JPH05202338A - エアバッグ用コーティング組成物及びエアバッグ - Google Patents
エアバッグ用コーティング組成物及びエアバッグInfo
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- JPH05202338A JPH05202338A JP4034201A JP3420192A JPH05202338A JP H05202338 A JPH05202338 A JP H05202338A JP 4034201 A JP4034201 A JP 4034201A JP 3420192 A JP3420192 A JP 3420192A JP H05202338 A JPH05202338 A JP H05202338A
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/23—Inflatable members
- B60R21/235—Inflatable members characterised by their material
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J3/00—Processes of treating or compounding macromolecular substances
- C08J3/02—Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques
- C08J3/03—Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques in aqueous media
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- C09D183/00—Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D183/04—Polysiloxanes
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- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2383/00—Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Derivatives of such polymers
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- Y10T428/13—Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
- Y10T428/1352—Polymer or resin containing [i.e., natural or synthetic]
Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A)一分子中にけい素原子に結合するアル
ケニル基を少なくとも2個有し、25℃における粘度が
300センチストークス以上のオルガノポリシロキサ
ン、(B)一分子中にけい素原子に結合した水素原子を
3個以上含むオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)硬化触媒 を含む配合物を乳化剤の存在下、水にエマルジョン化し
て調製されたシリコーン水性エマルジョンよりなるエア
バッグ用コーティング組成物である。 【効果】 本発明のエアバッグコーティング用組成物
は、エアバック用基布に対する接着性が良好である上、
表面タック感がなく、優れた非粘着性を有するコーティ
ング硬化皮膜を与える。また、有機溶媒を使用していな
いので作業時の安全性に優れ、作業者の健康を害するこ
とがなく、かつ有機溶媒を使用しなくても塗布するのに
適した粘度に調整し得る。
ケニル基を少なくとも2個有し、25℃における粘度が
300センチストークス以上のオルガノポリシロキサ
ン、(B)一分子中にけい素原子に結合した水素原子を
3個以上含むオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)硬化触媒 を含む配合物を乳化剤の存在下、水にエマルジョン化し
て調製されたシリコーン水性エマルジョンよりなるエア
バッグ用コーティング組成物である。 【効果】 本発明のエアバッグコーティング用組成物
は、エアバック用基布に対する接着性が良好である上、
表面タック感がなく、優れた非粘着性を有するコーティ
ング硬化皮膜を与える。また、有機溶媒を使用していな
いので作業時の安全性に優れ、作業者の健康を害するこ
とがなく、かつ有機溶媒を使用しなくても塗布するのに
適した粘度に調整し得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業性良くエアバッグ
用基布に接着性が良好で表面タック感のないシリコーン
硬化皮膜を形成することができるエアバッグ用コーティ
ング組成物及び該組成物の硬化皮膜をエアバッグ用基布
に形成してなるエアバッグに関する。
用基布に接着性が良好で表面タック感のないシリコーン
硬化皮膜を形成することができるエアバッグ用コーティ
ング組成物及び該組成物の硬化皮膜をエアバッグ用基布
に形成してなるエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車等のハンドルに折り
込まれ、衝突等のショックでハンドルと人体との間で開
くことにより人体に対する衝撃を和らげるためのエアバ
ッグが使用されている。このエアバッグは、一般にクロ
ロプレンをコーティングしたナイロン製の布により形成
されているが、クロロプレンゴムの耐熱性及び耐候性は
不十分であり、このためエアバッグの寿命が短いという
問題がある。
込まれ、衝突等のショックでハンドルと人体との間で開
くことにより人体に対する衝撃を和らげるためのエアバ
ッグが使用されている。このエアバッグは、一般にクロ
ロプレンをコーティングしたナイロン製の布により形成
されているが、クロロプレンゴムの耐熱性及び耐候性は
不十分であり、このためエアバッグの寿命が短いという
問題がある。
【0003】また、自動車等の衝突の際に発生する火災
や爆風の影響を受けにくくするためにエアバッグには難
燃性を付与することが必要とされており、クロロプレン
ゴムをコーティングした布で作製した従来のエアバッグ
は、クロロプレンゴムの難燃性が不十分であるため、爆
風が当たる箇所にシリコーン製の難燃剤が更にコーティ
ングされている。
や爆風の影響を受けにくくするためにエアバッグには難
燃性を付与することが必要とされており、クロロプレン
ゴムをコーティングした布で作製した従来のエアバッグ
は、クロロプレンゴムの難燃性が不十分であるため、爆
風が当たる箇所にシリコーン製の難燃剤が更にコーティ
ングされている。
【0004】これに対し、シリコーンゴムをコーティン
グしたエアバッグでは、シリコーンゴムに公知の難燃剤
を配合することにより、シリコーンゴム自体に難燃性を
付与することができるため、難燃剤をコートする必要が
ないという利点がある。そこで最近では、エアバッグ用
のコーティング剤として耐熱性及び耐候性に優れるシリ
コーンゴムコーティング剤が注目されている。
グしたエアバッグでは、シリコーンゴムに公知の難燃剤
を配合することにより、シリコーンゴム自体に難燃性を
付与することができるため、難燃剤をコートする必要が
ないという利点がある。そこで最近では、エアバッグ用
のコーティング剤として耐熱性及び耐候性に優れるシリ
コーンゴムコーティング剤が注目されている。
【0005】シリコーンゴムをコーティングしたエアバ
ッグは上述したように通常時には自動車等のハンドルに
折り込まれており、衝突の際の爆風によって開裂する
が、その際、シリコーンゴムコーティング組成物の硬化
皮膜も基布の伸びに追従して瞬間的に伸びる。このた
め、基布だけではなくコーティング組成物の硬化皮膜に
も機械的強度が要求され、この要求を満たすために現時
点では比較的高分子のシリコーンゴムをシリコーンゴム
コーティング組成物のベースポリマーとして用いてい
る。なお、シリコーンゴムコーティング組成物はシリコ
ーンゴムに通常硬化剤、難燃剤、接着助剤、補強剤等が
配合されている。
ッグは上述したように通常時には自動車等のハンドルに
折り込まれており、衝突の際の爆風によって開裂する
が、その際、シリコーンゴムコーティング組成物の硬化
皮膜も基布の伸びに追従して瞬間的に伸びる。このた
め、基布だけではなくコーティング組成物の硬化皮膜に
も機械的強度が要求され、この要求を満たすために現時
点では比較的高分子のシリコーンゴムをシリコーンゴム
コーティング組成物のベースポリマーとして用いてい
る。なお、シリコーンゴムコーティング組成物はシリコ
ーンゴムに通常硬化剤、難燃剤、接着助剤、補強剤等が
配合されている。
【0006】しかし、高分子のベースポリマーを配合し
たコーティング組成物は粘度が高いのでナイフコータ
ー、オフセットコーター、グラビアコーター等を用いて
塗布する場合、通常エアバッグに適した厚さ(40〜1
00μm)に塗布することが困難であり、このためコー
ティング組成物を有機溶媒で希釈して塗布しやすい粘度
に調整してから基布に塗布する方法が採用されている。
たコーティング組成物は粘度が高いのでナイフコータ
ー、オフセットコーター、グラビアコーター等を用いて
塗布する場合、通常エアバッグに適した厚さ(40〜1
00μm)に塗布することが困難であり、このためコー
ティング組成物を有機溶媒で希釈して塗布しやすい粘度
に調整してから基布に塗布する方法が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機溶
媒は静電気によって着火する等の危険性があり、また吸
引及び皮膚接触によって有機溶媒が体内に取り込まれる
ため、作業者の健康を害するなどの問題がある。また、
基布にコーティング組成物の硬化皮膜を形成する際、コ
ーティング組成物の有機溶媒希釈液を塗布した後に有機
溶媒を揮発させるが、この有機溶媒は大気汚染の要因と
なるため回収しなければならず、その回収コストが大き
いという問題がある。
媒は静電気によって着火する等の危険性があり、また吸
引及び皮膚接触によって有機溶媒が体内に取り込まれる
ため、作業者の健康を害するなどの問題がある。また、
基布にコーティング組成物の硬化皮膜を形成する際、コ
ーティング組成物の有機溶媒希釈液を塗布した後に有機
溶媒を揮発させるが、この有機溶媒は大気汚染の要因と
なるため回収しなければならず、その回収コストが大き
いという問題がある。
【0008】コーティング組成物を有機溶媒に溶解しな
くとも上記ナイフコーター等で塗布することができる無
溶媒化の簡単な方法としては、コーティング組成物の粘
度が塗布に適した粘度となるまでベースポリマーの重合
度を下げていく方法などが挙げられる。しかし、重合度
が低いベースポリマーを配合したコーティング組成物で
基布に形成した硬化皮膜は、機械的強度が十分ではな
く、このためエアバッグの開裂時にコーティング皮膜表
面にクラックが発生して高温の爆風が吹き出す恐れがあ
る。
くとも上記ナイフコーター等で塗布することができる無
溶媒化の簡単な方法としては、コーティング組成物の粘
度が塗布に適した粘度となるまでベースポリマーの重合
度を下げていく方法などが挙げられる。しかし、重合度
が低いベースポリマーを配合したコーティング組成物で
基布に形成した硬化皮膜は、機械的強度が十分ではな
く、このためエアバッグの開裂時にコーティング皮膜表
面にクラックが発生して高温の爆風が吹き出す恐れがあ
る。
【0009】また、コーティング組成物の粘度を下げ過
ぎた場合、エアバッグの基布であるナイロン繊維等の平
織物の網目からコーティング組成物が裏抜けし、このた
めコーティング布表面の平滑性が劣り、また、コーティ
ング組成物が裏抜けしたままの状態で硬化させた場合、
これを巻き取る際にコーティング布がブロッキングし、
或いは作業時にコーティングマシーンのロールに裏抜け
したコーティング組成物が付着し、このため作業性が悪
くなったり、外観を損ねる等の問題がある。このため、
有機溶媒で希釈しなくとも塗布することができる粘度を
有するシリコーンゴムコーティング組成物が望まれてい
る。
ぎた場合、エアバッグの基布であるナイロン繊維等の平
織物の網目からコーティング組成物が裏抜けし、このた
めコーティング布表面の平滑性が劣り、また、コーティ
ング組成物が裏抜けしたままの状態で硬化させた場合、
これを巻き取る際にコーティング布がブロッキングし、
或いは作業時にコーティングマシーンのロールに裏抜け
したコーティング組成物が付着し、このため作業性が悪
くなったり、外観を損ねる等の問題がある。このため、
有機溶媒で希釈しなくとも塗布することができる粘度を
有するシリコーンゴムコーティング組成物が望まれてい
る。
【0010】更に、従来のシリコーンゴムコーティング
組成物は硬化皮膜表面の粘着性が大きく、この点でもブ
ロッキングしやすいという問題もある。
組成物は硬化皮膜表面の粘着性が大きく、この点でもブ
ロッキングしやすいという問題もある。
【0011】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
有機溶媒を使用せず、このため作業時の安全性に優れ、
作業者の健康を害することがなく、かつエアバッグ用基
布に接着性が良好である上、表面タック感のないシリコ
ーン硬化皮膜を形成することができるエアバッグ用コー
ティング組成物及び該組成物の硬化皮膜が形成されたエ
アバッグを提供することを目的とする。
有機溶媒を使用せず、このため作業時の安全性に優れ、
作業者の健康を害することがなく、かつエアバッグ用基
布に接着性が良好である上、表面タック感のないシリコ
ーン硬化皮膜を形成することができるエアバッグ用コー
ティング組成物及び該組成物の硬化皮膜が形成されたエ
アバッグを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(A)一分
子中にけい素原子に結合するアルケニル基を少なくとも
2個有し、25℃における粘度が300センチストーク
ス(cS)以上のオルガノポリシロキサン、(B)一分
子中にけい素原子に結合した水素原子を3個以上含むオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサン、(C)硬化触媒
を含有する配合物を乳化剤の存在下に水にエマルジョン
化して調製されたシリコーン水性エマルジョンをポリア
ミド、ポリエステル等の繊維からなる平織物などのエア
バック基布に塗布し、硬化させた場合、上記(A)〜
(C)成分を有機溶剤に溶解、希釈したものを使用した
場合に比較し、意外にも基布に対する接着性が高い上、
特に表面タック感のない非粘着性の硬化皮膜を与え、し
かもこの硬化皮膜は優れたゴム特性を有し、エアバック
開裂時にクラックが生じることがないことを知見した。
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(A)一分
子中にけい素原子に結合するアルケニル基を少なくとも
2個有し、25℃における粘度が300センチストーク
ス(cS)以上のオルガノポリシロキサン、(B)一分
子中にけい素原子に結合した水素原子を3個以上含むオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサン、(C)硬化触媒
を含有する配合物を乳化剤の存在下に水にエマルジョン
化して調製されたシリコーン水性エマルジョンをポリア
ミド、ポリエステル等の繊維からなる平織物などのエア
バック基布に塗布し、硬化させた場合、上記(A)〜
(C)成分を有機溶剤に溶解、希釈したものを使用した
場合に比較し、意外にも基布に対する接着性が高い上、
特に表面タック感のない非粘着性の硬化皮膜を与え、し
かもこの硬化皮膜は優れたゴム特性を有し、エアバック
開裂時にクラックが生じることがないことを知見した。
【0013】また、上記シリコーン水性エマルジョンは
基布に塗布するのに適した粘度を有するので有機溶媒で
希釈する必要がなく、有機溶媒を使用しないので作業環
境が良好で作業者の健康を害することもなく、室温にお
いて水を除去するだけで容易に硬化し、また加熱硬化し
た場合は硬化速度が速く、優れたゴム特性(強度、伸
び、硬度等)を持つ硬化皮膜が形成され、従って上記シ
リコーン水性エマルジョンがエアバッグ用コーティング
組成物として有効であることを知見し、本発明をなすに
至った。
基布に塗布するのに適した粘度を有するので有機溶媒で
希釈する必要がなく、有機溶媒を使用しないので作業環
境が良好で作業者の健康を害することもなく、室温にお
いて水を除去するだけで容易に硬化し、また加熱硬化し
た場合は硬化速度が速く、優れたゴム特性(強度、伸
び、硬度等)を持つ硬化皮膜が形成され、従って上記シ
リコーン水性エマルジョンがエアバッグ用コーティング
組成物として有効であることを知見し、本発明をなすに
至った。
【0014】従って、本発明は、(A)一分子中にけい
素原子に結合するアルケニル基を少なくとも2個有し、
25℃における粘度が300センチストークス以上のオ
ルガノポリシロキサン、(B)一分子中にけい素原子に
結合した水素原子を3個以上含むオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン、(C)硬化触媒 を含む配合物を乳化剤の存在下、水にエマルジョン化し
て調製されたシリコーン水性エマルジョンよりなるエア
バッグ用コーティング組成物、及び、エアバッグ用基布
に上記のエアバッグ用コーティング組成物の硬化皮膜を
形成してなるエアバッグを提供する。
素原子に結合するアルケニル基を少なくとも2個有し、
25℃における粘度が300センチストークス以上のオ
ルガノポリシロキサン、(B)一分子中にけい素原子に
結合した水素原子を3個以上含むオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン、(C)硬化触媒 を含む配合物を乳化剤の存在下、水にエマルジョン化し
て調製されたシリコーン水性エマルジョンよりなるエア
バッグ用コーティング組成物、及び、エアバッグ用基布
に上記のエアバッグ用コーティング組成物の硬化皮膜を
形成してなるエアバッグを提供する。
【0015】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明で用いる(A)成分のオルガノポリシロキサ
ンは一分子中にけい素原子に結合するアルケニル基を少
なくとも2個有するものであるが、アルケニル基として
はビニル基、アリル基等が挙げられる。また、けい素原
子に結合するアルケニル基以外の有機基、分子構造、重
合度等に特に制限はない。(A)成分として具体的には
下記式で示すものが挙げられる。
と、本発明で用いる(A)成分のオルガノポリシロキサ
ンは一分子中にけい素原子に結合するアルケニル基を少
なくとも2個有するものであるが、アルケニル基として
はビニル基、アリル基等が挙げられる。また、けい素原
子に結合するアルケニル基以外の有機基、分子構造、重
合度等に特に制限はない。(A)成分として具体的には
下記式で示すものが挙げられる。
【0016】
【化1】
【0017】ここで、R1は同一又は異種の置換もしく
は非置換の一価炭化水素基で、炭素数1〜12、特に1
〜6のものが好ましい。このような一価炭化水素基とし
てはメチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ヘキ
シル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロア
ルキル基、ビニル基,アリル基等のアルケニル基、フェ
ニル基,トリル基等のアリール基及びこれらの基の水素
原子の一部又は全部をハロゲン原子,シアノ基等で置換
したクロロメチル基,トリフルオロプロピル基,シアノ
エチル基などが挙げられる。この場合、R1としてはメ
チル基,エチル基,フェニル基,γ−トリフルオロプロ
ピル基,シアノエチル基,ビニル基,アリル基が好まし
く、特に上述したようにアルケニル基を2個以上有する
と共に、メチル基を50モル%以上、好ましくは80モ
ル%以上含むことが好ましい。メチル基の含有量が50
モル%未満であるとメチルポリシロキサン本来の特性が
失われる場合があり、また、原料コストも高価なものに
なる場合がある。なお、式(1)においてaは1.98
〜2.01の範囲の正数である。
は非置換の一価炭化水素基で、炭素数1〜12、特に1
〜6のものが好ましい。このような一価炭化水素基とし
てはメチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ヘキ
シル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロア
ルキル基、ビニル基,アリル基等のアルケニル基、フェ
ニル基,トリル基等のアリール基及びこれらの基の水素
原子の一部又は全部をハロゲン原子,シアノ基等で置換
したクロロメチル基,トリフルオロプロピル基,シアノ
エチル基などが挙げられる。この場合、R1としてはメ
チル基,エチル基,フェニル基,γ−トリフルオロプロ
ピル基,シアノエチル基,ビニル基,アリル基が好まし
く、特に上述したようにアルケニル基を2個以上有する
と共に、メチル基を50モル%以上、好ましくは80モ
ル%以上含むことが好ましい。メチル基の含有量が50
モル%未満であるとメチルポリシロキサン本来の特性が
失われる場合があり、また、原料コストも高価なものに
なる場合がある。なお、式(1)においてaは1.98
〜2.01の範囲の正数である。
【0018】(A)成分であるオルガノポリシロキサン
の25℃における粘度は300cS以上であり、特に1
×104〜108cSとすることが好ましい。粘度が30
0cS未満であると、このコーティング組成物を基布に
コーティングした場合、形成された皮膜の機械的強度が
不十分となり、実用に耐えないものとなる。
の25℃における粘度は300cS以上であり、特に1
×104〜108cSとすることが好ましい。粘度が30
0cS未満であると、このコーティング組成物を基布に
コーティングした場合、形成された皮膜の機械的強度が
不十分となり、実用に耐えないものとなる。
【0019】なお、このオルガノポリシロキサンの構造
は実質的に線状であることが好ましい。また、その分子
鎖末端はシラノール基、メチル基、ビニル基、好ましく
はトリビニルシリル基で封鎖されたものであることが好
ましい。このようなオルガノポリシロキサンとしては、
オリゴマーとしてよく知られている環状ポリシロキサン
を酸又はアルカリの存在下で開環重合するという公知の
方法で製造したものを用いることができる。
は実質的に線状であることが好ましい。また、その分子
鎖末端はシラノール基、メチル基、ビニル基、好ましく
はトリビニルシリル基で封鎖されたものであることが好
ましい。このようなオルガノポリシロキサンとしては、
オリゴマーとしてよく知られている環状ポリシロキサン
を酸又はアルカリの存在下で開環重合するという公知の
方法で製造したものを用いることができる。
【0020】(B)成分としのオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンとしては、下記一般式(2)で示される
ものを使用することができる。
ポリシロキサンとしては、下記一般式(2)で示される
ものを使用することができる。
【0021】
【化2】
【0022】ここで、R2はメチル基等のアルキル基、
c,dは正数でc+d=1〜3であり、一分子中にけい
素原子に結合した水素原子(≡SiH)を少なくとも3
個以上有するものである。このようなオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンとしては、具体的に下記構造式の
化合物を例示することができる。
c,dは正数でc+d=1〜3であり、一分子中にけい
素原子に結合した水素原子(≡SiH)を少なくとも3
個以上有するものである。このようなオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンとしては、具体的に下記構造式の
化合物を例示することができる。
【0023】
【化3】 (l,m,nはそれぞれ整数である。)
【0024】(B)成分の配合量は(A)成分のアルケ
ニル基1個に対して≡SiH結合を0.5〜4個供給す
ることができる量で、かつコーティング組成物の基布へ
の接着性を良好にするために(A)成分100部(重量
部、以下同じ)に対して0.5〜30部とすることが好
ましい。配合量が30部を超えると硬化後の表面に粘着
性が残ったり、硬化皮膜の強度が乏しいためにクラック
が発生する場合がある。
ニル基1個に対して≡SiH結合を0.5〜4個供給す
ることができる量で、かつコーティング組成物の基布へ
の接着性を良好にするために(A)成分100部(重量
部、以下同じ)に対して0.5〜30部とすることが好
ましい。配合量が30部を超えると硬化後の表面に粘着
性が残ったり、硬化皮膜の強度が乏しいためにクラック
が発生する場合がある。
【0025】(C)成分の硬化触媒は一般的な白金系触
媒を用いることができ、(A)成分のオルガノポリシロ
キサンに含まれるアルケニル基と(B)成分としてのオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサン中に含有されてい
る SiH結合との付加反応を促進させるためのもので
ある。これは公知のものでよく、これには白金ブラッ
ク、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール変性物、塩化
白金酸とビニルシロキサンとの錯塩などが例示される。
この添加量は上記した(A)成分に対して10〜5,0
00ppm、特に50〜1,000ppmの範囲とする
ことが好ましい。
媒を用いることができ、(A)成分のオルガノポリシロ
キサンに含まれるアルケニル基と(B)成分としてのオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサン中に含有されてい
る SiH結合との付加反応を促進させるためのもので
ある。これは公知のものでよく、これには白金ブラッ
ク、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール変性物、塩化
白金酸とビニルシロキサンとの錯塩などが例示される。
この添加量は上記した(A)成分に対して10〜5,0
00ppm、特に50〜1,000ppmの範囲とする
ことが好ましい。
【0026】上記の白金又は白金化合物を添加した場
合、組成物の貯蔵中にスコーチ等が発生する危険性があ
るので、これを防止するために、メチルビニルシロキサ
ン、アセチレンアルコール、アセチレンアルコールの水
酸基をトリメチルシリル基で封鎖したものなどの反応抑
制剤を併用することが好ましい。この反応抑制剤の配合
量は(A)成分100部に対して0.1〜10部、特に
0.05〜5部とすることが好ましい。
合、組成物の貯蔵中にスコーチ等が発生する危険性があ
るので、これを防止するために、メチルビニルシロキサ
ン、アセチレンアルコール、アセチレンアルコールの水
酸基をトリメチルシリル基で封鎖したものなどの反応抑
制剤を併用することが好ましい。この反応抑制剤の配合
量は(A)成分100部に対して0.1〜10部、特に
0.05〜5部とすることが好ましい。
【0027】更に、上記コーティング組成物には、基布
への接着性を良好にするため、オルガノファンクショナ
ルシランやアミノファンクショナルシラン等の公知の接
着助剤を添加してもよく、また、補強性を持たせるため
にコロイダルシリカ等の補強剤を添加してもよい。
への接着性を良好にするため、オルガノファンクショナ
ルシランやアミノファンクショナルシラン等の公知の接
着助剤を添加してもよく、また、補強性を持たせるため
にコロイダルシリカ等の補強剤を添加してもよい。
【0028】本発明の組成物は、上記(A)〜(C)成
分を含む配合物を乳化剤の存在下、水にエマルジョン化
したシリコーン水性エマルジョンからなるものである。
分を含む配合物を乳化剤の存在下、水にエマルジョン化
したシリコーン水性エマルジョンからなるものである。
【0029】ここで、乳化剤としてはアニオン系、ノニ
オン系等の界面活性剤が使用され、例えば界面活性作用
を有するスルホン酸類、硫酸類、りん酸類又はこれらの
塩類等を用いることができ、具体的にはラウリル硫酸ナ
トリウム等のアルキル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム等の脂肪族炭化水素基置換ベンゼンスル
ホン酸塩、脂肪族炭化水素基置換ナフタレンスルホン酸
塩、ポリエチレングリコール硫酸エステル塩、ラウリル
りん酸塩などが例示される。
オン系等の界面活性剤が使用され、例えば界面活性作用
を有するスルホン酸類、硫酸類、りん酸類又はこれらの
塩類等を用いることができ、具体的にはラウリル硫酸ナ
トリウム等のアルキル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム等の脂肪族炭化水素基置換ベンゼンスル
ホン酸塩、脂肪族炭化水素基置換ナフタレンスルホン酸
塩、ポリエチレングリコール硫酸エステル塩、ラウリル
りん酸塩などが例示される。
【0030】この乳化剤の配合量は(A)成分のオルガ
ノポリシロキサン100部に対して0.3〜20部、特
に0.5〜5部とすることが好ましい。配合量が0.3
部未満では乳化が困難となって目的とする水性エマルジ
ョンを得ることが難しくなる場合があり、また、配合量
が20部を超えると最終的に得られるエラストマーのゴ
ム物性(強度、伸び、硬度等)が低下する場合がある。
ノポリシロキサン100部に対して0.3〜20部、特
に0.5〜5部とすることが好ましい。配合量が0.3
部未満では乳化が困難となって目的とする水性エマルジ
ョンを得ることが難しくなる場合があり、また、配合量
が20部を超えると最終的に得られるエラストマーのゴ
ム物性(強度、伸び、硬度等)が低下する場合がある。
【0031】一方、水の配合量は、本発明のエアバッグ
用コーティング組成物が水性エマルジョンを形成するこ
とができるような量であればよく、特に制限はないが、
(A)成分のオルガノポリシロキサン100部に対して
25〜600部、特に 50〜200部とすることが好
ましい。
用コーティング組成物が水性エマルジョンを形成するこ
とができるような量であればよく、特に制限はないが、
(A)成分のオルガノポリシロキサン100部に対して
25〜600部、特に 50〜200部とすることが好
ましい。
【0032】上記水性エマルジョンを得る方法は、上記
(A),(B),(C)成分を混合した後、乳化剤、水
を混合して水性エマルジョンとしてもよく、また、
(A),(B),(C)成分それぞれに乳化剤、水を混
合して水性エマルジョンとした後にこれらを混合しても
よい。
(A),(B),(C)成分を混合した後、乳化剤、水
を混合して水性エマルジョンとしてもよく、また、
(A),(B),(C)成分それぞれに乳化剤、水を混
合して水性エマルジョンとした後にこれらを混合しても
よい。
【0033】なお、本発明のコーティング組成物を塗布
する際に粘度を上げることが必要である場合には、増粘
剤としてポリビニルアルコール等を添加することができ
る。
する際に粘度を上げることが必要である場合には、増粘
剤としてポリビニルアルコール等を添加することができ
る。
【0034】このコーティング組成物の硬化皮膜が形成
されるエアバッグ用の基布としてはナイロン,テトロ
ン,ビニロン,ポリエステル,ポリウレタン等の繊維又
はその繊維からなる織物、特に平織物を使用することが
できるが、この中で特にナイロン及びポリエステルが好
適である。
されるエアバッグ用の基布としてはナイロン,テトロ
ン,ビニロン,ポリエステル,ポリウレタン等の繊維又
はその繊維からなる織物、特に平織物を使用することが
できるが、この中で特にナイロン及びポリエステルが好
適である。
【0035】基布に対する組成物のコーティング方法と
してはカレンダリング、ナイフコーティング、はけ塗
り、ディップコーティング、スプレー等の方法で行うこ
とができる。
してはカレンダリング、ナイフコーティング、はけ塗
り、ディップコーティング、スプレー等の方法で行うこ
とができる。
【0036】このコーティング組成物の硬化方法として
は、室温において水を除去するだけで硬化するが、好ま
しくは100〜180℃で数秒〜20分間熱気加硫する
方法が好適に採用され、これにより使用成分に応じシリ
コーンゴム、シリコーンレジン、シリコーンゲル等の種
々の架橋密度の硬化物を形成することができる。
は、室温において水を除去するだけで硬化するが、好ま
しくは100〜180℃で数秒〜20分間熱気加硫する
方法が好適に採用され、これにより使用成分に応じシリ
コーンゴム、シリコーンレジン、シリコーンゲル等の種
々の架橋密度の硬化物を形成することができる。
【0037】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、下記例において粘度は25℃におけ
る測定値を示す。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、下記例において粘度は25℃におけ
る測定値を示す。
【0038】[実施例、比較例]ジメチルシロキサン単
位99.85モル%、メチルビニルシロキサン単位0.
15モル%からなり、分子鎖末端がジメチルビニルシロ
キシ基で封鎖された平均重合度が約8,000のメチル
ビニルシロキサン100部に、下記式(3)で示される
メチルハイジロジェンポリシロキサン1.3部、付加反
応制御剤としてのエチルシクロヘキサノール0.05
部、白金100ppm、下記組成式(4)で示されるエ
ポキシカーボンファンクショナルシラン3部を混合後、
水100部及びドデシルベンゼンスルホン酸10部をコ
ンビミックスを用いて混合してシリコーン水性エマルジ
ョンとし、ポリビニルアルコールを添加して粘度が約1
00ポイズとなるように調節し、組成物Aを得た。
位99.85モル%、メチルビニルシロキサン単位0.
15モル%からなり、分子鎖末端がジメチルビニルシロ
キシ基で封鎖された平均重合度が約8,000のメチル
ビニルシロキサン100部に、下記式(3)で示される
メチルハイジロジェンポリシロキサン1.3部、付加反
応制御剤としてのエチルシクロヘキサノール0.05
部、白金100ppm、下記組成式(4)で示されるエ
ポキシカーボンファンクショナルシラン3部を混合後、
水100部及びドデシルベンゼンスルホン酸10部をコ
ンビミックスを用いて混合してシリコーン水性エマルジ
ョンとし、ポリビニルアルコールを添加して粘度が約1
00ポイズとなるように調節し、組成物Aを得た。
【0039】
【化4】
【0040】比較のため、水、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸、ポリビニルアルコールを配合しない以外は上記と
同様に配合し、トルエンで希釈することによって粘度を
約100ポイズに調節し、組成物Bを得た(比較例)。
ン酸、ポリビニルアルコールを配合しない以外は上記と
同様に配合し、トルエンで希釈することによって粘度を
約100ポイズに調節し、組成物Bを得た(比較例)。
【0041】上記組成物A,Bを織度420デニール、
経緯46本/インチの平織のナイロン基布に硬化皮膜の
厚さが約100μmとなるように基布の片面にそれぞれ
塗布し、温度25℃、相対湿度60%において48時間
放置したところ、ナイロン基布上に硬化皮膜が形成され
た。
経緯46本/インチの平織のナイロン基布に硬化皮膜の
厚さが約100μmとなるように基布の片面にそれぞれ
塗布し、温度25℃、相対湿度60%において48時間
放置したところ、ナイロン基布上に硬化皮膜が形成され
た。
【0042】次に、図1に示すようにそのナイロン繊維
織物1のシリコーン硬化皮膜2で被覆した面同士を貼り
合わせ、25℃において20kgf/cm2の加重で1
2時間圧着した後、2.5cm幅に切って試験片とし、
引張り試験機を用いて10mm/分の速度で180°ピ
ール試験を行って荷重を測定することにより、シリコー
ン硬化皮膜の表面のタック性を調べた。結果を表1に示
す。
織物1のシリコーン硬化皮膜2で被覆した面同士を貼り
合わせ、25℃において20kgf/cm2の加重で1
2時間圧着した後、2.5cm幅に切って試験片とし、
引張り試験機を用いて10mm/分の速度で180°ピ
ール試験を行って荷重を測定することにより、シリコー
ン硬化皮膜の表面のタック性を調べた。結果を表1に示
す。
【0043】また、これらの試料の硬化物性を測定し
た。即ち、図2(なお、図2において1はナイロン繊維
織物、2はシリコーン硬化皮膜、3はステンレススチー
ル製の引掻き器具、4は器具3に荷重をかけるためのお
もりである。)に示すようにシリコーン硬化皮膜表面の
所定の箇所を200gの荷重をかけたステンレススチー
ル製の器具で引掻き、ナイロン繊維織物からシリコーン
硬化皮膜が完全に剥がれるまでの引掻き回数をナイロン
基布との接着性とした。結果を表1に併記する。
た。即ち、図2(なお、図2において1はナイロン繊維
織物、2はシリコーン硬化皮膜、3はステンレススチー
ル製の引掻き器具、4は器具3に荷重をかけるためのお
もりである。)に示すようにシリコーン硬化皮膜表面の
所定の箇所を200gの荷重をかけたステンレススチー
ル製の器具で引掻き、ナイロン繊維織物からシリコーン
硬化皮膜が完全に剥がれるまでの引掻き回数をナイロン
基布との接着性とした。結果を表1に併記する。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明のエアバッグコーティング用組成
物は、エアバック用基布に対する接着性が良好である
上、表面タック感がなく、優れた非粘着性を有するコー
ティング硬化皮膜を与える。また、有機溶媒を使用して
いないので作業時の安全性に優れ、作業者の健康を害す
ることがなく、かつ有機溶媒を使用しなくても塗布する
のに適した粘度に調整し得る。
物は、エアバック用基布に対する接着性が良好である
上、表面タック感がなく、優れた非粘着性を有するコー
ティング硬化皮膜を与える。また、有機溶媒を使用して
いないので作業時の安全性に優れ、作業者の健康を害す
ることがなく、かつ有機溶媒を使用しなくても塗布する
のに適した粘度に調整し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例及び比較例における表面タック
性試験の説明図である。
性試験の説明図である。
【図2】本発明の実施例及び比較例における硬化物性試
験の説明図である。
験の説明図である。
1 ナイロン繊維織物 2 シリコーン硬化皮膜 3 引掻き器具 4 おもり
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)一分子中にけい素原子に結合する
アルケニル基を少なくとも2個有し、25℃における粘
度が300センチストークス以上のオルガノポリシロキ
サン、 (B)一分子中にけい素原子に結合した水素原子を3個
以上含むオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 (C)硬化触媒 を含む配合物を乳化剤の存在下、水にエマルジョン化し
て調製されたシリコーン水性エマルジョンよりなるエア
バッグ用コーティング組成物。 - 【請求項2】 エアバッグ用基布に請求項1記載のエア
バッグ用コーティング組成物の硬化皮膜を形成してなる
エアバッグ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4034201A JP2513101B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | エアバッグ用コ―ティング組成物及びエアバッグ |
EP93300487A EP0552983B1 (en) | 1992-01-23 | 1993-01-22 | Silicone-coated air-bags and their manufacture |
DE69318586T DE69318586T2 (de) | 1992-01-23 | 1993-01-22 | Siliconbeschichtete Airbags und ihre Herstellung |
US08/186,491 US5399402A (en) | 1992-01-23 | 1994-01-26 | Air bag coating composition and air bag |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4034201A JP2513101B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | エアバッグ用コ―ティング組成物及びエアバッグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05202338A true JPH05202338A (ja) | 1993-08-10 |
JP2513101B2 JP2513101B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=12407556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4034201A Expired - Fee Related JP2513101B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | エアバッグ用コ―ティング組成物及びエアバッグ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5399402A (ja) |
EP (1) | EP0552983B1 (ja) |
JP (1) | JP2513101B2 (ja) |
DE (1) | DE69318586T2 (ja) |
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