JP2012060317A - 表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】立体視オブジェクト画像に対する違和感をより低減することが可能な、新規かつ改良された表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】表示制御装置10は、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像のうち、一方のオブジェクト画像に、他方のオブジェクト画像に一致しない不一致部分が存在する場合には、不一致部分を不明瞭な画像に調整する。
【選択図】図6

Description

本発明は、表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムに関する。
オブジェクト(例えば樹木)を立体視表示する立体視表示装置が従来から知られている。立体視表示装置は、視認者の左目だけに観察させる左目用オブジェクト画像と、視認者の右目だけに観察させる右目用オブジェクト画像とを、これらの表示画面上での表示位置を互いにずらして表示することで、オブジェクトを立体視表示する。
ところで、左目用オブジェクト画像と、右目用オブジェクト画像とのうち、一方のオブジェクト画像が表示画面の左右いずれかの端部に差し掛かる場合、他方のオブジェクト画像には、一方のオブジェクト画像に一致しない不一致部分が生じる場合がある。この不一致部分は、表示画面の左右いずれかの端部に生じる。
このような場合、視認者は、不一致部分に視差をつけられないので、不一致部分を立体視するのが困難になる可能性があった。このため、視認者によっては、不一致部分に違和感を持ち、ひいては、立体視表示されたオブジェクトである立体視オブジェクト画像に違和感を持つ可能性があった。
このような問題に対し、引用文献1記載の技術では、表示画面の左右端部に、オブジェクト画像が描かれないフローティングウインドウを表示するようにしている。このようなフローティングウインドウによって、不一致部分が表示されなくなるので、立体視オブジェクト画像に対する違和感が軽減される。
特開平7−143524号公報
しかし、フローティングウインドウは、暗い色(例えば黒)で構成されているので、立体視表示装置の周囲が明るい場合(例えば、立体視表示装置を明るい部屋に置いた場合)には、フローティングウインドウが周囲となじまなくなってしまう可能性があった。したがって、視認者がフローティングウインドウに違和感を持ってしまう可能性があった。
このように、特許文献1記載の技術では、視認者がフローティングウインドウに違和感を持ってしまう場合があるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、立体視オブジェクト画像に対する違和感をより低減することが可能な、新規かつ改良された表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、視認者の右目に観察させる右目用オブジェクト画像及び視認者の左目に観察させる左目用オブジェクト画像のうち一方のオブジェクト画像に、他方のオブジェクト画像に一致しない不一致部分が存在する場合に、不一致部分を調整の対象である調整対象画像とし、調整対象画像を、調整前の調整対象画像である基準画像よりも不明瞭な画像に調整する画像調整部と、画像調整部による調整が行われた一方のオブジェクト画像である調整後オブジェクト画像、及び他方のオブジェクト画像に基づいて、オブジェクトを立体視表示する制御を行う表示制御部と、を備える表示制御装置が提供される。
ここで、画像調整部は、オブジェクトが調整後オブジェクト画像及び他方のオブジェクト画像の表示位置よりも視認者に近い側に立体視表示される場合に、調整対象画像を調整するようにしてもよい。
また、画像調整部は、調整対象画像の各部位における不明瞭の度合いを、一方のオブジェクト画像のうち、他方のオブジェクト画像に一致する一致部分から各部位までの距離が長いほど大きくするようにしてもよい。
また、画像調整部は、一方のオブジェクト画像のうち他方のオブジェクト画像に一致する一致部分の少なくとも一部を調整対象画像に含めるようにしてもよい。
また、画像調整部は、一致部分のうち、不一致部分に近接する部分を調整対象画像に含めるようにしてもよい。
また、画像調整部は、一方のオブジェクト画像及び他方のオブジェクト画像の全体を調整対象画像に含めるようにしてもよい。
また、画像調整部は、調整対象画像の透明度及びぼかし強度のうち、少なくとも一方を、基準画像よりも大きくすることで、調整対象画像を基準画像よりも不明瞭な画像に調整するようにしてもよい。
本発明の別の観点によれば、視認者の右目に観察させる右目用オブジェクト画像及び視認者の左目に観察させる左目用オブジェクト画像のうち一方のオブジェクト画像に、他方のオブジェクト画像に一致しない不一致部分が存在する場合に、不一致部分を調整の対象である調整対象画像とし、調整対象画像を、調整前の調整対象画像である基準画像よりも不明瞭な画像に調整するステップと、前記調整対象画像を調整するステップによる調整が行われた一方のオブジェクト画像である調整後オブジェクト画像、及び他方のオブジェクト画像に基づいて、オブジェクトを立体視表示する制御を行うステップと、を含む表示制御方法が提供される。
本発明のさらに別の観点によれば、コンピュータに、視認者の右目に観察させる右目用オブジェクト画像及び視認者の左目に観察させる左目用オブジェクト画像のうち一方のオブジェクト画像に、他方のオブジェクト画像に一致しない不一致部分が存在する場合に、不一致部分を調整の対象である調整対象画像とし、調整対象画像を、調整前の調整対象画像である基準画像よりも不明瞭な画像に調整する画像調整機能と、画像調整機能による調整が行われた一方のオブジェクト画像である調整後オブジェクト画像、及び他方のオブジェクト画像に基づいて、オブジェクトを立体視表示する制御を行う立体画像表示制御機能と、を実現させる、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明に係る表示制御装置は、立体視オブジェクト画像に対する違和感をより低減することができる。
オブジェクト画像がディスプレイの表示画面よりも視認者側に立体視表示される場合の一例を示す説明図である。 不一致部分が生じる理由を説明するための平面図である。 不一致部分を示す説明図である。 フローティングウインドウを説明するための説明図である。 表示画面の一部をオブジェクトの立体視表示に利用する例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る表示制御装置による処理の手順を示すフローチャートである。 同実施形態に係る表示制御装置により表示される右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の一例を示す説明図である。 同実施形態の変形例に係る表示制御装置により表示される右目用オブジェクト画像の一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る表示制御装置により表示される右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の一例を示す説明図である。 第3の実施形態に係る表示制御装置により表示される右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の一例を示す説明図である。 第4の実施形態に係る表示制御装置により表示される右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の一例を示す説明図である。 第1〜第4の実施形態に係る表示制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.不一致部分に関する考察
2.第1の実施の形態(不一致部分を透明処理する例)
3.第2の実施の形態(不一致部分のみならず一致部分も透明処理する例)
4.第3の実施の形態(不一致部分を段階的に透明処理する例)
5.第4の実施の形態(両方のオブジェクト画像を透明処理する例)
6.ハードウェア構成
<1.不一致部分に関する考察>
本願の発明者は、不一致部分に関する考察を行った。まず、その考察について、図1〜図3に基づいて詳細に説明する。図1は、一般的な立体視表示装置100がオブジェクト300(ここでは山)を表示画面200よりも手前側(視認者に近い側)に立体視表示する様子を示す。図2は、視認者の左目LE及び右目REが表示画面200を観察している様子を示す。なお、本願でのオブジェクトとは、実在の物体(例えば樹木、車、山等)の他に、アイコン等の画像も含む概念である。立体視表示とは、視認者による立体視が可能となるようにオブジェクトを表示することを意味する。立体視表示装置100は、オブジェクトが描かれた右目用オブジェクト画像を視認者の右目だけに観察させ、オブジェクトが描かれた左目用オブジェクト画像を視認者の左目だけに観察させることで、オブジェクトを立体視表示する。
図2に示す視界L1は左目LEが表示画面200に表示された画像を観察できる範囲であり、視界R1は右目REが表示画面200に表示された画像を観察できる範囲である。領域R11は、視界L1に入らないが、視界R1に入る領域であり、領域L11は、視界R1に入らないが、視界L1に入る領域である。領域L12は、視界L1及び視界R1の両方に入る領域である。
したがって、オブジェクト300が領域L12内に存在すれば、視認者はオブジェクトを両目で視認することができる(すなわち、立体視することができる)ので、立体視表示装置100は、領域L12にオブジェクト300を立体視表示することができる。具体的には、立体視表示装置100は、視認者がオブジェクト300を実際に視認する時に左目LEに映る画像及び右目REに映る画像をそれぞれ左目用オブジェクト画像及び右目用オブジェクト画像として表示することで、オブジェクト300を立体視表示することができる。
しかし、オブジェクト300が領域L11または領域R11に存在する場合、視認者はオブジェクト300を片目でしか視認することができないので、オブジェクト300を立体視することができないか、または困難となる。例えば、オブジェクト300が位置P1に存在する場合、左目LEは、オブジェクト300の一部300aを観察することができるが、他の部分300bを観察することができない。他の部分300bは、視界L1の外に存在するからである。一方、右目REは、オブジェクト300の全体を観察することができる。同様に、オブジェクト300が位置P2に存在する場合、左目LEは、オブジェクト300の一部300cを観察することができるが、他の部分300dを観察することができない。他の部分300eは、視界L1の外に存在するからである。一方、右目REは、オブジェクト300の一部分300c及び他の部分300dを観察することができる。
したがって、立体視表示装置100は、オブジェクト300を領域L11または領域R11に立体視表示することが難しくなる。具体的には、立体視表示装置100が領域L11またはR11にオブジェクト300を立体視表示しようとする場合、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像のうち、一方のオブジェクト画像に、他方のオブジェクト画像に描かれない(一致しない)不一致部分が生じる。このように、一方のオブジェクト画像と他方のオブジェクト画像とが「一致しない」とは、一方のオブジェクト画像にはオブジェクトのある部分が描かれているが、他方のオブジェクトには、当該ある部分が描かれていないことを意味する。同様に、「一致する」とは、一方のオブジェクト画像と他方のオブジェクト画像との両方に、オブジェクトの同じ部分が描かれていることを意味する。すなわち、オブジェクトの同じ部分であっても、左右の目の視差によって、右目用オブジェクト画像での描かれ方と左目用オブジェクト画像での描かれ方とがそれぞれ異なるが、このような場合は「一致しない」とは扱われず、「一致する」と扱われる。
例えば、立体視表示装置100がオブジェクト300を位置P1に立体視表示しようとする場合、左目用オブジェクト画像には、オブジェクト300の一部分300aが描かれるが、オブジェクト300の他の部分300bは描かれない。左目用オブジェクト画像は、表示画面200の右端部に差し掛かっているので、立体視表示装置100は、他の部分300bが描かれた画像を表示することができないからである。一方、右目用オブジェクト画像には、オブジェクト300の全体が描かれる。このため、右目用オブジェクト画像には、左目用オブジェクト画像に一致しない不一致部分、具体的には、オブジェクト300の他の部分300bが描かれた部分が存在する。
同様に、立体視表示装置100がオブジェクト300を位置P2に立体視表示しようとする場合、左目用オブジェクト画像には、オブジェクト300の一部分300cが描かれるが、他の部分300dは描かれない。一方、右目用オブジェクト画像には、オブジェクト300の一部分300c及び他の部分300dが描かれる。このため、右目用オブジェクト画像には、左目用オブジェクト画像に一致しない不一致部分、具体的には、オブジェクト300の他の部分300dが描かれた部分が存在する。したがって、左目用オブジェクト画像及び右目用オブジェクト画像のうち、少なくとも一方のオブジェクト画像が表示画面200の左右いずれかの端部にさしかかっており、かつ、当該一方のオブジェクト画像にオブジェクトの一部分だけが描かれている(全体が描かれていない)場合に、不一致部分が生じる。
図3に、不一致部分が生じる場合の具体的な例を示す。(a)は、左目用オブジェクト画像400Lを示し、(b)は、右目用オブジェクト画像400Rを示す。この例では、右目用オブジェクト画像400Rには、左目用オブジェクト画像400Lに一致する一致部分401Rと、左目用オブジェクト画像400Lに一致しない不一致部分402Rとが含まれる。
このような不一致部分は、視認者の右目または左目のどちらかでしか観察されないので、視認者は、不一致部分に視差をつけることができない。したがって、視認者によっては不一致部分に違和感を持ち、ひいては、立体視オブジェクト画像に違和感を持つ可能性があった。例えば、視認者は、立体視オブジェクト画像が不一致部分で途切れたように感じる可能性があった。
なお、上述した説明では、オブジェクト300が表示画面200よりも手前側に立体視表示されたときに不一致部分が生じているが、不一致部分は、オブジェクト300が表示画面200よりも奥側(表示画面200よりも視認者から遠い側)に立体視表示される場合であっても生じる。しかし、この場合、視認者は、表示画面200の外枠(すなわち、立体視表示装置100の外枠)によって立体視オブジェクト画像が途切れたと感じることができるので、立体視オブジェクト画像に対する違和感は緩和される。しかし、オブジェクト300が表示画面200よりも手前側に立体視表示される場合、立体視表示されたオブジェクトの周囲には表示画面200の外枠といった遮蔽物がないにもかかわらず、立体視オブジェクト画像が途切れたように見える。したがって、視認者は、オブジェクト300が奥側に立体視表示される場合よりも、手前側に立体視表示される場合の方が、立体視オブジェクト画像に強い違和感を持つので、不一致部分は、オブジェクト300が表示画面200よりも手前側に立体視表示される場合に、特に問題になる。
このような問題に対し、引用文献1記載の技術では、表示画面200の左右端部に、オブジェクト画像が描かれないフローティングウインドウを表示するようにしている。このようなフローティングウインドウによって、不一致部分が表示されないようになるので、視認者は、左右の目で同じオブジェクト画像を視認することができる。例えば、図4に示すように、表示画面200の右端部に、フローティングウインドウ500が表示される。これにより、不一致部分である部分画像401Rが表示されなくなるので、立体視オブジェクト画像に対する違和感が軽減される。
しかし、フローティングウインドウは、暗い色(例えば黒)で構成されているので、立体視表示装置100の周囲が明るい場合(例えば、立体視表示装置100を明るい部屋に置いた場合)には、フローティングウインドウが周囲となじまなくなってしまう。このため、視認者は、フローティングウインドウに違和感を持ってしまう。
また、今後は、表示画面の全体をオブジェクトの立体視表示に利用するだけでなく、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)のように、表示画面の一部だけをオブジェクトの立体視表示に利用する技術も想定される。この技術では、例えば図5に示すように、表示画面200の一部に、オブジェクトを立体視表示する表示領域(ウインドウ)601が表示され、他の部分には、各種の画像(例えば、各種作業を行うためのウインドウ602、アイコン600、背景画像603等)が表示される。この場合、フローティングウインドウ500は、オブジェクトを立体視表示するウインドウ601の左右いずれかの端部に表示される。この場合も、フローティングウインドウ500が周囲の構成(他のウインドウ602、アイコン600、背景画像603等)となじまないので、視認者がフローティングウインドウ500に違和感を持ってしまう。
したがって、特許文献1記載の技術では、視認者がフローティングウインドウに違和感を持ってしまう場合があるという問題があった。
そこで、第1〜第4の実施の形態に係る表示制御装置10は、フローティングウインドウを用いることなく、立体視オブジェクト画像に対する違和感を従来よりも低減する。以下、詳細に説明する。
<2.第1の実施の形態>
[表示制御装置10の構成]
まず、図6及び図8に基づいて、表示制御装置10の構成について説明する。立体視表示装置10は、記憶部11、立体画像生成部12、表示矛盾判定部13、画像調整部14、表示制御部15、及び表示部16を備える。
記憶部11は、各種オブジェクトの3次元座標及びスケール(幅及び高さ)、視認者の視点(右目及び左目)の位置、表示部16の表示画面20(図8参照)の位置等を含む画像情報を記憶する。3次元座標は、オブジェクトを立体視表示する位置を示す。例えば、z座標は表示画面20に垂直な軸となり、深度を示す。x軸は、表示画面20の長辺に平行な軸となり、y軸は表示画面20の短辺に平行な軸となる。原点の位置は任意であるが、例えば、表示画面20の中心となる。オブジェクトの幅は、x軸方向の長さであり、オブジェクトの高さは、y軸方向の長さである。
立体画像生成部12は、記憶部11に記憶された画像情報に公知の座標変換処理等を施すことで、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像を生成し、かつ、これらの表示画面20上での表示位置を決定する。ここで、右目用オブジェクト画像は、視認者がオブジェクトを実際に視認した際に右目に映る画像であり、左目用オブジェクト画像は、視認者がオブジェクトを実際に視認した際に左目に映る画像である。立体画像生成部12は、右目用オブジェクト画像、左目用オブジェクト画像、及びこれらの表示位置に関する情報を表示矛盾判定部13に出力する。なお、表示位置は表示画面20上に定義されたxy平面上の座標で与えられる。このxy平面の原点は、例えば、表示画面20の左上の頂点となり、x軸は表示画面20の長辺に平行で右向きが正方向となり、y軸は表示画面20の短辺に平行で下向きが正方向となる。
表示矛盾判定部13は、立体画像生成部12から与えられた情報に基づいて、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像のうち、少なくとも一方が表示画面200の左右いずれかの端部をまたがっているという条件が満たされるかを判定する。すなわち、表示矛盾判定部13は、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像のうち、少なくとも一方のオブジェクト画像が表示画面200の左右いずれかの端部に差し掛かり、かつ、当該一方のオブジェクト画像にオブジェクトの一部分だけが描かれている(全体が描かれていない)という条件が満たされるかを判定する。この条件が満たされる場合に、上記の不一致部分が生じるからである。
表示矛盾判定部13は、さらに、オブジェクトが表示画面20(右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の表示位置)よりも手前側(視認者に近い側)に立体視表示されるかを判定する。
表示矛盾判定部13は、立体画像生成部12から与えられた情報を、上記の判定の結果に応じて画像調整部14または表示制御部15に出力する。
画像調整部14は、表示矛盾判定部13から与えられた情報である調整前情報に基づいて、右目用オブジェクト画像と左目用オブジェクト画像との不一致部分を特定する。
ここで、画像調整部14が不一致部分を特定する方法について、図8に基づいて説明する。図8(a)は左目用オブジェクト画像30Lを示し、図8(b)は右目用オブジェクト画像30Rを示す。右目用オブジェクト画像30Rは、一致部分31R及び不一致部分32Rを含む。
画像調整部14は、右目用オブジェクト画像を含み、かつ、オブジェクトの全体が描かれた右目用全体オブジェクト画像を生成する。そして、画像調整部14は、右目用全体オブジェクト画像の各点のx座標のうち、絶対値が最も大きなx座標xを特定する。図8(b)に、このようなx座標xを有する点RG1を示した。
同様に、画像調整部14は、左目用オブジェクト画像を含み、かつ、オブジェクトの全体が描かれた左目用全体オブジェクト画像を生成する。そして、画像調整部14は、左目用全体オブジェクト画像の各点のx座標のうち、絶対値が最も大きなx座標xを特定する。図8(a)に、このようなx座標xを有する点LG1を示した。
そして、画像調整部14は、x座標xとx座標xとの絶対値を比較し、x座標xLの絶対値の方が大きい場合には、右目用オブジェクト画像に不一致部分が存在すると判定する。そして、画像調整部14は、右目用オブジェクト画像のうち、x座標がx−|x−x|〜xの範囲となる部分を不一致部分とする。ここで、xは、表示画面20の右端部(右側の短辺)のx座標となる。
一方、画像調整部14は、x座標xRの絶対値の方が大きい場合には、左目用オブジェクト画像に不一致部分が存在すると判定する。そして、画像調整部14は、左目用オブジェクト画像のうち、x座標がx〜x+|x|の範囲となる部分を不一致部分とする。ここで、xは、表示画面20の左端部(左側の短辺)のx座標、すなわち0となる。
さらに、画像調整部14は、不一致部分を調整の対象である調整対象画像とし、調整対象画像の透明度を、以下の(a)〜(f)のいずれかの方法により決定する。なお、これらいずれの方法であっても、決定後の透明度は、調整前の調整対象画像である基準画像よりも高くなる。
(a)画像調整部14は、すべてのオブジェクトに共通の設定と、オブジェクトの3次元座標及びスケールとに基づいて調整対象画像の透明度を決定する。例えば、画像調整部14は、深度が小さい(視認者に近い)ほど、また、スケールが大きいほど、透明度を大きくする。
(b)画像調整部14は、オブジェクトごとに異なる設定と、オブジェクトの3次元座標及びスケールとに基づいて調整対象画像の透明度を決定する。例えば、画像調整部14は、深度が小さい(視認者に近い)ほど、また、スケールが大きいほど、透明度を大きくする。さらに、画像調整部14は、オブジェクトの種類によって透明度を変える。例えば、画像調整部14は、オブジェクトが樹木の場合には、オブジェクトが車の場合よりも透明度を大きくする。
(c)画像調整部14は、調整対象画像が大きいほど、透明度を大きくする。
(d)画像調整部14は、調整対象画像と一致部分(右目用オブジェクト画像と左目用オブジェクト画像とが一致する部分)との面積比が大きいほど、透明度を大きくする。ここで、面積比は、一致部分の面積Smを調整対象画像の面積Snで除算した値である。
(e)画像調整部14は、調整対象画像の面積Snを変数とする任意の関数f(Sn)と、以下の式(1)とに基づいて、透明度αを決定する。
α=f(Sn) …(1)
(f)画像調整部14は、調整対象画像と一致部分との面積比Sm/Snを変数とする任意の関数g(Sm/Sn)と、以下の式(2)とに基づいて、透明度αを決定する。
α=g(Sm/Sn) …(2)
画像調整部14は、調整対象画像を半透明化する。すなわち、調整対象画像の透明度を、上記で決定された透明度に補正する。これにより、調整対象画像の透明度が、調整前の調整対象画像である基準画像の透明度よりも高くなる。言い換えれば、調整後の調整対象画像は、調整前の調整対象画像よりも透明になる。
例えば、画像調整部14は、図8(a)に示す左目用オブジェクト画像30L及び(b)に示す右目用オブジェクト画像30Rが与えられた場合には、右目用オブジェクト画像30Rに一致部分31R及び不一致部分32Rが存在するので、不一致部分32Rの透明度を補正する。なお、図8では、透明度が高くなった部分はハッチングで表される。
画像調整部14は、不一致部分の透明度が補正された調整前情報、すなわち調整後情報を表示制御部15に出力する。
表示制御部15は、表示矛盾判定部13または画像調整部14から与えられた情報に基づいて、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像を表示部16の表示画面20に表示する制御を行う。すなわち、表示制御部15は、右目用オブジェクト画像を視認者の右目だけに観察させ、左目用オブジェクト画像を視認者の左目だけに観察させる制御を行う。これにより、オブジェクトが立体視表示される。なお、オブジェクトを立体視表示するための方式は、アクティブシャッター方式、パターニング方式、視差バリア方式、レンチキュラー方式等、どのような方式であってもよい。なお、表示制御部15は、2次元の画像の表示制御も行う。2次元の画像は、記憶部11に記憶させればよい。
表示部16は、例えばディスプレイであり、表示画面20を有する。表示部16は、表示制御部15による制御により、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像を表示画面20に表示する。
[表示制御装置10による処理の手順]
次に、表示制御装置10による処理の手順を図7に示すフローチャートに沿って説明する。
ステップS1において、立体画像生成部12は、記憶部11に記憶された画像情報に基づいて、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像を生成する。さらに、立体画像生成部12は、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の表示画面20上での表示位置を決定する。立体画像生成部12は、右目用オブジェクト画像、左目用オブジェクト画像、及びこれらの表示位置に関する情報を表示矛盾判定部13に出力する。
ステップS2において、表示矛盾判定部13は、立体画像生成部12から与えられた情報に基づいて、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像のうち、少なくとも一方が表示画面200の左右いずれかの端部をまたがっているという条件が満たされるかを判定する。すなわち、表示矛盾判定部13は、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像のうち、少なくとも一方のオブジェクト画像が表示画面200の左右いずれかの端部に差し掛かり、かつ、当該一方のオブジェクト画像にオブジェクトの一部分だけが描かれている(全体が描かれていない)という条件が満たされるかを判定する。
表示矛盾判定部13は、この条件が満たされる場合には、ステップS3に進み、この条件が満たされない場合には、立体画像生成部12から与えられた情報を表示制御部15に出力して、ステップS7に進む。
ステップS3において、表示矛盾判定部13は、オブジェクトが表示画面20よりも手前側(視認者に近い側)に立体視表示されるという条件が満たされるかを判定する。表示矛盾判定部13は、この条件が満たされる場合に、立体画像生成部12から与えられた情報を画像調整部14に出力し、ステップS4に進む。一方、表示矛盾判定部13は、この条件が満たされない場合に、立体画像生成部12から与えられた情報を表示制御部15に出力して、ステップS7に進む。
ステップS4において、画像調整部14は、表示矛盾判定部13から与えられた情報に基づいて、右目用オブジェクト画像と左目用オブジェクト画像との不一致部分を特定する。
ステップS5において、画像調整部14は、不一致部分を調整の対象である調整対象画像とし、調整対象画像の透明度を、上記の(a)〜(f)のいずれかの方法により決定する。
ステップS6において、画像調整部14は、調整対象画像を半透明化する。すなわち、画像調整部14は、調整対象画像の透明度を、上記で決定された透明度に補正する。これにより、調整後の調整対象画像は、調整前の調整対象画像よりも透明になる。
画像調整部14は、立体画像生成部12から与えられた情報のうち、不一致部分に関する情報を、透明度が補正された情報に差し替えて、表示制御部15に出力する。
ステップS7において、表示制御部15は、表示矛盾判定部13または画像調整部14から与えられた情報に基づいて、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像を表示部16の表示画面20に表示する制御を行う。すなわち、表示制御部15は、右目用オブジェクト画像を視認者の右目だけに観察させ、左目用オブジェクト画像を視認者の左目だけに観察させる制御を行う。これにより、オブジェクトが立体視表示される。
以上により、第1の実施の形態では、表示制御装置10は、不一致部分が存在する場合に、不一致部分を調整対象画像とし、調整対象画像の透明度を、調整前の調整対象画像である基準画像よりも高くする。これにより、視認者は、立体画像生成部12が生成した不一致部分をそのまま表示した場合よりも不一致部分が周囲になじんでいるように認識するので、不一致部分に対する違和感が小さくなり、ひいては、立体視オブジェクト画像に対する違和感も小さくなる。
したがって、表示制御装置10は、フローティングウインドウを用いることなく、立体視オブジェクト画像に対する違和感を従来よりも低減することができる。
さらに、表示制御装置10の周囲が明るくても、視認者は、不一致部分をそのまま表示した場合よりも不一致部分が周囲になじんでいるように認識する。したがって、表示制御装置10は、フローティングウインドウが周囲になじまない場合であっても、立体視オブジェクト画像に対する違和感を従来よりも低減することができる。
さらに、表示制御装置10は、オブジェクトが表示画面20よりも手前側に立体視表示される場合、すなわち不一致部分が特に問題になる場合に、立体視オブジェクト画像に対する違和感を従来よりも低減することができる。
さらに、特許文献1記載の技術では、フローティングウインドウによって、表示画面200の左右端部にオブジェクト画像を表示することができなくなってしまう。しかし、表示制御装置10は、フローティングウインドウを表示する必要がないので、表示画面20を特許文献1記載の技術よりも広く使用することができる。
[第1の変形例]
次に、第1の変形例を説明する。この変形例では、画像調整部14は、透明度を調整する代わりに、ぼかし強度を調整する。すなわち、画像調整部14は、不一致部分を調整の対象である調整対象画像とし、調整対象画像のぼかし強度を、上記の(a)〜(f)のいずれかの方法と同様の方法により決定する。なお、これらいずれの方法であっても、決定後のぼかし強度は、調整前の調整対象画像である基準画像よりも高くなる。なお、調整対象画像のぼかし処理は、ガウシアンフィルタ等の従来のアルゴリズムにしたがって行われる。この第1の変形例によっても、上記と同様の効果が得られる。
[第2の変形例]
次に、第2の変形例を説明する。この変形例では、表示画面20の一部をオブジェクトの立体視表示に利用する。表示例を図9に示す。この例では、表示画面20の一部に、オブジェクトを立体視表示する表示領域(ウインドウ)40が表示され、他の部分には、各種の画像(例えば、各種作業を行うためのウインドウ41、アイコン42、背景画像43等)が表示される。これらの画像を表示するための表示制御は、表示制御部15により行われる。
このような場合、視認者は、不一致部分が周囲の構成(ウインドウ41、アイコン42、背景画像43等)となじんでいるように認識する。したがって、第2の変形例に係る表示制御装置10は、フローティングウインドウが周囲になじまない場合であっても、立体視オブジェクト画像に対する違和感を従来よりも低減することができる。
<3.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態及び後述する各実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
画像調整部14は、不一致部分のみならず、一致部分のうち、不一致部分に隣接(近接)する部分も調整対象画像とし、第1の実施の形態と同様の処理を行う。第2の実施の形態によって表示される右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の例を図10に示す。図10(a)は、左目用オブジェクト画像30Lを示し、(b)は、右目用オブジェクト画像30Rを示す。右目用オブジェクト画像30Rは、一致部分31R及び不一致部分32Rを含む。図10(b)に示されるように、不一致部分32Rのみならず、一致部分31Rのうち、不一致部分32Rに隣接(近接)する部分33Rも透明になっている。
第2の実施の形態によれば、表示制御装置10は、一致部分のうち、不一致部分に隣接(近接)する部分も周囲になじませることができるので、第1の実施の形態よりも立体視オブジェクト画像に対する違和感を低減することができる。
<4.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態では、画像調整部14は、不一致部分が生じる場合には、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の全体を調整対象画像とする。すなわち、画像調整部14は、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の全体を透明にする。第3の実施の形態によって表示される右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の例を図11に示す。図11(a)は、左目用オブジェクト画像30Lを示し、(b)は、右目用オブジェクト画像30Rを示す。
第3の実施の形態によれば、表示制御装置10は、右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の全体を周囲になじませることができるので、第1の実施の形態よりも立体視オブジェクト画像に対する違和感を低減することができる。
<5.第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態を説明する。第4の実施の形態では、画像調整部14は、不一致部分、すなわち調整対象画像の各部位における透明度を、一致部分から各部位までの距離(具体的には、一致部分と不一致部分との境界線からの距離)が長いほど大きくする。第4の実施の形態によって表示される右目用オブジェクト画像及び左目用オブジェクト画像の例を図12に示す。図12(a)は、左目用オブジェクト画像30Lを示し、(b)は、右目用オブジェクト画像30Rを示す。右目用オブジェクト画像30Rは、一致部分31R及び不一致部分32Rを含む。図12(b)に示されるように、不一致部分32Rの各部位の透明度は、一致部分31Rと不一致部分32Rとの境界線34Rからの距離が長いほど大きくなっている。なお、図12では、透明度の大きさはハッチングの濃さで表されている。
第4の実施の形態によれば、表示制御装置10は、不一致部分の各部位を、一致部分から離れるほど周囲に強くなじませることができるので、第1の実施の形態よりも立体視オブジェクト画像に対する違和感を低減することができる。
<6.ハードウェア構成>
次に、図13を参照しながら、本発明の実施形態に係る表示制御装置10のハードウェア構成について、詳細に説明する。図13は、本発明の実施形態に係る表示制御装置10のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
表示制御装置10は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。また、表示制御装置10は、更に、ホストバス907と、ブリッジ909と、外部バス911と、インターフェース913と、入力装置915と、出力装置917と、ストレージ装置919と、ドライブ921と、接続ポート923と、通信装置925とを備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、表示制御装置10内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901が使用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。
ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、表示制御装置10の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器929であってもよい。さらに、入力装置915は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。表示制御装置10のユーザは、この入力装置915を操作することにより、表示制御装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどがある。出力装置917は、例えば、表示制御装置10が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、表示制御装置10が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置919は、表示制御装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した音響信号データや画像信号データなどを格納する。
ドライブ921は、記録媒体用リーダライタであり、表示制御装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体927は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−rayメディア等である。また、リムーバブル記録媒体927は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。また、リムーバブル記録媒体927は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
接続ポート923は、機器を表示制御装置10に直接接続するためのポートである。接続ポート923の一例として、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート等がある。接続ポート923の別の例として、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)ポート等がある。この接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、表示制御装置10は、外部接続機器929から直接音響信号データや画像信号データを取得したり、外部接続機器929に音響信号データや画像信号データを提供したりする。
通信装置925は、例えば、通信網931に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置925に接続される通信網931は、有線または無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信等であってもよい。
以上、本発明の実施形態に係る表示制御装置10の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記各実施形態では、オブジェクトが表示画面20よりも手前側に立体視表示される場合に、画像調整部14による調整を行うこととしたが、本発明はかかる例に限定されない。すなわち、オブジェクトが表示画面20よりも奥側に立体視表示される場合にも、画像調整部14による調整を行っても良い。また、上記の各実施形態を組み合わせても良い。また、不一致部分を不明瞭とする例として、不一致部分の透明度またはぼかし強度を大きくすることを提示したが、例えば、不一致部分を単一色のフィルタで覆うように着色し、着色の濃度を上記(a)〜(f)と同様の方法により調整するようにしてもよい。
本発明は、オブジェクトを立体視表示する装置に適用可能である。
10 表示制御装置
11 記憶部
12 立体画像生成部
13 表示矛盾判定部
14 画像調整部
15 表示制御部
16 表示部

Claims (9)

  1. 視認者の右目に観察させる右目用オブジェクト画像及び視認者の左目に観察させる左目用オブジェクト画像のうち一方のオブジェクト画像に、他方のオブジェクト画像に一致しない不一致部分が存在する場合に、前記不一致部分を調整の対象である調整対象画像とし、前記調整対象画像を、調整前の前記調整対象画像である基準画像よりも不明瞭な画像に調整する画像調整部と、
    前記画像調整部による調整が行われた前記一方のオブジェクト画像である調整後オブジェクト画像、及び前記他方のオブジェクト画像に基づいて、オブジェクトを立体視表示する制御を行う表示制御部と、を備える表示制御装置。
  2. 前記画像調整部は、前記オブジェクトが前記調整後オブジェクト画像及び前記他方のオブジェクト画像の表示位置よりも視認者に近い側に立体視表示される場合に、前記調整対象画像を調整する、請求項1記載の表示制御装置。
  3. 前記画像調整部は、前記調整対象画像の各部位における不明瞭の度合いを、前記一方のオブジェクト画像のうち、前記他方のオブジェクト画像に一致する一致部分から前記各部位までの距離が長いほど大きくする、請求項1または2記載の表示制御装置。
  4. 前記画像調整部は、前記一方のオブジェクト画像のうち前記他方のオブジェクト画像に一致する一致部分の少なくとも一部を前記調整対象画像に含める、請求項1に記載の表示制御装置。
  5. 前記画像調整部は、前記一致部分のうち、前記不一致部分に近接する部分を前記調整対象画像に含める、請求項4に記載の表示制御装置。
  6. 前記画像調整部は、前記一方のオブジェクト画像及び前記他方のオブジェクト画像の全体を前記調整対象画像に含める、請求項4に記載の表示制御装置。
  7. 前記画像調整部は、前記調整対象画像の透明度及びぼかし強度のうち、少なくとも一方を、前記基準画像よりも大きくすることで、前記調整対象画像を前記基準画像よりも不明瞭な画像に調整する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  8. 視認者の右目に観察させる右目用オブジェクト画像及び視認者の左目に観察させる左目用オブジェクト画像のうち一方のオブジェクト画像に、他方のオブジェクト画像に一致しない不一致部分が存在する場合に、前記不一致部分を調整の対象である調整対象画像とし、前記調整対象画像を、調整前の前記調整対象画像である基準画像よりも不明瞭な画像に調整するステップと、
    前記調整対象画像を調整するステップによる調整が行われた前記一方のオブジェクト画像である調整後オブジェクト画像、及び前記他方のオブジェクト画像に基づいて、オブジェクトを立体視表示する制御を行うステップと、を含む表示制御方法。
  9. コンピュータに、
    視認者の右目に観察させる右目用オブジェクト画像及び視認者の左目に観察させる左目用オブジェクト画像のうち一方のオブジェクト画像に、他方のオブジェクト画像に一致しない不一致部分が存在する場合に、前記不一致部分を調整の対象である調整対象画像とし、前記調整対象画像を、調整前の前記調整対象画像である基準画像よりも不明瞭な画像に調整する画像調整機能と、
    前記画像調整機能による調整が行われた前記一方のオブジェクト画像である調整後オブジェクト画像、及び前記他方のオブジェクト画像に基づいて、オブジェクトを立体視表示する制御を行う立体画像表示制御機能と、を実現させる、プログラム。


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