JP2001076534A - 導電性ペースト - Google Patents

導電性ペースト

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐紫外線性、耐候性に優れており、屋外使用
や光半導体素子周辺でのデバイスの接合信頼性の高い導
電性ペーストを提供する。 【解決手段】 有機バインダー、溶剤又は/及びモノマ
ー、並びに導電性粉末からなるとともに、該導電性粉末
として銀系粉末を含む導電性ペーストにおいて、分子内
にベンゾトリアゾール骨格を1個以上含み、かつ官能基
としてメタクリロイル基又はヒドロキシエチル基をもつ
化合物、例えば次式の化合物を、 樹脂固形分に対し0.1〜10%含有させた導電性ペー
ストである。また、上記化合物を、これら官能基と反応
するモノマー、例えばメタクリル酸メチルとあらかじめ
共重合させて含有させること、導電性粉末の一部とし
て、酸化チタン粉末を該導電性粉末全体に対し5〜20
重量%含有させることも有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に化合物半導体
チップをマウントする半導体装置のアッセンブリーや各
種部品類の接着等に使用するもので、耐紫外線、耐候性
に優れた導電性ペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に導電性ペーストは、エポキシ樹脂
等の熱硬化性樹脂結合剤(バインダー)と導電性粉末と
から構成され、各種電子部品の接着、コーティング、印
刷による回路形成等に適用されている。熱硬化性樹脂で
ある結合剤は、硬化剤により熱硬化して有機溶剤に不溶
となり、また、耐熱性、耐湿性、耐候性等が付与され
る。
【0003】また、半導体装置において、金属薄板(リ
ードフレーム)上の所定部分にLED、IC、LSI等
の化合物半導体チップを接続する工程は、素子の長期信
頼性に影響を与える重要な工程の一つである。従来から
この接続方法として、低融点の合金(半田)を用いてろ
う付けをする方法、導電性ペースト(接着剤)を使用す
る方法等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし半田を使用する
方法は、一部実用化されているが半田や半田ボールが飛
散して電極等に付着し、腐食断線の原因となる可能性が
指摘されている。一方、樹脂を結合剤とする導電性ペー
ストの場合は、通常銀粉末を配合したエポキシ樹脂が用
いられ、約15年程前から一部実用化されてきた。しか
し、信頼性の面でシリコンチップにおけるAu−Si共
晶合金を生成させる共晶法に比較して満足すべきものが
得られなかった。
【0005】これら樹脂ペーストを使用する場合は、半
田法に比べて耐熱性に優れる等の長所を有するが、その
反面、樹脂やその硬化剤が半導体素子接着用としてつく
られたものでないため、アルミニウム電極の腐食を促進
し断線不良の原因となる場合が多く、素子の信頼性はA
u−Si共晶法に劣っていた。
【0006】さらに近年の電子機器の軽薄短小化に伴
い、これらは屋外に設置されて使用されることが多くな
り、これに伴い電子機器に使用される導電性ペースト材
料にも耐候性が強く求められるようになった。加えて発
光波長450〜500nm付近の光半導体素子が開発さ
れたことにより、このアッセンブリ工程や光半導体素子
周辺で使用される導電性ペーストには、従来以上に耐紫
外線性が強く要求されるようになった。
【0007】しかし、従来の導電性ペーストは、そのほ
とんどが通常のエポキシ樹脂をベースとしているため、
耐候性には劣っていた。耐候性を改善するため、脂環式
エポキシ樹脂や水添型エポキシ樹脂を用いることもある
が、これらはアミンやフェノール系硬化剤との反応性が
劣るので、酸無水物系硬化剤を使用することになる。こ
の場合、一液型の配合ではポットライフが短くなり、作
業性の点で問題があった。加えて脂環式エポキシ樹脂硬
化物は脆いものが多く、接着面積の小さな半導体チップ
では十分な接着強度が出にくく、かつクラックの発生も
懸念された。
【0008】また、エポキシ樹脂より耐候性に優れてい
るアクリルやポリウレタン系樹脂では、逆に耐熱性が低
いため、アッセンブリ工程や実装工程中の熱履歴による
チップ剥離が問題となる可能性が高かった。従って、物
理的、電気的な接合信頼性の向上を目指して、耐紫外線
性、耐候性の強い導電性ペーストの開発が強く要望され
ていた。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、従来の導電性ペーストの性能を低下することな
く、耐紫外線性、耐候性に優れた導電性ペーストを提供
しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、後述する組成の
ペーストを用いることにとって、上記の目的を達成でき
ることを見いだし、本発明を完成したものである。
【0011】即ち、本発明は、少なくとも有機バインダ
ー、溶剤又は/及びモノマー、並びに導電性粉末からな
るとともに、該導電性粉末の一部として銀系粉末を含む
導電性ペーストにおいて、分子内にベンゾトリアゾール
骨格を1個以上含み、かつ官能基としてメタクリロイル
基又はヒドロキシエチル基をもつ化合物を、樹脂固形分
に対し0.1〜10%の割合に含有させることを特徴と
する導電性ペーストである。また、上記した分子内にベ
ンゾトリアゾール骨格を1個以上含み、かつ官能基とし
てメタクリロイル基又はヒドロキシエチル基をもつ化合
物を、これら官能基と反応するモノマーとあらかじめ共
重合させて含有させるという導電性ペーストであり、さ
らにまた、導電性粉末の一部として、酸化チタン粉末を
該導電性粉末全体に対し5〜20重量%の割合に含有さ
せるという導電性ペーストである。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明に用いる有機バインダーとしては、
特に種類に制限はなく、また熱硬化系でも熱可塑系でも
よく、従来より知られているエポキシ系、フェノール
系、メラミン系、セルロース系、アクリル系、ポリイミ
ド系およびこれらの混合変性樹脂系などが用いられる。
変性樹脂は単に溶解混合してもよいし、加熱反応により
部分的に結合させたものでもよい。また反応に必要であ
れば硬化触媒を使用することもできる。
【0014】耐熱性の低い有機バインダーでは、高温高
湿条件下、例えば、121℃,2気圧でのプレッシャー
クッカーテストのような条件下では導電性ペースト硬化
皮膜が劣化する。それ故、このような厳しい条件下での
信頼性を要求される場合には、耐熱性の高いバインダー
を選ぶ必要がある。例えば、ポリイミド変性樹脂や平均
エポキシ基数3以上のノボラックエポキシ樹脂をフェノ
ール樹脂で硬化させる系などが挙げられる。
【0015】また、ペースト硬化物の耐候性を向上させ
るため、耐候性に強い有機バインダーとして、脂環式エ
ポキシ樹脂、水添型エポキシ樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂などを単独もしくは前述した樹脂等の
2種類以上と混合変性して使用すると、なお一層好まし
い。この場合は、要求される特性に応じて、硬化物の耐
熱性、耐湿性を調整する必要がある。
【0016】これらの樹脂はペースト製造前に、あらか
じめ溶剤やモノマーで溶解混合させておくことが望まし
い。ここで用いる溶剤としては、これらの樹脂を溶解す
ることができるものであり、例えば、ジオキサン、ヘキ
サン、トルエン、メチルセロソルブ、シクロヘキサン、
ブチルセロソルブ、ブチルセロソルブアセテート、ブチ
ルカルビトールアセテート、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、ジアセトンアルコール、N−メチルピロ
リドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、γ−ブチロラクトン、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン等が挙げられ、これらは単独又は2種以上
混合して使用することができる。また、モノマーとして
は、n−ブチルグリシジルエーテル、アリルグリシジル
エーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、ス
チレンオキサイド、フェニルグリシジルエーテル、クレ
ジルグリシジルエーテル、p−sec−ブチルフェニル
グリシジルエーテル、グリシジルメタクリレート、t−
ブチルフェニルグリシジルエーテル、ジグリシジルエー
テル、(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、(ポリ)プロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ブタンジオールジグリシジルエーテル、トリメチロ
ールプロパントリグリシジルエーテル、1,6−ヘキサ
ンジオールグリシジルエーテル等が挙げられ、これらは
単独又は2種以上混合して使用することができる。ま
た、溶剤とモノマーとを混合して使用することもでき
る。溶剤を使用する場合、硬化温度や硬化時間等の条件
に合わせ、沸点をよく検討して溶剤を選択する必要があ
る。
【0017】本発明に用いる導電性粉末としては、例え
ば銀粉末、表面に銀層を有する粉末、銅粉末、ニッケル
粉末、カーボン等が挙げられ、これらは単独又は2種以
上混合して使用することができる。導電性粉末の配合割
合は、特に制限されるものではないが電気特性を重視す
る場合には、導電性粉末/(変性樹脂の固形分+導電性
粉末)の割合が70〜95重量%の範囲であることが望
ましい。
【0018】本発明に用いるベンゾトリアゾール骨格を
含む化合物は、紫外線吸収剤として作用する。従来から
使用されている低分子の紫外線吸収剤では、樹脂との相
溶性が悪いため、ブリードにより添加部数が減少してし
まったり、加熱加工時の蒸散によるロス、紫外線吸収剤
の低い溶解性に起因する添加部数の制限、温水・酸・ア
ルカリ・アルコール・油への溶出などの問題から、本来
もっている紫外線吸収剤の特性を十分発揮することがで
きなかった。
【0019】そこで、このような問題を解決し紫外線吸
収効果を高めるためには、従来の低分子タイプより、反
応型の高分子タイプの紫外線吸収剤を使用することが好
ましい。具体的には、ベンゾトリアゾールを骨格に、官
能基としてメタクリロイル基を導入した、次式に示す2
−(2´−ヒドロキシ−5´メタアクリロキシエチルフ
ェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(大塚化学(株)
社製、商品名)や、
【化1】 官能基にヒドロキシエチル基を導入した、次式に示す化
合物(大塚化学(株)社製、商品名)
【化2】 が挙げられる。
【0020】さらに高分子タイプの紫外線吸収剤は、そ
のまま配合してもよいが、その官能基がベース樹脂との
反応性に乏しい場合には、あらかじめ官能基と反応する
モノマーで共重合ポリマーをつくり、それを配合しても
同様の効果が得られる。
【0021】その配合割合は、樹脂固形分に対して0.
1〜10重量部であることが望ましい。配合量が0.1
重量部未満では、紫外線による樹脂の劣化を抑える効果
がなくなる。また、10重量部を超えると、ペーストの
硬化物特性が低下するため、信頼性に欠け好ましくな
い。
【0022】本発明に用いる酸化チタン粉末は、平均粒
径5μm以下が望ましい。5μmを超えるとペースト性
状や作業性が悪くなり硬化物の塗膜表面も粗くなる。そ
の配合量範囲は、導電性ペースト中の全導電性粉末に対
して5〜20重量%であり、特に好ましくは10〜15
重量%である。酸化チタン粉末の配合量が5重量%未満
では、紫外線防止効果が低下し、また20重量%を超え
ると、硬化物塗膜が脆く弱くなるとともに、基材への密
着性、導電性が低下し、塗料や接着剤としての性能に欠
けるようになる。また、酸化チタンは一般に顔料として
使用される結晶形としてルチル型とアナターゼ型がある
が、耐紫外線性を向上させるためには、紫外線吸収量の
多いルチル型を用いる方が好ましい。これらは、単独又
は2種以上混合して使用することができる。
【0023】本発明の導電性ペーストは、上述した変性
樹脂、溶剤モノマー又はこれらの混合物、および導電性
粉末を必須成分とするが、本発明の目的に反しない限
り、また必要に応じて、硬化触媒、消泡剤、カップリン
グ剤、その他の添加剤を配合することができる。この導
電性ペーストは、常法に従い上述した各成分を十分混合
した後、更に例えばディスパース、ニーダー、三本ロー
ルミル等による混練処理を行い、その後減圧脱泡して製
造することができる。こうして製造した導電性ペースト
は、各種半導体素子・電子部品の接着、コーティング等
に使用することができる。
【0024】
【作用】本発明の導電性ペーストは、ベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤に官能基として末端アクリル基やヒド
ロキシエチル基をもたせることにより、紫外線吸収剤と
ベース樹脂とを反応させたり、あるいは末端アクリル基
をメタクリル酸メチル系やスチレン系モノマーであらか
じめ共重合させた高分子量体として添加することで、従
来の紫外線吸収剤の欠点である樹脂との分散性、ブリー
ドアウト、硬化時の熱によるロスなどを解決し、紫外線
防止効果を高めたことで目的を達成したものである。加
えて、紫外線吸収効果のある酸化チタン粉末を併用する
ことによって、紫外線吸収効果はさらに高めることが可
能である。
【0025】この手法により、ベースとなる樹脂の耐候
性を考慮しなくても、耐候性、耐紫外線性に優れた導電
性ペーストを得ることができる。
【0026】
【発明の実施形態】次に本発明を実施例によって説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。以下の実施例および比較例において「部」と
は特に説明のない限り「重量部」を意味する。
【0027】実施例1 クレゾールノボラック型エポキシ樹脂のEOCN103
S(大日本インキ化学工業社製、商品名)80部、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂のエピコート#1007
(油化シェルエポキシ社製、商品名)20部に対し、硬
化剤としてフェノール樹脂BRG558(昭和高分子社
製、商品名)40部を、ジエチレングリコールジエチル
エーテル140部中で85℃,1時間溶解反応を行い、
粘稠な樹脂を得た。この樹脂28部に、硬化触媒として
イミダゾールの2−エチル−4−メチルイミダゾール
0.2部、添加剤0.8部、平均粒径4μmのリン片状
銀粉62部、平均粒径1μmのルチル型酸化チタン粉末
7部および前述の化2の化合物1部を混合し、さらに三
本ロールで混練処理を行い、減圧脱泡して導電性ペース
トを製造した。
【0028】実施例2 エポキシ樹脂のYL983U(油化シェルエポキシ社
製、商品名)5.5部、脂環式エポキシ樹脂のセロキサ
イドの2021(ダイセル化学工業社製、商品名)7
部、同樹脂のGT302(ダイセル化学工業社製、商品
名)2部、エポキシ樹脂希釈剤のPG207S(日本化
薬社製、商品名)3.5部、カチオン系触媒のSI−8
0L(三新化学社製、商品名)0.3部、添加剤0.7
部、平均粒径4μmのリン片状銀粉70部、平均粒径1
μmのルチル型酸化チタン粉末8部および次式に示す化
3の共重合体3部を混合し、さらに三本ロールで混練処
理を行い、減圧脱泡して導電性ペーストを製造した。化
3の共重合体は、前述の化2の化合物70部とメタクリ
ル酸メチル30部の共重合体である。
【0029】
【化3】 (但し、式中、m、nは1以上の整数を表す) 比較例 実施例1の配合において、ルチル型酸化チタン粉末と化
2の化合物を配合せずに他はすべて実施例1と同様にし
て導電性ペーストを製造した。
【0030】実施例1〜2および比較例で得た導電性ペ
ーストについて、リードフレーム(銅系)と2×2mm
のシリコンチップとの接着強度(常温,熱時)、体積抵
抗率を、耐候性加速試験の前後で評価した。その結果を
表1に示したが、いずれも本発明が優れており、本発明
の顕著な効果が認られた。
【0031】
【表1】 *1:2mm×2mmチップ(高さ300μm)を、リ
ードフレーム(銅系、ベッド面は銀メッキ)上に、導電
性ペーストを用いて接着し、150℃×1hの温度で硬
化した。硬化後、テンションゲージを用いて剪断方向の
接着強度を測定した。熱時接着強度は250℃のヒート
ブロック上で測定した。
【0032】*2:サンシャインウエザオメーターを使
用して加速した。
【0033】*3:ガラス板の上に導電性ペーストを5
mm×50mmのサイズにスキージ塗布し、所定の(1
50℃×1hの温度)硬化条件で硬化させた。硬化後、
ペースト塗膜両端間の抵抗値と塗膜厚を測定し、体積抵
抗率に換算した。
【0034】
【発明の効果】以上の説明および表1から明らかなよう
に、本発明の導電性ペーストは、耐紫外線性、耐候性に
優れており、この導電性ペーストを使用することによっ
て屋外使用や光半導体素子周辺でのデバイスの物理的、
電気的な接合信頼性の向上に対応でき、工業上大変有益
なものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも有機バインダー、溶剤又は/
    及びモノマー、並びに導電性粉末からなるとともに、該
    導電性粉末の一部として銀系粉末を含む導電性ペースト
    において、分子内にベンゾトリアゾール骨格を1個以上
    含み、かつ官能基としてメタクリロイル基又はヒドロキ
    シエチル基をもつ化合物を、樹脂固形分に対し0.1〜
    10%の割合に含有させることを特徴とする導電性ペー
    スト。
  2. 【請求項2】 分子内にベンゾトリアゾール骨格を1個
    以上含み、かつ官能基としてメタクリロイル基又はヒド
    ロキシエチル基をもつ化合物を、上記官能基と反応する
    モノマーとあらかじめ共重合させて含有させる請求項1
    記載の導電性ペースト。
  3. 【請求項3】 導電性粉末の一部として、酸化チタン粉
    末を該導電性粉末全体に対し5〜20重量%の割合に含
    有させる請求項1又は2記載の導電性ペースト。
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