JP2001075790A - エディタ装置およびエディタプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

エディタ装置およびエディタプログラムを記録した記録媒体

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JP2001075790A JP24644599A JP24644599A JP2001075790A JP 2001075790 A JP2001075790 A JP 2001075790A JP 24644599 A JP24644599 A JP 24644599A JP 24644599 A JP24644599 A JP 24644599A JP 2001075790 A JP2001075790 A JP 2001075790A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のエディタ装置と同様にプログラムの簡
易作成が可能であり、さらにプログラムの多様な作成形
態に対応させる。 【解決手段】 予め、ラダーエディタ32aで用いるラ
ダー命令(ラダー記号)と、作画エディタ32bで用い
るマーク(部品など)とを、これらの機能(例えば、ス
イッチやランプ)に基づいた属性が付与された単一の変
数で関連付けて登録しておく。ラダーエディタ32aに
よりラダー命令を入力するとともに、作画エディタ32
bによりマークを入力する際に、登録された変数を変数
リストに表示させておき、そこから所望の変数が選択さ
れ、ラダーウインドウおよび作画ウインドウにドラッグ
かつドロップされると、ドロップされた位置に、その変
数に関連付けられたラダー命令およびマークが表示され
る。これにより、変数(機能属性付き)さえ登録してお
けば、どのような手順でもプログラムを作成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御対象機器の状
態を表示させる機能および制御対象機器の動作を制御す
る機能を有するシステムにおいて、制御対象機器の状態
に応じた表示内容および制御対象機器の制御手順をプロ
グラミングするエディタ装置およびエディタプログラム
が記録された記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルロジックコントローラ
(以降、PLCと称する)などと呼ばれる産業用制御装
置は、シーケンス制御をはじめとする各種制御を実現す
るために、CPUおよびメモリを中心とするハードウェ
アの部分と、制御を司るソフトウェアの部分とを備えて
いる。ソフトウェアの部分は、PLCを設計当初の制御
システム通りに動作させるためのシーケンス制御フロー
の設計、その制御フローの命令語への変換、命令語のメ
モリへの書き込みなどを含んでいる。一般に、この一連
の作業をプログラミングと称している。
【0003】このようなプログラミングにおいては、コ
ンピュータの専門知識を持たなくても簡単にプログラム
作成ができるように、独自の言語を用いており、利用者
に使いやすい各種のプログラミング言語が次々と開発さ
れるようになった。現在、IEC(International Elect
rotechnical Commission) において、標準のプログラミ
ング言語が制定されている(IEC 6 1131-3 )。それ
は、SFC(Sequential Function Chart) 、LD(Ladde
r Diagram)、IL(Instruction List)、FBD(Functio
n Block Diagram)およびST(Structured Text) の5言
語である。
【0004】上記のように、各種のプログラミング言語
を用いてプログラム開発を行うことができるように環境
が整えられつつある。例えば、ラダー図(LD)は、リ
レーシンボルを用いて比較的容易にラダー回路を設計す
ることができるので従来から広く普及しており、現在で
も最もよく用いられているプログラミング言語である。
このようなプログラミング言語を用いたプログラミング
作業において用いられるプログラミングツールとして
は、ラダーエディタなどのプログラミングソフトウェア
が普及してきている。このソフトウェアは、パーソナル
コンピュータなどのコンピュータ装置において、ラダー
図などをシンボルを含む形態で作成できるので、プログ
ラムの作成および編集が容易に行える。
【0005】一方、プログラマブル表示器は、ドット表
示画面、操作用入力スイッチ、ホストコントローラ(P
LC)とのインターフェース、画面上での操作入力のよ
うな制御のためのプログラムメモリなどを備えた操作用
表示器である。一般に、プログラマブル表示器は、グラ
フィック表示を行うので、操作盤、スイッチ、表示灯な
どの機能を備えることができる他、制御対象機器(デバ
イス)の稼働状況や作業指示のような管理のための各種
のモニタ、機器に対する設定値を入力する端末としての
機能を備えている。
【0006】また、近年では、制御対象機器を接続する
ための入出力ユニットなどを搭載することによってPL
Cの制御機能を備えたプログラマブル表示器も登場して
きている。
【0007】このようなプログラマブル表示器で表示さ
れる制御画面(表示内容プログラム)は、画面作成ソフ
トウェア(作画エディタ)を用いてユーザ独自で作成で
きるようになっている。画面作成に際しては、ユーザ
が、パーソナルコンピュータなどにおいて作画ソフトに
よって提供されるスイッチ、ランプ、テンキー、メータ
表示器、グラフ表示器などの部品(マーク)、描画機能
などを用いて所望の制御画面を構成する。
【0008】作成された制御画面は、画面データとして
プログラマブル表示器に転送されて記憶される。PLC
の稼働時には、プログラマブル表示器は、PLCとの間
でやり取りされるデータに基づいて、制御対象機器の動
作状態に応じて制御画面上に各部品や図形を表示させ
る。
【0009】ところで、ラダーエディタなどを用いた制
御手順プログラムの作成(プログラミング)と、作画エ
ディタを用いた表示内容プログラムの作成(画面作成)
とは、一般には独立して行われる。例えば、作成された
制御手順プログラムに基づいて表示内容プログラムを作
成する場合は、制御手順プログラムの作成時に各デバイ
スについて入力された名称およびアドレスをテーブルの
形式で書き留めたような設計資料を作成しておき、その
設計資料を参照しながらI/Oアドレスの定義付けなど
を含む表示内容プログラムの作成作業を行う。また、作
成された表示内容プログラムに基づいて制御手順プログ
ラムを作成する場合も同様に、予め用意された設計資料
に基づいて作業を行う。
【0010】このような不都合を解消するためになされ
た発明として、特開平11−175326号公報には、
ラダー図を作成するラダーエディタと画面を作成する作
画エディタとの間でラダー命令(ラダー記号)と画面に
配置されるマーク(部品など)とを対応付けるエディタ
装置が開示されている。このエディタ装置は、ラダーウ
インドウ上に表示されているラダー命令を作画ウインド
ウに、例えばドラッグ&ドロップすることによって、そ
のラダー命令に対応するマークを作画ウインドウに表示
する一方、その逆の動作を行うようにも構成されてい
る。
【0011】これにより、予めラダー図または画面の一
方が作成されておれば、それに基づいてユーザがドラッ
グ&ドロップなどの操作を行うのみで他方を容易に作成
することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなエディタ装置では、ラダー図および画面を並行して
作成することも可能であるが、効率的でないため、通常
はラダー図または画面のいずれか一方を作成した後に他
方を作成するといった手順を採ることが好ましい。した
がって、上記の方法は、ラダー図および画面を並行して
作成する場合には不向きである。このため、一旦作成し
たラダー図または画面に基づいて他方を作成する際に、
ラダー命令やマークに変更する必要が生じた場合、作成
済のプログラム(ラダー図または画面)を修正する必要
があり、プログラミングの効率が低下するという不都合
がある。
【0013】また、上記のエディタ装置では、一方のエ
ディタで入力されたラダー命令やマークに関するデータ
をプログラムとしてファイルに登録しており、そのデー
タを利用して他方のプログラムを作成する。このため、
両プログラムに共通のデータを予め作成しておいて、こ
れに基づいて一方のプログラムまたは両プログラムを作
成することができない。
【0014】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、従来のエディタ装置と同様にプログラムの
簡易作成が可能であり、さらにプログラムの多様な作成
形態に対応することができるようにしたエディタ装置お
よびエディタプログラムを記録した記録媒体を提供する
ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のエディタ装置
は、制御対象機器の状態を表示する表示機能部と、該制
御対象機器の動作を制御する制御機能部とを有する表示
/制御システムを対象として、上記表示機能部が実行す
る表示の内容を定めるための表示内容プログラムを第1
エディタ画面上での入力操作に応じて作成する第1エデ
ィタ手段と、上記制御機能部が実行する制御の手順を定
めるための制御手順プログラムを第2エディタ画面上で
の入力操作に応じて作成するための第2エディタ手段と
を備えるエディタ装置であって、上記の課題を解決する
ために、上記制御対象機器のアドレスに割り付けられた
変数を、上記第1および第2エディタ画面に表示するた
めに上記制御対象機器に対応して上記第1および第2エ
ディタ手段にそれぞれ用意されている画像ブロックのう
ち機能的に関連するもの同士と関連付けた状態で登録す
る登録手段と、登録された上記変数を表示するととも
に、表示された変数を選択し、かつ上記第1または第2
エディタ画面上に指示する操作に伴って、該変数に関連
付けられた画像ブロックを該変数が指示されたエディタ
画面に表示させる表示手段とを備えていることを特徴と
している。
【0016】上記の構成では、第1エディタ手段の操作
による表示内容プログラムの作成時、登録手段によって
上記の変数を登録しておけば、表示手段によって上記の
変数が表示される。そして、この変数を選択して第1エ
ディタ画面上に指示すれば、表示手段によって、その変
数に関連付けられた画像ブロックが第1エディタ画面に
表示される。上記の選択および指示の操作としては、例
えばドラッグ&ドロップが挙げられる。一方、第2エデ
ィタ手段の操作による制御手順プログラムの作成時、同
様にして上記の変数を登録しておけば、表示手段によっ
て上記の変数を選択して第2エディタ画面上に指示すれ
ば、その変数に関連付けられた画像ブロックが第2エデ
ィタ画面に表示される。また、予め変数が登録されてい
れば、第1および第2エディタ手段によって、並行して
両プログラムを作成することができる。
【0017】変数の登録は、両プログラムの作成前に予
め登録しておいてもよいが、それぞれのプログラムを作
成しながら行われてもよい。この場合は、画像ブロック
の第1または第2エディタ画面上への入力操作と併せて
変数の登録が行われるので、表示手段によって画像ブロ
ックを自動的に表示させることはできないが、登録され
た変数を他方のエディタ手段でプログラムを作成する際
に利用することができる。
【0018】このように、登録された変数に基づいて画
像ブロックを表示させるので、作成された一方のプログ
ラムを参照しながら他方のプログラムを作成するといっ
た手順を採る必要はなく、変数が登録されていれば、プ
ログラムの作成形態に関わらず、画像ブロックの自動生
成を行うことができる。
【0019】上記のエディタ装置においては、上記登録
手段が、機能的に関連する上記画像ブロックと上記変数
との関連付けを変数に機能属性を付与するよって行うこ
とが好ましい。機能属性としては、例えば、スイッチ、
ランプ、タイマ、カウンタといった制御機能部が備える
制御処理(カウント、演算処理など)や制御対象機器の
機能が適している。変数がこのような機能属性を備える
ことによって、変数を機能属性に基づいて管理すること
が可能になる。したがって、変数の表示を機能属性毎に
行うなどして、変数を容易に選択することができるとい
う効果を奏する。
【0020】また、このエディタ装置においては、上記
表示手段が、上記変数を上記画像ブロックとともに表示
させることが好ましい。このように構成することによっ
て、画像ブロックに関する名称やコメントなどの付帯情
報を画像ブロックと併せて表示させる場合に、その付帯
情報として変数の機能属性を用いることができ、入力す
べきパラメータを増加させることがない。
【0021】本発明のエディタプログラムが記録された
記録媒体は、制御対象機器の状態を表示する表示機能部
と、該制御対象機器の動作を制御する制御機能部とを有
する表示/制御システムを対象として、上記表示機能部
が実行する表示の内容を定めるための表示内容プログラ
ムを第1エディタ画面上での入力操作に応じて作成する
第1エディタ処理と、上記制御機能部が実行する制御の
手順を定めるための制御手順プログラムを第2エディタ
画面上での入力操作に応じて作成するための第2エディ
タ処理とを含むエディタプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であって、前記の課題を解
決するために、上記制御対象機器のアドレスに割り付け
られた変数を、上記第1および第2エディタ画面に表示
するために上記制御対象機器に対応して上記第1および
第2エディタ処理にそれぞれ用意されている画像ブロッ
クのうち機能的に関連するもの同士と関連付けた状態で
登録する登録処理と、登録された上記変数を表示すると
ともに、表示された変数を選択し、かつ上記第1または
第2エディタ画面上に指示する操作に伴って、該変数に
関連付けられた画像ブロックを該変数が指示されたエデ
ィタ画面に表示させる表示処理とを含んでいることを特
徴としている。
【0022】この記録媒体を用いると、本発明のエディ
タ装置と同様、登録処理によって登録された変数を表示
処理によって表示させ、変数を選択し第1または/およ
び第2エディタ画面に指示することで、指示されたエデ
ィタ画面に画像ブロックが表示される。それゆえ、変数
が登録されていれば、プログラムの作成形態に関わら
ず、画像ブロックの自動生成を行うことができる。
【0023】本発明のエディタプログラムが記録された
他の記録媒体は、制御対象機器の状態を表示する表示機
能部と、該制御対象機器の動作を制御する制御機能部と
を有する表示/制御システムを対象として、上記表示機
能部が実行する表示の内容を定めるための表示内容プロ
グラムを第1エディタ画面上での入力操作に応じて作成
する第1エディタ処理または上記制御機能部が実行する
制御の手順を定めるための制御手順プログラムを第2エ
ディタ画面上での入力操作に応じて作成するための第2
エディタ処理のいずれか一方を含むエディタプログラム
が記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
って、前記の課題を解決するために、上記エディタプロ
グラムが、上記制御対象機器のアドレスに割り付けられ
た変数を、上記第1および第2エディタ画面に表示する
ために上記制御対象機器に対応して上記第1および第2
エディタ処理にそれぞれ用意されている画像ブロックの
うち機能的に関連するもの同士と関連付けた状態で登録
する登録処理と、登録された上記変数を表示するととも
に、表示された変数を選択し、かつ上記第1または第2
エディタ画面上に指示する操作に伴って、該変数に関連
付けられた画像ブロックを該変数が指示されたエディタ
画面に表示させる表示処理とを含んでいることを特徴と
している。
【0024】この記録媒体を用いれば、前記の記録媒体
と同様、変数の登録によって、プログラムの作成形態に
関わらず、画像ブロックの自動生成を行うことができ
る。したがって、プログラムの多様な作成形態に対応し
てプログラムの簡易作成を実現することができるという
効果を奏する。さらに、この記録媒体によれば、第1ま
たは第2エディタ処理のいずれか一方と登録処理および
表示処理とを含んでいる2種類のエディタプログラム、
すなわち第1または第2エディタプログラムを提供する
ことができる。
【0025】上記の両記録媒体は、上記登録処理が、機
能的に関連する上記画像ブロックと上記変数との関連付
けを変数に機能属性を付与することによって行うことが
好ましい。このような記録媒体を用いれば、前述のエデ
ィタ装置と同様、変数が機能属性を備えることによっ
て、変数を機能属性に基づいて管理することが可能にな
る。
【0026】また、この記録媒体においては、上記表示
処理が、上記変数を上記画像ブロックとともに表示させ
ることことが好ましい。このような記録媒体を用いれ
ば、前述のエディタ装置と同様、画像ブロックに関する
名称やコメントなどの付帯情報を画像ブロックと併せて
表示させる場合に、その付帯情報として変数の機能属性
を用いることができ、入力すべきパラメータを増加させ
ることがない。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図15に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0028】本実施の形態に係る表示/制御システム
は、様々な構成が考えられるが、ここでは、第1ないし
第3の構成について説明する。
【0029】まず、図1に示す第1の表示/制御システ
ムは、プログラマブル表示器1およびPLC2を含んで
いる。
【0030】表示機能部としてのプログラマブル表示器
1は、CPU11、メモリ部12、VRAM13、ディ
スプレイ14、グラフィックコントローラ15、タッチ
パネル16、タッチパネルコントローラ17、メンテナ
ンスポート18および通信コントローラ19を備えてい
る。
【0031】メモリ部12は、DRAM12a、FEP
ROM(Flash Erasable and Programmable ROM)12b
等のメモリを含んでいる。DRAM12aは、主に、表
示制御などの演算処理時の作業用に用いられる他、PL
C2との間でやり取りされるデータの一時的な記憶に用
いられる。FEPROM12bは、書き替え可能な読み
出し専用のフラッシュメモリであり、一般のパーソナル
コンピュータにおけるハードディスクドライブの役割を
果たす。フラッシュメモリは、可動部を持たず、かつ衝
撃に強いので、劣悪な周囲環境でも安定して動作する。
【0032】また、上記のFEPROM12bは、図2
に示すように、表示制御システムプログラムと、通信プ
ロトコルと、ユーザ画面とをそれぞれ格納するエリアを
有している。表示制御システムプログラムは、画像表示
制御を行うための基本機能を実現するためのプログラム
である。通信プロトコルは、PLC2との通信処理で用
いられるプロトコルであり、PLC2の機種(メーカ)
に応じて固有に定められている。ユーザ画面は、後述す
る作画エディタ32bによって作成されて、FEPRO
M12bにダウンロードされている。このユーザ画面
は、ディスプレイ14に表示すべきベース画面や画像ブ
ロックとしてのマークのデータおよび各マークに付与さ
れた後述する処理指示語W(図3参照)などを含んでお
り、表示内容プログラムを構成している。
【0033】上記のマークは、タッチスイッチ、ラン
プ、各種表示器などの画像化された基本的な部品として
予め用意されている。また、マークとしては、スイッチ
や数値表示器などの動的変化を画面上の任意の位置で表
現させるために、所望の位置に設定された矩形エリアに
所望の動画機能が設定された動画機能部も含まれる。
【0034】図3に示すように、画面データに含まれる
処理指示語Wは、ベース画面上で実行されるべき事象毎
に作成されている。この処理指示語Wは、基本的には、
表示制御動作を実行すべきベース画面のファイル番号F
と、このベース画面上で実行されるべき動作内容を特定
する事象名Tと、各実行事象毎に参照される1または複
数のデータからなる参照情報Iとを一組として備えてい
る。
【0035】CPU11は、前述のFEPROM12b
に格納された表示制御システムプログラムにしたがっ
て、プログラマブル表示器1の各部の動作を制御する。
また、CPU11は、後述するメンテナンスポート18
を介しての後述するコンピュータ装置3との通信を制御
する機能を有しており、作画エディタ32bからの画面
データを受け取るとFEPROM12bに格納したり、
ラダーエディタ32aからのラダープログラム(ユーザ
プログラム)を受け取るとPLC2に転送したりする。
【0036】VRAM13は、ディスプレイ14に表示
される画面のイメージを一時的に保持するメモリであ
り、FEPROM12bからの画面データのイメージを
水平方向に表示される順にドットデータとして格納して
いる。
【0037】ディスプレイ14は、液晶パネルやELパ
ネルのような平板型表示素子によって構成されている。
グラフィックコントローラ15は、VRAM13に展開
された画面のイメージを、ディスプレイ14に描画する
ドライバソフトウェアである。タッチパネル16は、デ
ィスプレイ14の表示画面上で入力を行うために設けら
れており、アナログ抵抗膜式タッチパネルなどが好適で
ある。タッチパネルコントローラ17は、タッチパネル
16の出力電圧を入力位置情報に変換してCPU11に
出力する。
【0038】メンテナンスポート18は、後述するコン
ピュータ装置3との間の通信を行うための通信ポートで
ある。一方、通信コントローラ19は、通信ケーブル
(例えばRS−232C)を介してPLC2との間で入
出力機器4…の制御や監視に関するデータなどの転送や
PLC2の出力データの取り込みを制御するインターフ
ェースである。
【0039】制御機能部としてのPLC2は、内蔵する
CPU部によって、後述する制御機能プログラムにした
がい、ラダーエディタ32aで作成されたユーザプログ
ラム(制御手順プログラム)で定められた手順で、入出
力機器4…の動作を制御する。
【0040】PLC2内のメモリには、アドレスを指定
することにより、ワードデバイスおよびビットデバイス
が格納場所を特定可能に設定されている。ワードデバイ
スは、入出力されるデータが数値のようなワードデータ
に対して設定され、ビットデバイスは、オン・オフ状態
のようなビットデータに対して設定される。このような
設定により、PLC2内の任意のワードデバイスまたは
ビットデバイスをアクセスするだけで入出力機器4…を
制御し、またはその動作状態に関する情報を個別に取り
出すことができる。
【0041】プログラマブル表示器1は、上記のビット
デバイスまたはワードデバイスが示す状態情報のうち、
必要な情報を適時にメモリ部12に読み込む一方、上記
の処理指示語Wを繰り返し読み出して各処理指示語Wの
事象名Tで特定される内容の動作をPLC2側の状態情
報を参照しながら実行する。これによって、ビットデバ
イスまたはワードデバイスの状態の変化に応じて変化す
る表示動作が実行される。
【0042】プログラマブル表示器1の表示動作は、図
4に示すフローチャートの手順にしたがって行われる。
【0043】まず、入出力機器4…の制御が可能なオン
ラインモード、またはプログラマブル表示器1のみを動
作させるオフラインモードのいずれか一方を選択する
(S1)。オフラインモードが選択された場合(N
O)、プログラマブル表示器1において、設定処理、診
断処理などの各種の処理を行い(S6)、処理をS1に
戻す。
【0044】S1でオンラインモードが選択された場合
(YES)、起動処理としてプログラマブル表示器1の
メモリ部12に設定されている前記の処理指示語Wで引
用されているPLC2側の状態情報がプログラマブル表
示器1側に取り出される。具体的には、メモリ部12に
格納されている処理指示語W…のうち、現在表示されて
いるベース画面に関係する処理指示語Wに含まれる情報
から、PLC2に設定されたワードデバイスおよびビッ
トデバイスのアドレスが抽出される。そして、そのアド
レスに基づいてPLC2のメモリに直接アクセスするこ
とによって、アドレス指定された状態情報がメモリ部1
2に展開され、操作画面上に表示される。オンラインモ
ードでは、プログラマブル表示器1に表示された操作パ
ネル画面による入力操作があったか否かを判断する(S
2)。ここで、入力操作があった場合は、入力されたデ
ータに基づいて所定の演算処理を実行し(S3)、さら
にデータ通信処理を行う(S4)。
【0045】次いで、各事象の表示処理を実行する(S
5)。このとき、メモリ部12に格納されている処理指
示語Wのうち、通信処理によって抽出された状態情報に
基づく表示動作が行われる。
【0046】続いて、コンピュータ装置3について説明
する。
【0047】図1に示すように、コンピュータ装置3
は、パーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータに
よって構成されている。このコンピュータ装置3は、C
PU31、エディタ部32、データファイル33、メモ
リ部34、ディスプレイ35、入力装置36、外部記憶
装置37およびインターフェース部(図中、I/F)3
8を備えている。
【0048】CPU31は、コンピュータ装置3にイン
ストールされているOS(オペレーティングシステム)
上でエディタ部32を含むアプリケーションソフトウェ
アを動作させる際の各部の制御や演算処理を行う。
【0049】メモリ部34は、RAM、ROMなどのメ
モリを備えており、固定データの格納、一時的なデータ
記憶、CPU31の演算処理時における作業エリアの提
供といった役割を果たしている。
【0050】エディタ部32は、ラダーエディタ32
a、作画エディタ32bおよび変数管理部32cを含ん
でいる。
【0051】第2エディタ手段としてのラダーエディタ
32aは、入出力機器4…が所望のシーケンスにしたが
って動作するようにPLC2の制御手順を定めるユーザ
プログラムを作成するためのプログラミングソフトウェ
アであり、ディスプレイ35の表示画面35a(例えば
図15(a)参照)上で入出力機器4の動作に対応する
ラダー記号を配置してラダー図を作成できるように構成
されている。このラダーエディタ32aにおいては、例
えば、国際基準IECに準拠した前述のプログラミング
言語が用いられる。
【0052】また、ラダーエディタ32aは、PLC2
の入力端子および出力端子のそれぞれに付与されている
入力番号および出力番号と、各入出力端子に接続される
入出力機器4の名称(デバイス名)との対応付けを変数
を介して入出力番号の割り付け(I/Oアサイン)とし
て行う。この割り付けの結果は、後述するラダーファイ
ル33aに保存される。
【0053】割り付けを行う際、メモリ部34には、入
力番号および出力番号をそれぞれアドレスとして、各ア
ドレスに対応するデバイス名が格納される。従来、この
ような割り付けは、PLCのメーカによって異なってお
り、絶対アドレスで設定されるので、メーカに応じたメ
モリテーブルを用意する必要がある。ただし、IECに
準拠した本ラダーエディタ32aは、上記の変数(自由
変数)によってユーザが入出力を決定できるので、上記
のようなメモリテーブルは不要である。また、一度決定
した割り付けも、後に変更することができる。
【0054】ラダーエディタ32aで作成されたユーザ
プログラムは、プログラマブル表示器1を介して(また
は直接)PLC2に転送され、PLC2内のメモリにダ
ウンロードされる。
【0055】第1エディタ手段としての作画エディタ3
2bは、プログラマブル表示器1が、入出力機器4…の
稼働状況や作業指示のような管理のための各種のモニ
タ、機器に対する設定値を入力する端末としての機能を
備えるように、ディスプレイ14に表示させる画面を作
成する画面作成ソフトウェアである。一般に、作画エデ
ィタ32bは、ユーザ独自の画面(ユーザ画面)を作成
できるように、スイッチ、ランプ、テンキー、各種表示
器(例えば、数値表示器、メータ表示器およびグラフ表
示器)などの部品(マーク)、描画機能、テキスト入力
機能などを備えている。さらに、作画エディタ32b
は、作成された画面に配置されたマークの各入出力機器
4に対する前記の入出力番号(アドレス)を前記の変数
を介して割り付ける。
【0056】上記の作画エディタ32bによって作成さ
れたユーザ画面は、後述の画面ファイル33bに格納さ
れる。このユーザ画面は、必要に応じてインターフェー
ス部38を介してプログラマブル表示器1に転送され、
FEPROM12bにダウンロードされる。
【0057】登録手段としての変数管理部32cは、ラ
ダーエディタ32aおよび作画エディタ32bから入力
された変数に、ラダー命令およびマークが表す機能(ス
イッチ、ランプ、タイマ、カウンタなど)を機能属性と
して付与した形態で後述のデータファイル33に登録す
る。
【0058】変数を登録する方法としては、例えば、次
の2つの方法が挙げられる。
【0059】第1の方法は、ラダーエディタ32aに用
意されているラダー命令群から所望のラダー命令が選択
されると、変数登録のための画面(例えば、後述の図5
(b)のダイアログボックス)が表示され、そこに変数
を登録する。第2の方法は、まず、変数を登録してお
き、その後に入力したラダー命令を登録された変数に割
り付ける。
【0060】また、変数に機能属性を付与する方法とし
ては、例えば、次の2つの方法が挙げられる。
【0061】第1の方法は、変数に予約語を含ませるこ
とで変数に機能属性を付与する。具体的には、“S**
**”(*は任意の文字や数字を表す)のようにSとい
う予約語を先頭に含む変数をスイッチ変数とする。同様
に、L、T、Cという予約語をそれぞれ先頭に含む変数
を、ランプ変数、タイマ変数、カウンタ変数とする。
【0062】第2の方法は、変数そのものに機能属性を
持たせる方法である。具体的には、図5(a)に示すよ
うに、入力された変数について名称、型、保持、グロー
バルおよび機能を設定する。これらの設定は、例えば、
図5(b)に示すようなダイアログボックスにおいて行
われる。型および機能は、複数用意されている中から選
択できるようになっている。
【0063】名称は、変数の名称であって、あるスイッ
チについては“SW1”というように設定される。型
は、変数の型を表しており、各機能要素に応じて設定さ
れる。例えば、スイッチやランプのようなON・OFF
動作をする機能要素に対しては、型として“ビット”が
設定され、タイマやカウンタのような数値のカウント動
作をする機能要素に対しては、型として“整数”が設定
される。また、メータのような計測値の表示動作をする
機能要素に対しては、型として“実数”が設定される。
機能としては、前述のようなスイッチ、ランプ、タイ
マ、カウンタなどが用意されている。
【0064】保持は、電断の際に上記のデータを保持す
るか否かの設定であり、設定する場合にはチェックボッ
クスにチェックされる。グローバルは、機能属性の登録
を行ったエディタ(例えば、ラダーエディタ32a)と
他のアプリケーションソフトウェア(例えば、作画エデ
ィタ32b)との間で、登録された変数を共有するか否
かの設定である。共有する場合にも、同様にチェックボ
ックスにチェックする。グローバルが設定されていない
場合、他のアプリケーションソフトウェアに変数をイン
ポートすることができない。
【0065】なお、上記の保持およびグローバルは必要
に応じて設けられる。
【0066】また、変数管理部32cは、ラダー命令や
部品などから機能属性が一義的に定まる場合は、変数が
入力されるのみで機能属性を設定する。このような場合
は、ユーザによる機能属性の登録が不要になる。
【0067】上記の変数管理部32cは、データファイ
ル33に登録された変数を、後述のラダーウインドウ3
2a1 および作画ウインドウ32b1 に機能毎にリスト
形式で表示させる。具体的には、図6に示すように、機
能毎に設けられたタブ形式で変数リストを構成する。こ
の変数リストにおいては、例えば、スイッチのタブに、
スイッチの種類に応じて“SW1”,“SW2”,…,
“SWn”のように複数の変数が含まれる。
【0068】変数リストとしては、上記の変数リスト以
外に、機能に関わらず一覧的に表示する形式であっても
よい。このような変数リストでは、機能属性が把握でき
るように変数と併せて機能属性のデータ(機能、変数の
型など)も表示される。
【0069】すなわち、変数リストは、その中から必要
な変数を選択できるように構成されていれば、どのよう
な形態であってもよいが、上記の例のように変数が選択
しやすいように構成されていることが、より好ましい。
【0070】また、表示手段としての変数管理部32c
は、上記の変数リストから例えばマウスのクリック操作
で選択された変数が、ラダーウインドウ32a1 および
作画ウインドウ32b1 上の入力可能領域にドラッグさ
れ、かつドロップされると、ラダーエディタ32aおよ
び作画エディタ32bに、ラダーウインドウ32a1
よび作画ウインドウ32b1 におけるドロップ位置にラ
ダー記号およびマークを自動的に生成(描画)させる。
【0071】なお、上記の変数管理部32cは、ラダー
エディタ32aまたは作画エディタ32bのいずれか一
方の一機能または両エディタ32a・32bに共通の一
機能としてそれぞれに含まれていてもよい。
【0072】コンピュータ装置3は、エディタ部32を
備えることによってユーザプログラムおよびユーザ画面
の作成および編集を行うためのエディタ装置として機能
する。
【0073】エディタ部32は、パッケージソフトウェ
アまたはオーダーメイドソフトウェアとしてプログラム
メディアの形態で提供可能なソフトウェアであって、例
えば、コンピュータ装置3と分離可能な記録媒体5に記
録されている。そして、エディタ部32は、記録媒体5
からコンピュータ装置3にインストールされることによ
ってエディタ機能を発揮することができる。
【0074】なお、エディタ部32は、単一の記録媒体
5に記録されていてもよいが、ラダーエディタ32aと
作画エディタ32bとがそれぞれ別個の記録媒体に記録
されていてもよい。
【0075】上記のプログラムメディアは、磁気テープ
やカセットテープなどのテープ系、フロッピディスクや
ハードディスクなどの磁気ディスク系、CD−ROM、
MO、MD、DVDなどの光ディスク系、ICカード
(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系が好
適である。その他、上記のプログラムメディアは、マス
クROM、EPROM、EEPROM、フラッシュRO
Mなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラム
を担持する媒体であってもよい。
【0076】また、コンピュータ装置3は、インターネ
ットを含む通信ネットワークと接続可能であることか
ら、通信ネットワークからプログラムをダウンロードす
るように流動的にプログラムを担持する媒体であっても
よい。ただし、このように通信ネットワークからプログ
ラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用
プログラムは予めコンピュータ装置3に格納されるか、
あるいは別な記録媒体からインストールされるものであ
ってもよい。
【0077】データファイル33においては、例えば、
図7に示すように、ユーザプログラムがラダーファイル
33aに格納され、図8に示すように、ユーザ画面が画
面ファイル33bに格納される。
【0078】ラダーファイル33aは、コマンドファイ
ル部33a1 および変数データファイル部33a2 から
構成されている。コマンドファイル部33a1 は、入力
されたラダー記号に対応するラダー命令およびオペラン
ドを格納し、変数データファイル部33a2 は、コマン
ドファイル部33a1 に対応するように、上記のラダー
命令について、デバイスの変数およびアドレスを格納し
ている。また、変数データファイル部33a2 は、変数
管理部32cによって登録された機能属性を、変数と併
せて保存している。
【0079】画面ファイル33bは、図形データファイ
ル部33b1 および共通データファイル部33b2 から
構成されている。図形データファイル部33b1 は、各
種の図形(円、ライン、四角形など)、テキスト(文字
列)、部品などについてのデータを格納している。変数
データファイル部33b2 は、図形データファイル部3
3b1 に対応するように、入力されたマークについて、
デバイスの変数およびアドレスを格納している。また、
変数データファイル部33b2 は、変数管理部32cに
よって登録された機能属性に関するデータを、変数と併
せて保存している。
【0080】データファイル33において、個別に形成
されるラダーファイル33aおよび画面ファイル33b
を用いる場合、変数管理部32cによって予め変数デー
タファイル部33a2 または33b2 に登録された変数
およびその機能属性に関するデータを後述のように他方
にインポートする必要がある。
【0081】ラダーファイル33aおよび画面ファイル
33bが、変数データファイル部33a2 ・33b2
保存された変数およびその機能属性によって互いに関連
付けられているので、第1ないし第3の表示/制御シス
テムにおける表示動作および制御動作は互いに関連す
る。
【0082】あるいは、データファイル33は、例え
ば、図9に示すように、前記のラダーファイル33aお
よび画面ファイル33bが統合された形態をなしてお
り、これにユーザプログラムおよびユーザ画面を格納す
るように構成されていてもよい。このデータファイル3
3は、コマンドファイル部33e、図形データファイル
部33fおよび変数データファイル部33gから構成さ
れている。
【0083】このデータファイル33を用いる場合、変
数管理部32cによるラダーファイル33aおよび画面
ファイル33bの間での変数データ(変数およびその機
能属性に関するデータならびにアドレスを含む)は、ユ
ーザプログラムおよびユーザ画面に共通して保存されて
いる。このため、前述のラダーファイル33aおよび画
面ファイル33bを用いる場合のように両ファイル33
a・33b間で変数データをインポートする必要はな
い。
【0084】ディスプレイ35は、CRT、LCDなど
によって構成されるが、パネルコンピュータであるコン
ピュータ装置3においては、液晶パネルやELパネルの
ような平板型表示素子によって構成される。入力装置3
6は、キーボード、マウスなどの入力操作を行うための
装置であり、特に、GUI(Graphical User Interface)
環境上で動作するエディタ部32での入力作業にはマウ
スなどの装置が適している。外部記憶装置37は、ハー
ドディスク装置などの磁気ディスクドライブ、CD−R
OMドライブなどの光ディスクドライブといった装置で
あり、少なくとも、前記の記録媒体5に記録されたプロ
グラムなどの情報を読み出すことができる装置を含んで
いる。インターフェース部38は、プログラマブル表示
器1との間でデータ通信を行う入出力部である。ラダー
エディタ32aで作成されたユーザプログラムおよび作
画エディタ32bで作成されたユーザ画面は、このイン
ターフェース部38を介してプログラマブル表示器1に
転送される。
【0085】続いて、第2の表示/制御システムについ
て説明する。
【0086】図10に示す第2の表示/制御システム
は、前述の第1の表示/制御システムと同様、プログラ
マブル表示器1およびPLC2を含んでいるが、ここで
のプログラマブル表示器1は、さらにPLC機能を備え
ており、入出力機器4…を直接制御するように構成され
ている。このため、プログラマブル表示器1は、メモリ
部12にSRAM12cを備えるとともに、前述の通信
コントローラ19に加えて入出力ユニット(図中、I/
Oユニット)20およびI/O制御インターフェース2
1を備えている。
【0087】SRAM12cは、ラダーエディタ32a
によって作成されたユーザプログラムを格納するエリア
を有している。また、FEPROM12bは、PLC機
能を備えるために、図11に示すように、表示制御シス
テムプログラムと、通信プロトコルと、ユーザ画面とを
それぞれ格納するエリアに加えて、制御機能プログラム
とユーザプログラムとをそれぞれ格納するエリアを有し
ている。制御機能プログラムは、シーケンス制御の基本
機能を実現するためのプログラムである。
【0088】入出力ユニット20は、入出力機器4…が
接続可能となるように、多数の入出力端子、入出力回路
などを備えている。I/O制御インターフェース21
は、CPU11と入出力ユニット20との間の信号の授
受を仲介するインターフェース回路であって、入出力メ
モリ、D/A変換器、A/D変換器などを備えている。
【0089】引き続き、第3の表示/制御システムにつ
いて説明する。
【0090】図12に示す第3表示/制御システムは、
ソフトウェアで動作するいわゆるオープンコントローラ
(ソフトウェアPLC)を中心として構成されている。
【0091】オープンコントローラは、コンピュータ装
置3によって構成されており、入出力機器4…を接続す
るために、前述の第1の表示/制御システムにおけるコ
ンピュータ装置3のインターフェース部38の代わりに
入出力ユニット(図中、I/Oユニット)39およびI
/O制御インターフェース40を備えている。
【0092】入出力ユニット39は、入出力機器4…が
接続可能となるように、多数の入出力端子、入出力回路
などを備えている。このような入出力ユニット39は、
I/Oボードとしてコンピュータ装置3内に実装される
が、リモートI/Oとしてコンピュータ装置3の外部に
独立して設けられてもよい。
【0093】I/O制御インターフェース40は、CP
U31と入出力ユニット39との間の信号の授受を仲介
するインターフェース回路であって、入出力メモリ、D
/A変換器、A/D変換器などを備えている。このI/
O制御インターフェース40は、入出力機器4…との間
で入出力されるデジタル信号またはアナログ信号をCP
U31とやり取りするようになっている。
【0094】また、コンピュータ装置3は、オープンコ
ントローラとして機能するように、インターフェースユ
ニット(図中、I/Fユニット)41を備えている。イ
ンターフェースユニット41は、イーサネット(登録商
標)などの汎用の通信プロトコルを用いるオープンネッ
トワーク8に対応した入出力部であり、オープンネット
ワーク8に接続されている。これによって、コンピュー
タ装置3は、オープンネットワーク8を介して他のコン
ピュータ装置、プログラマブル表示器、PLCなどと接
続される。
【0095】メモリ部34は、前述のSRAM12cと
同様、図11に示すように、表示制御システムプログラ
ムと、通信プロトコルと、画面データと、制御機能プロ
グラムと、ユーザプログラムとをそれぞれ格納するエリ
アを有している。
【0096】このように構成されるコンピュータ装置3
は、入出力機器4…が配備されたターゲットシステムの
運転時(オンライン状態)では、作成された画面や現場
の様子をディスプレイ35に表示させることによってタ
ーゲットシステムの運転状況を監視するモニタとして機
能するとともに、ターゲットシステムにおける入出力機
器4…の制御を行う。このとき、コンピュータ装置3
は、ラダーエディタ32aで作成され、データファイル
33に格納されているユーザプログラムを、制御機能プ
ログラムにしたがって実行する。一方、コンピュータ装
置3は、ターゲットシステムの非運転時(オフライン状
態)において、ラダーエディタ32aまたは作画エディ
タ32bを起動することによってユーザプログラムまた
はユーザ画面を作成するためのエディタ装置として機能
する。
【0097】第1および第2の表示/制御システムで
は、ユーザプログラムおよびユーザ画面が、一旦データ
ファイル33に格納された後、それぞれPLC2および
プログラマブル表示器1にダウンロードされ、メモリに
格納される。第2の表示/制御システムでは、あるい
は、ユーザプログラムおよびユーザ画面が、一旦データ
ファイル33に格納された後、プログラマブル表示器1
にダウンロードされ、メモリ部12に格納される。第3
の表示/制御システムでは、ユーザプログラムおよびユ
ーザ画面がデータファイル33に格納される。
【0098】ここで、第1ないし第3の表示/制御シス
テムにおけるユーザプログラムおよびユーザ画面の作成
手順について、より詳細に説明する。
【0099】ユーザプログラムを作成する場合は、図1
3のフローチャートに示す手順にしたがう。ここでは、
コンピュータ装置3において、少なくともラダーエディ
タ32aが起動されており、ディスプレイ35の表示部
35a(図15(a)参照)には、ユーザプログラム作
成用のエディタ画面(第2エディタ画面)を表示するウ
インドウ(以降、ラダーウインドウと称する)32a1
が開いているものとする。
【0100】まず、ラダーウインドウ32a1 上にて、
各入出力機器4を対象としてラダー命令に対応する変数
を機能属性と併せて登録する(S11)。このとき、変
数に対応するアドレスを、その変数に割り付けておく。
使用するラダー命令に対する変数の登録が全て終了すれ
ば(S12)、変数リストからラダー命令を入力するか
否かを判断する(S13)。
【0101】変数リストからラダー命令を入力する場合
は、変数リストを表示する(S14)。次いで、変数リ
ストから所望の変数を選択して、ラダーウインドウ32
1にドラッグし、かつドロップする(S15)。する
と、選択された変数に対応するラダー命令が自動的に入
力され(S16)、そのラダー命令を表すラダー記号が
ラダーウインドウ32a1 に表示される。そして、ラダ
ー命令の入力が終了したか否かを判断し(S17)、こ
こで、終了しない場合はS13に処理を戻す一方、終了
する場合は作成されたユーザプログラムをデータファイ
ル33に登録する(S18)。
【0102】一方、S13で変数リストからラダー命令
を入力しない場合、すなわち、入力すべきラダー命令が
変数リストに登録されていない場合、ラダーエディタ3
2aによる通常の方法でラダー命令を入力する(S1
9)。そして、そのラダー命令に対応する変数を入力す
る(S20)。このとき、入力とともに、S11と同様
に、変数および機能属性の登録を行い、変数に対応する
アドレスを、その変数に割り付けておく。その後、処理
をS17に移行させる。
【0103】なお、上記の例では、予め変数を登録して
から、その登録された変数に基づいてラダー命令を自動
入力する方法について説明した。しかしながら、変数の
登録については、この方法に限らず、ラダー命令を入力
しながら変数の登録してもよい。この場合は、S19、
S11、S12、S17およびS18の順に処理が行わ
れる。
【0104】また、作画エディタ32bを用いて、後述
のように、変数および機能属性の登録がユーザ画面の作
成とともに行われた場合は、その登録によって得られた
変数リストを利用する。具体的には、S11およびS1
2を除く処理が行われる。
【0105】ユーザ画面を作成する場合は、図14のフ
ローチャートに示す手順にしたがう。ここでは、コンピ
ュータ装置3において、少なくとも作画エディタ32b
が起動されており、ディスプレイ35の表示部35a
(図15(a)参照)には、ユーザ画面作成用のエディ
タ画面(第1エディタ画面)を表示するウインドウ(以
降、作画ウインドウと称する)32b1 が開いているも
のとする。
【0106】まず、ラダーウインドウ32a1 上にて、
各入出力機器4を対象としてマークに対応する変数を機
能属性と併せて登録する(S21)。このとき、変数に
対応するアドレスを、その変数に割り付けておく。使用
するマークに対する変数の登録が全て終了すれば(S2
2)、変数リストからマークを入力するか否かを判断す
る(S23)。
【0107】変数リストからマークを入力する場合は、
変数リストを表示する(S24)。次いで、変数リスト
から所望の変数を選択して、作画ウインドウ32b1
ドラッグし、かつドロップする(S25)。すると、選
択された変数に対応するマークが自動的に入力され(S
26)、そのマークが作画ウインドウ32b1 に表示さ
れる。そして、マークの入力が終了したか否かを判断し
(S27)、ここで、終了しない場合はS23に処理を
戻す一方、終了する場合は作成されたユーザ画面をデー
タファイル33に登録する(S28)。
【0108】一方、S23で変数リストからマークを入
力しない場合、すなわち、入力すべきマークが変数リス
トに登録されていない場合、作画エディタ32bによる
通常の方法でマークを入力する(S29)。そして、そ
のマークに対応する変数を入力する(S30)。このと
き、入力とともに、S21と同様に、変数および機能属
性の登録を行い、変数に対応するアドレスを、その変数
に割り付けておく。その後、処理をS27に移行させ
る。
【0109】なお、上記の例では、予め変数を登録して
から、その登録された変数に基づいてマークを自動入力
する方法について説明した。しかしながら、変数の登録
については、この方法に限らず、マークを入力しながら
変数の登録してもよい。この場合は、S29、S21、
S22、S27およびS28の順に処理が行われる。
【0110】また、ラダーエディタ32aを用いて、前
述のように、変数および機能属性の登録がユーザプログ
ラムの作成とともに行われた場合は、その登録によって
得られた変数リストを利用する。具体的には、S21お
よびS22を除く処理が行われる。
【0111】ここで、図13および図14のフローチャ
ートの手順で行われるユーザプログラムおよびユーザ画
面の作成を併せて行う場合の具体例について説明する。
【0112】ここで、図15(a)に示すように、ラダ
ーエディタ32aおよび作画エディタ32bが起動され
ており、ラダーウインドウ32a1 および作画ウインド
ウ32b1 がディスプレイ35の表示部35aに開かれ
ている。また、変数およびその変数に関する機能属性
は、すでに登録されているものとする。
【0113】この状態で、図15(b)に示すように、
変数リストを表示部35aに表示させ、スイッチのタブ
に含まれる変数のうち、例えば、変数“SW1”がドラ
ッグされ、かつラダーウインドウ32a1 および作画ウ
インドウ32b1 における所望の位置にドロップされ
る。
【0114】すると、図15(c)に示すように、ラダ
ーウインドウ32a1 には、変数“SW1”がドロップ
された位置にLD(ロード)命令に相当するラダー記号
Lが表示される。また、そのラダー記号Lの付近に変数
“SW1”が併せて表示される。一方、作画ウインドウ
32b1 には、変数“SW1”がドロップされた位置に
その変数に関連付けられたスイッチのマークMが表示さ
れる。また、そのマークMの上に変数“SW1”が併せ
て表示される。
【0115】上記の処理によって、ユーザは、変数リス
トから予め登録された変数を選択して、ドラッグ&ドロ
ップの操作を行うだけで、その変数に関連付けられた所
望のラダー記号およびマークをそれぞれラダーウインド
ウ32a1 および作画ウインドウ32b1 上に自動的に
生成することができる。また、併せて、ラダー記号Lお
よびマークMと併せて変数を表示させるので、その入力
の手間を省くこともできる。
【0116】上記の例では、ユーザプログラムとユーザ
画面とを並行して作成する場合であるが、前述のよう
に、ラダー記号またはマークを入力しながら、変数およ
び機能属性を登録する場合は、その登録とユーザプログ
ラムまたはユーザ画面の作成が同時に行われる。したが
って、この場合は、前述のように、その際に登録された
変数および機能属性を利用して、ユーザ画面またはユー
ザプログラムを作成することになる。
【0117】以上のように、本実施の形態に係る各表示
/制御システムは、変数を機能属性を持たせて登録する
変数管理部32cを備え、登録された変数を用いて、前
述のようにラダー記号およびマークを自動的に生成する
ように構成されている。これにより、(1)ユーザプロ
グラムまたはユーザ画面のいずれかを作成してから、他
方を作成する手順、および(2)ユーザプログラムおよ
びユーザ画面を並行して作成する手順のいずれをも効率
的に行うことができる。また、(2)の手順でも、変数
および機能属性の登録とラダー命令およびマークの入力
とを逐次行うだけでなく、予め変数および機能属性の登
録を全て行ってから、ラダー記号およびマークの入力を
行うことも可能である。しかも、登録後でも、図5
(b)のダイアログボックスを呼び出して、登録内容を
容易に変更することができる。したがって、上記のよう
なプログラムの多様な作成形態に対応することができ
る。
【0118】しかも、変数に機能属性を持たせるので、
その変数をラダー記号およびマークとともに表示させる
ことによって、表示されたラダー記号およびマークの特
徴づけのために別途コメントや名称などを入力する必要
がなくなる。また、機能属性によって変数の管理も容易
になる。
【0119】なお、本発明は、ラダー図だけではなく、
前述のIEC 6 1131-3 で規定された5言語を含む他の
言語によるプログラミングにおいても適用されるのは勿
論である。
【0120】また、本実施の形態では、変数リストから
変数をドラッグおよびドロップする例について説明した
が、本発明は、これに限定されない。
【0121】
【発明の効果】以上のように、本発明のエディタ装置
は、制御対象機器のアドレスに割り付けられた変数を、
第1および第2エディタ画面に表示するために上記制御
対象機器に対応して上記第1および第2エディタ手段に
それぞれ用意されている画像ブロックのうち機能的に関
連するもの同士と関連付けた状態で登録する登録手段
と、登録された上記変数を表示するとともに、表示され
た変数を選択し、かつ上記第1または第2エディタ画面
上に指示する操作に伴って、該変数に関連付けられた画
像ブロックを該変数が指示されたエディタ画面に表示さ
せる表示手段とを備えている構成である。
【0122】これによって、登録された変数に基づいて
画像ブロックを表示させるので、変数が登録されていれ
ば、プログラムの作成形態に関わらず、画像ブロックの
自動生成を行うことができる。したがって、プログラム
の多様な作成形態に対応してプログラムの簡易作成を実
現することができるという効果を奏する。
【0123】上記のエディタ装置においては、上記登録
手段が、機能的に関連する上記画像ブロックと上記変数
との関連付けを変数に機能属性を付与するよって行うの
で、変数を機能属性に基づいて管理することが可能にな
る。したがって、変数の表示を機能属性毎に行うなどし
て、変数を容易に選択することができるという効果を奏
する。
【0124】このエディタ装置においては、上記表示手
段が、上記変数を上記画像ブロックとともに表示させる
ので、画像ブロックに関する名称やコメントなどの付帯
情報を画像ブロックと併せて表示させる場合に、その付
帯情報として変数の機能属性を用いることができ、入力
すべきパラメータを増加させることがない。したがっ
て、入力の手間を削減して、操作性をより向上させるこ
とができるという効果を奏する。
【0125】本発明のエディタプログラムが記録された
記録媒体は、エディタプログラムが、制御対象機器のア
ドレスに割り付けられた変数を、第1および第2エディ
タ画面に表示するために上記制御対象機器に対応して上
記第1および第2エディタ処理にそれぞれ用意されてい
る画像ブロックのうち機能的に関連するもの同士と関連
付けた状態で登録する登録処理と、登録された上記変数
を表示するとともに、表示された変数を選択し、かつ上
記第1または第2エディタ画面上に指示する操作に伴っ
て、該変数に関連付けられた画像ブロックを該変数が指
示されたエディタ画面に表示させる表示処理とを含んで
いる構成である。
【0126】これによって、本発明のエディタ装置と同
様、変数が登録されていれば、プログラムの作成形態に
関わらず、画像ブロックの自動生成を行うことができ
る。したがって、プログラムの多様な作成形態に対応し
てプログラムの簡易作成を実現することができるという
効果を奏する。
【0127】本発明のエディタプログラムが記録された
他の記録媒体は、エディタプログラムが、表示内容プロ
グラムを第1エディタ画面上での入力操作に応じて作成
する第1エディタ処理または制御手順プログラムを第2
エディタ画面上での入力操作に応じて作成するための第
2エディタ処理のいずれか一方と、上記登録処理および
上記表示処理とを含んでいる構成である。
【0128】これによって、前記の記録媒体と同様、登
録された変数を用いることによって、プログラムの作成
形態に関わらず、画像ブロックの自動生成を行うことが
できる。したがって、プログラムの多様な作成形態に対
応してプログラムの簡易作成を実現することができると
いう効果を奏する。さらに、この記録媒体によれば、エ
ディタプログラムが第1または第2エディタ処理のいず
れか一方と、登録処理および表示処理とを含んでいるの
で、第1エディタ処理と第2エディタ処理とが独立した
エディタプログラムに含まれているような形態であって
も本発明を適用することができる。
【0129】上記の両記録媒体は、上記登録処理が、機
能的に関連する上記画像ブロックと上記変数との関連付
けを変数に機能属性を付与することによって行うので、
前述のエディタ装置と同様、変数が機能属性を備えるこ
とによって、変数を機能属性に基づいて管理することが
可能になる。したがって、変数の表示を機能属性毎に行
うなどして、変数を容易に選択することができるという
効果を奏する。
【0130】また、この記録媒体においては、上記表示
処理が、上記変数を上記画像ブロックとともに表示させ
るので、前述のエディタ装置と同様、画像ブロックに関
する名称やコメントなどの付帯情報を画像ブロックと併
せて表示させる場合に、その付帯情報として変数の機能
属性を用いることができ、入力すべきパラメータを増加
させることがない。したがって、入力の手間を削減し
て、操作性をより向上させることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る第1の表示/制御
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記第1の表示/制御システムにおけるプログ
ラマブル表示器のFEPROMに格納されるプログラム
を示す説明図である。
【図3】上記プログラマブル表示器などで表示されるユ
ーザ画面に含まれる処理指示語の基本的フォーマットを
示す説明図である。
【図4】上記プログラマブル表示器の表示動作の処理手
順を示すフローチャートである。
【図5】(a)は、変数に機能属性を持たせる第2方法
の具体例を示す説明図であり、(b)は、機能属性を設
定するためのダイアログボックスを示す説明図である。
【図6】上記変数を表示する変数リストを示す説明図で
ある。
【図7】本発明の各表示/制御システムにおけるコンピ
ュータ装置に設けられるデータファイルに形成されるラ
ダーファイルの構成を示す説明図である。
【図8】本発明の各表示/制御システムにおけるコンピ
ュータ装置に設けられるデータファイルに形成される画
面ファイルの構成を示す説明図である。
【図9】本発明の各表示/制御システムにおけるコンピ
ュータ装置に設けられるデータファイルの他の構成を示
す説明図である。
【図10】本発明の実施の一形態に係る第2の表示/制
御システムの構成を示すブロック図である。
【図11】第2および第3の表示/制御システムにおけ
るプログラマブル表示器のFEPROMに格納されるプ
ログラムを示す説明図である。
【図12】本発明の実施の一形態に係る第3の表示/制
御システムの構成を示すブロック図である。
【図13】上記の各表示/制御システムで実行されるユ
ーザプログラムを作成する手順を示すフローチャートで
ある。
【図14】上記の各表示/制御システムで実行されるユ
ーザ画面を作成する手順を示すフローチャートである。
【図15】(a)ないし(c)はユーザプログラムおよ
びユーザ画面を並行して作成する場合のラダーエディタ
および作画エディタの動作の具体例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 プログラマブル表示器(表示機能部、制御機
能部) 2 PLC(制御機能部) 3 コンピュータ装置(表示機能部、制御機能
部) 4 入出力機器(制御対象機器) 5 記録媒体 32a ラダーエディタ(第1エディタ手段) 32a1 ラダーウインドウ(第1エディタ画面) 32b 作画エディタ(第2エディタ手段) 32b1 作画ウインドウ(第2エディタ画面) 32c 変数管理部(登録手段、表示手段) L ラダー記号(画像ブロック) M マーク(画像ブロック)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象機器の状態を表示する表示機能部
    と、該制御対象機器の動作を制御する制御機能部とを有
    する表示/制御システムを対象として、上記表示機能部
    が実行する表示の内容を定めるための表示内容プログラ
    ムを第1エディタ画面上での入力操作に応じて作成する
    第1エディタ手段と、上記制御機能部が実行する制御の
    手順を定めるための制御手順プログラムを第2エディタ
    画面上での入力操作に応じて作成するための第2エディ
    タ手段とを備えるエディタ装置であって、 上記制御対象機器のアドレスに割り付けられた変数を、
    上記第1および第2エディタ画面に表示するために上記
    制御対象機器に対応して上記第1および第2エディタ手
    段にそれぞれ用意されている画像ブロックのうち機能的
    に関連するもの同士と関連付けた状態で登録する登録手
    段と、 登録された上記変数を表示するとともに、表示された変
    数を選択し、かつ上記第1または第2エディタ画面上に
    指示する操作に伴って、該変数に関連付けられた画像ブ
    ロックを該変数が指示されたエディタ画面に表示させる
    表示手段とを備えていることを特徴とするエディタ装
    置。
  2. 【請求項2】上記登録手段が、機能的に関連する上記画
    像ブロックと上記変数との関連付けを変数に機能属性を
    付与することによって行うことを特徴とする請求項1に
    記載のエディタ装置。
  3. 【請求項3】上記表示手段が、上記変数を上記画像ブロ
    ックとともに表示させることを特徴とする請求項2に記
    載のエディタ装置。
  4. 【請求項4】制御対象機器の状態を表示する表示機能部
    と、該制御対象機器の動作を制御する制御機能部とを有
    する表示/制御システムを対象として、上記表示機能部
    が実行する表示の内容を定めるための表示内容プログラ
    ムを第1エディタ画面上での入力操作に応じて作成する
    第1エディタ処理と、上記制御機能部が実行する制御の
    手順を定めるための制御手順プログラムを第2エディタ
    画面上での入力操作に応じて作成するための第2エディ
    タ処理とを含むエディタプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体であって、 上記制御対象機器のアドレスに割り付けられた変数を、
    上記第1および第2エディタ画面に表示するために上記
    制御対象機器に対応して上記第1および第2エディタ処
    理にそれぞれ用意されている画像ブロックのうち機能的
    に関連するもの同士と関連付けた状態で登録する登録処
    理と、 登録された上記変数を表示するとともに、表示された変
    数を選択し、かつ上記第1または第2エディタ画面上に
    指示する操作に伴って、該変数に関連付けられた画像ブ
    ロックを該変数が指示されたエディタ画面に表示させる
    表示処理とを含んでいることを特徴とするエディタプロ
    グラムを記録した記録媒体。
  5. 【請求項5】制御対象機器の状態を表示する表示機能部
    と、該制御対象機器の動作を制御する制御機能部とを有
    する表示/制御システムを対象として、上記表示機能部
    が実行する表示の内容を定めるための表示内容プログラ
    ムを第1エディタ画面上での入力操作に応じて作成する
    第1エディタ処理または上記制御機能部が実行する制御
    の手順を定めるための制御手順プログラムを第2エディ
    タ画面上での入力操作に応じて作成するための第2エデ
    ィタ処理のいずれか一方を含むエディタプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 上記制御対象機器のアドレスに割り付けられた変数を、
    上記第1および第2エディタ画面に表示するために上記
    制御対象機器に対応して上記第1および第2エディタ処
    理にそれぞれ用意されている画像ブロックのうち機能的
    に関連するもの同士と関連付けた状態で登録する登録処
    理と、 登録された上記変数を表示するとともに、表示された変
    数を選択し、かつ上記第1または第2エディタ画面上に
    指示する操作に伴って、該変数に関連付けられた画像ブ
    ロックを該変数が指示されたエディタ画面に表示させる
    表示処理とを含んでいることを特徴とするエディタプロ
    グラムを記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】上記登録処理が、機能的に関連する上記画
    像ブロックと上記変数との関連付けを変数に機能属性を
    付与することによって行うことを特徴とする請求項4ま
    たは5に記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】上記表示処理が、上記変数を上記画像ブロ
    ックとともに表示させることを特徴とする請求項6に記
    載の記録媒体。
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