JP2001073275A - 難燃性布地 - Google Patents

難燃性布地

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JP2001073275A
JP2001073275A JP24857899A JP24857899A JP2001073275A JP 2001073275 A JP2001073275 A JP 2001073275A JP 24857899 A JP24857899 A JP 24857899A JP 24857899 A JP24857899 A JP 24857899A JP 2001073275 A JP2001073275 A JP 2001073275A
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ethylene
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Futoshi Ikegami
太 池上
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Ganz Chemical Co Ltd
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Ganz Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のハロゲン、リン、アンチモン系難燃剤を
含有する裏打材は、火災時あるいは焼却時にダイオキシ
ンやハロゲン化ガス等の有害ガスを発生させ、その結果
人体に重篤な害をもたらしたり、大気汚染を招くといっ
た重大な欠点があった。加えて従来の難燃剤を含む裏打
材は、平時も揮発分が揮散してガラスを曇化させるとい
った問題点も有していた。 【解決手段】熱膨張性黒鉛を含む水性裏打ち材で布地の
裏面を裏打ちした難燃性布地が前記課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱膨張性黒鉛を含
む水性裏打ち材が裏面に塗布された難燃性布地に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両火災において内装材への
火の廻りは意外に早く搭乗者の脱出の機会が失われた
り、発生する有毒ガスや一酸化炭素によって被災者が中
毒に陥る場合が多い。このため自動車内装に使用されて
いる繊維製品の難燃化については特別に高い難燃化の技
術が求められている。繊維製品の難燃化については、こ
れまで補強材として使用される裏打ち材に塩化ビニル
系、塩化ビニリデン系当のハロゲン含有の難燃性共重合
体エマルジョンを用いたり、あるいは通常の合成ゴム
系、アクリル系、アクリル・スチレン系、エチレン酢酸
ビニル系などの共重合体エマルジョン及びこれらのブレ
ンド物に難燃剤を配合し、それを繊維製品に塗布する方
法等が提案されてきた。この難燃剤としては、液状又は
粉末状のリン酸エステル系、ハロゲン化リン酸エステル
系、ホウ素系などの難燃剤がそれぞれ単独で、または併
用して使用されている。しかしながら、ハロゲン含有難
燃性共重合体エマルジョンやハロゲン系難燃剤は、火災
時ハロゲンガス等の有害ガスを発生させて人体に重篤な
害をもたらせたり、あるいは焼却処分時にダイオキシン
等の有毒ガスが発生して、大気汚染や焼却炉の劣化を招
く等の欠点を有している。さらに、平時でも含有してい
るハロゲン化合物の分解等によって発生するハロゲン化
水素とカーシートのクッション材であるウレタンフォー
ム中のアミン類との反応生成物が窓ガラスを曇化させる
という問題も有している。ハロゲン系以外の難燃剤とし
て一般的なリン系難燃剤も、塗装層からブリードしてき
たり、揮散して窓ガラスを曇化させるという問題点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、充分
な難燃性を有し、且つ火災時や消却処分時に有毒ガスの
発生がなく、また平時窓ガラス等を曇化させる反応生成
物が発生しない布地を得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、自動車事
故に起因する火災時は、火の廻りが早く脱出の機会が失
われたり、発生する有毒ガスや一酸化炭素によって人が
中毒に陥る場合が多いことに鑑み、難燃性を有し、且つ
火災時や燃焼時に有害ガスが発生しない布地を得ること
を目的に鋭意研究を行った。その結果、熱膨張性黒鉛を
含む水性裏打ち材を塗布した布地がこの課題を悉く解決
することを見出し、さらに研究を重ねて本発明を完成し
た。すなわち、本発明は、(1)固形分換算で100重
量部の被覆材と10〜150重量部の熱膨張性黒鉛を含
む水性裏打ち材を布地の裏面に塗布して乾燥させた難燃
性布地、(2)被覆材がエチレン系共重合体水性エマル
ジョンである前記(1)記載の難燃性布地、(3)布地
が、天然、合成または半合成の繊維から作られた織布、
不織布または編物である前記(1)記載の難燃性布地、
および(4)自動車のシート用である前記(1)記載の
難燃性布地、である。ここにいう「難燃性」とは、 JIS
D 1201-1977 の「自動車室内用有機資材の燃焼性試験
方法」における燃焼性区分に、自消性または遅燃性とし
て記載されているものをいう。この JIS D 1201-1977
の燃焼性試験方法は、米国自動車安全基準( FederalMo
tor Vehicle Safety Standard)FMVSS-302 に規定され
ている燃焼試験に準拠したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に使用される熱膨張性黒鉛
とは、一般に天然黒鉛の粉末を酸化剤により酸化処理す
るか又は電解酸化し、水洗および乾燥することによって
製造される(特公昭60−34492号参照)もので、
400〜1,000℃の熱によりその層状構造における
層間が10〜500倍に膨張し、高い断熱性と耐熱性を
有するに至る。本発明に用いられる被覆材としては、従
来布地やカーペットの裏打ち材として通常用いられてい
るもの、たとえばエチレン系共重合体水性エマルジョ
ン、天然および合成ラテックスなどが挙げられる。エチ
レン系共重合体水性エマルジョンとは、エチレン系単量
体を界面活性剤及び/又は保護コロイドの存在下又は不
存在下、水性媒体中で乳化重合したり、乳化重合以外の
方法により重合した共重合体を後乳化したりして得られ
る共重合体水性エマルジョンの単独物、又は、これらの
複数の共重合体エマルジョンのブレンド物をいい、製造
の容易性、経済性等の理由から、通常エチレン系単量体
の乳化重合によってえられる共重合体エマルジョンの単
独物又は複数の共重合体エマルジョンのブレンド物が好
ましい。
【0006】エチレン系単量体としては、例えば、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアク
リレート、イソブチルアクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、n−オクチルアクリレート、イソノニ
ルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルア
クリレート等のアクリル酸アルキルエステル系単量体、
例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
n−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタク
リレート、ステアリルメタクリレート等のメタクリル酸
アルキルエステル単量体、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、エチルビニルベンゼン等
の芳香族ビニル系単量体、例えば、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等の飽和脂肪酸ビ
ニル系単量体、例えば、アクロニトリル、メタクリロニ
トリル等のシアン化ビニル系単量体、例えば、エチレ
ン、プロピレン、ブタジエン等のオレフィン系単量体、
例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、シト
ラコン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等のエチ
レン系カルボン酸、例えば、無水マレイン酸等のエチレ
ン系カルボン酸無水物、例えばモノブチルマレイン酸な
どのエチレン系ジカルボン酸のモノアルキルエステル、
及びこれらのアンモニウム塩もしくはアルカリ金属塩等
のエチレン系カルボン酸塩類、例えば、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等の
エチレン系カルボン酸の酸アミド類、例えば、N−メチ
ロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミ
ド、メチロール化ジアセトンアクリルアミド及び、これ
らの単量体と炭素数1〜8個のアルコール類とのエーテ
ル化物(例えば、N−イソブトキシメチルアクリルアミ
ド)等のエチレン系カルボン酸アミド類のメチロール化
物及びその誘導体、例えば、グリシジルアクリレート、
グリシジルメタクリレート等のエチレン系カルボン酸と
エポキシ基を有するアルコールとのエステル類、例え
ば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシメタクリレ
ート等のエチレン系カルボン酸のヒドロキシアルキルエ
ステル類、例えば、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジエチルアミノエチルメタクリレート等のエチレン
系カルボン酸とアミノ基を有するアルコールとのエステ
ル類、例えばジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、
トリアリルシアヌレート、ジエチレングリコールジメタ
クリレート等の2個以上の非共役性不飽和基を有する単
量体を挙げることができる。
【0007】上記のエチレン系単量体の種類及び使用量
は、特に限定されるものではなく、難燃加工の対象とな
る布地の要求する物性によって適宜選択することができ
る。得られる共重合体のガラス転移温度(Tg)は、−
40〜5℃が好ましい。エチレン系共重合体水性エマル
ジョンは、通常、前記単量体群の中から適宜選択された
エチレン系単量体を界面活性剤及び/又は保護コロイド
の存在下、水性媒体中で乳化重合して得られる共重合体
エマルジョンの単独物、または、これらの複数の共重合
体エマルジョンのブレンド物である。上記の界面活性剤
としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエー
テル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエー
テル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアル
キレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキ
レン脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類、
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ブロック
コポリマー等の非イオン性界面活性剤、例えば、脂肪酸
塩類、アルキルアリールスルホン酸塩類、アルキル硫黄
エステル塩類、アルキルスルホコハク酸エステル塩類及
びその誘導体類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリ
ールエーテル硫酸エステル塩類等の陰イオン性界面活性
剤、例えば、アルキルアミン塩、4級アンモニウム塩、
ポリオキシエチルアルキルアミン等の陽イオン性界面活
性剤および、たとえばアルキルベタイン等の両性界面活
性剤が挙げられる。また反応性界面活性剤も使用するこ
とができる。
【0008】界面活性剤は、エチレン系単量体の全量に
対して、通常約0.1〜10重量%用いられ、乳化重合
の反応適性、得られる水性エマルジョンの各種安定性及
び耐水性等の観点から約0.5〜7重量%用いるのが好
ましい。利用し得る保護コロイドとしては、例えば、ポ
リビニルアルコール類、セルロース誘導体等が挙げら
れ、これらは単独又は複数で使用できる。その使用量は
適宜に選択でき、例えば、使用するエチレン系単量体の
全量に対して、約0.5〜10重量%の範囲が好まし
い。エチレン系共重合体水性エマルジョンの固形分は特
に限定されないがその生産性と製造の容易さより約30
〜65重量%であるのが好ましい。本発明において使用
される天然および合成ラテックスとしては、たとえばス
チレン−ブタジエンゴム(SBR)ラテックス、メチル
メタクリレート−ブタジエンゴム(MBR)ラテック
ス、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)ラテ
ックス、メチルメタクリレート−スチレン−ブタジエン
ゴム(MSBR)ラテックス、天然ゴムラテックスなど
が挙げられ、これらのラテックスにおける高分子重合体
はカルボキシル基、水酸基、アミド基、グリシジル基、
スルホン酸基等の官能基を有しても良い。
【0009】本発明における熱膨張性黒鉛と被覆材との
配合量は、布地に要求される難燃度により異なってくる
が、通常被覆材の固形分100重量部当たり、黒鉛が1
0〜150重量部、好ましくは30〜60重量部であ
る。また本発明の優れた効果を妨げない範囲において、
充填剤、分散剤、増粘剤、湿潤剤、発泡剤、整泡剤、消
泡剤、顔料、染料、可塑剤、老化防止剤、紫外線吸収
剤、防腐剤等を使用することができる。このようにして
得られた水性裏打ち材の固形分、pH及び粘度は何れも
特に限定されるものではないが、一般に固形分は30〜
70重量%、好ましくは35〜60重量%、pHは4〜
11、好ましくは6〜10であり、粘度(10rpm/
20℃)は1,000〜100,000mPa・s、好
ましくは10,000〜50,000mPa・sであ
る。本発明はこの水性裏打ち材を布地の片面にコーティ
ングすることで難燃性に優れた布地を得ることができ
る。本発明に用いられる布地としては火災時有害ガスの
発生の少ないものであれば特に限定されないが、たとえ
ば、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、アクリ
ル等を原料とする合成繊維や羊毛等の天然繊維及び合成
繊維と天然繊維との混紡繊維等を挙げることができる。
水性裏打ち材の塗布量は、30〜500g/m、好ま
しくは50〜300g/mである。このようにして得
られた本発明の難燃性布地は前述の FMVSS-302 に合格
するものである。
【0010】
【実施例】以下に実施例および試験例をあげて本発明を
さらに具体的に説明する。 実施例1 撹拌機、滴下ロート、窒素ガス導入管、温度計、還流冷
却器を備えた反応容器に、イオン交換水237g、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2gおよびイタ
コン酸5gを仕込み、50℃に加熱して溶解させた。容
器内を窒素ガスで置換した後、反応温度を60℃に昇温
し、その温度を維持しながら、ブチルアクリレート17
5g、エチルアクリレート256g、アクロニトリル5
0g、メタクリル酸5gおよびジアセトンアクリルアミ
ド4gの混合液、イオン交換水125g、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム7.2g、アクリルアミド5
gの混合液、3%過硫酸カリウム40g、6%重亜硫酸
ナトリウム16gを4時間かけて連続的に添加し、乳化
重合を行ってエマルジョンを得た。このエマルジョンを
アンモニア水で中和し、アジピン酸ヒドラジッド2.2
gを加えた。最終的に得られたエチレン系共重合体エマ
ルジョンは、乳白色、固形物50%、pH6.5、粘度
100mPa・s(30rpm/25℃)、Tg−20
℃のものであった。得られたエチレン系共重合体エマル
ジョン100重量部(固形分として)に、熱膨張性黒鉛
(8099H、住友ケミカル(株)製)30重量部、ポ
リアクリル酸ナトリウム5重量部、12.5%アンモニ
ア水5重量部および水を加え、固形分50%、PH8.
5、粘度3,000mPa・s(10rpm/20℃)
の難燃性裏打ち材を得た。前記難燃性裏打ち材をポリエ
ステル製織布(目付350g/m)に、200g/m
(乾燥重量)をドクターナイフで塗布し、150℃、
10分間乾燥、さらに20℃、65%RHの雰囲気中で
24時間放置して難燃性布地を得た。得られた難燃性布
地を360mm×100mm角に裁断し、FMVSS−
302にしたがって作成した試料について20℃、65
%RHの雰囲気下、水平法により燃焼試験を行い試料5
点の平均値を求めた。結果を〔表1〕に示す。
【0011】 実施例2〜4 実施例1における熱膨張性黒鉛の配合量を40重量部
(実施例2)、50重量部(実施例3)および60重量
部(実施例4)に変えた以外は、実施例1と同様にして
難燃性裏打ち材を調製し、それらを用いて難燃性布地を
作成した。そして各難燃性布地について燃焼試験を行い
〔表1〕に示す結果を得た。
【0012】比較例1 熱膨張性黒鉛を使用しない他は実施例1と同様の配合に
より裏打ち材を調製し、実施例1と同様にして裏打ち材
塗布布地を作成した。この布地について燃焼試験を行
い、結果を〔表1〕に示した。
【0013】比較例2 比較例2の裏打ち材100重量部にリン酸エステル系難
燃剤(ニッカファイノンCG7000、日華化学(株)
製)30重量部を配合して裏打ち材を調製し、実施例1
と同様にして裏打ち材塗布布地を作成した。この布地に
ついても燃焼試験を行い、結果を〔表1〕に示した。な
お、燃焼試験における表示は次のとおりである。 (1)試験片に着火しない場合、あるいは燃焼が標線A
に達しないで自消した場合は、燃焼速度を「0」と表示
した。 (2)燃焼が標線Aを越えて、50.8mm以内で且つ
60秒以内に自消した場合、燃焼速度を「SE」として
表示し、時間及び距離を記載した。 (3)上記以外の燃焼性を示した試験片については、燃
焼速度をmm/分単位で記載した。
【0014】
【表1】 実施例1〜4の試験片は、燃焼速度が100mm/分以
下を合格とする FMVSS−302に適合するもので
あった。比較例1の試験片は易燃性であり、比較例2の
試験片は難燃性は良好であるものの難燃剤がブリードし
てくるという現象がみられた。
【0015】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂水性組成物により裏
打ちされた布地は、前記 JIS D 1201-1977 の燃焼性試
験方法においてFMVSS−302に合格するものであ
る。すなわち、本発明の難燃性布地は適度の柔軟性を示
す一方、難燃性であるので火元からの脱出に充分な時間
的余裕がでる。しかも火災時、ハロゲン化ガス等の有害
ガスの発生がなく、一酸化炭素の発生量も少ない。さら
に平時揮散ガスによるガラスの曇化現象も生じない。し
たがって、本発明の難燃性布地は、特に自動車のシート
の材料として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 101:16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固形分換算で100重量部の被覆材と10
    〜150重量部の熱膨張性黒鉛を含む水性裏打ち材を布
    地の裏面に塗布して乾燥させた難燃性布地。
  2. 【請求項2】被覆材がエチレン系共重合体水性エマルジ
    ョンである請求項1記載の難燃性布地。
  3. 【請求項3】布地が、天然、合成または半合成の繊維か
    ら作られた織布、不織布または編物である請求項1記載
    の難燃性布地。
  4. 【請求項4】自動車のシート用である請求項1記載の難
    燃性布地。
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