JP2001077192A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001077192A
JP2001077192A JP24543999A JP24543999A JP2001077192A JP 2001077192 A JP2001077192 A JP 2001077192A JP 24543999 A JP24543999 A JP 24543999A JP 24543999 A JP24543999 A JP 24543999A JP 2001077192 A JP2001077192 A JP 2001077192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
sin
semiconductor device
etching stopper
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24543999A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyoshi Kito
英至 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP24543999A priority Critical patent/JP2001077192A/ja
Publication of JP2001077192A publication Critical patent/JP2001077192A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比誘電率が6程度以下で、しかも配線工程と
の整合性も良いCuの拡散防止層および/またはエッチ
ングストッパー層を有する半導体装置およびその製造方
法を提供する。 【解決手段】 半導体装置において、Cuの拡散防止層
および/またはエッチングストッパー層として、Si/
N組成比が0.75以下のP−SiN膜12またはP−
SiON膜を用いる。HMDS処理などにより表面にN
−H基を生成したP−SiO膜などの非SiN系絶縁膜
をCuの拡散防止層および/またはエッチングストッパ
ー層として用いてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置およ
びその製造方法に関し、例えば、Cu(銅)系の配線を
用いる半導体装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIにおける配線としてCu配
線の適用が活発化している。このCu配線の配線構造の
一例としていわゆるデュアルダマシン(dual damascen
e) 構造を図8に示す。図8に示すように、この配線構
造においては、図示省略した基板上に、それぞれプラズ
マCVD法により、P−SiN膜101、P−SiO膜
102、P−SiN膜103およびP−SiO膜104
を順次形成する。ここで、「P−」はプラズマCVD法
により形成された膜であることを意味する。次に、P−
SiO膜104の所定部分をドライエッチングによりエ
ッチングして配線溝105を形成した後、この配線溝1
05内のP−SiN膜103およびP−SiO膜102
の所定部分をドライエッチングにより順次エッチングし
て接続孔106を形成する。次に、これらの配線溝10
5および接続孔106内にバリア層としてTaN膜10
7を形成した後、このTaN膜107を介して配線溝1
05および接続孔106内にCu配線108を埋め込
む。この後、このCu配線108の上層にCuの拡散防
止層としてP−SiN膜109を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す従来の配線構造においては、Cuの拡散防止層また
はドライエッチング時のエッチングストッパー層として
用いられるP−SiN膜101、103、109の比誘
電率は、一般に約7〜8と大きいため、LSIの処理速
度や消費電力に影響を及ぼす配線容量の増加が問題とな
ってきている。一方、従来より層間絶縁膜として用いら
れてきたP−SiO膜(比誘電率:4.2〜4.3)で
はCuの拡散を防止することができないことが分かって
いる(H.Miyazaki,et al,J.Appl.Phys.81(12),15 June
1997) 。さらに、リンガラス(PSG)はP−SiN並
の時間依存性絶縁破壊(TDDB)の寿命を持つことが
報告されているが(上記文献参照)、吸湿性や熱処理の
問題で配線工程との整合性が劣る。
【0004】以上のような理由により、Cuの拡散防止
層またはエッチングストッパー層として、比誘電率が6
程度以下で、しかも配線工程との整合性の良い膜が求め
られている。
【0005】したがって、この発明の目的は、比誘電率
が6程度以下で、しかも配線工程との整合性の良いCu
の拡散防止層および/またはエッチングストッパー層を
有する半導体装置およびその製造方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来技術が
有する上述の課題を解決するために鋭意検討を行う過程
で、膜中のSi/N組成比を0.75以下として、従来
のP−SiN膜のSi/N組成比(0.8〜1.0)よ
り低減し、Nを膜中に多く導入したP−SiN膜、ある
いは、Si/N組成比が0.75以下のP−SiON膜
を用いることにより、Cuの拡散防止効果を維持しつ
つ、比誘電率6程度以下という飛躍的な低誘電率化を達
成することができ、しかも配線工程との整合性も良いこ
とを見い出した。これは次のような理由によると考えら
れる。
【0007】プラズマCVD法により形成したP−Si
O膜とP−SiN膜とを比較した場合、P−SiO膜中
に主に含まれる結合はSi−O、Si−OH、Si−H
であるのに対し、P−SiN膜中に主に含まれる結合は
Si−N、Si−H、N−Hである。すでに述べたよう
に、P−SiO膜ではCuの拡散を防止することができ
ないのに対し、P−SiN膜ではCuの拡散を防止する
ことができるため、Cuの拡散を防止する効果がある結
合はSi−NやN−Hであることが分かる。また、P−
SiN膜において膜のN含有量を増加させると、膜中の
N−H基が増加し、誘電率を下げることが可能となるこ
とを見い出した。この理由は膜中のN−H基が増加する
ことにより、膜密度が減少するためである。このような
Si/N比が高いP−SiN膜を形成するには、例え
ば、P−SiN膜をプラズマCVD法により形成する際
に原料ガスとして用いるNH3 ガスとSiH4 ガスとの
流量比、すなわちNH3 /SiH4 流量比を大きくすれ
ばよく、このようにすることにより、膜中に従来に比べ
て多くのN−H基を導入することが可能となり、Si/
N組成比が0.75以下のP−SiN膜を形成すること
が可能となる。
【0008】また、上述のSi/N組成比が0.75以
下のP−SiN膜は、P−SiO膜などをドライエッチ
ングする際のエッチングストッパー層としても、従来の
P−SiN膜と同等の性能を有することを見い出した。
【0009】さらに、Si/N組成比が0.75以下の
P−SiON膜も、Si/N組成比が0.75以下のP
−SiN膜と同等の性能を有する。
【0010】一方、本発明者は、上述の知見に基づいて
さらに検討を進めた結果、Cuの拡散防止効果あるいは
エッチングストップ効果を得るためには、必ずしも膜材
料自体がP−SiNである場合に限られず、P−SiO
膜などの非SiN系絶縁膜の表面にN−H基を生成した
ものでもよいという結論に到達した。
【0011】この発明は、本発明者による上記のような
検討に基づいて案出されたものである。
【0012】すなわち、上記課題を解決するために、こ
の発明の第1の発明は、Cuの拡散防止層および/また
はエッチングストッパー層としてSiN膜を用いる半導
体装置において、SiN膜のSi/N組成比が0.75
以下であることを特徴とするものである。
【0013】この発明の第2の発明は、Cuの拡散防止
層および/またはエッチングストッパー層としてSiO
N膜を用いる半導体装置において、SiON膜のSi/
N組成比が0.75以下であることを特徴とするもので
ある。
【0014】この発明の第3の発明は、Cuの拡散防止
層および/またはエッチングストッパー層を用いる半導
体装置において、Cuの拡散防止層および/またはエッ
チングストッパー層として、N−H基を表面に有する非
SiN系絶縁膜を用いたことを特徴とするものである。
【0015】この発明の第4の発明は、Cuの拡散防止
層および/またはエッチングストッパー層として、N−
H基を表面に有する非SiN系絶縁膜を用いる半導体装
置の製造方法であって、非SiN系絶縁膜を形成した
後、非SiN系絶縁膜の表面を処理することによりN−
H基を表面に生成するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0016】この発明において、SiN膜、SiON
膜、非SiN系絶縁膜としてのSiO膜やSiC膜は、
典型的にはプラズマCVD法により形成されるが、塗布
形成されるものであってもよい。
【0017】この発明の第4の発明において、非SiN
系絶縁膜の表面にN−H基を生成するための処理として
は、具体的には、例えばいわゆるHMDS(ヘキサメチ
ルジシラザン)処理のほか、アンモニア(NH3 )ある
いは窒素(N2 )を用いたプラズマ処理などが挙げられ
る。
【0018】上述のように構成されたこの発明の第1お
よび第2の発明によれば、Cuの拡散防止層および/ま
たはエッチングストッパー層として、Si/N組成比が
0.75以下のSiN膜またはSiON膜を用いている
ことにより、従来のP−SiN膜と同等の拡散防止効果
またはエッチングストップ効果を維持しつつ、比誘電率
が6程度以下に低誘電率化することができる。しかも、
吸湿性の問題や熱処理の制約の問題もなく、配線工程と
の整合性も優れている。
【0019】また、上述のように構成されたこの発明の
第3および第4の発明によれば、非SiN系絶縁膜の表
面のN−H基により、Cuの拡散防止効果あるいはエッ
チングストップ効果を得ることができ、しかも非SiN
系絶縁膜としてP−SiO膜などを用いることにより比
誘電率を6程度以下にすることができる。また、配線工
程との整合性も良好とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0021】まず、以下の実施形態において絶縁膜の形
成に用いる成膜装置について説明する。図1にその成膜
装置を示す。
【0022】図1に示すように、この成膜装置において
は、図示省略した真空排気系により真空排気された反応
室1内に平行平板電極の下部電極2および上部電極3が
互いに対向して設置されている。成膜を行う基板4は下
部電極2の上に置かれる。下部電極2は接地され、上部
電極3にRF電圧が印加される。基板4が置かれる下部
電極2はヒーター5により加熱することができるように
なっているが、成膜する膜の膜質の劣化がない限り、で
きるだけ低温で成膜が行われる。成膜用のガスおよびプ
ラズマ処理用のガスはガス導入管6より反応室1内に導
入される。ここで、上部電極3はシャワー電極となって
おり、反応室1内へのガスの導入に際して内部にガスを
均一に分散させることができるようになっている。
【0023】次に、この発明の第1の実施形態によるL
SIの製造方法、特に電極形成工程について説明する。
図2にその方法を示す。
【0024】この第1の実施形態においては、まず、図
2Aに示すように、Siなどからなる半導体基板11上
にP−SiN膜12を形成する。このP−SiN膜12
は、図1に示す成膜装置を用いて下記の条件で成膜し
た。
【0025】 N2 ガス流量:4000sccm SiH4 ガス流量:10sccm NH3 ガス流量:300sccm 圧力:665Pa RF電力:350W 基板温度:350℃ この条件で形成されたP−SiN膜12の屈折率(63
3nm)は1.8、比誘電率は6.0、Si/N組成比
は0.65であった。図3にこのP−SiN膜12の表
面の原子配列を模式的に示す。
【0026】次に、図2Bに示すように、P−SiN膜
12上にCu膜を形成した後、このCu膜をエッチング
によりパターニングしてCu電極13を形成する。
【0027】このようにしてCu電極13を形成した後
に、P−SiN膜12によるCuの拡散防止効果を確認
するためにTDDB測定を行った結果、電界強度0.2
MV/cmでTDDB寿命が10年を超えた。このTD
DB寿命は従来のP−SiN膜と同等である。
【0028】以上のように、この第1の実施形態によれ
ば、Cu電極13の下地絶縁膜としてSi/N組成比が
0.65のP−SiN膜12を用いていることにより、
従来のP−SiN膜と同等のレベルのCuの拡散防止効
果を維持しつつ、P−SiN膜12を比誘電率6に低誘
電率化することができる。このため、LSIの処理速度
の向上および低消費電力化を図ることができる。また、
このP−SiN膜12は配線工程との整合性も従来のP
−SiN膜と同様に良い。
【0029】次に、この発明の第2の実施形態によるL
SIの製造方法、特に配線形成工程について説明する。
図4にその方法を示す。この第2の実施形態は、デュア
ルダマシン配線構造の形成にこの発明を適用した実施形
態である。
【0030】この第2の実施形態においては、まず、図
4Aに示すように、図示省略したSiなどからなる半導
体基板上にP−SiN膜21、P−SiO膜22、P−
SiN膜23、P−SiO膜24およびP−SiN膜2
5を順次形成する。
【0031】P−SiN膜21、23、25は、図1に
示す成膜装置を用いて下記の条件で成膜した。
【0032】 N2 ガス流量:4000sccm SiH4 ガス流量:10sccm NH3 ガス流量:500sccm 圧力:665Pa RF電力:350W 基板温度:350℃ 成膜されたP−SiN膜21、23、25の屈折率(6
33nm)は1.7、比誘電率は5.0、Si/N組成
比は0.55であった。
【0033】次に、P−SiN膜25およびP−SiO
膜24をドライエッチングにより所定形状にパターニン
グすることにより配線溝26を形成する。次に、この配
線溝26内のP−SiN膜23の所定部分をエッチング
除去することにより、開口27を形成する。
【0034】次に、図4Bに示すように、P−SiN膜
23をマスクとしてその開口27の部分のP−SiO膜
22をドライエッチングすることにより接続孔28を形
成する。このドライエッチングは、マグネトロンエッチ
ング装置を用いて下記の条件で行った。
【0035】 Arガス流量:100sccm C4 8 ガス流量:10sccm CO2 ガス流量:60sccm 圧力:5.0Pa RF電力:1450W 基板温度:15℃ このドライエッチングにおいては、P−SiO膜22に
対するP−SiN膜23のエッチング選択比が30%
で、従来のP−SiN膜と同等であるため、P−SiO
膜22のドライエッチング時のエッチングストッパー層
としての機能を十分に有していた。したがって、図4B
に示すようなデュアルダマシン構造を形成することがで
きる。
【0036】この後、図示は省略するが、配線溝26お
よび接続孔28の内にバリア層として例えばTaN膜を
形成し、さらに配線溝26および接続孔28内にCu配
線を埋め込み、その上層にCuの拡散防止層としてSi
/N比が0.75以下のP−SiN膜を形成する。
【0037】以上のように、この第2の実施形態によれ
ば、p−SiO膜22をドライエッチングする際のエッ
チングストッパー層としてSi/N組成比が0.55の
P−SiN膜21、23、25を用いていることによ
り、従来のP−SiN膜と同等のレベルのエッチングス
トップ効果を維持しつつ、P−SiN膜21、23、2
5を比誘電率5に低誘電率化することができる。このた
め、LSIの処理速度の向上および低消費電力化を図る
ことができる。また、これらのP−SiN膜21、2
3、25は配線工程との整合性も従来のP−SiN膜と
同様に良い。
【0038】次に、この発明の第3の実施形態によるL
SIの製造方法、特に電極形成工程について説明する。
図5にその方法を示す。
【0039】この第3の実施形態においては、まず、図
5Aに示すように、Siなどからなる半導体基板31上
にP−SiON膜32を形成する。このP−SiON膜
32は、図1に示す成膜装置を用いて下記の条件で成膜
した。
【0040】 N2 ガス流量:4000sccm SiH4 ガス流量:10sccm NH3 ガス流量:300sccm N2 Oガス流量:100sccm 圧力:665Pa RF電力:350W 基板温度:350℃ この条件で形成されたP−SiON膜32の屈折率(6
33nm)は1.7、比誘電率は5.0、Si/N組成
比は0.7であった。
【0041】次に、図5Bに示すように、P−SiON
膜32上に第1の実施形態と同様にしてCu電極33を
形成する。
【0042】このようにしてCu電極33を形成した後
に、P−SiON膜32によるCuの拡散防止効果を確
認するためにTDDB測定を行った結果、電界強度0.
2MV/cmでTDDB寿命が10年を超えた。このT
DDB寿命は従来のP−SiN膜と同等である。
【0043】以上のように、この第3の実施形態によれ
ば、Cu電極33の下地絶縁膜としてSi/N組成比が
0.7のP−SiON膜32を用いていることにより、
従来のP−SiN膜と同等のレベルのCuの拡散防止効
果を維持しつつ、P−SiON膜32を比誘電率5に低
誘電率化することができる。このため、LSIの処理速
度の向上および低消費電力化を図ることができる。
【0044】次に、この発明の第4の実施形態によるL
SIの製造方法、特に電極形成工程について説明する。
図6にその方法を示す。
【0045】この第4の実施形態においては、まず、図
6Aに示すように、Siなどからなる半導体基板41上
にP−SiO膜42を形成する。次に、このP−SiO
膜42の表面にHMDS処理やアンモニアプラズマ処理
などを施すことにより、その表面にN−H結合を生成す
る。図7にこのN−H結合が生成されたP−SiO膜4
2の表面の原子配列を模式的に示す。
【0046】この後、図6Bに示すように、表面にN−
H結合が生成されたP−SiO膜42上に第1の実施形
態と同様にしてCu電極43を形成する。
【0047】この第4の実施形態によれば、Cu電極4
3の下地絶縁膜として、表面にN−H結合が生成された
P−SiO膜42を用いていることにより、従来のP−
SiN膜と同等のレベルのCuの拡散防止効果を維持し
つつ、比誘電率4.2程度に低誘電率化することができ
る。このため、LSIの処理速度の向上および低消費電
力化を図ることができる。
【0048】以上、この発明の実施形態について説明し
たが、この発明は、上述の実施形態に限定されるもので
はなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可
能である。
【0049】例えば、上述の第1、第2、第3および第
4の実施形態において挙げた数値、構造、形状、材料、
形成方法、プロセスなどはあくまでも例に過ぎず、必要
に応じて、これらと異なる数値、構造、形状、材料、形
成方法、プロセスなどを用いることも可能である。
【0050】具体的には、例えば、第3の実施形態にお
いてP−SiON膜32の形成の際に酸素源として用い
たN2 Oの代わりにCO2 を用いてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、Cuの拡散防止層および/またはエッチングストッ
パー層としてSi/N組成比が0.75以下のSiN膜
またはSiON膜を用いていることにより、Cuの拡散
防止効果あるいはエッチングストップ効果を維持しつ
つ、比誘電率6程度以下という飛躍的な低誘電率化を達
成することができ、しかも配線工程との整合性も良い。
【0052】また、この発明によれば、Cuの拡散防止
層および/またはエッチングストッパー層として、N−
H基を表面に有する非SiN系絶縁膜を用いていること
により、Cuの拡散防止効果あるいはエッチングストッ
プ効果を維持しつつ、比誘電率6程度以下という飛躍的
な低誘電率化を達成することができ、しかも配線工程と
の整合性も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態において絶縁膜の形成に用
いる成膜装置を示す略線図である。
【図2】この発明の第1の実施形態によるLSIの製造
方法を説明するための断面図である。
【図3】この発明の第1の実施形態により形成されたP
−SiN膜の表面の原子配列を模式的に示す略線図であ
る。
【図4】この発明の第2の実施形態によるLSIの製造
方法を説明するための断面図である。
【図5】この発明の第3の実施形態によるLSIの製造
方法を説明するための断面図である。
【図6】この発明の第4の実施形態によるLSIの製造
方法を説明するための断面図である。
【図7】この発明の第4の実施形態において表面にN−
H基を生成したP−SiO膜の表面の原子配列を模式的
に示す略線図である。
【図8】従来のデュアルダマシン配線構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
12、21、23、25・・・P−SiN膜、13、3
3、43・・・Cu電極、22、24、42・・・P−
SiO膜、26・・・配線溝、28・・・接続孔、32
・・・P−SiON膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH11 HH32 JJ01 JJ11 JJ32 KK01 MM02 MM12 NN06 NN07 QQ09 QQ11 QQ25 QQ28 QQ30 QQ35 QQ37 RR04 RR06 RR08 RR20 SS01 SS02 SS15 TT02 WW00 XX24 XX28 5F058 BA05 BA20 BC02 BC08 BC11 BC20 BF07 BF23 BF29 BF30 BF37 BF39 BF46 BH12 BJ01 BJ02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cuの拡散防止層および/またはエッチ
    ングストッパー層としてSiN膜を用いる半導体装置に
    おいて、 上記SiN膜のSi/N組成比が0.75以下であるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記SiN膜はプラズマCVD法により
    形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 Cuの拡散防止層および/またはエッチ
    ングストッパー層としてSiON膜を用いる半導体装置
    において、 上記SiON膜のSi/N組成比が0.75以下である
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記SiON膜はプラズマCVD法によ
    り形成されたものであることを特徴とする請求項3記載
    の半導体装置。
  5. 【請求項5】 上記SiON膜は塗布膜であることを特
    徴とする請求項3記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 Cuの拡散防止層および/またはエッチ
    ングストッパー層を用いる半導体装置において、 上記Cuの拡散防止層および/またはエッチングストッ
    パー層として、N−H基を表面に有する非SiN系絶縁
    膜を用いたことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 上記非SiN系絶縁膜はSiO膜である
    ことを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 上記非SiN系絶縁膜はSiC膜である
    ことを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 Cuの拡散防止層および/またはエッチ
    ングストッパー層として、N−H基を表面に有する非S
    iN系絶縁膜を用いる半導体装置の製造方法であって、 上記非SiN系絶縁膜を形成した後、上記非SiN系絶
    縁膜の表面を処理することによりN−H基を表面に生成
    するようにしたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
JP24543999A 1999-08-31 1999-08-31 半導体装置およびその製造方法 Pending JP2001077192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24543999A JP2001077192A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 半導体装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24543999A JP2001077192A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 半導体装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001077192A true JP2001077192A (ja) 2001-03-23

Family

ID=17133689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24543999A Pending JP2001077192A (ja) 1999-08-31 1999-08-31 半導体装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001077192A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002319551A (ja) * 2001-04-23 2002-10-31 Nec Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2004133384A (ja) * 2002-08-14 2004-04-30 Sony Corp レジスト用剥離剤組成物及び半導体装置の製造方法
JP2007251170A (ja) * 2007-03-12 2007-09-27 Fujitsu Ltd 半導体装置
JP2009031791A (ja) * 2002-08-14 2009-02-12 Sony Corp レジスト用剥離剤組成物及び半導体装置の製造方法
JP2010199556A (ja) * 2009-01-27 2010-09-09 Casio Computer Co Ltd 多層膜の形成方法及び表示パネルの製造方法
JP2012160748A (ja) * 2001-06-11 2012-08-23 Cree Inc コンデンサ及びその製造方法
JP2018186174A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 株式会社Kokusai Electric 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002319551A (ja) * 2001-04-23 2002-10-31 Nec Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2012160748A (ja) * 2001-06-11 2012-08-23 Cree Inc コンデンサ及びその製造方法
JP2004133384A (ja) * 2002-08-14 2004-04-30 Sony Corp レジスト用剥離剤組成物及び半導体装置の製造方法
JP2009031791A (ja) * 2002-08-14 2009-02-12 Sony Corp レジスト用剥離剤組成物及び半導体装置の製造方法
KR101082993B1 (ko) * 2002-08-14 2011-11-11 이케이시 테크놀로지 인코퍼레이티드 레지스트용 박리제조성물 및 반도체장치의 제조방법
JP2007251170A (ja) * 2007-03-12 2007-09-27 Fujitsu Ltd 半導体装置
JP4688832B2 (ja) * 2007-03-12 2011-05-25 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置及びその製造方法
JP2010199556A (ja) * 2009-01-27 2010-09-09 Casio Computer Co Ltd 多層膜の形成方法及び表示パネルの製造方法
JP2018186174A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 株式会社Kokusai Electric 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6514855B1 (en) Semiconductor device manufacturing method having a porous insulating film
JP3330554B2 (ja) エッチング方法
JP4425432B2 (ja) 半導体装置の製造方法
TW584916B (en) Method of manufacturing semiconductor device having multilevel wiring
JP2002110644A (ja) エッチング方法
JP3193335B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08153784A (ja) 半導体装置の製造方法
US7960279B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method therefor
JP2002009150A5 (ja) 半導体装置とその製造方法
US20060205201A1 (en) Electric device and method for fabricating the same
JP2004253790A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2005033203A (ja) シリコンカーバイド膜の形成方法
JP2001223269A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR20020072259A (ko) 반도체 장치의 제조방법 및 반도체 장치
JPH09237783A (ja) 半導体装置の製造方法
US20020063312A1 (en) Plasma induced depletion of fluorine from surfaces of fluorinated low-k dielectric materials
JP2001077192A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2004200203A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0157495B2 (ja)
JP2004207604A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20100022048A1 (en) Semiconductor device and manufacturing method therefor
US6472330B1 (en) Method for forming an interlayer insulating film, and semiconductor device
US7144828B2 (en) He treatment to improve low-k adhesion property
JP2000243749A (ja) 絶縁膜の形成方法
KR100228348B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041222

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050111