JP2001071750A - 自動車のサンルーフ開閉機構 - Google Patents

自動車のサンルーフ開閉機構

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JP2001071750A
JP2001071750A JP25237099A JP25237099A JP2001071750A JP 2001071750 A JP2001071750 A JP 2001071750A JP 25237099 A JP25237099 A JP 25237099A JP 25237099 A JP25237099 A JP 25237099A JP 2001071750 A JP2001071750 A JP 2001071750A
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sunroof opening
frame member
plate
sunroof
opening
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Naoto Nozoe
直人 野添
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なくて簡単な構成のものであり
ながら、幌布の前端部が装着されたプレートを車体後方
に回動操作するだけのワンタッチ操作にてサンルーフ用
開口を全開することができ、しかも幌布をきれいに折り
畳んだ状態でバタツキを生じることがないように押さえ
込むことができる上に幌布の折り畳み時の高さも低く抑
えることができるような自動車のサンルーフ開閉機構を
提供する。 【解決手段】 ルーフ部3に回動可能に取付けられたア
ーム10a,10b又はこれらの間に連結されかつ幌布
6が装着されたプレート11にフレーム部材24を回動
可能に取付けると共に、このフレーム部材24に幌布6
の一部分を相対的に回動可能に締結し、サンルーフ用開
口4を開くためにプレート11を回動操作する時に、フ
レーム部材24がアーム10a,10bよりも車体後方
側に配置された状態の下でサンルーフ用開口4に沿って
車体後方に移動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルーフ部に形成さ
れたサンルーフ用開口を幌布により覆うようにした型式
の自動車に設けられるサンルーフ開閉機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、乗員室側のルーフ部を開放
し、この開放部分を一つの幌布で覆うようにした幌付自
動車がある。
【0003】図7は、この種の幌付自動車30を示して
いる。図7に示すように、この幌付自動車30では、車
体前部に乗員室1が設けられている。また、乗員室1の
ルーフ部3にはサンルーフ用開口4が形成されている。
そして、前記サンルーフ用開口4が一つの幌布(キャン
バス)6にて覆われるようになっている。
【0004】幌布6は、サンルーフ用開口4の左右両側
の回動中心部7a,7bを中心に回動可能に支持された
サンルーフ開閉機構8によって、サンルーフ用開口4を
覆う位置と、サンルーフ用開口4を開放する位置とに開
閉操作されるように構成されている。
【0005】上述のサンルーフ開閉機構8は、図7に示
すように、サンルーフ用開口4の左右両側のルーフ部分
3a,3bに設けられた回動中心部7a,7bを中心に
車体前後方向に回動可能に取付けられた一対のアーム1
0a,10bと、これらのアーム10a,10bの先端
部の間に連結されたプレート11とから構成されてい
る。そして、このプレート11に幌布6の前端部が装着
されている。一方、図示を省略したが、幌布6の後端部
はホック等の手段によってデッキ部5に掛止されてい
る。
【0006】このような幌付自動車30にあっては、サ
ンルーフ用開口4を覆う幌布6を開放する場合、アーム
10a,10bのロックを解除してこれらのアーム10
a,10bを回動中心部7a,7bを中心に車体後方側
に向けて回動させると、プレート11がアーム10a,
10bと一緒に回動されて、図8に示すような後方回動
位置に配置され、これに伴いサンルーフ用開口4が開放
状態となされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のサンルーフ開閉機構にあっては、アーム10
a,10bと共にプレート11を回動中心部7a,7b
を中心に車体後方側に回動させるだけでは、図8に示す
如く、幌布6が折り重なってこの折り重ね部分(図8に
おいて斜線で示す部分)Rがサンルーフ用開口4の後方
側の一部分を覆った状態となり、サンルーフ用開口4を
全開することができない場合がある。そこで、このよう
な状態となった場合には、幌布6の折り重ね部分Rを車
体後方側へ向けてもう一度折り返す操作を行なって図9
に示すような全開状態にする必要がある。
【0008】そこで、このような面倒な操作を必要とす
ることなく、プレート11を把持して回動操作するだけ
でサンルーフ用開口4を全開することが可能なサンルー
フ開閉機構が望まれる。その機構の一例として、図10
に示すようなリンク機構12を設けるようにしたものが
考えられる。なお、このリンク機構12は、一端がアー
ム10a,10bの中間部に回動可能に連結されたリン
ク部材α,α’と、これらのリンク部材α,α’の他端
とルーフ部分3a,3bとの間にそれぞれ回動可能に架
設されたリンク部材β,β’と、リンク部材α,α’及
びリンク部材β,β’の連結部の間に回動可能に架設さ
れたリンク部材γとから構成されるものである。かくし
て、このようなリンク機構12を設けた場合には、プレ
ート11を車体後方に回動させるのに応じてリンク機構
12が連動し、これに伴って幌布6が図11に示すよう
にリンク機構12にて車体後方側に向けて押し退けられ
る。その結果、プレート11を車体後方側に倒したとき
には、幌布6が図11に示す如くサンルーフ用開口4の
後方箇所において葛折りに畳まれ、サンルーフ用開口4
が全開状態となる。
【0009】しかし、このようなリンク機構12を設け
るようにした場合には、リンク機構12の増設に伴い部
品点数が多くなると共に、構造が複雑となり、重量増加
やコストアップをきたすという問題点がある。さらに、
幌布6を折り畳んだ状態の下では、リンク機構12の分
だけ折り畳み時の高さが増すため、サンルーフ用開口4
のオープン時における外観(見栄え)が悪くなることに
加え、走行中の空気抵抗が大きくなるという問題点があ
る。
【0010】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、部品点数が少なくて簡単
な構成のものでありながら、幌布の前端部が装着された
プレートを車体後方に回動操作するだけのワンタッチ操
作にてサンルーフ用開口を全開することができ、しかも
幌布を弛み無くきれいに折り畳んだ状態でバタツキを生
じることがないように押さえ込むことができる上に幌布
の折り畳み時の高さも低く抑えることができるような自
動車のサンルーフ開閉機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、自動車のルーフ部に形成されたサン
ルーフ用開口の左右両側部に一対のアームを車体前後方
向に回動可能に配設すると共に、幌布の前端部が装着さ
れたプレートを前記一対のアームの先端部の間に連結
し、前記プレートの回動に伴って前記幌布の前端部を回
動させることにより、前記サンルーフ用開口を開閉する
ようにした自動車のサンルーフ開閉機構において、前記
アーム又はプレートにフレーム部材を車体前後方向に回
動可能に取付けると共に、前記フレーム部材に前記幌布
の一部分を相対的に回動可能に締結し、前記サンルーフ
用開口を開くために前記プレートを回動操作する時に、
前記フレーム部材が、前記アームよりも車体後方側に配
置された状態の下で、前記サンルーフ用開口に沿って車
体後方に移動するように構成している。また、本発明で
は、前記フレーム部材をコ字形状に形成し、前記サンル
ーフ用開口を開くために前記プレートを回動操作する時
には、前記コ字形状のフレーム部材の中央基体部が、前
記サンルーフ用開口を車幅方向に沿って跨いだ状態で、
前記サンルーフ用開口の周縁に配設されたウェザストリ
ップ上を摺動するようにしている。また、本発明では、
前記フレーム部材のうち前記ウェザストリップに摺接す
る部分を平坦面に形成している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1〜図6を参照して説明する。なお、図1〜図6にお
いて、図7〜図11と同様の部分には同一の符号を付し
て重複する説明を省略する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態に係るサンル
ーフ開閉機構19を備えた自動車20を示すものであ
る。図1に示すように、自動車20のルーフ部3には、
乗員室1の上方箇所に対応する部分にサンルーフ用開口
4が設けられており、このサンルーフ用開口4の周縁部
に沿ってウェザストリップ21が配設されている。
【0014】また、サンルーフ用開口4の左右両側のル
ーフ部分3a,3bには、支軸(回動中心軸)とこれを
保持するブラケットとから成る回動中心部7a,7bが
配設されており、これらの回動中心部7a,7bにアー
ム10a,10bの基端部が回動可能に取付けられてい
る。そして、上述のアーム10a,10bの先端部の間
には、プレート11が掛け渡された状態で連結されてい
る。従って、プレート11とアーム10a,10bとに
より1つのコ字状部材22が構成され、このコ字状部材
は前記回動中心部7a,7bを中心に車体前後方向に回
動可能な状態でルーフ部3上に配設されている。一方、
サンルーフ用開口4を覆うためにサンルーフ用開口4に
対応して配置される幌布6の前端が、上述のプレート1
1に装着(係止)されている。
【0015】さらに、本実施形態においては、上述の一
対のアーム10a,10bにフレーム部材24が付設さ
れている。フレーム部材24は、図1に示すように、ほ
ぼ直線状に延びる中央基体部24aと、この中央基体部
24aの左右両側部においてほぼ直角に屈曲された脚部
24b,24cとを有する全体としてコ字形状をなす部
材であって、これら一対の脚部24b,24cの先端部
が、既述のアーム10a,10bの長手方向の中間箇所
M,Nに回動可能に取付けられている。なお、前記脚部
24b,24cは、前記アーム10a,10bの内側
(互いに対向する面の側)において前記アーム10a,
10bに対応して配置されている。
【0016】また、フレーム部材24の中央基体部24
aは、ルーフ部3上においてサンルーフ用開口4に対応
するように車幅方向にほぼ沿って配置されている。さら
に具体的に述べると、上述の中央基体部24aは、その
長手方向の長さLがサンルーフ用開口4の左右方向の幅
Kよりも僅かに大きく設定されており、サンルーフ用開
口4を完全に跨いだ状態(横切った状態)でその左右両
端部S1 ,S2 がウェザストリップ21の左右両側部分
(車体前後方向に沿って配設されたウェザストリップ部
分)上に摺動可能に載置されている。なお、アーム10
a,10b及びプレート11が図1に示す如く車体前方
側に倒されてサンルーフ用開口4が幌布6にて覆われて
いる状態(サンルーフ用開口4の閉時)の下では、前記
中央基体部24aはアーム10a,10bの回動中心部
7a,7bよりも車体後方側の位置に配置され、従っ
て、プレート11を車体後方側に向けて回動させる際に
は前記フレーム部材24よりも常に車体後方側で移動
(動作)するように構成されている。
【0017】さらに、上述の如くサンルーフ用開口4を
跨ぐように配置される中央基体部24aには、幌布6の
一部分が一対のベルト(締結具)25a,25bにより
相対的に回動可能な状態で締結されている。すなわち、
サンルーフ用開口4の閉時にサンルーフ用開口4を覆う
幌布6のうち前記中央基体部24aに対応すべき部分
が、一対のベルト25a,25bを介して前記中央基体
部24aに締結されている。
【0018】また、ウェザストリップ21の左右両側部
分の上に摺動可能に載置される前記中央基体部24aの
左右両端部S1 ,S2 (図1参照)は、図2及び図3に
示すように、その下面側の部分が押圧加工等にて潰され
て平坦面26となされている。従って、前記中央基体部
24aの左右両端部S1 ,S2 の平坦面26がウェザス
トリップ21の左右両側部分の上に摺動可能に載置さ
れ、これらの間のシール機能を損なうことなく互いの接
触状態が保持されている。
【0019】次に、このような構成のサンルーフ開閉機
構19の動作につき述べると、以下の通りである。ま
ず、サンルーフ用開口4の閉時には、アーム10a,1
0b及びプレート11を図1に示す如く車体前方側に傾
倒させてルーフ部3上に配置する。これに伴い、前端が
プレート11に装着されかつ一部分がフレーム部材24
の中央基体部24aに相対的に回動可能に締結された幌
布6が、サンルーフ用開口4上に展張され、このサンル
ーフ用開口4が幌布6にて覆われた状態に設定される。
【0020】一方、閉状態にあるサンルーフ用開口4を
開放するに当たっては、プレート11を把持して回動中
心部7a,7bを中心に車体後方側に向けて回動操作す
る。これに伴い、幌布6の前端がプレート11と一緒に
車体後方に移動されるため、幌布6aがサンルーフ用開
口4の上部から取り払われる。なお、この際に、フレー
ム部材24の動作により、幌布6がアーム10a,10
bにまとわり付くことがなく、常にアーム10a,10
bよりも車体後方側に離れた位置で移動されることとな
る。
【0021】すなわち、プレート11と一緒にアーム1
0a,10bが回動中心部7a,7bを中心に車体後方
側に回動操作されると、図4に示す如くフレーム部材2
4の両脚部24b,24cの先端部がアーム10a,1
0bの回動に応じて立ち上げられると共に、フレーム部
材24の中央基体部24aがウェザストリップ21の左
右両側部分の上を摺動する。なお、前記中央基体部24
aはアーム10a,10bの回動中心部7a,7bより
も車体後方の位置に配置されているため、フレーム部材
24は、常に、アーム10a,10bよりも車体後方に
おいてアーム10a,10bに対して回動しながらウェ
ザストリップ21の左右両側部分の上を摺動する。かく
して、幌布6の前端側部分がフレーム部材24の両脚部
24b,24c上に乗せられた状態になり、幌布6の中
間部分がこれに締結されているフレーム部材24の中央
基体部24aと一緒に車体後方側に向けてサンルーフ用
開口4に沿って移動される。従って、プレート11の車
体後方側への回動時には、幌布6の前端側部分はアーム
10a,10bよりも常に車体後方側に強制的に移動さ
れることとなる。
【0022】そのため、プレート11を図5に示す如く
後方傾倒位置にまで回動させた時には、フレーム部材2
4の中央基体部24aの移動に伴う幌布6の中間部分の
後方移動作用により、幌布6がプレート11とルーフ部
3との間に葛折り状態で畳まれて収納される。従って、
サンルーフ用開口4を覆う幌布6がサンルーフ用開口4
の後部部分を覆った状態になることはなく、サンルーフ
用開口4上の全ての領域から完全に外れた位置に折り畳
まれてサンルーフ用開口4が全開状態に設定される。
【0023】従って、上述のようなサンルーフ開閉機構
19によれば、プレート11を把持して車体後方側に向
けて回動させるだけのワンタッチ操作にてサンルーフ用
開口4を確実に全開状態にすることができると共に、幌
布6をサンルーフ用開口4より後方のルーフ部分に弛み
無くきれいに折り畳んだ状態でプレート11とルーフ部
3との間に収納することができる。そして、折り畳まれ
た幌布6は、その高さが低い状態でプレート11とルー
フ部3との間に保持されるように構成することが可能で
あり、走行時における空気抵抗を小さく抑えることがで
きると共に、走行時にバタツキを生じるようなことを防
止することができる。
【0024】また、サンルーフ用開口4の閉時には、ア
ーム10a,10b間の内側に配設されたコ字形状のフ
レーム部材24にて幌布6を押さえ付けることができて
幌布6の張り剛性を充分に確保することができる。さら
に、サンルーフ用開口4の閉時には、フレーム部材24
がサンルーフ用開口4を車幅方向に跨いだ状態(横切っ
た状態)の下でその中央基体部24aに形成された平坦
面26がウェザストリップ21の左右両端部分の上に載
置されることとなるので、これらの載置箇所におけるシ
ール性能を良好に発揮せしめることができてシール不良
を防止することができる。
【0025】さらに、本実施形態のサンルーフ開閉機構
によれば、上述の如き実用的な作用効果を奏し得るもの
でありながら、部品点数が少ない簡素で安価な構成のも
ので済むという利点がある。
【0026】以上、本発明の一実施形態について述べた
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可
能である。例えば、既述の実施形態ではフレーム部材2
4をアーム10a,10bに回動可能に取付けるように
したが、このフレーム部材24の両脚部24b,24c
の先端を図6に示すようにプレート11に回動可能な状
態で取付けるようにしても良い。また、既述の実施形態
では幌布6とフレーム部材24の中央基体部24aとを
ベルト25a,25bにより締結するようにしたが、幌
布6の所定箇所に袋状部を形成して、この袋状部内に前
記中央基体部24aを相対的に回動可能の状態で差し入
れるようにしても良い。また、フレーム部材24の中央
基体部24aに幌布6を締結する手段としては、ベルト
25a,25bに限らず、例えば樹脂製のホルダ等のよ
うに幌布6に対してフレーム部材24を回動可能に締結
し得るものであればどのような締結具を用いても良い。
【0027】さらに、フレーム部材24としては、アー
ム10a,10b及びプレート11から成る組合部材と
同様に、両脚部24b,24cを互いに別個の部材にて
構成すると共にこれらの先端間にさらに別のフレーム2
7(図6参照)を架設して成るコ字形状の部材を用いる
ようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、車体前後方
向に回動可能に配設された一対のアーム又はアーム間に
連結されたプレートにフレーム部材を車体前後方向に回
動可能に取付けると共に、このフレーム部材に幌布の一
部分を相対的に回動可能に締結し、サンルーフ用開口を
開くためにプレートを回動操作する時に、フレーム部材
がアームよりも車体後方側に配置された状態の下で前記
サンルーフ用開口に沿って車体後方に移動するように構
成したものであるから、プレートを把持してアームを車
体後方側に向けて回動操作するだけのワンタッチ操作に
より、サンルーフ用開口を覆っている幌布をサンルーフ
用開口の後方で弛み無くきれいに折り畳んだ状態にする
ことができ、従って幌布にてサンルーフ用開口の後部部
分がふさがれることなくサンルーフ用開口を全開状態に
することができる。また、幌布をきれいに葛折りに畳む
ことが可能なので、折り畳み状態の幌布の高さを低く抑
えられることに加え、折り畳まれた幌布はプレートとル
ーフ部との間に保持されることとなるため、走行中にお
ける空気抵抗を小さく抑えることができると共に、折り
畳まれた幌布がバタつくような不具合をなくすことがで
きる。さらに、本発明に係るサンルーフ開閉機構は、従
来の機構にフレーム部材を付設しただけの簡単な構成で
あるため、部品点数が少なくて低コストで済み、しかも
サンルーフ用開口の閉時及び開時における外観を良好な
ものとすることが可能である。また、サンルーフ用開口
の閉時には、サンルーフ用開口を覆う幌布がフレーム部
材にて押さえ付けられるため、幌布の張り剛性を充分に
大きく確保することができる。
【0029】また、請求項2に記載の本発明は、フレー
ム部材をコ字形状に形成し、サンルーフ用開口を開くた
めにプレートを回動操作する時には、コ字形状のフレー
ム部材の中央基体部が、サンルーフ用開口を車幅方向に
沿って跨いだ状態(横切った状態)で、サンルーフ用開
口の周縁に配設されたウェザストリップ上を摺動するよ
うにしたものであるから、フレーム部材の中央基体部が
摺動する際のこすれ音の発生等がない。
【0030】また、請求項3に記載の本発明は、フレー
ム部材のうちウェザストリップに摺接する部分を平坦面
に形成したものであるから、サンルーフ用開口の閉時
(サンルーフ用開口を幌布で覆った状態の時)に、フレ
ーム部材の中央基体部がウェザストリップを横切る箇所
におけるシール性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサンルーフ開閉機構
を備えた自動車のルーフ部分を示す斜視図である。
【図2】図1において矢印Xで示す部分を拡大して示す
斜視図である。
【図3】図2におけるY−Y線拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るサンルーフ開閉機構
の動作を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るサンルーフ開閉機構
によってサンルーフ用開口を開いた状態を示す斜視図で
ある。
【図6】フレーム部材をプレートに回動可能に取付ける
ようにした変形例を示す斜視図である。
【図7】従来のサンルーフ開閉機構を備えた自動車のル
ーフ部分を示す斜視図である。
【図8】従来のサンルーフ開閉機構によってサンルーフ
用開口を開いた状態を示す斜視図である。
【図9】従来のサンルーフ開閉機構の場合にサンルーフ
用開口を全開状態にした状態を示す斜視図である。
【図10】サンルーフ用開口の開時に幌布を車体後方に
折り畳むためのリンク機構を付設して成るサンルーフ開
閉機構を示す斜視図である。
【図11】図10のサンルーフ開閉機構によりサンルー
フ用開口を開いた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 ルーフ部 4 サンルーフ用開口 6 幌布 7a,7b 回動中心部 10a,10b アーム 11 プレート 19 サンルーフ開閉機構 20 自動車 21 ウェザストリップ 24 フレーム部材 24a 中央基体部 24b,24c 脚部 25a,25b ベルト(締結具) 26 平坦面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のルーフ部に形成されたサンルー
    フ用開口の左右両側部に一対のアームを車体前後方向に
    回動可能に配設すると共に、幌布の前端部が装着された
    プレートを前記一対のアームの先端部の間に連結し、前
    記プレートの回動に伴って前記幌布の前端部を回動させ
    ることにより、前記サンルーフ用開口を開閉するように
    した自動車のサンルーフ開閉機構において、 前記アーム又はプレートにフレーム部材を車体前後方向
    に回動可能に取付けると共に、前記フレーム部材に前記
    幌布の一部分を相対的に回動可能に締結し、 前記サンルーフ用開口を開くために前記プレートを回動
    操作する時に、前記フレーム部材が前記アームよりも車
    体後方側に配置された状態の下で前記サンルーフ用開口
    に沿って車体後方に移動するように構成したことを特徴
    とする自動車のサンルーフ開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記フレーム部材をコ字形状に形成し、
    前記サンルーフ用開口を開くために前記プレートを回動
    操作する時には、前記コ字形状のフレーム部材の中央基
    体部が、前記サンルーフ用開口を車幅方向に沿って跨い
    だ状態で、前記サンルーフ用開口の周縁に配設されたウ
    ェザストリップ上を摺動するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の自動車のサンルーフ開閉機構。
  3. 【請求項3】 前記フレーム部材のうち前記ウェザスト
    リップに摺接する部分を平坦面に形成したことを特徴と
    する請求項2に記載の自動車のサンルーフ開閉機構。
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