JP2001074529A - 流量計測装置 - Google Patents
流量計測装置Info
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Abstract
から大流量までの流量計測を可能にすること。 【解決手段】 流量計測装置は、流体が流れる流路17
上に設置するフローセンサ3であって、流路17を流れ
る流体を加熱するヒータエレメント34と、ヒータエレ
メント34を挟んで上記流路17における流体の流れ方
向における上流側と下流側とに各々1個以上配置された
測温エレメント32,33とからなるフローセンサ3
と、ヒータエレメント34を加熱するための駆動パルス
電圧を供給する電源5と、フローセンサ3の測温エレメ
ント32,33からの出力に基づいて、流路17を流れ
る流体の流量を算出する流量算出部9と、フローセンサ
3に供給される電源5の駆動パルス電圧のパルス幅T1
を可変する駆動パルス幅可変手段7とからなる。
Description
の流量を計測する流量計測装置に関するものである。
タといった、ガスの流量測定を行う流量計測装置の分野
において、Si(シリコン)をベースとした半導体プロ
セスを用いて作製された流速センサ(以下、マイクロフ
ローセンサという)を使用する流量計測装置がある。
常、半導体基台上に形成された薄肉のダイヤフラム部を
有していて、ダイヤフラム部上には、サーモパイル等か
らなる2個の測温エレメントと、これらの測温エレメン
ト間に加熱用のヒータエレメントとが形成されている。
ガスの流路内に、ヒータエレメントを挟んで、ガスの上
流側に一方の測温エレメントが位置しかつ下流側に他方
の測温エレメントが位置するように配置される。そし
て、ガスの流れの中で、ヒータエレメントを加熱し、上
流側と下流側の各測温エレメントからの温度に依存した
測温出力の差を検出し、この測温出力差信号情報からガ
スの流速を計測し、得られた流速に対応する流量を求め
ることができる。
流速センサで少ない流量から大きな流量まで広域な流量
範囲にわたって計測しようとする試みがなされている。
マイクロフローセンサをこのような広域の流量範囲にわ
たる流速センサとして用いようとすると、図10のグラ
フに示すように、3桁の流量までの計測範囲ならば可能
であることがわかる。
レメントは、通常10〜20ミリ秒のパルス幅を有する
矩形パルス電圧で間欠的に駆動することにより加熱して
いる。ヒータエレメントに印加する電圧の制御は、定電
流や定電力等様々な方式が使用されている。
に示すような駆動パルス電圧のパルス幅は、計測範囲に
おける最大流量計測時のマイクロフローセンサ、すなわ
ち2個の測温エレメントの測温出力差信号が、図11
(b)の波形Aに示すように立ち上がって飽和に近い出
力となるように決定され、その好適なパルス幅としては
上述のように10〜20ミリ秒に決定されている。そし
て、パルスが立ち下がる直前の測温出力差信号の値によ
り、流体の流速を求める。したがって、駆動パルス電圧
のパルス幅を、上述のように飽和に近い出力が得られる
パルス幅よりさらに長くしても、消費電流が大きくなる
ので実際的ではない。これにより、ヒータエレメントを
矩形パルス電圧で間欠的に駆動しても、常に一定電圧を
印加して駆動する場合と同等の出力が得られる。
りも大きな流量に対しては、測温エレメントの温度差検
出出力は、図11(b)の波形Bのように変化する。こ
のように、流量が大きくなると、図11(b)の波形A
と波形Bの比較からわかるように、温度差検出出力波形
の立ち上がり速度は速くなるが、波形Bのように飽和に
至り、さらに流量が大きくなってもピーク出力は増え
ず、むしろやや小さくなる傾向がある。
を用いてさらに広域の流量範囲にわたる流量を計測しよ
うとした場合、大流量計測時のセンサ出力の飽和現象
(図10の飽和領域)により、計測が不可能になってい
た。
本発明の目的は、1個のマイクロフローセンサで流体の
小流量から大流量までの流量計測を可能にした流量計測
装置を提供することにある。
項1に記載した本発明の流量計測装置は、図1の基本構
成図に示すように、流体が流れる流路17上に設置する
フローセンサであって、上記流路17を流れる流体を加
熱するヒータエレメント34と、上記ヒータエレメント
34を挟んで上記流路17における流体の流れ方向にお
ける上流側と下流側とに各々1個以上配置された測温エ
レメント32,33とからなるフローセンサ3と、上記
ヒータエレメント34を加熱するための駆動パルス電圧
を供給する電源5と、上記フローセンサ3の測温エレメ
ント32,33からの出力に基づいて、上記流路17を
流れる流体の流量を算出する流量算出部9と、上記フロ
ーセンサ3に供給される上記電源5の駆動パルス電圧の
パルス幅T1を可変する駆動パルス幅可変手段7とから
なることを特徴とする。
ンサ3は、流体が流れる流路17上に設置される。フロ
ーセンサ3は、ヒータエレメント34と、測温エレメン
ト32,33とからなる。ヒータエレメント34は、流
路17を流れる流体を加熱し、測温エレメント32,3
3は、ヒータエレメント34を挟んで流路17における
流体の流れ方向における上流側と下流側とに各々配置さ
れる。電源5は、ヒータエレメント34を加熱するため
の駆動パルス電圧を供給する。この駆動パルス電圧のパ
ルス幅は可変される。フローセンサ3の測温エレメント
32,33からの出力に基づいて、流路17を流れる流
体の流量が流量算出部9で算出される。
の流量計測装置において、前記駆動パルス幅可変手段7
は、前記電源5と前記ヒータエレメント34との間に接
続された第2のスイッチ手段71と、上記第2のスイッ
チ手段71に第1のパルス幅T1または第2のパルス幅
T1′と所定の周期T2とを有するスイッチング信号を
供給して開閉させるスイッチング制御回路73とからな
ることを特徴とする。
ス幅可変手段7は、電源5とヒータエレメント34との
間に接続された第2のスイッチ手段71と、第2のスイ
ッチ手段71に第1のパルス幅T1または第2のパルス
幅T1′と所定の周期T2とを有するスイッチング信号
を供給して開閉させるスイッチング制御回路73とから
構成されている。
の流量計測装置において、前記周期T2が不定周期であ
ることを特徴とする。
が不定周期、すなわち一定周期でないものとしている。
は3記載の流量計測装置において、前記スイッチング制
御回路73は、前記所定の周期T2を有するトリガパル
スを発生するパルス発生器84と、上記パルス発生器8
4からのトリガパルスでトリガされ、スイッチング制御
信号を発生して前記第1のスイッチ手段に供給する単安
定マルチバイブレータ87とからなり、上記単安定マル
チバイブレータ87は、第1の時定数回路85,86
と、第2の時定数回路90,86と、上記第1および第
2の時定数回路を選択的に切り換える第3のスイッチ手
段91とを備え、上記第3のスイッチ手段91により上
記第1の時定数回路85,86が選択された場合は第1
のパルス幅T1を有するスイッチング制御信号を発生
し、上記第3のスイッチ手段91により上記第2の時定
数回路90,86が選択された場合は第2のパルス幅T
1′を有するスイッチング制御信号を発生することを特
徴とする。
ング制御回路73は、所定の周期T 2を有するトリガパ
ルスを発生するパルス発生器84と、パルス発生器84
からのトリガパルスでトリガされ、スイッチング制御信
号を発生して第1のスイッチ手段に供給する単安定マル
チバイブレータ87とからなる。単安定マルチバイブレ
ータ87は、第1の時定数回路85,86と、第2の時
定数回路90,86と、第1および第2の時定数回路を
選択的に切り換える第3のスイッチ手段91とを備え、
第3のスイッチ手段91により第1の時定数回路85,
86が選択された場合は第1のパルス幅T1を有するス
イッチング制御信号を発生し、第3のスイッチ手段91
により第2の時定数回路90,86が選択された場合は
第2のパルス幅T1′を有するスイッチング制御信号を
発生する。
の流量計測装置において、前記第3のスイッチ手段91
は、手動で切り換える機械的スイッチ、または、前記流
量算出部9からの制御信号で切り換える電子スイッチで
あることを特徴とする。
イッチ手段91は、手動で切り換える機械的スイッチ、
または、前記流量算出部9からの制御信号で切り換える
電子スイッチとされる。
の実施の形態を図面を参照して説明する。
の実施形態であるガス流量計測装置の概略構成を示すブ
ロック図である。図2において、ガス流量計測装置1
は、マイクロフローセンサ3、電源5、スイッチング部
7および流量算出部9を備えている。
に示すように、図3中断面で示すガス流路17の内壁に
配設される。マイクロフローセンサ3は、図4の側面図
に示すように、半導体基台31,31上に形成された薄
肉のダイヤフラム部31aを有しており、図5の平面図
に示すように、ダイヤフラム部31a上に2個の測温用
のサーモパイル32,33(測温エレメントに相当)と
加熱用のヒータエレメント34とが形成されている。な
お、測温エレメントは、サーモパイルに限るものではな
く、測温抵抗体や焦電体型センサ、サーミスタ等でも良
い。
に示すように、ガス流路17内を流れるガスの流れ方向
Xの上流側からサーモパイル32、ヒータエレメント3
4、サーモパイル33の順に、流れ方向Xに沿って等間
隔で配列されている。
に、サーモパイル32,33は、それぞれ、流量算出部
9の差動アンプ10のプラスおよびマイナス入力端子と
接地と間に接続されている。また、ヒータエレメント3
4は、接地と、スイッチング部7を構成するスイッチ7
1を介して電源5とに接続されている。
力電圧は、その直上の流体温度に依存して変化し、両測
温出力電圧の差に応じた測温出力信号(各測温エレメン
トから各々出力される電気信号の差値に相当)が、差動
アンプ10の出力から、ガス流路17内を流れるガスの
流速に対応する検出信号として出力するように構成され
ている。
定電圧回路53を有しており、バッテリ51からの電力
の電圧を、定電圧回路53により所定の定電圧として出
力するように構成されている。
に相当)は、スイッチ71(第2のスイッチ手段に相
当)およびスイッチング制御回路73を有している。ス
イッチ71は、例えば、ベースをスイッチング制御回路
73に接続し、コレクタを定電圧回路53に接続し、エ
ミッタをヒータエレメント34に接続したnpn型トラ
ンジスタにより構成されている。
えば、具体的な回路構成を一部ブロックで示す説明図で
ある図7に示すように、抵抗81,82およびコンデン
サ83を外付け素子として有するパルス発生器84と、
抵抗85,90、スイッチ91(第3のスイッチ手段に
相当)およびコンデンサ86を外付け素子として有する
単安定マルチバイブレータ87とを備えている。単安定
マルチバイブレータ87において、スイッチ9の共通接
点は電源Vccに接続され、一方の切換接点は抵抗85
の一端に接続され、他方の切換接点は抵抗90の一端に
接続されている。抵抗85,90の他端は、一端が接地
されたコンデンサ86の他端に接続されている。抵抗8
5,90とコンデンサ86の接続点は、単安定マルチバ
イブレータ87に接続されている。初期状態では、スイ
ッチ91は、その共通接点が抵抗85に接続された切換
接点側に切り換わった状態になっている。
A、抵抗82の抵抗値RBおよびコンデンサ83の容量
値Cによる時定数で決まる周期T2でトリガパルス88
を発生して、このトリガパルス88を単安定マルチバイ
ブレータ87に供給する。
5の抵抗値RX1とコンデンサ86の容量値CXとによ
る第1の時定数回路によって定まるパルス幅T1のパル
ス信号、または、スイッチ91の切換による抵抗90の
抵抗値RX2(この例では、抵抗85,90の抵抗値R
X1,RX2は、RX1>RX2の関係になるように選
択されている)とコンデンサ86の容量値CXとによる
第2の時定数回路によって定まるパルス幅T1′のパル
ス信号を生成する。初期状態では、スイッチ91は、そ
の共通接点が抵抗85に接続された切換接点側に切り換
わった状態になっているので、抵抗85の抵抗値RX1
とコンデンサ86の容量値CXとによる時定数によって
定まるパルス幅T1のパルス信号を生成して、これをス
イッチング制御信号89として、スイッチ71を構成す
るnpn型トランジスタのベースに出力する。
86の容量値CXとによる時定数によって定まるパルス
幅T1は、ガス流路17内を流れるガスに十分に放熱さ
れる程度の熱を安定してヒータエレメント34で加熱さ
せることができる時間に設定される。この実施の形態で
は、パルス幅T1は、抵抗85の抵抗値RXとコンデン
サ86の容量値CXとを適宜選択することにより10〜
20ミリ秒に設定される。
抵抗値RBおよびコンデンサ83の容量値Cによる時定
数で定まる周期T2は、少なくとも、パルス幅T1の駆
動パルス電圧で加熱されたヒータエレメント34が冷却
されて周囲温度に戻るのに要する時間に設定される。
定することにより、スイッチング制御回路73は、スイ
ッチング制御信号89によりスイッチ71を周期T2の
うちのパルス幅T1の間だけ周期的に閉じて、定電圧回
路53からの定電圧の電力を、パルス幅T1を有する駆
動パルス電圧としてヒータエレメント34に供給させる
ように働くことになる。
(アナログ/デジタル)コンバータ11およびマイクロ
コンピュータ13から構成されている。
3の測温エレメント32,33から出力される測温出力
信号の差を検出、増幅するもので、その検出増幅信号
は、ADコンバータ11に入力される。ADコンバータ
11は、スイッチ71(または単安定マルチバイブレー
タ87)の立下がりエッジをトリガとして、そのタイミ
ングの信号電圧値をAD値に変換し、マイクロコンピュ
ータ13へ供給する。
ータ11からのAD値に基づいて演算処理を行い、ガス
流路17内を流れるガスの瞬時的な流量を算出する。
置1の動作(作用)について、図8に示す各部信号の波
形タイミング図を参照しながら説明する。
が開始されると、スイッチング制御回路73が、パルス
幅T1および周期T2を有するスイッチング制御信号8
9をスイッチ71に供給し、スイッチ71を周期T2の
うちのパルス幅T1の間だけ周期的に閉じる。スイッチ
71の開閉動作により、バッテリ51からの電圧を定電
圧回路53により所定の定電圧とした電源5からの電圧
が、マイクロフローセンサ3のヒータエレメント34
に、パルス幅T1に相当する時間(たとえば、10〜2
0ミリ秒)の間供給される状態と、(周期T2−パルス
幅T1)に相当する時間の間供給されない状態とが、交
互に発生することになる。すなわち、マイクロフローセ
ンサ3のヒータエレメント34は、図8(a)に示す電
源5よりのパルス幅T1を有する駆動パルス電圧S1で
駆動され、加熱される。
配置された測温エレメント33から図8(c)に実線で
示す測温出力信号S3が出力され、流量算出部9の差動
アンプ10のプラス入力端子に供給される。この測温出
力信号S3は、ヒータエレメント34のパルス幅T1に
相当する時間の加熱により温度上昇したガスの温度を検
出して、周囲温度出力レベルから立ち上がり、次いでパ
ルス幅T1に相当する時間経過後に立ち下がるように出
力レベルが変化する波形となる。
置された測温エレメント32から図8(d)に示す測温
出力信号S4が出力され、流量算出部9の差動アンプ1
0のマイナス入力端子に供給される。これら測温出力信
号S3,S4は、流速がゼロの時は、流体やセンサチッ
プ内の熱拡散のみにより温度分布が発生するため、S 3
とS4の出力は同じ形状になる。流速が発生すると、流
れによって下流側に拡散する熱量が増え、上流側に拡散
する熱量が減るので、測温出力信号S3は増加し、測温
出力信号S4は減少する。
る、測温出力信号S3(プラス入力)と測温出力信号S
4(マイナス入力)との差動増幅信号S5は、流速に相
当する電圧値を出力する。
に入力される。ADコンバータ11は、ヒータエレメン
ト34の駆動パルス電圧S1をトリガ信号として入力す
る。ADコンバータ11は、駆動パルス信号S1の立ち
下がりエッジをトリガとして、そのタイミングの差動増
幅信号S5の電圧値をAD値に変換し、マイクロコンピ
ュータ13へ出力する。
図9の曲線(A)のような出力に対する流量値のデータ
を変換テーブルなどの方法で保管しており、出力AD値
がどの流量に相当するかを比較して、流量値を出力す
る。
は、流量小領域の流量は計測できるが、流量大領域およ
び流量さらに大領域の大きな流量は、出力が飽和してし
まうため正確な流量計測が難しかった。
0ミリ秒の駆動パルス電圧で駆動されるマイクロフロー
センサ3では正確な流量計測が困難である流量計測範囲
における流量大の領域でも流量計測を可能にするため、
スイッチング部7において、スイッチング制御回路73
の単安定マルチバイブレータ87におけるスイッチ91
を、抵抗85側から抵抗90側に切り換え、駆動パルス
電圧のパルス幅を上述のパルス幅(10〜20ミリ秒)
の1/10〜1/2程度に短くして流量計測を行う。
に切り換えても、パルス幅がT1からT1′に切り替わ
る以外は、その動作は変わらない。図8の動作説明図
も、実線の波形が点線の波形に変わること以外は変わら
ない。
に切り換えた時の出力AD値と流量の関係は、図9の曲
線(B)のようになる。これは、パルス幅が短くなった
ことで、測温出力差信号S5の立ち上がり部の電圧値を
計測することになり、この部分が高流量時には流量感度
が大きいことを見出したことによる。一方、低流量感度
は、ノイズレベルが大きくなるため悪くなる。
(長く)とし、流量大領域ではパルス幅をT1′(短
く)とすることで、低流量から高流量まで3桁以上の流
量域の計測ができるようになる。
T1(たとえば、10〜20ミリ秒)の駆動パルス電圧
でヒータエレメント34を加熱し、流量大の領域では、
パルス幅T1の1/10〜1/2のパルス幅T1′(た
とえば、2ミリ秒)の駆動パルス電圧でヒータエレメン
ト34を加熱するように、駆動パルス電圧のパルス幅を
流量の大きさに応じて適宜切り換えて使用することによ
り、1個のフローセンサ3を使用して、流量小の領域で
は図9の曲線(A)に基づきかつ流量大の領域では曲線
(B)に基づくように切り換えて従来に比してさらに広
域の流量計測範囲にわたって使用することができ、それ
により、小流量から大流量までさらに広域の流量を計測
することができる。
たが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能
である。
ける単安定マルチバイブレータ87のスイッチ91は、
任意の流量から手動で切り換える機械的スイッチとして
も良いし、マイクロコンピュータ13で任意の流量以上
になる場合にマイクロコンピュータ13からの52信号
で切り換える電子スイッチとしても良い。
ベル、すなわち駆動パルス電圧のパルス幅を変える流量
レベルと、連動スイッチ43,44を切り換える流量レ
ベル、すなわち2対のサーモパイルを切り換える流量レ
ベルは、任意に設定することができ、またその切り換え
る順番も自由に組み合わせることができる。
の実施の形態では一定周期としているが、一定周期でな
く、すなわち不定周期としても良い。
ローセンサを、流量小の領域から流量大の領域まで従来
に比して広域の流量計測範囲にわたって使用することが
でき、それにより、小流量から大流量まで3桁以上の広
域の流量を計測することができる。また、フローセンサ
の駆動回路を従来回路とほとんど変わらない規模で実現
できる。
構成で駆動パルス電圧のパルス幅を可変することができ
る。
的な圧力変動の影響をなくすことができる。
第2のパルス幅を有する駆動パルス電圧を簡単な回路構
成で得ることができる。
第2の時定数回路のうちどちらか一方の時定数回路を手
動または自動的に切り換えることができる。
る。
を適用したガス流量計測装置の概略構成を示すブロック
図である。
図である。
側面図である。
平面図である。
図である。
路構成を一部ブロックで示す説明図である。
各部信号の波形タイミング図である。
の測温出力差信号対流量の関係を示すグラフである。
力差信号対流量の関係を示すグラフである。
ルス電圧と測温出力差信号の関係を説明する図面であ
り、(a)は駆動パルス電圧波形、(b)は測温出力差
信号波形を示す。
部) 87 単安定マルチバイブレータ 90 抵抗(第2の時定数回路の一部) 91 スイッチ(第3のスイッチ手段) 9 流量算出部 17 流路
Claims (5)
- 【請求項1】 流体が流れる流路上に設置するフローセ
ンサであって、上記流路を流れる流体を加熱するヒータ
エレメントと、上記ヒータエレメントを挟んで上記流路
における流体の流れ方向における上流側と下流側とに各
々1個以上配置された測温エレメントとからなるフロー
センサと、 上記ヒータエレメントを加熱するための駆動パルス電圧
を供給する電源と、 上記フローセンサの測温エレメントからの出力に基づい
て、上記流路を流れる流体の流量を算出する流量算出部
と、 上記フローセンサに供給される上記電源の駆動パルス電
圧のパルス幅T1を可変する駆動パルス幅可変手段とか
らなることを特徴とする流量計測装置。 - 【請求項2】 前記駆動パルス幅可変手段は、 前記電源と前記ヒータエレメントとの間に接続された第
2のスイッチ手段と、 上記第2のスイッチ手段に第1のパルス幅T1または第
2のパルス幅T1′と所定の周期T2とを有するスイッ
チング信号を供給して開閉させるスイッチング制御回路
とからなることを特徴とする請求項1記載の流量計測装
置。 - 【請求項3】 前記周期T2が不定周期であることを特
徴とする請求項2記載の流量計測装置。 - 【請求項4】 前記スイッチング制御回路は、 前記所定の周期T2を有するトリガパルスを発生するパ
ルス発生器と、 上記パルス発生器からのトリガパルスでトリガされ、ス
イッチング制御信号を発生して前記第1のスイッチ手段
に供給する単安定マルチバイブレータとからなり、 上記単安定マルチバイブレータは、第1の時定数回路
と、第2の時定数回路と、上記第1および第2の時定数
回路を選択的に切り換える第3のスイッチ手段とを備
え、上記第3のスイッチ手段により上記第1の時定数回
路が選択された場合は第1のパルス幅T1を有するスイ
ッチング制御信号を発生し、上記第3のスイッチ手段に
より上記第2の時定数回路が選択された場合は第2のパ
ルス幅T1′を有するスイッチング制御信号を発生する
ことを特徴とする請求項2または3記載の流量計測装
置。 - 【請求項5】 前記第3のスイッチ手段は、手動で切り
換える機械的スイッチ、または、前記流量算出部からの
制御信号で切り換える電子スイッチであることを特徴と
する請求項4記載の流量計測装置。
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