JP2001077195A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
ることができ、配線を伝播する信号の遅延や配線からの
発熱を大幅に低減することができる半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 下層配線1上に層間絶縁膜2を形成し、
その上に上層配線3を形成し、層間絶縁膜2に形成され
た接続孔4に埋め込まれたプラグ5を介して下層配線1
と上層配線3とを電気的に接続する半導体装置におい
て、接続孔4の内部の下層配線1にほぼ逆円錐状の凹部
1aまたは円錐状の凸部を形成し、下層配線1とプラグ
5との接触面積を増加させる。
Description
し、特に、多層配線を有する半導体集積回路装置に適用
して好適なものである。
伴って配線技術は、益々微細化および多層化の方向に向
かっている。例えば、設計ルールが0.18μmクラス
の論理LSIでは、配線を6層以上に多層化することが
必要と言われている。このため、半導体集積回路装置の
製造プロセスにおける多層配線プロセスの重要性はより
高くなっている。
層化の進展により、新たな問題が発生している。すなわ
ち、配線の微細化および多層化の進展に伴い、上下層の
配線同士を電気的に接続するための構造が必要になって
きた。この上下層の配線同士を電気的に接続するための
局部的な配線は通常、プラグと呼ばれる。このプラグが
必要になったのは、従来は、下層配線上に形成した層間
絶縁膜に接続孔と呼ばれる開口部を形成した後、その上
層に金属膜を成膜すれば、接続孔内への金属膜の埋め込
みと上層配線の形成とを同時に達成することができた
が、半導体集積回路装置の素子の微細化に伴い、接続孔
の径が益々小さくなり、一方、層間絶縁膜の厚さは薄く
なることはないので、接続孔自体のアスペクト比は大き
くなる一方で、従来の成膜方法では、接続孔内への金属
膜の埋め込みと上層配線の形成とを同時に達成すること
が困難となったためである。
す。図7に示すように、この例では、図示省略した半導
体基板上に下層配線101が形成され、その上に層間絶
縁膜102が形成され、さらにその上に上層配線103
が形成されている。層間絶縁膜102には接続孔104
が形成され、この接続孔104にプラグ105が埋め込
まれている。そして、このプラグ105を介して下層配
線101と上層配線103とが電気的に接続されてい
る。
示す構造においては、プラグを形成しないで上層配線を
下層配線に直接接触させる場合には金属同士の接触面は
一面であるのに比べて、金属同士の接触面が下層配線1
01とプラグ105との接触面と上層配線103とプラ
グ105との接触面との二面になり、金属同士の接触面
の数は2倍に増える。このため、これらの接触面におけ
る接触抵抗が増加し、配線を伝播する信号の遅延や配線
からの発熱を招くという問題をもたらす。
含まれる今後の重要課題である。
ということについては、色々な議論がある。シリコン
(Si)を用いたULSIの限界について述べると、
1)動作限界、2)加工の限界、3)放熱の問題、など
がある。これらは良く言われる物理的限界である。
理的限界である。すなわち、Si中のキャリアが統計物
理で支配される領域から、量子力学で支配される領域に
遷移することによるものである。
0.07μm位で物理的限界にくるというものである。
これには、たとえ物理的には微細加工が可能となっても
そのための開発コストが天文学的なものとなり、工業的
に成り立たないという経済的限界の問題も含まれる。
えて、最近、特に言われている。これは信号処理量の限
界でもある。言い換えると、今のペースで信号処理量が
増えていくと、配線での発熱により、LSIの限界が決
まるというものである。
多層化の進展に伴い、上下層の配線の接触抵抗が増える
ということは、それだけ発熱が増えるということであ
り、ULSIの限界にまで遡る重要課題である。したが
って、多層配線におけるプラグと配線との接触抵抗を減
少させることは、今後の半導体集積回路装置の製造にお
いて大いに望まれていた。
配線との接触抵抗の大幅な低減を図ることができ、配線
を伝播する信号の遅延や配線からの発熱を大幅に低減す
ることができる半導体装置を提供することにある。
に、この発明の第1の発明は、第1の導電層と、第1の
導電層上の層間絶縁膜と、層間絶縁膜上の第2の導電層
とを有し、層間絶縁膜に形成された接続孔に埋め込まれ
た導電材料を介して第1の導電層と第2の導電層とが電
気的に接続された半導体装置において、接続孔の内部の
第1の導電層がほぼ逆円錐状の凹部を有することを特徴
とする半導体装置である。
と、第1の導電層上の層間絶縁膜と、層間絶縁膜上の第
2の導電層とを有し、層間絶縁膜に形成された接続孔に
埋め込まれた導電材料を介して第1の導電層と第2の導
電層とが電気的に接続された半導体装置において、接続
孔の内部の第1の導電層がほぼ円錐状の凸部を有するこ
とを特徴とする半導体装置である。
と、第1の導電層上の層間絶縁膜と、層間絶縁膜上の第
2の導電層とを有し、層間絶縁膜に形成された接続孔に
埋め込まれた導電材料を介して第1の導電層と第2の導
電層とが電気的に接続された半導体装置において、接続
孔の内部の第1の導電層に少なくとも一つの凹部または
凸部が設けられており、第1の導電層と接続孔に埋め込
まれた導電材料との接触面積が接続孔の断面積の1.5
倍以上であることを特徴とする半導体装置である。
は、好適には、第1の導電層と接続孔に埋め込まれた導
電材料との接触面積は接続孔の断面積の1.5倍以上で
あり、より好適には、2倍以上である。また、この発明
の第3の発明においては、好適には、第1の導電層と接
続孔に埋め込まれた導電材料との接触面積は接続孔の断
面積の2倍以上である。
電層は下層配線であり、第2の導電層は上層配線であ
る。
導電材料としては、例えば、タングステン(W)、銅
(Cu)、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、
チタン(Ti)、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、
銀(Ag)、金(Au)、ハフニウム(Hf)、ジルコ
ニウム(Zr)などのうちから選ばれた少なくとも一種
類以上の金属が用いられる。また、第1の導電層および
第2の導電層の材料としては、例えば、AlまたはAl
合金などのほか、Cuなどが用いられる。
発明においては、接続孔の内部の第1の導電層がほぼ逆
円錐状の凹部を有することにより、第1の導電層と接続
孔の内部に埋め込まれた導電材料、すなわちプラグとの
接触面積は、従来に比べて少なくともその円錐面の面積
分だけ増加し、円錐の頂角にもよるが、通常は、接続孔
の断面積の1.5倍以上にすることができ、したがって
プラグと第1の導電層、例えば下層配線との接触抵抗を
従来に比べて大幅に低減することができる。
発明においては、接続孔の内部の第1の導電層がほぼ円
錐状の凸部を有することにより、第1の導電層と接続孔
の内部に埋め込まれた導電材料、すなわちプラグとの接
触面積は、従来に比べて少なくともその円錐面の面積分
だけ増加し、円錐の頂角にもよるが、通常は、接続孔の
断面積の1.5倍以上にすることができ、したがってプ
ラグと第1の導電層、例えば下層配線との接触抵抗を従
来に比べて大幅に低減することができる。
発明においては、接続孔の内部の第1の導電層に少なく
とも一つの凹部または凸部が設けられており、第1の導
電層と接続孔の内部に埋め込まれた導電材料、すなわち
プラグとの接触面積が接続孔の断面積の1.5倍以上に
なっているので、プラグと第1の導電層、例えば下層配
線との接触抵抗を従来に比べて大幅に低減することがで
きる。
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
導体集積回路装置、特にその多層配線の接続部分を示
す。
置においては、あらかじめ素子などが形成された図示省
略したSi基板のような半導体基板上に下層配線1が形
成され、その上に層間絶縁膜2が形成され、さらにその
上に上層配線3が形成されている。層間絶縁膜2には円
柱状の接続孔4が形成され、この接続孔4にプラグ5が
埋め込まれている。そして、このプラグ5を介して下層
配線1と上層配線3とが電気的に接続されている。これ
らの下層配線1および上層配線3はいずれも例えばAl
合金からなり、プラグ5は例えばWからなる。
は逆円錐状の凹部1aが形成されている。この逆円錐状
の凹部1aの最上部の直径は接続孔4の直径と等しい。
接続孔4の寸法の一例を挙げると、直径は0.3μm、
深さは1.0μmである。ここで、接続孔4の半径、し
たがって凹部1aの最上部の半径をR、凹部1aの深さ
をHとすると、凹部5aの内面の面積は2πR×(R2
+H2 )1/2 となる。接続孔4の断面積はπR2 である
から、プラグ5と下層配線1との接触面積は、図7に示
す従来の場合に比べて、2πR×(R2 +H2 )1/2 /
πR2 倍となり、例えば、現実的な寸法比率としてH=
R/3の場合(この場合、接続孔4の直径を0.3μm
とすると、R=0.15μm、H=0.05μmとな
る)を考えると約2.1倍となる。この結果、図7に示
す従来の場合には、プラグ105と下層配線101との
接触抵抗は約40μΩであったのに対し、この第1の実
施形態においては、プラグ5と下層配線1との接触抵抗
は約20μΩと約半分に低減された。
実施形態による半導体集積回路装置の製造方法について
説明する。
などが形成された図示省略したSi基板のような半導体
基板上に下層配線1を形成する。次に、この下層配線1
を覆うように基板全面に層間絶縁膜2を成膜する。次
に、この層間絶縁膜2上にリソグラフィーにより所定形
状のレジストパターン6を形成する。
してドライエッチング法、具体的には例えば反応性イオ
ンエッチング(RIE)法により層間絶縁膜2を下記条
件でジャストエッチングまでエッチングし、接続孔4を
形成する。
=20/200/200/20sccm 圧力 : 5Pa 電力密度: 4.2W/cm2 接続孔4が形成されて下層配線1の上部が露出し、いわ
ゆるオーバーエッチング条件になったときは、以下の条
件でエッチングを行う。
/200/200sccm 圧力 : 5Pa 電力密度: 3.5W/cm2 ここで、エッチングガスをC4 F8 /Ar/CO/O2
からC4 F8 /Ar/COに変更し、電力密度を4.2
W/cm2 から3.5W/cm2 に低下させたのは、堆
積物をエッチング面に堆積させながらエッチングを行う
ためであり、接続孔5の側壁に近い方ほどイオンの照射
を受けないので、堆積物が取れにくく、エッチングが進
まないからである。このため、接続孔4の内部の下層配
線1に、上に開いた円錐状、すなわち逆円錐状の凹部1
aが形成される。
図3に示すように、減圧CVD法によりWF6 ガスのシ
ラン還元法と水素還元法との組み合わせで基板全面にW
膜7を成膜し、接続孔4を埋める。
W膜7を研磨することにより、接続孔4の内部にのみW
膜7を残す。これによって、図4に示すように、接続孔
4内にWからなるプラグ5が形成される。
によりAl合金膜を成膜した後、このAl合金膜をエッ
チングにより配線形状にパターニングする。これによっ
て、図1に示すように、上層配線3が、プラグ5を介し
て下層配線1に接続されて形成される。
縁膜の形成などの必要な工程を実行し、目的とする半導
体集積回路装置を製造する。
ば、接続孔4の内部の下層配線1に逆円錐状の凹部1a
が形成されていることにより、プラグ5と下層配線1と
の接触面積を従来に比べて例えば2倍以上に大きくする
ことができ、したがってプラグ5と下層配線1との接触
抵抗を従来に比べて1/2以下に低減することができ
る。このため、配線を伝播する信号の遅延や発熱を少な
くすることができる。
ば、次世代の高密度メモリー搭載論理LSIなどに適用
して好適なものである。
導体集積回路装置について説明する。
施形態においてWにより形成したプラグ5をCuにより
形成する。このCuからなるプラグ5を形成するには、
接続孔4および下層配線1の凹部1aを形成した後、あ
らかじめシード層となるCu膜をスパッタリング法など
のPVD法により基板全面に形成した上でその上に例え
ば硫酸銅溶液とCuアノードとを用いた電解メッキ法に
よりCu膜を成膜し、このCu膜をCMP法により研磨
して接続孔4内にのみ残せばよい。
態と同様であるので、説明を省略する。
内部における下層配線1に逆円錐状の凹部1aが形成さ
れていることにより、プラグ5と下層配線1との接触面
積を従来に比べて例えば2倍以上に大きくすることがで
き、したがってプラグ5と下層配線1との接触抵抗を1
/2以下に低減することができることに加えて、プラグ
5が抵抗率の低いCuで形成されていることにより、プ
ラグ5と下層配線1との接触抵抗を従来の約30μΩに
対して約15μΩに低減することができる。このため、
配線を伝播する信号の遅延や発熱をより一層少なくする
ことができる。
導体集積回路装置、特にその多層配線の接続部分を示
す。
置においては、あらかじめ素子などが形成された図示省
略したSi基板のような半導体基板上に下層配線1が形
成され、その上に層間絶縁膜2が形成され、さらにその
上に上層配線3が形成されている。層間絶縁膜2には円
柱状の接続孔4が形成され、この接続孔4にプラグ5が
埋め込まれている。そして、このプラグ5を介して下層
配線1と上層配線3とが電気的に接続されている。これ
らの下層配線1および上層配線3はいずれも例えばAl
合金からなり、プラグ5は例えばWからなる。
は円錐状の凸部1bが形成されている。この円錐状の凸
部1bの最下部の直径は接続孔4の直径と等しい。ここ
で、接続孔4の半径、したがって凸部1bの最下部の半
径をR、凸部1bの高さをH、下層配線1と層間絶縁膜
2との界面から凸部1bの最下部までの深さをhとする
と、凸部1bの円錐面の面積は2πR×(R2 +H2 )
1/2 となり、高さhの部分の円周面の面積は2πR×h
となる。接続孔4の断面積はπR2 であるから、接続孔
4の内部の下層配線1の表面積は、図7に示す従来の場
合に比べて、〔2πR×(R2 +H2 )1/2 +2πR×
h〕/πR2 倍となり、例えば、現実的な寸法比率とし
てH=R/3の場合を考え、さらにH=hとすると、従
来に比べて約2.8倍となる。この結果、図7に示す従
来の場合には、プラグ105と下層配線101との接触
抵抗は約40μΩであったのに対し、この第1の実施形
態においては、プラグ5と下層配線1との接触抵抗は約
15μΩと大幅に低減された。
実施形態による半導体集積回路装置の製造方法について
説明する。
絶縁膜2上へのレジストパターン6の形成まで行う。
してドライエッチング法、具体的には例えばRIE法に
より層間絶縁膜2を下記条件でジャストエッチングまで
エッチングし、接続孔4を形成する。
=20/200/200/20sccm 圧力 : 5Pa 電力密度: 4.2W/cm2 接続孔4が形成されて下層配線1の上部が露出し、いわ
ゆるオーバーエッチング条件になったときは、以下の条
件でエッチングを行う。
/200/200sccm 圧力 : 3Pa 電力密度: 5.5W/cm2 ここで、エッチングガスをC4 F8 /Ar/CO/O2
からC4 F8 /Ar/COに変更し、電力密度を4.2
W/cm2 から5.5W/cm2 に増加させたのは、イ
オン性を強くし、接続孔4の内部の下層配線1に円錐状
の形状を作るためである。
下層配線1に、円錐状の凸部1bが形成される。
減圧CVD法によりWF6 ガスのシラン還元法と水素還
元法との組み合わせで基板全面にW膜7を成膜する。
とにより、接続孔4の内部にのみW膜7を残す。これに
よって、接続孔4内にWからなるプラグ5が形成され
る。
によりAl合金膜を成膜した後、このAl合金膜をエッ
チングにより配線形状にパターニングする。これによっ
て、図1に示すように、上層配線3が、プラグ5を介し
て下層配線1に接続されて形成される。
縁膜の形成などの必要な工程を実行し、目的とする半導
体集積回路装置を製造する。
ば、接続孔4の内部の下層配線1に円錐状の凸部1bが
形成されていることにより、プラグ5と下層配線1との
接触面積を従来に比べて例えば2.8倍以上に大きくす
ることができ、プラグ5と下層配線1との接触抵抗を1
/2.8倍以下に低減することができる。このため、配
線を伝播する信号の遅延や発熱をより一層少なくするこ
とができる。
導体集積回路装置について説明する。
施形態においてWにより形成したプラグ5をCuにより
形成する。このCuからなるプラグ5を形成するには、
接続孔5および下層配線1の凸部1bを形成した後、あ
らかじめシード層となるCu膜をスパッタリング法など
のPVD法により基板全面に形成した上でその上に例え
ば硫酸銅溶液とCuアノードとを用いた電解メッキ法に
よりCu膜を成膜し、このCu膜をCMP法により研磨
して接続孔4内にのみ残せばよい。
態と同様であるので、説明を省略する。
内部の下層配線1に円錐状の凸部1bが形成されている
ことにより、プラグ5と下層配線1との接触面積を従来
に比べて例えば2.8倍以上に大きくすることができ、
したがってプラグ5と下層配線1との接触抵抗を1/
2.8以下に低減することができることに加えて、プラ
グ5が抵抗率の低いCuで形成されていることにより、
プラグ5と下層配線1との接触抵抗を従来の約30μΩ
に対して約11μΩに低減することができる。このた
め、配線を伝播する信号の遅延や発熱をより一層少なく
することができる。
導体集積回路装置、特にその多層配線の接続部分を示
す。
置においては、あらかじめ素子などが形成された図示省
略したSi基板のような半導体基板上に下層配線1が形
成され、その上に層間絶縁膜2が形成され、さらにその
上に上層配線3が形成されている。層間絶縁膜2には円
柱状の接続孔4が形成され、この接続孔4にプラグ5が
埋め込まれている。そして、このプラグ5を介して下層
配線1と上層配線3とが電気的に接続されている。これ
らの下層配線1および上層配線3はいずれも例えばAl
合金からなり、プラグ5は例えばWからなる。
は多数、例えば数個から数十個程度の微小、例えば0.
01〜0.1μmのオーダーの凹凸1cが形成されてい
る。そして、接続孔4の内部の下層配線1に凹凸1cが
形成されていることにより、プラグ5と下層配線1との
接触面積は、図7に示す従来の場合に比べて、1.5倍
以上、好適には2倍以上となっている。
実施形態による半導体集積回路装置の製造方法について
説明する。
絶縁膜2上へのレジストパターン6の形成まで行う。
してドライエッチング法、具体的には例えばRIE法に
より層間絶縁膜2を下記条件でジャストエッチングまで
エッチングし、接続孔5を形成する。
=20/200/200/20sccm 圧力 : 5Pa 電力密度: 4.2W/cm2 接続孔4が形成されて下層配線1の上部が露出し、いわ
ゆるオーバーエッチング条件になったときは、以下の条
件でエッチングを行う。
/200/100sccm 圧力 : 3Pa 電力密度: 5.5W/cm2 ここで、エッチングガスをC4 F8 /Ar/CO/O2
からC4 F8 /Ar/COにその流量とともに変更し、
さらに圧力を5Paから3Paに低下させ、電力密度を
4.2W/cm2 から5.5W/cm2 に増加させたの
は、イオン性を強くし、接続孔4の内部の下層配線1の
表面を凹凸にするためである。
下層配線1の表面に微小な凹凸1cが多数形成される。
図3に示すように、減圧CVD法によりWF6 ガスのシ
ラン還元法と水素還元法との組み合わせで基板全面にW
膜7を成膜し、接続孔4を埋める。
とにより、接続孔4の内部にのみW膜7を残す。これに
よって、図6に示すように、接続孔5内にWからなるプ
ラグ5が形成される。
によりAl合金膜を成膜した後、このAl合金膜をエッ
チングにより配線形状にパターニングする。これによっ
て、図1に示すように、上層配線3が、プラグ5を介し
て下層配線1に接続されて形成される。
縁膜の形成などの必要な工程を実行し、目的とする半導
体集積回路装置を製造する。
ば、接続孔4の内部の下層配線1に多数の微小な凹凸1
cが形成されていることにより、プラグ5と下層配線1
との接触面積を従来に比べて例えば1.5倍以上に大き
くすることができ、したがってプラグ5と下層配線1と
の接触抵抗を従来に比べて2/3以下に低減することが
できる。このため、配線を伝播する信号の遅延や発熱を
少なくすることができる。
たが、この発明は、上述の実施形態に限定されるもので
はなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可
能である。
おいて挙げた数値、構造、形状、材料、成膜方法、プロ
セスなどはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これ
らと異なる数値、構造、形状、材料、成膜方法、プロセ
スなどを用いることも可能である。
態においては、逆円錐状の凹部1aの最上部は下層配線
1と層間絶縁膜2との界面とほぼ同一の高さにあるが、
例えば図1において一点鎖線で示すように、接続孔4の
内部の下層配線1の上部を所定深さまて接続孔4と同一
の形状とし、その下部に逆円錐状の凹部を形成するよう
にしてもよい。
ば、接続孔の内部の第1の導電層がほぼ逆円錐状の凹部
あるいは円錐状の凸部を有し、あるいは、接続孔の内部
の第1の導電層に少なくとも一つの凹部または凸部が設
けられていることにより、第1の導電層と接続孔に埋め
込まれた導電材料との接触面積を従来に比べて例えば
1.5倍以上に増加させることができ、したがって第1
の導電層と接続孔に埋め込まれた導電材料との接触抵抗
の大幅な低減を図ることができ、配線を伝播する信号の
遅延や配線からの発熱を大幅に低減することができる。
路装置の要部を示す断面図である。
路装置の製造方法を説明するための断面図である。
路装置の製造方法を説明するための断面図である。
路装置の製造方法を説明するための断面図である。
路装置の要部を示す断面図である。
路装置の要部を示す断面図である。
1c・・・凹凸、2・・・層間絶縁膜、3・・・上層配
線、4・・・接続孔、5・・・プラグ
Claims (6)
- 【請求項1】 第1の導電層と、 上記第1の導電層上の層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜上の第2の導電層とを有し、 上記層間絶縁膜に形成された接続孔に埋め込まれた導電
材料を介して上記第1の導電層と上記第2の導電層とが
電気的に接続された半導体装置において、 上記接続孔の内部の上記第1の導電層がほぼ逆円錐状の
凹部を有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 上記第1の導電層は下層配線であり、上
記第2の導電層は上層配線であることを特徴とする請求
項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 第1の導電層と、 上記第1の導電層上の層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜上の第2の導電層とを有し、 上記層間絶縁膜に形成された接続孔に埋め込まれた導電
材料を介して上記第1の導電層と上記第2の導電層とが
電気的に接続された半導体装置において、 上記接続孔の内部の上記第1の導電層がほぼ円錐状の凸
部を有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 上記第1の導電層は下層配線であり、上
記第2の導電層は上層配線であることを特徴とする請求
項3記載の半導体装置。 - 【請求項5】 第1の導電層と、 上記第1の導電層上の層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜上の第2の導電層とを有し、 上記層間絶縁膜に形成された接続孔に埋め込まれた導電
材料を介して上記第1の導電層と上記第2の導電層とが
電気的に接続された半導体装置において、 上記接続孔の内部の上記第1の導電層に少なくとも一つ
の凹部または凸部が設けられており、 上記第1の導電層と上記接続孔に埋め込まれた上記導電
材料との接触面積が上記接続孔の断面積の1.5倍以上
であることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 上記第1の導電層は下層配線であり、上
記第2の導電層は上層配線であることを特徴とする請求
項5記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25310099A JP2001077195A (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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