JP2002310739A - 流量演算装置 - Google Patents

流量演算装置

Info

Publication number
JP2002310739A
JP2002310739A JP2001121051A JP2001121051A JP2002310739A JP 2002310739 A JP2002310739 A JP 2002310739A JP 2001121051 A JP2001121051 A JP 2001121051A JP 2001121051 A JP2001121051 A JP 2001121051A JP 2002310739 A JP2002310739 A JP 2002310739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
predetermined value
flow
abnormality
calculation device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001121051A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiaki Yamaura
路明 山浦
Kazuhiro Inuzuka
和宏 犬塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2001121051A priority Critical patent/JP2002310739A/ja
Publication of JP2002310739A publication Critical patent/JP2002310739A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラメータなどの流量演算に利用する所定値
がノイズ等により勝手に書き変わってしまうことにより
生じる不都合を防止することができる流量演算装置を提
供する。 【解決手段】 演算手段3b10は、流速センサ1が計
測した流速に応じて変化する物理量と、第1格納手段3
b3に格納されている流量演算に必要な所定値とに基づ
き、流量を演算する。第1格納手段3b3とは別途に設
けられた第2格納手段3cにも、所定値が格納されてい
る。一致判断手段3b11が、第1格納手段3b3内に
備えられた所定値と、第2格納手段3c内に格納された
所定値とが一致しているか否かを判断する。異常検出手
段3b12が、一致判断手段3b11が否と判断したと
き、異常を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流量演算装置に
係わり、特に、流量センサが計測した流速に応じて変化
する物理量と、予め定めた所定値とに基づき、流量を演
算する流量演算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量演算装置として、例
えば特公平6−43906号公報に開示されている熱式
流速センサから得た物理量に基づき流量を演算する装置
や、特公平7−119638号公報に開示されている超
音波式流量センサから得た物理量に基づき流量を演算す
る装置などがある。
【0003】熱式流速センサは、ガス流路内を加熱する
ヒータと、ガス流路の上下流方向にそれぞれ設けられた
温度センサとから構成され、ヒータの発する熱の上下流
方向への伝達が流速の大きさによって変化することを利
用して、ヒータの上下流に設けた温度センサにより検知
した温度差を、流速に応じて変化する物理量として間欠
的に測定するものである。そして、流量演算装置は、計
測した流速に応じた物理量にガス流路の断面積及び間欠
時間などのパラメータを乗じて通過流量を演算してい
る。さらに、この通過流量を積算して求めた積算流量を
表示することによって、電子式ガスメータとして用いる
こともできる。
【0004】また、超音波式流速センサは、ガス流路内
に一定距離だけ離れて配置された超音波周波数で作動す
る例えば圧電式振動子からなる2つの音響トランスジュ
ーサにより構成され、一方のトランスジューサの発生す
る超音波信号を他方のトランスジューサに受信させる動
作を交互に行って超音波信号がトランスジューサ間でガ
ス流方向と、ガス流方向と逆方向とに伝搬される時間差
を、流速に応じて変化する物理量として間欠的に計測す
るものである。尚、物理量に乗じる断面積及び間欠時間
などのパラメータは、流量演算装置内に設けられた読取
書換可能なRAMに予め書き込まれ、格納されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た流量演算装置においては、RAMに格納された断面積
及び間欠時間などのパラメータがノイズ等の影響により
勝手に異なる値に書き変わってしまうことがある。従っ
て、ノイズ等の影響により書き換えられた後、流量演算
装置が演算した流量は、実際の流量とは異なった値とな
るため、例えば、実際使用した積算流量より高いガス使
用料の請求がきたり、逆に、実際使用した積算流量より
安いガス使用料金の請求がきたりして、ガス消費者に迷
惑をかけてしまうという不都合が生じていた。
【0006】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、パラメータなどの流量演算に利用する所定値が
ノイズ等により勝手に書き変わってしまうことにより生
じる不都合を防止することができる流量演算装置を提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に
示すように、流量演算に必要な所定値が格納されている
第1格納手段3b3と、流速センサ1が計測した流速に
応じて変化する物理量と、前記所定値とに基づき、流量
を演算する演算手段3b10とを有する流量演算装置に
おいて、前記第1格納手段とは別途に設けられ、かつ前
記所定値が格納されている第2格納手段3cと、前記第
1格納手段内に格納された前記所定値と、前記第2格納
手段内に格納された前記所定値とが一致しているか否か
を判断する一致判断手段3b11と、前記一致判断手段
が否と判断したとき、異常を検出する異常検出手段3b
12とをさらに備えたことを特徴とする流量演算装置に
存する。
【0008】請求項1記載の発明によれば、演算手段
は、流速センサが計測した流速に応じて変化する物理量
と、第1格納手段に格納されている流量演算に必要な所
定値とに基づき、流量を演算する。第1格納手段とは別
途に設けられた第2格納手段にも、所定値が格納されて
いる。一致判断手段が、第1格納手段内に備えられた所
定値と、第2格納手段内に格納された所定値とが一致し
ているか否かを判断する。異常検出手段が、一致判断手
段が否と判断したとき、異常を検出する。従って、ノイ
ズ等により第1格納手段に格納されている流量演算に必
要な所定値が勝手に書き変わっていれば、第2格納手段
に格納されている所定値と一致せずに異常を検出するこ
とができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の流
量演算装置であって、前記演算手段は、中央処理装置で
あり、前記第1格納手段は、中央処理装置が行う処理過
程で利用するワークエリアが形成されている揮発性記憶
媒体内に形成されているとき、前記第2格納手段は、前
記中央処理装置により読み取り可能な不揮発性記憶媒体
に形成されることを特徴とする流量演算装置に存する。
【0010】請求項2記載の発明によれば、第1格納手
段が、中央処理装置が行う処理過程で利用するワークエ
リアが形成されている揮発性記憶媒体内に形成されてい
る。第2格納手段が、中央処理装置により読み取り可能
な不揮発性記憶媒体内に形成されている。以上の構成に
おいて、流量演算装置の電源が落ちて、揮発性記憶媒体
内の所定値が消えたとき、以降、不揮発性記憶媒体内に
格納された所定値に基づいて流量を演算すれば、流量演
算装置の電源が落ちた後も流量を演算することができ
る。
【0011】請求項3記載の発明は、図1の基本構成図
に示すように、請求項1又は2記載の流量演算装置であ
って、前記異常検出手段が前記異常を検出したとき、そ
の旨を伝える警報を発生する警報発生手段3dをさらに
備えることを特徴とする流量演算装置に存する。
【0012】請求項3記載の発明によれば、警報発生手
段が、異常検出手段が異常を検出したとき、その旨を伝
える警報を発生する。従って、消費者・ガス管理会社な
どが、ノイズ等により所定値が勝手に書き換えられたこ
とを知ることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、図1の基本構成図
に示すように、請求項1、2又は3記載の流量演算装置
であって、前記異常検出手段が前記異常を検出したと
き、前記演算手段による演算を停止する演算停止手段3
b13をさらに備えることを特徴とする流量演算装置に
存する。
【0014】請求項4記載の発明によれば、異常検出手
段が異常を検出したとき、演算停止手段が、演算手段に
よる演算を停止する。従って、誤った流量の演算を停止
することができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4記載の流量演算装置であって、前記一致判断手段
は、予め定めた所定期間毎に、前記判断を行うことを特
徴とする流量演算装置に存する。
【0016】請求項5記載の発明によれば、一致判断手
段が、予め定めた所定期間毎に、判断を行う。従って、
流量を演算する毎に判断を行う必要がなく、判断によっ
て消費する電力を抑えることができる。
【0017】請求項6記載の発明は、図1の基本構成図
に示すように、請求項1、2、3又は4記載の流量演算
装置であって、前記物理量と、予め定めた閾値との比較
に基づき、流量の有無を検出する流量有無検出手段3b
14をさらに備え、前記演算手段は、前記流量有無検出
手段により、流量有りが検出されているときのみ、前記
演算を行い、前記一致判断手段は、前記流量有無検出手
段により、流量有りが検出されているとき、判断を行う
ことを特徴とする流量演算装置に存する。
【0018】請求項6記載の発明によれば、流量有無検
出手段が、物理量と、予め定めた閾値との比較に基づ
き、流量の有無を検出する。演算手段が、流量有無検出
手段により、流量有りが検出されているときのみ、演算
を行う。一致判断手段が、流量有無検出手段により、流
量有りが検出されているとき、判断を行う。従って、演
算手段が流量演算を行わない間は、一致判断手段による
判断を行わなくて済むため、無駄な電力を消費すること
がない。しかも、ノイズ等により所定値が書き変えられ
ても流量無しの間は演算手段による演算が行われないた
め、常時一致しているか否かを判断しなくても、誤った
流量が演算される前に異常を検出することができる。
【0019】請求項7記載の発明は、図1の基本構成図
に示すように、請求項1〜6何れか1項記載の流量演算
装置であって、前記所定値は、前記物理量に対応して複
数種あり、前記演算手段は、前記所定値のうち、前記物
理量に対応する所定値を選択する選択手段3b15を有
し、前記物理量に、前記選択手段が選択した所定値を乗
じて流量を演算し、前記一致判断手段は、前記選択手段
が選択した所定値同士が一致しているか否かを判断する
ことを特徴する流量演算装置に存する。
【0020】請求項7記載の発明によれば、演算手段に
おいて、選択手段が、複数種ある所定値のうち、物理量
に対応する所定値を選択し、物理量に、選択された所定
値を乗じて流量を演算する。一致判断手段が、選択手段
が選択した所定値が一致しているか否かを判断する。従
って、一致判断を行うたびに、複数種ある所定値の全部
について判断する必要がなく、判断に使う消費電力を抑
えることができる。しかも、ノイズ等により書き換えら
れた所定値を用いた演算を行わない間は、誤った流量が
演算されることがないため、全部の所定値について一致
しているか否かを判断しなくても、誤った流量が演算さ
れる前に異常を検出することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。図2は、本発明の流量演算装
置を組み込んだ流量計測装置の一実施の形態を示すブロ
ック図である。同図において、流量計測装置は、流路内
を通過するガスの流速に応じて変化する物理量を、電気
信号に変換した流速信号S1を出力する流速センサ1
と、該流速信号S1を増幅する増幅回路2と、増幅され
た流速信号S1に基づき、通過流量や、積算流量を演算
する流量演算装置3とを備えている。
【0022】また、流量演算装置3は、増幅回路2から
出力される流速信号S1を間欠的に、アナログ/ディジ
タル変換(A/D変換)するA/D変換器3aを有して
いる。A/D変換器3aから出力された流速信号S1の
ディジタル値D1は、マイクロコンピュータ(μCO
M)3bに供給されている。
【0023】上記μCOM3bは、予め定めた制御プロ
グラムに従って動作するCPU(中央処理装置)3b
1、該CPU3b1の制御プログラムを保持する読取可
能なROM3b2と、CPU3b1の演算実行時に必要
なデータを一時的に保持する読取書換可能な揮発性記憶
媒体であるRAM3b3とから構成されている。
【0024】CPU3b1は、請求項中の演算手段とし
て働き、上記A/D変換器3aから得たディジタル値D
1に、ガスが流れる流路の断面積及び間欠時間などのパ
ラメータを乗じて通過流量を演算する演算処理、通過流
量を積算する積算処理などを行う。なお、請求項中の第
1格納手段としてのRAM3b3内には、上記パラメー
タを格納するエリアが形成され、CPU3b1は、上記
RAM3b3からパラメータを読み出して演算処理を行
う。
【0025】上述したμCOM3bは、請求項中の第2
格納手段としてのEEPROM3c及び液晶表示器(L
CD)3dに接続されている。EEPROM3cは、読
取書換可能な不揮発性の記憶媒体であり、上記RAM3
b3内に格納されているものと同一のパラメータを格納
するエリアが形成されている。
【0026】そして、CPU3b1はまた、請求項中の
一致判断手段として働き、RAM3b3内に格納された
パラメータと、EEPROM3c内に格納されたパラメ
ータとが一致しているか否かを判断する一致判断処理を
行う。CPU3b1はさらに、異常検出手段として働
き、一致判断処理を行った結果、否と判断したとき、R
AM3b3内に格納されたパラメータがノイズ等により
勝手に書き換えられてしまったと判断し、異常を検出す
る異常検出処理を行う。一方、警報発生手段としてのL
CD3dは、積算処理により演算された積算流量が表示
されたり、異常を検出した旨の警報が表示されたりす
る。
【0027】以上概略で説明した流量計測装置の詳細な
動作をCPU3b1の処理手順を示す図3のフローチャ
ートを参照して以下説明する。まず、CPU3b1は、
A/D変換器3aに、流速信号S1をサンプリングし、
A/D変換を行わせる(ステップS1)。この動作に応
じて、A/D変換器3aは、増幅回路2から出力される
流速信号S1をサンプリングして、ディジタル値D1に
A/D変換して、CPU3b1に対して出力する。
【0028】そして、CPU3b1は、A/D変換器3
aから出力されたディジタル値D1が予め定めた閾値よ
り大きいか否かを判断する(ステップS2)。閾値は、
例えば、流量1.5L/hに対応するディジタル値D1
に設定されており、ディジタル値D1が閾値以下のとき
は(ステップS2でN)、ガスの消費が行われておら
ず、流量無しであると判断して、再びステップS1へ戻
る。
【0029】これに対して、ディジタル値D1が閾値を
超えたときは(ステップS2でY)、ガスの消費が行わ
れており、流量有りであると判断して、次の選択処理
(ステップS3)に進む。以上のステップS2の動作に
より、CPU3b1は流量有無検出手段として働くこと
がわかる。
【0030】ところで、流速センサ1から出力される流
速信号S1の流速変化に応じた変化率は、一様ではな
く、流速によって変動する。即ち、流速信号S1は、流
速が大きくなるに従って、その変化率が小さくなるのが
一般的である。そこで、流速が大きくなる毎に、ディジ
タル値D1に乗じるパラメータを大きくして、変化率の
変動を補正して、正確な流量を計測する必要がある。
【0031】このため、RAM3b3又はEEPROM
3cには、図4に示すように、ディジタル値D1に応じ
たパラメータが各種記憶されている。そして、CPU3
b1は、選択手段として働き、上記選択処理により、デ
ィジタル値D1に対応したパラメータを選択する。
【0032】その後、CPU3b1は、RAM3b3内
に格納されている選択されたパラメータと、EEPRO
M3c内に格納された選択されたパラメータとが一致す
るか否かを判断する(ステップS4)。例えば、ディジ
タル値D1がc<D1≦dの間であって、選択処理によ
り、パラメータA3及びB3が選択されていれば、RA
M3b3及びEEPROM3cの両者からパラメータA
3、B3を読み取り、両者に格納されているパラメータ
A3及びB3が一致しているか否かを判断する。
【0033】このとき、一致していなければ(ステップ
S4でN)、RAM3b3内に格納されたパラメータ
が、ノイズ等により勝手に書き換えられ、異常が発生し
たと判断し、その旨を伝える警報をLCD3dに表示す
る(ステップS5)。この表示により、消費者は、パラ
メータがノイズ等により書き換えられた旨を知ることが
できる。また、このときガス管理会社に通報を行うよう
にしても良い。
【0034】上述したように、パラメータをそれぞれ別
々の記憶媒体に記憶させることにより、EEPROM3
cに格納されたパラメータも、ノイズ等により書き換え
られていたとしても、RAM3b3と同じ値に書き換え
られることはなく、確実に異常を検出することができ
る。その後、CPU3b1は、演算停止手段として働
き、処理を終了し、以降、流量の演算が行われないよう
にする。このため、誤った流量が演算されることがなく
なる。
【0035】以上のように、異常を検出したとき、その
旨を伝えたり、以降の流量演算を停止したりすることに
より、パラメータがノイズ等により書き変わってしまう
ことにより生じる不都合を防止することができる。
【0036】これに対して、RAM内のパラメータA
3、B3と、EEPROM3c内のパラメータA3、B
3とが一致していれば(ステップS4でY)、RAM3
b3内のパラメータが書き変えられていないと判断し
て、ディジタル値D1に、選択されたパラメータA3、
B3を乗じて通過流量を演算する流量演算処理(ステッ
プS6)を行う。その後、CPU3b1は、演算した通
過流量を積算する流量積算処理(ステップS7)、演算
した積算流量をLCD3dに表示される積算値表示処理
(ステップS8)を行った後、再びステップS1へ戻
る。
【0037】尚、上述した実施形態では、ディジタル値
D1と閾値との比較に基づき、ガスの消費、即ちガスの
流れがあると判断されたときのみ、RAM3b3内のパ
ラメータとEEPROM3c内のパラメータとが一致し
ているか否かの判断を行っていた。以上のタイミングで
一致しているか否かを判断することにより、流量演算処
理が行われない間は、一致しているか否かの判断を行わ
なくて済むため、無駄な電力を消費することがなく、省
電力化を図ることができる。しかも、ノイズ等によりパ
ラメータが書き変えられても流量無しの間は流量演算処
理が行われないため、常時一致しているか否かを判断し
なくても、誤った流量が演算される前に異常を検出する
ことができ、異常検出精度の向上を図ることができる。
しかしながら、一致しているか否かのタイミングは、上
述した場合に限られず、A/D変換器3aによりA/D
変換が行われる毎に行う、予め定めた所定期間毎に行う
ことなどが考えられる。
【0038】また、上述した実施形態では、複数種ある
パラメータのうち、ディジタル値D1に対応するパラメ
ータを選択し、選択したパラメータ同士が一致している
か否かを判断していた。このように、選択されたパラメ
ータ同士が一致しているか否かを判断することにより、
一致判断処理を行うたびに、複数種あるパラメータの全
部について判断する必要がなく、判断に使う消費電力を
抑えることができ、省電力化を図ることができる。しか
も、ノイズ等により書き換えられたパラメータを用いた
演算を行わない間は、誤った流量が演算されることがな
いため、全部のパラメータについて一致しているか否か
を判断しなくても、誤った流量が演算される前に異常を
検出することができ、異常検出精度の向上を図ることが
できる。
【0039】また、EEPROM3cとして不揮発性の
記憶媒体を用いることにより、EEPROM3cをパラ
メータのバックアップ用記憶媒体にすることができる。
そして、何らかの原因で、流量計測装置の電源が落ち、
揮発性のRAM3b3内に記憶されたパラメータが消去
されても、以降、EEPROM3c内に記憶されている
パラメータを用いて流量演算を継続することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ノイズ等により第1格納手段に格納されて
いる流量演算に必要な所定値が勝手に書き変わっていれ
ば、第2格納手段に格納されている所定値と一致せずに
異常を検出することができるので、所定値がノイズ等に
より勝手に書き変わってしまうことにより生じる不都合
を防止することができる流量演算装置を得ることができ
る。
【0041】請求項2記載の発明によれば、流量演算装
置の電源が落ちて、揮発性記憶媒体内の所定値が消えた
とき、以降、不揮発性記憶媒体内に格納された所定値に
基づいて流量を演算すれば、流量演算装置の電源が落ち
た後も流量を演算することができるので、第2格納手段
をバックアップ用記憶媒体として流用することができる
流量演算装置を得ることができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、消費者・ガ
ス管理会社などが、ノイズ等により所定値が勝手に書き
換えられたことを知ることができるので、所定値がノイ
ズ等により勝手に書き変わってしまうことにより生じる
不都合を防止することができる流量演算装置を得ること
ができる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、誤った流量
の演算を停止することができるので、所定値がノイズ等
により勝手に書き変わってしまうことにより生じる不都
合を防止することができる流量演算装置を得ることがで
きる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、流量を演算
する毎に判断を行う必要がなく、判断によって消費する
電力を抑えることができるので、省電力化を図った流量
演算装置を得ることができる。
【0045】請求項6記載の発明によれば、演算手段が
流量演算を行わない間は、一致判断手段による判断を行
わなくて済むため、無駄な電力を消費することがない。
しかも、ノイズ等により所定値が書き変えられても流量
無しの間は演算手段による演算が行われないため、常時
一致しているか否かを判断しなくても、誤った流量が演
算される前に異常を検出することができるので、省電力
化及び異常検出精度の向上を図った流量演算装置を得る
ことができる。
【0046】請求項7記載の発明によれば、一致判断を
行うたびに、複数種ある所定値の全部について判断する
必要がなく、判断に使う消費電力を抑えることができ
る。しかも、ノイズ等により書き換えられた所定値を用
いた演算を行わない間は、誤った流量が演算されること
がないため、全部の所定値について一致しているか否か
を判断しなくても、誤った流量が演算される前に異常を
検出することができるので、省電力化及び異常検出精度
の向上を図った流量演算装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量演算装置の基本構成図を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の流量演算装置を組み込んだ流量計測装
置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図3】図2の流量計測装置を構成するCPU3b1の
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図2のRAM3b3又はEEPROM3c内に
格納されたパラメータを示す図である。
【符号の説明】
1 流速センサ 3b10 演算手段(CPU) 3b11 一致判断手段(CPU) 3b12 異常検出手段(CPU) 3b13 演算停止手段(CPU) 3b14 流量有無検出手段(CPU) 3b15 選択手段(CPU) 3b3 第1格納手段(RAM) 3c 第2格納手段(EEPROM) 3d 警報発生手段(LCD)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F030 CB01 CD08 CE02 CE04 CE22 CE25 CE27 CF11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量演算に必要な所定値が格納されてい
    る第1格納手段と、流速センサが計測した流速に応じて
    変化する物理量と、前記所定値とに基づき、流量を演算
    する演算手段とを有する流量演算装置において、 前記第1格納手段とは別途に設けられ、かつ前記所定値
    が格納されている第2格納手段と、 前記第1格納手段内に格納された前記所定値と、前記第
    2格納手段内に格納された前記所定値とが一致している
    か否かを判断する一致判断手段と、 前記一致判断手段が否と判断したとき、異常を検出する
    異常検出手段とをさらに備えたことを特徴とする流量演
    算装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の流量演算装置であって、 前記演算手段は、中央処理装置であり、 前記第1格納手段は、中央処理装置が行う処理過程で利
    用するワークエリアが形成されている揮発性記憶媒体内
    に形成されているとき、 前記第2格納手段は、前記中央処理装置により読み取り
    可能な不揮発性記憶媒体に形成されることを特徴とする
    流量演算装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の流量演算装置であ
    って、 前記異常検出手段が前記異常を検出したとき、その旨を
    伝える警報を発生する警報発生手段をさらに備えること
    を特徴とする流量演算装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の流量演算装置
    であって、 前記異常検出手段が前記異常を検出したとき、前記演算
    手段による演算を停止する演算停止手段をさらに備える
    ことを特徴とする流量演算装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の流量演算
    装置であって、 前記一致判断手段は、予め定めた所定期間毎に、前記判
    断を行うことを特徴とする流量演算装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3又は4記載の流量演算
    装置であって、 前記物理量と、予め定めた閾値との比較に基づき、流量
    の有無を検出する流量有無検出手段をさらに備え、 前記演算手段は、前記流量有無検出手段により、流量有
    りが検出されているときのみ、前記演算を行い、 前記一致判断手段は、前記流量有無検出手段により、流
    量有りが検出されているとき、判断を行うことを特徴と
    する流量演算装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6何れか1項記載の流量演算
    装置であって、 前記所定値は、前記物理量に対応して複数種あり、 前記演算手段は、前記所定値のうち、前記物理量に対応
    する所定値を選択する選択手段を有し、前記物理量に、
    前記選択手段が選択した所定値を乗じて流量を演算し、 前記一致判断手段は、前記選択手段が選択した所定値同
    士が一致しているか否かを判断することを特徴する流量
    演算装置。
JP2001121051A 2001-04-19 2001-04-19 流量演算装置 Abandoned JP2002310739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001121051A JP2002310739A (ja) 2001-04-19 2001-04-19 流量演算装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001121051A JP2002310739A (ja) 2001-04-19 2001-04-19 流量演算装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002310739A true JP2002310739A (ja) 2002-10-23

Family

ID=18970992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001121051A Abandoned JP2002310739A (ja) 2001-04-19 2001-04-19 流量演算装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002310739A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286682A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Yazaki Corp 電子式ガスメータ
CN111006747A (zh) * 2018-11-20 2020-04-14 中国石油化工股份有限公司 一种注水计量仪器失准定位诊断方法、装置和终端
JP2021113702A (ja) * 2020-01-17 2021-08-05 東京瓦斯株式会社 メータおよび検針システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0272933U (ja) * 1988-11-25 1990-06-04
JPH0344512A (ja) * 1989-07-12 1991-02-26 Tokyo Gas Co Ltd フルイディック流量計
JPH0611038U (ja) * 1992-07-10 1994-02-10 日新電機株式会社 データ処理装置
JPH07243600A (ja) * 1994-03-07 1995-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JPH11351935A (ja) * 1998-06-04 1999-12-24 Yazaki Corp 流量計測用センサ信号処理装置
JP2000205924A (ja) * 1999-01-19 2000-07-28 Fuji Electric Co Ltd マイコンガスメ―タ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0272933U (ja) * 1988-11-25 1990-06-04
JPH0344512A (ja) * 1989-07-12 1991-02-26 Tokyo Gas Co Ltd フルイディック流量計
JPH0611038U (ja) * 1992-07-10 1994-02-10 日新電機株式会社 データ処理装置
JPH07243600A (ja) * 1994-03-07 1995-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガス遮断装置
JPH11351935A (ja) * 1998-06-04 1999-12-24 Yazaki Corp 流量計測用センサ信号処理装置
JP2000205924A (ja) * 1999-01-19 2000-07-28 Fuji Electric Co Ltd マイコンガスメ―タ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286682A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Yazaki Corp 電子式ガスメータ
CN111006747A (zh) * 2018-11-20 2020-04-14 中国石油化工股份有限公司 一种注水计量仪器失准定位诊断方法、装置和终端
CN111006747B (zh) * 2018-11-20 2021-03-09 中国石油化工股份有限公司 注水计量仪器失准定位诊断方法、装置和终端
JP2021113702A (ja) * 2020-01-17 2021-08-05 東京瓦斯株式会社 メータおよび検針システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI386629B (zh) Flow measurement device
JP4935334B2 (ja) 流量計測装置とこの装置を用いたガス供給システム
JP2007139672A (ja) 流体計測装置及び流体計測方法
JP2002310739A (ja) 流量演算装置
JP3339402B2 (ja) 流量計測方法及び装置、脈流検出方法、並びに電子式ガスメータ
JP2001296156A (ja) 流量計測装置及び電子式流量メータ
JP2002168663A (ja) 流量計測装置及び、漏洩検出装置
JP4440420B2 (ja) 流量計測方法及び装置並びに電子式流量メータ
JP4418261B2 (ja) ゲイン履歴装置
JP4698014B2 (ja) 流量計測装置
JP4426695B2 (ja) 流量計測方法、流量計測装置及び電子式ガスメータ
US6528738B2 (en) Electronic balance/scale
JP3008692B2 (ja) 流量計
JP4907959B2 (ja) フローセンサ用補正ユニット、流体判別装置、及び、流量計測装置
JPH11281429A (ja) 流量計測方法及び装置並びに電子式ガスメータ
JP4041863B2 (ja) 積算流量計
JP2002236037A (ja) 測定装置及び漏洩検知方法
JP2004163251A (ja) 流量計測装置
JP5103865B2 (ja) ガスメータ装置
JP2002365119A (ja) 流体流量の積算装置
JP2001165745A (ja) 復帰安全確認方法、電子式ガスメータ用流量計測装置及び電子式ガスメータ
JP2000155042A (ja) 流量計測方法及び装置並びに電子式ガスメータ
JP2001296165A (ja) 流量計測装置及び電子式流量メータ
JPH11344364A (ja) 流量計および流量計の漏洩検出方法
JPH08145741A (ja) 流量計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20110127