JP2001078035A - 画像処理装置、画像読取装置および複写機 - Google Patents

画像処理装置、画像読取装置および複写機

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JP2001078035A
JP2001078035A JP25011099A JP25011099A JP2001078035A JP 2001078035 A JP2001078035 A JP 2001078035A JP 25011099 A JP25011099 A JP 25011099A JP 25011099 A JP25011099 A JP 25011099A JP 2001078035 A JP2001078035 A JP 2001078035A
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Hiroshi Arai
博 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たなデバイスを増やすことなく原稿の地肌
部の濃度検出における精度を向上させる。 【解決手段】 像域分離回路13は、イメージスキャナ
4で原稿の画像を読み取った画像データが表示する画像
が文字であるのか、絵柄であるのか、その種別を判定し
て、その判定結果を像域分離信号として出力する。同期
合わせ用メモリ8は、像域分離信号の出力ディレイ調整
用のメモリで、数10ライン分の画像データを記憶でき
る。地肌検出回路15は、画像データから原稿の地肌部
およびその濃度を検出する。地肌除去回路10は、地肌
検出回路15の検出結果に従って画像データから原稿の
地肌部の濃度を除去する。地肌検出回路15に入力する
画像データは、同期合わせ用メモリ8が出力したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理を行う
画像処理装置、この画像処理装置を備えた画像読取装置
およびこの画像読取装置を備えた複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿が、ざら紙、新聞紙等、白地でない
ときは、原稿の画像を読み取ったときに、その画像デー
タから地肌濃度をカットする技術が存在する。その代表
的なものとしては、プレスキャンをして原稿の各画素の
濃度を検出し、濃度のヒストグラムを作成し、ピークを
検出することで地肌濃度を検出し、地肌除去を行う技術
と、各ラインの画像データのシェーディング補正前での
ピーク値をA/Dコンバータのリファレンス電圧に返す
ことで、地肌除去を行う技術とがある(特開平6−31
1359号公報参照)。
【0003】しかし、前者の技術だと、原稿を2度読み
込まなければならず、処理に時間がかかるという問題が
あり、後者の技術だと、光学系のムラが含まれているた
め、精度良く地肌除去を行うことができないという問題
があり、どちらの技術にもそれぞれ欠点があった。
【0004】この2つの問題を解決するものとして、特
開平6−311359号公報、特開平7−264409
号公報に開示の技術がある。
【0005】特開平6−311359号公報に開示の技
術は、入力されたディジタル画像信号のライン毎に画素
値をサンプリングし、ライン毎にサンプリングされた値
の平均値を求め、その平均値をそのラインの地肌濃度値
とする。実際の地肌除去量はこの平均値に所定のオフセ
ットを加えたものとしている。こうすることで、プレス
キャンすることなく、安定した地肌除去量を得ることが
できる。特開平7−264409号公報に開示の技術
は、像域分離情報と色情報を用いることにより、地肌の
濃度レベルを複数画素単位(ブロック単位)で連続的に
追従させて高精度に地肌除去量を切り替えるものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−2
64409号公報、特開平6−311359号公報に開
示の技術では、地肌検出する領域の広さによる地肌除去
の精度が低いという問題が依然残っている。
【0007】また、ざら紙原稿や新聞原稿等は一定の地
肌原稿であるため、原稿全面に対して地肌除去量を一定
にするのが望ましい。しかしながら、違う地肌濃度が混
在した原稿に対しては、地肌除去量が原稿の地肌濃度に
応じて切り替わる方がよい。これに対し、前記のいずれ
の従来技術においても、かかる点に関しては考慮されて
いなかった。
【0008】この発明の目的は、新たなデバイスを増や
すことなく、原稿の地肌部の濃度検出における精度を向
上させることができるようにすることである。
【0009】この発明の別の目的は、原稿の地肌部にお
ける濃度除去の際に原稿のプレスキャンを不要とするこ
とである。
【0010】この発明の別の目的は、新聞原稿のような
原稿全面に高濃度の地肌が存在する場合に有効な濃度除
去を行うことができるようにすることである。
【0011】この発明の別の目的は、いろいろな地肌濃
度が混在した原稿について有効に濃度除去を行うことが
できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、原稿の画像を読み取った画像データが表示する画像
の種別を判定してその判定結果を像域分離信号として出
力する像域分離回路と、前記像域分離信号の出力ディレ
イ調整用のメモリと、このメモリが出力する前記画像デ
ータから前記原稿の地肌部およびその濃度を検出する地
肌検出回路と、この地肌検出回路の検出結果に基づいて
前記画像データから前記地肌部の濃度を除去する地肌除
去回路とを備えている画像処理装置である。
【0013】したがって、像域分離信号の出力ディレイ
調整用であるのメモリが出力する画像データを用いて原
稿の地肌部の濃度を検出するので、比較的大きな領域で
原稿の地肌部の濃度を検出することが可能となり、新た
なデバイスを増やすことなく原稿の地肌部の濃度検出に
おける精度を向上させることができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、前記地肌除去回路は、前記メ
モリの後段で当該メモリが出力した後の前記画像データ
に対して前記除去を行うものである。
【0015】したがって、原稿の地肌部およびその濃度
の検出結果を、原稿の同一の読取動作において反映する
ことができるので、原稿の地肌部における濃度除去のた
めに原稿のプレスキャンを不要とすることができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の画像処理装置において、前記地肌検出回路
は、単一の原稿の画像データについて前記濃度の検出を
一度だけ行うものである。
【0017】したがって、新聞原稿のような原稿全面に
高濃度の地肌が存在する場合に有効に濃度除去を行うこ
とができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の画像処理装置において、前記地肌除去回路
は、単一の原稿の画像データについて前記濃度の検出を
1または複数回更新して行うものである。
【0019】したがって、いろいろな地肌濃度が混在し
た原稿について有効に濃度除去を行うことができる。
【0020】請求項5に記載の発明は、原稿を露光走査
する走査光学系と、この露光走査による前記原稿の反射
光を前記原稿の画像データに変換する光電変換素子と、
この画像データを処理する請求項1〜4のいずれかの一
に記載の画像処理装置とを備えている画像読取装置であ
る。
【0021】したがって、請求項1〜4のいずれかの一
に記載の発明と同様の作用、効果を奏することができ
る。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の画像読取装置と、前記画像処理装置により処理が施さ
れた前記画像データに基づいた画像の形成を行う画像形
成装置とを備えている複写機である。
【0023】したがって、請求項5に記載の発明と同様
の作用、効果を奏することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面を参照にして詳細に説明する。図1は本発明の一実
施の形態であるディジタル複写機の電気的な接続を示す
ブロック図である。図1に示すように、このディジタル
複写機1の全体の動作制御はマイクロコンピュータで構
成されるシステムコントローラ2で行う。同期制御回路
3は制御タイミングの基準となるクロックパルスを発生
させて、各ユニット間の信号の同期をとる各種の同期信
号を入出力させる。原稿の画像を読み取るイメージスキ
ャナ4で読み取られた画像信号はA/D変換され、8ビ
ットの画像データとして出力される。この画像データは
画像処理装置である画像処理ユニット5内で各種処理を
受けた後、電子写真方式で画像の形成を行う画像形成装
置であるレーザプリンタ6に出力される。イメージスキ
ャナ4は、原稿を露光走査する走査光学系と、この露光
走査による原稿の反射光を画像データに変換する光電変
換素子とを備えた周知のフラットベッドスキャナであ
る。イメージスキャナ4および画像処理ユニット5は画
像読取装置を構成する。
【0025】画像処理ユニット5は、スキャナガンマ補
正回路7、同期合わせ用メモリ8、フィルタ処理回路
9、地肌除去回路10、プリンタガンマ補正回路11、
階調処理回路12、および、スキャナガンマ補正回路7
とフィルタ処理回路9との間に同期合わせ用メモリ8と
並列に接続された像域分離回路13の各回路を備えてい
る。
【0026】スキャナガンマ補正回路7では、イメージ
スキャナ4で読み取られた反射率リニアのデータを濃度
リニアのデータに変換する。フィルタ処理回路9では、
網点原稿によるモアレを抑えるためのスムージング処
理、文字原稿のMTFをアップするエッジ強調処理等を
行っている。地肌除去回路10では原稿の地肌部の濃度
を除去する。すなわち、ハイライト部の画像を白に置き
換える処理を行っている。プリンタガンマ補正回路11
ではレーザプリンタ6の特性に合わせたカーブのガンマ
曲線を用いて階調処理を含めて濃度リニアになるように
する。階調処理回路12は入力される8ビットの濃度情
報を、2値化あるいは多値化する処理を行う回路であ
る。この処理にはディザ法などが用いられ、レーザプリ
ンタ6はディザ処理された画像信号が入力される。スキ
ャナガンマ補正回路7の出力は、一方で像域分離回路1
3に送出される。像域分離回路13は入力される画像デ
ータの画像の種別が文字であるか絵柄であるかを判定す
る回路を備えており、その判定結果を1画素単位でフィ
ルタ処理回路9以下の各回路へ送出している。この各回
路では像域分離回路13の結果に従い処理を切り替えて
いる。
【0027】スキャナガンマ補正回路7〜像域分離回路
13の各回路のパラメータは、全てシステムコントロー
ラ2のCPUより設定される構成となっている。ディジ
タル複写機1の各種操作を行う操作部14上でキー操作
によりモードが決定されてコピースタートキーが押され
ると、そのモードにおけるフィルタ処理、地肌除去用の
パラメータがシステムコントローラ2のCPUからフィ
ルタ処理回路9、地肌除去回路10にセットされ、その
パラメータに従ってそれぞれの処理が行われる。
【0028】同期合わせ用メモリ8と地肌除去回路10
との間には地肌検出回路15が接続されている。この地
肌検出回路15は、原稿の地肌部とその濃度を検出す
る。像域分離回路13は副走査方向にも大きな領域で判
定を行うため、像域分離回路13が出力する像域分離信
号の出力ディレイ調整用に、数10ライン程度の記憶容
量をもつラインメモリが必要となるので、像域分離回路
13と並列して同期合わせ用メモリ8が接続されてい
る。つまり、そのディレイ調整用のメモリである同期合
わせ用メモリ8は数10ラインのライン数のメモリ容量
となるため、その出力する画像データを地肌検出回路1
5に入力するようにすれば、原稿の地肌検出にライン数
を稼ぐことができる。図2は、地肌検出回路15の詳細
な回路構成を示すブロック図である。地肌検出回路15
は、平滑処理回路16、最小値検出回路17および地肌
濃度判定回路18を備えている。
【0029】平滑処理回路16は地肌候補となる画像デ
ータを最小ブロックサイズで平滑処理を行う。同期合わ
せ用メモリ8の出力は数10ラインあるので、平滑処理
回路16は、最大で同サイズまでは対応可能である。図
3は、平滑フィルタの例を示すものである。
【0030】図4は、最小値検出回路17の回路構成を
示すブロック図である。平滑処理回路16で平滑処理さ
れた画像データと、画素クロック入力F/F(フリップ
フロップ)19にてラッチされた画像データとをコンパ
レータ20で比較し、その比較結果によって、平滑処理
回路16で平滑処理された画像データと、画素クロック
入力F/F19にてラッチされた画像データとのうち、
小さい方の値がセレクタ24により選択されて、次のク
ロックにて画素クロック入力F/F19にラッチされ
る。つまり、常に画素クロック入力F/F19には、原
稿の画像データでの最小値がラッチされている状態にな
る。これを原稿の地肌部の濃度の候補値とする。そし
て、最終段のF/F21には地肌ラッチパルスが地肌ラ
ッチパルス発生回路22から入力され、この地肌ラッチ
パルスが入力されたときの候補値を地肌濃度として地肌
除去回路10に伝える。なお、セレクタ23は、最小値
検出回路17の駆動開始初期においては予め用意された
所定のイニシャル値を選択し、画素クロック入力F/F
19が画像データをラッチするようになってからは画素
クロック入力F/F19の出力を選択する。
【0031】地肌ラッチパルスの例を図5に示す。フレ
ームスタート信号は、画像読み取りスタート信号で、原
稿の先頭を示している。フレームスタート信号のアサー
トからN1ライン目のみパルスが発生するの場合に
は、原稿の先頭N1ラインでの地肌濃度を検出し、その
値で原稿全面の地肌除去を行うという処理となる。フレ
ームスタート信号のアサートからN2ライン単位で、周
期的にパルスが発生するの場合には、常にN2ライン
単位で地肌除去量を更新するタイプで、ゆっくりした周
期でのリアルタイム地肌除去となる。新聞原稿のような
原稿全面に高濃度の地肌が存在する場合には、単一の原
稿の画像データについては原稿の地肌部の検出を一度だ
け行い、この1回だけ検出したデータで一枚の原稿の全
てについて地肌部の除去を行う方式が有効で、いろい
ろな地肌濃度が混在した原稿に対しては、単一の原稿の
画像データについては地肌部の濃度除去に用いる濃度の
検出を1または複数回更新する方式が有効となる。
とを切り替える手段として、一つの例としては、地肌
ラッチパルス発生回路22を用と用の2種類用意
し、システムコントローラ2のCPUからセレクト信号
を所定のレジスタにセットして、レジスタの出力信号で
地肌ラッチパルス発生回路22を選択するようにすれば
よい。また、ライン方向のみでなく、クロック方向(主
走査方向)で地肌検出の有効領域を変化させたい場合が
ある。例えば、原稿面の中央回路分のみで地肌検出を行
いたい場合、ライン同期信号を使って、画素クロックに
ゲートをかけてあげればよい。これも一つの例として
は、システムコントローラ2のCPUから有効領域のス
タート、エンド値を所定のレジスタにセットして、ライ
ン同期信号から画素クロックをカウントし、有効領域分
だけゲート信号を発生させればよい(図6参照)。
【0032】図7は、地肌濃度判定回路18の回路構成
を示すブロック図である。地肌濃度判定回路18は、地
肌除去回路10において所定のスレッシュレベルを用い
て、画像データのハイライト部だけをカットできるよう
にするための回路である。すなわち、図7の回路では、
最小値検出回路17から出力される原稿の地肌部の濃度
情報が入力され、この値と予め用意した所定のスレッシ
ュレベルとを比較回路25で比較し、その結果を地肌除
去切り替え信号として地肌除去回路10に出力する。地
肌除去回路10では、地肌除去切り替え信号に応じて予
め用意したスレッシュレベルTH1とTH2のうちのい
ずれかを選択する。そして選択した方のスレッシュレベ
ルを用いて地肌除去を行う。図8はフィルタ処理回路9
から地肌除去回路10に入力された画像データが示す濃
度と、地肌除去回路10からプリンタガンマ補正回路1
1に出力される画像データが示す濃度との関係を示すグ
ラフであり、スレッシュレベルTH1を用いた場合とス
レッシュレベルTH2を用いた場合のそれぞれについて
示している。図8に明らかなように、スレッシュレベル
TH1を用いた場合とスレッシュレベルTH2を用いた
場合では、原稿の地肌部であると認定されて白に置き換
えられる濃度範囲が異なる。
【0033】図9は、地肌濃度判定回路18の別の回路
構成例である。すなわち、図9に示す地肌濃度判定回路
18は、最小値検出回路17から入力される原稿の地肌
部の濃度情報をテーブル変換するか、オフセット値を加
算することによりスレッシュレベルTHを生成し、地肌
除去回路10に出力するものである。これにより、原稿
の地肌部の濃度に応じたスレッシュレベルTHが地肌濃
度判定回路18に送られ、地肌濃度判定回路18では、
このスレッシュレベルTHを用いて地肌除去を行う。図
10には、フィルタ処理回路9から地肌除去回路10に
入力された画像データが示す濃度と、地肌除去回路10
からプリンタガンマ補正回路11に出力される画像デー
タが示す濃度との関係のグラフを示しているが、スレッ
シュレベルTHの値が変動することにより、原稿の地肌
部であると認定されて白に置き換えられる濃度範囲が異
なることとなる。
【0034】以上説明したように、ディジタル複写機1
によれば、地肌検出回路15が、像域分離信号の出力デ
ィレイ調整用である既存の同期合わせ用メモリ8が出力
する画像データから原稿の地肌部の濃度を検出するの
で、大きな領域で原稿の地肌部の濃度を検出することが
可能となり、新たなデバイスを増やすことなく原稿の地
肌部の濃度検出における精度を向上させることができ
る。
【0035】また、地肌除去回路10は、同期合わせ用
メモリ8の後段で同期合わせ用メモリ8が出力した後の
画像データに対して地肌部の除去を行うものであるか
ら、地肌検出回路15における原稿の地肌部およびその
濃度の検出結果を、イメージスキャナ4による原稿の同
一の読取動作において反映することができるので、原稿
の地肌部における濃度除去のために原稿のプレスキャン
を不要とすることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、像域分離信号
の出力ディレイ調整用であるメモリが出力する画像デー
タを用いて原稿の地肌部の濃度を検出するので、比較的
大きな領域で原稿の地肌部の濃度を検出することが可能
となり、新たなデバイスを増やすことなく原稿の地肌部
の濃度検出における精度を向上させることができる。
【0037】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、原稿の地肌部およびその濃度
の検出結果を、原稿の同一の読取動作において反映する
ことができるので、原稿の地肌部における濃度除去のた
めに原稿のプレスキャンを不要とすることができる。
【0038】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の画像処理装置において、新聞原稿のような原
稿全面に高濃度の地肌が存在する場合に有効に濃度除去
を行うことができる。
【0039】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の画像処理装置において、いろいろな地肌濃度
が混在した原稿について有効に濃度除去を行うことがで
きる。
【0040】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の発明と同様の作用、効果を奏する
ことができる。
【0041】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態であるディジタル複写
機の電気的な接続を示すブロック図である。
【図2】前記ディジタル複写機を構成する地肌検出回路
の詳細な回路構成を示すブロック図である。
【図3】前記地肌検出回路を構成する平滑処理回路で用
いる平滑フィルタの例を説明する説明図である。
【図4】前記地肌検出回路を構成する最小値検出回路の
詳細な回路構成を示すブロック図である。
【図5】前記最小値検出回路に入力されるタイミング信
号のタイミングチャートである。
【図6】前記最小値検出回路に入力されるタイミング信
号のタイミングチャートである。
【図7】前記地肌検出回路を構成する地肌濃度判定回路
を説明するブロック図である。
【図8】前記ディジタル複写機を構成する地肌除去回路
が前記地肌濃度判定回路の出力に従って原稿の地肌部の
濃度除去を行った場合の入力画像データの濃度と出力画
像データの濃度との関係を示すグラフである。
【図9】前記地肌検出回路を構成する地肌濃度判定回路
の別の例を説明するブロック図である。
【図10】前記ディジタル複写機を構成する地肌除去回
路が前記地肌濃度判定回路の出力に従って原稿の地肌部
の濃度除去を行った場合の入力画像データの濃度と出力
画像データの濃度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 複写機 6 画像形成装置 8 メモリ 10 地肌除去回路 13 像域分離回路 15 地肌検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取った画像データが表
    示する画像の種別を判定してその判定結果を像域分離信
    号として出力する像域分離回路と、 前記像域分離信号の出力ディレイ調整用のメモリと、 このメモリが出力する前記画像データから前記原稿の地
    肌部およびその濃度を検出する地肌検出回路と、 この地肌検出回路の検出結果に基づいて前記画像データ
    から前記地肌部の濃度を除去する地肌除去回路とを備え
    ている画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記地肌除去回路は、前記メモリの後段
    で当該メモリが出力した後の前記画像データに対して前
    記除去を行うものである請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記地肌検出回路は、単一の原稿の画像
    データについて前記濃度の検出を一度だけ行うものであ
    る請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記地肌除去回路は、単一の原稿の画像
    データについて前記濃度の検出を1または複数回更新し
    て行うものである請求項1または2に記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 原稿を露光走査する走査光学系と、 この露光走査による前記原稿の反射光を前記原稿の画像
    データに変換する光電変換素子と、 この画像データを処理する請求項1〜4のいずれかの一
    に記載の画像処理装置とを備えている画像読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像読取装置と、 前記画像処理装置により処理が施された前記画像データ
    に基づいた画像の形成を行う画像形成装置とを備えてい
    る複写機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016066872A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社沖データ 画像処理方法及び画像処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016066872A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社沖データ 画像処理方法及び画像処理装置

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