JP2001071343A - 複合材成形体 - Google Patents

複合材成形体

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JP2001071343A
JP2001071343A JP25275599A JP25275599A JP2001071343A JP 2001071343 A JP2001071343 A JP 2001071343A JP 25275599 A JP25275599 A JP 25275599A JP 25275599 A JP25275599 A JP 25275599A JP 2001071343 A JP2001071343 A JP 2001071343A
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JP
Japan
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torn
molded
resin
pulp fibers
spoon
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Pending
Application number
JP25275599A
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English (en)
Inventor
Koichi Sagara
幸一 相良
Tadashi Fujita
忠司 藤田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0005Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor using fibre reinforcements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/28Tools, e.g. cutlery
    • B29L2031/286Cutlery

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙の風合いを付与した複合材成形体及びその
製造方法を提供すること。 【解決手段】 パルプ繊維を主成分とし且つ樹脂を副成
分として、射出成形によって形成されており、所定部位
が引きちぎられて露出した面3cが表面に存する複合材
成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙の風合いを有す
る、パルプ及び樹脂を含む複合材成形体(以下、複合材
成形体という)及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】パルプ
繊維と熱可塑性樹脂との混合物を原料として射出成形に
よって成形体を得る方法が知られている。特にパルプ繊
維の含有率が51重量%以上の成形体である場合には、
その成形体を紙製品として取り扱うことが一般に行われ
ている。
【0003】しかしながら、前記成形体は、射出成形時
の流動剪断や溶融樹脂の金型界面への染み出しなどの現
象によって、樹脂成分が比較的高い確率で表層となる。
表層のパルプと樹脂の比率は金型温度等の成形条件に依
存するものの、通常は流動性に富んだ樹脂成分の方が表
出しやすい傾向がある。その結果、パルプ繊維を高い比
率で含有しているにも拘わらず、成形体が樹脂様の質感
を呈し、使用者に紙製品であることを認識させずらいこ
とがある。
【0004】従って、本発明は、紙の風合いが付与され
た複合材成形体及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルプ繊維を
主成分とし且つ樹脂を副成分として、射出成形によって
形成されており、所定部位が引きちぎられて露出した面
が表面に存する複合材成形体を提供することにより前記
目的を達成したものである。
【0006】また本発明は、前記複合材成形体の好まし
い製造方法として、パルプ繊維を主成分とし且つ樹脂を
副成分とする成形原料から射出成形によって成形体本体
と該成形体本体の所定部位に連設された引きちぎり部を
形成した後、該引きちぎり部を該成形体本体から引きち
ぎることで、該成形体本体の表面に引きちぎられて露出
した面を形成する複合材成形体の製造方法を提供するも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、
本発明の複合材成形体の一実施形態の斜視図が示されて
いる。図1に示すように、本実施形態は、成形体として
スプーンを成形した例である。
【0008】図1に示すスプーン1は、掬い部2と該掬
い部2に連設された柄部3とから構成されている。掬い
部2は上面側が開口した略直方体状の形状をしている。
そして、掬い部2の上端部から側方に延出して柄部3が
形成されている。
【0009】柄部3は扁平な板状をなしており、その先
端部3aは丸みを帯びている。この先端部3aの上面側
には、所定のマーク3bが成形によって刻印されてい
る。図2に示すように、マーク3bには、先端部3aの
一部が引きちぎられて露出した面(以下、露出面とい
う)3cが存在している。
【0010】スプーン1は、パルプ繊維を主成分とし且
つ樹脂を副成分として、射出成形によって形成されてい
る。本明細書において「主成分」とは成形体を構成する
原料のうちで最も配合比率(重量比)の高い成分をい
い、「副成分」とは主成分よりも配合比率の低い成分を
いう。
【0011】スプーン1を構成する主成分であるパルプ
繊維は、51〜70重量%、特に53〜57重量%配合
されていることが、成形性(流動性、引きちぎり性)、
機械的強度および廃棄性の両立の点から好ましい。パル
プ繊維としては、バージンパルプの他、古紙から得られ
たパルプ等が用いられる。
【0012】一方、スプーン1を構成する副成分である
樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリ
オレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポ
リエステル系樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポ
リ塩化ビニルやポリスチレン等のポリビニル系樹脂等の
熱可塑性樹脂が用いられる。樹脂の配合量は、上記パル
プ繊維の配合量と対応して30〜49重量%、特に43
〜47重量%であることが、成形性、機械的強度、廃棄
性、さらには低コスト化の両立の点から好ましい。ま
た、材料の性能改善を目的として適当な添加剤を適量加
えることができる。
【0013】而して、本実施形態の成形体であるスプー
ン1においては、前述の露出面3cに、スプーン1の構
成成分であるパルプ繊維の毛羽立ちが生じており、これ
によって該露出面3cが紙様の外観を呈している。従来
技術の項で述べたように、パルプ繊維と樹脂との混合物
を原料として成形を行うと、樹脂成分が表層となり易
く、成形体が樹脂様の外観を呈し易いが、本実施形態に
よれば、露出面3cが紙様の外観を呈することから、成
形体にパルプ繊維を使用していることを使用者に認識さ
せ易くなる。
【0014】本実施形態のスプーン1は、例えば以下に
述べる方法で製造することができる。即ち、パルプ繊維
を主成分とし且つ樹脂を副成分とする成形原料から射出
成形によって成形体本体と該成形体本体の所定部位に連
設された引きちぎり部を形成した後、該引きちぎり部を
該成形体本体から引きちぎることで、該成形体本体の表
面に引きちぎられて露出した面を形成する。この方法の
一具体例を図3を参照しながら説明する。
【0015】図3(a)及び(b)には、本実施形態の
スプーン1の成形に用いられる射出成形用金型10の模
式図が示されている。図3(a)に示すように、この金
型10は、固定型板11、可動型板12、及び両型板間
に介在するストリッパプレート13とを備えている。可
動型板12とストリッパプレート13との間には、第1
のキャビティ14が形成されており、また固定型板11
とストリッパプレート13との間には、第2のキャビテ
ィ15が形成されている。第1のキャビティ14は、成
形体本体、即ちスプーン1に対応する形状をしており、
第2のキャビティ15は、引きちぎり部17に対応する
形状をしている。図3(a)に示すように、スプーン1
と引きちぎり部17との連設部は、スプーン1側に向か
うにつれて漸次細くなるテーパー状となっている。これ
によって、後述する引きちぎり部17の引きちぎりが容
易となる。
【0016】射出成形時には、先ずスプルー16を通じ
て、図示しない押出機から溶融した原料が射出される。
該原料は前述の通り、パルプ繊維を主成分とし且つ樹脂
を副成分とする混合物である。溶融した原料は第1のキ
ャビティ14内を満たし、更に第2のキャビティ15内
を満たす。これによって、成形体本体、即ちスプーン1
と、スプーン1における柄部の先端部上面に連設された
引きちぎり部17が形成される。
【0017】スプーン1及び引きちぎり部17が所定の
温度まで冷却したところで、図3(b)に示すように、
ストリッパプレート13及び可動型板12を順次型開す
る。この型開動作によって、引きちぎり部17がスプー
ン1から引きちぎられる。成形原料が樹脂100%から
なる場合には、このような引きちぎりを起こすことは極
めて小面積部分に限られるが、成形原料がパルプ繊維を
主成分とし且つ樹脂を副成分とする混合物であることか
ら、容易に大面積部分の引きちぎりを起こすことが出来
る。その上、引きちぎりに際して、成形原料の糸引き現
象も見られない。
【0018】引きちぎりの結果、図3(b)に示すよう
に、スプーン1の柄部3の上面には引きちぎられて露出
した面3cが形成される。最後に、所定の手段によっ
て、可動型板12側に残されたスプーン1が所定の突き
出し手段によって可動型板12から突き出される。
【0019】本発明は前記実施形態に制限されない。例
えば、前記実施形態においては、金型の型開動作によっ
て、スプーン1から引きちぎり部17を引きちぎった
が、引きちぎり部17を引きちぎる手段はこれに限られ
ず、例えば油圧突き出し装置等を用いることによっても
引きちぎり部17を引きちぎることができる。
【0020】また、引きちぎり部17の引きちぎりは、
スプーン1及び引きちぎり部17の冷却中及び冷却後の
何れの時点でもよい。
【0021】また、本実施形態の成形体は、スプーンに
限られず、ボトル、カートン、トレー等の容器類、置物
等のオブジェなどに適用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、紙の風合いを付与した
複合材成形体及びその製造方法が提供される。本発明の
複合材成形体によれば、成形体が紙様の質感を呈し、成
形体にパルプ繊維を使用していることを使用者に認識さ
せ易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合材成形体の一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】引きちぎられて露出した面の要部を拡大して示
す模式図である。
【図3】図1に示す成形体を製造するために用いられる
金型を示す模式図である。
【符号の説明】
1 スプーン(成形体) 2 掬い部 3 柄部 3a 先端部 3b マーク 3c 露出面 10 金型 11 固定型板 12 可動型板 13 ストリッパプレート 14 第1のキャビティ 15 第2のキャビティ 17 引きちぎり部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプ繊維を主成分とし且つ樹脂を副成
    分として、射出成形によって形成されており、所定部位
    が引きちぎられて露出した面が表面に存する複合材成形
    体。
  2. 【請求項2】 前記露出した面には、前記パルプ繊維の
    毛羽立ちが生じている請求項1記載の複合材成形体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の複合材成形体の製造方法
    であって、 パルプ繊維を主成分とし且つ樹脂を副成分とする成形原
    料から射出成形によって成形体本体と該成形体本体の所
    定部位に連設された引きちぎり部を形成した後、該引き
    ちぎり部を該成形体本体から引きちぎることで、該成形
    体本体の表面に引きちぎられて露出した面を形成する複
    合材成形体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記成形体本体及び前記引きちぎり部を
    形成した後、金型の型開動作を利用して前記引きちぎり
    部を前記成形体本体から引きちぎる請求項3記載の複合
    材成形体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記成形体本体と前記引きちぎり部との
    連設部が、該成形体本体側に向かうにつれて漸次細くな
    るテーパー状となっている請求項3又は4記載の複合材
    成形体の製造方法。
JP25275599A 1999-09-07 1999-09-07 複合材成形体 Pending JP2001071343A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018149726A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 パナソニック株式会社 成形品およびその成形方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018149726A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 パナソニック株式会社 成形品およびその成形方法

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