JP2001072952A - 紙工用接着剤及びその製法 - Google Patents

紙工用接着剤及びその製法

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JP2001072952A
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adhesive
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Hiroaki Ito
博昭 伊藤
Kazuya Mizota
和也 溝田
Haruki Nishiura
春樹 西浦
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Showa Highpolymer Co Ltd
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F12/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
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    • C08F12/04Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring
    • C08F12/14Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring substituted by hetero atoms or groups containing heteroatoms
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可塑剤及び酢酸ビニルモノマーを一切用いる
ことなく、しかも初期接着速度が速く、オープンタイム
が比較的長い、作業性に優れた紙工用接着剤を得るこ
と。 【解決手段】 1種以上のアクリル系モノマーを単独ま
たは1種以上の共重合可能なモノマーと共に、保護コロ
イドとしてのポリビニルアルコールまたは分子鎖末端に
メルカプト基を有するポリビニルアルコール及び連鎖移
動剤の存在下に乳化重合させて得られる合成樹脂エマル
ジョンを主成分とし、構造粘性指数が1.0〜1.5で
ある紙工用接着剤、その製法及びそれを使用して製造さ
れた紙管または合紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙管用、合紙用等
を中心とした紙工用接着剤に関し、さらに詳しくは、可
塑剤及び酢酸ビニルモノマーを一切用いることなく、初
期接着速度が速く、オープンタイムが比較的長い、作業
性に優れた紙工用接着剤、その製法及びそれを使用して
製造された紙管または合紙に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に紙工用接着剤としては、澱粉、ポ
リビニルアルコールや酢酸ビニル樹脂エマルジョン及び
その共重合樹脂エマルジョンに代表される合成樹脂エマ
ルジョンが用いられている。その内、合成樹脂エマルジ
ョンは、その取扱い作業性や作業環境保全の面から、各
種接着剤に広く使用されている。特に、ポリビニルアル
コールを保護コロイドとして得られる合成樹脂エマルジ
ョンは、優れた初期接着性を有する事から、主に紙工用
接着剤や木工用接着剤に用いられている。
【0003】しかしながら、酢酸ビニル系樹脂エマルジ
ョンを接着剤として用いる場合には造膜性を向上させる
目的で可塑剤が用いられているが、この可塑剤が接着さ
れた製品から揮発して人体へ影響することが問題視さ
れ、無可塑剤型の接着剤が強く求められている。更にま
た、酢酸ビニルモノマーの発ガン性が先頃発表され波紋
を呼んでおり、非酢酸ビニル型の接着剤が望まれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、可塑剤及び
酢酸ビニルモノマーを一切用いることなく、従来の酢酸
ビニル系樹脂エマルジョンを主成分とした紙工用接着剤
と同様に、構造粘性指数が1.0〜1.5の範囲であ
り、初期接着速度が速く、オープンタイムが比較的長
い、作業性に優れた紙工用接着剤を提供する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決すべく、鋭意研究を行った結果、1種以上のア
クリル系モノマーを単独または1種以上の共重合可能な
モノマーと共に、保護コロイドとしてのポリビニルアル
コールまたは分子鎖末端にメルカプト基を有するポリビ
ニルアルコールの存在下に乳化重合させるに際し、更に
連鎖移動剤を共存させることにより得られた合成樹脂エ
マルジョンを用いることにより、目的とする紙工用接着
剤が得られる事を発見し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、1種以上のアクリル系モノマーを
単独または1種以上の共重合可能なモノマーと共に、保
護コロイドとしてのポリビニルアルコールまたは分子鎖
末端にメルカプト基を有するポリビニルアルコール及び
連鎖移動剤の存在下に乳化重合させて得られる合成樹脂
エマルジョンを主成分とし、構造粘性指数が1.0〜
1.5である紙工用接着剤、その製法及びそれを使用し
て製造された紙管または合紙である。
【0006】
【発明の実施の態様】本発明において使用するアクリル
系モノマーとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸アミ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸デシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル等の(メタ)アクリル
酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン
酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン酸、(メタ)ア
クリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸アミド等のエ
チレン性不飽和酸、モノ(メタ)アクリル酸エチレング
リコール、ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、
(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、トリ(メ
タ)アクリル酸トリメチロールプロパン等の二重結合を
有するエチレン性不飽和酸等、アクリロニトリル等のニ
トリル系モノマー等が挙げられる。
【0007】また、これらアクリル系モノマーと共重合
可能なモノマー(コモノマー)としては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、p−スチレンスルホン酸等の
スチレン系モノマー及び、ブタジエン、イソプレン、ク
ロロプレン等のジエン系モノマーが適当である。コモノ
マーの使用量には特に制限はないが、アクリル系モノマ
ー100モルに対し100モル以下が適当である。これ
らのアクリル系モノマー及びコモノマーは、各々1種叉
は2種以上を用いことができる。
【0008】保護コロイドとして使用するポリビニルア
ルコール及び分子鎖末端にメルカプト基を有するポリビ
ニルアルコールは、ケン化度が80〜99.9モル%、
重合度が300〜2500のものが適当である。また、
アニオン性、ノニオン性等の乳化剤を併用しても良い。
メルカプト基を有するポリビニルアルコールは、ポリビ
ニルアルコールとチオール類との反応等により得られ
る。保護コロイドとしてのポリビニルアルコールまたは
メルカプト基を有するポリビニルアルコールの使用量
は、モノマーの合計(アクリル系モノマー及びコモノマ
ー)100重量部に対して1〜20重量部、好ましくは
5〜15重量部が適当であり、使用量が1重量部未満で
は、モノマーの反応性が低下して目的とする合成樹脂エ
マルジョンが得られず、20重量部を超える場合には生
成エマルジョンの粘度が高く、初期接着速度が低下し、
好ましくない。
【0009】本発明で使用する連鎖移動剤は、連鎖移動
が起こるものであれば特に制限はないが、水酸基を有す
る化合物が好ましく、具体的には、メタノール、エタノ
ール、イソプロパノール等のアルコール類及びエチレン
グリコール等のジオール類を挙げることができる。連鎖
移動剤の使用量は、モノマーの合計100重量部に対し
て、0.01〜5重量部が適当であり、使用量が0.0
1重量部未満ではモノマーの反応性が低下し、5重量部
を超える場合には、得られたエマルジョンの構造粘性指
数が大きくなる。
【0010】本発明における乳化重合は、通常の乳化重
合法に従って行うことができ、重合時には、通常の重合
開始剤が用いられる。重合開始剤としては、一般に乳化
重合に使用されるものであれば、全て使用することが出
来る。代表的なものを挙げれば、過酸化水素、過硫酸カ
リウム、過硫酸アンモニウム等の水溶性無機過酸化物、
過硫酸塩、クメンハイドロパーオキサイド、ベンゾイル
パーオキサイド等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロ
ニトリル等のアゾ化合物が挙げられる。重合開始剤の使
用量はモノマーの合計100重量部に対して、0.1〜
20重量部が好ましい。なお、これらの重合開始剤と金
属イオン及び酒石酸、蟻酸、蓚酸、亜硫酸水素ナトリウ
ム等の還元剤との併用による、一般にレドックス重合法
として公知の方法によっても可能である事はもちろんで
ある。
【0011】本発明の乳化重合におけるモノマーの添加
法に関しては、最初に一括して重合系に添加しておく方
法、初期にモノマーの一部をあらかじめ添加し、その後
残りのモノマーを連続滴下する方法、全てのモノマーを
連続滴下する方法、モノマーとポリビニルアルコールと
水をあらかじめ乳化したものを連続滴下する方法等、通
常の乳化重合法に従って製造する事が出来る。
【0012】本発明の紙工用接着剤は、構造粘性指数が
1.0〜1.5であることが必要であるが、上記の方法
で得られた合成樹脂エマルジョンを主成分とすることに
より達成される。構造粘性指数が1.0未満または1.
5を超えると、せん断速度による接着剤粘度の変化が大
きくなり,作業性が大幅に低下する。
【0013】本発明の紙工用接着剤には、目的を損なわ
ない範囲で必要に応じて他の配合剤を添加する事ができ
る。配合剤としては、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シセルロース、カルボキシメチルセルロースを代表とす
るセルロース誘導体、カゼイン、デンプン、ポリアクリ
ルアミド等の水溶性高分子、粘着付与剤、充填剤、顔
料、染料、消泡剤、防腐剤、有機溶剤等が挙げられる。
【0014】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。尚、実施例および比較例中の部および%は、
特に断りのない限り重量基準である。また、実施例の記
載中の物性、応用性能は、各々次の方法で測定した。 (1)初期接着性 紙管原紙に接着剤をウエット30g/m2 塗布し、直ち
に他の紙管原紙と貼り合わせ、ハンドロールで3回圧締
し、貼り合わせ後10秒毎に紙管原紙を剥がしていき、
紙破率が80%に達する時間をもって初期接着速度
(秒)とした。 (2)オープンタイム 紙管原紙に接着剤をウエット30g/m2 塗布し、所定
の時間解放後、他の紙管原紙と貼り合わせ、乾燥後(2
分後)剥がして、紙破率が50%を下回る直前の解放時
間をもってオープンタイム(秒)とした。 (3)最低造膜温度 日理商事株式会社製 熱勾配試験装置(造膜温度測定装
置)ASTM D2354−65Tを用いて測定した。
【0015】実施例1 撹拌機、滴下ロート、還流冷却管、温度計を備えた1リ
ットルのセパラブルフラスコに、分子鎖末端にメルカプ
ト基を有するポリビニルアルコール(重合度500,鹸
化度88モル%,クラレ株式会社製M−205)の20
%水溶液250部及び水250部を仕込み、撹拌下、内
温70℃に昇温した。次にメタクリル酸メチル25部、
アクリル酸ブチル25部及びメタノール0.5部を仕込
んだ後、過硫酸アンモニウム2部を含む過硫酸アンモニ
ウム水溶液40部を滴下して重合を開始した。30分経
過後に、内温を80〜85℃に保持しつつ、メタクリル
酸メチル225部、アクリル酸ブチル225部及びメタ
ノール4.5部を4時間を要して滴下し重合を行った。
滴下終了後も内温を80〜85℃に1時間保った後、水
を添加混合してエマルジョンを得た。得られたエマルジ
ョンは、固形分濃度43.8%、粘度(23℃,以下同
じ)5000mPa・s、構造粘性指数1.2であり、
そのまま接着剤とした。
【0016】実施例2 メタクリル酸メチルの重合開始時での仕込み量を12.
5部、重合開始後の滴下量を112.5部に、アクリル
酸ブチルの重合開始時での仕込み量を37.5部、重合
開始後の滴下量を337.5部に変更した以外は実施例
1と同様に行ったところ、得られたアクリル系樹脂エマ
ルジョンは、固形分濃度42.0%、粘度5300mP
a・s、構造粘性指数1.3であり、そのまま接着剤と
した。
【0017】実施例3 メタクリル酸メチルをアクリル酸ブチルに変えた、即ち
モノマーとしてアクリル酸ブチルのみを使用した以外
は、実施例1と同様に行ったところ、得られたアクリル
系樹脂エマルジョンは、固形分濃度42.2%、粘度5
500mPa・s、構造粘性指数1.3であり、そのま
ま接着剤とした。
【0018】実施例4 アクリル酸ブチルをアクリル酸2−エチルヘキシルに変
えた以外は、実施例1と同様に行ったところ、得られた
アクリル系樹脂エマルジョンは、固形分濃度44.0
%、粘度4200mPa・s、構造粘性指数1.2であ
り、そのまま接着剤とした。
【0019】実施例5 メタクリル酸メチルをスチレンにアクリル酸ブチルをア
クリル酸2−エチルヘキシルに変えた以外は、実施例1
と同様に行ったところ、得られたアクリル系樹脂エマル
ジョンは、固形分濃度44.2%、粘度3800mPa
・s、構造粘性指数1.2であり、そのまま接着剤とし
た。
【0020】実施例6 分子鎖末端にメルカプト基を有するポリビニルアルコー
ルの代わりに通常(無変性)のポリビニルアルコール
(重合度500,鹸化度88モル%,クラレ製,PVA
−205)を用いた以外は実施例1と同様に行ったとこ
ろ、得られたアクリル系樹脂エマルジョンは、固形分濃
度41.0%、粘度4500mPa・s、構造粘性指数
1.1であり、そのまま接着剤とした。
【0021】比較例1 メタノールの重合開始時での仕込み量を0.0025
部、重合開始後の滴下量を0.0225部に変更した以
外は実施例1と同様に行ったが、重合途中にゲル化し、
エマルジョンは得られなかった。
【0022】比較例2 メタノールの重合開始時での仕込み量を5部、重合開始
後の滴下量を45部に変更した以外は実施例1と同様に
行ったところ、得られたアクリル系樹脂エマルジョン
は、固形分濃度44.1%、粘度5000mPa・s、
構造粘性指数3.2であり、そのまま接着剤とした。
【0023】比較例3 分子鎖末端にメルカプト基を有するポリビニルアルコー
ルの代わりに、通常のポリビニルアルコール(重合度5
00,鹸化度88モル%,クラレ製,PVA−205)
を用い、モノマーであるメタクリル酸メチル及びアクリ
ル酸ブチルを全て酢酸ビニルモノマーに変えた以外は実
施例1と同様に行ったところ、得られた酢酸ビニル系樹
脂エマルジョンは、固形分濃度55.0%、粘度400
0mPa・sであった。この樹脂エマルジョンにジブチ
ルフタレート5部を添加し、得られた接着剤は、固形分
濃度53.9%、粘度3900mPa・s、構造粘性指
数1.3であった。
【0024】比較例4 分子鎖末端にメルカプト基を有するポリビニルアルコー
ルの代わりに、通常のポリビニルアルコール(重合度1
700,鹸化度88モル%,クラレ製,PVA−21
7)を用い、モノマーであるメタクリル酸メチル、アク
リル酸ブチルを全て酢酸ビニルモノマーに変えた以外は
実施例1と同様に行ったところ、得られた酢酸ビニル系
樹脂エマルジョンは、固形分濃度50.2%、粘度13
000mPa・sであった。この樹脂エマルジョンにジ
ブチルフタレート5部を添加し、得られた接着剤は、固
形分濃度47.0%、粘度4300mPa・s、構造粘
性指数1.1であった。
【0025】以上の実施例1、2、3、4、5及び6並
びに比較例1、2,3及び4で得られた接着剤の物性、
応用性能を表1に示した。尚、表中PVAはポリビニル
アルコール(分子鎖末端にメルカプト基を有するポリビ
ニルアルコールも含む。)を意味する。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明の接着剤は、人体への影響が懸念
される可塑剤及び酢酸ビニルモノマーを一切使用してお
らず、しかも従来のポリビニルアルコールを保護コロイ
ドとした酢酸ビニル系樹脂エマルジョンと同等な初期接
着性、オープンタイムを有するものであり、金属の心棒
に厚紙を接着しながら巻きつけて製造する紙管や合紙の
製造に極めて好適に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J040 DD022 DF011 DF041 DF051 DF061 DF101 DG001 GA01 GA02 GA32 HB09 HB10 JA03 KA18 KA38 LA01 LA05 MA09 NA10 QA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種以上のアクリル系モノマーを単独ま
    たは1種以上の共重合可能なモノマーと共に、保護コロ
    イドとしてのポリビニルアルコールまたは分子鎖末端に
    メルカプト基を有するポリビニルアルコール及び連鎖移
    動剤の存在下に乳化重合させて得られる合成樹脂エマル
    ジョンを主成分とし、構造粘性指数が1.0〜1.5で
    ある紙工用接着剤。
  2. 【請求項2】 アクリル系モノマー及び共重合可能なモ
    ノマーの合計100重量部に対し、保護コロイドを1〜
    20重量部使用し、連鎖移動剤を0.01〜5重量部使
    用する請求項1記載の紙工用接着剤。
  3. 【請求項3】 連鎖移動剤が水酸基を有する化合物であ
    る請求項1記載の紙工用接着剤。
  4. 【請求項4】 アクリル系モノマーと共重合可能なモノ
    マーがスチレン系モノマーまたはジエン系モノマーであ
    る請求項1記載の紙工用接着剤。
  5. 【請求項5】 1種以上のアクリル系モノマーを単独ま
    たは1種以上の共重合可能なモノマーと共に、保護コロ
    イドとしてのポリビニルアルコールまたは分子鎖末端に
    メルカプト基を有するポリビニルアルコール及び連鎖移
    動剤の存在下に乳化重合させることを特徴とする紙工用
    接着剤の製法。
  6. 【請求項6】 アクリル系モノマー及び共重合可能なモ
    ノマーの合計100重量部に対し、保護コロイドを1〜
    20重量部使用し、連鎖移動剤を0.01〜5重量部使
    用する請求項5記載の紙工用接着剤の製法。
  7. 【請求項7】 連鎖移動剤が水酸基を有する化合物であ
    る請求項5記載の紙工用接着剤の製法。
  8. 【請求項8】 アクリル系モノマーと共重合可能なモノ
    マーがスチレン系モノマーまたはジエン系モノマーであ
    る請求項5記載の紙工用接着剤の製法。
  9. 【請求項9】 請求項1の紙工用接着剤を使用して紙同
    士を接着することにより製造された紙管または合紙。
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