JP2002071423A - 流量計測方法及び装置並びに電子式ガスメータ - Google Patents

流量計測方法及び装置並びに電子式ガスメータ

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JP2002071423A JP2000236622A JP2000236622A JP2002071423A JP 2002071423 A JP2002071423 A JP 2002071423A JP 2000236622 A JP2000236622 A JP 2000236622A JP 2000236622 A JP2000236622 A JP 2000236622A JP 2002071423 A JP2002071423 A JP 2002071423A
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一光 温井
Minoru Seto
実 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より消費電力の削減を可能にし、消費電力を
増大することなく、流体の流れに即応した流体流量検出
及び流体流量計測を可能にした流量計測方法及び装置並
びにより精度の良い電子式ガスメータを提供する。 【解決手段】 流量有無検出手段11a−2がデジタル
信号により流体流路17内の流体の流量の有無を検出す
る。そして、流量有無検出手段が流量無しを検出したと
き、制御手段11a−3が間欠的な電力供給毎に演算手
段11a−1による流量演算動作を行わせる正規計測モ
ードから、演算手段の動作を停止させ流量演算動作を省
略するラフ計測モードに切り替える制御を行う。また、
ラフ計測モードにおいて流量有無検出手段が流量有りを
検出したとき、制御手段が正規計測モードに戻す制御を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスや液体などの
流体の流速を測定することで流体流量を計測する流量計
測方法及び装置並びに計測したガスからなる流体の流量
を積算してガス使用量を計量する電子式ガスメータに係
り、特に、電池を電源とした流量計測方法、駆動式のも
のに有効に適用し得る流量計測方法及び装置並びに電子
式ガスメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスメータは、内部の流路を流れるガス
の流量をガスの使用量として計測する流量計測装置を有
しており、この種の流量計測装置は、ガスメータに内蔵
された電池により駆動されるセンサによりガス流路内の
ガスの流速を測定し、この測定したガスの流速に流路の
断面積などを乗じる演算を行うことで、ガスの流量を計
測する方法を採用している。
【0003】ところで、上述したガス流路内のガスの流
速測定に用いられるセンサの一つであるフローセンサ
は、ガスの通過するガス流路内に配置されるシリコン基
板上に熱検知素子としての一対のサーモパイルとヒータ
とを形成して構成されており、一対のサーモパイルは、
ガスの流れ方向におけるヒータの上流側と下流側とに、
ヒータから同じ間隔をおいて配置されている。
【0004】そして、このフローセンサでは、電池電源
の延命のために所定の時間毎に間欠的に電力を供給して
ヒータに通電して熱を放出させると、その熱がガス流路
内のガスにより各サーモパイルに伝達されて、各サーモ
パイルの熱起電力がそれぞれ変化する。このため、ガス
の流れの上流側に位置するサーモパイルへの熱伝達速度
と下流側に位置するサーモパイルへの熱伝達速度とが、
ガス流路内を流れるガスの流速に応じた分だけ異なるよ
うになり、各サーモパイルの熱起電力の変化量は、ガス
流路内のガスの流速に応じて相違することになる。
【0005】そこで、フローセンサはこの原理を利用し
て、各サーモパイルに通電して得られるそれら各サーモ
パイルが検知した熱量に応じたレベルの起電力の電圧か
らなるアナログ電気信号を、ガス流路内のガスの流速を
表す信号として出力するように構成されている。
【0006】フローセンサが出力するアナログ電気信号
はA/D変換器によってデジタル信号に変換されて、予
め定めたプログラムに従って動作するマイクロコンピュ
ータに取り込まれる。マイクロコンピュータは、取り込
んだデジタル信号に基づきガスの流速を計測し、この計
測した流速に基づきガスの流量を演算する。このガス流
量を演算するに当たっては、周囲温度によるアナログ電
気信号のレベルの変動を補正するためなどの各種の補正
処理も一緒に行われる。そして、演算によって求めたガ
ス流量は、ガスメータの場合には、積算流量を求めるた
め積算される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、電池
を電源として作動するフローセンサを用いた流量計測方
法及び装置においては、電池電源の消費電力をできるだ
け低減するために一定時間、例えば6秒間隔で間欠的に
短時間づつフローセンサを作動するようにしている。こ
のように間欠的に駆動した場合には、6秒間隔の初期の
時点でガス流量があっても次に間欠的な作動が行われる
まで流量有無を検出することができないだけでなく、そ
の計測も行うことができなくなる。その結果、ガスの流
れに即応したガス流量検出及びガス流量計測を行うこと
に問題があり、計測したガス流量を積算表示する電子式
ガスメータに適用した場合には積算値に誤差が入る余地
があり、精度上問題がある。したがって、できれば間欠
時間をもっと短くすることが望まれるが、電池寿命の延
命の点で限界がある。
【0008】ところで、従来の方法及び装置では、ガス
流量が0すなわちガスが使われておらず計測すべきガス
流がなくても流量演算が行われ、意味のない無駄な流量
演算が行われている現状がある。因みに、流量演算まで
行った場合には処理時間が200m秒程度かかるのに対
し、フローセンサが出力するアナログ電気信号をデジタ
ル信号に変換するまでの処理は20〜30m秒程度であ
り、流量演算まで行ったときにはそうでないときに比べ
て10倍弱の処理時間がかかり、計測すべきガス流がな
くても、長時間を要する意味のない無駄なガス流量演算
が行わていることになる。
【0009】本発明は、上述した問題点及び現状に鑑み
てなされたもので、より消費電力の削減を可能にした流
量計測方法及び装置並びに電子式ガスメータを提供する
ことにある。
【0010】本発明はまた、消費電力を増大することな
く、流体の流れに即応した流量検出及び流量計測を可能
にした流量計測方法及び装置、並びに、より精度の良い
電子式ガスメータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めなされた請求項1記載の本発明は、流体流路に設けた
フローセンサを所定の時間毎に間欠的に電力供給して駆
動し、前記フローセンサに流体の流速に応じたアナログ
電気信号を出力させ、前記フローセンサが生じるアナロ
グ電気信号をデジタル化してデジタル信号に変換し、該
デジタル変換して得たデジタル信号に基づき流速を計測
し、該計測した流速に基づき前記流体の流量を演算する
流量計測方法において、前記デジタル信号により前記流
体流路内の流体の流量の有無を検出し、流量無しを検出
したとき、前記間欠的な電力供給毎に流量演算動作を行
わせる正規計測モードから、前記流量演算動作を停止さ
せ流量演算動作を省略するラフ計測モードに切り替え、
前記ラフ計測モードにおいて流量有りを検出したとき、
前記正規計測モードに戻すようにしたことを特徴とする
流量計測方法に存する。
【0012】請求項1記載の流量計測方法においては、
デジタル信号により流体流路17内の流体の流量の有無
を検出して、流量無しを検出したとき、間欠的な電力供
給毎に流量演算動作を行わせる正規計測モードから、流
量演算動作を停止させ流量演算動作を省略するラフ計測
モードに切り替える。また、ラフ計測モードにおいて流
量有りを検出したとき、正規計測モードに戻すようにな
っている。したがって、流体流路内に流体の流れが無い
ときには、時間がかかり電力消費の大きな流量演算動作
が省略されるようになる。
【0013】請求項2記載の本発明は、前記デジタル信
号が予め定めた所定値以上となったときに流量有りを検
出し、所定値未満となったとき流量無しを検出すること
を特徴とする請求項1記載の流量計測方法に存する。
【0014】請求項2記載の流量計測方法においては、
上述した請求項1記載の流量計測方法の作用に加え、デ
ジタル信号が予め定めた所定値以上となったときに流量
有りを検出し、所定値未満となったとき流量無しを検出
するようにしているので、フローセンサの出力するアナ
ログ電気信号に多少のバラツキがあっても確実に流量無
しを検出することができる。
【0015】加えて、請求項3記載の本発明は、前記ラ
フ計測モードにおいて、前記流量演算動作を複数回の電
力供給に1回の割合で行うように連続して複数回づつ間
引くことを特徴とする請求項1又は2記載の流量計測方
法に存する。
【0016】請求項3記載の流量計測方法においては、
上述した請求項1又は2のいずれかに記載の流量計測方
法の作用に加え、ラフ計測モードにおいて、流量演算動
作を複数回の電力供給に1回の割合で行うように連続し
て複数回づつ間引くようになっているので、流量演算動
作の省略が間引きによって行われ、流量無しが検出され
ているときでも、複数回に1回の割合で正規計測も行わ
れ、所定値未満の流量を知ることができる。
【0017】しかも、請求項4記載の本発明は、流量無
しを検出したとき、流体流量を0とすることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかに記載の流量計測方法に存す
る。
【0018】請求項4記載の流量計測方法においては、
上述した請求項1〜3のいずれかに記載のガス流量計測
方法の作用に加え、流量無しを検出したとき、流体流量
を0とするようになっているので、流体流量を0とする
必要な流体流量情報も得られる。
【0019】そのうえ、請求項5記載の本発明は、計測
した流速に基づき流量を演算するに当たって、流体温度
に基づいて前記流速を補正することを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の流量計測方法。
【0020】請求項5記載の流量計測方法においては、
上述した請求項1〜4のいずれかに記載の流量計測方法
の作用に加え、計測した流速に基づき流体流量を演算す
るに当たって、流体温度に基づいて流速を補正するよう
になっているので、流量演算がより正確に行われ、より
時間のかかるものとなっているが、その省略により、よ
り大きな電力消費の削減が可能となる。
【0021】そのうえ、請求項6記載の本発明は、前記
正規計測モードと前記ラフ計測モードとにおける電力供
給周期を変更することを特徴とする請求項1〜5のいず
れかに記載の流量計測方法に存する。
【0022】請求項6記載の流量計測方法においては、
上述した請求項1〜5のいずれかに記載の流量計測方法
の作用に加え、正規計測モードとラフ計測モードとにお
ける電力供給周期を変更するようになっているので、電
力消費の少ないラフ計測モードでの周期を短くすること
が可能になる。
【0023】また、請求項7記載の本発明は、前記ラフ
計測モード時における電力供給周期を前記正規計測モー
ド時よりも短くしたことを特徴とする請求項6記載の流
量計測方法。
【0024】請求項7記載の流量計測方法においては、
上述した請求項6記載の流量計測方法の作用に加え、ラ
フ計測モード時における電力供給周期を正規計測モード
時よりも短くしているので、流量無しの状態において、
フローセンサが生じるアナログ電気信号をデジタル信号
に変換する周期が短くでき、流体に流れが生じたことを
より早く検出することができる。
【0025】また、請求項8記載の本発明は、前記フロ
ーセンサは、間欠的に電力が供給されるヒータと該ヒー
タの発する熱を前記流体を介して受け前記流体の流速に
応じたアナログ電気信号を生じる熱検知素子とを有する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の流量
計測方法に存する。
【0026】請求項8記載の流量計測方法においては、
上述した請求項1〜7のいずれかに記載の流量計測方法
の作用に加え、フローセンサが、間欠的に電力供給され
るヒータの発する熱を熱検知素子が流体を介して受け流
体の流速に応じたアナログ電気信号を生じる比較的消費
電力の大きなものであるので、電力消費を削減したり、
電力消費を増大することなく間欠的電力供給の頻度を上
げ計測精度を上げる上で有効である。
【0027】また、請求項9記載の本発明は、前記フロ
ーセンサの動作、前記演算動作のための電源を電池より
供給することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
載の流量計測方法に存する。
【0028】請求項9記載の流量計測方法においては、
上述した請求項1〜8のいずれかに記載の流量計測方法
の作用に加え、フローセンサの動作、演算手動作の電源
を電池から供給するものであるので、電池の延命を図る
上で有効である。
【0029】請求項10記載の本発明は、図1の基本構
成図に示す如く、流体流路17に設けられるとともに所
定の時間毎に間欠的に電力供給されて駆動され、流体の
流速に応じたアナログ電気信号を出力するフローセンサ
3と、間欠的に電力が供給されたとき前記フローセンサ
が生じるアナログ電気信号をデジタル化してデジタル信
号に変換するA/D変換手段9と、該A/D変換手段に
よりデジタル変換して得たデジタル信号に基づき流速を
計測し、該計測した流速に基づき前記流体の流量を演算
する演算手段11a−1とを備える流量計測装置におい
て、前記デジタル信号により前記流体流路内の流体の流
量の有無を検出する流量有無検出手段11a−2と、該
流量有無検出手段が流量無しを検出したとき、前記間欠
的な電力供給毎に前記演算手段による流量演算動作を行
わせる正規計測モードから、前記演算手段の動作を停止
させ前記流量演算動作を省略するラフ計測モードに切り
替え、前記ラフ計測モードにおいて前記流量有無検出手
段が流量有りを検出したとき、前記正規計測モードに戻
す制御を行う制御手段11a−3とを備えることを特徴
とする流量計測装置に存する。
【0030】請求項10記載の流量計測装置において
は、流量有無検出手段11a−2がデジタル信号により
流体流路17内の流体の流量の有無を検出する。そし
て、流量有無検出手段が流量無しを検出したとき、制御
手段11a−3が間欠的な電力供給毎に演算手段11a
−1による流量演算動作を行わせる正規計測モードか
ら、演算手段の動作を停止させ流量演算動作を省略する
ラフ計測モードに切り替える制御を行う。また、ラフ計
測モードにおいて流量有無検出手段が流量有りを検出し
たとき、制御手段が正規計測モードに戻す制御を行うよ
うになっている。したがって、流体流路内に流体の流れ
が無いときには、時間がかかり電力消費の大きな流量演
算動作が省略されるようになる。
【0031】さらに、請求項11記載の本発明は、前記
流量有無検出手段は、前記デジタル信号が予め定めた所
定値以上となったときに流量有りを検出し、所定値未満
となったとき流量無しを検出することを特徴とする請求
項10記載の流量計測装置に存する。
【0032】請求項11記載の流量計測装置において
は、上述した請求項10記載の流量計測装置の作用に加
え、流量有無検出手段は、デジタル信号が予め定めた所
定値以上となったときに流量有りを検出し、所定値未満
となったとき流量無しを検出するようにしているので、
フローセンサの出力するアナログ電気信号に多少のバラ
ツキがあっても確実に流量無しを検出することができ
る。
【0033】加えて、請求項12記載の本発明は、前記
制御手段は、前記ラフ計測モードにおいて、前記流量演
算動作を複数回の電力供給に1回の割合で行うように連
続して複数回づつ間引くことを特徴とする請求項10又
は11記載の流量計測装置に存する。
【0034】請求項12記載の流量計測装置において
は、上述した請求項10又は11のいずれかに記載の流
量計測装置の作用に加え、制御手段は、ラフ計測モード
において、流量演算動作を複数回の電力供給に1回の割
合で行うように連続して複数回づつ間引くようになって
いるので、流量演算動作の省略が間引きによって行わ
れ、流量無しが検出されているときでも、複数回に1回
の割合で正規計測も行われ、所定値未満の流量を知るこ
とができる。
【0035】しかも、請求項13記載の本発明は、前記
流量有無検出手段が流量無しを検出したとき、流体流量
を0とすることを特徴とする請求項10〜12のいずれ
かに記載の流量計測装置に存する。
【0036】請求項13記載の流量計測装置において
は、上述した請求項10〜12のいずれかに記載のガス
流量計測装置の作用に加え、流量有無検出手段が流量無
しを検出したとき、流体流量を0とするようになってい
るので、流体流量を0とする必要な流体流量情報も得ら
れる。
【0037】そのうえ、請求項14記載の本発明は、前
記演算手段は、計測した流速に基づき流体流量を演算す
るに当たって、温度検知素子38によって検知した流体
温度に基づいて前記流速を補正する温度補正手段11a
−11を有することを特徴とする請求項10〜13のい
ずれかに記載の流量計測装置に存する。
【0038】請求項14記載の流量計測装置において
は、上述した請求項10〜13のいずれかに記載の流量
計測装置の作用に加え、演算手段の温度補正手段11a
−11は、計測した流速に基づき流体流量を演算するに
当たって、温度検知素子38によって検知した流体温度
に基づいて流速を補正するようになっているので、流量
演算がより正確に行われ、より時間のかかるものとなっ
ているが、その省略により、より大きな電力消費の削減
が可能となる。
【0039】またさらに、請求項15記載の本発明は、
前記制御手段は、前記正規計測モードと前記ラフ計測モ
ードとにおける電力供給周期を変更することを特徴とす
る請求項10〜14のいずれかに記載の流量計測装置に
存する。
【0040】請求項15記載の流量計測装置において
は、上述した請求項10〜14のいずれかに記載の流量
計測装置の作用に加え、制御手段は、正規計測モードと
ラフ計測モードとにおける電力供給周期を変更するよう
になっているので、電力消費の少ないラフ計測モードで
の周期を短くすることが可能になる。
【0041】また、請求項16記載の本発明は、前記ラ
フ計測モード時における電力供給周期を前記正規計測モ
ード時よりも短くしたことを特徴とする請求項15記載
の流量計測装置に存する。
【0042】請求項16記載の流量計測装置において
は、上述した請求項15記載の流量計測装置の作用に加
え、ラフ計測モード時における電力供給周期を正規計測
モード時よりも短くしているので、流量無しの状態にお
いて、フローセンサが生じるアナログ電気信号をデジタ
ル信号に変換する周期が短くでき、流体に流れが生じた
ことをより早く検出することができる。
【0043】また、請求項17記載の本発明は、前記フ
ローセンサは、間欠的に電力が供給されるヒータ34と
該ヒータの発する熱を前記流体を介して受け前記流体の
流速に応じたアナログ電気信号を生じる熱検知素子3
2,33とを有することを特徴とする請求項10〜16
のいずれかに記載の流量計測装置に存する。
【0044】請求項17記載の流量計測装置において
は、上述した請求項10〜16のいずれかに記載の流量
計測装置の作用に加え、フローセンサ3が、間欠的に電
力供給されるヒータ34の発する熱を熱検知素子32,
33が流体を介して受け流体の流速に応じたアナログ電
気信号を生じる比較的消費電力の大きなものであるの
で、装置全体の電力消費を削減したり、電力消費を増大
することなく間欠的電力供給の頻度を上げ計測精度を上
げる上で有効である。
【0045】さらに、請求項18記載の本発明は、前記
フローセンサ、前記A/D変換手段及び前記演算手段の
動作電源を供給する電池5を備えることを特徴とする請
求項10〜17のいずれかに記載の流量計測装置に存す
る。
【0046】請求項18記載の流量計測装置において
は、上述した請求項10〜17のいずれかに記載の流量
計測装置の作用に加え、フローセンサ、A/D変換手段
及び演算手段の動作電源を電池から供給するものである
ので、電池の延命を図る上で有効である。
【0047】またさらに、請求項19記載の本発明は、
ガスからなる流体の流量を測定することで流体流量を計
測する請求項10〜18のいずれかに記載の流量計測装
置1と、前記演算手段により演算して求めたガス流量を
積算し表示する積算表示部13とを備えることを特徴と
する電子式ガスメータに存する。
【0048】請求項19記載の電子式ガスメータにおい
ては、上述した請求項10〜18のいずれかに記載の流
量計測装置の作用により、演算手段により演算して求め
たガス流量を積算表示部に積算し表示する電子式ガスメ
ータの電力消費の削減及び計量精度の向上を図る上で有
効である。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明による流量計測方法
を実施した装置を有する電子式ガスメータの実施形態
を、図面を参照して説明する。
【0050】図2は本発明の一実施形態に係る流量計測
装置を有する電子式ガスメータの概略構成を示すブロッ
ク図であり、図2中流量計測装置1は、マイクロフロー
センサ3、電源5、スイッチングトランジスタ7、A/
D変換器9及びマイクロコンピュータ(以下、マイコン
と略記する。)11を備え、これに積算表示部13を加
えて電子式ガスメータを構成している。
【0051】マイクロフローセンサ3は、図3に説明図
で示すように、図示しないガス供給源から供給されるガ
スが通過する流体流路としてのガス流路17内に配設さ
れており、図4に平面図で示すように、Siによる基台
31と、この基台31に異方性エッチングにより形成さ
れたダイヤフラム31aと、このダイヤフラム31a上
に形成された測温用の上流側、下流側の各サーモパイル
32,33及び加熱用のマイクロヒータ34(ヒータに
相当)とを備えている。
【0052】上流側及び下流側の各サーモパイル32,
33は、p++−Si及びAlにより構成されており、図
4中矢印Xで示すガス流路17内を流れるガスの流れ方
向において、マイクロヒータ34を挟んで上流側と下流
側の基台31箇所に、マイクロヒータ34から等間隔で
それぞれ配置されており、各サーモパイル32,33の
温接点32a,33aはダイヤフラム31a上に、冷接
点32b,33bはダイヤフラム31a以外の基台31
部分に、それぞれ配置されている。
【0053】このように構成されたマイクロフローセン
サ3では、マイクロヒータ34が通電により発した熱
が、ガス流路17内のガスを媒体として上流側及び下流
側の各サーモパイル32,33の付近に伝わると、それ
ら各サーモパイル32,33には、マイクロヒータ34
から伝わった熱に応じた温度となる温接点32a,33
aと、基台31とほぼ同じ温度となる冷接点32b,3
3bとの温度差に応じた電圧の起電力が生じる。
【0054】そして、マイクロフローセンサ3は、図2
に示すように、上流側及び下流側の各サーモパイル3
2,33に生じた起電力をアンプ35,36によりそれ
ぞれ増幅し、その差分を差動アンプ37で取って、この
差動アンプ37の出力を、ガス流路17内を流れるガス
の流速に対応する熱起電力信号として出力端子39から
出力するように構成されている。
【0055】電源5は、流量計測装置1に内蔵された電
池からなり、この電源5からの電力は、図示しない定電
圧回路により所定の定電圧とされた後に、一定周期で間
欠的にマイクロヒータ34に一定時間の間供給される。
【0056】スイッチングトランジスタ7は、コレクタ
を電源5に接続しエミッタをマイクロヒータ34に接続
したnpnトランジスタにより構成されており、マイコ
ン11からのヒータ駆動信号によりベースにバイアスが
かけられることで、コレクターエミッタ間が導通して電
源5からの定電圧化された電力をマイクロヒータ34に
間欠的に一定時間の間供給させる。
【0057】A/D変換器9は、ガス流路17内を流れ
るガスの流速に対応してマイクロフローセンサ3の出力
端子39から出力されるアナログの熱起電力信号を、所
定のサンプリング周期毎にデジタル変換し、デジタル化
した熱起電力信号を出力するものである。
【0058】マイコン11は、CPU11a、RAM1
1b、及び、ROM11cを有しており、このうち、C
PU11aには、RAM11b及びROM11cの他、
スイッチングトランジスタ7のベースとA/D変換器9
とが接続されている。
【0059】RAM11bは、各種データ記憶用のデー
タエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを有し
ており、前記ROM11cには、CPU11aに各種処
理動作を行わせるための制御プログラムが格納されてい
る。
【0060】そして、マイコン11は、ROM11cに
格納された制御プログラムに従いCPU11aが行うガ
スの流量測定処理によって、A/D変換器9から出力さ
れるデジタル信号を取り込み、取り込んだデジタル信号
に基づき流速を計測し、該計測した流速に基づきガス流
路17内を流れるガスの瞬時流量を演算する。
【0061】マイコン11はまた、取り込んだ熱起電力
のデジタル信号の大きさを所定値と比較することによ
り、ガス流路17内のガスの流れの有無を検出する。マ
イコン11はこの比較によって流量有りを検出したと
き、マイクロヒータ34に対する間欠的な電力供給毎に
流量演算動作を行い、流量無しを検出したとき、流量演
算処理を行うことなく、ガス流量を0として、流量演算
動作を省略する。この流量演算動作の省略は、流量演算
動作を複数回の電力供給に1回の割合で行うように連続
して複数回間引くことで行う。なお、間欠的な電力供給
毎に流量演算動作を行う動作状態を正規計測モードと呼
び、流量演算動作を複数回の電力供給に1回の割合で行
う動作状態をラフ計測モードと呼ぶ。
【0062】マイコン11はさらに、上述した流量演算
処理を行う際に、フローセンサ3にサーモパイル32,
33、マイクロヒータ34などとともに組み込んだ温度
検知素子38からのアナログの温度信号をA/D変換器
15によってデジタル変換して取り込む。この取り込ん
た温度のデジタル信号は、瞬時流量を求める際に、流量
計測すべきガスであるガス自体の温度によるフローセン
サ3の出力変動を補正するため利用される。
【0063】また、マイコン11は、上述のようにして
求めた流速に、ガス流路17の断面積及びその構造に依
存する所定の係数等を乗じて、ガス流路17内を流れる
ガスの瞬時流量を求め、さらに、この瞬時流量に、ヒー
タ駆動信号を間欠的に出力する一定周期の時間を乗じる
ことで、ヒータ駆動信号が1回出力されてから次にヒー
タ駆動信号が出力されるまでの周期時間の間にガス流路
17内を流れるガスの通過流量を求め、これを積算する
ことで、これまでにガス流路17内を流れたガスの積算
流量を求める。
【0064】以上概略説明した流量計測方法を実施する
装置並びに電子式ガスメータの動作詳細を、CPU11
aがROM11cに格納された制御プログラムに従って
行う処理を示す図5のフローチャートを参照して以下説
明する。
【0065】マイコン11は電源5の電池からマイクロ
フローセンサ3のマイクロヒータ34とは別系統で接続
された電源5の電池から電源供給されることで起動し、
プログラムがスタートする。CPU11aは、まず、ヒ
ータ駆動信号によりマイクロヒータ34を駆動する周期
時間T1が経過するのを待ち(ステップS1)、時間T
1が経過しているときには(ステップS1でY)、次
に、例えば周期時間T1の整数倍の時間である周期時間
T2が経過しているかどうかを確認する(ステップS
2)。なお、周期時間T1及びT2は時間T1及びT2
をそれぞれ計時することによって再スタートされるタイ
マーによって計時される。周期時間T1は経過している
が(ステップS1でY)、周期時間T2がまだ経過して
いないときには(ステップS2のN)、上述したラフ計
測モード動作を実行し(ステップS3)、周期時間T2
も経過しているときには(ステップS2でY)、上述し
た正規計測モードを実行する(ステップS4)。
【0066】上述したラフ計測モード動作及び正規計測
モード動作のいずれにおいても、CPU11aはヒータ
駆動信号を出力してマイクロヒータ34に一定時間の間
供給させて、ガス流路17内を流れるガスの流速に対応
したアナログの熱起電力信号をマイクロフローセンサ3
の出力端子から出力させ、これをA/D変換器9によっ
てデジタル信号に変換して取り込む。そして、正規計測
モード動作ではさらに、温度検知素子38の出力する温
度信号をA/D変換器15によって変換して取り込み、
この取り込んだ温度のデジタル信号を熱起電力信号のデ
ジタル信号とともに利用して流量演算を行う。
【0067】続いて、上述したラフ計測モード動作又は
正規計測モード動作においてデジタル変換して取り込ん
だ熱起電力信号のデジタル信号の値が所定の閾値Th1
を超えているかどうかを判定して流量の有無を検出する
(ステップS5)。ステップS5の判定により、流量無
しを検出したときには(ステップS5でN)、上記ステ
ップS1にリターンし、流量有りを検出したときには
(ステップS5でY)、ヒータ駆動信号によりマイクロ
ヒータ34を駆動する周期時間T1が経過するのを待ち
(ステップS6)、時間T1が経過しているときには
(ステップS6でY)、次に上述した正規計測モード動
作を実行する(ステップS7)。
【0068】次に、この正規計測モード動作において取
り込んだ熱起電力信号のデジタル信号の値が所定の閾値
Th1を超えているかどうかを判定して流量の有無を検
出する(ステップS8)。ステップS8の判定により流
量無しを検出したときには(ステップS8でN)、上記
ステップS1にリターンし、流量有りを検出したときに
は(ステップS8でY)、上記ステップS6にリターン
して、流量無しを検出するまで(ステップS8でN)、
周期時間T1毎に正規計測モードを繰り返し実行する
(ステップS6〜ステップS8)。
【0069】なお、上述したラフ計測モード動作及び正
規計測モード動作では、CPU11aは、具体的には例
えば図6及び図7のフローチャートに示されるような処
理動作を行う。
【0070】ラフ計測モード動作及び正規計測モード動
作のいずれでも、ヒータ駆動信号を出力してマイクロヒ
ータ34に一定時間の間供給させ(ステップS31、ス
テップS41)、ガス流路17内を流れるガスの流速に
対応したアナログの熱起電力信号をマイクロフローセン
サ3の出力端子から出力させ、これをA/D変換器9に
よってデジタル信号に変換して取り込む(ステップS3
2、ステップS42)。そして、ラフ計測モード動作で
は、図5の元のフローチャートにリターンする。一方、
正規計測モード動作ではさらに、温度検知素子38の出
力する温度信号をA/D変換器15によって変換して取
り込み(ステップS43)、この取り込んだ温度のデジ
タル信号を熱起電力信号のデジタル信号とともに利用し
て流量演算を行う(ステップS44)。
【0071】そして、この流量演算においては、瞬時流
量が求められ、この瞬時流量の値にヒータ駆動信号を間
欠的に出力する周期時間を乗じることで、周期時間の間
にガス流路17内を流れるガスの通過流量を求め、これ
を積算する(ステップS45)ことで、これまでにガス
流路17内を流れたガスの積算流量を求めてから、図5
の元のフローチャートにリターンする。
【0072】次に、上述のように構成された本実施形態
の流量計測装置の動作について説明する。
【0073】まず、流量計測装置の動作においては、周
期時間T1が到来する毎に、マイコン11からスイッチ
ングトランジスタ7にヒータ駆動信号が出力されてトラ
ンジスタ7がオンされ、電源5からの定電圧化された電
力がマイクロヒータ34に供給されてマイクロヒータ3
4が加熱される。
【0074】このことによって、マイクロヒータ34か
ら熱が放出され、この放出された熱が、マイクロヒータ
34よりもガスの流れ方向Xの上流側に位置する上流側
サーモパイル32には、ガスの熱伝搬速度からガスの流
速を減じた速度で、マイクロヒータ34よりもガスの流
れ方向Xの下流側に位置する下流側サーモパイル33に
は、ガスの熱伝達速度にガスの流速を加えた速度でそれ
ぞれ伝達される。
【0075】したがって、ガス流路17内をガスが流れ
ていなければ、上流側及び下流側の各サーモパイル3
2,33がマイクロヒータ34から等間隔に位置してい
ることから、マイクロヒータ34から上流側及び下流側
の各サーモパイル32,33に同じ温度で熱が伝わり、
上流側及び下流側の各サーモパイル32,33には同じ
電圧の起電力が生じる。
【0076】しかし、ガス流路17内をガスが流れてい
ると、マイクロヒータ34から放出される熱が、下流側
サーモパイル33への伝達速度よりも低い速度で上流側
サーモパイル32に伝達されて、その速度差分だけ上流
側サーモパイル32には、マイクロヒータ34からの熱
が下流側サーモパイル33よりも冷却されて伝達される
ので、上流側及び下流側の各サーモパイル32,33に
生じる起電力の電圧は、ガス流路17内を流れるガスに
よりマイクロヒータ34から伝達される熱の温度差に応
じて、即ち、ガス流路17内を流れるガスの流速に応じ
て異なることになる。
【0077】そのため、各サーモパイル32,33に生
じる起電力の電圧差に応じてマイクロフローセンサ3か
ら出力される熱起電力信号の大きさは、マイクロヒータ
34が放出する熱の温度と、ガス流路17内を流れるガ
スの流速とに応じたものとなる。
【0078】マイコン11はまた、周期時間T1毎にヒ
ータ駆動信号を出力してマイクロヒータ34を加熱させ
てから予め定めた所定時間後にマイクロフローセンサ3
の熱起電力信号をサンプリングしてA/D変換器11に
デジタル変換させ、A/D変換器9が出力する熱起電力
信号のデジタル信号を取り込むとともに、この取り込ん
だデジタル信号の値を閾値Th1と比較してTh1を超
えているかどうかを判定する。この判定によってガス流
路17内のガスに流れがあるかどうかを、すなわち、ガ
ス流量の有無を検出する。
【0079】流量無しを検出しているときには、図8
(a)に示すように、周期時間T1毎にヒータ駆動信号
を出力し、周期時間T2毎に正規計測モード動作を行
い、それ以外のときにはラフ計測モード動作を行う。こ
のことによって、T2/T1に1回の割合でしか流量演
算まで行う正規計測モード動作が行われず、T1時間毎
にデジタル変換して得たデジタル信号を閾値Th1と比
較する比較処理しか行われないので、それだけ電力消費
が少なくて済む。流量無しを検出して図8(a)に示す
動作をしている過程で流量有りを検出したときには、図
8(b)に示すように正規計測モード動作を行う。この
際に、周期をT1からこれよりも大きな周期T3に変更
することも可能である。これに対し、流量有りを検出し
ている過程で流量無しを検出したときには、図8(c)
に示すように、ラフ計測モード動作に切り替えられる。
なお、流量有りを検出しているときには、ヒータ駆動信
号を出力する周期時間T1毎に正規計測モード動作を行
うが、この正規計測モード動作の流量演算によって求め
られた瞬時流量に基づいて通過流量を演算し、この通過
流量を積算して積算流量を求める。この積算流量は積算
表示部13にガス使用量として表示されるようになる。
【0080】上述した実施形態では、熱起電力信号をデ
ジタル変換して得たデジタル信号が予め定めた所定値で
ある閾値Th1以上となったときに流量有りを検出し、
所定値Th1未満となったとき流量無しを検出するよう
にしているので、フローセンサの出力するアナログ電気
信号に多少のバラツキがあっても確実に流量無しを検出
することができる。
【0081】また、上述の実施形態では、ラフ計測モー
ドにおいて、流量演算動作を複数回の電力供給に1回の
割合で行うように連続して複数回づつ間引くようになっ
ているので、流量無しが検出されているときでも、複数
回に1回の割合で正規計測も行われ、所定値未満の流量
を知ることができる。
【0082】しかも、流量無しを検出したとき、ガス流
量を0とするようになっているので、ガス流量を0とす
る必要なガス流量情報も得られる。
【0083】さらに、計測した流速に基づきガス流量を
演算するに当たって、温度検知素子38によって検知し
たガス温度に基づいて流速を補正するようになっている
ので、流量演算がより正確に行われ、より時間のかかる
ものとなっているが、その省略によりより大きな電力消
費の削減が可能となる。
【0084】またさらに、正規計測モードとラフ計測モ
ードとにおける電力供給周期を変更するようになってい
るので、電力消費の少ないラフ計測モードでの周期を短
くすることが可能になる。
【0085】また、ラフ計測モード時における電力供給
周期を正規計測モード時よりも短くしているので、流量
無しの状態において、フローセンサが生じるアナログ電
気信号をデジタル信号に変換する周期が短くでき、ガス
に流れが生じたことをより早く検出することができる。
【0086】また、フローセンサが、間欠的に電力供給
されるヒータの発する熱を熱検知素子であるサーモパイ
ルがガスを介して受けガスの流速に応じたアナログ電気
信号を生じる比較的消費電力の大きなものであるが、流
量演算動作が省略されることで、装置全体の電力消費を
削減することができ、また電力消費を増大することなく
その分間欠的電力供給の頻度を上げることで計測精度を
上げることができる。
【0087】さらに、フローセンサ3、A/D変換器9
及びマイコン11の動作電源を電池から供給するもので
あるので、電池の延命を図ることができる。
【0088】またさらに、演算して求めたガス流量を電
子式ガスメータの積算表示部13に積算し表示している
ので、電子式ガスメータの電力消費の削減及び計量精度
の向上を図ることができる。
【0089】以上の説明からも明らかなように、上述し
た実施形態の流量計測装置1では、ROM11cに格納
されているプログラムに従って動作するCPU11a
は、A/D変換器9によりデジタル変換して得たデジタ
ル信号に基づき流速を計測し、この計測した流速に基づ
きガスの流量を演算する演算手段11a−1として、デ
ジタル信号によりガス流路17内のガスの流量の有無を
検出する流量有無検出手段11a−2として、流量無し
を検出したとき、間欠的な電力供給毎に流量演算動作を
行わせる正規計測モードから、流量演算動作を省略する
ラフ計測モードに切り替え、ラフ計測モードにおいて流
量有りを検出したとき、正規計測モードに戻す制御を行
う制御手段11a−3としてそれぞれ働いている。
【0090】また、以上の説明からも明らかなように、
CPU11aは、計測した流速に基づきガス流量を演算
するに当たって、温度検知素子38によって検知したガ
ス温度に基づいて流速を補正するため演算手段が有する
温度補正手段11a−11としても働いている。
【0091】なお、上述した実施形態では、流量無しを
検出したとき、間欠的な電力供給毎に流量演算動作を行
わせる正規計測モードから切り替えられるラフ計測モー
ド動作における流量演算動作の省略は、流量演算を複数
回の電力供給に1回の割合で行うように連続して流量演
算動作を複数回づつ間引くことで行われているが、流量
演算動作を完全に省略するようにしてもよい。しかし、
実施形態のように複数回に一回の割合で実行するように
した場合には、流量無しと判定されている状態であって
も、微少な流量値を把握することができるようになり、
この微少流量値の把握によって微少漏洩などの監視を行
うことが可能になる。
【0092】また、上述の実施形態では、流量演算の際
に温度補正処理も同時に行うようにしているが、本発明
は温度補正処理を行わないものにも有効に適用できる。
しかし、温度補正処理を行い、特に流量演算に時間のか
かるものには、流量演算動作の省略による効果が大きく
なり、有効に適用できる。
【0093】また、上述の実施形態では、フローセンサ
として、間欠的に電力供給されるヒータの発する熱を熱
検知素子がガスを介して受けガスの流速に応じたアナロ
グ電気信号を生じるものが使用されているが、本発明は
他の形式のフローセンサを有するものにも有効に適用す
ることができる。しかし、比較的消費電力の大きな実施
形態のフローセンサに適用した場合、装置全体の電力消
費を削減したり、電力消費を増大することなく間欠的電
力供給の頻度を上げ計測精度を上げる上で効果が大きく
なり、有効に適用できる。
【0094】また、本発明は、電源として電池を使用し
た電子式ガスメータに使用される流量計測装置に適用し
て特に有効であるが、電池電源を使用しないものにも適
用することができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1又は10記載の発明によれば、流体流路内に流
体の流れが無いときには、時間がかかり電力消費の大き
な流量演算動作が省略されるようになるので、より消費
電力の削減を可能にした流量計測方法及び装置が得られ
る。
【0096】さらに、請求項2又は11記載の発明によ
れば、請求項1又は10記載の発明の効果に加え、フロ
ーセンサの出力するアナログ電気信号に多少のバラツキ
があっても確実に流量無しを検出することができる流量
計測方法及び装置が得られる。
【0097】加えて、請求項3又は12記載の発明によ
れば、請求項1又は2或いは請求項10又は11のいず
れかに記載の発明の効果に加え、流量演算動作の省略が
間引きによって行われ、流量無しが検出されているとき
でも、複数回に1回の割合で正規計測も行われ、所定値
未満の流量を知ることができる流量計測方法及び装置が
得られる。
【0098】しかも、請求項4又は13記載の発明によ
れば、請求項1〜3又は請求項10〜12のいずれかに
記載の発明の効果に加え、流量演算動作を省略しても、
ガス流量を0とする必要なガス流量情報も得られる流量
計測方法及び装置が得られる。
【0099】そのうえ、請求項5又は14記載の発明に
よれば、請求項1〜4或いは請求項10〜13のいずれ
かに記載の発明の効果に加え、温度補正処理を行って流
量演算がより正確に行われ、より時間のかかるものとな
っているが、その省略によりより大きな電力消費の削減
が可能となる流量計測方法及び装置が得られる。
【0100】またさらに、請求項6又は15記載の発明
によれば、請求項1〜5或いは請求項10〜14のいず
れかに記載の発明の効果に加え、流量演算動作の省略に
より、電力消費の少ないラフ計測モードでの周期を短く
することが可能になる流量計測方法及び装置が得られ
る。
【0101】さらに、請求項7又は16記載の発明によ
れば、請求項6或いは請求項15記載の発明の効果に加
え、流量無しの状態において、電力消費量を増大するこ
となく、フローセンサが生じるアナログ電気信号をデジ
タル信号に変換する周期が短くでき、ガスに流れが生じ
たことをより早く検出することができる流量計測方法及
び装置が得られる。
【0102】加えて、請求項8又は17記載の発明によ
れば、請求項1〜7或いは請求項10〜16のいずれか
に記載の発明の効果に加え、比較的消費電力の大きなフ
ローセンサであっても、装置全体の電力消費を削減した
り、電力消費を増大することなく間欠的電力供給の頻度
を上げ計測精度を上げることのできる流量計測方法及び
装置が得られる。
【0103】しかも、請求項9又は18記載の発明によ
れば、請求項1〜8或いは請求項10〜17のいずれか
に記載の発明の効果に加え、動作電源である電池の延命
を図ることのできる流量計測方法及び装置が得られる。
【0104】そのうえ、請求項19記載の発明によれ
ば、請求項10〜18のいずれかに記載の流量計測装置
の効果により、電力消費の削減及び計量精度の向上を図
った電子式ガスメータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量計測装置及び電子式ガスメータの
基本構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る流量計測装置及び電
子式ガスメータの概略構成を示すブロック図である。
【図3】図2のマイクロフローセンサの配置を示す説明
図である。
【図4】図2のマイクロフローセンサの概略構成を示す
平面図である。
【図5】図2のマイクロコンピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図5中の一部分の具体的処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】図5中の他の一部分の具体的処理を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の一実施形態に係る流量計測装置の動作
を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 流量計測装置 11a−1 演算手段(マイコン) 11a−11温度補正手段(マイコン) 11a−2 流量有無検出手段(マイコン) 11a−3 制御手段(マイコン) 13 積算表示部 17 流体流路(ガス流路) 3 フローセンサ 32,33 熱検知素子(サーモパイル) 34 ヒータ 38 温度検知素子 5 電源(電池) 9 A/D変換手段(A/D変換器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 温井 一光 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 瀬戸 実 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 小林 賢知 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 2F030 CC13 CE25 2F035 EA08 EA09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体流路に設けたフローセンサを所定の
    時間毎に間欠的に電力供給して駆動し、前記フローセン
    サに流体の流速に応じたアナログ電気信号を出力させ、
    前記フローセンサが生じるアナログ電気信号をデジタル
    化してデジタル信号に変換し、該デジタル変換して得た
    デジタル信号に基づき流速を計測し、該計測した流速に
    基づき前記流体の流量を演算する流量計測方法におい
    て、 前記デジタル信号により前記流体流路内の流体の流量の
    有無を検出し、 流量無しを検出したとき、前記間欠的な電力供給毎に流
    量演算動作を行わせる正規計測モードから、前記流量演
    算動作を停止させ前記流量演算動作を省略するラフ計測
    モードに切り替え、前記ラフ計測モードにおいて流量有
    りを検出したとき、前記正規計測モードに戻すようにし
    たことを特徴とする流量計測方法。
  2. 【請求項2】 前記デジタル信号が予め定めた所定値以
    上となったときに流量有りを検出し、所定値未満となっ
    たとき流量無しを検出することを特徴とする請求項1記
    載の流量計測方法。
  3. 【請求項3】 前記ラフ計測モードにおいて、前記流量
    演算動作を複数回の電力供給に1回の割合で行うように
    連続して複数回づつ間引くことを特徴とする請求項1又
    は2記載の流量計測方法。
  4. 【請求項4】 流量無しを検出したとき、流体流量を0
    とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の流量計測方法。
  5. 【請求項5】 計測した流速に基づき流量を演算するに
    当たって、流体温度に基づいて前記流速を補正すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の流量計測
    方法。
  6. 【請求項6】 前記正規計測モードと前記ラフ計測モー
    ドとにおける電力供給周期を変更することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の流量計測方法。
  7. 【請求項7】 前記ラフ計測モード時における電力供給
    周期を前記正規計測モード時よりも短くしたことを特徴
    とする請求項6記載の流量計測方法。
  8. 【請求項8】 前記フローセンサは、間欠的に電力が供
    給されるヒータと該ヒータの発する熱を前記流体を介し
    て受け前記流体の流速に応じたアナログ電気信号を生じ
    る熱検知素子とを有することを特徴とする請求項1〜7
    のいずれかに記載の流量計測方法。
  9. 【請求項9】 前記フローセンサの動作、前記演算動作
    のための電源を電池より供給することを特徴とする請求
    項1〜8のいずれかに記載の流量計測方法。
  10. 【請求項10】 流体流路に設けられるとともに所定の
    時間毎に間欠的に電力供給されて駆動され、流体の流速
    に応じたアナログ電気信号を出力するフローセンサと、
    間欠的に電力が供給されたとき前記フローセンサが生じ
    るアナログ電気信号をデジタル化してデジタル信号に変
    換するA/D変換手段と、該A/D変換手段によりデジ
    タル変換して得たデジタル信号に基づき流速を計測し、
    該計測した流速に基づき前記流体の流量を演算する演算
    手段とを備える流量計測装置において、 前記デジタル信号により前記流体流路内の流体の流量の
    有無を検出する流量有無検出手段と、 該流量有無検出手段が流量無しを検出したとき、前記間
    欠的な電力供給毎に前記演算手段による流量演算動作を
    行わせる正規計測モードから、前記演算手段の動作を停
    止させ前記流量演算動作を省略するラフ計測モードに切
    り替え、前記ラフ計測モードにおいて前記流量有無検出
    手段が流量有りを検出したとき、前記正規計測モードに
    戻す制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする流
    量計測装置。
  11. 【請求項11】 前記流量有無検出手段は、前記デジタ
    ル信号が予め定めた所定値以上となったときに流量有り
    を検出し、所定値未満となったとき流量無しを検出する
    ことを特徴とする請求項10記載の流量計測装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記ラフ計測モード
    において、前記流量演算動作を複数回の電力供給に1回
    の割合で行うように連続して複数回づつ間引くことを特
    徴とする請求項10又は11記載の流量計測装置。
  13. 【請求項13】 前記流量有無検出手段が流量無しを検
    出したとき、流体流量を0とすることを特徴とする請求
    項10〜12のいずれかに記載の流量計測装置。
  14. 【請求項14】 前記演算手段は、計測した流速に基づ
    き流量を演算するに当たって、温度検知素子によって検
    知した流体温度に基づいて前記流速を補正する温度補正
    手段を有することを特徴とする請求項10〜13のいず
    れかに記載の流量計測装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記正規計測モード
    と前記ラフ計測モードとにおける電力供給周期を変更す
    ることを特徴とする請求項10〜14のいずれかに記載
    の流量計測装置。
  16. 【請求項16】 前記ラフ計測モード時における電力供
    給周期を前記正規計測モード時よりも短くしたことを特
    徴とする請求項15記載の流量計測装置。
  17. 【請求項17】 前記フローセンサは、間欠的に電力が
    供給されるヒータと該ヒータの発する熱を前記流体を介
    して受け前記流体の流速に応じたアナログ電気信号を生
    じる熱検知素子とを有することを特徴とする請求項10
    〜16のいずれかに記載の流量計測装置。
  18. 【請求項18】 前記フローセンサ、前記A/D変換手
    段及び前記演算手段の動作電源を供給する電池を備える
    ことを特徴とする請求項10〜17のいずれかに記載の
    流量計測装置。
  19. 【請求項19】 ガスからなる流体の流量を測定するこ
    とで流体流量を計測する請求項10〜18のいずれかに
    記載の流量計測装置と、 前記演算手段により演算して求めた流量を積算し表示す
    る積算表示部とを備えることを特徴とする電子式ガスメ
    ータ。
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