JP2001078011A - 文字合成画像出力装置及び方法 - Google Patents

文字合成画像出力装置及び方法

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JP2001078011A
JP2001078011A JP24863799A JP24863799A JP2001078011A JP 2001078011 A JP2001078011 A JP 2001078011A JP 24863799 A JP24863799 A JP 24863799A JP 24863799 A JP24863799 A JP 24863799A JP 2001078011 A JP2001078011 A JP 2001078011A
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JP24863799A
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English (en)
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Haruo Soeda
晴男 添田
Yoshiki Kawaoka
芳樹 河岡
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のテンプレート画像に適した複数の定型メ
ッセージを表示し、該表示された定型メッセージを選択
するようにして、簡単に定型メッセージを入力して合成
画像を得ることが可能な文字合成画像出力装置を提供す
る。 【解決手段】原画像52と合成するためのテンプレート
画像54を選択すると、該テンプレート画像54に適し
た複数の定型メッセージ56を順次表示手段に表示する
とともに、前記表示された定型メッセージ群の中から利
用する定型メッセージ56を選択するようにしたので、
専用の文字入力装置を必要とせず、省スペース化を達成
できるとともに、誰でも簡単に所望の定型メッセージ5
6を入力して合成画像58を得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字合成画像出力装
置及び方法に係り、特に、店頭やアミューズメント施設
等に設置されるセルフ操作の画像出力機器に適用するこ
とができ、表示された画像に対応した文字を選択合成処
理して出力する文字合成画像出力装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像データを入力するためのフラットベ
ットスキャナー、フイルムスキャナー、或いはメモリカ
ード入力部などの画像入力部を含み、該画像入力部から
入力された画像データと、予め用意されているテンプレ
ートとを合成して出力する画像出力装置が従来から知ら
れている。この種の画像出力装置では、タッチパネルや
キーボードなどの文字情報の入力装置を備え、入力され
た文字を画像に合成処理して出力することが行われてい
る。
【0003】文字情報を入力する手段として上記入力装
置の他に、特開平8−153158号公報では、所定の
文字記入領域が定められている定型の用紙を利用し、そ
の文字記入領域に手書きで文字を書き込み、これをイメ
ージスキャナーで入力するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CRT
(cathode ray tube)ディスプレイや液晶ディスプレイな
どの表示手段の画面上にタッチパネルを設け、画面上に
表示したアルファベットや50音を一文字ずつ選択して
文字を入力する方法は操作が煩雑である。特に、日本語
のかな漢字変換操作は煩雑で、キー操作に慣れていない
人にとっては文字入力操作が困難である。また、キーボ
ードを用いる場合は、文字合成画像出力装置の操作面に
キーボードを設置するためのスペースが必要となり、限
られたスペースにキーを配置するにはキー数を少なくし
なければならず、入力可能な文字種が限定されるという
欠点がある。
【0005】また、イメージスキャナーで文字を入力す
る方法では、入力する文字を書いてイメージスキャナー
に入力する必要があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、専用の文字入力装置を必要とせず、省スペース
化を達成できるとともに、誰でも簡単に所望のメッセー
ジ文字を入力できる文字合成画像出力装置及び文字合成
画像出力方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、原画像を入力する画像入力
手段と、複数のテンプレート画像を記憶するテンプレー
ト画像記憶手段と、各テンプレート画像にそれぞれ適し
た複数の定型メッセージを記憶するメッセージ記憶手段
と、少なくとも前記定型メッセージを表示する表示手段
と、前記テンプレート画像記憶手段から原画像と合成す
るテンプレート画像を選択するテンプレート画像選択手
段と、前記テンプレート画像選択手段によってテンプレ
ート画像が選択されると、該テンプレート画像に適した
定型メッセージを前記メッセージ記憶手段から1つずつ
又は複数読み出し、その読み出した定型メッセージを前
記表示手段に1つずつ又は一覧表示させて所望の定型メ
ッセージを選択するメッセージ選択手段と、前記画像入
力手段によって入力した原画像と前記テンプレート画像
選択手段によって選択したテンプレート画像と前記メッ
セージ選択手段によって選択した定型メッセージとを合
成して合成画像を作成する合成手段と、前記合成手段に
よって合成した合成画像をプリンタ又は記憶媒体に出力
する出力手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、複数のテンプレート画像
にそれぞれ適した複数の定型メッセージを記憶するメッ
セージ記憶手段と、少なくとも前記定型メッセージを表
示する表示手段と、前記テンプレート画像記憶手段から
原画像と合成するテンプレート画像を選択するテンプレ
ート画像選択手段と、前記テンプレート画像選択手段に
よってテンプレート画像が選択されると、該テンプレー
ト画像に適した定型メッセージを前記メッセージ記憶手
段から1つずつ又は複数読み出し、その読み出した定型
メッセージを前記表示手段に1つずつ又は一覧表示させ
て所望の定型メッセージを選択するメッセージ選択手段
と、前記画像入力手段によって入力した原画像と前記テ
ンプレート画像選択手段によって選択したテンプレート
画像と前記メッセージ選択手段によって選択した定型メ
ッセージとを合成して合成画像を作成する合成手段とを
備えたので、専用の文字入力装置を必要とせず省スペー
ス化を達成でき、誰でも簡単に所望のメッセージ文字を
合成画像に入力することが可能となる。
【0009】また、前記目的を達成するために、請求項
5に記載の発明は、原画像を入力するステップと、テン
プレート記憶手段に記憶された複数のテンプレート画像
から原画像と合成するテンプレート画像を選択するステ
ップと、前記選択したテンプレート画像に基づいて複数
の定型メッセージを記憶するメッセージ記憶手段から該
テンプレート画像に適した定型メッセージを読み出して
表示手段に表示するステップと、前記表示手段に順次又
は一覧表示された複数の定型メッセージのうちから所望
の定型メッセージを選択するステップと、前記入力され
た原画像と前記選択したテンプレート画像と定型メッセ
ージとを合成して合成画像を作成するステップと、前記
合成画像をプリンタ又は記憶媒体に出力するステップと
を含むことを特徴としている。
【0010】本発明によれば、原画像を入力するステッ
プと、テンプレート記憶手段に記憶された複数のテンプ
レート画像から原画像と合成するテンプレート画像を選
択するステップと、前記選択したテンプレート画像に基
づいて複数の定型メッセージを記憶するメッセージ記憶
手段から該テンプレート画像に適した定型メッセージを
読み出して表示手段に表示するステップと、前記表示手
段に順次又は一覧表示された複数の定型メッセージのう
ちから所望の定型メッセージを選択するステップと、前
記入力された原画像と前記選択したテンプレート画像と
定型メッセージとを合成して合成画像を作成するステッ
プと、前記合成画像をプリンタ又は記憶媒体に出力する
ステップとを備えたので、専用の文字入力装置を必要と
せず省スペース化を達成でき誰でも簡単に所望のメッセ
ージ文字を合成画像に入力することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る文字合成画像出力装置及び方法の好ましい実施の形態
について詳説する。
【0012】図1は本発明が適用された文字合成画像出
力装置の外観斜視図である。
【0013】同図に示すように、この文字合成画像出力
装置10は、原画像の入力手段であるフラットベットス
キャナー12と、表示手段14と、原画像の記憶手段を
装填するフロッピーディスクドライブ16、メモリカー
ド挿入部18と、他の原画像入力手段であるフイルムス
キャナー20と、印刷手段であるプリンタ22、23等
から構成され、これら各要素が筐体25に一体的に組み
込まれて一つの装置が形成されている。
【0014】フラットベットスキャナー12は、画像入
力手段及びメッセージ文字入力手段として兼用される。
フラットベットスキャナー12は、原稿が載せられるガ
ラス板と、照明用光源と、光学像を電気信号に変換する
イメージセンサと、原稿からの光を前記イメージセンサ
に導く縮小光学系と、から構成される。写真(画像原
稿)から画像を入力する時、及び手書きの文字原稿等か
ら文字を入力する時は、このフラットベッドスキャナー
12の押さえ蓋26を開けて、前記ガラス板の上に写真
又は手書き文字原稿等を載せてスキャニングする。
【0015】表示手段14は、CRTディスプレイまた
は液晶ディスプレイ等で構成され、表示部には、テンプ
レート画像や定型メッセージを選択したり文字入力を行
うタッチパネル28が設けられている。本システムでの
各種入力操作は、画面に表示される操作ガイドに従って
タッチパネル28のボタンにタッチするか又はカーソル
レバー36と確定スイッチ38とを操作して行うことが
できるように構成されている。
【0016】フロッピーディスクドライブ16は、画像
入力手段の一つとして設けられているものである。パソ
コンなどで作成した画像データをフロッピーディスクに
記録しておき、このフロッピーディスクから画像データ
を入力する時に、当該フロッピーディスクドライブ16
が利用される。
【0017】メモリカード挿入部18も、画像入力手段
の一つとして設けられているものである。デジタルカメ
ラ等で撮影した画像データに対応すべく、PCカードや
スマートメディアなど、所定の形式の記憶媒体に記憶さ
れている画像データを、当該メモリカード挿入部18に
装着することにより、その記憶媒体から画像データを直
接読み込んでプリントアウトすることができる。記憶媒
体の形態は、特に限定するものではなく、フラッシュメ
モリーカード、ICカード、フロッピーディスク、光磁
気ディスク(MO)、スティックメモリ等の種々の形態
が可能であり、記憶媒体の形態に対応するドライバが設
けられる。
【0018】フイルムスキャナー20は、24mm新写
真システム(APS)対応のカートリッジフイルムから
原画像を入力するための手段である。現像済みのネガフ
イルムをカートリッジごと所定の挿入部に装着すること
により、フイルムが自動的にローディングされて図示せ
ぬイメージセンサによってフイルム画像が電子画像デー
タに変換される。なお、35mmフイルムその他のフイ
ルムに対応したフイルムスキャナーが設けられていても
よい。
【0019】プリンタ22、23は、印刷手段に相当す
るものであり、図の上段がA5/A6サイズ用、下段が
シール用のプリンタである。プリンタ22、23にはサ
ーモオートクローム(TA)方式のプリンタが用いられ
ており、記録紙にはロール状に巻回された連続用紙が用
いられる。普通紙の他、用紙の片面に粘着層が形成さ
れ、該粘着層が剥離紙で覆われているシール専用TAペ
ーパーを用いる。プリント終了後は用紙切断手段によっ
て所定の用紙サイズに切断され、出来上がったプリント
物は前記プリンタ22、23の何れか一方、又は両方の
排紙口から排出される。
【0020】図1に示した文字合成画像出力装置は、例
えば店頭などに設置され、セルフ操作によりプリントサ
ービスを提供するプリントマシンとして利用される。プ
リントサービスを提供する場合、プリントのタイプ毎に
設定されている料金に応じて、利用者はコイン投入口3
0から料金を入れ、表示手段14の画面上の操作ガイド
にしたがって、前記フラットベットスキャナー12等の
原画像入力手段から画像を入力するとともに、合成用テ
ンプレート画像を選択したり、後述する手順にしたがっ
て文字を入力する。こうして、入力された原画像に合成
用テンプレート画像やメッセージ文字が合成処理され、
その合成画像がプリント出力されるようになっている。
なお、図1中符号32は、釣り銭返却口である。
【0021】また、文字合成画像出力装置10には選
択、入力手段であるカーソルレバー36が設けられてお
り、このカーソルレバー36を上下左右に動かすことに
よって画面上に現れているカーソルを移動させることが
できる。カーソルを移動させたその場所で確定する場合
には確定スイッチ38を押す。
【0022】図2は、図1に示した文字合成画像出力装
置のシステム構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、画像処理コントロール部40は、合成した画像
をプリンタ又は外部に出力する出力手段であるSCSI
インターフェース部42、メモリ43、ハードディスク
ドライブ44、モデム45、中央演算処理装置(CP
U)46、タッチパネル制御部47、及び表示制御部4
8を含み、これら各回路部(42〜48)はバス49に
接続されている。CPU46は各種演算や判断を行うと
ともに、各回路部を統括制御する制御手段としての役割
を果たし、表示された定型メッセージを選択するメッセ
ージ選択手段や、テンプレート画像を選択するテンプレ
ート画像選択手段と、画像を合成する合成手段としての
役割を果たす。
【0023】画像処理コントロール部40は、SCSI
インターフェース部42を介して前記フラットベットス
キャナー12及びプリンタ22、23と接続されてい
る。また、図2には示さないが、フイルムスキャナー2
0や合成画像を出力することが可能なPCカード/スマ
ートメディアのメディアドライバー等もSCSIインタ
ーフェース部42と接続可能となっている。
【0024】表示手段14は、前記表示制御部48によ
って制御される。また、タッチパネル28はタッチパネ
ル制御部47によって制御される。
【0025】ハードディスクドライブ44には、本シス
テムの制御プログラムや、複数の合成用テンプレートの
データ(テンプレートデータ)や、定型メッセージのデ
ータが格納されている。なお、合成用テンプレートのデ
ータや定型メッセージのデータはCD−ROMや通信機
能等を利用して追加、更新(アップデート)が可能であ
る。
【0026】この文字合成画像出力装置10はモデム4
5を介して公衆回線と接続可能であって、図示せぬ携帯
電話機等からデータを受信したり、ネットワークのサー
バーその他の外部装置へデータを送信できるようになっ
ている。
【0027】バス49には入力手段50が設けられてお
り、カーソルレバー36、確定スイッチ38等の入力装
置からの指令を読み取ることができる。
【0028】以降に、上記の如く構成された文字合成画
像出力装置の動作について説明する。
【0029】図3は文字の合成処理の手順を示すフロー
チャートである。
【0030】同図に示すように、処理がスタートする
と、ステップS310「画像スキャン解像度・色数設
定」(以降S310のように省略する)にて、利用者が
提供する写真の原画像を入力する処理を開始する。CP
U46は制御プログラムにしたがってフラットベットス
キャナー12に載せられた写真の画像スキャン解像度及
び色数を写真画像の入力に適した所定の条件に設定す
る。この場合、例えば、600dpi 、フルカラー24ビ
ット(1677万色)に設定される。
【0031】次いで、S312「入力画像スキャン」に
てフラットベットスキャナー12のガラス板上に載せら
れた写真の入力動作(入力画像のスキャニング)が実行
される。次いで、S314「合成用テンプレート選択」
にて表示手段14の画面に合成用テンプレートの選択画
面が表示される。利用者は画面を見ながらタッチパネル
28又はカーソルレバー36や確定スイッチ38等の入
力手段34を操作して所望のテンプレートを選択するこ
とになる。
【0032】合成用テンプレートの選択が終わると、次
のS315「文字入力方法選択」にてメッセージ文字を
どの方法で入力するかの設定を行う。本実施の形態で
は、メッセージ文字をスキャナーで入力する「スキャナ
ー入力」の方法と、文字を直接1文字ずつ入力してゆく
「直接入力」の方法と、予め合成用のテンプレートに対
応して備えられている定型メッセージ文字列を表示し、
その中から使用する文字列を選択する「文字選択」の方
法とが示されている。
【0033】ここで「スキャナー入力」を選択するとS
316「文字スキャン解像度・色数設定」に分岐する。
【0034】S316では、フラットベットスキャナー
12の画像スキャン解像度及び色数の設定が手書き文字
原稿の入力に適した所定の条件に変更される。この場
合、例えば、72dpi 、8ビット(256色)に設定さ
れる。ここで、利用者は、フラットベットスキャナー1
2の原稿を取り替えて、手書き文字が表された文字原稿
を前記ガラス板上にセットする。
【0035】手書き原稿の原稿サイズは、フラットベッ
トスキャナー12の読み取りサイズより小さい任意の原
稿サイズが可能であり、フラットベットスキャナー12
が原稿サイズを自動的に認識する原稿サイズ自動認識手
段を備えている。
【0036】手書き文字原稿の入力準備が整った後、S
318「文字原稿スキャン」でその文字原稿の入力動作
が実行される。この時、スキャナーの色数、及び解像度
が画像原稿の入力時よりも減じた設定となっているの
で、スキャン速度が高速になる。
【0037】文字原稿の入力が終了すると、次のS32
0「OCR実行?」でOCR処理の実行の有無を判断
し、その判定に応じて処理が分岐する。すなわち、利用
者が手書き文字の内容をそのまま入力画像に合成するこ
とを希望する時は、タッチパネル28を操作してOCR
機能の無効を選択する。もし、利用者が本システムにお
いて予め用意されている字体(フォント)に変換された
文字の合成を希望する時はタッチパネル28を操作して
OCR機能の有効を選択する。なお、字体が複数種類用
意され、利用者が自由に選択できるように構成されてい
てもよい。
【0038】利用者の選択結果に基づきOCRを実行し
ないと判断した時(NO判定時)はS322「文字表示
確認」に進み、文字原稿スキャンで入力した内容を表示
手段14の画面上に表示して利用者に確認を促す。利用
者が承認の指示を入力すると、S332「合成処理」に
進む。
【0039】前記S320でOCRを実行すると判断し
た時(YES判定時)は、S324「文字認識処理」に
て文字原稿スキャンで入力した内容に基づいて文字認識
処理を実行する。そして、S326「全て認識?」にて
全ての文字について文字認識ができたか否かを判定す
る。もし、全ての文字を認識できた場合は、S328
「認識結果確認」にて認識結果を画面上に表示して利用
者に確認を促す。利用者が確定の指示を入力すると、S
332「合成処理」に進む。
【0040】もし、S326で一文字でも文字認識でき
ない文字があった時は、その旨を警告してから、S32
2に進み、入力した手書き文字の内容をそのまま表示し
て確認を促す。利用者が承認すれば、手書き文字の合成
処理が行われ、プリントが実行されることになる。この
ようにOCRで認識不能な文字が存在する場合は、文字
列全体を手書き文字のまま合成するようにしたので、認
識不能な部分だけが不自然な代替記号等で置換されるこ
とはない。
【0041】S332にて原画像、合成用テンプレート
及びメッセージの文字の合成処理が実行され、次のS3
33「文字色変更?」にて確定したメッセージの文字の
色を変更するか否かの判断を行う。そして文字色の変更
を行う場合にはS332に分岐して戻り、S333で指
定された文字色にてメッセージを再表示する。また、S
333で文字色の変更が指定されず現在の文字色で確定
された場合には、次のS334「文字配置変更?」に進
む。
【0042】S334ではメッセージの文字の大きさ
や、合成する位置を変更するか否かの判断を行ってい
る。そしてメッセージ文字の大きさや合成する位置の変
更を行う場合にはS332に分岐して戻り、S334で
指定された文字の大きさや合成する位置にてメッセージ
を再表示する。また、S334で文字の大きさや合成す
る位置の変更が指定されず現在の表示で確定された場合
には、次のS336に進む。
【0043】S336「プリント」にて記録紙に写真画
像と、合成用テンプレートと、確定したメッセージ文字
がCPU46にて合成されて、SCSIインターフェー
ス部42を経由してプリンタ22又は23からプリント
出力される。そして、S338「終了」にて一連のプリ
ント処理を終了する。
【0044】一方、前記S315にて「直接入力」を設
定すると、プログラムはS340「キー表示」に進む。
S340では、メッセージの文字入力のために表示手段
14にキーボードに相当するボタンの表示を行って、利
用者はこの表示されたキーボードからメッセージの文字
を選択して文字入力を行うことが可能となっている。最
初は、「A」等の文字にカーソルがかかっている。
【0045】次のS342「確定?」では、前記カーソ
ルがかかっている「A」の文字を選択するか否かの判断
を行っている。「A」を選択しない場合はS343「カ
ーソル移動?」に進む。S343でカーソルを移動しな
い場合にはS340へ分岐して戻り、カーソルを移動す
る場合にはカーソルレバー36又は表示手段34上に表
示されているカーソルボタンを用いて文字にかかってい
るカーソルを希望する位置まで移動する。S345では
利用者が入力した方向にカーソルを移動させる処理を行
う。そしてS346に進む。
【0046】S346「文字確定?」では、カーソルが
かかっている文字を選択、確定するか否かの判断を行っ
ており、文字を選択しないで他の文字にカーソルを移動
する場合にはS340に分岐する。文字を選択、確定す
る場合には確定スイッチ38を押す。するとプログラム
はS347「文字確定」に進み次の文字入力を待つため
にS340に戻る。
【0047】S342で確定スイッチ38を押すか又は
表示手段34上に表示されている確定ボタンを選択する
と文字の選択が確定されてS348「漢字変換」に進
む。
【0048】S348ではカーソルレバー36は「変換
範囲指定」、「変換」、「前候補」及び「無変換」に割
り当てられており、利用者がカーソルレバー36又はタ
ッチパネル28上に示されているボタンを用いてこれら
の変換動作を指定するとS350「漢字変換」に分岐す
る。また、S348で確定スイッチ38を押すとS35
4「入力終了」の判断に進む。
【0049】S350ではカーソルがかかっている部分
の文字の漢字変換を行う。ここで漢字変換を行うととも
に、複数の漢字変換した候補を複数表示して利用者が選
択して確定するようにしてもよい。
【0050】次のS352「取り消し?」の判断では、
最新の変換された文字を取消すか否かの判断を行ってい
る。もし取消さない場合にはS348に分岐して漢字変
換の確定の判断に進み、取消す場合には変換を取消して
S350へ戻り、再び文字の選択を行う。
【0051】S354の判断で文字入力を継続する場合
にはS340へ分岐して再び文字の入力を行い、全ての
入力が終了した場合には確定スイッチ38又はタッチパ
ネル28上に示されている確定ボタンを押してS356
「候補文字として追加」に進む。
【0052】S356では、今回入力した文字列を新た
な文字候補として従来から記憶している文字候補列に加
えて記憶する。そしてS332に進み、合成処理と合成
表示を行う。
【0053】S315にて「文字選択」を設定すると、
プログラムはS360「候補文字順位決定」に進む。S
360では、合成用テンプレートに応じた文字列の候補
列を表示する順位を決定する処理を行う。表示する候補
列は、使用頻度が高いものから順に表示しておくと利用
者が選択し易くなるので、常に使用頻度に応じて表示す
る順位を変更する。
【0054】例えば、合成用テンプレート画像54が図
4に示す図柄である場合には、原画像52と合成する定
型メッセージ56の候補文字列は「Congratulation!
」、「Dance Party 」、「Masquerade」…が順次表示
されるので、利用者はその定型メッセージ56の候補文
字列の中から選択することが可能となる。また、合成用
テンプレート画像54が図5に示す門松の図柄である場
合には、候補文字列は「今年もよろしく」、「賀正」、
「迎春」…が表示される。
【0055】表示順位が決定したら、次のS362「候
補文字・カーソル表示」に進み、候補文字列を使用頻度
順に表示し、最初は使用頻度の最も高い文字列にカーソ
ルをかけておく。
【0056】次のS364「確定?」では、現在カーソ
ルがかかっている文字列を選択確定するか否かの判断を
行っている。現在カーソルがかかっている文字列を選択
確定する場合には確定スイッチ38を押すことによって
プログラムはS370「候補文字順位計算」に進み、確
定スイッチ38が押されない場合にはS366「カーソ
ル移動?」に分岐する。
【0057】S366では、カーソルレバー36によっ
てカーソルの移動が指定されたか否かの判断を行ってい
る。もし、カーソルの移動が指示されていない場合には
S364に戻り、カーソルの移動が指示された場合には
S368「カーソル移動」に進む。
【0058】S368では、カーソルレバー36によっ
て指定された文字列にカーソルを移動する処理を行い、
S362に戻り表示を更新する。
【0059】S370では今回確定した文字列の使用回
数に1を加算する処理を行い、定型メッセージ記憶手段
であるハードディスクドライブ44に更新して記憶す
る。
【0060】上記の説明では、合成する定型メッセージ
の候補列が一度に複数表示され、その候補列の中からカ
ーソルを移動して選択する方法を示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、合成する定型メッセージ
の候補が1つ表示され、カーソルレバー36を操作する
毎に表示されている定型メッセージが次の候補に更新さ
れる方法を用いても本発明の目的は達成される。
【0061】また、直接入力した文字又は選択した文字
列の文字データは、透明GIFに代表される文字部分だ
けのビットマップデータまたはベクトルデータにしてお
くと、背景のテンプレート画像や原画像52が見やすく
なる。
【0062】上記説明では、手書き文字の原稿を読み込
ませて入力する場合を例に説明したが、これと同様の手
法により、手書きのイラストや絵の入力も可能である。
また、文字合成画像出力装置10はモデム45を有して
おり、公衆回線50に接続が可能である。従って利用者
は、図示せぬ携帯電話機や携帯情報端末等の外部機器
(以下、ユーザー端末という)から文字入力を行い、文
字合成画像出力装置10に公衆回線50を経由して文字
データを送信して、文字合成画像出力装置10に文字入
力を行うことも可能となっている。
【0063】文字合成画像出力装置10が公衆回線50
を介して文字データを受信した場合には、文字コードを
解読して文字情報列に展開し、合成用テンプレート画像
54中の所定の文字記入エリアに前記文字情報列を合成
する。合成により得られた画像はプリンタによって印画
処理されプリントアウトされる。
【0064】上記実施の形態では、文字が合成された画
像をプリンタ22、23によってプリントアウトする場
合を例に述べたが、合成画像を出力する手段はプリンタ
に限られない。例えば、出力手段の他の態様として、合
成によって得られた画像を示すデータをリムーバブルメ
ディア(持ち運び自在な外部記憶媒体)に書き込む手段
でもよいし、また、ネットワークを通じてサーバー等に
データをアップロードするようなデータ転送手段(通信
手段)でもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る文字合
成画像出力装置によれば、複数のテンプレート画像にそ
れぞれ適した複数の定型メッセージを記憶するメッセー
ジ記憶手段と、少なくとも前記定型メッセージを表示す
る表示手段と、前記テンプレート画像記憶手段から原画
像と合成するテンプレート画像を選択するテンプレート
画像選択手段と、前記テンプレート画像選択手段によっ
てテンプレート画像が選択されると、該テンプレート画
像に適した定型メッセージを前記メッセージ記憶手段か
ら1つずつ又は複数読み出し、その読み出した定型メッ
セージを前記表示手段に1つずつ又は一覧表示させて所
望の定型メッセージを選択するメッセージ選択手段と、
前記画像入力手段によって入力した原画像と前記テンプ
レート画像選択手段によって選択したテンプレート画像
と前記メッセージ選択手段によって選択した定型メッセ
ージとを合成して合成画像を作成する合成手段とを備え
たので、専用の文字入力装置を必要とせず省スペース化
を達成でき、誰でも簡単に所望のメッセージ文字を合成
画像に入力することが可能となる。
【0066】また、他の発明の形態によれば、原画像を
入力するステップと、テンプレート記憶手段に記憶され
た複数のテンプレート画像から原画像と合成するテンプ
レート画像を選択するステップと、前記選択したテンプ
レート画像に基づいて複数の定型メッセージを記憶する
メッセージ記憶手段から該テンプレート画像に適した定
型メッセージを読み出して表示手段に表示するステップ
と、前記表示手段に順次又は一覧表示された複数の定型
メッセージのうちから所望の定型メッセージを選択する
ステップと、前記入力された原画像と前記選択したテン
プレート画像と定型メッセージとを合成して合成画像を
作成するステップと、前記合成画像をプリンタ又は記憶
媒体に出力するステップとを含むので、専用の文字入力
装置を必要とせず省スペース化を達成でき誰でも簡単に
所望のメッセージ文字を合成画像に入力することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された文字合成画像出力装置の外
観斜視図
【図2】図1に示す文字合成画像出力装置のシステム構
成を示すブロック図
【図3】文字の合成処理の手順を示すフローチャート
【図4】原画像と合成用のテンプレートと候補文字列と
の合成状態を示す図
【図5】原画像と合成用のテンプレートと候補文字列と
の合成状態を示す図
【符号の説明】
10…文字合成画像出力装置、12…フラットベットス
キャナー(画像入力手段、文字入力手段)、14…表示
手段、16…フロッピーディスクドライブ(画像入力手
段)、22、23…プリンタ、25…筐体、28…タッ
チパネル(入力手段)、34…入力手段、40…画像処
理コントロール部、42…SCSIインターフェース部
(出力手段)、44…ハードディスクドライブ(テンプ
レート画像記憶手段、定型メッセージ記憶手段)、46
…CPU(合成手段、メッセージ選択手段、テンプレー
ト画像出力手段)、52…原画像、54…テンプレート
画像、56…定型メッセージ(文字画像)、58…合成
画像、60…候補文字・カーソル表示

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を入力する画像入力手段と、 複数のテンプレート画像を記憶するテンプレート画像記
    憶手段と、 各テンプレート画像にそれぞれ適した複数の定型メッセ
    ージを記憶するメッセージ記憶手段と、 少なくとも前記定型メッセージを表示する表示手段と、 前記テンプレート画像記憶手段から原画像と合成するテ
    ンプレート画像を選択するテンプレート画像選択手段
    と、 前記テンプレート画像選択手段によってテンプレート画
    像が選択されると、該テンプレート画像に適した定型メ
    ッセージを前記メッセージ記憶手段から1つずつ又は複
    数読み出し、その読み出した定型メッセージを前記表示
    手段に1つずつ又は一覧表示させて所望の定型メッセー
    ジを選択するメッセージ選択手段と、 前記画像入力手段によって入力した原画像と前記テンプ
    レート画像選択手段によって選択したテンプレート画像
    と前記メッセージ選択手段によって選択した定型メッセ
    ージとを合成して合成画像を作成する合成手段と、 前記合成手段によって合成した合成画像をプリンタ又は
    記憶媒体に出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とする文字合成画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記メッセージ選択手段は、複数の定型
    メッセージを使用頻度の高い順番に前記表示手段に表示
    させることを特徴とする請求項1の文字合成画像出力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記合成手段は、選択した文字の表示位
    置を選択することが可能であることを特徴とする請求項
    1又は2の文字合成画像出力装置。
  4. 【請求項4】 文字を入力する文字入力手段と、 前記メッセージ記憶手段は、前記入力された文字を新た
    な定型メッセージとして登録して記憶することを特徴と
    する請求項1、2又は3の文字合成画像出力装置。
  5. 【請求項5】 原画像を入力するステップと、 テンプレート記憶手段に記憶された複数のテンプレート
    画像から原画像と合成するテンプレート画像を選択する
    ステップと、 前記選択したテンプレート画像に基づいて複数の定型メ
    ッセージを記憶するメッセージ記憶手段から該テンプレ
    ート画像に適した定型メッセージを読み出して表示手段
    に表示するステップと、 前記表示手段に順次又は一覧表示された複数の定型メッ
    セージのうちから所望の定型メッセージを選択するステ
    ップと、 前記入力された原画像と前記選択したテンプレート画像
    と定型メッセージとを合成して合成画像を作成するステ
    ップと、 前記合成画像をプリンタ又は記憶媒体に出力するステッ
    プと、 を含むことを特徴とする文字合成画像出力方法。
  6. 【請求項6】 前記表示するステップは、複数の定型メ
    ッセージを使用頻度が高い順番に表示することを特徴と
    する請求項5の文字合成画像出力方法。
  7. 【請求項7】 前記合成画像を作成するステップは、選
    択した文字の表示位置を選択することが可能であること
    を特徴とする請求項5又は6の文字合成画像出力方法。
  8. 【請求項8】 文字を入力するステップと、 前記入力された文字を新たな定型メッセージとして登録
    して記憶するステップと、 を備えたことを特徴とする請求項5、6又は7の文字合
    成画像出力方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021733A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Casio Comput Co Ltd 画像ファイル生成装置、及び、画像ファイル生成プログラム

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JP2009021733A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Casio Comput Co Ltd 画像ファイル生成装置、及び、画像ファイル生成プログラム

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