JPH11351935A - 流量計測用センサ信号処理装置 - Google Patents

流量計測用センサ信号処理装置

Info

Publication number
JPH11351935A
JPH11351935A JP10156003A JP15600398A JPH11351935A JP H11351935 A JPH11351935 A JP H11351935A JP 10156003 A JP10156003 A JP 10156003A JP 15600398 A JP15600398 A JP 15600398A JP H11351935 A JPH11351935 A JP H11351935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
flow
difference data
flow rate
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10156003A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Nagahashi
謙一 長橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP10156003A priority Critical patent/JPH11351935A/ja
Publication of JPH11351935A publication Critical patent/JPH11351935A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定流量以上の流れを検出したときのみに、
演算動作を行うようにして、消費電流の減少を図った流
量計測用センサ信号処理装置を提供する。 【解決手段】 センサ手段5が流速に応じたパルス数差
をもった2つのパルス列を出力し、パルス差データ生成
手段6aが2つのパルス列に基づいて両パルス列のパル
ス数差を求め、流量演算手段6dがパルス差データを流
量に変換する演算を行う流量計測用センサ信号処理装置
において、流れ検出手段6bがパルス差データに基づい
て、流れ検出時にのみ流量演算手段6dによる演算を行
わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流量計測用センサ信
号処理装置に係わり、特に、センサ装置が出力する流速
に応じたパルス数差を持った2つのパルス列を処理して
流量を計測するための流量計測用センサ信号処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記センサ装置の一例として、図7に示
されたようなものが知られている。同図において、セン
サ装置は、フローセンサ部1とセンサ信号発生部2とか
ら構成されている。フローセンサ部1は、半導体基台1
aの中央部には異方性エッチングにより左右の開口1
b、1cを連通する貫通孔1dが形成されており、この
貫通孔1dの上部には半導体基台1aから空間的に隔離
され、結果的に半導体基台1aから熱的に絶縁された橋
絡部1eが形成されている。この橋絡部1eの表面に
は、薄膜のヒータエレメント1fとそれを挟む薄膜の測
温抵抗体エレメント1gと1hとが配列して形成されて
いる。また、半導体基台1a上の角部には薄膜の周囲測
温抵抗体エレメント1iが形成されている。
【0003】また、図8(a)、(b)は図7に示すフ
ローセンサ部1の動作を示す説明図である。ここで、同
図(a)はヒーターエレメント1fと測温抵抗体エレメ
ント1g、1hとの各エレメントの温度分布を示し、同
図(b)は図7のVIIIB−VIIIB線断面を示している。
なお、1jは熱伝導率の低い材料からなる保護膜であ
る。さて、ヒータエレメント1fを周囲温度よりもある
一定の高い温度t1、t2で制御すると、測温抵抗体エ
レメント1g、1hの温度t3、t4は図8(a)に示
すようにヒータエレメント1fの温度t1、t2を中心
として略対称となる。このとき、例えば図7に示す矢印
1kの方向からの気体が移動すると、上流側の測温抵抗
体エレメント1gは冷却されΔT3だけ降温する。一
方、下流側の測温抵抗体エレメント1hは気体の流れを
媒体としてヒータエレメント1fからの熱伝導が促進さ
れ、温度がΔT4だけ昇温するために温度差が生じる。
ここで流速が増加すると、それに伴って、上述した降温
分ΔT3と昇温分ΔT4も増加するので、両測温抵抗体
エレメント1g、1hの温度差(ΔT3+ΔT4)は流
速に応じた出力となる。
【0004】上述した測温抵抗体エレメント1g、1h
は、その抵抗値に応じた電圧V1、V2を発生し、セン
サ信号発生部2に対して出力する。その抵抗値は、温度
の上昇により直線的に増加する正の温度係数を持つ。従
って、測温抵抗体エレメント1g、1hの発生する電圧
V1、V2は温度の上昇に伴って直線的に増加するよう
に変化する。よって、上流側の測温抵抗体エレメント1
gは、流速に応じた降温分抵抗値が下がり出力V1も減
少し、下流側の測温抵抗体エレメント1hは、流速に応
じた昇温分抵抗値が上がり出力V2も増加する。つま
り、出力V1と出力V2の差は両測温抵抗体エレメント
1g、1hの温度差、すなわち流速に応じた値となる。
【0005】センサ信号発生部2においては、上流側の
測温抵抗体エレメント1gからの電圧V1をV/F変換
器2aにより、下流側の測温抵抗体エレメント1hから
の電圧V2をV/F変換器2bにより、その大きさに応
じた周波数のパルス列にそれぞれ変換して、パルス列生
成回路2cに対して出力する。パルス列生成回路2c
は、流速に応じたパルス数差を持つ2つのパルス列が出
力する回路であり、このために、各V/F変換器2a、
2bから出力されるパルス列の単位時間当たりのパルス
数をカウントして、そのカウント値に応じたパルス数を
もつパルス列を生成して、上流側の電圧V1に応じたパ
ルス数P1を持つ上流パルス列Paと下流側の電圧V2
に応じたパルス数P2を持つ下流パルス列Pbとを出力
する。
【0006】上述した上流、下流パルス列Pa、Pbの
パルス数差であるパルス差データ(P2−P1)は電圧
V1とV2との電圧差、つまり、上流、下流の測温抵抗
体エレメント1g、1hの温度差に応じた値となり、こ
れは、流速に応じた値である。そこで、パルス列生成回
路2cから出力される上流、下流パルス列Pa、Pbの
パルス数差をカウントして、パルス差データ(P2−P
1)を出力する。上述のような流速に応じた上下流側測
温抵抗体エレメント1g、1hの発生する電圧V1、V
2からパルス差データ(P2−P1)の変換は、一定時
間ごとに行われるので、このパルス差データ(P2−P
1)は、一定時間ごとに出力される。
【0007】そこで、従来は、パルス差データ(P2−
P1)が得られるごとにパルス差データ(P2−P1)
を流量に変換するための流量演算回路に供給して演算動
作させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した流量演算回路
はパルス数差データ(P2−P1)が0、すなわち流量
が0の時であってもパルス数差データ(P2−P1)が
得られるごとに演算動作を行い、無駄な消費電流が多く
なり、また、所定流量以下の微少な流量は0とみなして
演算動作を行っていて、この場合も無駄な電流を消費し
ていた。特に、上記したセンサ装置を用いてガス使用量
を積算するガスメータの場合には、電源として電池を使
用しているので、無駄な消費電流が多くなると電池の寿
命期間が短くなり、それに伴うメンテナンスが大変にな
るという問題点があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、所定流量以上の流れを検出したと
きのみに、演算動作を行うようにして、消費電流の減少
を図った流量計測用センサ信号処理装置を提供すること
を課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ためになされた請求項1記載の本発明は、流速に応じた
パルス数差をもった2つのパルス列を出力するセンサ手
段と、該センサ手段の出力する2つのパルス列を入力
し、該入力した2つのパルス列に基づいて両パルス列の
パルス数差を求め、該求めたパルス数差を表すパルス差
データを生成し出力するパルス差データ生成手段と、該
パルス差データ生成手段の出力するパルス差データを流
量に変換する演算を行う流量演算手段とを備える流量計
測用センサ信号処理装置において、前記パルス差データ
生成手段の出力するパルス差データに基づいて、流れ有
りを検出する流れ有り検出手段を更に備え、前記流量演
算手段による演算を、前記流れ検出手段による流れ有り
検出時にのみ行わせるようにしたことを特徴とする流量
計測用センサ信号処理装置に存する。
【0011】請求項1記載の発明によれば、流量計測演
算手段が流量に変換するパルス差データに基づいて、流
れ検出手段が流量有りを検出したときのみ、流量計測演
算手段に演算動作を行わせるているので、流れをあり検
出しないときには演算動作を行わない。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の流
量計測用センサ信号処理装置において、前記2つのパル
ス列のパルス数の大小関係は流れの方向によって逆転
し、流れ有り検出手段は、流量が0のときのパルス差デ
ータである基準値を中心に一定幅で設定した2つの値か
らなる設定値とパルス差データとを比較し、パルス差デ
ータが設定値の2つの値間の基準値を含む範囲外にある
とき、流れ有りを検出することを特徴とする流量計測用
センサ信号処理装置に存する。
【0013】請求項2記載の発明によれば、流れ有り検
出手段は、設定値が流量0のときのパルス差データであ
る基準値を中心に一定幅で設定される2つの値からなっ
ているので、パルス差データと設定値を形成する2つの
値とを比較して、パルス差データが設定値の2つの値間
の基準値を含む範囲外にあるかどうか判断することによ
り、センサ手段の出力するパルス数の大小関係が流れの
方向によって逆転し、何れかのパルス列のパルス数が大
きくなっても、流れ有りを検出することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の流
量計測用センサ信号処理装置において、前記設定値を形
成する2つの値は、第1の2進値と該第1の2進値を反
転した第2の2進値とからなっていることを特徴とする
流量計測用センサ信号処理装置に存する。
【0015】請求項3記載の発明によれば、設定値を形
成している2つの値が、第1の2進値と第1の2進値を
反転した第2の2進値とからなっていて、設定値を形成
している2つの値のうち1つの値が定まれば、もう一方
の値は定さだまった値を反転するだけで得られるので、
2つの値を個別に定める必要がない。
【0016】請求項4記載の発明は、前記センサ手段は
2つのパルス列を時系列的にシリアルに出力し、前記パ
ルス差データ生成手段は、前記センサ手段の出力する2
つのパルス列のうち先に入力するパルス列のパルスを加
算カウント又は減算カウントすると共に、後に入力する
パルス列のパルスを減算カウント又は加算カウントし、
カウント値によりパルス差データを生成するカウンタか
らなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
流量計測用センサ信号処理装置に存する。
【0017】請求項4記載の発明によれば、パルス差デ
ータ生成手段は、センサ手段が時系列的にシリアルに出
力する2つのパルス列のうち先に入力するパルス列のパ
ルス数を加算カウント又は、減算カウントすると共に、
後に入力するパルス列のパルスを減算カウント又は加算
カウントしてパルス差データを生成するようになってい
るので、センサ手段の出力が時系列的にシリアルに2つ
のパルス列を出力する単一の信号線であっても、パルス
をカウンタにより加算カウントと減算カウントを行うこ
とで、パルス差データを得ることができ、パルス差デー
タを得るための演算手段を必要としない。
【0018】請求項5記載の発明は、前記パルス差デー
タ生成手段は、前記センサ手段の出力する2つのパルス
列のうち先に入力するパルス列のパルスを加算カウント
又は減算カウントすると共に、後に入力するパルス列の
パルスを減算カウント又は加算カウントし、カウント値
によりパルス差データを生成するカウンタからなり、該
カウンタは最小カウント値又は最大カウント値を前記基
準値とするアップダウンカウンタからなっていることを
特徴とする請求項2又は請求項3記載の流量計測用セン
サ信号処理装置に存する。
【0019】請求項5記載の発明によれば、センサ手段
の出力が時系列的にシリアルに2つのパルス列を出力す
る単一の信号線であっても、パルスをカウンタにより加
算カウントと減算カウントを行うことで、パルス差デー
タを得ることができ、パルス差データを得るための演算
手段を必要としない。さらに、パルス差データを生成す
るカウンタはその最小カウント値又は最大カウント値を
基準値すなわちその初期値とするので、カウンタのリセ
ットによって簡単に初期値を設定できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の流量計測用センサ
信号処理装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明
による流量計測用センサ信号処理装置の一実施の形態を
示し、流量計測用センサ信号処理装置は、コントロール
部4、センサ装置5及び信号処理部6を備える。
【0021】コントロール部4は、図2(a)に示すよ
うに一定間隔で「H」と「L」を繰り返すクロックパル
スからなるコントロール信号S1と、図2(b)に示す
ようにコントロール信号S1が「L」の期間に発生する
クロックパルスからなるクロック信号S2とを出力し、
これらをセンサ装置5に対して供給する。また、コント
ロール部4は、図2(c)に示すようにコントロール信
号S1の立ち上がりに応じて立ち上がるパルスからなる
計測終了信号S3と、コントロール信号S1が「L」の
期間の半分の期間になると立ち上がりコントロール信号
S1の立ち上がりに応じて立ち下がるパルスからなるア
ップダウンカウント信号S4とを信号処理部6に対して
出力する。
【0022】センサ装置5は、コントロール部4から供
給されるコントロール信号S1とクロック信号S2とに
基づいて、上述した測温抵抗体エレメント1g、1h
(図7)の発生する電圧V1、V2に応じたパルス数P
1、P2を持つ2つのパルス列Pa、Pbをこの順に単
一の信号線L上に時系列的にシリアルに出力して、信号
処理部6に対して供給する。
【0023】信号処理部6は、センサ装置5から供給さ
れる2つのパルス列Pa、Pbのパルス数差であるパル
ス差データを生成して、このパルス差データに基づいて
流量に変換するためのものであって、パルス差データ生
成手段としてのカウンタ6a、流れ検出回路6b、ラッ
チ回路6c及び流量演算回路6dを有す。
【0024】カウンタ6aは、アップダウンカウンタに
より構成され、UP/DOWN入力端にコントロール部
4からアップダウンカウント信号S4が、クロック入力
CKにセンサ装置5からのパルス列Pa、Pbが供給さ
れている。また、カウンタ6aは、アップダウンカウン
ト信号S4が「H」の期間に供給されるパルス列を加算
カウントし、「L」の期間に供給されるパルス列を減算
カウントするものであって、基準値である初期値は「0
0」となっている。従って、アップダウンカウント信号
S4が「L」の期間にクロック入力CKに供給されるパ
ルス列Paを「00」からダウンカウント、「H」の期
間に供給されるパルス列Pbをアップカウントすると、
この結果、最終カウント値は「00−P1+P2」とな
り、これはパルス差データとして出力される。カウンタ
6aのカウント値は、流れ検出回路6bとラッチ回路6
cとに対して供給される。
【0025】流れ検出回路6bは、コントロール部4か
ら計測終了信号S3が供給されるとき、カウンタ6aか
らの最終カウント値であるパルス差データと基準値「0
0」を中心に一定振幅で設定した2つの値からなる設定
値とを比較して、設定値の2つの値間の基準値を含む範
囲外にあるとき所定流量以上の流れを有りと判断して、
流れ有り信号S5をラッチ回路6c及び流量演算回路6
dに対して出力する。
【0026】また、ラッチ回路6cは、流れ検出回路6
bから流れ有り信号S5が供給されたとき、カウンタ6
aからの供給される最終カウント値を取り込んでパルス
差データS6として流量演算回路6dに対して出力す
る。
【0027】流量演算回路6dは、ラッチ回路6cから
供給されるパルス差データS6に基づいて演算を行い、
パルス差データS6を流量に変換する。
【0028】なお、上述したセンサ装置5は具体的に例
えば図3に示すように構成され、各部の状態を示す図4
のタイミングチャート図を参照して以下説明する。セン
サ装置5は、フローセンサ部1及びセンサ信号発生部5
aを備える。ここで、フローセンサ部1は上述した従来
のフローセンサ部と同等のものであるので、その詳細な
説明を省略する。センサ信号発生部5aは、V/F変換
部5a−1、制御信号発生部5a−2及びパルス列生成
部5a−3を有する。
【0029】V/F変換部5a−1は、入力される電圧
をその電圧値に応じた周波数のパルス列に変換するもの
であって、測温抵抗体エレメント1g、1h(図7)の
温度に応じた大きさの電圧出力V1、V2がフローセン
サ部1から供給されると、V/F変換器5a−11、5
a−12によって出力V1、V2をその電圧値に応じた
周波数のパルス列Pa1、Pb1に変換してパルス列生
成部5a−3に対して出力する。
【0030】また、制御信号発生部5a−2は、コント
ロール信号S1が供給されているワンショットマルチバ
イブレータ5a−21、5a−22と、ワンショットマ
ルチバイブレータ5a−22の出力が供給されているワ
ンショットマルチバイブレータ5a−23を有する。制
御信号発生部5a−2にコントロール信号S1が供給さ
れると、ワンショットマルチバイブレータ5a−21、
5a−22、5a−23の出力には、図5(b)〜
(d)で示すようなタイミングチャート図の単位時間信
号S8、第1の制御信号S9及び第2の制御信号S10
が発生される。図示の単位時間信号S8は、同図(a)
に示すコントロール信号S1の立ち上がりに応じて立ち
上がり単位時間経過すると立ち下がるパルスからなる。
また、第1の制御信号S9は、コントロール信号S1の
立ち下がりに応じて立ち上がり、コントロール信号S1
が「L」の期間の半分の期間になると立ち下がるパルス
からなる。また、第2の制御信号S10は、第1の制御
信号S9の立ち下がりに応じて立ち上がりコントロール
信号S1の立ち上がりに応じて立ち下がりるパルスから
なる。これら単位時間信号S8、第1の制御信号S9及
び第2の制御信号S10は、パルス列生成部5a−3に
対して供給される。
【0031】パルス列生成部5a−3は、入力される2
つのパルス列Pa1、Pb1の単位時間当たりのパルス
数に応じたパルス数を持つパルス列Pa、Pbを生成し
て、パルス列Pa、Pbの順に出力するものであって、
ANDゲート5a−31、5a−32、5a−35、5
a−36、5a−37、5a−38、カウンタ5a−3
3、5a−34及びORゲート5a−39を有する。
【0032】ANDゲート5a−31、5a−32の一
方の入力端にはV/F変換器5a−11、5a−12か
ら出力されたパルス列Pa1、Pb1が、他方の入力端
には、制御信号発生部5a−2から上述した単位時間信
号S8(図4a)がそれぞれ供給されていて、ANDゲ
ート5a−31、5a−32は、パルス列Pa1、Pb
1の単位時間当たりのパルス数P1+1、P2+1を持
つパルス列Pa2、Pb2(図4d、e)を出力する。
これらのパルス列Pa2、Pb2はカウンタ5a−3
3、5a−34のUP入力端にそれぞれ供給される。
【0033】カウンタ5a−33、5a−34のDOW
N入力端には、一方の入力端にクロック信号S2が、他
方の入力端に第1の制御信号S9、第2の制御信号S1
0が供給されているANDゲート5a−35、5a−3
6の出力(図4f、h)、つまり、第1の制御信号S9
(図4b)、第2の制御信号S10(図4c)が供給さ
れている期間クロックパルスが供給される。
【0034】カウンタ5a−33、5a−34は、UP
入力端にパルスが入力されるたびに加算してカウント
し、DOWN入力端にパルスが入力されるたび減算して
カウントして、カウント値が0になるとUP入力端にパ
ルスが入力してくるまでカウント値0の状態を保持する
アップダウンカウンタを有する。また、カウンタ5a−
33、5a−34は、カウント値が0のときには「L」
を、0以外のときには「H」を出力する図示しない出力
回路を有する。
【0035】カウンタ5a−33がその、UP入力端に
供給されたパルス列Pa2のパルス数P1をそれぞれ加
算カウントして、その出力(図4g)が「H」レベルと
なり、そのカウント値がそれぞれP1+1(図4d)を
示す。次に、カウンタ5a−33は、DOWN入力端に
供給されたANDゲート5a−35の出力(図4h)を
0まで減算カウントして、その出力(図4g)はカウン
ト値0になると「L」レベルとなる。上記したカウンタ
5a−33の出力(図4g)はANDゲート5a−37
に対して供給される。
【0036】ANDゲート5a−37においては、一方
の入力端にはANDゲート5a−35の出力(図4f)
が、他方の入力端にはカウンタ5a−33の出力(図4
g)が供給されていて、その出力(図4i)は、パルス
数P1をもつパルス列Paが出力し、ORゲート5a−
39の一方の入力端に供給される。
【0037】また、カウンタ5a−34がその、UP入
力端に供給されたパルス列Pb2のパルス数P2+1を
それぞれ加算カウントして、その出力(図4i)が
「H」レベルとなり、そのカウント値がそれぞれP1+
1(図4e)を示す。次に、カウンタ5a−34は、D
OWN入力端に供給されたANDゲート5a−36の出
力(図4h)を0まで減算カウントして、その出力(図
4i)はカウント値0になると「L」レベルとなる。
【0038】また、ANDゲート5a−38において
は、一方入力端にはANDゲート5a−36の出力が、
他方の入力端にはカウンタ5a−34の出力が供給され
ていて、その出力(図4k)は、パルス数P2をもつパ
ルス列Pbが出力し、ORゲート5a−39の他方の入
力端に供給される。
【0039】NANDゲート5a−37は、2つの入力
端をもち、どちらか一方でも信号が入力されれば、その
入力されている信号を出力する回路であって、パルス列
Pa、Pbの順に2つのパルス列が時系列的にシリアル
に出力される。
【0040】また、流れ検出回路6bは具体的に例えば
図6に示すように構成され、流量が0のときのパルス差
データである基準値「00」を中心に一定幅で設定した
第1の2進値と第2の2進値からなる設定値とカウンタ
6aからのカウント値を比較し、計測終了信号が供給さ
れたときの最終カウント値であるパルス差データが「第
2の2進値≧カウント値>第1の2進値」であるとき、
流れ有り信号をラッチ回路6cと演算回路6dとに対し
て流れ有り信号S5を出力する回路である。
【0041】この流れ検出回路6bは、カウンタ6aか
らのカウント値と第1の2進値である設定値(以下第1
の2進値)とが供給されている比較器6b−1と、カウ
ント値と第1の2進値をNOT6b−2によって反転し
た第2の2進値である設定値(以下第2の2進値)とが
供給されている比較器6b−3と、比較器6b−3の
d、e出力端が供給されているORゲート6b−4と、
比較器6b−1のc出力端とORゲート6b−4の出力
が供給されているANDゲート6b−5と、計測終了信
号S3とANDゲート6b−5の出力が供給されている
ANDゲート6b−6とから構成されている。
【0042】上述した構成の流れ検出回路6bの動作を
以下説明する。図中、2つの比較器6b−1、6b−3
はa、b2つの入力端とc、d、e3つの出力端を持
ち、比較器8、9は、a、b入力端に対して入力される
2進値を比較して「a入力端>b入力端」の場合はc出
力端を、「a入力端=b入力端」の場合はd出力端を、
また、「a入力端<b入力端」の場合はe出力端を
「H」出力する。
【0043】比較器6b−1においては、a入力端にカ
ウント値が、b入力端に第1の2進値が供給されている
ので、c出力端は、「カウント値>第1の2進値」のと
き第1の比較信号S15が出力する。比較器6b−3に
おいては、a入力端にカウント値が、b入力端に第2の
2進値が供給されているので、d、e出力端は「カウン
ト値=第2の2進値」、「カウント値<第2の2進値」
のとき第2、第3の比較信号S16、S17を出力す
る。
【0044】ORゲート6b−4は、一方の入力端に第
2の比較信号S16が、他方の入力端に第3の比較信号
S17が供給されているので、「カウント値≦第2の2
進値」のとき第4の比較信号S18を出力する。
【0045】ANDゲート6b−5は、一方の入力端に
第1の比較信号S15が、他方の入力端に第4の比較信
号S18が供給されているので、「第2の2進値≧カウ
ント値>第1の2進値」のとき第5の比較信号S14を
出力する。
【0046】また、ANDゲート6b−6は、一方の入
力端に第5の比較信号S14が、他方の入力端に計測終
了信号S3が供給されているので、「第2の2進値≧最
終カウント値(パルス差データ)>第1の2進値」つま
り、設定値の2つの間の基準値を含む範囲外にあるとき
流れ有り信号S5を流量演算回路6dに対して出力す
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、流れ有り検出時のみに演算を行わせて、流
れ有りを検出しないときには演算動作しないので、消費
電流の少ない流量計測用センサ信号処理回路が得られ
る。
【0048】請求項2記載の発明によれば、パルス数の
大小関係が流れの方向によって逆転する2つのパルス列
のうち何れかのパルス列のパルス数が大きくても流れ有
りを検出することができるので、流れの方向が何れの向
きであっても流れ有りを検出できる流量計測用センサ信
号処理回路が得られる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、設定値を形
成している2つの値を個別に定める必要がないので、構
成が簡単でコストダウンを図った流量計測用センサ信号
処理回路が得られる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、センサ手段
の出力が単一の信号線であっても、パルス差データを得
ることができ、さらに、パルス差データを得るための演
算手段を必要としないので、構成が簡単でコストダウン
を図った流量計測用センサ信号処理回路が得られる。
【0051】請求項5記載の発明によれば、カウンタの
初期値を別途に設定する必要としないので、カウンタの
初期値が容易に設定でき、構成が簡単でコストダウンを
図ったセンサ信号処理回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流量計測用センサ信号処理装置の
一実施の形態を示す回路図である。
【図2】図1の流量計測用センサ信号処理装置を構成す
るコントロール部の出力する信号のタイムチャート図で
ある。
【図3】図1の流量計測用センサ信号処理装置を構成す
るセンサ装置の構成例を示す図である。
【図4】図3のセンサ装置の各部の状態を示すタイミン
グチャート図である。
【図5】図3のセンサ装置を構成する制御信号発生部の
出力する信号のタイミングチャート図である。
【図6】図1の流量計測用センサ信号処理装置を構成す
る流れ検出回路の構成例を示す図である。
【図7】従来のセンサ装置の構成例を示す図である。
【図8】図7のセンサ装置を構成するフローセンサ部の
動作を示す説明図である。
【符号の説明】 5 センサ手段(センサ装置) 6a パルス差データ生成手段(カウンタ) 6d 流量演算手段(流量演算回路) 6b 流れ検出手段(流れ検出回路)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流速に応じたパルス数差をもった2つの
    パルス列を出力するセンサ手段と、該センサ手段の出力
    する2つのパルス列を入力し、該入力した2つのパルス
    列に基づいて両パルス列のパルス数差を求め、該求めた
    パルス数差を表すパルス差データを生成し出力するパル
    ス差データ生成手段と、該パルス差データ生成手段の出
    力するパルス差データを流量に変換する演算を行う流量
    演算手段とを備える流量計測用センサ信号処理装置にお
    いて、 前記パルス差データ生成手段の出力するパルス差データ
    に基づいて、流れ有りを検出する流れ検出手段を更に備
    え、 前記流量演算手段による演算を、前記流れ検出手段によ
    る流れ検出時にのみ行わせるようにしたことを特徴とす
    る流量計測用センサ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記2つのパルス列のパルス数の大小関
    係は流れの方向によって逆転し、 前記流れ検出手段は、流量が0のときのパルス差データ
    である基準値を中心に一定幅で設定した2つの値からな
    る設定値と前記パルス差データとを比較し、前記パルス
    差データが前記設定値の2つの値間の基準値を含む範囲
    外にあるとき、流れ有りを検出することを特徴とする請
    求項1記載の流量計測用センサ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記設定値を形成する2つの値は、第1
    の2進値と該第1の2進値を反転した第2の2進値とか
    らなっていることを特徴とする請求項2記載の流量計測
    用センサ信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記センサ手段は2つのパルス列を時系
    列的にシリアルに出力し、 前記パルス差データ生成手段は、前記センサ手段の出力
    する2つのパルス列のうち先に入力するパルス列のパル
    スを加算カウント又は減算カウントすると共に、後に入
    力するパルス列のパルスを減算カウント又は加算カウン
    トし、カウント値によりパルス差データを生成するカウ
    ンタからなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに
    記載の流量計測用センサ信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記センサ手段は2つのパルス列を時系
    列的にシリアルに出力し、前記パルス差データ生成手段
    は、前記センサ手段の出力する2つのパルス列のうち先
    に入力するパルス列のパルスを加算カウント又は減算カ
    ウントすると共に、後に入力するパルス列のパルスを減
    算カウント又は加算カウントし、カウント値によりパル
    ス差データを生成するカウンタからなり、 該カウンタは最小カウント値又は最大カウント値を前記
    基準値とするアップダウンカウンタからなっていること
    を特徴とする請求項2又は3記載の流量計測用センサ信
    号処理装置。
JP10156003A 1998-06-04 1998-06-04 流量計測用センサ信号処理装置 Withdrawn JPH11351935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10156003A JPH11351935A (ja) 1998-06-04 1998-06-04 流量計測用センサ信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10156003A JPH11351935A (ja) 1998-06-04 1998-06-04 流量計測用センサ信号処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11351935A true JPH11351935A (ja) 1999-12-24

Family

ID=15618217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10156003A Withdrawn JPH11351935A (ja) 1998-06-04 1998-06-04 流量計測用センサ信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11351935A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002071423A (ja) * 2000-06-16 2002-03-08 Yazaki Corp 流量計測方法及び装置並びに電子式ガスメータ
JP2002310739A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Yazaki Corp 流量演算装置
JP4698014B2 (ja) * 2000-10-30 2011-06-08 矢崎総業株式会社 流量計測装置
KR102616224B1 (ko) * 2023-07-19 2023-12-20 주식회사 만나테크놀로지 환경변화에 강인한 유량계 및 이를 이용한 유량 측정 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002071423A (ja) * 2000-06-16 2002-03-08 Yazaki Corp 流量計測方法及び装置並びに電子式ガスメータ
JP4542680B2 (ja) * 2000-06-16 2010-09-15 矢崎総業株式会社 流量計測方法及び装置並びに電子式ガスメータ
JP4698014B2 (ja) * 2000-10-30 2011-06-08 矢崎総業株式会社 流量計測装置
JP2002310739A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Yazaki Corp 流量演算装置
KR102616224B1 (ko) * 2023-07-19 2023-12-20 주식회사 만나테크놀로지 환경변화에 강인한 유량계 및 이를 이용한 유량 측정 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7481574B2 (en) Thermal flow rate sensor supplying digital output
US7823444B2 (en) Device and process for measuring the velocity of flow of a fluid using pulse signal generated based on feedback
JPH11351935A (ja) 流量計測用センサ信号処理装置
US4784001A (en) Magnetic flowmeter with isolation amplifier and ranging circuit therefor and method
JP2013253841A (ja) 電流検出回路
CN102317747A (zh) 电子体温计及动作控制方法
JPH0476799A (ja) 熱電対温度センサの寿命判定及び寿命予測装置
CN110945364B (zh) 风速测定装置和风量测定装置
US7066022B2 (en) Airspeed sensor and method for operating an airspeed sensor
SU1012042A1 (ru) Устройство дл измерени температуры
SU1151834A1 (ru) Устройство дл измерени температуры (его варианты)
JP3896060B2 (ja) マイクロフローセンサを用いたガス密度測定方法
JPH05157603A (ja) 流量計の流量補正方法
JPS5836300B2 (ja) 共通冷接点補償回路
JPS644132B2 (ja)
SU1672241A1 (ru) Устройство дл измерени нестационарной температуры
SU638896A1 (ru) Термоанемометрический преобразователь
JP3570750B2 (ja) 熱線風速計
JPH09243426A (ja) 流速検出回路
SU1190208A1 (ru) Устройство дл измерени температуры
JPH10332446A (ja) フルイディック型ガス流量計
JPS61262617A (ja) 流量センサ
SU994933A2 (ru) Частотно-импульсный преобразователь температуры
JP3585099B2 (ja) ガスメータ用流速検知信号発生装置並びにガスメータ用流速検出装置及び検知信号発生装置
JP2003315129A (ja) 熱式流量計測装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906