JP2001073849A - 内燃機関のアクチュエータ制御装置 - Google Patents

内燃機関のアクチュエータ制御装置

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JP2001073849A
JP2001073849A JP24435299A JP24435299A JP2001073849A JP 2001073849 A JP2001073849 A JP 2001073849A JP 24435299 A JP24435299 A JP 24435299A JP 24435299 A JP24435299 A JP 24435299A JP 2001073849 A JP2001073849 A JP 2001073849A
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Japan
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combustion engine
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internal combustion
resistance
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JP24435299A
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English (en)
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Naoyuki Kamiya
直行 神谷
Kenji Kawahara
研司 河原
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクモータ(アクチュエータ)の応答遅れ
を改善し追従安定性を向上すること。 【解決手段】 内燃機関1の運転状態を制御する吸気通
路に配設されたスロットルバルブ5を駆動するトルクモ
ータ19に対して加減速トルク、ばねトルク、摩擦トル
ク等が考慮された要求電流だけでは、トルクモータ19
を駆動するコイル、ワイヤハーネス、トランジスタ等か
らなる回路全体の抵抗値変化による応答遅れが発生す
る。この抵抗値変化が推定されることで要求電流が適切
に補正された制御量がモータ駆動回路25を介してトル
クモータ19に出力される。このように、トルクモータ
19を駆動する回路全体の抵抗値が考慮され制御量が算
出されることで、トルクモータ19は応答遅れが改善さ
れ追従安定性が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の制御量に応
じてアクチュエータを駆動し内燃機関の運転状態を制御
する内燃機関のアクチュエータ制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、アクセル操作量等に応じてアクチ
ュエータとしてのモータを駆動しスロットルバルブの開
度を制御する『電子スロットルシステム』と称する内燃
機関のアクチュエータ制御装置が採用されるようになっ
ている。このような電子スロットルシステムにおいて
は、例えば、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセ
ル開度センサからのアクセル開度信号に応じてモータに
電流を流し、モータが駆動されることでスロットルバル
ブが開閉され内燃機関に供給される空気量が制御され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スロットル
制御系におけるアクチュエータとしてのモータには、主
に各種センサ信号に基づき設定される目標スロットル開
度とスロットル開度センサからの実スロットル開度との
偏差・現在のスロットル速度に基づいて発生する『加減
速トルク』、スロットルバルブを中間ストッパ位置に戻
すためのバルブリターンスプリングや退避走行用スプリ
ング等の『ばねトルク』、スロットルバルブの回動軸と
その軸受との間、スロットルバルブの開度を検出するス
ロットル開度センサ、スロットルバルブを中間ストッパ
位置に戻すためのバルブリターンスプリングや退避走行
用スプリング等の各部分にて発生する『摩擦トルク(摩
擦力)』等が作用する。
【0004】これら加減速トルク、ばねトルク、摩擦ト
ルク等はモータ電流を算出する際に考慮することで適
宜、補正することができる。ところが、アクチュエータ
としてのモータを駆動する回路全体の抵抗変化等に起因
しモータの駆動に必要な電流が正確に出力されないこと
があり、スロットル開度の応答遅れにつながるという不
具合があった。
【0005】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、アクチュエータの応答遅れを
改善し追従安定性を向上可能な内燃機関のアクチュエー
タ制御装置の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の内燃機関のア
クチュエータ制御装置によれば、実電流検出手段で内燃
機関の運転状態を制御するアクチュエータを駆動するた
めの回路全体に流れる実電流が検出され、電流推定手段
で回路全体に流れる電流またはこれに相当するパラメー
タが推定電流値として推定される。そして、抵抗推定手
段で実電流値と推定電流値とが比較されることにより回
路全体の抵抗が推定抵抗値として推定される。このよう
に、実電流値と推定電流値とが比較され回路全体の抵抗
変化に応じた推定抵抗値が適切に得られることで、この
推定抵抗値に基づきアクチュエータを駆動するために必
要な電流がより正確に供給できることとなり、アクチュ
エータは応答遅れが改善され追従安定性が向上される。
【0007】請求項2の内燃機関のアクチュエータ制御
装置によれば、実電流検出手段で内燃機関の運転状態を
制御するアクチュエータを駆動するための回路全体に流
れる実電流が検出され、記憶手段に記憶された予め基準
状態における回路全体の抵抗である基準抵抗値に基づき
電流推定手段で回路全体を流れる電流が推定電流値とし
て推定される。そして、抵抗推定手段で実電流値と推定
電流値とが比較されることにより回路全体の抵抗が推定
抵抗値として推定される。このように、実電流値と予め
基準状態における基準抵抗値から求められた推定電流値
とが比較され回路全体の抵抗変化に応じた推定抵抗値が
適切に得られることで、この推定抵抗値に基づきアクチ
ュエータを駆動するために必要な電流がより正確に供給
できることとなり、アクチュエータは応答遅れが改善さ
れ追従安定性が向上される。
【0008】請求項3の内燃機関のアクチュエータ制御
装置では、抵抗推定手段によって実電流値と推定電流値
との比が抵抗値補正量とされ、この抵抗値補正量と基準
抵抗値とから推定抵抗値が推定される。このように、回
路全体の抵抗変化に応じた補正が実行されることで、推
定抵抗値をより適切に得ることができる。
【0009】請求項4の内燃機関のアクチュエータ制御
装置では、内燃機関における温度パラメータによって基
準抵抗値が算出される。つまり、内燃機関における例え
ば、冷却水温、吸気温、シリンダ温度等の温度パラメー
タに応じた適切な基準抵抗値が設定されることで回路全
体の抵抗変化に応じた推定抵抗値をより適切に得ること
ができる。
【0010】請求項5の内燃機関のアクチュエータ制御
装置では、推定抵抗値が電源投入時では内燃機関におけ
る温度パラメータに基づく基準抵抗値とされ、この後に
おける推定タイミング毎になまし(平滑化)処理が実施
され更新される。このように、推定抵抗値に対してイグ
ニッションスイッチがオンされた電源投入時の初期では
内燃機関における例えば、冷却水温、吸気温、シリンダ
温度等の温度パラメータに基づく基準抵抗値が設定さ
れ、その後においては推定タイミング毎のなまし処理が
行われることで、電源投入直後からその後までの推定抵
抗値の信頼性を向上することができる。
【0011】請求項6の内燃機関のアクチュエータ制御
装置では、アクチュエータを駆動するための制御量が安
定した出力状態であるとき推定抵抗値が推定されるた
め、推定抵抗値の信頼性を向上することができる。
【0012】請求項7の内燃機関のアクチュエータ制御
装置では、内燃機関における温度パラメータによって推
定抵抗値に対する上下限ガードが行われる。つまり、内
燃機関における例えば、冷却水温、吸気温、シリンダ温
度等の温度パラメータにて推定抵抗値を制限する上限値
及び下限値が適切に設定されるため、更新される推定抵
抗値の信頼性をより向上することができる。
【0013】請求項8の内燃機関のアクチュエータ制御
装置では、アクチュエータのコイルの温度が温度推定値
として推定抵抗値に基づき推定されるため、アクチュエ
ータのコイルの温度推定値における信頼性を向上するこ
とができる。
【0014】請求項9の内燃機関のアクチュエータ制御
装置では、アクチュエータを駆動するための制御量が推
定抵抗値によって算出されるため、アクチュエータを駆
動するための制御量をより正確に得ることができる。
【0015】請求項10の内燃機関のアクチュエータ制
御装置によれば、更に、抵抗検出手段にて回路全体の実
際の抵抗が実抵抗値として検出され、この実抵抗値によ
ってアクチュエータのコイルの温度が温度推定値として
推定される。即ち、アクチュエータのコイルの温度が回
路全体の実抵抗値から温度推定値が推定されるためその
信頼性を向上することができる。
【0016】請求項11の内燃機関のアクチュエータ制
御装置では、アクチュエータの特性が温度推定値によっ
て補正される。つまり、アクチュエータの特性として例
えば、コイルの推定インダクタンスや推定磁束量、電流
と推定トルクとの関係等が温度推定値にて補正され、ア
クチュエータの特性上の各種パラメータの変化が適切に
補正されることで、そのパラメータに基づく変化量を適
切に得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関のアクチュエータ制御装置が適用された具
体的な、内燃機関のスロットル制御装置における内燃機
関及びその周辺機器を示す概略構成図である。
【0019】図1において、内燃機関1の吸気通路2の
上流側にはエアクリーナ3が設けられ、エアクリーナ3
の下流側には吸気量(吸入空気量)を検出するエアフロ
ーメータ4が設置されている。また、吸気通路2のエア
フローメータ4より下流側にはスロットルバルブ5が設
けられ、このスロットルバルブ5の回動軸5aに連結さ
れたトルクモータ19の駆動力により実際のスロットル
バルブ5の開度である実スロットル開度TAが制御さ
れ、内燃機関1に供給される吸気量が調整される。この
スロットルバルブ5の実スロットル開度TAがスロット
ル開度センサ16によって検出される。なお、アイドル
時にあっても、トルクモータ19の駆動力によって実ス
ロットル開度TAが制御され、これによって吸気量GN
が制御され機関回転数NEが目標アイドル回転数に一致
されるようにフィードバック制御される。更に、吸気通
路2はインテークマニホルド6を介して内燃機関1の各
気筒に接続され、吸気通路2からの吸入空気がインテー
クマニホルド6内を経て各気筒に分配供給される。
【0020】インテークマニホルド6には各気筒に対応
してインジェクタ7が設置され、各インジェクタ7から
噴射された燃料は、吸入空気と混合され各気筒に供給さ
れる。この混合気は吸気バルブ8の開閉に伴って各気筒
の燃焼室9内に導入され、点火プラグ10の点火により
燃焼され、ピストン11が押下げられクランクシャフト
12にトルクが付与される。燃焼後の排気ガスは排気バ
ルブ13の開閉に伴って排気通路14を経て外部に排出
される。また、クランクシャフト12の近接位置にはク
ランク角センサ15が設置され、このクランク角センサ
15からは30°CA(Crank Angle:クランク角)毎に
パルス信号が出力される。
【0021】20はECU(Electronic Control Unit:
電子制御ユニット)であり、ECU20はエアフローメ
ータ4によって検出された吸気量GN信号やクランク角
センサ15によって検出された機関回転数NE信号に基
づいてインジェクタ7の駆動を制御すると共に、スロッ
トル開度センサ16によって検出された実スロットル開
度TA信号やアクセルペダル17の踏込量がアクセル開
度センサ18によって検出されたアクセル開度Ap信号
等に基づいてスロットルバルブ5を開閉制御するCPU
21,ROM22,RAM23等からなるマイクロコン
ピュータを主体として構成されている。
【0022】次に、ECU20及びその周辺の構成につ
いて、図1を参照し更に詳しく説明する。
【0023】ECU20において、CPU21は吸気量
GN信号や機関回転数NE信号、更には実スロットル開
度TA信号やアクセル開度Ap信号等を読込み、内燃機
関1の運転状態に応じてその都度要求されるインジェク
タ7の燃料噴射量やトルクモータ19によるスロットル
バルブ5の目標とする指令値である目標スロットル開度
TTP等を演算する周知の中央処理装置である。
【0024】また、ROM22は所謂プログラムメモリ
として、内燃機関1の運転状態を制御するための各種制
御プログラム、即ち、燃料噴射制御プログラムやスロッ
トル制御プログラム等が予め格納されたメモリである。
CPU21では、このROM22に格納されているプロ
グラムに従って各種の演算処理を実行する。また、RA
M23は所謂データメモリとして、各種センサの入出力
データやCPU21による演算処理データ等が一時的に
格納されるメモリである。
【0025】インジェクタ駆動回路24は、吸気量GN
信号や機関回転数NE信号に基づきCPU21を通じて
算出される燃料噴射量に対応した所定パルス幅の信号を
形成してインジェクタ7を駆動する回路である。これに
より、インジェクタ7からは算出された燃料噴射量に対
応した量の燃料が内燃機関1の各気筒に対して噴射供給
される。
【0026】また、モータ駆動回路25は、後述のCP
U21による演算処理により、トルクモータ19による
スロットルバルブ5の目標スロットル開度TTPとスロ
ットル開度センサ16からの実スロットル開度TAとの
偏差に応じて、その偏差を縮小するためPWM(パルス
幅変調)変換されたデューティ比信号として算出された
出力DUTY(制御量)から出力電流DUTYを形成し
てトルクモータ19に出力する回路である。これによ
り、トルクモータ19では出力電流DUTYに対応した
駆動力が発生され、スロットル開度センサ16で検出さ
れるスロットルバルブ5の実スロットル開度TAが最終
的に目標スロットル開度TTPに一致するように調整さ
れる。
【0027】そして、A/D変換回路27は、読込まれ
る吸気量GN信号、実スロットル開度TA信号、アクセ
ル開度Ap信号及びその他、水温センサ(図示略)から
の冷却水温THW信号等をA/D(アナログ−ディジタ
ル)変換してCPU21に出力するための回路である。
【0028】次に、図2及び図3に基づき内燃機関のス
ロットル制御装置の構成について説明する。
【0029】図2及び図3において、アクセルペダル1
7にはアクセル開度センサ18が配設され、アクセルペ
ダル17はアクセルレバー41に連結されている。この
アクセルレバー41は、アクセルリターンスプリング4
2a,42bによってアクセルペダル17の戻り方向
(時計回り方向)に付勢されている。アクセルペダル1
7が操作されない状態(アクセルOFF)では、アクセ
ルレバー41はアクセルリターンスプリング42a,4
2bによってアクセル全閉ストッパ43に当接した状態
に保持される。内燃機関1の運転中は、アクセルペダル
17の操作量に基づくアクセルレバー41の位置がアク
セル開度センサ18によってアクセル開度Apとして検
出される。
【0030】一方、スロットルバルブ5の回動軸5aに
はバルブレバー44が連結され、このバルブレバー44
が退避走行用スプリング45によってスロットルバルブ
5の開方向(図2の上方向)に付勢されている。このた
め、図2(b)に示すモータOFF(トルクモータ19
への電源OFF)時には、退避走行用スプリング45に
よってバルブレバー44が中間レバー47に当接した中
間ストッパ位置に保持される。このとき、中間レバー4
7は、バルブリターンスプリング48によってスロット
ルバルブ5の閉方向(図2の下方)に付勢され、中間ス
トッパ49に当接されている。
【0031】つまり、バルブリターンスプリング48の
引張力は退避走行用スプリング45の引張力よりも大き
く設定されている。したがって、図2(b)に示すモー
タOFF時には、バルブリターンスプリング48の引張
力が退避走行用スプリング45の引張力に打勝って、中
間レバー47が中間ストッパ49に当接し保持され、ス
ロットルバルブ5の実スロットル開度TAが中間ストッ
パ49で規制される中間ストッパ位置(実スロットル開
度TA=約3°)に保持される。
【0032】一方、図2(a)に示す通常制御時(モー
タON時)には、アクセルペダル17の操作量に応じて
トルクモータ19が正転または逆転されスロットルバル
ブ5の実スロットル開度TAが調整され、そのときのス
ロットルバルブ5の実スロットル開度TAがスロットル
開度センサ16によって検出される。この際、実スロッ
トル開度TAを大きくする場合には、トルクモータ19
に正側のモータ電流が供給されトルクモータ19が正転
されることで、図2(a)に示すようにバルブレバー4
4がバルブリターンスプリング48の引張力に抗して中
間レバー47が押上げられスロットルバルブ5が開方向
に駆動される。これとは逆に、実スロットル開度TAを
小さくする場合には、トルクモータ19に負側のモータ
電流が供給されトルクモータ19が逆転されることで、
バルブレバー44が下降されスロットルバルブ5が閉方
向に駆動される。そして、中間レバー47が中間ストッ
パ49に当接されたのちのスロットルバルブ5の閉方向
の駆動では、バルブレバー44が退避走行用スプリング
45の引張力に抗して下降されスロットルバルブ5が全
閉ストッパ位置(実スロットル開度TA=0°)まで閉
じると、バルブレバー44がスロットル全閉ストッパ4
6に当接され、それ以上の回動が阻止される。
【0033】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関のスロットル制御装置で用いられているス
ロットルバルブ5の回動軸5aと連結されたトルクモー
タ19の構成について図4及び図5を参照して説明す
る。なお、図5は図4のトルクモータ19からカバー6
3を取去ってA方向から見た矢視図である。
【0034】図4に示すように、吸気通路2途中に配設
されたスロットルボデー60には軸受61,62を介し
てスロットルバルブ5が回動自在に支持されている。こ
のスロットルバルブ5は円板状に形成されており、回動
軸5aにビス止めされ固定されている。そして、スロッ
トルバルブ5が回動軸5aと共に回動されることによ
り、スロットルボデー60の内壁により形成された吸気
流路60aの流路面積が調整され、吸気通路2を通過す
る吸気量が制御される。
【0035】また、スロットルバルブ5の回動軸5aの
一方の端部にはバルブレバー44が圧入固定されてお
り、回動軸5aと共に回動される。このバルブレバー4
4がスロットル全閉ストッパ46に当接されることによ
りスロットルバルブ5の全閉位置が規定される。なお、
スロットル全閉ストッパ46のねじ込量を変更すること
によりスロットルバルブ5の全閉位置が調整される。な
お、図4では退避走行用スプリング45等は省略されて
いる。
【0036】そして、スロットル開度センサ16はバル
ブレバー44よりも更に回動軸5aの端側に配設され、
コンタクト部16a、抵抗体を塗布した基板16b及び
ハウジング16cによって構成されている。コンタクト
部16aは回動軸5aに圧入されており、回動軸5aと
共に回動される。基板16bはハウジング16cに固定
されており、基板16bに塗布された抵抗体上をコンタ
クト部16aが摺動される。基板16bに塗布された抵
抗体には5〔V〕の一定電圧が印加されており、この抵
抗体とコンタクト部16aとの摺動位置がスロットルバ
ルブ5の開度に応じて変化され出力電圧値が変動され
る。このスロットル開度センサ16からの出力電圧値が
ECU20に入力されスロットルバルブ5の実スロット
ル開度TAが検出される。
【0037】更に、図4及び図5に示すように、トルク
モータ19は回転子65、コア69、一対のソレノイド
部70,75により回動軸5aの他方の端部に連結され
ている。トルクモータ19の端部はカバー63により覆
われている。回転子65は、回動軸5aに圧入固定され
た鉄心66及び永久磁石67,68により構成され、コ
ア69の内壁により形成された収容孔69aに回動自在
に収容されている。鉄心66は円筒状に形成されてお
り、回動軸5aの他方の端部に圧入固定されている。永
久磁石67,68は円弧状に形成されており、鉄心66
の外周に等間隔をあけて接着固定されている。スロット
ルバルブ5の回動範囲は通常90°以下であるから、永
久磁石67,68の円弧長はスロットルバルブ5の回動
範囲内で回転子65を回動可能なトルクが働く長さがあ
ればよい。なお、永久磁石67,68はネオジウム系、
サマリウム−コバルト系等の高い磁力を発生する所謂、
希土類磁石が採用されている。
【0038】コア69は磁性体からなる薄板が回動軸5
aの軸方向に積層され形成されており、収容孔69aに
回転子65を回動自在に収容している。コア69は回転
子65を取囲む周上において切目のないスロットレスに
構成されている。ソレノイド部70,75はそれぞれ鉄
心71,76にコイル72,77が巻回され形成されて
おり、コア69に圧入固定されている。コイル72,7
7にはコネクタ80に埋設されたピン81から制御電流
が供給される。また、バルブリターンスプリング48
は、一方の端部が鉄心66に固定され、他方の端部がね
じ64に固定されており、このバルブリターンスプリン
グ48によりスロットルバルブ5が閉側に付勢されてい
る。
【0039】本実施例では、アクチュエータとしてトル
クモータ19を用いた電子スロットルシステムへの応用
について述べているが、この他、モータを用いてDUT
Y(デューティ比)制御する周知のISCV(Idle Spe
ed Control Valve:アイドル回転数制御バルブ)、EG
RV(Exhaust Gas Recirculation Valve:排気ガス再循
環バルブ)、SCV(Swirl Control Valve:スワール制
御バルブ)等による制御システムにも同様に応用するこ
とができる。
【0040】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる内燃機関のスロットル制御装置で使用されているE
CU20内のCPU21におけるスロットル制御の処理
手順を示す図6のブロック図に基づいて説明する。
【0041】図6において、まず、目標スロットル開度
演算処理S1では、アクセル開度センサ18からのアク
セル開度Ap〔°〕に基づき目標スロットル開度TTP
〔°〕が算出される。次の仮目標スロットル開度演算処
理S2では、目標スロットル開度演算処理S1で算出さ
れた目標スロットル開度TTP〔°〕がなまし(平滑
化)処理され仮目標スロットル開度TTPsm〔°〕が算
出される。そして、加減速トルク演算処理S3では、仮
目標スロットル開度演算処理S2で算出された仮目標ス
ロットル開度TTPsm〔°〕とスロットル開度センサ1
6からの実スロットル開度TA〔°〕との偏差・現在の
スロットル速度である実スロットル速度ΔTAに基づき
スロットル制御系の加減速トルクTg 〔N・m〕が算出
される。
【0042】また、ばねトルク演算処理S4では、仮目
標スロットル開度演算処理S2で算出された仮目標スロ
ットル開度TTPsm〔°〕に応じてばねトルクTs 〔N
・m〕が算出される。ここで、仮目標スロットル開度T
TPsmに応じてばねトルクTs を算出するのに対して、
実スロットル開度TAが中間ストッパ位置より大きい開
側ではバルブリターンスプリング48に対応し、また、
実スロットル開度TAが中間ストッパ位置より小さい閉
側では退避走行用スプリング45に対応してばねトル
ク、または予測スロットル開度(=実スロットル開度+
実スロットル速度×所定時間)に応じてばねトルクを算
出するようにしてもよい。
【0043】また、摩擦トルク演算処理S5では、仮目
標スロットル開度TTPsm〔°〕、実スロットル開度T
A〔°〕及び後段で算出される推定モータ温度Tm
〔℃〕からそのときの摩擦状態に応じて軸受61,62
等によるスロットル制御系の摩擦トルクTf 〔N・m〕
が算出される。そして、前段で算出された加減速トルク
Tg 〔N・m〕、ばねトルクTs 〔N・m〕及び摩擦ト
ルクTf 〔N・m〕が加算されトルクモータ19の要求
トルクTR 〔N・m〕が算出される。
【0044】モータ電流演算処理S6では、TR =f
(TA,IM )の逆モデル式を用いた実測値に基づき、
前段で算出された要求トルクTR 〔N・m〕をパラメー
タとし、各要求トルクの発生に必要な要求電流IM
〔A〕が実スロットル開度TA〔°〕に応じて算出され
る。次の電流応答性補償処理S7では、前段で算出され
た要求電流IM 〔A〕に対してトルクモータ19に固有
のコイルや配線(ワイヤハーネス)等によるインダクタ
ンスや抵抗による遅れがあるため、その遅れ分を補償す
るよう後段で算出される推定電流Ia 〔A〕、推定抵抗
Rsm〔Ω〕及び推定モータ温度Tm 〔℃〕が考慮され算
出される補正電流(補償値)〔A〕と元の要求電流IM
〔A〕とが加算され出力電流Io 〔A〕が算出される。
【0045】そして、逆起電圧演算処理S8では、前段
で算出された出力電流Io 〔A〕、後段で算出される推
定モータ温度Tm 〔℃〕、実スロットル開度TA〔°〕
及び仮目標スロットル開度TTPsm〔°〕とに応じて逆
起電圧Ve 〔V〕が算出される。更に、出力DUTY演
算処理S9では、前段で算出された出力電流Io 〔A〕
に対して逆起電圧Ve 〔V〕が考慮された電流値が加算
され、かつ後段で算出される推定抵抗Rsm〔Ω〕及びバ
ッテリ電圧VB 〔V〕が考慮され、トルクモータ19に
実際に出力可能な出力DUTYが算出される。更に、モ
ータ駆動回路25では、出力DUTY演算処理S9から
の出力DUTYに基づきトルクモータ19に出力するた
めの出力電流DUTYが形成される。
【0046】ここで、出力可能な出力DUTYとは、例
えば、3〜90〔%〕と100〔%〕である。なお、0
〜3〔%〕、90〜100〔%〕、100〔%〕以上は
回路上出力できないDUTY範囲である。この出力DU
TYがモータ駆動回路25に出力され出力電流DUTY
が形成されトルクモータ19に出力されることでトルク
モータ19が駆動され、スロットル開度センサ16で検
出された実スロットル開度TAが最終的に目標スロット
ル開度TTPに一致するように調整される。
【0047】次に、図6の電流推定演算処理S10で算
出される推定電流Ia 〔A〕について説明する。
【0048】上述のように、出力DUTY演算処理S9
では、要求DUTYに対してモータ駆動回路25の作動
制約上、出力できない出力DUTYが存在している。例
えば、0〜3〔%〕のDUTY範囲は出力できないた
め、0〜3〔%〕が要求されたときには、出力DUTY
が3〔%〕とされる。3〜90〔%〕のDUTY範囲が
要求されたときには、その値に対応する出力DUTYと
される。また、90〜100〔%〕のDUTY範囲は出
力できないため、90〜100〔%〕のDUTY範囲が
要求されたときには、90〜95〔%〕では90
〔%〕、95〜100〔%〕では100〔%〕とされ
る。そして、演算結果として100〔%〕以上を要求さ
れたときにも出力不可のため出力DUTYが100
〔%〕とされる。
【0049】このように、要求DUTYと出力DUTY
とが異なる場合が発生するため、実際に流れる電流は出
力DUTYを基準に推定する必要がある。このため、電
流推定演算処理S10では、出力DUTY演算処理S9
からの出力DUTY、バッテリ電圧VB 〔V〕及び後段
で算出される推定抵抗Rsm〔Ω〕とから推定電流Ia
〔A〕が算出される。
【0050】次に、図6の抵抗推定演算処理S11で算
出される推定抵抗Rsm〔Ω〕について図7に示す説明図
を参照して説明する。なお、抵抗推定演算処理S11は
モータ電流が安定状態であるとき実施される。
【0051】図7において、前回の推定抵抗Rsmi-1 に
対して上述の電流推定演算処理S10で算出された推定
電流Ia 〔A〕とそのときトルクモータ19に流れる実
際の電流がECU20内のハード回路にて検出された実
電流IH 〔A〕とから瞬間的な真の抵抗RH 〔Ω〕が次
式(1)にて算出される。なお、推定抵抗Rsmの初期値
は、基準状態においてトルクモータ19を駆動するため
の基準抵抗Rsmo 〔Ω〕として冷却水温THWをパラメ
ータとして予めメモリに格納されている。
【0052】
【数1】 RHi=Rsmi-1 ×(Iai/IHi) ・・・(1)
【0053】この真の抵抗RH 〔Ω〕に対して次式
(2)によるなまし(平滑化)処理が実施され推定抵抗
Rsm〔Ω〕が算出される。ここで、Nはなまし率であ
る。
【0054】
【数2】 Rsmi =Rsmi-1 +(RHi−Rsmi-1 )/N ・・・(2)
【0055】次に、図6のモータ温度推定演算処理S1
2で算出される推定モータ温度Tm〔℃〕について図8
に示す説明図を参照して説明する。
【0056】図8において、上述の抵抗推定演算処理S
11で算出された推定抵抗Rsm〔Ω〕(実測値でもよ
い)に基づき予めメモリに格納されているマップから推
定モータ温度Tm 〔℃〕が算出される。なお、上記実測
値としては現在の電圧と電流とから求めることができ
る。これにより、モータ温度変化によるモータトルク変
化、磁束密度変化、摩擦トルク変化等が補正されモータ
駆動回路25に出力するための適切な出力DUTYが得
られることとなる。
【0057】このように、本実施例の内燃機関のスロッ
トル制御装置は、各種センサ信号に基づき内燃機関1の
運転状態を制御するアクチュエータとしてのトルクモー
タ19を駆動するための回路全体に流れる実際の電流を
実電流IH 値として検出するECU20内のCPU21
にて達成される実電流検出手段と、回路全体に流れる電
流またはこれに相当するパラメータを推定電流Ia 値と
して推定するECU20内のCPU21にて達成される
電流推定手段と、実電流IH 値と推定電流Ia値とを比
較することにより回路全体の抵抗を推定抵抗Rsm値とし
て推定するECU20内のCPU21にて達成される抵
抗推定手段とを具備するものである。つまり、実電流I
H 値と推定電流Ia 値とが比較されトルクモータ19を
駆動するためのコイル、ワイヤハーネス、トランジスタ
(図示略)等からなる回路全体の抵抗変化に応じた推定
抵抗Rsm値が適切に得られることで、この推定抵抗Rsm
値に基づきトルクモータ19を駆動する回路全体に流れ
る実電流IH 値と演算による推定電流Ia 値とが一致、
即ち、必要な電流がより正確に供給できることとなり、
トルクモータ19は応答遅れが改善され追従安定性が向
上される。
【0058】また、本実施例の内燃機関のスロットル制
御装置は、各種センサ信号に基づき内燃機関1の運転状
態を制御するアクチュエータとしてのトルクモータ19
を駆動するための回路全体に流れる実際の電流を実電流
IH 値として検出するECU20内のCPU21にて達
成される実電流検出手段と、予め基準状態として例え
ば、所定の冷却水温で非通電状態における回路全体の抵
抗を基準抵抗Rsmo 値として記憶するECU20内のR
OM22からなる記憶手段と、基準抵抗Rsmo 値に基づ
き回路全体に流れる電流を推定電流Ia 値として推定す
るECU20内のCPU21にて達成される電流推定手
段と、実電流IH 値と推定電流Ia 値とを比較すること
により回路全体の抵抗を推定抵抗Rsm値として推定する
ECU20内のCPU21にて達成される抵抗推定手段
とを具備するものである。つまり、実電流Ia 値と予め
基準状態における基準抵抗Rsmo 値から求められた推定
電流Ia 値とが比較され回路全体の抵抗変化に応じた推
定抵抗Rsm値が適切に得られることで、この推定抵抗R
sm値に基づきトルクモータ19を駆動する回路全体に流
れる実電流IH 値と演算による推定電流Ia 値とが一
致、即ち、必要な電流がより正確に供給できることとな
り、トルクモータ19は応答遅れが改善され追従安定性
が向上される。
【0059】そして、本実施例の内燃機関のスロットル
制御装置のECU20内のCPU21にて達成される抵
抗推定手段は、実電流IH 値と推定電流Ia 値との比を
抵抗値補正量とし、その抵抗値補正量と基準抵抗Rsmo
値とから推定抵抗Rsm値を推定するものである。このよ
うに、回路全体の抵抗変化に応じた補正が実行されるこ
とで、推定抵抗Rsm値をより適切に得ることができる。
更に、本実施例の内燃機関のスロットル制御装置は、基
準抵抗Rsmo 値を内燃機関1における温度パラメータを
用いて算出するものである。つまり、内燃機関1におけ
る例えば、冷却水温、吸気温、シリンダ温度等の温度パ
ラメータに応じた適切な基準抵抗Rsmo値が設定される
ことで回路全体の抵抗変化に応じた推定抵抗Rsm値をよ
り適切に得ることができる。また、本実施例の内燃機関
のスロットル制御装置は、推定抵抗Rsm値を電源投入時
では内燃機関1における温度パラメータに基づく基準抵
抗Rsmo 値とし、この後における推定タイミング毎にな
まし(平滑化)処理を実施し更新するものである。この
ように、推定抵抗Rsm値に対してイグニッションスイッ
チがオンされた電源投入時の初期では内燃機関における
例えば、冷却水温、吸気温、シリンダ温度等の温度パラ
メータに基づく基準抵抗Rsmo 値が設定され、その後に
おいては推定タイミング毎のなまし処理が行われること
で、電源投入直後からその後までの推定抵抗Rsm値の信
頼性を向上することができる。
【0060】そして、本実施例の内燃機関のスロットル
制御装置は、推定抵抗Rsm値をトルクモータ19を駆動
するための制御量としての出力DUTYが安定した出力
状態であるとき推定するものであり、推定抵抗Rsm値の
信頼性を向上することができる。また、本実施例の内燃
機関のスロットル制御装置は、推定抵抗Rsm値に対して
内燃機関1における温度パラメータに基づき上下限ガー
ドを行うものである。つまり、内燃機関1における例え
ば、冷却水温、吸気温、シリンダ温度等の温度パラメー
タにて推定抵抗Rsm値を制限する上限値及び下限値が適
切に設定されるため、更新される推定抵抗Rsm値の信頼
性をより向上することができる。加えて、本実施例の内
燃機関のスロットル制御装置は、推定抵抗Rsm値に基づ
きトルクモータ19のコイルの温度を温度推定値である
推定モータ温度Tm として推定するものであり、トルク
モータ19のコイルの推定モータ温度Tm における信頼
性を向上することができる。
【0061】また、本実施例の内燃機関のスロットル制
御装置は、推定抵抗Rsm値に基づきトルクモータ19を
駆動するための制御量を算出するものであり、トルクモ
ータ19を駆動するための制御量をより正確に得ること
ができる。そして、本実施例の内燃機関のスロットル制
御装置は、トルクモータ19の特性を温度推定値として
の推定モータ温度Tm に基づき補正するものである。つ
まり、トルクモータ19の特性として例えば、コイルの
推定インダクタンスや推定磁束量、電流と推定トルクと
の関係等が温度推定値にて補正され、トルクモータ19
の特性上の各種パラメータの変化が適切に補正されるこ
とで、そのパラメータに基づく変化量を適切に得ること
ができる。
【0062】ところで、上記実施例では、回路全体の抵
抗を推定抵抗値として推定しているが、本発明を実施す
る場合には、これに限定されるものではなく、回路全体
の実際の抵抗を実抵抗値として検出するためのシャント
抵抗等からなる抵抗検出手段を具備するものにおいて
は、検出される実抵抗値に基づきトルクモータ19のコ
イルの温度を推定モータ温度Tm として推定することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のアクチュエータ制御装置が適用された具体
的な、内燃機関のスロットル制御装置における内燃機関
及びその周辺機器を示す概略構成図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のスロットル制御装置の要部構成を示す模式
図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のスロットル制御装置の要部構成を示す斜視
図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のスロットル制御装置で用いられているスロ
ットルバルブの回動軸と連結されたトルクモータの構成
を示す断面図である。
【図5】 図5は図4のトルクモータからカバーを取去
ってA方向から見た矢視図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る内燃機関のスロットル制御装置で使用されているEC
U内のCPUにおけるスロットル制御の処理手順を示す
ブロック図である。
【図7】 図7は図6の抵抗推定演算処理における推定
電流及び実電流から推定抵抗を算出する説明図である。
【図8】 図8は図6のモータ温度推定演算処理におけ
る推定抵抗から推定モータ温度を算出する説明図であ
る。
【符号の説明】
1 内燃機関 5 スロットルバルブ 16 スロットル開度センサ 18 アクセル開度センサ 19 トルクモータ(アクチュエータ) 20 ECU(電子制御ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 BA05 DA05 DA25 EB11 FA07 FA10 FA20 FA33 FA38 3G301 JA14 LA03 LC03 LC10 MA12 NB02 ND01 ND41 PA01Z PA11A PA11Z PE01Z PE03Z PE08Z PF03Z PG02Z 5H633 BB08 GG02 HH03 JA02 JA08 JB05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種センサ信号に基づき内燃機関の運転
    状態を制御するアクチュエータを駆動する回路全体に流
    れる実際の電流を実電流値として検出する実電流検出手
    段と、 前記回路全体に流れる電流またはこれに相当するパラメ
    ータを推定電流値として推定する電流推定手段と、 前記実電流値と前記推定電流値とを比較することにより
    前記回路全体の抵抗を推定抵抗値として推定する抵抗推
    定手段とを具備することを特徴とする内燃機関のアクチ
    ュエータ制御装置。
  2. 【請求項2】 各種センサ信号に基づき内燃機関の運転
    状態を制御するアクチュエータを駆動する回路全体に流
    れる実際の電流を実電流値として検出する実電流検出手
    段と、 予め基準状態における前記回路全体の抵抗を基準抵抗値
    として記憶する記憶手段と、 前記基準抵抗値に基づき前記回路全体に流れる電流を推
    定電流値として推定する電流推定手段と、 前記実電流値と前記推定電流値とを比較することにより
    前記回路全体の抵抗を推定抵抗値として推定する抵抗推
    定手段とを具備することを特徴とする内燃機関のアクチ
    ュエータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗推定手段は、前記実電流値と前
    記推定電流値との比を抵抗値補正量とし、前記抵抗値補
    正量と前記基準抵抗値とから前記推定抵抗値を推定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のアクチュ
    エータ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記基準抵抗値は、前記内燃機関におけ
    る温度パラメータに基づき算出することを特徴とする請
    求項2または請求項3に記載の内燃機関のアクチュエー
    タ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記推定抵抗値は、電源投入時では前記
    内燃機関における温度パラメータに基づく前記基準抵抗
    値とし、この後における推定タイミング毎に平滑化処理
    を実施し更新することを特徴とする請求項2乃至請求項
    4の何れか1つに記載の内燃機関のアクチュエータ制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記推定抵抗値は、前記アクチュエータ
    を駆動するための制御量が安定した出力状態であるとき
    推定することを特徴とする請求項3または請求項5に記
    載の内燃機関のアクチュエータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記推定抵抗値は、前記内燃機関におけ
    る温度パラメータに基づき上下限ガードを行うことを特
    徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の内
    燃機関のアクチュエータ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記推定抵抗値に基づき前記アクチュエ
    ータのコイルの温度を温度推定値として推定することを
    特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の
    内燃機関のアクチュエータ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記推定抵抗値に基づき前記アクチュエ
    ータを駆動するための制御量を算出することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の内燃機関
    のアクチュエータ制御装置。
  10. 【請求項10】 更に、前記回路全体の実際の抵抗を実
    抵抗値として検出する抵抗検出手段を具備し、 前記実抵抗値に基づき前記アクチュエータのコイルの温
    度を温度推定値として推定することを特徴とする請求項
    1乃至請求項6の何れか1つに記載の内燃機関のアクチ
    ュエータ制御装置。
  11. 【請求項11】 前記温度推定値に基づき前記アクチュ
    エータの特性を補正することを特徴とする請求項8また
    は請求項10に記載の内燃機関のアクチュエータ制御装
    置。
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