用いられる。より具体的には、選択手段として
は、たとえば、所定領域単位ごとに上記3つの副画像に
関するデータの分散値または平均偏差を算出し、算出し
た分散値または平均偏差の最も小さいものを選択するも
のが用いられる。
【0012】また、上記第1〜第4のステレオ画像符号
化装置において、第1の副画像の予測残差が選択手段に
よって選択された場合または第1の副画像の予測残差が
選択手段によって選択されかつその予測残差が所定値よ
り小さい場合には、遠景画像領域であると判別して、当
該予測残差に対する符号量の割当てを少なくするように
してもよい。
【0013】
【作用】この発明による第1のステレオ画像符号化装置
では、主画像はフレーム内符号化される。視差補償手段
では、副画像が主画像に対してフレーム単位に視差補償
される。動き補償手段では、視差補償された副画像が主
画像に対して、フレーム単位より小さな所定領域単位ご
とに上下左右方向に動き補償される。
【0014】視差補償手段によって視差補償が行われた
後の副画像と主画像の差分値である第1の副画像の予測
残差が第1の減算手段によって得られる。視差補償手段
および動き補償手段によって視差補償および動き補償の
両方が行われた後の副画像と主画像の差分値である第2
の副画像の予測残差が第2の減算手段によって得られ
る。
【0015】第1の副画像の予測残差および第2の副画
像の予測残差の2つの副画像に関するデータに基づい
て、これら2つの副画像に関するデータのうちの一方
が、上記所定領域単位ごとに選択される。そして、選択
された副画像に関するデータが符号化される。この発明
による第2のステレオ画像符号化装置では、主画像はフ
レーム内符号化される。視差補償手段では、主画像が副
画像に対してフレーム単位に視差補償される。動き補償
手段では、視差補償された主画像が副画像に対して、フ
レーム単位より小さな所定領域単位ごとに上下左右方向
に動き補償される。
【0016】視差補償手段によって視差補償が行われた
後の主画像と副画像の差分値である第1の副画像の予測
残差が第1の減算手段によって得られる。視差補償手段
および動き補償手段によって視差補償および動き補償の
両方が行われた後の主画像と副画像の差分値である第2
の副画像の予測残差が第2の減算手段によって得られ
る。
【0017】第1の副画像の予測残差および第2の副画
像の予測残差の2つの副画像に関するデータに基づい
て、これら2つの副画像に関するデータのうちの一方
が、上記所定領域単位ごとに選択される。そして、選択
された副画像に関するデータが符号化される。この発明
による第3のステレオ画像符号化装置では、主画像はフ
レーム内符号化される。視差補償手段では、副画像が主
画像に対してフレーム単位に視差補償される。動き補償
手段では、視差補償された副画像が主画像に対して、フ
レーム単位より小さな所定領域単位ごとに上下左右方向
に動き補償される。
【0018】視差補償手段によって視差補償が行われた
後の副画像と主画像の差分値である第1の副画像の予測
残差が第1の減算手段によって得られる。視差補償手段
および動き補償手段によって視差補償および動き補償の
両方が行われた後の副画像と主画像の差分値である第2
の副画像の予測残差が第2の減算手段によって得られ
る。
【0019】視差補償および動き補償のいずれもが行わ
れていない元の副画像画素値、第1の副画像の予測残差
および第2の副画像の予測残差の3つの副画像に関する
データに基づいて、これら3つの副画像に関するデータ
のうちの1が、上記所定領域単位ごとに選択される。そ
して、選択された副画像に関するデータが符号化され
る。
【0020】この発明による第4のステレオ画像符号化
装置では、主画像はフレーム内符号化される。視差補償
手段では、主画像が副画像に対してフレーム単位に視差
補償される。動き補償手段では、視差補償された主画像
が副画像に対して、フレーム単位より小さな所定領域単
位ごとに上下左右方向に動き補償される。視差補償手段
によって視差補償が行われた後の主画像と副画像の差分
値である第1の副画像の予測残差が第1の減算手段によ
って得られる。視差補償手段および動き補償手段によっ
て視差補償および動き補償の両方が行われた後の主画像
と副画像の差分値である第2の副画像の予測残差が第2
の減算手段によって得られる。
【0021】視差補償および動き補償のいずれもが行わ
れていない元の副画像画素値、第1の副画像の予測残差
および第2の副画像の予測残差の3つの副画像に関する
データに基づいて、これら3つの副画像に関するデータ
のうちの1が、上記所定領域単位ごとに選択される。そ
して、選択された副画像に関するデータが符号化され
る。
【0022】
【実施例】以下、図1を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。この実施例では、主画像が左チャンネ
ル(Lch)とされ、副画像が右チャンネル(Rch)
とされている。主画像信号は、判定/切替器1を通って
DCT回路2に送られる。DCT回路2においては、主
画像信号は8ライン×8画素のブロック単位で直交変換
され、DCT係数データに変換される。DCT係数デー
タは量子化回路4に送られる。量子化回路4では、符号
量制御回路3によって目標の符号量に収まるように決定
された量子化パラメータを用いて、DCT係数データが
量子化される。
【0023】量子化回路4で得られた量子化レベルは、
可変長符号化回路5によって可変長符号のビット列に変
換される。可変長符号化回路5で得られた可変長符号の
ビット列は、量子化パラメータ等の付加情報とともにバ
ッファメモリ6に一旦蓄積された後、バッファメモリ6
から一定レートで出力される。量子化回路4で得られた
量子化レベルは、さらに逆量子化回路7および逆DCT
回路8により逆量子化および逆DCTが施された後、副
画像の視差および動き補償を行うための参照画像とし
て、フレームメモリ9に蓄積される。
【0024】一方、副画像信号は一旦フレームメモリ1
0に蓄積された後、視差補償回路11に送られる。視差
補償回路11では、フレームメモリ9に蓄積されている
参照画像(主画像の復号画像)と最も良く適合する視差
べクトルEVx がフレーム単位で求められ、副画像が視
差べクトルEVx に基づいて視差補償される。このよう
にして、得られた副画像の視差補償後の画像は、フレー
ムメモリ12に蓄積される。
【0025】視差べクトルEVx は、画像サイズをM×
N、主画像の画素値をPL (x,y)(ただし、x=0
〜(N−1),y=0〜(M−1))、副画像の画素値
をP R (x,y)(ただし、x=0〜(N−1),y=
0〜(M−1))とすると、たとえば、次式1のΔが最
小となるEVx を求めることにより得られる。
【0026】
【数1】
【0027】つまり、視差べクトルEVx は、主画像内
の画素と、これをx方向にEVx画素ずらした副画像内
の画素との差分の二乗和Δを求め、この二乗和Δが最小
となるずれ位置EVxを求めることにより得られる。主
画像内の画素と、これをx方向にEVx画素ずらした副
画像内の画素との差分の絶対値和を求め、この絶対値和
が最小となるずれ位置EVxを求めることにより、視差
べクトルEVx を得るようにしてもよい。また、カメラ
一体型VTRの手振れ補正技術で使用されるような手法
を用いてもよい。
【0028】動き補償回路13では、視差補償が行われ
た後の副画像が参照画像(主画像の復号画像)に対し
て、DCTブロック複数個からなりかつフレーム単位よ
り小さなマクロブロック単位で、水平および垂直方向に
動き補償される。つまり、最適な動きベクトルMVx、
MVyが求められるとともに動きベクトルMVx、MV
yに基づいて副画像がマクロブロック単位で動き補償さ
れる。
【0029】水平方向の動きベクトルMVx は、たとえ
ば、次式2のSxが最小となるMV x を求めることによ
り得られる。数式2において、MBはマクロブロックを
表している。
【0030】
【数2】
【0031】つまり、水平方向の動き補償べクトルMV
xは、たとえば、主画像内のマクロブロック中の画素
と、これを水平方向にMVx画素ずらした副画像内のマ
クロブロック中の画素との差分の二乗和Sxを求め、こ
の二乗和Sxが最小となるずれ位置MVxを求めること
により得られる。主画像内のマクロブロック中の画素
と、これを水平方向にMVx画素ずらした副画像内のマ
クロブロック中の画素との差分の絶対値和を求め、この
絶対値和が最小となるずれ位置MVxを求めることによ
り、動き補償べクトルMVxを得るようにしてもよい。
【0032】垂直方向の動きベクトルMVyは、たとえ
ば次式3のSyが最小となるMVyを求めることにより
得られる。数式3において、MBはマクロブロックを表
している。
【0033】
【数3】
【0034】つまり、垂直方向の動き補償べクトルMV
yは、たとえば、主画像内のマクロブロック中の画素
と、これを垂直方向にMVy画素ずらした副画像内のマ
クロブロック中の画素との差分の二乗和Sxを求め、こ
の二乗和Sxが最小となるずれ位置MVyを求めること
により得られる。主画像内のマクロブロック中の画素
と、これを垂直方向にMVy画素ずらした副画像内のマ
クロブロック中の画素との差分の絶対値和を求め、この
絶対値和が最小となるずれ位置MVyを求めることによ
り、動き補償べクトルMVyを得るようにしてもよい。
【0035】視差補償が行われた後の副画像は、減算器
14で参照画像(主画像の復号データ)との差分値(以
下、第1の副画像の予測残差という)が取られ、判定/
切替器1に入力される。また、視差補償および動き補償
が行われた後の副画像は減算器15で参照画像との差分
値(以下、第2の副画像の予測残差という)が取られ、
判定/切替器1に入力される。判定/切替器1には、さ
らに副画像の原画素値も入力される。
【0036】判定/切替器1は、これらの3入力のう
ち、マクロブロック単位で最も符号化効率の良いものを
選んで出力する。これにより、遠景の画像部分に対して
は、第1の副画像の予測残差データ(視差補償+差分デ
ータ)が選択され、近景の画像部分に対しては、第2の
副画像の予測残差データ(視差および動き補償+差分デ
ータ)が選択され、図2に符号60で示すように一方か
ら見えて他方から見えない隠れ部分のように、視差補償
および動き補償ともに有効な働かない部分に対しては、
原画素値データが選択される。
【0037】第1の副画像の予測残差データ(視差補償
+差分データ)、第2の副画像の予測残差データ(視差
および動き補償+差分データ)ならびに原画素値データ
の3者のうちから1を選択するための判定条件の一例と
しては、各々のデータのマクロブロック単位の平均偏差
または分散値が最も小さくなるものを選択する等が挙げ
られる。
【0038】判定/切替器1から出力された副画像に関
するデータは、主画像の場合と同様に、DCT回路2、
量子化回路4および可変長符号化回路5によってDCT
変換、量子化および可変長符号化が行われ、ビット列が
出力される。このビット列は、判定/切替器1による判
定情報、視差ベクトル、動きベクトル等の付加情報とと
もに、バッファメモリ6に一旦蓄積された後、バッファ
メモリ6から一定レートで出力される。
【0039】また、第1の副画像の予測残差データ(視
差補償+差分データ)が選択されかつ予測残差が所定値
より小さい場合には、判定/切替器1によって、当該予
測残差データは遠景の画像に対するデータであると判定
される。この場合には、人間の視覚上あまり解像度等が
必要とされないので、判定/切替器1からの制御信号が
符号量制御回路3に入力され、量子化を粗くしたり、高
周波成分をカットしたりすることにより、当該予測残差
データへの符号量割当てが少なくされ、他の部分の画像
に対する符号量割当てが多くされる。第1の副画像の予
測残差データ(視差補償+差分データ)が選択された場
合に、予測残差が所定値より小さいか否かを判別するこ
となく、当該予測残差データは遠景の画像に対するデー
タであると判定してもよい。
【0040】上記実施例によれば、近景の画像に対して
は、動き補償後のデータを符号化することができるので
ステレオ画像の好適な符号化が行える。遠景の画像に対
しては、動き補償されていない視差補償後のデータを符
号化することができるので、動きベクトルなどの付加情
報の占めるビット量を低減することができる。また、遠
景の画像に対しては、符号量の割当てを少なくして、近
景の画像に対する符号量の割当てを多くできるので、効
率の高いかつ好適な符号化が行える。さらに、一方から
見えて他方から見えない隠れ部分のように、視差補償お
よび動き補償ともに有効な働かない部分に対しては、原
画素データを符号化することができるので、ステレオ画
像の好適な符号化が行える。
【0041】上記実施例では、副画像を主画像に対して
視差補償し、視差補償された副画像と主画像の復号画像
との差分をとることにより、第1の副画像の予測残差を
得ている。また、視差補償された副画像を主画像に対し
て、マクロブロック単位で上下左右方向に動き補償し、
視差補償および動き補償された副画像と主画像の復号画
像との差分をとることにより、第2の副画像の予測残差
を得ている。第1の副画像の予測残差および第2の副画
像の予測残差を次のようにして求めてもよい。
【0042】つまり、参照画像である主画像の復号画像
を副画像に対して視差補償し、視差補償された参照画像
と副画像との差分をとることにより、第1の副画像の予
測残差を得る。また、視差補償された参照画像を副画像
に対して、マクロブロック単位で上下左右方向に動き補
償し、視差補償および動き補償された参照画像と副画像
との差分をとることにより、第2の副画像の予測残差を
得る。
【0043】上記実施例では、左画像が主画像とされ、
右画像が副画像とされているが、左画像を副画像とし、
右画像を主画像としてもよい。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、近景の画像に対して
は動き補償を行った高能率な符号化が行え、遠景の画像
に対しては視差補償のみ行うことにより、動きベクトル
などの付加情報の占める符号量を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステレオ画像符号化装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図2】ステレオ画像の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 判定/切替器 2 DCT回路 3 符号量制御回路 4 量子化回路 5 可変長符号化回路 6 バッファメモリ 7 逆量子化回路 8 逆DCT回路 9 フレームメモリ 10 フレームメモリ 11 視差補償回路 12 フレームメモリ 13 動き補償回路 14 減算器 15 減算器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主画像をフレーム内符号化するフレーム
    内符号化手段、 副画像を主画像に対してフレーム単位に視差補償する視
    差補償手段、 視差補償された副画像を主画像に対して、フレーム単位
    より小さな所定領域単位ごとに上下左右方向に動き補償
    する動き補償手段、 視差補償手段によって視差補償が行われた後の副画像と
    主画像の差分値である第1の副画像の予測残差を得る第
    1の減算手段、 視差補償手段および動き補償手段によって視差補償およ
    び動き補償の両方が行われた後の副画像と主画像の差分
    値である第2の副画像の予測残差を得る第2の減算手
    段、 第1の副画像の予測残差および第2の副画像の予測残差
    の2つの副画像に関するデータに基づいて、これら2つ
    の副画像に関するデータのうちの一方を、上記所定領域
    単位ごとに選択する選択手段、ならびに選択された副画
    像に関するデータを符号化する符号化手段、 を備えているステレオ画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 主画像をフレーム内符号化するフレーム
    内符号化手段、 主画像を副画像に対してフレーム単位に視差補償する視
    差補償手段、 視差補償された主画像を副画像に対して、フレーム単位
    より小さな所定領域単位ごとに上下左右方向に動き補償
    する動き補償手段、 視差補償手段によって視差補償が行われた後の主画像と
    副画像の差分値である第1の副画像の予測残差を得る第
    1の減算手段、 視差補償手段および動き補償手段によって視差補償およ
    び動き補償の両方が行われた後の主画像と副画像の差分
    値である第2の副画像の予測残差を得る第2の減算手
    段、 第1の副画像の予測残差および第2の副画像の予測残差
    の2つの副画像に関するデータに基づいて、これら2つ
    の副画像に関するデータのうちの一方を、上記所定領域
    単位ごとに選択する選択手段、ならびに選択された副画
    像に関するデータを符号化する符号化手段、 を備えているステレオ画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 選択手段は、所定領域単位ごとに、上記
    2つの副画像に関するデータのうち、所定領域単位で最
    も符号化効率の良いデータを選択する請求項1および2
    のいずれかに記載のステレオ画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 選択手段は、所定領域単位ごとに上記2
    つの副画像に関するデータの分散値または平均偏差を算
    出し、算出した分散値または平均偏差の最も小さいもの
    を選択する請求項1および2のいずれかに記載のステレ
    オ画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 主画像をフレーム内符号化するフレーム
    内符号化手段、 副画像を主画像に対してフレーム単位に視差補償する視
    差補償手段、 視差補償された副画像を主画像に対して、フレーム単位
    より小さな所定領域単位ごとに上下左右方向に動き補償
    する動き補償手段、 視差補償手段によって視差補償が行われた後の副画像と
    主画像の差分値である第1の副画像の予測残差を得る第
    1の減算手段、 視差補償手段および動き補償手段によって視差補償およ
    び動き補償の両方が行われた後の副画像と主画像の差分
    値である第2の副画像の予測残差を得る第2の減算手
    段、 視差補償および動き補償のいずれもが行われていない元
    の副画像画素値、第1の副画像の予測残差および第2の
    副画像の予測残差の3つの副画像に関するデータに基づ
    いて、これら3つの副画像に関するデータのうちの1
    を、上記所定領域単位ごとに選択する選択手段、ならび
    に選択された副画像に関するデータを符号化する符号化
    手段、 を備えているステレオ画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 主画像をフレーム内符号化するフレーム
    内符号化手段、 主画像を副画像に対してフレーム単位に視差補償する視
    差補償手段、 視差補償された主画像を副画像に対して、フレーム単位
    より小さな所定領域単位ごとに上下左右方向に動き補償
    する動き補償手段、 視差補償手段によって視差補償が行われた後の主画像と
    副画像の差分値である第1の副画像の予測残差を得る第
    1の減算手段、 視差補償手段および動き補償手段によって視差補償およ
    び動き補償の両方が行われた後の主画像と副画像の差分
    値である第2の副画像の予測残差を得る第2の減算手
    段、 視差補償および動き補償のいずれもが行われていない元
    の副画像画素値、第1の副画像の予測残差および第2の
    副画像の予測残差の3つの副画像に関するデータに基づ
    いて、これら3つの副画像に関するデータのうちの1
    を、上記所定領域単位ごとに選択する選択手段、ならび
    に選択された副画像に関するデータを符号化する符号化
    手段、 を備えているステレオ画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 選択手段は、所定領域単位ごとに、上記
    3つの副画像に関するデータのうち、所定領域単位で最
    も符号化効率の良いデータを選択する請求項5および6
    のいずれかに記載のステレオ画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 選択手段は、所定領域単位ごとに上記3
    つの副画像に関するデータの分散値または平均偏差を算
    出し、算出した分散値または平均偏差の最も小さいもの
    を選択する請求項5および6のいずれかに記載のステレ
    オ画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 第1の副画像の予測残差が選択手段によ
    って選択された場合または第1の副画像の予測残差が選
    択手段によって選択されかつその予測残差が所定値より
    小さい場合には、遠景画像領域であると判別して、当該
    予測残差に対する符号量の割当てを少なくする符号量制
    御手段を備えている請求項1、2、5および6のうちの
    いずれかに記載のステレオ画像符号化装置。
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